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2022.5.18Wed
2022.5.17Tue
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水谷夏樹建築設計事務所による、愛知の住宅「幾何学模様に出会える街の家」。幾何学模様が多く存在する陶器の街に計画、開放性と“ささやかなランドマーク”である事を求めて幾何学平面で多方向に窓を持つ塔の様な建築を考案、視線を集める特徴は住宅を都市に開く事も意図

162.39水谷夏樹建築設計事務所による、愛知の住宅「幾何学模様に出会える街の家」。幾何学模様が多く存在する陶器の街に計画、開放性と“ささやかなランドマーク”である事を求めて幾何学平面で多方向に窓を持つ塔の様な建築を考案、視線を集める特徴は住宅を都市に開く事も意図

architecture|feature
niwa atelierToLoLo studio住宅図面あり建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・家具)建材(内装・床)建材(内装・照明)建材(外装・その他)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(外装・建具)愛知水谷夏樹辻創建
水谷夏樹建築設計事務所による、愛知の住宅「幾何学模様に出会える街の家」。幾何学模様が多く存在する陶器の街に計画、開放性と“ささやかなランドマーク”である事を求めて幾何学平面で多方向に窓を持つ塔の様な建築を考案、視線を集める特徴は住宅を都市に開く事も意図 photo©ToLoLo studio
水谷夏樹建築設計事務所による、愛知の住宅「幾何学模様に出会える街の家」。幾何学模様が多く存在する陶器の街に計画、開放性と“ささやかなランドマーク”である事を求めて幾何学平面で多方向に窓を持つ塔の様な建築を考案、視線を集める特徴は住宅を都市に開く事も意図 photo©ToLoLo studio
水谷夏樹建築設計事務所による、愛知の住宅「幾何学模様に出会える街の家」。幾何学模様が多く存在する陶器の街に計画、開放性と“ささやかなランドマーク”である事を求めて幾何学平面で多方向に窓を持つ塔の様な建築を考案、視線を集める特徴は住宅を都市に開く事も意図 photo©ToLoLo studio

水谷夏樹建築設計事務所が設計した、愛知・瀬戸市の住宅「幾何学模様に出会える街の家」です。
幾何学模様が多く存在する陶器の街に計画、開放性と“ささやかなランドマーク”である事を求めて幾何学平面で多方向に窓を持つ塔の様な建築を考案、視線を集める特徴は住宅を都市に開く事も意図されました。

瀬戸物で知られる瀬戸市は、かつて「幾何学模様に出会える街」として日本遺産への登録を目指した陶器の街であり、市内各所に陶器やタイルによる幾何学模様のモチーフを見ることができる。

そんな幾何学の街に建つ、幾何学平面の住宅である。

建築家によるテキストより

敷地は空地と道路に囲まれた坂の途中にあり、南東の横断歩道は小学校の通学路になっている。そこに、大開口に依らない開放性を求め、同時に小学生たちの通学の記憶の一部になるような「ささやかなランドマーク」でありたいという思いから、塔のような、防御性を持ちつつ中~遠景への眺望を指向する建ち姿を考えた。

建築家によるテキストより

内部に入ると平面の幾何学性は消え、体験的には整形の床が屏風状の壁に浮いているように感じられる。床のずれによって生まれた三角形の吹抜けやニッチは矩形の床に対して様々な居場所をつくり、方位に対して等価にあけられた窓からは、ストロボ写真のように周囲の微地形と街並が360°入り込んでくる。

一見複雑な形状だが90度と45度の組み合わせによる架構は比較的施工が容易で、断熱性能を高めたことで四隅の吹抜けによる空気循環がプラスに作用し、エアコン1台で家全体が空調可能となっている。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

