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2023.11.16Thu
2023.11.15Wed
2023.11.17Fri
浅利幸男 / ラブアーキテクチャーによる、東京・府中市の「花藏院霊園『ようようの庭』」。社会変化への対応も主題とした墓地。現代的な墓の在り方を考慮し、“個別墓”と“合祀墓”を連携した“生命の循環”にも対応する形式を考案。其々の墓を“苔庭”と“築山”に分散配置し回遊式の日本庭園として造る
photo©西川公朗

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architecture|feature
東京葬祭場・墓地西川公朗浅利幸男図面あり建材(外構・壁)建材(外構・植栽)建材(外構・床)建材(外構・その他)ラブアーキテクチャー
浅利幸男 / ラブアーキテクチャーによる、東京・府中市の「花藏院霊園『ようようの庭』」。社会変化への対応も主題とした墓地。現代的な墓の在り方を考慮し、“個別墓”と“合祀墓”を連携した“生命の循環”にも対応する形式を考案。其々の墓を“苔庭”と“築山”に分散配置し回遊式の日本庭園として造る俯瞰 photo©西川公朗
浅利幸男 / ラブアーキテクチャーによる、東京・府中市の「花藏院霊園『ようようの庭』」。社会変化への対応も主題とした墓地。現代的な墓の在り方を考慮し、“個別墓”と“合祀墓”を連携した“生命の循環”にも対応する形式を考案。其々の墓を“苔庭”と“築山”に分散配置し回遊式の日本庭園として造る参道から苔庭 個別墓を見る。 photo©西川公朗
浅利幸男 / ラブアーキテクチャーによる、東京・府中市の「花藏院霊園『ようようの庭』」。社会変化への対応も主題とした墓地。現代的な墓の在り方を考慮し、“個別墓”と“合祀墓”を連携した“生命の循環”にも対応する形式を考案。其々の墓を“苔庭”と“築山”に分散配置し回遊式の日本庭園として造る苔庭 個別墓の詳細 photo©西川公朗

浅利幸男 / ラブアーキテクチャーが設計した、東京・府中市の「花藏院霊園『ようようの庭』」です。
社会変化への対応も主題とした墓地です。建築家は、現代的な墓の在り方を考慮し、“個別墓”と“合祀墓”を連携した“生命の循環”にも対応する形式を考案しました。そして、其々の墓を“苔庭”と“築山”に分散配置し回遊式の日本庭園として造りました。

少子高齢化やライフスタイルの変化により、2021年には平均世帯人員が2.37人まで減少、単独世帯の割合は29.5%まで増加するなど家族形態は多様化しており、家族意識の中心は祖先崇拝=死者から、夫婦、親子関係の結合=生者へと向かうようになっている。伝統的習慣と考えられている「○○家先祖代々の墓」と刻まれた「カロート式家墓」は明治時代以降の法整備と国民道徳教育の結果、普及した形式であり、一般化してから100年も経っていない。我々は都度、墓の形式を選択してきたのである。

建築家によるテキストより

「ようようの庭」は遺骨4体を埋葬出来る個別墓と合祀墓の機能的連携により、縮小する家族規模や単独世帯の増加に対応させるだけでなく、33回忌の弔い上げを迎えた個別墓の遺骨を合祀墓に移動する事で、親子の世代交代という将来的な生命の循環にも対応させている。

建築家によるテキストより

5つの築山と密植した樹木を世俗との結界にして、その内部に11の苔庭を配置する。4つの合祀墓は築山に、116の個別墓は築山と苔庭に分散配置される。個別墓と合祀墓を構成する墓石や墓誌、献花焼香台は人為的加工を極力排除した自然石にする事で、各墓のデザインは全て異なる事になり、景石として置くか、積むかだけにする事で庭の風景と一体化させる。各墓石は庭を媒介にして全てが関係する事になる。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

