architecturephoto®

  • 特集記事
  • 注目情報
  • タグ
  • 建築
  • アート
  • カルチャー
  • デザイン
  • ファッション
  • 書籍
  • 展覧会
  • コンペ
  • 動画
  • テレビ
  • すべてのタグ

建築求人情報

Loading...
2017.10.11Wed
2017.10.10Tue
2017.10.12Thu
後藤周平建築設計事務所による、静岡市の「静岡のリノベーション」
サムネイル:後藤周平建築設計事務所による、静岡市の「静岡のリノベーション」

SHARE 後藤周平建築設計事務所による、静岡市の「静岡のリノベーション」

architecture|feature
住宅リノベーション後藤周平長谷川健太


all photos©長谷川健太(改修前を除く)

後藤周平建築設計事務所による、静岡市の「静岡のリノベーション」です。

既存鉄骨が露出した2層吹き抜けのリビングの上部に、大きな南北に連続した開口部を設け、空が見え、明るい広場のような空間をつくり、その吹き抜けに対して各個室の開口部が設けられている。この二重の開口部は、どこまでが室内でどこからが外部なのか、その境界が曖昧に感じられるような働きをしている。
吹き抜け上部の開口部は、隣家に対してもオープンになっており、リビングの様子は見えないが、その向こうの町並みには視線が開けていて、視覚的な都市のオープンスペースとして機能している。住宅の空間の一部が都市に共有されることで、密集地において周囲の人にとっても開放感を感じられるのではないかと考えた。

“家の中の広場の中の家”といえるような、復層的な構成が、都市に対して奥行きを保ちつつ開くという独特な距離感を住宅の内外につくり出している。

※以下の写真はクリックで拡大します

以下、建築家によるテキストです。


静岡のリノベーション

都市との距離感の調整をテーマにしたプロジェクトとして、”袋井の三壁”とは別のアプローチを試みた住宅である。
都市に対してどのように開くか、という問題は常に住宅の主要なテーマのひとつである。暮らしにおいて開放的になりたい状況と、閉鎖的になりたい状況は、一日の中でも、季節ごとでも絶えず変化しており、その変化に対してどちらかに偏るのではなく、適度に調整できるような住宅をつくりたいと考えていた。
ここでは、住宅の半分を占める大きな2層吹き抜けを、暮らしと都市との関係を調整する装置として、都市へ快適に開くことを試みた。

築30年超の事務所兼アパートを、住宅にコンバージョンしたプロジェクトである。敷地は静岡市の繁華街にほど近い、戦後すぐに開発された住宅街にあり、老朽化に伴う建て替えが近隣で多く行われ、将来的な環境が想定し難い状況にある。

既存鉄骨が露出した2層吹き抜けのリビングの上部に、大きな南北に連続した開口部を設け、空が見え、明るい広場のような空間をつくり、その吹き抜けに対して各個室の開口部が設けられている。この二重の開口部は、どこまでが室内でどこからが外部なのか、その境界が曖昧に感じられるような働きをしている。
吹き抜け上部の開口部は、隣家に対してもオープンになっており、リビングの様子は見えないが、その向こうの町並みには視線が開けていて、視覚的な都市のオープンスペースとして機能している。住宅の空間の一部が都市に共有されることで、密集地において周囲の人にとっても開放感を感じられるのではないかと考えた。

“家の中の広場の中の家”といえるような、復層的な構成が、都市に対して奥行きを保ちつつ開くという独特な距離感を住宅の内外につくり出している。

■建築概要
設計:後藤周平建築設計事務所
所在地:静岡県静岡市
構造:鉄骨造
設計期間:2015.8-2016.3
工事期間:2016.3-2016.8
敷地面積:102.34㎡
建築面積:57.16㎡
床面積:85.74㎡ (1階57.16 ㎡、2階28.58 ㎡)
設計協力:高橋俊也構造建築研究所
写真撮影:長谷川健太

後藤周平/後藤周平建築設計事務所
1982年静岡県磐田市生まれ。京都工芸繊維大学工芸学部造形工学科、同大学院博士前期課程修了。中山英之建築設計事務所を経て2012年後藤周平建築設計事務所設立。