水谷夏樹建築設計事務所による、愛知の住宅「幾何学模様に出会える街の家」。幾何学模様が多く存在する陶器の街に計画、開放性と“ささやかなランドマーク”である事を求めて幾何学平面で多方向に窓を持つ塔の様な建築を考案、視線を集める特徴は住宅を都市に開く事も意図 photo©ToLoLo studio
水谷夏樹建築設計事務所による、愛知の住宅「幾何学模様に出会える街の家」。幾何学模様が多く存在する陶器の街に計画、開放性と“ささやかなランドマーク”である事を求めて幾何学平面で多方向に窓を持つ塔の様な建築を考案、視線を集める特徴は住宅を都市に開く事も意図 photo©ToLoLo studio
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水谷夏樹建築設計事務所による、愛知の住宅「幾何学模様に出会える街の家」。幾何学模様が多く存在する陶器の街に計画、開放性と“ささやかなランドマーク”である事を求めて幾何学平面で多方向に窓を持つ塔の様な建築を考案、視線を集める特徴は住宅を都市に開く事も意図 photo©ToLoLo studio
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水谷夏樹建築設計事務所による、愛知の住宅「幾何学模様に出会える街の家」。幾何学模様が多く存在する陶器の街に計画、開放性と“ささやかなランドマーク”である事を求めて幾何学平面で多方向に窓を持つ塔の様な建築を考案、視線を集める特徴は住宅を都市に開く事も意図内部展開図 image©水谷夏樹建築設計事務所
水谷夏樹建築設計事務所による、愛知の住宅「幾何学模様に出会える街の家」。幾何学模様が多く存在する陶器の街に計画、開放性と“ささやかなランドマーク”である事を求めて幾何学平面で多方向に窓を持つ塔の様な建築を考案、視線を集める特徴は住宅を都市に開く事も意図パース image©水谷夏樹建築設計事務所
水谷夏樹建築設計事務所による、愛知の住宅「幾何学模様に出会える街の家」。幾何学模様が多く存在する陶器の街に計画、開放性と“ささやかなランドマーク”である事を求めて幾何学平面で多方向に窓を持つ塔の様な建築を考案、視線を集める特徴は住宅を都市に開く事も意図模型写真 image©水谷夏樹建築設計事務所
水谷夏樹建築設計事務所による、愛知の住宅「幾何学模様に出会える街の家」。幾何学模様が多く存在する陶器の街に計画、開放性と“ささやかなランドマーク”である事を求めて幾何学平面で多方向に窓を持つ塔の様な建築を考案、視線を集める特徴は住宅を都市に開く事も意図模型写真 image©水谷夏樹建築設計事務所
水谷夏樹建築設計事務所による、愛知の住宅「幾何学模様に出会える街の家」。幾何学模様が多く存在する陶器の街に計画、開放性と“ささやかなランドマーク”である事を求めて幾何学平面で多方向に窓を持つ塔の様な建築を考案、視線を集める特徴は住宅を都市に開く事も意図幾何学モチーフ photo©水谷夏樹建築設計事務所
水谷夏樹建築設計事務所による、愛知の住宅「幾何学模様に出会える街の家」。幾何学模様が多く存在する陶器の街に計画、開放性と“ささやかなランドマーク”である事を求めて幾何学平面で多方向に窓を持つ塔の様な建築を考案、視線を集める特徴は住宅を都市に開く事も意図幾何学モチーフ photo©水谷夏樹建築設計事務所
水谷夏樹建築設計事務所による、愛知の住宅「幾何学模様に出会える街の家」。幾何学模様が多く存在する陶器の街に計画、開放性と“ささやかなランドマーク”である事を求めて幾何学平面で多方向に窓を持つ塔の様な建築を考案、視線を集める特徴は住宅を都市に開く事も意図幾何学モチーフ photo©水谷夏樹建築設計事務所
水谷夏樹建築設計事務所による、愛知の住宅「幾何学模様に出会える街の家」。幾何学模様が多く存在する陶器の街に計画、開放性と“ささやかなランドマーク”である事を求めて幾何学平面で多方向に窓を持つ塔の様な建築を考案、視線を集める特徴は住宅を都市に開く事も意図幾何学モチーフ photo©水谷夏樹建築設計事務所

