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2024.9.27Fri
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会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案
photo©野秋達也

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architecture|feature
建材(内装・天井)堀内組アールエス設備企画アイダアトリエ野秋達也坂田涼太郎構造設計事務所安東陽子デザイン建材(外装・建具)建材(外構・床)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・壁)建材(内装・床)会田友朗図面あり安東陽子岡安泉長野事務所
会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案外観、北東側より見る。 photo©野秋達也
会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案外観、東側より見る。 photo©野秋達也
会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案1階、ラウンジから1階の土間(多目的スペース)と2階のライブラリーを見る。 photo©野秋達也
会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案2階、ワークスペースAからワークスペースBを見る。 photo©野秋達也

会田友朗 / アイダアトリエが設計した、長野・御代田町の「コードマーク御代田」です。
里山環境を維持する為の活動拠点の計画です。建築家は、人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向しました。そして、螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案しました。施設の場所はこちら(Google Map)。

縄文(CORDMARK)文化の特徴である人と自然との「共有の精神」を礎に、地域に伝わる生き抜く智恵や技を集め、最新の研究技術も試し、共に活かし、地域で生きる環境を維持するための民間の拠点施設である。

田畑や山林での活動を支える軒下の屋外作業場をはじめ、人々の集うカフェでありワークショップ等も行う土間、厨房、食品加工室、シャワー室、ライブラリー、ワークスペース等からなる。

建築家によるテキストより

設計にあたっては、信州の風土資産と言える川沿いの田畑、段丘の集落、神社、谷、尾根や山林を巡る道の「結び目」としての建築をめざした。それは、豊かな自然風景との連続体であり、新しい視点や活力をもたらす象徴的存在であるべきだと考えた。

建築家によるテキストより

そこで、豊かな土地の起伏を引き込み8つのレベル差を設けた床を、クリ丸太の心柱と煉瓦のペチカを中心に渦を巻いた動線が昇る構成とし、屋内外をつなぐ螺旋の屋根をかけた。小さな建築だが、内部を上下左右に回遊するうちに、浅間山、平尾山、名もない尾根まで、多様な景観が異なるスケールと角度で見え隠れする。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案鳥瞰、北側より見る。 photo©野秋達也
会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案鳥瞰、真上から見下ろす。 photo©野秋達也
会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案俯瞰、北東より見る。 photo©野秋達也
会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案外観、北東側より見る。 photo©野秋達也
会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案外観、南側より見る。 photo©野秋達也
会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案外観、北側より見る。 photo©野秋達也
会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案外観、西側より見る。 photo©野秋達也
会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案外観、北東側より見る。 photo©野秋達也
会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案外観、北東側より見る。 photo©野秋達也
会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案外観、東側より見る。 photo©野秋達也
会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案外観、南東側より見る。 photo©野秋達也
会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案外観、南東側より見る。 photo©野秋達也
会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案外観、南東側より見る。 photo©野秋達也
会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案外観、南側より見る。 photo©野秋達也
会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案外観、南西側よりメインエントランスを見る。 photo©野秋達也
会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案1階、メインエントランス側から土間(多目的スペース)を見る。 photo©野秋達也
会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案1階、土間(多目的スペース)からラウンジを見る。 photo©野秋達也
会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案1階、キッチン側から土間(多目的スペース)を見る。 photo©野秋達也
会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案1階、キッチン側から土間(多目的スペース)を見る。 photo©野秋達也
会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案1階、キッチン側から土間(多目的スペース)を見る。 photo©野秋達也
会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案1階、土間(多目的スペース)からキッチン側を見る。 photo©野秋達也
会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案1階、土間(多目的スペース)から天井を見上げる。 photo©野秋達也
会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案1階、ラウンジから1階の土間(多目的スペース)と2階のライブラリーを見る。 photo©野秋達也
会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案1階、ラウンジから2階のライブラリーを見る。 photo©野秋達也
会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案1階から2階への階段から土間(多目的スペース)側を見る。 photo©野秋達也
会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案2階、ライブラリーからワークスペースAを見る。 photo©野秋達也
会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案2階、ライブラリーからワークスペースAを見る(カーテンを閉めた状態)。 photo©野秋達也
会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案2階、ワークスペースAからワークスペースBを見る。 photo©野秋達也
会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案2階、ワークスペースBから1階の土間を見下ろす。 photo©野秋達也
会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案外観、南東側より見る、夕景 photo©野秋達也
会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案外観、東側より見る、夜景 photo©野秋達也
会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案1階平面図 image©アイダアトリエ
会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案2階平面図 image©アイダアトリエ
会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案断面図 image©アイダアトリエ
会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案断面図 image©アイダアトリエ
会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案環境ダイアグラム image©アイダアトリエ
会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案ダイアグラム image©アイダアトリエ
会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案コンセプトスケッチ image©アイダアトリエ
会田友朗 / アイダアトリエによる、長野の「コードマーク御代田」。里山環境を維持する為の活動拠点。人と自然の“共有の精神”を礎とする施設として、地域の風土資産を巡る道の“結び目”となる存在を志向。螺旋状に連なる“8つのフロア”から“多様な景観”を望める建築を考案既存の様子 photo courtesy of コードマーク御代田

