architecturephoto®

  • 特集記事
  • 注目情報
  • タグ
  • 建築
  • アート
  • カルチャー
  • デザイン
  • ファッション
  • 書籍
  • 展覧会
  • コンペ
  • 動画
  • テレビ
  • すべてのタグ

建築求人情報

Loading...
2025.2.07Fri
2025.2.06Thu
2025.2.08Sat
堤由匡建築設計工作室による、中国・上海市の店舗「slide」。中華民国時代の建築家の自邸を改修したセレクトショップ。改修が繰り返された既存に対し、原設計者の“思想を引き戻す”と同時に“利用者の記憶も残す”設計を志向。独自の“軸回転什器”をメインとする計画を考案
photo©広松美佐江 鋭景撮影

SHARE 堤由匡建築設計工作室による、中国・上海市の店舗「slide」。中華民国時代の建築家の自邸を改修したセレクトショップ。改修が繰り返された既存に対し、原設計者の“思想を引き戻す”と同時に“利用者の記憶も残す”設計を志向。独自の“軸回転什器”をメインとする計画を考案

architecture|feature
店舗リノベーション中国上海堤由匡広松美佐江図面あり建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・照明)建材(内装・家具)建材(外構・床)上海普研建築安装工程有限公司
堤由匡建築設計工作室による、中国・上海市の店舗「slide」。中華民国時代の建築家の自邸を改修したセレクトショップ。改修が繰り返された既存に対し、原設計者の“思想を引き戻す”と同時に“利用者の記憶も残す”設計を志向。独自の“軸回転什器”をメインとする計画を考案外観、西側の道路より見る。 photo©広松美佐江 鋭景撮影
堤由匡建築設計工作室による、中国・上海市の店舗「slide」。中華民国時代の建築家の自邸を改修したセレクトショップ。改修が繰り返された既存に対し、原設計者の“思想を引き戻す”と同時に“利用者の記憶も残す”設計を志向。独自の“軸回転什器”をメインとする計画を考案出入口側から売り場を見る。 photo©広松美佐江 鋭景撮影
堤由匡建築設計工作室による、中国・上海市の店舗「slide」。中華民国時代の建築家の自邸を改修したセレクトショップ。改修が繰り返された既存に対し、原設計者の“思想を引き戻す”と同時に“利用者の記憶も残す”設計を志向。独自の“軸回転什器”をメインとする計画を考案売り場 photo©広松美佐江 鋭景撮影
堤由匡建築設計工作室による、中国・上海市の店舗「slide」。中華民国時代の建築家の自邸を改修したセレクトショップ。改修が繰り返された既存に対し、原設計者の“思想を引き戻す”と同時に“利用者の記憶も残す”設計を志向。独自の“軸回転什器”をメインとする計画を考案売り場(軸回転什器を180°動かした状態) photo©広松美佐江 鋭景撮影

堤由匡建築設計工作室が設計した、中国・上海市の店舗「slide」です。
中華民国時代の建築家の自邸を改修したセレクトショップです。建築家は、改修が繰り返された既存に対し、原設計者の“思想を引き戻す”と同時に“利用者の記憶も残す”設計を志向しました。そして、独自の“軸回転什器”をメインとする計画を考案しました。

上海の旧フランス租界、永福路のセレクトショップ。

テナントとして入る建築は、中華民国時代の建築家であり土木エンジニアでもあった過養黙が設計した旧自邸である。抑制された装飾、中央の垂直線、丸窓など、ウィーン分離派の影響や、モダニズムの萌芽も感じられる建築である。

建築家によるテキストより

過養黙自身がここで過ごした時間は短く、その後は度重なる改修がなされたようである。そこで我々は改修により付け足された余分なものを削ぎ落として過養黙の思想を引き戻し、同時にこれまで利用してきた人々の記憶を残すことを意識した。

要求されたプログラムはカフェを併設した服飾のセレクトショップであると同時に、イベントスペースとしても使うことが想定されている。そこで、支柱を軸に180度回転する什器を考えた。イベント時は180度回転させ、商品を背板の後ろに隠し、また90度回転させれば閉店のサインともなる。