以下、建築家によるテキストです。


瀬戸物で知られる瀬戸市は、かつて「幾何学模様に出会える街」として日本遺産への登録を目指した陶器の街であり、市内各所に陶器やタイルによる幾何学模様のモチーフを見ることができる。

そんな幾何学の街に建つ、幾何学平面の住宅である。

一辺6,825mmの正方形を45度ずらして積んだ2枚の床に、それを包絡するギザギザの外皮、八角形の方形屋根がかかっている。

敷地は空地と道路に囲まれた坂の途中にあり、南東の横断歩道は小学校の通学路になっている。そこに、大開口に依らない開放性を求め、同時に小学生たちの通学の記憶の一部になるような「ささやかなランドマーク」でありたいという思いから、塔のような、防御性を持ちつつ中~遠景への眺望を指向する建ち姿を考えた。

内部に入ると平面の幾何学性は消え、体験的には整形の床が屏風状の壁に浮いているように感じられる。床のずれによって生まれた三角形の吹抜けやニッチは矩形の床に対して様々な居場所をつくり、方位に対して等価にあけられた窓からは、ストロボ写真のように周囲の微地形と街並が360°入り込んでくる。

一見複雑な形状だが90度と45度の組み合わせによる架構は比較的施工が容易で、断熱性能を高めたことで四隅の吹抜けによる空気循環がプラスに作用し、エアコン1台で家全体が空調可能となっている。

幾何学形状と同形窓の反復による外観には生活の様相が反映されず、空間がリテラルに開かれているわけではない。だがそれは街を拒絶するのではなく、むしろ地方都市の住宅が「街に建つ」ための、ひとつの戦略だと考えている。

敷地境界線に塀を立て閉じこもることなく、建築自体が街からの視線をポジティブに受け止め、そして内部からは街へと視界が広がってゆく・・・建築が内外の視線を受け止めるキャラクターとして街に定着する。それは、生活を見せることに抵抗感の強い地方都市圏の住み手にとっても受入れられやすい、別の開き方の可能性になり得ないだろうか。

2階の窓辺から外を眺めていると、道行く小学生が時折見上げていく。
犬の散歩の休憩地点にしている方もいる。
庭で水やりをしていると声をかけられることも多いらしい。

瀬戸の陶芸作家と付き合いが多いクライアント夫妻は、器づくりを楽しむように家づくりに向き合い、器を楽しむようにここでの生活を楽しんでくれている。

■建築概要

作品名:幾何学模様に出会える街の家
所在地:愛知県瀬戸市
主要用途:専用住宅
構造規模:木造2階建て
設計:水谷夏樹建築設計事務所/水谷夏樹
造園:niwa atelier/金子達郎 金子周代
施工:辻創建株式会社/辻宏司
敷地面積:105.14㎡
建築面積:54.57㎡
延床面積:105.14㎡(146.61㎡ ※ロフト・床下含む)
1F床面積:52.57㎡  
2F床面積:52.57㎡  
床下面積:20.63㎡  
ロフト面積:20.84㎡
設計期間:2017年5月〜2018年3月
施工期間:2018年4月〜2018年11月
竣工年月:2018年11月
撮影:ToLoLo studio、水谷夏樹

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外装・屋根屋根

ガルバリウム鋼板横葺 t=4.0
通気下地:エアギャップシート(エバー)

外装・壁外壁

仕上:ジョリパットネオ JQ-650(アイカ)
下地:モエン大壁工法(ニチハ)、アウティR出隅柱
巾木:モルタル金ゴテ仕上げ 急須蓋埋込
断熱:フォームライトSL-50α(BASF INOAC ポリウレタン)

外装・建具建具

APW330 片上げ下げ窓(YKK AP)
スカイシアター(LIXIL)

外装・その他軒天

ヒノキ縁甲板張り
ウッドロングエコ(小川耕太郎∞百合子社)