以下、建築家によるテキストです。


風土に内在する力を、共有の風景に昇華する建築

縄文(CORDMARK)文化の特徴である人と自然との「共有の精神」を礎に、地域に伝わる生き抜く智恵や技を集め、最新の研究技術も試し、共に活かし、地域で生きる環境を維持するための民間の拠点施設である。

田畑や山林での活動を支える軒下の屋外作業場をはじめ、人々の集うカフェでありワークショップ等も行う土間、厨房、食品加工室、シャワー室、ライブラリー、ワークスペース等からなる。

設計にあたっては、信州の風土資産と言える川沿いの田畑、段丘の集落、神社、谷、尾根や山林を巡る道の「結び目」としての建築をめざした。それは、豊かな自然風景との連続体であり、新しい視点や活力をもたらす象徴的存在であるべきだと考えた。

そこで、豊かな土地の起伏を引き込み8つのレベル差を設けた床を、クリ丸太の心柱と煉瓦のペチカを中心に渦を巻いた動線が昇る構成とし、屋内外をつなぐ螺旋の屋根をかけた。小さな建築だが、内部を上下左右に回遊するうちに、浅間山、平尾山、名もない尾根まで、多様な景観が異なるスケールと角度で見え隠れする。

風土に内在する見えない力を「共有」の風景として昇華し、人々の新たな活動に力を与える建築となることを願う。

■建築概要

題名:コードマーク御代田
所在地:長野県北佐久郡御代田町面替995
主用途:事務所
建築設計:株式会社アイダアトリエ 担当/会田友朗、中村裕、下平貴也
構造設計:株式会社坂田涼太郎構造設計事務所 担当/坂田涼太郎、鈴木一希
設備設計:有限会社アールエス設備企画 担当/櫻沢亮一
照明設計:株式会社岡安泉照明設計事務所 担当/岡安泉
建築施工:株式会社堀内組
カーテンデザイン:安東陽子デザイン 担当/安東陽子、山口かすみ
サインデザイン:Green Life Lab. 担当/風間孝大
ペチカ施工:株式会社こだま建築舎
家具施工:有賀建具店
厨房設備施工:タニコー株式会社
構造:木造 一部鉄筋コンクリート造
階数:地上2階
敷地面積:2,167.66㎡
建築面積:127.83㎡
延床面積:185.88㎡
設計:2020年2月~2021年4月
工事:2021年5月~2022年7月
竣工:2022年7月
写真:野秋達也
動画:アイダアトリエ(制作)、野秋達也(撮影・編集)、コードマーク御代田(協力)