静岡県磐田市国府台2-3 2A
http://shuheigoto.com

あわせて読みたい

サムネイル:小泉一斉+千葉万由子 / Smart Runningによる、埼玉県深谷市の住宅「グロット」
小泉一斉+千葉万由子 / Smart Runningによる、埼玉県深谷市の住宅「グロット」
  • SHARE
住宅リノベーション後藤周平長谷川健太
2017.10.11 Wed 10:21
0
permalink

#後藤周平の関連記事

  • 2024.1.29Mon
    後藤周平建築設計事務所による、静岡・浜松市の住宅改修「船越の家」。木造家屋の2階のみを改修し二世帯の住まいにする計画。“適切な距離感”の構築を目指し、世帯間を繋ぐ“階段室”を再考する設計を志向。上下で分割した壁を“ずらして設置”して“視線の抜け”等のバランスを操作
  • 2023.11.16Thu
    後藤周平建築設計事務所による、静岡・浜松市の「山手の家」。作品を集める施主家族の為に計画。生活と収集物が混ざり合う場を目指し、内外に8つのレベル差があり多方向に“視線が抜ける”構成を考案。展示する写真を窓に見立て実際の開口と並置して内部空間に奥行きも与える
  • 2023.8.08Tue
    後藤周平建築設計事務所による、静岡・磐田市の「Blue house / Blue office」。設計者が子供時代から知る建物を自邸兼事務所に改修。次世代への“橋渡し”を求め、既存に宿る“設計者の意思”に“新たな意思”を継ぎ足す設計を実践。新旧が密接に関係した“意思”の混合する空間を作る
  • 2022.9.29Thu
    後藤周平建築設計事務所による、静岡・浜松市の美容院「onde」。地域性が残る住宅街に計画。“美容院にみえない”空間という要望に、周囲を様々に反射する“鏡らしくない”鏡を考案して屋号とも呼応する揺らぎのある空間を構築。未来を想像し再移転の可能性を考慮した設計も志向
  • 2022.8.09Tue
    後藤周平建築設計事務所による、静岡市のオフィス「CODO」。本社講堂の事務所への改修計画。新しい働き方を実験し発見する場を目指し、“積層と差異”の手法で複数の箱を重ねて水平方向にずらし空間を構成。通常とは異なる距離感や使い方を生み創造性を引き出す
  • 2021.8.05Thu
    後藤周平建築設計事務所による、静岡・浜松市の「成田商店本社屋 工場」。地域の産業の在り方を模索し事業を拡大する施主企業の為に、地域の風景を継承しつつ未来につないでいく建築を意図
  • 2021.7.13Tue
    後藤周平建築設計事務所が改修を手掛けた、静岡・磐田市の事務所兼用住宅「Blue house/Blue office(仮)」の内覧会が開催
  • 2021.6.01Tue
    伊達翔+後藤周平による、兵庫・神戸市の住宅「公園に暮らす家」
  • 2020.5.10Sun
    サムネイル:サポーズ・荒木信雄・後藤周平らが手掛けた先進的な企業のオフィス事例を特集した雑誌『confort 174号 特集:オフィスデザインが働き方を変える』
    サポーズ・荒木信雄・後藤周平らが手掛けた先進的な企業のオフィス事例を特集した雑誌『confort 174号 特集:オフィスデザインが働き方を変える』
  • 2020.4.18Sat
    /
    後藤周平による、静岡市の、様々なヴォリュームを積み上げることでフロアの中に立体的な動きと特異な経験を生み出した、既存事務所の改修「CODO(鈴与本社リニューアルプロジェクト)」の写真
  • view all
view all

