水谷元建築都市設計室による、福岡市の「郊外の家 001」。工場が建つ地域のハウスメーカーの住宅を改修。“街に暮らす喜び”の創出も意図し、周辺風景に馴染むような空間を志向。解体後に露出される軽量鉄骨などに寄り添って“シルバー塗装”などを施した新たな要素を追加1階、玄関側から階段室越しに居間Aを見る。 photo©針金洋介
水谷元建築都市設計室による、福岡市の「郊外の家 001」。工場が建つ地域のハウスメーカーの住宅を改修。“街に暮らす喜び”の創出も意図し、周辺風景に馴染むような空間を志向。解体後に露出される軽量鉄骨などに寄り添って“シルバー塗装”などを施した新たな要素を追加1階、居間Aから2階への階段を見る。 photo©針金洋介
水谷元建築都市設計室による、福岡市の「郊外の家 001」。工場が建つ地域のハウスメーカーの住宅を改修。“街に暮らす喜び”の創出も意図し、周辺風景に馴染むような空間を志向。解体後に露出される軽量鉄骨などに寄り添って“シルバー塗装”などを施した新たな要素を追加1階から2階への階段 photo©針金洋介
水谷元建築都市設計室による、福岡市の「郊外の家 001」。工場が建つ地域のハウスメーカーの住宅を改修。“街に暮らす喜び”の創出も意図し、周辺風景に馴染むような空間を志向。解体後に露出される軽量鉄骨などに寄り添って“シルバー塗装”などを施した新たな要素を追加1階、フリースペースから天井を見上げる。 photo©針金洋介
水谷元建築都市設計室が設計した、福岡市の「郊外の家 001」です。
工場が建つ地域のハウスメーカーの住宅を改修する計画です。建築家は、“街に暮らす喜び”の創出も意図し、周辺風景に馴染むような空間を志向しました。そして、解体後に露出される軽量鉄骨などに寄り添って“シルバー塗装”などを施した新たな要素を追加しました。
ご夫妻とその子供達のための既存住宅のリノベーションである。
最初にご相談を受けた時は、リノベーションを前提にいくつかの中古住宅の候補を頂き、立地の利便性や安全性、規模などから判断して購入を決断して頂いた。
まず、ご夫妻がリモートで仕事をすることが多いこと、将来の子供達の家族構成などを考えた際、それぞれが好きな場所で自由に過ごしながら、家族の気配が感じられるような充分な広さのある空間を思い描いた。2階の既存の個室群は天井の断熱を増やしたり、壁紙の張替えなどに留めたが、1階の既存の壁は極力撤去し、一体的な広々とした空間とした。
既存の住宅は型式認定を受けたハウスメーカーによる軽量鉄骨造であるが、すでに数件のリノベーションの経験があったため、壁や天井を撤去すると、どのような構造が露わになるのかは予測できた。
住宅の立地する場所は、大手企業の無骨な工場が立地する企業城下町のような様相があり、郊外の風景が広がっている。露わになった鉄骨など建築を構成する既存のエレメントの素材や寸法に寄り添いながら、階段室の手摺や床のFRP、シルバー塗装など、リノベーションで新たに付与するエレメントを注意深く設計し、工場や郊外の風景に馴染む空間を設計した。
1990年代に建設された既存住宅なので、断熱の付与など基本的な性能は向上させているが、ほとんど外観は変わっていない。ほぼインテリアのみのリノベーションではあるが、せっかく地域と巡り合わせたのだから、新築の建築と変わらず、設計依頼主には街に暮らす喜びを感じて欲しいと思っている。
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水谷元建築都市設計室による、福岡市の「郊外の家 001」。工場が建つ地域のハウスメーカーの住宅を改修。“街に暮らす喜び”の創出も意図し、周辺風景に馴染むような空間を志向。解体後に露出される軽量鉄骨などに寄り添って“シルバー塗装”などを施した新たな要素を追加1階、玄関側から階段室越しに居間Aを見る。 photo©針金洋介

水谷元建築都市設計室による、福岡市の「郊外の家 001」。工場が建つ地域のハウスメーカーの住宅を改修。“街に暮らす喜び”の創出も意図し、周辺風景に馴染むような空間を志向。解体後に露出される軽量鉄骨などに寄り添って“シルバー塗装”などを施した新たな要素を追加1階、左:フリースペース、中央:居間A photo©針金洋介

