橋本雅尊建築設計事務所による、広島・福山市の「道上のデイサービス」。三面接道の角地に建つ児童福祉施設。街との関係性を深める在り方を求め、特徴的な開口部を備えた外観で“福祉施設としての質を特徴付ける”設計を志向。分棟的な構成で周囲との規模感の調整と用途の強さの緩和も意図 外観、北西道路側より見る。 photo©中山保寛
橋本雅尊建築設計事務所による、広島・福山市の「道上のデイサービス」。三面接道の角地に建つ児童福祉施設。街との関係性を深める在り方を求め、特徴的な開口部を備えた外観で“福祉施設としての質を特徴付ける”設計を志向。分棟的な構成で周囲との規模感の調整と用途の強さの緩和も意図 外観、南側道路より見る。 photo©中山保寛
橋本雅尊建築設計事務所による、広島・福山市の「道上のデイサービス」。三面接道の角地に建つ児童福祉施設。街との関係性を深める在り方を求め、特徴的な開口部を備えた外観で“福祉施設としての質を特徴付ける”設計を志向。分棟的な構成で周囲との規模感の調整と用途の強さの緩和も意図 1階、機能訓練室 photo©中山保寛
橋本雅尊建築設計事務所による、広島・福山市の「道上のデイサービス」。三面接道の角地に建つ児童福祉施設。街との関係性を深める在り方を求め、特徴的な開口部を備えた外観で“福祉施設としての質を特徴付ける”設計を志向。分棟的な構成で周囲との規模感の調整と用途の強さの緩和も意図 2階、通路から中庭越しに事務室を見る。 photo©中山保寛
橋本雅尊建築設計事務所 が設計した、広島・福山市の「道上のデイサービス」です。
三面接道の角地に建つ児童福祉施設です。建築家は、街との関係性を深める在り方を求め、特徴的な開口部を備えた外観で“福祉施設としての質を特徴付ける”設計を志向しました。また、分棟的な構成で周囲との規模感の調整と用途の強さの緩和も意図されました。
敷地は広島県福山市郊外の新興住宅地。周囲を個人住宅や集合住宅に囲まれ、東側以外の3面を道路に接する角地である。
三方向道路という条件から、特徴的な開口部をもつ外観とすることで街との関係性を深め、福祉施設としての質を特徴付けることを考えた。
建物は南棟を主機能として1階に機能訓練室、2階に事務室を割り当て、北棟は各階の関連機能を集約したシンプルな構成としている。敷地に対してひとつの大きなボリュームを配置するのではなく、分棟型とすることで各棟を周囲から逸脱しないスケールとし、くの字に曲げて接続することにより敷地の余白に奥行きを作りながら用途の強さを緩和している。
構造架構についてもシンプルな掛け方とすることで、街と素直に向き合うことを意識している。南棟の立面を大きく占める開口部は、機能として彩光や通風を積極的に取り込みつつ、季節や時間と共に内外の距離感を変化させ、それぞれが異なる窓辺を構成している。
リズミカルに大きさを変えて並ぶ連続窓は、リハビリにおいても視覚的な刺激を与える役割を担う。一方で、外から見ると、機能の枠を超えた大きな窓を構成し、この施設の目指しているオープンな活動を形として表現する立面となることを意識している。
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橋本雅尊建築設計事務所による、広島・福山市の「道上のデイサービス」。三面接道の角地に建つ児童福祉施設。街との関係性を深める在り方を求め、特徴的な開口部を備えた外観で“福祉施設としての質を特徴付ける”設計を志向。分棟的な構成で周囲との規模感の調整と用途の強さの緩和も意図 鳥瞰、南側より見る。 photo©中山保寛
橋本雅尊建築設計事務所による、広島・福山市の「道上のデイサービス」。三面接道の角地に建つ児童福祉施設。街との関係性を深める在り方を求め、特徴的な開口部を備えた外観で“福祉施設としての質を特徴付ける”設計を志向。分棟的な構成で周囲との規模感の調整と用途の強さの緩和も意図 外観、南側を見る。 photo©中山保寛
橋本雅尊建築設計事務所による、広島・福山市の「道上のデイサービス」。三面接道の角地に建つ児童福祉施設。街との関係性を深める在り方を求め、特徴的な開口部を備えた外観で“福祉施設としての質を特徴付ける”設計を志向。分棟的な構成で周囲との規模感の調整と用途の強さの緩和も意図 外観、南側を見る。 photo©中山保寛