#長谷川健太の関連記事

  • 2025.4.17Thu
    小野良輔建築設計事務所による、鹿児島・奄美大島の「佐仁の家」。施主が扱う建材の体験なども目的とした貸別荘。機能に捉われない“様々な顔を持つ”存在とする為、風土から導かれる“建築の原型”と向き合い計画。地域と繋がりの深い“土俵”の構造形式を引用と再編集して造る
  • 2025.3.18Tue
    トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の店舗「ROTOTO STORE」。ソックスブランドの旗艦店。地域に根付いた“居場所”も目指し、ソックス型のテーブルのある多目的スペースを備えた空間を考案。靴下を履いた様なオリジナルのスツールは試着時のみならずイベント時の活用も可能
  • 2025.2.24Mon
    山路哲生建築設計事務所による、東京・江東区の店舗「MONNAKA COFFEE」。近い将来の解体と再利用を前提とした計画。物流と工法を主要テーマとし、輸送性を意図したコンテナサイズの木構造ユニットを組合わせて造る建築を考案。持続可能性も考慮して地産材の活用や端材での家具製作も行う
  • 2025.2.21Fri
    畠中啓祐建築設計スタジオによる、千葉・習志野市の飲食店「圓心茶荘」。台湾の伝統的手法で茶を提供する店。給仕までの一連の動作を円滑かつ直に楽しめるように、給水・加熱・排水の機能を備えたオリジナルのカウンターを考案。銘木と浸透性の左官材を主要素材として設備類を埋め込む
  • 2025.2.18Tue
    栫井寛子+徳永孝平 / atelier SALADによる、鹿児島の「指宿白水館 白砂の間」。老舗旅館にコンセプトルームを作る計画。地域の“砂むし温泉”に着目し、体験から得られる“生命の原初に回帰した様な解放感”の表現を志向。砂の手触り等を想起させる素材を用いて海へと視線が抜ける空間を作る
  • 2025.2.14Fri
    會田倫久 / TAAOと日高海渡 / swarmによる、栃木・那須郡の「Mr.forest」。森の中にある“プライベートキャンプ施設”の計画。自然との対峙を後押しする存在を求め、できるだけ小さく“身を隠す”建築を志向。“竪穴式住居”から着想を得た断面構成として活動をサポートする諸機能を収める
  • 2025.1.30Thu
    ゲンスラーと竹中工務店による、愛知の「MARUWA 瀬戸工場」。郊外に建つセラミック素材メーカーの新工場。目指すべき企業像の表現も目指し、企業と世界・敷地と地域・伝統と未来を繋ぐ“架け橋”となる存在を志向。水平方向に伸びるテラスと屋根を特徴とする建築を考案
  • 2025.1.29Wed
    坂本拓也 / ATELIER WRITEによる、東京・銀座の、大型店舗内のディスプレイ「TDS New Balance FW24」。新製品の発表の為に計画。ブランドが掲げる”ジェンダーニュートラル”の強調を求め、サイズ違いで陳列した際の“丈の変化”に沿う“傾いた什器”を考案。このシーズンの製品から着想して“虹色”の仕上げとする
  • 2025.1.22Wed
    トラフ建築設計事務所による、東京・世田谷の店舗「包丁と砥石 ひとひら」。海外の専門店への卸も行う店。外国からの訪問も見据え、お重のような島什器などで“日本的な丁寧さ”を感受できる空間を構築。売場と工房の間に設けた小窓やハイカウンターで顧客とスタッフの交流も促す
  • 2025.1.16Thu
    元木大輔 / DDAAによる、東京・千代田区のオフィス「HAKUHODO Gravity」。新築ビルの二つの階での計画。現代の労働環境に求められる“複雑な状況”に応える為、多様な選択肢が“相互に関係しながら機能”する空間を志向。合理性も考慮して既存のフロア材を転用した家具等で場を作り上げる
  • view all
view all

建築求人情報

Loading...

