SHARE 中村創+中村弘美 / DAN設計室による、福岡市の「桜坂のオフィス」
中村創+中村弘美 / DAN設計室が設計した、福岡市の「桜坂のオフィス」です。
木をふんだんに使用して優しく暖かいオフィスをデザインした。
執務空間、セミナールームを併用した建物を「一枚の大屋根」の下に内外を繋ぎ、人々の集う建築を作った。
ボリューム間にヴォイドを挿入することにより、街に対する圧迫感を軽減し、自然を取り込んだ建築を目指した。ヴォイド空間にはトップライトを設けることで木漏れ日が差し込み、風の通り道とすることで、居心地の良い空間を生み出すことができた。
1階には2つのテラスを持ち、事務室、セミナールームの2つの用途により動線空間を分離している。人々が気軽に入りやすいよう、前面ストリートと繋がる深い軒をもつテラスを介して、ゲストを室内へと迎え入れるよう計画している。
執務空間は「吹き抜けを持つ開放的な事務室」と「木に包まれる暖かな事務室」の二つのキャラクターの異なるインテリアデザインとした。
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以下、建築家によるテキストです。
木をふんだんに使用して優しく暖かいオフィスをデザインした。
執務空間、セミナールームを併用した建物を「一枚の大屋根」の下に内外を繋ぎ、人々の集う建築を作った。
ボリューム間にヴォイドを挿入することにより、街に対する圧迫感を軽減し、自然を取り込んだ建築を目指した。ヴォイド空間にはトップライトを設けることで木漏れ日が差し込み、風の通り道とすることで、居心地の良い空間を生み出すことができた。
1階には2つのテラスを持ち、事務室、セミナールームの2つの用途により動線空間を分離している。人々が気軽に入りやすいよう、前面ストリートと繋がる深い軒をもつテラスを介して、ゲストを室内へと迎え入れるよう計画している。
執務空間は「吹き抜けを持つ開放的な事務室」と「木に包まれる暖かな事務室」の二つのキャラクターの異なるインテリアデザインとした。
開放的な事務室は白を基調にした空間に木が引き立つデザインにしており、開口を多く持つため、木漏れ日のような光が差し込み時間とともに光の移ろいを感じる事ができる。また、自分の好きな場所を選択し執務が出来るようフレキシブルな執務空間となっている。
木に包まれた事務室は、壁から天井までを木に覆われており、時間と共に変化する木の表情を体感することができる。床材、什器にも木を使うことで、木に包み込まれたような暖かみのある落ち着いた執務空間となっている。
それぞれの事務室はテラス、前面ストリートへ大きく開放されており、常に光・風を感じる事が出来る為、快適な執務空間を生み出すことが出来た。「一枚の大屋根」の下には、執務空間、セミナー空間、半屋外の憩いの空間等、様々な活動が混在する賑わいの場が生まれ、居心地のよい空間を生み出すことが出来た。
■建築概要
建築名称:桜坂のオフィス
所在地:福岡県福岡市中央区桜坂
用途:事務所
設計・監理:DAN設計室 / 中村創 中村弘美 石橋ちひろ
施工:株式会社矢津田工業 / 矢津田浩史
敷地面積:186.21㎡
建築面積:111.70㎡
延床面積:212.29㎡
竣工年月:2021.2
写真:浜田 昌樹 / 川澄・小林研二写真事務所
種別 | 使用箇所 | 商品名(メーカー名) |
---|---|---|
外装・屋根 | 屋根 | |
外装・壁 | 外壁1 | |
外装・壁 | 外壁2 | 杉板ルーバー+ノンロット(三井化学産資株式会社) |
外装・床 | 舗装 | コンクリート 刷毛引き |
外装・床 | テラス | |
外装・その他 | 1Fテラス軒天 | ケイカル板+ジョリパットアルファ JP-100 リシン(アイカ工業)+杉板ルーバー ノンロット塗装(三井化学産資株式会社) |
外装・その他 | 2Fテラス軒天 | 構造用合板+垂木現し ノンロット塗装(三井化学産資株式会社) |
内装・床 | 事務室1・2・3床 | |
内装・床 | セミナールーム床 | |
内装・壁 | 事務室1・2・3壁 | |
内装・壁 | 事務室2壁 | ヒノキ合板+ウレタンクリアつや消し |
内装・壁 | セミナールーム壁 | |
内装・天井 | 事務室1天井 | 構造用合板+杉板化粧垂木 |
内装・天井 | 事務室2天井 | ヒノキ合板+ウレタンクリアつや消し |
内装・天井 | 事務室3天井 | |
内装・天井 | セミナールーム天井 |
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