建築家によるテキストより

什器はメープル合板とステンレスパイプを用いてインダストリアルな作りとしている。床は土間コンクリートにステンレスのレールを埋め込み、表面を軽く洗い出している。天井は複雑な増改築の跡が見えるが、木造部分のみ現しとし、その他の構造は白く塗りつぶした。入口から突き当たりに見える壁は、以前の仕上げを剥がしただけのRC壁を現しにし、時代の積層をデザインとして見せている。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

堤由匡建築設計工作室による、中国・上海市の店舗「slide」。中華民国時代の建築家の自邸を改修したセレクトショップ。改修が繰り返された既存に対し、原設計者の“思想を引き戻す”と同時に“利用者の記憶も残す”設計を志向。独自の“軸回転什器”をメインとする計画を考案外観、西側の道路より見る。 photo©広松美佐江 鋭景撮影
堤由匡建築設計工作室による、中国・上海市の店舗「slide」。中華民国時代の建築家の自邸を改修したセレクトショップ。改修が繰り返された既存に対し、原設計者の“思想を引き戻す”と同時に“利用者の記憶も残す”設計を志向。独自の“軸回転什器”をメインとする計画を考案出入口側から売り場を見る。 photo©広松美佐江 鋭景撮影
堤由匡建築設計工作室による、中国・上海市の店舗「slide」。中華民国時代の建築家の自邸を改修したセレクトショップ。改修が繰り返された既存に対し、原設計者の“思想を引き戻す”と同時に“利用者の記憶も残す”設計を志向。独自の“軸回転什器”をメインとする計画を考案入口側から売り場を見る。(軸回転什器を90°動かした状態) photo©広松美佐江 鋭景撮影
堤由匡建築設計工作室による、中国・上海市の店舗「slide」。中華民国時代の建築家の自邸を改修したセレクトショップ。改修が繰り返された既存に対し、原設計者の“思想を引き戻す”と同時に“利用者の記憶も残す”設計を志向。独自の“軸回転什器”をメインとする計画を考案入口側から売り場を見る。(軸回転什器を180°動かした状態) photo©広松美佐江 鋭景撮影
堤由匡建築設計工作室による、中国・上海市の店舗「slide」。中華民国時代の建築家の自邸を改修したセレクトショップ。改修が繰り返された既存に対し、原設計者の“思想を引き戻す”と同時に“利用者の記憶も残す”設計を志向。独自の“軸回転什器”をメインとする計画を考案売場からカウンター越しにカフェの厨房を見る。 photo©広松美佐江 鋭景撮影
堤由匡建築設計工作室による、中国・上海市の店舗「slide」。中華民国時代の建築家の自邸を改修したセレクトショップ。改修が繰り返された既存に対し、原設計者の“思想を引き戻す”と同時に“利用者の記憶も残す”設計を志向。独自の“軸回転什器”をメインとする計画を考案売り場から出入口側を見る。 photo©広松美佐江 鋭景撮影
堤由匡建築設計工作室による、中国・上海市の店舗「slide」。中華民国時代の建築家の自邸を改修したセレクトショップ。改修が繰り返された既存に対し、原設計者の“思想を引き戻す”と同時に“利用者の記憶も残す”設計を志向。独自の“軸回転什器”をメインとする計画を考案売り場から休憩スペース側を見る。 photo©広松美佐江 鋭景撮影
堤由匡建築設計工作室による、中国・上海市の店舗「slide」。中華民国時代の建築家の自邸を改修したセレクトショップ。改修が繰り返された既存に対し、原設計者の“思想を引き戻す”と同時に“利用者の記憶も残す”設計を志向。独自の“軸回転什器”をメインとする計画を考案売り場、什器の詳細 photo©広松美佐江 鋭景撮影
堤由匡建築設計工作室による、中国・上海市の店舗「slide」。中華民国時代の建築家の自邸を改修したセレクトショップ。改修が繰り返された既存に対し、原設計者の“思想を引き戻す”と同時に“利用者の記憶も残す”設計を志向。独自の“軸回転什器”をメインとする計画を考案売り場 photo©広松美佐江 鋭景撮影
堤由匡建築設計工作室による、中国・上海市の店舗「slide」。中華民国時代の建築家の自邸を改修したセレクトショップ。改修が繰り返された既存に対し、原設計者の“思想を引き戻す”と同時に“利用者の記憶も残す”設計を志向。独自の“軸回転什器”をメインとする計画を考案売り場 photo©広松美佐江 鋭景撮影