 

    公式アカウントをフォローして、見逃せない建築情報を受け取ろう。

    60,709
    • Follow
    82,622
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    この日更新したその他の記事

    【ap job 更新】 株式会社IZANAGIが、空間デザインのスタッフ(正社員)を募集中
    サムネイル:【ap job 更新】 株式会社IZANAGIが、空間デザインのスタッフ(正社員)を募集中

    ap job 【ap job 更新】 株式会社IZANAGIが、空間デザインのスタッフ(正社員)を募集中

    architecture|job
    建築求人情報


    JAL天王洲オフィスリニューアル 受付

     
    アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました

    株式会社IZANAGIの、空間デザインのスタッフ(正社員)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
    新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。

    設立5年目を迎え、新しい試行錯誤のチャレンジへ。
    個性的な新メンバーを募集しています。

    我々IZANAGIは「リアル」と「デジタル」が融合したアイデアが織り込まれた空間デザインをご提案しています。
    お客様は広告代理店様・食品卸業様・不動産ディベ様・たばこ事業様など大手企業が中心。各企業様のセールスプロモーションの一端を担っています。

    お客様や商品が持つリソースはなんだろう?と情報を整理・分析することから始め、こうしたらもっと楽しく・感動的に伝わる、こうしたら上質感がある伝え方ができるなど「高揚と感動」を実現することが我々の使命です。

    IZANAGIは設立5年目を迎えたばかりの駆け出しの会社らしく、仕事では形や流儀にこだわらず常に試行錯誤を行います。プロジェクトに参加するデザイナー・映像クリエイター・エンジニアなど様々な専門家と、全くの未経験者も含めたメンバーでアイデアを考え、新たな価値を創造を図ります。

    1人でも出来る事、1人では出来ない事、様々な個性で共に試行錯誤できる仲間を募集しており、今回は建築・設計・インテリアに携わって来たメンバーを募集しています。

    • ap job
    建築求人情報
    2017.10.11 Wed 20:37
    0
    permalink
    スペインの建築誌『El Croquis』の191号が、長谷川豪を特集。22pのサンプルも公開。

    SHARE スペインの建築誌『El Croquis』の191号が、長谷川豪を特集。22pのサンプルも公開。

    architecture|book|remarkable
    長谷川豪

    スペインの建築誌『El Croquis』の191号が、長谷川豪を特集していて、22ページのサンプルも公開されています

    スペインの建築誌『El Croquis』の191号が、長谷川豪を特集していて、22ページのサンプルも公開されています。※フラッシュがないと閲覧できない使用のようです。

    • SHARE
    長谷川豪
    2017.10.11 Wed 11:56
    0
    permalink
    若林秀典建築設計事務所による、京都の学習塾「StudyRoom」
    サムネイル:若林秀典建築設計事務所による、京都の学習塾「StudyRoom」

    SHARE 若林秀典建築設計事務所による、京都の学習塾「StudyRoom」

    architecture|feature
    店舗京都清原明音若林秀典


    all photos©Akane Kiyohara

    若林秀典建築設計事務所による、京都の学習塾「StudyRoom」です。

    「StudyRoom」は中高生を対象にした個別指導の学習塾である。本校では細かく区画された閉鎖的な教室ではなく、集中しつつも適度にリラックスできる学習環境が求められた。そこで大小いくつかの円で切り取られた大きなテーブルが生み出す開放的なワンルーム空間を提案。1対1の学習指導がなされている隣では自習生が勉強している。それは常に他者を意識することで適度な緊張感を生み、集中力を持続させることができる。また授業が行なわれない休校日はワークショップやイベント等が行なわれ、レンタルスペースとして地域の人々も利用する。黒板塗装された壁面とベンチタイプでフリーアドレスの座席からなるワンルーム空間は、これら求められる様々なシーンにフレキシブルな対応が可能である。学業のみにとどまることなく地域との交流の中で育まれる本質的な教育の場となることを期待している。

    • 続きを読む
    • SHARE
    店舗京都清原明音若林秀典
    2017.10.11 Wed 11:27
    0
    permalink
    成瀬・猪熊建築設計事務所+東急設計コンサルタント+奥村組による、東京都世田谷区の「キュープラザ二子玉川」
    サムネイル:成瀬・猪熊建築設計事務所+東急設計コンサルタント+奥村組による、東京都世田谷区の「キュープラザ二子玉川」

