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hm+architectsによる、愛知の「犬山の住宅」。風景調和と歴史的地域の魅力を際立たせる建築の要望に、その要素を抽象化し現代の生活様式に重ねる事を構想して古建築に近い軒高を採用し、伝統と今の連なりを想起させ内部用途にも応える“切妻の折れ屋根”を設計
photo©小川重雄

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建材(内装・天井)伊原みどり伊原洋光hm+architects藤尾建築構造設計事務所誠和建設建材(外装・建具)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・壁)建材(内装・床)図面あり愛知住宅小川重雄
hm+architectsによる、愛知の「犬山の住宅」。風景調和と歴史的地域の魅力を際立たせる建築の要望に、その要素を抽象化し現代の生活様式に重ねる事を構想して古建築に近い軒高を採用し、伝統と今の連なりを想起させ内部用途にも応える“切妻の折れ屋根”を設計 photo©小川重雄
hm+architectsによる、愛知の「犬山の住宅」。風景調和と歴史的地域の魅力を際立たせる建築の要望に、その要素を抽象化し現代の生活様式に重ねる事を構想して古建築に近い軒高を採用し、伝統と今の連なりを想起させ内部用途にも応える“切妻の折れ屋根”を設計 photo©小川重雄
hm+architectsによる、愛知の「犬山の住宅」。風景調和と歴史的地域の魅力を際立たせる建築の要望に、その要素を抽象化し現代の生活様式に重ねる事を構想して古建築に近い軒高を採用し、伝統と今の連なりを想起させ内部用途にも応える“切妻の折れ屋根”を設計 photo©小川重雄

伊原洋光+伊原みどり / hm+architectsが設計した、愛知の「犬山の住宅」です。
風景調和と歴史的地域の魅力を際立たせる建築の要望に、その要素を抽象化し現代の生活様式に重ねる事を構想して古建築に近い軒高を採用し、伝統と今の連なりを想起させ内部用途にも応える“切妻の折れ屋根”を設計しました。

国宝犬山城で知られる愛知県犬山市、城下町地区の南に位置する木曽街道近くの田圃のなかに建つ住宅です。

建築士でもあるクライアントは、「この田園風景に調和しながら歴史のある地域の魅力を際立たせるような建築、表現としては奇を衒うことなく控え目な佇まい、しかし他にはない現代的な住宅」を望まれました。

建築家によるテキストより

計画地付近は、同じ犬山でも城下町地区の町家、街道筋の建築形態から、戸建住宅の田園風景へと変化する地区となっています。現在は頼るべき古い町並も減少していますが、周辺の建築は桁行き東西方向、切妻で平入り形式の建築が比較的多く、また中世から人々の生活の記録が残るこの地には、かつて茅葺き屋根の建築景観が広がっていたと考えられます。

計画では、住まいへの要望と地域の状況から、古い建築の外観や平面形式をそのまま表現せずとも、土地の文脈を感じさせてくれる要素を抽出し、現代のライフスタイルに抽象化して重ねあわせた住宅の構成を考えました。

建築家によるテキストより

建築は、水平に広がる田圃の中にポツンと浮かぶようなイメージで、桁行を東西、切妻平入り形式で古建築のスケールに近い軒高を骨格として設定しました。さらに外観のヴォリュームを抑える(北側耕作地へ影を落とさない配慮にもなる)、遠景の山並みにも調和する、内部空間の断面計画などから、屋根形状は急・緩勾配からなる「切妻の折れ屋根」に至りました。

屋根フォルムは、伝統的な茅葺(急勾配)と現代の金属葺(緩勾配)の連なりによって時代をつないでいるようにも見えます。外装については、時とともに表情を変えるレッドシダー縦羽目板張りとし、木板の退色によって金属屋根のシルバーグレー色にも馴染みながら、ゆっくりと風景が醸成されます。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

hm+architectsによる、愛知の「犬山の住宅」。風景調和と歴史的地域の魅力を際立たせる建築の要望に、その要素を抽象化し現代の生活様式に重ねる事を構想して古建築に近い軒高を採用し、伝統と今の連なりを想起させ内部用途にも応える“切妻の折れ屋根”を設計 photo©小川重雄
hm+architectsによる、愛知の「犬山の住宅」。風景調和と歴史的地域の魅力を際立たせる建築の要望に、その要素を抽象化し現代の生活様式に重ねる事を構想して古建築に近い軒高を採用し、伝統と今の連なりを想起させ内部用途にも応える“切妻の折れ屋根”を設計 photo©小川重雄
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hm+architectsによる、愛知の「犬山の住宅」。風景調和と歴史的地域の魅力を際立たせる建築の要望に、その要素を抽象化し現代の生活様式に重ねる事を構想して古建築に近い軒高を採用し、伝統と今の連なりを想起させ内部用途にも応える“切妻の折れ屋根”を設計
hm+architectsによる、愛知の「犬山の住宅」。風景調和と歴史的地域の魅力を際立たせる建築の要望に、その要素を抽象化し現代の生活様式に重ねる事を構想して古建築に近い軒高を採用し、伝統と今の連なりを想起させ内部用途にも応える“切妻の折れ屋根”を設計 image©hm+architects