浅利幸男 / ラブアーキテクチャーによる、東京・府中市の「花藏院霊園『ようようの庭』」。社会変化への対応も主題とした墓地。現代的な墓の在り方を考慮し、“個別墓”と“合祀墓”を連携した“生命の循環”にも対応する形式を考案。其々の墓を“苔庭”と“築山”に分散配置し回遊式の日本庭園として造る鳥瞰 photo©西川公朗
浅利幸男 / ラブアーキテクチャーによる、東京・府中市の「花藏院霊園『ようようの庭』」。社会変化への対応も主題とした墓地。現代的な墓の在り方を考慮し、“個別墓”と“合祀墓”を連携した“生命の循環”にも対応する形式を考案。其々の墓を“苔庭”と“築山”に分散配置し回遊式の日本庭園として造る俯瞰 photo©西川公朗
浅利幸男 / ラブアーキテクチャーによる、東京・府中市の「花藏院霊園『ようようの庭』」。社会変化への対応も主題とした墓地。現代的な墓の在り方を考慮し、“個別墓”と“合祀墓”を連携した“生命の循環”にも対応する形式を考案。其々の墓を“苔庭”と“築山”に分散配置し回遊式の日本庭園として造る参道から苔庭 個別墓を見る。 photo©西川公朗
浅利幸男 / ラブアーキテクチャーによる、東京・府中市の「花藏院霊園『ようようの庭』」。社会変化への対応も主題とした墓地。現代的な墓の在り方を考慮し、“個別墓”と“合祀墓”を連携した“生命の循環”にも対応する形式を考案。其々の墓を“苔庭”と“築山”に分散配置し回遊式の日本庭園として造る参道から苔庭 個別墓を見る。 photo©西川公朗
浅利幸男 / ラブアーキテクチャーによる、東京・府中市の「花藏院霊園『ようようの庭』」。社会変化への対応も主題とした墓地。現代的な墓の在り方を考慮し、“個別墓”と“合祀墓”を連携した“生命の循環”にも対応する形式を考案。其々の墓を“苔庭”と“築山”に分散配置し回遊式の日本庭園として造る参道から苔庭 個別墓を見る。 photo©西川公朗
浅利幸男 / ラブアーキテクチャーによる、東京・府中市の「花藏院霊園『ようようの庭』」。社会変化への対応も主題とした墓地。現代的な墓の在り方を考慮し、“個別墓”と“合祀墓”を連携した“生命の循環”にも対応する形式を考案。其々の墓を“苔庭”と“築山”に分散配置し回遊式の日本庭園として造る参道、右は築山 合祀墓 photo©西川公朗
浅利幸男 / ラブアーキテクチャーによる、東京・府中市の「花藏院霊園『ようようの庭』」。社会変化への対応も主題とした墓地。現代的な墓の在り方を考慮し、“個別墓”と“合祀墓”を連携した“生命の循環”にも対応する形式を考案。其々の墓を“苔庭”と“築山”に分散配置し回遊式の日本庭園として造る参道 photo©西川公朗
浅利幸男 / ラブアーキテクチャーによる、東京・府中市の「花藏院霊園『ようようの庭』」。社会変化への対応も主題とした墓地。現代的な墓の在り方を考慮し、“個別墓”と“合祀墓”を連携した“生命の循環”にも対応する形式を考案。其々の墓を“苔庭”と“築山”に分散配置し回遊式の日本庭園として造る築山 合祀墓 photo©西川公朗
浅利幸男 / ラブアーキテクチャーによる、東京・府中市の「花藏院霊園『ようようの庭』」。社会変化への対応も主題とした墓地。現代的な墓の在り方を考慮し、“個別墓”と“合祀墓”を連携した“生命の循環”にも対応する形式を考案。其々の墓を“苔庭”と“築山”に分散配置し回遊式の日本庭園として造る築山 合祀墓の詳細 photo©西川公朗
浅利幸男 / ラブアーキテクチャーによる、東京・府中市の「花藏院霊園『ようようの庭』」。社会変化への対応も主題とした墓地。現代的な墓の在り方を考慮し、“個別墓”と“合祀墓”を連携した“生命の循環”にも対応する形式を考案。其々の墓を“苔庭”と“築山”に分散配置し回遊式の日本庭園として造る参道から苔庭 個別墓を見る。 photo©西川公朗
浅利幸男 / ラブアーキテクチャーによる、東京・府中市の「花藏院霊園『ようようの庭』」。社会変化への対応も主題とした墓地。現代的な墓の在り方を考慮し、“個別墓”と“合祀墓”を連携した“生命の循環”にも対応する形式を考案。其々の墓を“苔庭”と“築山”に分散配置し回遊式の日本庭園として造る参道から苔庭 個別墓を見る。 photo©西川公朗
浅利幸男 / ラブアーキテクチャーによる、東京・府中市の「花藏院霊園『ようようの庭』」。社会変化への対応も主題とした墓地。現代的な墓の在り方を考慮し、“個別墓”と“合祀墓”を連携した“生命の循環”にも対応する形式を考案。其々の墓を“苔庭”と“築山”に分散配置し回遊式の日本庭園として造る参道から苔庭 個別墓を見る。 photo©西川公朗
浅利幸男 / ラブアーキテクチャーによる、東京・府中市の「花藏院霊園『ようようの庭』」。社会変化への対応も主題とした墓地。現代的な墓の在り方を考慮し、“個別墓”と“合祀墓”を連携した“生命の循環”にも対応する形式を考案。其々の墓を“苔庭”と“築山”に分散配置し回遊式の日本庭園として造る参道 photo©西川公朗
浅利幸男 / ラブアーキテクチャーによる、東京・府中市の「花藏院霊園『ようようの庭』」。社会変化への対応も主題とした墓地。現代的な墓の在り方を考慮し、“個別墓”と“合祀墓”を連携した“生命の循環”にも対応する形式を考案。其々の墓を“苔庭”と“築山”に分散配置し回遊式の日本庭園として造る参道、奥は築山 合祀墓 photo©西川公朗
