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2021.10.25Mon
2021.10.24Sun
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長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・小平市の「武蔵野美術大学16号館」。“半建築”として設計され、使い手自ら手を加え変化し続けることを促す建築を、実際に使われている様子を中心に紹介
photo©長谷川健太

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東京長坂常教育施設長谷川健太TANK図面あり小平市長嶋りかこvillageスキーマ建築計画大和リース
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・小平市の「武蔵野美術大学16号館」。“半建築”として設計され、使い手自ら手を加え変化し続けることを促す建築を、実際に使われている様子を中心に紹介 photo©長谷川健太
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・小平市の「武蔵野美術大学16号館」。“半建築”として設計され、使い手自ら手を加え変化し続けることを促す建築を、実際に使われている様子を中心に紹介 photo©長谷川健太
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・小平市の「武蔵野美術大学16号館」。“半建築”として設計され、使い手自ら手を加え変化し続けることを促す建築を、実際に使われている様子を中心に紹介 photo©長谷川健太

長坂常 / スキーマ建築計画が設計した、東京・小平市の「武蔵野美術大学16号館」。“半建築”として設計され、使い手自ら手を加え変化し続けることを促す建築を、実際に使われている様子を中心に紹介します。アーキテクチャーフォトでは、竣工時の様子をレポートしているのでこちらも併せてご覧ください。

これは半建築で武蔵野美術大学インテリア学科が利用する校舎です。
半建築とは未完成な建築のことをいい、使い手自ら手を加え変化し続ける建築のことをいう。

建築家によるテキストより

そもそも、美術大学の校舎はその場でデザインし、製作し、講評され、時に発表会までその場で行われるため、間仕切りや家具などがそのつど希望に応じて移動し利用される必要があり、それを可能にするシステムを設計した。また、真っ白の完璧なホワイトキューブで学生に汚す恐怖を与えるのではなく、創作意欲を掻き立てるためにも将来に想像の余地を残すような仕様で空間を統一した。

具体的には、規則的なグリットに穴のあいたレースウェイがあり、それが天井に吊られ、その穴にポールを立てポール同士をつなぎ壁を作れるようになっていたり、さらに、そのレースウェイに並走させる配線ダクト、そこに取り付けられ個別にオンオフ可能なスマートライト、そして移動可能なリールコンセントによって、簡単に部屋の増減がコントロールできるようになっていたり、その他、ポールシステムや、ハンドリフターで自由に動かせる棚とロッカー、自分の好きなように作り替えられる、スタッキング可能な作業台様々な仕組み、装置を施しました。

仕上げは、必要最低限を目指し、それ以上は学生自ら求めに対して仕上げを施して行くことを想定して、PBのパテ仕上げやスチール錆止め仕上げなどで構成されています。そこに施されるサインも、ステンシルやハンコなどあとで上塗りされ消される想定のサインを施している。

建築家によるテキストより

こんな半建築にこそクリエイティビティが宿る。その考えを体現した空間は、我々からバトンを受け取ったこの校舎の担い手である、学生、先生によって、日々その表情を豊かに変えている。

建築家によるテキストより

実際に使われ始めた様子をとらえた写真

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長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・小平市の「武蔵野美術大学16号館」。“半建築”として設計され、使い手自ら手を加え変化し続けることを促す建築を、実際に使われている様子を中心に紹介 photo©長谷川健太
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竣工時の写真

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以下、建築家によるテキストです。


これは半建築で武蔵野美術大学インテリア学科が利用する校舎です。
半建築とは未完成な建築のことをいい、使い手自ら手を加え変化し続ける建築のことをいう。

そもそも、美術大学の校舎はその場でデザインし、製作し、講評され、時に発表会までその場で行われるため、間仕切りや家具などがそのつど希望に応じて移動し利用される必要があり、それを可能にするシステムを設計した。また、真っ白の完璧なホワイトキューブで学生に汚す恐怖を与えるのではなく、創作意欲を掻き立てるためにも将来に想像の余地を残すような仕様で空間を統一した。

具体的には、規則的なグリットに穴のあいたレースウェイがあり、それが天井に吊られ、その穴にポールを立てポール同士をつなぎ壁を作れるようになっていたり、さらに、そのレースウェイに並走させる配線ダクト、そこに取り付けられ個別にオンオフ可能なスマートライト、そして移動可能なリールコンセントによって、簡単に部屋の増減がコントロールできるようになっていたり、その他、ポールシステムや、ハンドリフターで自由に動かせる棚とロッカー、自分の好きなように作り替えられる、スタッキング可能な作業台様々な仕組み、装置を施しました。