以下、建築家によるテキストです。


地域の文脈を受け継ぐ住宅


国宝犬山城で知られる愛知県犬山市、城下町地区の南に位置する木曽街道近くの田圃のなかに建つ住宅です。

建築士でもあるクライアントは、「この田園風景に調和しながら歴史のある地域の魅力を際立たせるような建築、表現としては奇を衒うことなく控え目な佇まい、しかし他にはない現代的な住宅」を望まれました。

以前、計画地に近い犬山城下町地区の伝統的建造物群保存対策調査に参画した経験から、建設時期が古い町家ほど軒や階高が低いものが多く「ばんこ2階」と呼ばれる建ちの低い建築断面や、土間のあるプランと共に往時の暮らしを感じさせるスケールの小さい建築に興味を抱いたことが思い出されました。

一方、計画地付近は、同じ犬山でも城下町地区の町家、街道筋の建築形態から、戸建住宅の田園風景へと変化する地区となっています。現在は頼るべき古い町並も減少していますが、周辺の建築は桁行き東西方向、切妻で平入り形式の建築が比較的多く、また中世から人々の生活の記録が残るこの地には、かつて茅葺き屋根の建築景観が広がっていたと考えられます。

計画では、住まいへの要望と地域の状況から、古い建築の外観や平面形式をそのまま表現せずとも、土地の文脈を感じさせてくれる要素を抽出し、現代のライフスタイルに抽象化して重ねあわせた住宅の構成を考えました。

建築は、水平に広がる田圃の中にポツンと浮かぶようなイメージで、桁行を東西、切妻平入り形式で古建築のスケールに近い軒高を骨格として設定しました。さらに外観のヴォリュームを抑える(北側耕作地へ影を落とさない配慮にもなる)、遠景の山並みにも調和する、内部空間の断面計画などから、屋根形状は急・緩勾配からなる「切妻の折れ屋根」に至りました。

屋根フォルムは、伝統的な茅葺(急勾配)と現代の金属葺(緩勾配)の連なりによって時代をつないでいるようにも見えます。外装については、時とともに表情を変えるレッドシダー縦羽目板張りとし、木板の退色によって金属屋根のシルバーグレー色にも馴染みながら、ゆっくりと風景が醸成されます。

外部の表現は抑制しながら、内部については東西に伸びやかな一体的な居住空間(奥行き約13m)をつくる計画としています。エントランスからリビング・ダイニング・キッチンまで屋根型を連続させた空間を南側に、北側には水回りや寝室(個室)を、そして各室をつなぐ動線部分に長さ10mの壁面収納を集約させる平面構成としました。

収納を個室内に設けず、動線部に集約した壁面収納については、家族で共有する意味を込めて「コモンシェルフ」と名付けました。収納を集約して配置することで、収納効率が高まるだけでなく、各室の用途やライフステージの変化にもフレキシブルに対応可能となります。

またコモンシェルフに沿う動線空間は、LDKの一体空間の一部にあって、住宅内に路地的な小さなスケール感を生み出し、さらにコモンシェルフ東西の両端部に窓を設けることで、移動の度に季節ごとに変化する田園風景を目にし、住宅内部を散策しているような印象をつくり出します。

そのほか住宅の南東部(エントランスと個室)のコンクリート土間室(土壌蓄熱式輻射床暖房)は、「土間」という地域の建築的な文脈を感じさせる表現のみならず、外部のイメージが室内にも広がる半屋外のような視覚効果、またリビングと一体化した居室の延長としても多目的な利用ができ、空間的・機能的にフレキシブルな運用を可能にする要素となっています。

また敷地の南側に設けた庭は、以前水田であった土地の記憶を受け継ぐランドスケープとし、水平に広がる芝張りが敷地外の田圃へと連なる風景をつくりだしています。

この地の文化や風景、時間の堆積が感じられる建築要素を盛り込み、シンプルな平面構成で変化に富んだ空間を内包し、周辺環境と調和を図りながらも固有の存在感を示す、そんな小さな住宅を考えました。