浅利幸男 / ラブアーキテクチャーによる、東京・府中市の「花藏院霊園『ようようの庭』」。社会変化への対応も主題とした墓地。現代的な墓の在り方を考慮し、“個別墓”と“合祀墓”を連携した“生命の循環”にも対応する形式を考案。其々の墓を“苔庭”と“築山”に分散配置し回遊式の日本庭園として造る築山 合祀墓の詳細 photo©西川公朗
浅利幸男 / ラブアーキテクチャーによる、東京・府中市の「花藏院霊園『ようようの庭』」。社会変化への対応も主題とした墓地。現代的な墓の在り方を考慮し、“個別墓”と“合祀墓”を連携した“生命の循環”にも対応する形式を考案。其々の墓を“苔庭”と“築山”に分散配置し回遊式の日本庭園として造る苔庭 個別墓の詳細 photo©西川公朗
浅利幸男 / ラブアーキテクチャーによる、東京・府中市の「花藏院霊園『ようようの庭』」。社会変化への対応も主題とした墓地。現代的な墓の在り方を考慮し、“個別墓”と“合祀墓”を連携した“生命の循環”にも対応する形式を考案。其々の墓を“苔庭”と“築山”に分散配置し回遊式の日本庭園として造る苔庭 個別墓の詳細 photo©西川公朗
浅利幸男 / ラブアーキテクチャーによる、東京・府中市の「花藏院霊園『ようようの庭』」。社会変化への対応も主題とした墓地。現代的な墓の在り方を考慮し、“個別墓”と“合祀墓”を連携した“生命の循環”にも対応する形式を考案。其々の墓を“苔庭”と“築山”に分散配置し回遊式の日本庭園として造る苔庭 個別墓の詳細 photo©西川公朗
浅利幸男 / ラブアーキテクチャーによる、東京・府中市の「花藏院霊園『ようようの庭』」。社会変化への対応も主題とした墓地。現代的な墓の在り方を考慮し、“個別墓”と“合祀墓”を連携した“生命の循環”にも対応する形式を考案。其々の墓を“苔庭”と“築山”に分散配置し回遊式の日本庭園として造る苔庭 個別墓の詳細 photo©西川公朗
浅利幸男 / ラブアーキテクチャーによる、東京・府中市の「花藏院霊園『ようようの庭』」。社会変化への対応も主題とした墓地。現代的な墓の在り方を考慮し、“個別墓”と“合祀墓”を連携した“生命の循環”にも対応する形式を考案。其々の墓を“苔庭”と“築山”に分散配置し回遊式の日本庭園として造る苔庭 個別墓の詳細 photo©西川公朗
浅利幸男 / ラブアーキテクチャーによる、東京・府中市の「花藏院霊園『ようようの庭』」。社会変化への対応も主題とした墓地。現代的な墓の在り方を考慮し、“個別墓”と“合祀墓”を連携した“生命の循環”にも対応する形式を考案。其々の墓を“苔庭”と“築山”に分散配置し回遊式の日本庭園として造る参道、夕景 photo©西川公朗
浅利幸男 / ラブアーキテクチャーによる、東京・府中市の「花藏院霊園『ようようの庭』」。社会変化への対応も主題とした墓地。現代的な墓の在り方を考慮し、“個別墓”と“合祀墓”を連携した“生命の循環”にも対応する形式を考案。其々の墓を“苔庭”と“築山”に分散配置し回遊式の日本庭園として造る参道、夕景 photo©西川公朗
浅利幸男 / ラブアーキテクチャーによる、東京・府中市の「花藏院霊園『ようようの庭』」。社会変化への対応も主題とした墓地。現代的な墓の在り方を考慮し、“個別墓”と“合祀墓”を連携した“生命の循環”にも対応する形式を考案。其々の墓を“苔庭”と“築山”に分散配置し回遊式の日本庭園として造る配置計画のアルゴリズム image©ラブアーキテクチャー
浅利幸男 / ラブアーキテクチャーによる、東京・府中市の「花藏院霊園『ようようの庭』」。社会変化への対応も主題とした墓地。現代的な墓の在り方を考慮し、“個別墓”と“合祀墓”を連携した“生命の循環”にも対応する形式を考案。其々の墓を“苔庭”と“築山”に分散配置し回遊式の日本庭園として造る個別墓の構成 image©ラブアーキテクチャー
浅利幸男 / ラブアーキテクチャーによる、東京・府中市の「花藏院霊園『ようようの庭』」。社会変化への対応も主題とした墓地。現代的な墓の在り方を考慮し、“個別墓”と“合祀墓”を連携した“生命の循環”にも対応する形式を考案。其々の墓を“苔庭”と“築山”に分散配置し回遊式の日本庭園として造る墓石を「置く」ためのディテール image©ラブアーキテクチャー
浅利幸男 / ラブアーキテクチャーによる、東京・府中市の「花藏院霊園『ようようの庭』」。社会変化への対応も主題とした墓地。現代的な墓の在り方を考慮し、“個別墓”と“合祀墓”を連携した“生命の循環”にも対応する形式を考案。其々の墓を“苔庭”と“築山”に分散配置し回遊式の日本庭園として造る献花焼香台を「置く」ためのディテール image©ラブアーキテクチャー
浅利幸男 / ラブアーキテクチャーによる、東京・府中市の「花藏院霊園『ようようの庭』」。社会変化への対応も主題とした墓地。現代的な墓の在り方を考慮し、“個別墓”と“合祀墓”を連携した“生命の循環”にも対応する形式を考案。其々の墓を“苔庭”と“築山”に分散配置し回遊式の日本庭園として造る合祀墓と庭の一体化 image©ラブアーキテクチャー
浅利幸男 / ラブアーキテクチャーによる、東京・府中市の「花藏院霊園『ようようの庭』」。社会変化への対応も主題とした墓地。現代的な墓の在り方を考慮し、“個別墓”と“合祀墓”を連携した“生命の循環”にも対応する形式を考案。其々の墓を“苔庭”と“築山”に分散配置し回遊式の日本庭園として造る合祀墓を「積む」ための構造 image©ラブアーキテクチャー