仕上げは、必要最低限を目指し、それ以上は学生自ら求めに対して仕上げを施して行くことを想定して、PBのパテ仕上げやスチール錆止め仕上げなどで構成されています。そこに施されるサインも、ステンシルやハンコなどあとで上塗りされ消される想定のサインを施している。

こんな半建築にこそクリエイティビティが宿る。その考えを体現した空間は、我々からバトンを受け取ったこの校舎の担い手である、学生、先生によって、日々その表情を豊かに変えている。

そもそもこのアイディアは当時パリでプロジェクトに関わっていて、頻繁にパリに行っていた頃に着想した。
建築自体はほぼ全て歴史的建造物ゆえ、ほぼ外観を変えられない中、なぜか街には豊かなアクティビティ溢れかえっている。

特に夏。楽しそうに踊っている人。永遠とカフェで喋る人達。チェロを引く青年。そんな魅力的なアクティビティに溢れかえるそのパリに行くたびに憧れていた。あるとき注意深くパリの街を見返したことがある。そこで見えてきたのが、一瞬のうちにできるためにあらかじめ地面に穴が空いていてそこにポールを立てて作るマルシェのテントシステムだったり、ハンドリフターで動かすベンチや植木鉢、歩道を市が賃料をとってカフェに貸しできているオープンカフェなど仮説の仕組みが見事にできていて、それで豊かなアクティビティが生まれていることに気づき、そのアイディアを拝借し建築の室内外のアクティビティを豊かにしたいと考え、最初に提案したのが先の京都市立芸術大学移転設計プロポーザルでのインターフェースの提案だった。

その翌年、HAY TOKYOのプロジェクトでそのシステムを実現し、4年後にさらに踏み込んだ形でできたのがこのムサビ16号館である。

■建築概要

題名:武蔵野美術大学16号館
設計:長坂常/スキーマ建築計画
担当:會田倫久,Wang Zhiyan
所在地:東京都小平市小川町
主用途:大学
施工:株式会社大和リース(建築),TANK(内装)
協力:Village(サイン計画)
階数:地上3階
敷地面積:37,730㎡
建築面積:1,178㎡
延床面積:3,444㎡
構造:S造
竣工:2020年12月
写真:長谷川健太


Musashino Art University No.16 Building

This “semi-architecture” is a building for the Interior Design Course at Musashino Art University.
Semi-architecture refers to unfinished architecture that continues to change through modifications made by the users themselves. First of all, since buildings in art schools are used by students to design and produce their works and to hold critiques and presentations, we designed a system that allows users to move partitions and furniture flexibly to meet their needs. Instead of providing perfect “white cube” spaces where students worry about getting them dirty, we developed a common specification to apply throughout the building to in order to create spaces that would leave room for them to imagine future possibilities and unleash their creativity.

Specifically, perforated raceways are suspended from a systematic grid on the ceiling. Poles are positioned in the holes in the raceways and connected with each other to create a wall. Wiring ducts, smart lights that can be turned on and off individually, and movable reel-type outlets are attached to the raceways, making it easy to increase or decrease the number of rooms. Other adjustable systems include a pole system, shelves and lockers that can be moved easily with hand lifters, and stackable worktables that can be reconfigured to suit one’s needs.

We applied only the minimum amount of finishes, including putty finish on plaster board and rust-proof paint on steel, assuming that students will apply finishes according to their own needs. Signs on the walls and other surfaces are designed so that students can reproduce them using stencils and stamps, assuming that the surfaces will be painted over afterwards.

It is in this semi-architecture that creativity resides. The space that embodies this idea changes it s appearance everyday by the hands of students and teachers who have taken over the helm of this school building from us.

This idea was originally conceived when we were involved in a project in Paris and visiting there frequently. Since many of the buildings in the city are historical, it is almost impossible to change the appearance. But for some reason, the city is filled with a rich variety of people’s activities. Especially in summer, you see people dancing happily, chatting endlessly in a cafe, a young man playing the cello, and more. Every time we went to Paris, we were fascinated by lively activities that filled the city. One day, we stopped and carefully observed the city of Paris. Then, we noticed that there were many ingenious temporary structures and systems, includign the market tent system consisting of pre-made holes in the ground with poles that can be erected instantly, benches and flowerpots that can be moved using hand lifters, open cafes operating on part of the sidewalk for which they pay rent to the city, and so on, and we realized that these structures and systems were generating a rich variety of activities. We decided to use this idea to enrich activities inside and outside of architecture. The first proposal we made was an interface system for the relocation design proposal of Kyoto City University of Arts.The following year, we built the interface system for HAY Tokyo, and four years later, we realized the system in a more advanced form at the Musashino Art University No.16 Building.