内装・床床

バーチ積層フローリング(植村産業)
Hフロア(サンゲツ)
コンクリート金ゴテ仕上げ

内装・壁壁

コートリシンMS(菊水化学工業)
ヒノキ合板 OS
ウッドコート(プラネットジャパン)

内装・天井天井

シナ合板OS
#3101 ノーマルクリアー(オスモ&エーデル)
コートリシンMS(菊水化学工業)

内装・照明照明

ペンダントライト:SINUS LINE(LE KLINT)

内装・家具家具

ソファ:penta900chair(フランネルソファ)
椅子:hang like(コクヨファニチャー)

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません

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    長谷川駿+猪又直己 / JAMZAと小林千尋+KEIYO DESIGNによる、千葉・船橋市の、医療複合施設「船橋のこどもクリニック」。農地と宅地が混在する場に計画、現在の大らかな風景に馴染みつつ将来の宅地化にも前向きに作用する、未来の街並みを導く建築を目指す
  • 2022.4.28Thu
    藤原・室 建築設計事務所による、大阪の「箕面南の家」。様々な法規制が掛かる三角形状の敷地に計画、諸条件から導かれる形の中での可能性を検討して小さなブロックが積み重なる様な構成を考案、周囲への圧迫感を抑えると共に内部に様々な居場所をつくる
  • 2022.4.22Fri
    植木幹也+進士茶織 / スタジオシナプスによる、群馬・太田市の飲食店「WANDERLUST」。地域に根差し約40年営業するパン店の建替え計画、店の“あたりまえ”を引継いだ上で“集い・学び・交流する場”との要望に応える為に周辺までを視野に入れて設計、人々の多様な振舞の起点となる建築をつくる
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    砂越陽介 / Yosuke SAGOSHI Atelierによる、東京・板橋区の、小規模複合施設「11-1 studio」。元工場を設計者の事務所・シェア工房・シェアカフェが入る場に改修、町工場の並ぶ風景の継承を目指して各工程を近隣の職人に分離発注し地域の“技術展示場”となる空間を構築、交流を生み出しつつ新たな存続方法を模索

    458.94 砂越陽介 / Yosuke SAGOSHI Atelierによる、東京・板橋区の、小規模複合施設「11-1 studio」。元工場を設計者の事務所・シェア工房・シェアカフェが入る場に改修、町工場の並ぶ風景の継承を目指して各工程を近隣の職人に分離発注し地域の“技術展示場”となる空間を構築、交流を生み出しつつ新たな存続方法を模索

    architecture|feature
    図面あり小川重雄店舗建材(内装・キッチン)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・床)建材(内装・造作家具)東京板橋区砂越陽介
    砂越陽介 / Yosuke SAGOSHI Atelierによる、東京・板橋区の、小規模複合施設「11-1 studio」。元工場を設計者の事務所・シェア工房・シェアカフェが入る場に改修、町工場の並ぶ風景の継承を目指して各工程を近隣の職人に分離発注し地域の“技術展示場”となる空間を構築、交流を生み出しつつ新たな存続方法を模索 photo©小川重雄
    砂越陽介 / Yosuke SAGOSHI Atelierによる、東京・板橋区の、小規模複合施設「11-1 studio」。元工場を設計者の事務所・シェア工房・シェアカフェが入る場に改修、町工場の並ぶ風景の継承を目指して各工程を近隣の職人に分離発注し地域の“技術展示場”となる空間を構築、交流を生み出しつつ新たな存続方法を模索 photo©小川重雄
    砂越陽介 / Yosuke SAGOSHI Atelierによる、東京・板橋区の、小規模複合施設「11-1 studio」。元工場を設計者の事務所・シェア工房・シェアカフェが入る場に改修、町工場の並ぶ風景の継承を目指して各工程を近隣の職人に分離発注し地域の“技術展示場”となる空間を構築、交流を生み出しつつ新たな存続方法を模索 photo©小川重雄