以下、建築家によるテキストです。


花蔵院霊園「ようようの庭」─── 区画の集合から全体論へ

社会の変化に対応した「偲びの場」が必要とされている

少子高齢化やライフスタイルの変化により、2021年には平均世帯人員が2.37人まで減少、単独世帯の割合は29.5%まで増加するなど家族形態は多様化しており、家族意識の中心は祖先崇拝=死者から、夫婦、親子関係の結合=生者へと向かうようになっている。伝統的習慣と考えられている「○○家先祖代々の墓」と刻まれた「カロート式家墓」は明治時代以降の法整備と国民道徳教育の結果、普及した形式であり、一般化してから100年も経っていない。我々は都度、墓の形式を選択してきたのである。

近年、家系や血縁によるタテ系列の継承を前提とした「カロート式家墓」が限界を迎える中、継承者を必要としない永代供養墓として合祀式墓地、一世代を対象にした樹木葬や納骨堂など多様な墓の形態が登場しているが、祖先崇拝の希薄化や家族規模の縮小化には対応しているものの、「個別」の集合以上のものを見出し辛いし、縮小したとはいえ残る親子の世代交代という将来的な生命の循環にも対応出来ていない。

墓と庭が一体になった回遊式枯山水墓苑

「ようようの庭」は遺骨4体を埋葬出来る個別墓と合祀墓の機能的連携により、縮小する家族規模や単独世帯の増加に対応させるだけでなく、33回忌の弔い上げを迎えた個別墓の遺骨を合祀墓に移動する事で、親子の世代交代という将来的な生命の循環にも対応させている。