■建築概要

名称:犬山の住宅
所在地:愛知県犬山市

主要用途:専用住宅

設計監理:hm+architects 一級建築士事務所/伊原洋光・伊原みどり

構造設計:藤尾建築構造設計事務所/藤尾篤

施工:誠和建設
規模:地上1階
構造:木造

敷地面積:498.50㎡

建築面積:100.15㎡

延床面積:100.15㎡
竣工:2016年2月
撮影:小川重雄

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外装・屋根屋根

ガルバリウム鋼板 タテハゼ葺き:ニスクカラーSGL(日鉄鋼板)

外装・壁外壁

レッドシダー縦羽目板張:T&Gパネル(チャネルオリジナル)

外装・建具建具

アルミサッシ:サーモス(LIXIL)
木製建具 ピーラー 自然塗装:オスモクリア(オスモ&エーデル)

内装・床床

フローリング カバザクラ 自然塗装:オスモクリア(オスモ&エーデル)

内装・壁壁

PB t12.5 AEP

内装・天井天井

PB t9.5+9.5 AEP

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません

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2022.05.06 Fri 08:47
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    玉井洋一による連載コラム “建築 みる・よむ・とく” 第6回「小屋の佇まい ─── “擬”斜線制限の小屋 」

    SHARE 玉井洋一による連載コラム “建築 みる・よむ・とく” 第6回「小屋の佇まい ─── “擬”斜線制限の小屋 」

    architecture|feature
    論考玉井洋一建築 みる・よむ・とく
    玉井洋一による連載コラム “建築 みる・よむ・とく” 第6回「小屋の佇まい ─── “擬”斜線制限の小屋 」

    建築家でありアトリエ・ワンのパートナーを務める玉井洋一は、日常の中にひっそりと存在する建築物に注目しSNSに投稿してきた。それは、誰に頼まれたわけでもなく、半ばライフワーク的に続けられてきた。一見すると写真と短い文章が掲載される何気ない投稿であるが、そこには、観察し、解釈し、文章化し他者に伝える、という建築家に求められる技術が凝縮されている。本連載ではそのアーカイブの中から、アーキテクチャーフォトがセレクトした投稿を玉井がリライトしたものを掲載する。何気ない風景から気づきを引き出し意味づける玉井の姿勢は、建築に関わる誰にとっても学びとなるはずだ。
    (アーキテクチャーフォト編集部)


    小屋の佇まい ─── “擬”斜線制限の小屋

    玉井洋一による連載コラム “建築 みる・よむ・とく” 第6回「小屋の佇まい ─── “擬”斜線制限の小屋 」 photo©玉井洋一
    text:玉井洋一

     
     
    渋谷駅近くの坂の上に建つ小屋。

    集合住宅を建てた残余である不定形なヘタ地に増築されたように見える小さな建物である。集合住宅と仕様を揃えた白い吹き付けタイルの外装は、建物の所属を明確に宣言している。

    また、ヘタ地の形状や斜線制限によって細かく切り出されたような多面体の外形は、階段状にセットバックする集合住宅のボリュームと形態的な対比をつくっている。

    このように母家に対して小さな建物が付属するいわゆる「付属建物 」は、前回の「 “偽”ペット・アーキテクチャー」と同様に、それらの佇まいやつくられ方に、母屋との共通性や独自性を観察してみると面白い。

    ところで、小屋の上部に僅かに見えるハシゴや配管から、実はこれは4mほどの高さの貯水槽とそれを隠すための擁壁に、管理人室をハイブリッドした建物なのではないかと考え始めた。多面体の理由を安易に斜線制限としたのは間違いで、「ヘタ地に建つこと」、「貯水槽を隠すこと」、「管理人室をつくること」、「住戸の採光や眺めを阻害しないこと」、「目立たないこと」、「小さく見えること」など、複合的な条件の中で生まれた有機的な形だったのではないか。

    • 残り2枚の写真と建築家によるテキスト
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    論考玉井洋一建築 みる・よむ・とく
    2022.05.06 Fri 17:22
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    渕上達矢 / zeal architectsによる、熊本・玉名郡の「江田の家」。設計者と施主が幼少期を過ごした家の隣に計画、場への想いを受け継ぐ事を目指して共通記憶の“切妻のシルエット”を基に形状等を設計、開口は合理化も進めつつ河川側に開き記憶の中の“川辺の景色”を再現
    photo©abc pictures