    SHARE 成瀬・猪熊建築設計事務所+東急設計コンサルタント+奥村組による、東京都世田谷区の「キュープラザ二子玉川」

    architecture|feature
    成瀬・猪熊建築設計事務所店舗東京猪熊純東急設計コンサルタント奥村組世田谷成瀬友梨


    all photos©西川公朗

    成瀬・猪熊建築設計事務所+東急設計コンサルタント+奥村組による、東京都世田谷区の「キュープラザ二子玉川」です。
    詳細は最下部の概要に記載していますが、商環境デザインを成瀬・猪熊建築設計事務所、基本設計・監修などを東急設計コンサルタント、実施設計・施工を奥村組が手掛けています。

    本プロジェクトは、2015年にオープンした二子玉川ライズの再開発事務所跡地に計画された、東急不動産株式会社の都市型商業施設「キュープラザ」4番目の施設である。敷地は二子玉川駅の北、今は廃線となっている砧線の終着駅があった場所に位置し、二子玉川ライズと玉川高島屋の二大開発エリアを結ぶ区道沿いにある。本計画はこの好立地を活かし、街の賑わいがそのままかたちになったような、立体的な街路を組み込んだ建築を目指した。

    ともすると必要なものだけを詰め込み、効率優先となってしまう積層型の商業建築において、私たちはまず、外部階段を植栽と組み合わせながら、最も環境が良く、印象的な場所である敷地南東に配置した。またこの縦動線の魅力を最大限に引き立たせるため、ファサードは周囲に残る砧線の形跡を思わせるエレメントで構成し、押出成形をしたレール形状のフレームと、枕木で作ったパネルを組み合わせ、外部階段を覆うように配置した。

    結果この建築は、テナントの自由度・貸床面積・フレキシビリティを確保したまま、二子玉川らしくも新鮮な、レイヤー状の風景をつくりだしている。街と連続し徒歩で全てのフロアにアプローチすることができ、ダイナミックなシークエンスを体験しながら、街の歴史に自然とふれあうことができるものになっている。

    • 続きを読む
    • SHARE
    成瀬・猪熊建築設計事務所店舗東京猪熊純東急設計コンサルタント奥村組世田谷成瀬友梨
    2017.10.11 Wed 10:51
    0
    permalink
    杉本博司が設立し施設の設計も手掛けた、小田原の複合文化施設「江之浦測候所」の写真

    SHARE 杉本博司が設立し施設の設計も手掛けた、小田原の複合文化施設「江之浦測候所」の写真

    architecture|art|remarkable
    美術館・博物館神奈川杉本博司

    杉本博司が設立し施設の設計も手掛けた、小田原の複合文化施設「江之浦測候所」の写真が、fashionsnap.comに掲載されています

    現代美術作家の杉本博司が設立し施設の設計も手掛けた、小田原の複合文化施設「江之浦測候所」の写真が55枚、fashionsnap.comに掲載されています。
    以下は、公式サイトによる概要。

    江之浦測候所の各施設は、美術品鑑賞の為のギャラリー棟、石舞台、光学硝子ストラクチャー、茶室、庭園、門、待合棟などから構成される。また財団の各建築物は、我が国の建築様式、及び工法の、各時代の特徴を取り入れてそれを再現し、日本建築史を通観するものとして機能する。よって現在では継承が困難になりつつある伝統工法をここに再現し、将来に伝える使命を、この建築群は有する。

    建築群に使用される素材は、近隣で得られる素材を中心に使用するものとし、擁壁、造園等に使用される石材は根府川石、小松石等を使用する。また造園の為の景石には、平成21年度の広域農道整備事業に伴い、近隣の早川石丁場群跡から出土した江戸城石垣用の原石を使用する。また造園の為の景石には古代から近代までの建築遺構から収集された貴重な考古遺産が随所に配されている。

    • SHARE
    美術館・博物館神奈川杉本博司
    2017.10.11 Wed 09:55
    0
    permalink
    SANAAが、静岡の「仮称静岡市歴史文化施設」設計プロポで設計候補者に