5つの築山と密植した樹木を世俗との結界にして、その内部に11の苔庭を配置する。4つの合祀墓は築山に、116の個別墓は築山と苔庭に分散配置される。個別墓と合祀墓を構成する墓石や墓誌、献花焼香台は人為的加工を極力排除した自然石にする事で、各墓のデザインは全て異なる事になり、景石として置くか、積むかだけにする事で庭の風景と一体化させる。各墓石は庭を媒介にして全てが関係する事になる。

アルゴリズム思考による有機的デザイン

「ようようの庭」は今までに類の無い枯山水のような回遊式日本庭園の墓地である。2つの築山状合祀墓が敷地外の桜並木の2本の桜に正確に向き、そこを起点にして周縁部の5つの築山状合祀墓の位置が自ずと決まる。個別墓のみで構成された苔庭面積は、中央に樹木を2~3本配置出来る最小限とすれば、その大きさと数は自ずと決まる。築山に近い部分の苔庭の形は、築山との間に2人がすれ違える幅員1.2mの参道を通す事で自ずと決まる。残りの苔庭の形とその配置は、ある参道の正面に必ず別の苔庭があり、参道が次々と分岐するように決める。

こうして各苔庭は分岐する参道と隣合う苔庭の影響により決められるので、1つとして同じ形はない。ピンコロによる参道舗装は枯山水の砂紋を模していて、各苔庭を中心に波紋のように広がり、互いに打ち消しあう。有機的なデザインは数学的思考の結果であり、参拝者は遠くの山々を借景にした枯山水の中を散策しているような豊かなシークエンスを経験する。

聖域の尊厳性と永続性

墓は、どんなに社会が変化しようとも、何らかの場や装置を媒介に死者と生者の魂が出会える場でなければならず、尊厳性と永続性が必要である。「ようようの庭」は唯一無二の自然石が死者に尊厳を与え、個別墓と合祀墓の一体性が循環する生命の永続性を保証している。全ての墓が関係し合い、一体の庭としての風景は自然回帰にも似て聖域に相応しい。

■建築概要
題名:花藏院霊園「ようようの庭」
所在地:東京都府中市
主用途:霊園
企画:まなか
設計:浅利幸男 / ラブアーキテクチャー
担当:貴志滉一 / ラブアーキテクチャー
施工:秦造園(造園工事)、武蔵(墓石・造成工事)
協力:グローベン(散水設備)
敷地面積:寺院全体2,124.54m2の内、霊園部分318.32m2
施工面積:318.32m2
設計:2022年3月~2022年8月
工事:2022年9月~2023年3月
竣工:2023年3月
写真:西川公朗

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外構・床参道

自然石:黒御影石ピンコロ 割肌仕上げ

外構・床築山・苔庭

みやび杉苔(モスファーム)
砂苔

外構・壁塀

左官壁:ジョリパット(アイカ)珪藻土風フラット仕上げ
塀瓦:黒いぶし瓦 紐丸6寸

外構・壁葺石

自然石:富士川石150~400φ 野面積

外構・その他合祀墓墓石

自然石:黒御影石 割肌 本磨き仕上げ

外構・その他個別墓墓石

自然石:伊予青石、伊達冠石、千草石、新六方石 一面本磨き仕上げ

外構・植栽築山・苔庭

春の花木:マメザクラ、ハナモモ、コブシ、シャリンバイ、アセビ、キリシマツツジ、シジミバナなど
夏の花木:サルスベリ、ヒメシャラ、カンツバキ、ボタン、シラン、コデマリ、ヒュウガミズキなど
秋の花木:カエデ、イロハモミジ、ヤブコウジ、ツワブキ、フッキソウなど
冬の樹木:ソヨゴなど常緑樹

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Kezouin Cemetery “Yoyo-no-niwa”-From a set of compartments to a holistic theory-

As society changes, there is a growing demand for “Places for Memorial Services”

Due to the declining birthrate, aging population, and changing lifestyles, the average household size will decrease to 2.37 persons by 2021, and the percentage of single-person households will increase to 29.5%, as a result of which family forms are diversifying in Japan. The focus of family consciousness is shifting from ancestor worship = the dead to marital and parent-child relationships = the living. The ancient custom of inscribing “XX family ancestral grave” and placing the remains in the grave is a form that has spread in less than 100 years since it became common as a result of legal reforms and national moral education since the modern era. We have chosen the form of memorial service according to the lifestyle of each era. In recent years, family-based graves based on vertical succession by lineage or blood have reached their limits, and various forms of graves have emerged, including joint graves with perpetual memorial services that do not require heirs, tree burial services, and single-life ossuaries. These are forms that respond to the weakening of ancestor worship and the shrinking size of families, but they are no more than a collection of individuals.