    SHARE 渕上達矢 / zeal architectsによる、熊本・玉名郡の「江田の家」。設計者と施主が幼少期を過ごした家の隣に計画、場への想いを受け継ぐ事を目指して共通記憶の“切妻のシルエット”を基に形状等を設計、開口は合理化も進めつつ河川側に開き記憶の中の“川辺の景色”を再現

    architecture|feature
    住宅熊本建材(内装・床)建材(外装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(外装・屋根)建材(外装・壁)川田知典構造設計新規建設渕上達矢abc pictureszeal architects
    渕上達矢 / zeal architectsによる、熊本・玉名郡の「江田の家」。設計者と施主が幼少期を過ごした家の隣に計画、場への想いを受け継ぐ事を目指して共通記憶の“切妻のシルエット”を基に形状等を設計、開口は合理化も進めつつ河川側に開き記憶の中の“川辺の景色”を再現 photo©zeal architects
    渕上達矢 / zeal architectsによる、熊本・玉名郡の「江田の家」。設計者と施主が幼少期を過ごした家の隣に計画、場への想いを受け継ぐ事を目指して共通記憶の“切妻のシルエット”を基に形状等を設計、開口は合理化も進めつつ河川側に開き記憶の中の“川辺の景色”を再現 photo©abc pictures
    渕上達矢 / zeal architectsによる、熊本・玉名郡の「江田の家」。設計者と施主が幼少期を過ごした家の隣に計画、場への想いを受け継ぐ事を目指して共通記憶の“切妻のシルエット”を基に形状等を設計、開口は合理化も進めつつ河川側に開き記憶の中の“川辺の景色”を再現 photo©abc pictures

    渕上達矢 / zeal architectsが設計した、熊本・玉名郡の住宅「江田の家」です。
    設計者と施主が幼少期を過ごした家の隣に計画、場への想いを受け継ぐ事を目指して共通記憶の“切妻のシルエット”を基に形状等を設計、開口は合理化も進めつつ河川側に開き記憶の中の“川辺の景色”の再現が意図されました。

    雄大な河川に沿って建つ、一戸建て住宅の計画。

    建主である私の弟家族は、これから始まる子育ての場所として祖父母が暮らし、自らも幼少期を過ごした思い出の敷地を選択した。既存の住宅も思い出が詰まった場所ではあったが、老朽化も進み、そう遠くない未来に姿形が失われることが予見された。
    そのため、今回の計画では、そちらには手を加えず、隣に建てる新居にこの場所で過ごしてきた記憶の要素を取り入れることで、後世へその思いを受け継いでいきたいと考えた。

    建築家によるテキストより

    この住宅は、共通の記憶としてあった「遠方から見える切妻屋根のシルエット」を意識して、既存の住宅と屋根の形状やスケールを合わせている。その一方で、がけ条例の規制範囲を回避し、大型車両が頻繁に行き交う道路からの距離を確保するため、建物幅を縮小、長さのある2層のヴォリュームとした。

    建築家によるテキストより

    また、既存の住宅において、強風や埃を避けるために締切りとなっていた道路側の開口部は、新居では設けない計画とした。代わりにそちら側へは内部動線を集約することで、全ての居室を河川側に配置、同様に記憶として残る「窓から見える川辺の景色」を再現した。

    建築家によるテキストより
    • 残り18枚の写真と建築家によるテキスト
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    住宅熊本建材(内装・床)建材(外装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(外装・屋根)建材(外装・壁)川田知典構造設計新規建設渕上達矢abc pictureszeal architects
    2022.05.06 Fri 16:54
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    2022.5.05Thu
    • 【ap job更新】 新しい建築的アプローチを模索し、公共施設から住宅までを手掛ける「株式会社SUO」が、設計スタッフ(経験者・新卒既卒)と学生アルバイトを募集中
    • 衞藤翔平 / 衞藤建築設計室による、広島の「屋代の住居」。南側に災害指定の丘がある旗竿地に計画、見晴らし良く採光可能な東面の活用を意図して平面を“コの字型”とし更に角度を開き隣棟間隔を確保、敷地環境を丁寧に読み解いて負の条件を個性に変える
    2022.5.07Sat
    • MVRDVによる、ドイツ・アウクスブルクのパヴィリオン「Fuggerei NEXT500 Pavilion」。 世界最古のソーシャルハウジング“フッゲライ”の500周年を記念して建設、5週間に渡り行われる学術的な議論や展示の為に使われ、8.5mのキャンティレバーは未来のフッゲライを見渡す事を想起

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