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外構・床外構

砕石敷込みt=100mm

外装・壁外壁

カラマツ小幅板縦張りt=15mm+木材保護塗料
RC打放し 一部目荒らし斫+撥水材

外装・屋根屋根

ガルバリウム鋼板 横一文字葺t=0.4mm

外装・屋根軒天

ケイ酸カルシウム板+AEPt=5.0mm

外装・建具開口部

アルミサッシ
木製建具

内装・床事務所 床

土間コンクリート金ごて押え+コンクリート用水性塗料

内装・壁事務所 壁

石膏ボードt=9.5mm+9.5mm+AEP
一部フレキシブルボードt=8mm+UP

内装・天井事務所 天井

石膏ボードt=9.5mm+AEP
一部ラワン合板t=4mm+WP
木ルーバー ツガ w=150mmx25mm+WP@200mm

内装・床ライブラリー、ワーキングスぺ―ス、踊り場 床

サクラ無垢フローリングt=15mm+UC

内装・壁ライブラリー、ワーキングスぺ―ス、踊り場 壁

石膏ボードt=9.5mm+9.5mm+AEP

内装・天井ライブラリー、ワーキングスぺ―ス、踊り場 天井

石膏ボードt=9.5mm+AEP+梁現わし+WP

内装・床ミーティングスペース 床

パルプ製織物置き床畳
一部サクラ無垢フローリングt=15mm+UC

内装・壁ミーティングスペース 壁

石膏ボードt=9.5mm+9.5mm+AEP
一部フレキシブルボードt=8mm+UP

内装・天井ミーティングスペース 天井

石膏ボードt=9.5mm+AEP

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません


Architecture that sublimates the vigor inherent in the terroir and locality into a shared landscape

The spirit of sharing, a cornerstone in the Jomon culture, finds its expression in the design of this community building. The place is for experimenting with the latest research and collect the wisdom and techniques for survival handed down in the region, aiming at maintaining the natural Satoyama environment. The symbolic spiraling roof houses an outdoor workshop under the eaves that supports activities in the fields and mountains, a café on the earthen floor where people can gather and holds workshops, a kitchen, a food processing room, a library and a workspace.

The design of the building was envisioned as a “knot”, connecting the roads that weave through Shinshu’s local and cultural treasures—riverside fields, terraced villages, shrines, valleys, ridges, and mountain forests. We wanted it to create a continuum with the rich natural landscape and hold a symbolic presence that brings new perspectives and vitality.

To achieve this, the floor was designed with eight different levels that imitates the undulating nature of the landscape. It becomes a spiral pathway that winds upwards around a central pillar made of chestnut logs and a brick pechka. The levels offer vantage points at various heights and angles viewing the landscape, with Mt Asama and Mt Hirao as a majestic backdrop. The flow of the interior and exterior spaces under the spiraling roof creates an opportunity to imbibe the rich culture and local resources, and becomes a shared landscape for the people, giving life to the activities of the community.

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原田将史+谷口真依子 / Niji Architectsによる東京都世田谷区奥沢の店舗「THE KIRINTAILORS SHOP」
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建材(内装・天井)堀内組アールエス設備企画アイダアトリエ野秋達也坂田涼太郎構造設計事務所安東陽子デザイン建材(外装・建具)建材(外構・床)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・壁)建材(内装・床)会田友朗図面あり安東陽子岡安泉長野事務所
2024.09.27 Fri 06:38
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    会田友朗 / アイダアトリエによる、長野・御代田町の「Ten Pillars House」。仕事中心の生活を退いた施主の“暮らしを楽しむ”為の家。小屋の様なシンプルで柔軟な空間の要望に、基礎と一体化する10本の壁柱で“無柱空間”を構築。構造形式は季節や時間を感受する為の多彩な開口部も実現
  • 2023.4.18Tue
    遠野未来建築事務所による、長野市の「OYAKI FARM BY IROHADO」。遺跡のある街に建つ郷土料理の工場と店舗。数万年の時間軸の中で“自然と一体となる生命力のある”建築を求め、地域素材と伝統技術を“編み上げる”作り方を実践。設計と施工の協同も主題とし完成までの過程を重視
  • 2023.3.03Fri
    三上建築事務所による、茨城の「水戸市下入野健康増進センター」。街の中心から離れた丘陵地に計画。地域に癒しや憩いの為の場を作る目的に、様々な機能を“一筆書き”で繋ぐことで“集う場”の構築を志向。全体を覆う軒の低い勾配屋根は周辺風景との調和も意図
  • 2022.5.02Mon
    添田貴之 / 添田建築アトリエによる、栃木・宇都宮市の、テナント建築「CIEL」。住宅や店舗が混在する地域の三方を囲まれた敷地に計画、隣接住宅への配慮を意図して環境に馴染むよう軒高を抑えた四面が家型の立面を考案、周囲に閉じ様々な用途に使える共用テラスも設置
  • 2021.12.20Mon
    森清敏+川村奈津子 / MDSによる、東京の「立川ANNEX – 倉庫×家」。1階が写真スタジオ兼倉庫で2階が施主の別宅という建築で、90角斜材が母屋を支え双曲放物線面をつくる小屋組架構により、個性的で大らかな一室空間をつくりだす
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    【ap job更新】 奥沢の新事務所を拠点に、意匠性と事業性の両立で顧客からも高い評価を得る「KEY OPERATION INC.」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)を募集中