Cemetery with a circular Japanese garden that integrates graves and gardens

The “Yoyo-no-niwa” not only responds to the shrinking size of families and the increase in single-person households, but also functions as a cycle of life in the natural world through a system that allows the transfer of remains from individual graves to a joint grave on the 33rd anniversary of death, thus allowing the generational change between parents and children. In addition, using the technique of Japanese garden culture of imitating nature, such as mountains and rivers, four graves are placed on the Hill of Moss that resembles a mountain, and 116 individual graves are placed on the Plain of Moss that resembles the foot of a mountains, embodying the natural world. The headstones, cemetery markers, and incense burners for the individual and enshrinement graves are made of natural stone with minimal artificial processing to ensure the individuality of each grave. In addition, the gravestones are placed or stacked in a way that makes them appear as if they were originally there, thus integrating them with the landscape of the garden. This is the compatibility of individuality and wholeness.
Each headstone is mediated by the garden, and everything relates to the garden.

Organic design by algorithmic thinking

The “Yoyo-no-niwa” is an unprecedented cemetery with a revolving chamber-style Japanese garden that resembles a dry landscape.
The two joint grave placed on the Hill of Moss aligned with the two cherry trees outside the garden, and the five enshrinement graves on the periphery are inevitably positioned with the two joint grave as a starting point. The area of a plain of moss consisting only of individual graves will naturally be determined by the number of trees to two or three in the center. shape the Plain of Moss near the Hill of Moss was naturally determined by placing a 1.2-meter wide pathway, wide enough for two people, between the Hill of Moss and the Plain of Moss. The shape and arrangement of the other the Plain of Moss areas were determined so that there would always be another the Plain of Moss in front of one path, which would branch off one after another. Thus, each moss garden was determined by the influence of the branching pathways and neighboring moss gardens, and no two are alike. The pavement of the Y-intersection pathway resembles the “*Karesansui” sand pattern, with each the Plain of Moss at its center, spreading out like ripples and canceling each other out. The organic design, born of mathematical thinking, allows visitors to experience the rich sequence of strolling through the “*Karesansui” garden with the distant mountains in the background.

Dignity and permanence of the sanctuary

No matter how much society changes, the “graves,” the place where the souls of the dead and the souls of the living meet through some place or device, must have dignity and permanence. In the “Yoyo-no-niwa” the one and only natural stone gives dignity to the dead, and the unity of the individual and enshrined graves ensures the permanence of life in circulation. The relationship between all the graves and the garden as a whole resembles a return to nature and is appropriate for a sanctuary.

*Karesansui: Typical Japanese garden form using stones, sand, plants, and topography to represent the flow of water in the absence of water

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    teamSTARによる、神奈川・横須賀市の「Villa A」。眼前に海が広がる敷地。海底を思わせるホールから“貝殻をイメージした螺旋階段”を登り、富士山と海に向けた“アーチ屋根”に覆われた主要階に到達する構成を考案。屋根の形は土地の高低差に合わせ階段状とする
  • 2024.8.19Mon
    トラフと園田慎二による、神奈川・箱根町の「彫刻の森美術館 森の足湯」。“アートと自然が共存する屋外空間”の足湯の改修計画。環境にふさわしい存在を目指し、“美しい山の風景”を望みながら浸かれる空間を考案。15種の“多様な表情の石種”を組合わせた造形で彫刻群との調和も意図
  • 2024.4.26Fri
    STA土屋辰之助アトリエによる、千葉・いすみ市の別荘「SHouse IS」。眼の前に川と海を望む敷地での計画。建具を用いた流動性を高める設計などで、常に“外部”を感じながらも“包まれる”様な感覚の内部空間を構築。リビングでは“シンプルな表現”で自然への開放性を確保する
  • 2023.11.06Mon
    伊瀬和裕 / テトラワークスによる、広島・三原市の「糸崎の家」。三方を道が囲む海を見下ろす敷地。外からの視線の遮断と存在する自然との接続を求め、敷地の形に沿った“くの字”形状で環境に応じて窓のサイズ等を調整した建築を考案。リビングの大開口から瀬戸内の景色を取込む
  • 2023.8.10Thu
    小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、東京・町田市の「[X] office_UNITEX」。磁気テープを扱う企業の社屋を改修。新たな顔の創出と街の記憶継承を求め、製品の曲面を想起させる“ドレープ状のメッシュ”で既存を覆う意匠を考案。社名をモチーフにした建築要素を散りばめ“本社らしさ”も付与
  • 2023.8.07Mon
    小山光+KEY OPERATIONによる、神奈川・葉山町の別荘「Hayama Huts」。住宅が建ち並ぶ地域に計画。隣地等への配慮と周辺からの視線を考慮し、プールを備えた中庭を5つの小屋が取り囲む“景色に馴染む集落”の様な建築を考案。断面寸法や勾配も既存住宅との良好な関係を意識して決定
  • 2023.7.05Wed
    熊木英雄+眞木励 / オーガニックデザインによる、埼玉・戸田市の「くぼみアパートメント / 街のポケット」。コロナ禍に設計された単身者用集合住宅。“孤立”の回避に貢献する建築を目指し、住人が交流できて街とも繋がる“くぼみ”の様な庭を中心とした構成を考案。住戸部分では衛生面と地域性に応える仕様も追求
  • 2023.5.25Thu
    松島潤平建築設計事務所による、東京・豊島区の「西巣鴨 西方寺銅門塀」。生活道路にある門塀。此岸と彼岸の“美しく曖昧な境界”を求め、寺に関わる“銅鏡”と“見返り招き猫”から着想して片面緑青仕上の“銅板”を“捻り”並列。視点で変化する表情が道行く人々にも特別な体験を提供
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    後藤周平建築設計事務所による、静岡・浜松市の「山手の家」。作品を集める施主家族の為に計画。生活と収集物が混ざり合う場を目指し、内外に8つのレベル差があり多方向に“視線が抜ける”構成を考案。展示する写真を窓に見立て実際の開口と並置して内部空間に奥行きも与える
    photo©長谷川健太