Musashino Art University Building No.16
Architects:Jo Nagasaka / Schemata Architects
project team:Toshihisa Aida,Wang Zhiyan
Address:1-736 Ogawa-cho, Kodaira-shi, Tokyo
Usage:University
Construction: DAIWA LEASE CO., LTD(architecture),TANK(Interior)
Collaboration: village (sign)
Floors:3
site area:37,730㎡
Building area:1,178㎡
Total floor area: 3,444㎡
Structure:S
Completion:12,2020
photographer:kenta hasegawa

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岩橋翼による高齢者複合施設”INTEFEEL”
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東京長坂常教育施設長谷川健太TANK図面あり小平市長嶋りかこvillageスキーマ建築計画大和リース
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    宇野友明が設計した、愛知・名古屋市の住宅「高峯町の家」です。伝統工法による石積みの要望に、テナユカのピラミッドを参照することで不安と違和感を払拭し、その存在感に対し現場での変更含め最善の選択を行い完成した建築です。

    今回の計画のミッションというべき最大のリクエストは野面積みという伝統工法による石積みだった。初めの頃は仕上げ材の一種程度にしか考えていなかった。しかし、その伝統的な工法や使われ方などを知るにつれ、その考えが甘かったことに徐々に気づき始め、一時途方に暮れた時期もあった。

    建築家によるテキストより

    元来、日本の石積みは、城郭の基盤や城郭の基盤や石垣などに使われてきた。決して建築の一部を担うものではなかった。南米にある遺跡とは、その目的も成り立ちも全く違うものであった。だから、過去の例を見ても参考になるものが全くなかった。おまけに日本の石積みは積み上げていくにしたがって、徐々に反り上がっていくのが常道であった。それは長い歴史の中でその用途に適した最も合理的な積み方なのだろう。この伝統的な日本の石積みを用途の違う建築の一部として使うことにかなりの不安と違和感を感じてしまった。伝統を冒涜しているような気持ち悪さをなかなか払拭できず、しばらく行き詰まったまま提案出来ずにかなりの時間が過ぎてしまった。

    建築家によるテキストより

    それを抜け出せたきっかけは、テナユカ(メキシコ)のピラミッドだった。それは建築とは言い難いが、日本の石積みに比べればかなり建築的な造形である。それを日本の伝統的な石積みで再現しようと思いついた瞬間に立ち込めていた霧が一瞬にして晴れて、そこからは順調に計画を進めることができた。

    しかし、現場が始まってからこの石積みに再び悩まされる事態が発生した。それはこの石積みの圧倒的な存在感とリアリティーだった。もちろん織り込み済みの設計ではあったが、目の前の巨大な石を目の当たりにすると全てが貧弱なものに見えてしまった。予定していた銅のサッシは全てボリュームのある鉄に変えて素地の黒皮のままの仕様にした。床のテクスチャーや金物などの素材やディティールも一新した。

    建築家によるテキストより
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    住宅名古屋愛知宇野友明図面あり建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(外装・壁)建材(内装・キッチン)建材(内装・造作家具)櫻井造景舎竹村家具
    2021.10.25 Mon 15:05
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    今津康夫 / ninkipen!による、長野・大町市の、本州で最も透明度の高い湖の畔に建つ別荘「湖荘」。施主が求める“都会の喧騒から解放された簡素な小屋”を、湖にひれ伏すような非対称な屋根によって、初めからあったような佇まいでつくる
    photo©河田弘樹

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    architecture|feature
    住宅今津康夫河田弘樹長野図面あり建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(外装・屋根)建材(外装・壁)NEW LIGHT POTTERY海野敬亮ninkipen!リノベる
    今津康夫 / ninkipen!による、長野・大町市の、本州で最も透明度の高い湖の畔に建つ別荘「湖荘」。施主が求める“都会の喧騒から解放された簡素な小屋”を、湖にひれ伏すような非対称な屋根によって、初めからあったような佇まいでつくる photo©河田弘樹
    今津康夫 / ninkipen!による、長野・大町市の、本州で最も透明度の高い湖の畔に建つ別荘「湖荘」。施主が求める“都会の喧騒から解放された簡素な小屋”を、湖にひれ伏すような非対称な屋根によって、初めからあったような佇まいでつくる photo©河田弘樹
    今津康夫 / ninkipen!による、長野・大町市の、本州で最も透明度の高い湖の畔に建つ別荘「湖荘」。施主が求める“都会の喧騒から解放された簡素な小屋”を、湖にひれ伏すような非対称な屋根によって、初めからあったような佇まいでつくる photo©河田弘樹