堤由匡建築設計工作室による、中国・上海市の店舗「slide」。中華民国時代の建築家の自邸を改修したセレクトショップ。改修が繰り返された既存に対し、原設計者の“思想を引き戻す”と同時に“利用者の記憶も残す”設計を志向。独自の“軸回転什器”をメインとする計画を考案売り場(軸回転什器を90°動かした状態) photo©広松美佐江 鋭景撮影
堤由匡建築設計工作室による、中国・上海市の店舗「slide」。中華民国時代の建築家の自邸を改修したセレクトショップ。改修が繰り返された既存に対し、原設計者の“思想を引き戻す”と同時に“利用者の記憶も残す”設計を志向。独自の“軸回転什器”をメインとする計画を考案売り場(軸回転什器を180°動かした状態) photo©広松美佐江 鋭景撮影
堤由匡建築設計工作室による、中国・上海市の店舗「slide」。中華民国時代の建築家の自邸を改修したセレクトショップ。改修が繰り返された既存に対し、原設計者の“思想を引き戻す”と同時に“利用者の記憶も残す”設計を志向。独自の“軸回転什器”をメインとする計画を考案売り場からアクセサリースペース側を見る。 photo©広松美佐江 鋭景撮影
堤由匡建築設計工作室による、中国・上海市の店舗「slide」。中華民国時代の建築家の自邸を改修したセレクトショップ。改修が繰り返された既存に対し、原設計者の“思想を引き戻す”と同時に“利用者の記憶も残す”設計を志向。独自の“軸回転什器”をメインとする計画を考案売り場からアクセサリースペース側を見る。 photo©広松美佐江 鋭景撮影
堤由匡建築設計工作室による、中国・上海市の店舗「slide」。中華民国時代の建築家の自邸を改修したセレクトショップ。改修が繰り返された既存に対し、原設計者の“思想を引き戻す”と同時に“利用者の記憶も残す”設計を志向。独自の“軸回転什器”をメインとする計画を考案売り場、什器の詳細 photo©広松美佐江 鋭景撮影
堤由匡建築設計工作室による、中国・上海市の店舗「slide」。中華民国時代の建築家の自邸を改修したセレクトショップ。改修が繰り返された既存に対し、原設計者の“思想を引き戻す”と同時に“利用者の記憶も残す”設計を志向。独自の“軸回転什器”をメインとする計画を考案売り場、床の詳細 photo©広松美佐江 鋭景撮影
堤由匡建築設計工作室による、中国・上海市の店舗「slide」。中華民国時代の建築家の自邸を改修したセレクトショップ。改修が繰り返された既存に対し、原設計者の“思想を引き戻す”と同時に“利用者の記憶も残す”設計を志向。独自の“軸回転什器”をメインとする計画を考案中庭、夕景 photo©広松美佐江 鋭景撮影
堤由匡建築設計工作室による、中国・上海市の店舗「slide」。中華民国時代の建築家の自邸を改修したセレクトショップ。改修が繰り返された既存に対し、原設計者の“思想を引き戻す”と同時に“利用者の記憶も残す”設計を志向。独自の“軸回転什器”をメインとする計画を考案外観、西側道路より見る、夕景 photo©広松美佐江 鋭景撮影
堤由匡建築設計工作室による、中国・上海市の店舗「slide」。中華民国時代の建築家の自邸を改修したセレクトショップ。改修が繰り返された既存に対し、原設計者の“思想を引き戻す”と同時に“利用者の記憶も残す”設計を志向。独自の“軸回転什器”をメインとする計画を考案平面図 image©堤由匡建築設計工作室
堤由匡建築設計工作室による、中国・上海市の店舗「slide」。中華民国時代の建築家の自邸を改修したセレクトショップ。改修が繰り返された既存に対し、原設計者の“思想を引き戻す”と同時に“利用者の記憶も残す”設計を志向。独自の“軸回転什器”をメインとする計画を考案断面図 image©堤由匡建築設計工作室
堤由匡建築設計工作室による、中国・上海市の店舗「slide」。中華民国時代の建築家の自邸を改修したセレクトショップ。改修が繰り返された既存に対し、原設計者の“思想を引き戻す”と同時に“利用者の記憶も残す”設計を志向。独自の“軸回転什器”をメインとする計画を考案断面図 image©堤由匡建築設計工作室
堤由匡建築設計工作室による、中国・上海市の店舗「slide」。中華民国時代の建築家の自邸を改修したセレクトショップ。改修が繰り返された既存に対し、原設計者の“思想を引き戻す”と同時に“利用者の記憶も残す”設計を志向。独自の“軸回転什器”をメインとする計画を考案アイソメ図 image©堤由匡建築設計工作室