    SHARE 後藤周平建築設計事務所による、静岡・浜松市の「山手の家」。作品を集める施主家族の為に計画。生活と収集物が混ざり合う場を目指し、内外に8つのレベル差があり多方向に“視線が抜ける”構成を考案。展示する写真を窓に見立て実際の開口と並置して内部空間に奥行きも与える

    architecture|feature
    建材(内装・天井)吉政鉄工左官屋朝丸OAK plus鈴木建設建材(内装・設備)建材(内装・水廻り)建材(内装・浴室)建材(内装・キッチン)建材(外装・壁)建材(内装・壁)建材(内装・床)図面あり浜松長谷川健太後藤周平静岡住宅
    後藤周平建築設計事務所による、静岡・浜松市の「山手の家」。作品を集める施主家族の為に計画。生活と収集物が混ざり合う場を目指し、内外に8つのレベル差があり多方向に“視線が抜ける”構成を考案。展示する写真を窓に見立て実際の開口と並置して内部空間に奥行きも与える外観、南西から敷地を見る。 photo©長谷川健太
    後藤周平建築設計事務所による、静岡・浜松市の「山手の家」。作品を集める施主家族の為に計画。生活と収集物が混ざり合う場を目指し、内外に8つのレベル差があり多方向に“視線が抜ける”構成を考案。展示する写真を窓に見立て実際の開口と並置して内部空間に奥行きも与える南側外観 photo©長谷川健太
    後藤周平建築設計事務所による、静岡・浜松市の「山手の家」。作品を集める施主家族の為に計画。生活と収集物が混ざり合う場を目指し、内外に8つのレベル差があり多方向に“視線が抜ける”構成を考案。展示する写真を窓に見立て実際の開口と並置して内部空間に奥行きも与える1階、ダイニングからリビングを見る。 photo©長谷川健太
    後藤周平建築設計事務所による、静岡・浜松市の「山手の家」。作品を集める施主家族の為に計画。生活と収集物が混ざり合う場を目指し、内外に8つのレベル差があり多方向に“視線が抜ける”構成を考案。展示する写真を窓に見立て実際の開口と並置して内部空間に奥行きも与える1階、リビングからダイニングを見る。 photo©長谷川健太

    後藤周平建築設計事務所が設計した、静岡・浜松市の「山手の家」です。
    作品を集める施主家族の為に計画されました。建築家は、生活と収集物が混ざり合う場を目指し、内外に8つのレベル差があり多方向に“視線が抜ける”構成を考案しました。また、展示する写真を窓に見立て実際の開口と並置して内部空間に奥行きも与える事も意図されました。

    豊かな緑が存在する住宅街に建つ夫婦と子供2人のための住宅。
    クライアントは写真や家具の収集が趣味で、これまでに集めたコレクションと家族の生活が混ざり合い、それらの気配が家のどこからでも感じられる暮らしを希望していた。