    ap job 【ap job更新】 奥沢の新事務所を拠点に、意匠性と事業性の両立で顧客からも高い評価を得る「KEY OPERATION INC.」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)を募集中

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    建築求人情報
    【ap job更新】 奥沢の新事務所を拠点に、意匠性と事業性の両立で顧客からも高い評価を得る「KEY OPERATION INC.」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)を募集中
    【ap job更新】 奥沢の新事務所を拠点に、意匠性と事業性の両立で顧客からも高い評価を得る「KEY OPERATION INC.」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)を募集中十全化学本社社屋
    アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました
    job.architecturephoto.net

    奥沢の新事務所を拠点に、意匠性と事業性の両立で顧客からも高い評価を得る「KEY OPERATION INC.」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2025年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
    新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。

    KEY OPERATION INC.では設計スタッフ(経験者・正社員)を募集します。

    事業拡大のため、設立時から事務所があった学芸大学駅から奥沢駅の新事務所に移転しました。30坪だったオフィスを45坪に拡張し、くつろいだりパーティーもできるキッチンラウンジを設けました。

    私たちは、顧客の要望を丁寧に検証・分析し、新しい建築的解決策を見出しながら、美しい建築をつくることを目指してきました。建築で都市や地域の経済を改善し、文化を醸成し、社会問題、環境問題にも取り組んでいきたいと考えています。

    代表の小山光は、デビッド・チッパーフィールド・アーキテクツなどのイギリスの建築設計事務所で実務経験を積み、イギリスの建築家の資格を取得しました。

    最初の10年は海外ブランドのプロジェクトマネジメントをメインに業務を進めてきましたが、その後は建築設計の割合が増え、住宅、分譲マンション、賃貸集合住宅、テナントビル、飲食店、映画館、オフィスビルから霊園、駅ビルまで多様なプロジェクトを手掛けています。

    商業施設や集合住宅等に求められる事業性を丁寧に追求しながら、高い意匠性を実現していることで、顧客からの高い評価を得て、新規物件獲得につながっているようです。

    今回募集したいのは、設計事務所やゼネコンの設計部等でご経験を積まれた設計者の方々です。
    弊社では小中規模の集合住宅、商業テナントビル、オフィスビル等、アトリエ事務所にしては大きめのプロジェクト、組織事務所としては小さいプロジェクトの依頼が多く、組織事務所やゼネコン設計部から独立する前に、もう少し小さいプロジェクトに少人数で取り組みたい方、アトリエ事務所に勤務しているが、小さい住宅だけでなく、もう少し大きめのプロジェクトの設計監理をされたい方々がご経験を積むのに良い環境かと思います。
    独立後にも仕事が安定するまでは、弊社のプロジェクトのサポートメンバーとして関わっていただくことも可能です。

    また結婚や出産で設計の仕事から離れてしまったけれど、また設計に関わる仕事に復帰されたい方々も募集しています。弊社のプロジェクトのサポートメンバーとして関わっていただくことも可能です。弊社では若いメンバーだけでなく、子供がいるスタッフも多く、また以前社員だったメンバーが復職してパートで働いているケースもあり、気兼ねなく復職できる環境だと思います。

    既卒、新卒の方も同時に募集しております。奮ってご応募ください。

    job.architecturephoto.net
    • ap job
    建築求人情報
    2024.09.27 Fri 18:04
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    吉村靖孝による、TOTOギャラリー・間での展覧会の概要が公開。タイトルは「マンガアーキテクチャ――建築家の不在」。吉村の建築作品をテーマに、漫画家のコルシカ・川勝徳重・徳永葵・三池画丈・宇曽川正和・メグマイルランド・座二郎が描き下ろす