以下、建築家によるテキストです。


上海の旧フランス租界、永福路のセレクトショップ。

テナントとして入る建築は、中華民国時代の建築家であり土木エンジニアでもあった過養黙が設計した旧自邸である。抑制された装飾、中央の垂直線、丸窓など、ウィーン分離派の影響や、モダニズムの萌芽も感じられる建築である。

過養黙自身がここで過ごした時間は短く、その後は度重なる改修がなされたようである。そこで我々は改修により付け足された余分なものを削ぎ落として過養黙の思想を引き戻し、同時にこれまで利用してきた人々の記憶を残すことを意識した。

要求されたプログラムはカフェを併設した服飾のセレクトショップであると同時に、イベントスペースとしても使うことが想定されている。そこで、支柱を軸に180度回転する什器を考えた。イベント時は180度回転させ、商品を背板の後ろに隠し、また90度回転させれば閉店のサインともなる。

什器はメープル合板とステンレスパイプを用いてインダストリアルな作りとしている。床は土間コンクリートにステンレスのレールを埋め込み、表面を軽く洗い出している。天井は複雑な増改築の跡が見えるが、木造部分のみ現しとし、その他の構造は白く塗りつぶした。入口から突き当たりに見える壁は、以前の仕上げを剥がしただけのRC壁を現しにし、時代の積層をデザインとして見せている。

幾度にもわたる増改築による乱雑な空間を整理し、過養黙が目指したオリジナルの空間を蘇らせる。什器と内装はオリジナルの建築に調和するように最小限の操作にとどめ、一方で軸回転什器を開発することで多様な使い方のできる空間が出来上がった。

■建築概要

住所:上海市
用途:店舗
施主:slide
内装設計:堤由匡建築設計工作室 担当/堤由匡、洪秀秀
施工:上海普研建築安装工程有限公司
面積:96.2㎡
竣工:2024年7月
写真:広松美佐江 鋭景撮影

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
内装・床床

土間コン洗い出し(上海普研建築安装工程有限公司)

内装・壁壁

EP塗装(上海普研建築安装工程有限公司)

内装・照明照明器具

スポットライト(上海普研建築安装工程有限公司)

内装・家具家具

メープル合板(上海普研建築安装工程有限公司)

外構・床中庭 地面

青レンガ(上海普研建築安装工程有限公司)

※企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません


In the old French Concession of Shanghai, on Yongfu Road, there is a select shop located in a building designed by Yang-Mo Kuo, an architect and civil engineer from the Republic of China era. This architecture features restrained ornamentation, central vertical lines, and round windows, reflecting the influence of the Vienna Secession and the beginning of modernism.

Although Yang-Mo Kuo spent only a short time here, the building has undergone numerous renovations since then. Our aim was to strip away the excess elements added through these renovations, in order to recover Kuo’s original vision while also preserving the memories of those who have utilized the space over the years.

The requested program is designed to be a fashion boutique with an attached café, as well as an event space. With this in mind, I devised a fixture that rotates 180 degrees around a central pillar. During events, the fixture can be rotated 180 degrees to hide the merchandise behind the back panel, and rotating it 90 degrees can serve as a sign that the store is closed.

The fixtures are designed with an industrial feel, using maple plywood and stainless steel pipes. The concrete floor has embedded stainless steel rails, and the surface has a light washed concrete finish to expose the texture. The ceiling shows traces of past renovations, but only the timber sections are left exposed, while the other structures are painted white. The wall at the far end, visible from the entrance, is an exposed RC wall with the previous finish removed, highlighting the layers of time as part of the design.