    敷地は浜松市の高台の住宅地にあり、周辺の土地も含め、敷地は道路から1-2m程度高くなっていた。それぞれの敷地ごとに地盤面の高さはバラバラで、自然に目線がずれるような関係が出来ており、その段差がとても心地よい近隣の距離感をつくっていると感じた。

    建築家によるテキストより

    この段のある環境と連続するように、外部で3つの高さの段、内部で5つの高さの段をもつ住宅をつくった。内外の床の高さの差によって、アイレベルだけでなく、斜め上方向や斜め下方向に視線が抜け、コレクションや生活や庭が混ざり合った状態を色々な方向から眺めることができる。

    この立体的な構成により、視線だけでなく光や空気も室内を連続していく。上部の開口部からの光が拡散しながら吹き抜けから落ち、家全体を明るくしたり、上昇気流を利用して2階上部で換気ができたりと、室内環境もこの吹き抜けを通して連続する。

    建築家によるテキストより

    施主の持つ写真作品を、レンズ越しに見た風景の開口部と見立てた。写真作品という開口部と、住宅の壁に開けた窓という開口部、ふたつの開口をセットで壁に配置していった。

    窓は内部と、すぐその裏にある風景をつなぐ。一方で写真のつなぐ風景は季節や時間、場所も異なる。それらを並置することで、「今ここにある風景」と「遠く離れたどこかの風景」との間に関係性が生まれ、奥行きのある内部空間をつくることができるのではないかと考えた。

    たとえば、南庭を望む開口部の隣にはライアン・マッギンレーの草原の写真を配置した。今ここにある庭と、どこかの草原が同時に存在し、互いに関係付けられる。季節や、時間の経過でほんの少しずつ変わっていく窓からの風景と、変わらない写真作品の風景のずれ。大きな窓と小さな写真というスケールのずれ。ふたつの種類の開口部が住宅内にあることによって生まれる小さなずれが、目の前の風景に別の奥行きや見方を与える。

    建築家によるテキストより
    • 残り55枚の写真と建築家によるテキスト
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    建材(内装・天井)吉政鉄工左官屋朝丸OAK plus鈴木建設建材(内装・設備)建材(内装・水廻り)建材(内装・浴室)建材(内装・キッチン)建材(外装・壁)建材(内装・壁)建材(内装・床)図面あり浜松長谷川健太後藤周平静岡住宅
    2023.11.16 Thu 07:10
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    2023.11.15Wed
    • 【ap job更新】 歴史的建造物の保存活用設計に加え、歴史を生かしたまちづくりも手掛ける「株式会社ユー・エス・シー」が、設計スタッフ(2024年新卒・既卒・経験者)を募集中
    • 【ap job更新】 吉祥寺に新社屋が完成した「佐久間徹設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒)とCG作成スタッフ(アルバイト)を募集中
    • 塩入勇生+矢﨑亮大 / ARCHIDIVISIONによる、さいたま市の住戸改修「PATCH」。30代の施主家族の為に計画。間仕切の撤去で回遊動線を作り、部分的解体で木と鉄のフレームを挿入して“空間の彩り”と“生活の骨格”を創出。“最小限の補修”の前提の下に“新旧に捉われない自由さ”を生み出す
    • 栫井寛子+徳永孝平 / atelier SALADによる、鹿児島市の「薬師温泉」。公園の隣の歴史ある銭湯の改修。愛され続ける為の“現代的な価値”の拡大を目指し、周辺と繋がる“大きく開かれた”空間を志向。土の塊から窓部分をくり抜いた様なファサードで内外を接続すると共に交流も促す
    2023.11.17Fri
    • 栗本祐輔 / クリテクツと佐藤秀デザインによる、東京の集合住宅「番町會所」。都心の賃貸と施主住戸等を内包する建築。密集地での“付加価値提供”を目指し、4つの専有部ユニットを中央の共用部で繋ぐ構成で全方位に開口を持つ住戸群を実現。余裕を持たせた共用廊下は交流空間としても機能
    • 花本大作建築設計事務所による、広島・呉市の「広本町の家」。様々な用途や規模の建物が並ぶ商店街の敷地。周囲の“雑多さ”と連続する在り方を求め、必要諸室を分解して“再構築”した“中心性の弱い構成”の建築を考案。街を散策する様な小さな場面が連続する空間を生み出す

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