    SHARE 吉村靖孝による、TOTOギャラリー・間での展覧会の概要が公開。タイトルは「マンガアーキテクチャ――建築家の不在」。吉村の建築作品をテーマに、漫画家のコルシカ・川勝徳重・徳永葵・三池画丈・宇曽川正和・メグマイルランド・座二郎が描き下ろす

    日程
    2025年1月16日(木)
    –
    3月23日(日)
    architecture|exhibition
    吉村靖孝TOTOギャラリー・間建築展
    吉村靖孝による、TOTOギャラリー・間での展覧会の概要が公開。タイトルは「マンガアーキテクチャ――建築家の不在」。吉村の建築作品をテーマに、漫画家のコルシカ・川勝徳重・徳永葵・三池画丈・宇曽川正和・メグマイルランド・座二郎が描き下ろす展覧会ポスター

    吉村靖孝による、TOTOギャラリー・間での展覧会の概要を掲載します。
    タイトルは「マンガアーキテクチャ――建築家の不在」です。吉村の建築作品をテーマに、漫画家のコルシカ・川勝徳重・徳永葵・三池画丈・宇曽川正和・メグマイルランド・座二郎が描き下ろすという内容です。会期は、2025年1月16日~3月23日です。

    TOTOギャラリー・間では、「吉村靖孝展 マンガアーキテクチャ――建築家の不在」を開催します。

    吉村靖孝氏は建築活動の初期の頃より、建築が人びとのふるまいなどの自発的な動きと、社会制度や状況など多様な社会的条件との架け橋になれるよう、両者のさまざまな関係構築を試みてきました。

    たとえば、既成のテント倉庫で木造建築を覆うことで、大きな一室空間の下で子どもがのびのびと過ごせる子育て支援施設を実現した「フクマスベース」(2016年)、建築を不動産と動産のあいだととらえ、土地に縛られずに住む場所の選択ができる生活を仮想した「半動産建築」の「ホームトゥーゴー#001」(2019年)、人間だけでなく動物もともに幸せな人生を送れるアニマル・ウェルフェア社会を構想した「滝ヶ原チキンビレジ」(2021年)など、これから日本が直面する人口減少社会における、新しい住まいや暮らしのあり方を模索しています。

    吉村氏が探究するこれら現代社会における建築の拡張性をさらに進めるために、仮に建築家個人の作家性を「不在」にしたら何が起きるのか? 氏が自らの作品を題材に、本展覧会を通して問いかけます。

    本展では、吉村氏の7つのプロジェクトを異なる漫画家が7つのストーリーとして描き下ろすことにより、建築の新たな解釈の可能性を探ります。二次元の絵画表現の中でも特に独自の発達を遂げ、私たちの日常生活にも馴染み深いものとなった漫画の世界。漫画が建築と出逢い、建築家の手を離れた先に描かれるものはなにか。建築と漫画のコラボレーションによって生まれるものを、発見していただければ幸いです。
    (TOTOギャラリー・間)

    リリーステキストより
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    吉村靖孝TOTOギャラリー・間建築展
    2024.09.27 Fri 16:41
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    丸山晴之+野澤真佑 / ヒャッカによる、福井・勝山市の飲食店「+ヒトマメ」。食品製造企業が新規事業で運営する大豆食品の魅力を伝えるカフェ。未経験の業態への挑戦に対し、建築や体験の“在り方”にまで立ち返って設計。積雪の為の大屋根が特徴的な地域の“風景のひとつ”となる建築を考案
    photo©市川靖史

    SHARE 丸山晴之+野澤真佑 / ヒャッカによる、福井・勝山市の飲食店「+ヒトマメ」。食品製造企業が新規事業で運営する大豆食品の魅力を伝えるカフェ。未経験の業態への挑戦に対し、建築や体験の“在り方”にまで立ち返って設計。積雪の為の大屋根が特徴的な地域の“風景のひとつ”となる建築を考案