By organizing the cluttered space resulting from multiple renovations, the original atmosphere envisioned by Yang-Mo Kuo is revived. The fixtures and interior were kept to a minimum to harmonize with the original architecture, while the development of the rotating fixtures has created a flexible space that accommodates a variety of uses.

slide
Address: Shanghai, China
Program: boutique
Client: slide
Interior design:TSUTSUMI & ASSOCIATES
Construction: Puyan Jianzhu
Area: 96.2㎡
Completion: July 2024
Photo: Misae Hiromatsu / Ruijing Photo

あわせて読みたい

サムネイル:中村竜治、中山英之、永山祐子、長坂常らによる
中村竜治、中山英之、永山祐子、長坂常らによる”LLOVE”の写真
  • SHARE
店舗リノベーション中国上海堤由匡広松美佐江図面あり建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・照明)建材(内装・家具)建材(外構・床)上海普研建築安装工程有限公司
2025.02.07 Fri 06:46
0
permalink

#広松美佐江の関連記事

  • 2024.11.01Fri
    堤由匡建築設計工作室による、中国・北京市の住戸改修「HOUSE X」。地上階にある区画の改修で屋外浴場も増築する計画。高齢者も暮らす住まいとして、“バリアフリー”を主題とした空間を志向。段差の解消等に加えて“健康的な光と心地よい風”の導入もバリアフリーと捉えて設計する
  • 2021.5.26Wed
    堤由匡建築設計工作室による、神奈川・横浜市の店舗「晴れ着の丸昌 横浜店」
  • 2013.11.11Mon
    サムネイル:Nie Yong + 堤由匡 / 堤由匡建築設計工作室による中国北京市の「大興の工場コンバージョン」
    Nie Yong + 堤由匡 / 堤由匡建築設計工作室による中国北京市の「大興の工場コンバージョン」
  • view all
view all

#堤由匡の関連記事

  • 2024.11.18Mon
    堤由匡建築設計工作室による、福岡・福津市の「昭和54年の架構」。木造家屋を店舗と民泊施設に改修。既存建築の“忘れられた良さ”の復活を使命とし、天井を撤去して“太鼓梁”や“丸太桁”を現しとする空間を考案。用途間の境界壁に段差を作る操作で其々の空間に異なる個性も付与
  • 2024.11.01Fri
    堤由匡建築設計工作室による、中国・北京市の住戸改修「HOUSE X」。地上階にある区画の改修で屋外浴場も増築する計画。高齢者も暮らす住まいとして、“バリアフリー”を主題とした空間を志向。段差の解消等に加えて“健康的な光と心地よい風”の導入もバリアフリーと捉えて設計する
  • 2024.7.29Mon
    堤由匡建築設計工作室による、中国・上海市の「Pi ハウス」。両側の壁を共有するタウンハウスの改修。表裏にしか開口部を設けられない細長い平面に対し、諸室や吹抜の配置で“満遍なく光と風が行き渡る”空間を構築。荒い壁で光を受け止める“心地よい渓谷”の様な住居を作る
  • 2023.8.15Tue
    堤由匡建築設計工作室による、中国・上海の店舗「ASICS上海尚賢坊フラッグストア」。洋風建物に入居する日本のブランドの店。空間の普遍性と上階への誘導を目指し、企業ロゴを意識した“螺旋階段”が3フロアを繋ぐ構成を考案。各階毎の用途に応える内装材を選択して“ふさわしい”雰囲気も作る
  • 2023.5.15Mon
    堤由匡建築設計工作室による、中国・北京市の飲食店「TAO」。カウンターと二つの個室を備えた店。記号的作用を排除した“らしくない”空間を求め、諸室の天井等の各要素を“立体的な操作”と“質感の選定”で構築。デザインの“抽象性”によって人々の想像力を引き出す
  • 2022.10.12Wed
    堤由匡建築設計工作室による、神奈川・横浜市の店舗「眉月」。和装の貸衣装店の改修。目的の異なる客層が混在しないよう、明確なゾーニングを可能にする入れ子状の平面構成を考案。内外の建築要素は和服の印象との調和に加え重厚感と高級感を意識して設計
  • 2022.8.02Tue
    堤由匡建築設計工作室と北京鳴意品牌設計による、中国の「鮨 雲響」。タワーの展望室を寿司店に改装。煌びやかな外の光景と対照する落ち着きと高級感を目指し、多様な黒の素材を集め作った“闇”の中に金箔を散りばめた空間を考案。卓上からの反射光で黄金が浮かび上がる
  • 2021.5.26Wed
    堤由匡建築設計工作室による、神奈川・横浜市の店舗「晴れ着の丸昌 横浜店」
  • 2020.7.14Tue
    堤由匡建築設計工作室による、中国・杭州市の店舗「松子快餐」
  • 2020.7.09Thu
    堤由匡建築設計工作室による、中国・杭州市の飲食店「料亭松子」
  • view all
view all