水谷元建築都市設計室による、福岡市の「郊外の家 001」。工場が建つ地域のハウスメーカーの住宅を改修。“街に暮らす喜び”の創出も意図し、周辺風景に馴染むような空間を志向。解体後に露出される軽量鉄骨などに寄り添って“シルバー塗装”などを施した新たな要素を追加1階、左奥:室A、中央手前:居間A、右:2階への階段 photo©針金洋介

水谷元建築都市設計室による、福岡市の「郊外の家 001」。工場が建つ地域のハウスメーカーの住宅を改修。“街に暮らす喜び”の創出も意図し、周辺風景に馴染むような空間を志向。解体後に露出される軽量鉄骨などに寄り添って“シルバー塗装”などを施した新たな要素を追加1階、居間Aから2階への階段を見る。 photo©針金洋介

水谷元建築都市設計室による、福岡市の「郊外の家 001」。工場が建つ地域のハウスメーカーの住宅を改修。“街に暮らす喜び”の創出も意図し、周辺風景に馴染むような空間を志向。解体後に露出される軽量鉄骨などに寄り添って“シルバー塗装”などを施した新たな要素を追加1階、廊下からキッチンとフリースペースを見る。 photo©針金洋介

水谷元建築都市設計室による、福岡市の「郊外の家 001」。工場が建つ地域のハウスメーカーの住宅を改修。“街に暮らす喜び”の創出も意図し、周辺風景に馴染むような空間を志向。解体後に露出される軽量鉄骨などに寄り添って“シルバー塗装”などを施した新たな要素を追加1階から2階への階段 photo©針金洋介

水谷元建築都市設計室による、福岡市の「郊外の家 001」。工場が建つ地域のハウスメーカーの住宅を改修。“街に暮らす喜び”の創出も意図し、周辺風景に馴染むような空間を志向。解体後に露出される軽量鉄骨などに寄り添って“シルバー塗装”などを施した新たな要素を追加1階から2階への階段 photo©針金洋介

水谷元建築都市設計室による、福岡市の「郊外の家 001」。工場が建つ地域のハウスメーカーの住宅を改修。“街に暮らす喜び”の創出も意図し、周辺風景に馴染むような空間を志向。解体後に露出される軽量鉄骨などに寄り添って“シルバー塗装”などを施した新たな要素を追加1階、フリースペースから天井を見上げる。 photo©針金洋介

水谷元建築都市設計室による、福岡市の「郊外の家 001」。工場が建つ地域のハウスメーカーの住宅を改修。“街に暮らす喜び”の創出も意図し、周辺風景に馴染むような空間を志向。解体後に露出される軽量鉄骨などに寄り添って“シルバー塗装”などを施した新たな要素を追加1階、フリースペースから天井を見上げる。 photo©針金洋介

水谷元建築都市設計室による、福岡市の「郊外の家 001」。工場が建つ地域のハウスメーカーの住宅を改修。“街に暮らす喜び”の創出も意図し、周辺風景に馴染むような空間を志向。解体後に露出される軽量鉄骨などに寄り添って“シルバー塗装”などを施した新たな要素を追加2階、廊下から1階への階段側を見る。 photo©針金洋介

水谷元建築都市設計室による、福岡市の「郊外の家 001」。工場が建つ地域のハウスメーカーの住宅を改修。“街に暮らす喜び”の創出も意図し、周辺風景に馴染むような空間を志向。解体後に露出される軽量鉄骨などに寄り添って“シルバー塗装”などを施した新たな要素を追加2階、廊下から1階への階段側を見る。夜景 photo©針金洋介

水谷元建築都市設計室による、福岡市の「郊外の家 001」。工場が建つ地域のハウスメーカーの住宅を改修。“街に暮らす喜び”の創出も意図し、周辺風景に馴染むような空間を志向。解体後に露出される軽量鉄骨などに寄り添って“シルバー塗装”などを施した新たな要素を追加1階、左:居間、右:2階への階段。夜景 photo©針金洋介

水谷元建築都市設計室による、福岡市の「郊外の家 001」。工場が建つ地域のハウスメーカーの住宅を改修。“街に暮らす喜び”の創出も意図し、周辺風景に馴染むような空間を志向。解体後に露出される軽量鉄骨などに寄り添って“シルバー塗装”などを施した新たな要素を追加1階、フリースペースからキッチンを見る。夜景 photo©針金洋介