    architecture|feature
    BRANCH LIGHTING DESIGN坂田涼太郎構造設計事務所ヒャッカ野澤真佑タイセー建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(外構・床)図面あり店舗福井丸山晴之市川靖史
    丸山晴之+野澤真佑 / ヒャッカによる、福井・勝山市の飲食店「+ヒトマメ」。食品製造企業が新規事業で運営する大豆食品の魅力を伝えるカフェ。未経験の業態への挑戦に対し、建築や体験の“在り方”にまで立ち返って設計。積雪の為の大屋根が特徴的な地域の“風景のひとつ”となる建築を考案外観、南東側より見る。 photo©市川靖史
    丸山晴之+野澤真佑 / ヒャッカによる、福井・勝山市の飲食店「+ヒトマメ」。食品製造企業が新規事業で運営する大豆食品の魅力を伝えるカフェ。未経験の業態への挑戦に対し、建築や体験の“在り方”にまで立ち返って設計。積雪の為の大屋根が特徴的な地域の“風景のひとつ”となる建築を考案外観、東側よりエントランス部分を見る。 photo©市川靖史
    丸山晴之+野澤真佑 / ヒャッカによる、福井・勝山市の飲食店「+ヒトマメ」。食品製造企業が新規事業で運営する大豆食品の魅力を伝えるカフェ。未経験の業態への挑戦に対し、建築や体験の“在り方”にまで立ち返って設計。積雪の為の大屋根が特徴的な地域の“風景のひとつ”となる建築を考案正面:飲食スペース、右:オープンカウンター photo©市川靖史

    丸山晴之+野澤真佑 / ヒャッカが設計した、福井・勝山市の飲食店「+ヒトマメ」です。
    食品製造企業が新規事業で運営する大豆食品の魅力を伝えるカフェです。建築家は、未経験の業態への挑戦に対し、建築や体験の“在り方”にまで立ち返って設計しました。そして、積雪の為の大屋根が特徴的な地域の“風景のひとつ”となる建築を考案しました。店舗の場所はこちら(Google Map)。

    霊峰白山を背にした山並みとともにある勝山市、そして報恩講を通じて大豆料理に親しみがある福井県。
    +ヒトマメは福井県勝山市にある冷凍きざみ油揚げの製造を生業とする山一食品の新規事業である。山一食品は多くの製造業同様、コロナ禍の折に企業運営の岐路にたたされ、ポストコロナ社会への変化に対応するため新規事業の実施に踏み切った。

    建築家によるテキストより

    新規事業はカフェという形式が選択された。
    その目的はお客様との直接の接点となるカフェを通じて大豆食品とその食文化の魅力を発信すること、その魅力をさらに高めること。これにより山一食品が将来にわたって地域に愛され、発展し続ける企業へと成長するというストーリーだ。一方、山一食品は創業以来料飲施設の運営実績はなく、本事業は大きな挑戦でもあった。
    よって私たちはそのストーリーの実現のため、お客様にどのような体験を提供すべきか、そのために必要な建築はどのようなものか、対話を重ねて計画を具現化していった。

    建築家によるテキストより

    ひと冬のうちに何度も雪下ろしをする勝山では、雪にまつわる多様なふるまいに呼応する大きな屋根を持った家屋が山あいに拡がっている。+ヒトマメは、その風景のひとつになることを目指した。
    寄棟のボリュームは地表面の雪と屋根雪が繋がらないよう軒先を高くした。軒下空間は奥行を深くして堆雪と窓の間に空隙をつくり、堆雪の荷重により窓が破損すること防いでいる。
    深い軒は夏季には店舗内への直射日光を遮り、涼しげな日陰をつくるとともに、白山の稜線が織りなす美しい景観を内部に取り込む。この軒の操作により、通年で閉塞感なく快適で安全な店舗運営が可能となった。

    建築家によるテキストより
    • 残り17枚の写真と建築家によるテキスト
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    BRANCH LIGHTING DESIGN坂田涼太郎構造設計事務所ヒャッカ野澤真佑タイセー建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)建材(外構・床)図面あり店舗福井丸山晴之市川靖史
    2024.09.27 Fri 15:21
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    2024.9.26Thu
    • トラフ建築設計事務所による、東京・港区の店舗「イソップ 南青山」。低層の商業施設内での計画。“集合住宅の様なスケール感”や“窓から差し込む自然光”に着想を得て、心安らげる“家庭のような空間”を志向。什器類を60年代頃の木製家具を参照して“置き家具”の形式で作る
    2024.9.28Sat
    • o+hの大西麻貴と百田有希が、自身の書籍『愛される建築を目指して』を解説している動画

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