    砂越陽介 / Yosuke SAGOSHI Atelierが設計した、東京・板橋区の、小規模複合施設「11-1 studio」です。
    元工場を設計者の事務所・シェア工房・シェアカフェが入る場に改修、町工場の並ぶ風景の継承を目指して各工程を近隣の職人に分離発注し地域の“技術展示場”となる空間を構築、交流を生み出しつつ新たな存続方法を模索しています。施設の公式サイトはこちら。

    池袋の町工場街の一角に建つ工場兼住居だった鉄骨造3階建ての1階部分(工場・事務所・車庫)を、設計事務所・シェア工房・シェアカフェからなる小規模複合施設へと改修し、「地域商工業の今後に示すオルタナティブ」をコンセプトに、設計者自身が入居し運営を行う。

    建築家によるテキストより

    計画当初から近隣の町工場に各工程を分離発注しながら一部自主施工する方針で設計を進めた。

    実際の工事も、建具や内装木下地を工務店に、造作家具を木工家具工場に分離発注。キッチンと事務スペースを分けるバックカウンターの木架構等は設計者自身が材木屋の下小屋を借り、在庫木材を加工したのち、現場にて自主施工する方法で行った。工房スペースの床に貼られた杉貫材は、材木屋の木立場で日常的に見かけた汎用材である。

    こうしてできあがった空間は地域の交流拠点であると同時に、いわば地域の「技術ショールーム」なのである。

    建築家によるテキストより

    業者や他者に一括委託するような方式ではなく、自主運営を基本としながら、そこに地域の人々が自由に気軽に主体的に参加しやすい空間・仕組を同時に実現している。
    また既存製造業者のキュレーションを行い、その特色を活かしたイベントを共同企画開催することで、商工業者と地域の人々の接点をつくる取り組みを積極的に行なっている。コロナ禍にありながら創業以来1年半、多くの繋がりが生まれてきている。

    建築家によるテキストより
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    図面あり小川重雄店舗建材(内装・キッチン)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(内装・床)建材(内装・造作家具)東京板橋区砂越陽介
    2022.05.18 Wed 17:40
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    大林組による、熊本・上益城郡の「ディスコ九州支店」。社屋を市街地から緑あふれる郊外へ移転する計画、豊かな環境を活かした空間を目指して自然の移ろいが感じられるワークプレイスやクリーンルームを考案、先進的な企業理念を発信する役割も担う

    54.13 大林組による、熊本・上益城郡の「ディスコ九州支店」。社屋を市街地から緑あふれる郊外へ移転する計画、豊かな環境を活かした空間を目指して自然の移ろいが感じられるワークプレイスやクリーンルームを考案、先進的な企業理念を発信する役割も担う

    architecture|feature
    事務所図面あり大林組建材(内装・床)建材(内装・建具)建材(外装・屋根)建材(外装・建具)熊本鳥村鋼一
    大林組による、熊本・上益城郡の「ディスコ九州支店」。社屋を市街地から緑あふれる郊外へ移転する計画、豊かな環境を活かした空間を目指して自然の移ろいが感じられるワークプレイスやクリーンルームを考案、先進的な企業理念を発信する役割も担う外観 photo©鳥村鋼一
    大林組による、熊本・上益城郡の「ディスコ九州支店」。社屋を市街地から緑あふれる郊外へ移転する計画、豊かな環境を活かした空間を目指して自然の移ろいが感じられるワークプレイスやクリーンルームを考案、先進的な企業理念を発信する役割も担うクリーンルーム photo©鳥村鋼一
    大林組による、熊本・上益城郡の「ディスコ九州支店」。社屋を市街地から緑あふれる郊外へ移転する計画、豊かな環境を活かした空間を目指して自然の移ろいが感じられるワークプレイスやクリーンルームを考案、先進的な企業理念を発信する役割も担うワークプレイス photo©鳥村鋼一

