今津康夫 / ninkipen!が設計した、大阪市の、集合住宅の住戸リノベーション「910」です。高層階の窓からも緑が映る環境に、群島状に家具を並べ開口から光・風・街の景色が通り抜ける設計で、閉じた箱を解放し多孔質な暮らしの場へ再生する計画です。
大阪市北部に位置するマンションのリノベーションである。
市内有数の高層マンション群は40年の間に木々に覆われて豊かな公園と化し、9階の窓からも自らの庭のように緑が映る。
できるだけ壁によって部屋を分けず、群島状に並べた家具によってそれぞれの領域を作ることで、光と風、街の景色が南北のバルコニーから通り抜け、高層階でありながら周辺環境の移ろいと同期することを目指した。
玄関は北に向かって趣味の陶芸とワークスペースを兼ねた通り土間とし、南側リビングの窓には花台を設けると共に床はモザイクタイル貼として、バルコニーを挟んだ内外をグラデーショナルに繋げた。
風呂とトイレ、寝室にも積極的に窓を開け、閉じたコンクリートの箱を解放し、多孔質な暮らしの場へ再生を試みている。
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以下、建築家によるテキストです。
大阪市北部に位置するマンションのリノベーションである。
市内有数の高層マンション群は40年の間に木々に覆われて豊かな公園と化し、9階の窓からも自らの庭のように緑が映る。
できるだけ壁によって部屋を分けず、群島状に並べた家具によってそれぞれの領域を作ることで、光と風、街の景色が南北のバルコニーから通り抜け、高層階でありながら周辺環境の移ろいと同期することを目指した。
玄関は北に向かって趣味の陶芸とワークスペースを兼ねた通り土間とし、南側リビングの窓には花台を設けると共に床はモザイクタイル貼として、バルコニーを挟んだ内外をグラデーショナルに繋げた。
風呂とトイレ、寝室にも積極的に窓を開け、閉じたコンクリートの箱を解放し、多孔質な暮らしの場へ再生を試みている。
■建築概要
作品名:910
意匠設計:今津康夫 Yasuo Imazu / ninkipen!
施工:嵩倉建設
用途:住宅
場所:大阪市
延床面積:76.00m2
竣工:2021年7月
撮影:河田弘樹 Hiroki Kawata
建材情報種別 | 使用箇所 | 商品名(メーカー名) | 内装・床 | 床 | オーク複合フローリング
コルクタイル
モザイクタイル
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内装・壁 | 壁 | 漆喰
モイス
ラワンベニア
樹脂モルタル
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内装・天井 | 天井 | AEP塗装
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