建築求人情報

Loading...

 

    公式アカウントをフォローして、見逃せない建築情報を受け取ろう。

    60,896
    • Follow
    82,290
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    この日更新したその他の記事

    【ap job更新】 スキーマ建築計画 / 長坂常が、設計スタッフを募集中

    ap job 【ap job更新】 スキーマ建築計画 / 長坂常が、設計スタッフを募集中

    architecture|job|promotion
    建築求人情報
    【ap job更新】 スキーマ建築計画 / 長坂常が、設計スタッフを募集中
    【ap job更新】 スキーマ建築計画 / 長坂常が、設計スタッフを募集中ブルーボトルコーヒー 豊洲パークカフェ(Photo: Takumi Ota)
    アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました
    job.architecturephoto.net

    スキーマ建築計画 / 長坂常の、設計スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
    新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。

    中途設計スタッフ、新卒設計スタッフの募集(2025春採用)

    私たちスキーマ建築計画では、既存の建築の枠を超え、新しい視点や価値観を発見することを目指しています。

    そのために、「引き算」「誤用」「知の更新」「見えない開発」「半建築」といった独自のアプローチを用い、これまでにない建築を生み出す挑戦を続けています。短期的な効率性や利益追求を目的とした計画ではなく、持続可能な日常を探求し、人や自然を中心としたコミュニティづくりに貢献することを目指しています。

    クライアントと共に未来を想像し、住宅から公共施設まで、地域に根ざした設計から国際的なプロジェクトまで、ジャンルやスケール、エリアを超えた多様な活動を展開しています。そんな挑戦に心躍る方をお待ちしています。一緒に活動しましょう。(長坂常)

    【組織体制について】
    スキーマでは独立までの成長のプロセスを考え、独自の体制でプロジェクトを進めています。

    設計スタッフは「ルーキー」と「メジャー」に別れ、ルーキーは、初年度から自立しプロジェクトを遂行できるまでの期間、代表である長坂が密に指導し、プロジェクトを進行からデザインまで一緒に進めます。

    ルーキーは、他のメンバーと互いに協力・意見交換を行いながらチームビルディングを体験する段階でもあります。経験を積んだスタッフはメジャーとなり、長坂の管理範囲はデザインに絞られ、それ以外の進行などは経験豊富なプロジェクトマネージャー陣がサポートします。メジャーは自立への一歩とし、自由と責任を持ってプロジェクトを進行していくことを目標として取り組みます。

    このような体制を敷いたのは、一人一人が長坂とダイレクトにコミュニケーションを取り、個性を持った建築家に成長してもらうことで、組織全体の底上げを図りたいという思いからです。

    【プロジェクト内容】
    街のコミュニティスペース、美術館、ショップ、レストラン、住宅、工場、ホテル、銭湯、学校、神社など、多種多様なプロジェクトに日々取り組んでいます。それは、日本国内も北から南までさまざまで、国外も韓国、中国、台湾などのアジアから、アメリカやヨーロッパなど、幅広く案件をいただいています。
    スケールとしても建築、内装、家具といった枠の中にとどまらず、まちづくりなども考え、プロジェクトを進めています。

    job.architecturephoto.net
    • ap job
    建築求人情報
    2025.02.07 Fri 15:23
    0
    permalink
    楠元彩乃 / ayarchitectsによる、東京・新宿区のオフィス「Path of the wind」。両端に開口部のある5階の区画での計画。“気持ちの良い風”が抜ける様子に着目し、空間を貫くように“風道”を配置する構成を考案。 床材の切替でエリア分けを行うと同時に用途に沿った床材の選択も意識
    photo©Yurika Kono