    今津康夫 / ninkipen!が設計した、長野・大町市の、本州で最も透明度の高い湖の畔に建つ別荘「湖荘」。施主が求める“都会の喧騒から解放された簡素な小屋”を、湖にひれ伏すような非対称な屋根によって、初めからあったような佇まいでつくろうとした建築です。

    本州で一番透明度の高い湖の畔、胡桃の高木に抱かれた別荘の計画である。

    建築家によるテキストより

    湖面までわずか1m、湧き水で満たされた水盤の遠く向こうには北アルプスの稜線が重なる。

    クライアントが求めたのは慌ただしい都会の喧騒から解放された簡素な小屋。

    屋根は湖にひれ伏すように非対称とし、初めからそこにあったような佇まいを目指した。

    建築家によるテキストより

    間口は2間。土間はトンネル状に山と湖を繋ぎ、夏は濡れた水着のまま語らい、冬は汚れたブーツのまま薪ストーブで暖を取る。

    生命力溢れるカラマツ貼りの居間は愚直に湖と向かい合い、移ろい行くさざなみをぼんやりと眺めることも、一歩濡縁に踏み出して湖へ飛び込むこともできる。

    窓には、白みゆく朝靄の中で目覚めるように、暮れてからは家族の親密な時間を過ごせるように障子を嵌め、限られた広さの中に友人を招きたいと望んだロフトの窓際には、文机を設けてよりパーソナルな場所とした。

    建築家によるテキストより
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    住宅今津康夫河田弘樹長野図面あり建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(外装・屋根)建材(外装・壁)NEW LIGHT POTTERY海野敬亮ninkipen!リノベる
    2021.10.25 Mon 08:21
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    最も注目を集めたトピックス [期間:2021/10/18-10/24]

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    最も注目を集めたトピックス
    最も注目を集めたトピックス [期間:2021/10/18-10/24]

    アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2021/10/18-10/24)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