橋本雅尊建築設計事務所による、広島・福山市の「道上のデイサービス」。三面接道の角地に建つ児童福祉施設。街との関係性を深める在り方を求め、特徴的な開口部を備えた外観で“福祉施設としての質を特徴付ける”設計を志向。分棟的な構成で周囲との規模感の調整と用途の強さの緩和も意図 外観、南側道路より見る。 photo©中山保寛
橋本雅尊建築設計事務所による、広島・福山市の「道上のデイサービス」。三面接道の角地に建つ児童福祉施設。街との関係性を深める在り方を求め、特徴的な開口部を備えた外観で“福祉施設としての質を特徴付ける”設計を志向。分棟的な構成で周囲との規模感の調整と用途の強さの緩和も意図 外観、南側道路より見る。 photo©中山保寛
橋本雅尊建築設計事務所による、広島・福山市の「道上のデイサービス」。三面接道の角地に建つ児童福祉施設。街との関係性を深める在り方を求め、特徴的な開口部を備えた外観で“福祉施設としての質を特徴付ける”設計を志向。分棟的な構成で周囲との規模感の調整と用途の強さの緩和も意図 外観、南西側道路より見る。 photo©中山保寛
橋本雅尊建築設計事務所による、広島・福山市の「道上のデイサービス」。三面接道の角地に建つ児童福祉施設。街との関係性を深める在り方を求め、特徴的な開口部を備えた外観で“福祉施設としての質を特徴付ける”設計を志向。分棟的な構成で周囲との規模感の調整と用途の強さの緩和も意図 外観、西側道路より見る。 photo©中山保寛
橋本雅尊建築設計事務所による、広島・福山市の「道上のデイサービス」。三面接道の角地に建つ児童福祉施設。街との関係性を深める在り方を求め、特徴的な開口部を備えた外観で“福祉施設としての質を特徴付ける”設計を志向。分棟的な構成で周囲との規模感の調整と用途の強さの緩和も意図 外観、北西道路側より見る。 photo©中山保寛
橋本雅尊建築設計事務所による、広島・福山市の「道上のデイサービス」。三面接道の角地に建つ児童福祉施設。街との関係性を深める在り方を求め、特徴的な開口部を備えた外観で“福祉施設としての質を特徴付ける”設計を志向。分棟的な構成で周囲との規模感の調整と用途の強さの緩和も意図 外観、中庭より開口部越しに機能訓練室を見る。 photo©中山保寛
橋本雅尊建築設計事務所による、広島・福山市の「道上のデイサービス」。三面接道の角地に建つ児童福祉施設。街との関係性を深める在り方を求め、特徴的な開口部を備えた外観で“福祉施設としての質を特徴付ける”設計を志向。分棟的な構成で周囲との規模感の調整と用途の強さの緩和も意図 1階、エントランスから機能訓練室側を見る。 photo©中山保寛
橋本雅尊建築設計事務所による、広島・福山市の「道上のデイサービス」。三面接道の角地に建つ児童福祉施設。街との関係性を深める在り方を求め、特徴的な開口部を備えた外観で“福祉施設としての質を特徴付ける”設計を志向。分棟的な構成で周囲との規模感の調整と用途の強さの緩和も意図 1階、機能訓練室 photo©中山保寛
橋本雅尊建築設計事務所による、広島・福山市の「道上のデイサービス」。三面接道の角地に建つ児童福祉施設。街との関係性を深める在り方を求め、特徴的な開口部を備えた外観で“福祉施設としての質を特徴付ける”設計を志向。分棟的な構成で周囲との規模感の調整と用途の強さの緩和も意図 1階、機能訓練室 photo©中山保寛
橋本雅尊建築設計事務所による、広島・福山市の「道上のデイサービス」。三面接道の角地に建つ児童福祉施設。街との関係性を深める在り方を求め、特徴的な開口部を備えた外観で“福祉施設としての質を特徴付ける”設計を志向。分棟的な構成で周囲との規模感の調整と用途の強さの緩和も意図 1階、機能訓練室の開口 photo©中山保寛
橋本雅尊建築設計事務所による、広島・福山市の「道上のデイサービス」。三面接道の角地に建つ児童福祉施設。街との関係性を深める在り方を求め、特徴的な開口部を備えた外観で“福祉施設としての質を特徴付ける”設計を志向。分棟的な構成で周囲との規模感の調整と用途の強さの緩和も意図 1階、機能訓練室よりエントランス側を見返す。 photo©中山保寛