    大林組が設計した、熊本・上益城郡の「ディスコ九州支店」です。
    社屋を市街地から緑あふれる郊外へ移転する計画、豊かな環境を活かした空間を目指して自然の移ろいが感じられるワークプレイスやクリーンルームを考案、先進的な企業理念を発信する役割も担う事が意図されました。施主企業の公式サイトはこちら。

    世界トップシェアの精密加工装置メーカー「ディスコ」の九州事業所を、熊本市内から空港近郊の緑豊かな郊外へ移転するプロジェクトである。

    国内外へ技術をアピールするショールーム的な空間(製品加工・研究も兼ねる)と社員の感性を刺激するワークプレイスが求められた。

    建築家によるテキストより

    ここで働く人々にとって快適なワークプレイスはどうあるべきか。
    それは、彼らの感性を刺激する「多様な環境」や「豊かな体験」を提供できる場であると考えた。

    「働きがいのある会社ランキング」で毎年上位に輝き、社員を大切にする先進的な取り組みを行うディスコは、高密度な市街地から、郊外の緑豊かな環境への移転を決断した。そこで、豊かな周辺環境を最大限活かし、働く人々が、光や緑の移ろいを身近に感じられる「多様な環境」の中で「豊かな体験」を享受できるワークプレイスを目指した。

    建築家によるテキストより

    敷地南側に位置する保護林に面して大らかな木造大屋根による開放的な2つのボリュームを雁行配置し、一方は展示加工サービスを行う「魅せるクリーンルーム」、もう一方は自然の移ろいを感じながら働くことができる「木漏れ日のワークプレイス」を配置した。

    建築家によるテキストより
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    事務所図面あり大林組建材(内装・床)建材(内装・建具)建材(外装・屋根)建材(外装・建具)熊本鳥村鋼一
    2022.05.18 Wed 06:39
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    2022.5.17Tue
    • 照井洋平+湯山皓 / I INによる、東京・日本橋の住戸改修「THELIFE SUITENGUMAE」。企業によるリノベサービスの一環として計画、既存を生まれ変わらせる事を目指して空間から香りまでをトータルで手掛け可能性を追求、社会変化によりシームレスとなった生活に空間で応える事も意図
    • アートアンドクラフトと佐藤伸也建築設計事務所による、大阪市の「南森町の駐輪場」。ビル地階のテナント区画を転用した会員制駐輪施設の計画、台数確保から発展し整備スペースや更衣室等の機能を備えたサイクリストの拠点を構想、既存空間を活かす最小限のサインで差別化も目指す
    • 【ap job更新】 メンバーが働きやすい環境の下、最大限の能力を発揮できる組織を目指す「株式会社ジビキデザイン」が、設計スタッフ(経験者)・業務委託パートナー・技術パートタイマー・学生アルバイトを募集中
    • 佐藤充 / SATO+ARCHITECTSによる、宮城・仙台市の「南光台東の家」。西に眺望があり地盤で建築範囲が制限された敷地に計画、条件の中で環境を謳歌できる事を目指して主屋を拡張する可動式建具で覆われた半屋外空間を考案、生活領域の多様化と環境への応答の役割を担う
    2022.5.19Thu
    • 【ap job更新】 公共案件を多数手がける「大藪元宏建築研究所」が、設計スタッフ(経験者)を募集中
    • 矢野青山建築設計事務所による、愛媛・松山市の「愛媛県歯科医師会館」。地域で診療困難な患者の治療と会議や事務を行う為の施設、“地域に開く”を目指してホワイエの様なエントランスと日常の場と連続するホールを考案、コンパクトな中に様々な機能やアイデアを統合
    • チッパーフィールド事務所による、フランス・パリの旧庁舎を改修増築した複合施設。集合住宅や店舗等が入る複合施設として計画、既存の閉鎖的印象の改変を目指して地上に公共通路を設けアーチ形状で柔らかな印象を付与、建物の量塊は周辺との関係を調整し街の修復も意図
    • 【ap job更新】 Atelier Tsuyoshi Tane Architectsが、フランス・パリ事務所での設計スタッフ(経験者)を募集中

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