    1. 小野寺匠吾建築設計事務所による、東京・江東区の、集合住宅の一住戸の改修「Y邸」。玄関とリビングをつなぐ11cm幅の“機能のない隙間”が、景色や気配を伝え、空間の質を大きく変える
    2. 妹島和世+西沢立衛 / SANAAによる、TOTOギャラリー・間での建築展「環境と建築」のレポート。進行中のプロジェクト模型中心に構成され、展示物の組み合わせや配置を現場で徹底的に検証調整することで、会場構成による体験自体も建築として捉えられるような展覧会
    3. 奥田晃輔+堀井達也+吉田裕樹 / OHArchitectureによる、大阪市の商業施設内の「阿倍野のカフェ」。外で飲むコーヒーの美味しさを想起し、外壁仕上を内部のリース内に取り込み外部化することで、開放的な空間となることを意図
    4. 古森弘一建築設計事務所による、福岡・北九州市の住宅「方眼の間」。構想をもった施主家族と設計者が議論しながら設計する為に、共通ルールとして三尺方眼を天井に可視化し、在来工法の延長に成立させる事で将来的な増改築も考慮
    5. ザハ・ハディド・アーキテクツによる、チェコ・プラハの複合ビル「マサリチカ」。低層部の店舗と高層部のオフィスからなり、プラハ旧市街の都市計画と対話する外観を持ち、地域の交通の利便性を向上させる建築
    6. OMA / レイニエル・デ・グラーフとビューロ・ハッポルドによる、カタールの、健康地区のマスタープラン「AL DAAYAN」。130万㎡の未開拓地につくられる医療施設で、モジュール化・プレハブ化・自動化の可能性を追求し、新たな病院モデルのプロトタイプを目指す
    7. 白井晟一の、松濤美術館での建築展「白井晟一 入門 第1部/白井晟一クロニクル」のフォトレポート。白井建築を会場に行われ、無名時代から晩年の作品までを豊富な図面と資料で紹介する展示
    8. ヘルツォーグ&ド・ムーロンによる、韓国・ソウルの、社屋とアートスペースの複合施設「ST International HQ and SONGEUN Art Space」。敷地法規に沿って彫刻的な形態の可能性を追求し、周辺環境との関係性と訪問者の体験が重視された、アートと市民を結び付ける建築
    9. 三桶士文 / mioke designによる、東京・港区の「青山のレンタルオフィス」。既存柱梁の存在感を意匠的要素として捉え、面を揃え家具類を一体化しフレームをつくることで、“一見違和感のある疑似的なスケルトン空間”を生み出す
    10. ヘルツォーグ&ド・ムーロンの設計で完成した、韓国・ソウルの現代アートセンター「ST International HQ and SONGEUN Art Space」の動画
    11. 村上智也 / BENDSによる、大阪市の美容室「SAMAN」。場所性と施主の人柄を活かすため、内部を構成する素材の繋がりを意識して要素を組み合わせ、そこに木質の立方体を挿入したデザインを考案
    12. OMA / 重松象平による、福岡の複合オフィスビル「天神ビジネスセンター」が完成。OMAの日本初のオフィスビルで、交差する二つの通りに面する建物ヴォリュームの角をピクセル化して削ることで都市活動の融合を明確にし、入口広場に公共の活動を呼び込む
    13. 【シリーズ・建築思索360°】第1回 ツバメアーキテクツが語る“BONUS TRACK”と“建築思索”
    14. BIGの設計で2023年に着工する、ポルトガル・ポルトの、ファッション企業ファーフェッチの新社屋等が入る施設「FARFETCH HQ / FUSE VALLEY」。24の建物によって全体が構成され、敷地の丘の斜面を人工的に拡張したデザインは周辺環境を取り込み、活気に満ちた都市的なアンサンブルを生み出す
    15. 2020年にアーキテクチャーフォトで注目された作品トップ10
    16. 加藤直樹 / N.A.Oによる、神奈川・秦野市の、施工費約720万円で完成させた、将来的な他用途への転用も考慮した住宅「HOUSE-KT(加藤小屋)」
    17. OHArchitectureとAtelier Satoshi Takijiri Architectsによる、奈良・山辺郡の、古民家を改修した「山添村のホテル」。減築により生まれたセミパブリック空間を開放することで、環境や風土を積極的に取り込み、“何気ない日常を再発見できる宿泊施設”を構想
    18. 中原崇志が会場構成を手掛けた、長野県立美術館での展覧会「10 Mame Kurogouchi」。ファッションデザイナー黒河内真衣子の単独展で、10のキーワードからブランドの思想に触れることができる、出身地長野の風景をヒントにした空間を構想
    19. 鈴木理考建築都市事務所+座二郎+高橋みのり による、東京の、建蔽率50%の敷地を最大限活用する為に屋根のないリビングを計画した住宅「オープンスカイハウス」
    20. ザハ・ハディドの展覧会「ZAHA HADID DESIGN 展」が、東京・港区のKarimoku Commons Tokyoで開催。ザハのデザイン作品に注目し過去のアーカイブから紹介すると共に、建築モデルも紹介される

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    最も注目を集めたトピックス
    2021.10.25 Mon 07:04
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    2021.10.24Sun
    • 【ap job更新】 手塚貴晴と手塚由比が主宰する「株式会社手塚建築研究所」が、意匠設計スタッフ(新卒既卒・経験者)を募集中
    2021.10.26Tue
    • 齋藤隆太郎 / DOGによる、神奈川・横浜市の、診療所「アーチクリニック」。地域に根差した医療を提供するため、“C型円弧壁”により待合と訪問診療事務所オープンスペースを空間的に連続させ、訪問診療の敷居の高さの払拭することを意図
    • 川嶋洋平建築設計事務所による、沖縄・宮古島市の集合住宅「H_apartment」。外周部に配された少しずつ見付幅の変化する列柱状構造体は、構造体と開口の関係がグラデーショナルに変化し、建築と周辺環境を接続
    • 隈研吾が校長を務める「高知県立林業大学校」が、木造設計コースの令和4年度一般入試の願書を受付中。事前連絡でいつでもキャンパス見学も可能。学費の給付金も充実
    • 八木祐理子+高田一正 / PAN- PROJECTSによる、国立新美術館でのインスタレーション「The Matter of Facts」。コロナ禍で中止延期のイベント等印刷物を素材として用い、“都市の記憶”として再提示することで、私達が生きる“現在地”を新たに捉えるための試み
    • 妹島和世+西沢立衛 / SANAAの講演会「環境と建築」が、東京・千代田区の有楽町朝日ホールで開催。参加申し込みを受け付け中

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