橋本雅尊建築設計事務所による、広島・福山市の「道上のデイサービス」。三面接道の角地に建つ児童福祉施設。街との関係性を深める在り方を求め、特徴的な開口部を備えた外観で“福祉施設としての質を特徴付ける”設計を志向。分棟的な構成で周囲との規模感の調整と用途の強さの緩和も意図 2階、左:事務室、右:通路 photo©中山保寛
橋本雅尊建築設計事務所による、広島・福山市の「道上のデイサービス」。三面接道の角地に建つ児童福祉施設。街との関係性を深める在り方を求め、特徴的な開口部を備えた外観で“福祉施設としての質を特徴付ける”設計を志向。分棟的な構成で周囲との規模感の調整と用途の強さの緩和も意図 2階、左:事務室、右:通路 photo©中山保寛
橋本雅尊建築設計事務所による、広島・福山市の「道上のデイサービス」。三面接道の角地に建つ児童福祉施設。街との関係性を深める在り方を求め、特徴的な開口部を備えた外観で“福祉施設としての質を特徴付ける”設計を志向。分棟的な構成で周囲との規模感の調整と用途の強さの緩和も意図 2階、事務室 photo©中山保寛
橋本雅尊建築設計事務所による、広島・福山市の「道上のデイサービス」。三面接道の角地に建つ児童福祉施設。街との関係性を深める在り方を求め、特徴的な開口部を備えた外観で“福祉施設としての質を特徴付ける”設計を志向。分棟的な構成で周囲との規模感の調整と用途の強さの緩和も意図 2階、通路から中庭越しに事務室を見る。 photo©中山保寛
橋本雅尊建築設計事務所による、広島・福山市の「道上のデイサービス」。三面接道の角地に建つ児童福祉施設。街との関係性を深める在り方を求め、特徴的な開口部を備えた外観で“福祉施設としての質を特徴付ける”設計を志向。分棟的な構成で周囲との規模感の調整と用途の強さの緩和も意図 2階、スタッフルーム photo©中山保寛
橋本雅尊建築設計事務所による、広島・福山市の「道上のデイサービス」。三面接道の角地に建つ児童福祉施設。街との関係性を深める在り方を求め、特徴的な開口部を備えた外観で“福祉施設としての質を特徴付ける”設計を志向。分棟的な構成で周囲との規模感の調整と用途の強さの緩和も意図 2階、相談室 photo©中山保寛
橋本雅尊建築設計事務所による、広島・福山市の「道上のデイサービス」。三面接道の角地に建つ児童福祉施設。街との関係性を深める在り方を求め、特徴的な開口部を備えた外観で“福祉施設としての質を特徴付ける”設計を志向。分棟的な構成で周囲との規模感の調整と用途の強さの緩和も意図 1階、機能訓練室、開口部の詳細 photo©中山保寛
橋本雅尊建築設計事務所による、広島・福山市の「道上のデイサービス」。三面接道の角地に建つ児童福祉施設。街との関係性を深める在り方を求め、特徴的な開口部を備えた外観で“福祉施設としての質を特徴付ける”設計を志向。分棟的な構成で周囲との規模感の調整と用途の強さの緩和も意図 外観、南西側道路より見る、夕景。 photo©中山保寛
橋本雅尊建築設計事務所による、広島・福山市の「道上のデイサービス」。三面接道の角地に建つ児童福祉施設。街との関係性を深める在り方を求め、特徴的な開口部を備えた外観で“福祉施設としての質を特徴付ける”設計を志向。分棟的な構成で周囲との規模感の調整と用途の強さの緩和も意図 外観、南西側道路より見る、夜景。 photo©中山保寛
橋本雅尊建築設計事務所による、広島・福山市の「道上のデイサービス」。三面接道の角地に建つ児童福祉施設。街との関係性を深める在り方を求め、特徴的な開口部を備えた外観で“福祉施設としての質を特徴付ける”設計を志向。分棟的な構成で周囲との規模感の調整と用途の強さの緩和も意図 外観、南西側より見る、夜景。 photo©中山保寛
橋本雅尊建築設計事務所による、広島・福山市の「道上のデイサービス」。三面接道の角地に建つ児童福祉施設。街との関係性を深める在り方を求め、特徴的な開口部を備えた外観で“福祉施設としての質を特徴付ける”設計を志向。分棟的な構成で周囲との規模感の調整と用途の強さの緩和も意図 配置図 image©橋本雅尊建築設計事務所
