Horibe Associates architect’s officeが設計した、東京・世田谷の賃貸集合住宅「MIMOSA PUDICA-dormire-」です。構造は高橋俊也構造建築研究所が手掛けています。※詳細なクレジットは末尾に掲載しています。
線路敷に面するトレインビュー賃貸マンション
敷地は幅員約11m の線路敷と4m の生活道路に挟まれた低層住宅街に位置します。
高度斜線により絶対高さ10m、条例により最低居室面積25㎡以上の制限を付与される中、快適な居住環境と安定した収益率の確保、低層住居地域に対する環境配慮をテーマに計画しました。
住戸プランは線路側に生活空間、生活道路側に寝室、中間に水回りを配置。
線路側と生活道路側の2方向を全面開口とすることで、都心においても陽の光と風を十分に取り込むことができます。
構造計画は柱梁型が現れないプレートラーメン構造を採用し、4フロア・16戸を挿入しました。
意匠では形態・色彩共に分棟化を追求し、街に対しての圧迫感を軽減しています。
敬遠されがちな線路横の住戸ですが堅牢なRC造と二重サッシにより振動と騒音は担保し、さらなる静寂さを求め寝室は生活道路側へ。
低層棟屋上のデッキテラスは、星空や行き交う電車を眺めながらお酒を飲んだり、青空の下でパソコン作業をしたり、入居者同士でランチパーティーをしたり。
休息の場、仕事場、コミュニケーションの場。
多様な場として入居者の生活に潤いを与えてくれます。