    SHARE 楠元彩乃 / ayarchitectsによる、東京・新宿区のオフィス「Path of the wind」。両端に開口部のある5階の区画での計画。“気持ちの良い風”が抜ける様子に着目し、空間を貫くように“風道”を配置する構成を考案。 床材の切替でエリア分けを行うと同時に用途に沿った床材の選択も意識

    architecture|feature
    東京リノベーション事務所新宿区高野ユリカ建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・照明)楠元彩乃ayarchitectsデアルホーム
    楠元彩乃 / ayarchitectsによる、東京・新宿区のオフィス「Path of the wind」。両端に開口部のある5階の区画での計画。“気持ちの良い風”が抜ける様子に着目し、空間を貫くように“風道”を配置する構成を考案。 床材の切替でエリア分けを行うと同時に用途に沿った床材の選択も意識空間全体を見る。 photo©Yurika Kono
    楠元彩乃 / ayarchitectsによる、東京・新宿区のオフィス「Path of the wind」。両端に開口部のある5階の区画での計画。“気持ちの良い風”が抜ける様子に着目し、空間を貫くように“風道”を配置する構成を考案。 床材の切替でエリア分けを行うと同時に用途に沿った床材の選択も意識オフィス、腰壁と床材 photo©Yurika Kono
    楠元彩乃 / ayarchitectsによる、東京・新宿区のオフィス「Path of the wind」。両端に開口部のある5階の区画での計画。“気持ちの良い風”が抜ける様子に着目し、空間を貫くように“風道”を配置する構成を考案。 床材の切替でエリア分けを行うと同時に用途に沿った床材の選択も意識左:風道、右:オフィス photo©Yurika Kono
    楠元彩乃 / ayarchitectsによる、東京・新宿区のオフィス「Path of the wind」。両端に開口部のある5階の区画での計画。“気持ちの良い風”が抜ける様子に着目し、空間を貫くように“風道”を配置する構成を考案。 床材の切替でエリア分けを行うと同時に用途に沿った床材の選択も意識風道、南側の開口部の辺りを見る photo©Yurika Kono

    楠元彩乃 / ayarchitectsが設計した、東京・新宿区のオフィス「Path of the wind」です。
    両端に開口部のある5階の区画での計画です。建築家は、“気持ちの良い風”が抜ける様子に着目し、空間を貫くように“風道”を配置する構成を考案しました。そして、床材の切替でエリア分けを行うと同時に用途に沿った床材の選択も意識されました。

    東京・新宿区高田馬場にある不動産業を営むオフィスの改修である。

    駅前から続く通りを抜けると、専門学校や、雑居ビルなどが立ち並ぶ多様な要素が混在するエリアに敷地はある。少し高台に位置する公園と、川に挟まれた敷地はちょうど緩やかな盆地のような格好になっていて、5階に位置することもあり、気持ちの良い風が抜ける。

    建築家によるテキストより

    そこで既存のビルが持つ南北に大きく取られた開口をきっかけとして、フロア全体に風や光、人が抜けるような“風道(かぜみち)”を中心に通した。

    建築家によるテキストより

    オフィス部分と、コア部分(キッチン、トイレなどの水回り、EV、非常階段出入り口、物置などの諸室)に風道からそれぞれアプローチする。風道には使用頻度を考慮し、リノリウムという耐久性が高い天然素材を採用した。オフィス部分には、ゆったりと過ごしてもらえる落ち着いた色味のカーペットを使用している。
    また既存のサッシの腰下には、木やフレキシブルボードなどを回し、空間のアクセントとした。

    建築家によるテキストより
    • 残り17枚の写真と建築家によるテキスト
    • SHARE
    東京リノベーション事務所新宿区高野ユリカ建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・照明)楠元彩乃ayarchitectsデアルホーム
    2025.02.07 Fri 14:57
    0
    permalink
    妹島和世+西沢立衛 / SANAAが、2025年の王立英国建築家協会ロイヤル・ゴールド・メダルを受賞。1848年から続く歴史ある賞。過去の日本人受賞者には、丹下健三・磯崎新・安藤忠雄・伊東豊雄が名を連ねる。代表作品の写真も掲載
    photo©SANAA