橋本雅尊建築設計事務所による、広島・福山市の「道上のデイサービス」。三面接道の角地に建つ児童福祉施設。街との関係性を深める在り方を求め、特徴的な開口部を備えた外観で“福祉施設としての質を特徴付ける”設計を志向。分棟的な構成で周囲との規模感の調整と用途の強さの緩和も意図 1階平面図 image©橋本雅尊建築設計事務所
橋本雅尊建築設計事務所による、広島・福山市の「道上のデイサービス」。三面接道の角地に建つ児童福祉施設。街との関係性を深める在り方を求め、特徴的な開口部を備えた外観で“福祉施設としての質を特徴付ける”設計を志向。分棟的な構成で周囲との規模感の調整と用途の強さの緩和も意図 2階平面図 image©橋本雅尊建築設計事務所
橋本雅尊建築設計事務所による、広島・福山市の「道上のデイサービス」。三面接道の角地に建つ児童福祉施設。街との関係性を深める在り方を求め、特徴的な開口部を備えた外観で“福祉施設としての質を特徴付ける”設計を志向。分棟的な構成で周囲との規模感の調整と用途の強さの緩和も意図 断面図 image©橋本雅尊建築設計事務所
以下、建築家によるテキストです。
敷地は広島県福山市郊外の新興住宅地。周囲を個人住宅や集合住宅に囲まれ、東側以外の3面を道路に接する角地である。
三方向道路という条件から、特徴的な開口部をもつ外観とすることで街との関係性を深め、福祉施設としての質を特徴付けることを考えた。
建物は南棟を主機能として1階に機能訓練室、2階に事務室を割り当て、北棟は各階の関連機能を集約したシンプルな構成としている。敷地に対してひとつの大きなボリュームを配置するのではなく、分棟型とすることで各棟を周囲から逸脱しないスケールとし、くの字に曲げて接続することにより敷地の余白に奥行きを作りながら用途の強さを緩和している。
構造架構についてもシンプルな掛け方とすることで、街と素直に向き合うことを意識している。南棟の立面を大きく占める開口部は、機能として彩光や通風を積極的に取り込みつつ、季節や時間と共に内外の距離感を変化させ、それぞれが異なる窓辺を構成している。
リズミカルに大きさを変えて並ぶ連続窓は、リハビリにおいても視覚的な刺激を与える役割を担う。一方で、外から見ると、機能の枠を超えた大きな窓を構成し、この施設の目指しているオープンな活動を形として表現する立面となることを意識している。
住宅地への福祉施設の挿入という課題に対し、機能やディテールが街と連動することで特徴的な福祉環境を生み出しながら地域を明るく照らす顔となる建築が出来上がった。
■建築概要
計画地:広島県福山市
用途地域:第一種住居地域
用途:児童福祉施設等
構造設計:倉内木造設計 担当/倉内菜々
施工:有限会社N’s 担当/山﨑隆史
主要構造:木造2階建
敷地面積:294.98㎡
建築面積:98.90㎡
延床面積:195.54㎡
竣工:2023年11月
竣工写真:中山保寛(中山保寛写真事務所)
建材情報 種別 使用箇所 商品名(メーカー名) 外装・屋根 屋根 ガルバリウム鋼板 [シルバー] 縦ハゼ葺き
外装・壁 外壁 ジョリパット エンシェントブリック (AICA )
外装・建具 開口部 アルミサッシ (YKK )
内装・床 エントランス 床 モルタル金ゴテ押え
内装・床 機能訓練室、通路、WC-1,2、倉庫 床 長尺シート (サンゲツ )
内装・床 静養室、スタッフルーム 床 スタイロ畳
内装・床 通路、WC-2、相談室、更衣室、事務室、キッチンスペース 床 ラワン合板 ウレタン塗装 [艶無し]
内装・床 脱衣室、WC-3 床 フロアタイル (東リ )
内装・床 浴室 床 桧スノコ [製作]
内装・壁 エントランス、機能訓練室、通路、静養室、相談室、更衣室、事務室、キッチンスペース 壁 ラワン合板 バトン塗装
内装・壁 倉庫、書類庫 壁 構造用合板
内装・壁 WC-1,2,3、脱衣室 壁 ビニールクロス (リリカラ )
内装・壁 WC-4 壁 ラワン合板 ウレタン塗装 [艶無し]
内装・壁 浴室 壁 桧羽目板 ウレタン塗装
内装・天井 天井 化粧梁
構造用合板表し
外構・床 外構 コンクリート金ゴテ押え
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