    SHARE SANAAが、静岡の「仮称静岡市歴史文化施設」設計プロポで設計候補者に

    architecture|competition
    美術館・博物館静岡SANAA

    SANAAが、静岡の「仮称静岡市歴史文化施設」設計プロポで設計候補者に選定されています(PDF)

    SANAAが、静岡の「仮称静岡市歴史文化施設」設計プロポで設計候補者に選定されています。
    次点者は、安井建築設計事務所でした。審査講評のPDFはこちらに。
    その他には隈研吾・シーラカンスアンドアソイエイツ、平田晃久、UAoなども参加していました。

    公募型プロポーザルにより、仮称静岡市歴史文化施設の基本設計の設計候補者を次のとおり特定しました。

    趣旨
    静岡市では、平成28年3月に「(仮称)静岡市歴史文化施設建設基本計画」を策定しました。「歴史文化から静岡の未来をつくる」を基本理念とし、本市の豊かな歴史と文化を活かし、「世界に輝く静岡」を実現するため、歴史文化のまちづくりの拠点となる歴史文化施設を整備します。
    本施設の建設地は、静岡市景観計画に基づく重点地区内であるとともに、歴史的名所の核と位置付ける駿府城公園の玄関口に位置しています。そのため、駿府城公園や周辺景観との調和を考慮するとともに、本市の新しい魅力となる優れた景観を備えた施設が求められます。
    また、本施設は、本市ならではの歴史的・文化的資源の価値と魅力を発信する活動によって集客をはかるとともに、市内各地への回遊性を促し、地域の賑わいと豊かさを創出することで、本市の発展を牽引していくことが求められます。
    このような歴史文化施設の設計にあたって、設計者の高度な発想力、設計能力等を求めるべく、公募型プロポーザルを実施しました。(via city.shizuoka.jp)

    • SHARE
    美術館・博物館静岡SANAA
    2017.10.11 Wed 09:43
    0
    permalink
    2017.10.10Tue
    • NASCA・八洲・構設計共同企業体による、青森の「平川市新本庁舎」設計プロポの、技術提案書
    • 後藤周平建築設計事務所による、静岡の「袋井の三壁」
    • ズントー事務所に勤務する杉山幸一郎が、自身が担当したブレゲンツ美術館でのズントー展「Dear to me」とその背景について解説しているテキスト「祝祭の時間」
    • 原広司が、2016年10月にカリフォルニア大学ロサンゼルス校で行った講演の動画
    • スーパーフレックスによる、テートモダンのタービンホールでのインスタレーション「One Two Three Swing!」の動画
    • ほか
    2017.10.12Thu
    • OMAが、SANAA設計のニューヨークの美術館「ニューミュージアム」の増築を手掛けることに
    • 二俣公一 / ケース・リアルによる、東京の住宅「南荻窪の家」
    • 東京R不動産が、街の形成の背景となっている、法規を含む「ルール」をテーマとしたウェブメディアを開設
    • 檜垣幸志建築設計事務所+竹島建築設計事務所による、東京・世田谷の住宅「淡島の改修」

    Subscribe and Follow

    公式アカウントをフォローして、
    見逃せない建築情報を受け取ろう。

    「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
    様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

    60,709
    • Follow
    82,622
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    architecturephoto® News Letter

    メールマガジンでも最新の更新情報を配信中

    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    Copyright © architecturephoto.net.

    • 建築
    • アート
    • カルチャー
    • デザイン
    • ファッション
    • 書籍
    • 展覧会
    • コンペ
    • 動画
    • テレビ
    • 特集記事
    • 注目情報
    • タグ
    • アーキテクチャーフォト ジョブボード
    • アーキテクチャーフォト・ブック
    • アーキテクチャーフォト・プロダクト
    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    メールマガジンで最新の情報を配信しています

    この記事をシェア
    タイトルタイトルタイトルタイトルタイトル
    https://architecturephoto.net/permalink

    記事について#architecturephotonetでつぶやいてみましょう。
    有益なコメントは拡散や、サイトでも紹介させていただくこともございます。

    architecturephoto®
    • black
    • gray
    • white