    SHARE 妹島和世+西沢立衛 / SANAAが、2025年の王立英国建築家協会ロイヤル・ゴールド・メダルを受賞。1848年から続く歴史ある賞。過去の日本人受賞者には、丹下健三・磯崎新・安藤忠雄・伊東豊雄が名を連ねる。代表作品の写真も掲載

    architecture|culture|feature
    SANAA妹島和世西沢立衛
    妹島和世+西沢立衛 / SANAAが、2025年の王立英国建築家協会ロイヤル・ゴールド・メダルを受賞。1848年から続く歴史ある賞。過去の日本人受賞者には、丹下健三・磯崎新・安藤忠雄・伊東豊雄が名を連ねる。代表作品の写真も掲載西沢立衛と妹島和世 photo©SANAA

    妹島和世+西沢立衛 / SANAAが、2025年の王立英国建築家協会ロイヤル・ゴールド・メダルを受賞しています。
    1848年から続く歴史ある賞です。過去の日本人受賞者としては、丹下健三・磯崎新・安藤忠雄・伊東豊雄が名を連ねています。歴代の受賞者には、ピーター・ズントー、ヘルツォーク&ド・ムーロン、アルヴァロ・シザ、レム・コールハース、ザハ・ハディドも含まれています。記事の後半では、SANAAの代表作品の写真も掲載します。

    王立英国建築家協会(RIBA)の会長で、2025年RIBA栄誉賞委員会の委員長を務めるMuyiwa Okiのコメント
    (アーキテクチャーフォトが翻訳)

    進化する建築の理論と実践において、控えめながらもインパクトのあるリーダーシップを発揮しているSANAAのデザインは、建築が機能性と深い優雅さを両立できることを示しています。この分野における真の先駆者である彼らは、持続可能でユーザー中心のデザインに対する揺るぎない献身により、他の人々のために静かに道を切り開き、私たちの建築環境の未来にインスピレーションを与える基準を打ち立てました。

    数十年にわたって際立った明快さと一貫性を示してきた彼らの作品は、建築の変容力を示す永続的な証となっています。それは、喜びを鼓舞し、帰属意識を生み出し、私たちを私たちが暮らす環境と結びつけるものです。

    リリーステキストより

    以下に、SANAAの代表作品の写真も掲載します

    • 残り10枚の写真と建築家によるテキスト
    • SHARE
    SANAA妹島和世西沢立衛
    2025.02.07 Fri 07:44
    0
    permalink
    2025.2.06Thu
    • 九州大学岩元真明研究室による、福岡市の「九州大学OIP」。産学官連携を先導する組織の新拠点。大学の活動の伝達も意図し、演習林の1本の杉を素材に選んで内装から家具にまで“無駄なく使い切る”計画を考案。学内の什器類の再利用も積み重ねてサーキュラーデザインも実践
    2025.2.08Sat
    • 宇野友明による講演会「建築家の自由」の動画。パリのシテ建築遺産博物館で2024年11月に行われたもの。(日本語で視聴可能)

    Subscribe and Follow

    公式アカウントをフォローして、
    見逃せない建築情報を受け取ろう。

    「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
    様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

    60,896
    • Follow
    82,290
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    architecturephoto® News Letter

    メールマガジンでも最新の更新情報を配信中

    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    Copyright © architecturephoto.net.

    • 建築
    • アート
    • カルチャー
    • デザイン
    • ファッション
    • 書籍
    • 展覧会
    • コンペ
    • 動画
    • テレビ
    • 特集記事
    • 注目情報
    • タグ
    • アーキテクチャーフォト ジョブボード
    • アーキテクチャーフォト・ブック
    • アーキテクチャーフォト・プロダクト
    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    メールマガジンで最新の情報を配信しています

    この記事をシェア
    タイトルタイトルタイトルタイトルタイトル
    https://architecturephoto.net/permalink

    記事について#architecturephotonetでつぶやいてみましょう。
    有益なコメントは拡散や、サイトでも紹介させていただくこともございます。

    architecturephoto®
    • black
    • gray
    • white