水谷元建築都市設計室による、福岡市の「郊外の家 001」。工場が建つ地域のハウスメーカーの住宅を改修。“街に暮らす喜び”の創出も意図し、周辺風景に馴染むような空間を志向。解体後に露出される軽量鉄骨などに寄り添って“シルバー塗装”などを施した新たな要素を追加1階、キッチン。夜景 photo©針金洋介

水谷元建築都市設計室による、福岡市の「郊外の家 001」。工場が建つ地域のハウスメーカーの住宅を改修。“街に暮らす喜び”の創出も意図し、周辺風景に馴染むような空間を志向。解体後に露出される軽量鉄骨などに寄り添って“シルバー塗装”などを施した新たな要素を追加1階、居間Aから玄関側を見る。夜景 photo©針金洋介

水谷元建築都市設計室による、福岡市の「郊外の家 001」。工場が建つ地域のハウスメーカーの住宅を改修。“街に暮らす喜び”の創出も意図し、周辺風景に馴染むような空間を志向。解体後に露出される軽量鉄骨などに寄り添って“シルバー塗装”などを施した新たな要素を追加付近見取図 image©水谷元建築都市設計室

水谷元建築都市設計室による、福岡市の「郊外の家 001」。工場が建つ地域のハウスメーカーの住宅を改修。“街に暮らす喜び”の創出も意図し、周辺風景に馴染むような空間を志向。解体後に露出される軽量鉄骨などに寄り添って“シルバー塗装”などを施した新たな要素を追加配置図兼1階平面図 image©水谷元建築都市設計室

水谷元建築都市設計室による、福岡市の「郊外の家 001」。工場が建つ地域のハウスメーカーの住宅を改修。“街に暮らす喜び”の創出も意図し、周辺風景に馴染むような空間を志向。解体後に露出される軽量鉄骨などに寄り添って“シルバー塗装”などを施した新たな要素を追加2階平面図 image©水谷元建築都市設計室

水谷元建築都市設計室による、福岡市の「郊外の家 001」。工場が建つ地域のハウスメーカーの住宅を改修。“街に暮らす喜び”の創出も意図し、周辺風景に馴染むような空間を志向。解体後に露出される軽量鉄骨などに寄り添って“シルバー塗装”などを施した新たな要素を追加階段室断面図 image©水谷元建築都市設計室
以下、建築家によるテキストです。
ご夫妻とその子供達のための既存住宅のリノベーションである。
最初にご相談を受けた時は、リノベーションを前提にいくつかの中古住宅の候補を頂き、立地の利便性や安全性、規模などから判断して購入を決断して頂いた。
まず、ご夫妻がリモートで仕事をすることが多いこと、将来の子供達の家族構成などを考えた際、それぞれが好きな場所で自由に過ごしながら、家族の気配が感じられるような充分な広さのある空間を思い描いた。2階の既存の個室群は天井の断熱を増やしたり、壁紙の張替えなどに留めたが、1階の既存の壁は極力撤去し、一体的な広々とした空間とした。
既存の住宅は型式認定を受けたハウスメーカーによる軽量鉄骨造であるが、すでに数件のリノベーションの経験があったため、壁や天井を撤去すると、どのような構造が露わになるのかは予測できた。
住宅の立地する場所は、大手企業の無骨な工場が立地する企業城下町のような様相があり、郊外の風景が広がっている。露わになった鉄骨など建築を構成する既存のエレメントの素材や寸法に寄り添いながら、階段室の手摺や床のFRP、シルバー塗装など、リノベーションで新たに付与するエレメントを注意深く設計し、工場や郊外の風景に馴染む空間を設計した。
1990年代に建設された既存住宅なので、断熱の付与など基本的な性能は向上させているが、ほとんど外観は変わっていない。ほぼインテリアのみのリノベーションではあるが、せっかく地域と巡り合わせたのだから、新築の建築と変わらず、設計依頼主には街に暮らす喜びを感じて欲しいと思っている。
■建築概要
題名:郊外の家 001
計画地域:福岡県福岡市西区
主用途:専用住宅
工事種別:内装工事(リノベーション)
設計・監理:水谷元建築都市設計室 担当/水谷元
照明計画:BRANCH LIGHTING DESIGN 担当/中村達基
構造協力:BEYOND ENGINEERING 担当/木村洋介
施工:久木原工務店
既存構造:軽量鉄骨造(型式認定)
既存階数:地上2階
建築面積:93.20㎡
延床面積:184.40㎡
設 計:2023年6月~2024年1月
工事:2024年1月~2024年4月
竣工年月日:2024年4月
写真:針金洋介