architecturephoto®

  • 特集記事
  • 注目情報
  • タグ
  • 建築
  • アート
  • カルチャー
  • デザイン
  • ファッション
  • 書籍
  • 展覧会
  • コンペ
  • 動画
  • テレビ
  • すべてのタグ

建築求人情報

Loading...
2018.5.08Tue
2018.5.07Mon
2018.5.09Wed
神田篤宏+佐野もも / コンマによる、東京の住宅「隙間の家」
photo©長谷川健太

SHARE 神田篤宏+佐野もも / コンマによる、東京の住宅「隙間の家」

architecture|feature
コンマ住宅東京神田篤宏佐野もも長谷川健太
神田篤宏+佐野もも / コンマによる、東京の住宅「隙間の家」 photo©長谷川健太

神田篤宏+佐野もも / コンマが設計した、東京の住宅「隙間の家」です。

建築を考える際にある種の「平等性」がつくれたらよいな、と考えている。それはどのような人に対しても一律なものではなく、それぞれ違う人や、事柄に対する最適解の集合体のような建築だ。
法規や慣習、利用者の生活や使い方、周辺の影響や施工合理性など、それぞれの次元を取り上げてみるとそれらは、連動することもあれば時に相容れず並行を辿ることもある。建築をそうした様々な独立した論理や理屈の集合体だと考えると、これらを統合しそのものの全体性でコントロールして完結するのではなく、独立した論理の集まりとして捉え直すことができる。

以下の写真はクリックで拡大します

神田篤宏+佐野もも / コンマによる、東京の住宅「隙間の家」 photo©commma
神田篤宏+佐野もも / コンマによる、東京の住宅「隙間の家」 photo©長谷川健太
神田篤宏+佐野もも / コンマによる、東京の住宅「隙間の家」 photo©長谷川健太
神田篤宏+佐野もも / コンマによる、東京の住宅「隙間の家」 photo©長谷川健太
神田篤宏+佐野もも / コンマによる、東京の住宅「隙間の家」 photo©長谷川健太
神田篤宏+佐野もも / コンマによる、東京の住宅「隙間の家」 photo©長谷川健太
神田篤宏+佐野もも / コンマによる、東京の住宅「隙間の家」 photo©長谷川健太
神田篤宏+佐野もも / コンマによる、東京の住宅「隙間の家」 photo©長谷川健太
神田篤宏+佐野もも / コンマによる、東京の住宅「隙間の家」 photo©長谷川健太
神田篤宏+佐野もも / コンマによる、東京の住宅「隙間の家」 photo©長谷川健太
神田篤宏+佐野もも / コンマによる、東京の住宅「隙間の家」 photo©長谷川健太
神田篤宏+佐野もも / コンマによる、東京の住宅「隙間の家」 photo©長谷川健太
神田篤宏+佐野もも / コンマによる、東京の住宅「隙間の家」 photo©長谷川健太
神田篤宏+佐野もも / コンマによる、東京の住宅「隙間の家」 photo©長谷川健太
神田篤宏+佐野もも / コンマによる、東京の住宅「隙間の家」 photo©commma

以下、建築家によるテキストです。


隙間の家  
建築を考える際にある種の「平等性」がつくれたらよいな、と考えている。それはどのような人に対しても一律なものではなく、それぞれ違う人や、事柄に対する最適解の集合体のような建築だ。
法規や慣習、利用者の生活や使い方、周辺の影響や施工合理性など、それぞれの次元を取り上げてみるとそれらは、連動することもあれば時に相容れず並行を辿ることもある。建築をそうした様々な独立した論理や理屈の集合体だと考えると、これらを統合しそのものの全体性でコントロールして完結するのではなく、独立した論理の集まりとして捉え直すことができる。

・都市に参加する木架構
都内の住宅地に建つ木造2階建ての専用住宅の計画である。
この専用住宅を「都市木造住宅」のひとつのモデルとして考え、木部が仕上の素材としてだけではなく、架構として都市の街並みに参加できないだろうかと考えた。敷地周辺は東京都安全条例により「新たな防火区域」として指定されており、木造2階建住宅も準耐火建築物とすることが義務付けられている。
ここでは屋内の柱や床組、小屋組をあらわしの架構とし、外壁とそれを支える内壁を分厚い耐火壁で構成する「準耐火建築物(ロ-1)」とした。
敷地は長手方向が東街路に面しており、その道は商店街に通じていることから人通りも多い。そこで、住み手が道行く人との関係性をつくると同時に内包された木架構が街に参加するように、2層にまたがる大きな穴を分厚い外壁にぱかっと開け、いわば街との「腹を割った関係」をつくることにした。
この建物は2種類の構造モデルから成る。一つ目は常時「被覆された架構」と「あらわしの架構」を合わせた、全体で成立する構造モデル。二つ目は火災時に「あらわしの架構」が焼失しても「被覆された架構」のみで自立する構造モデルである。
「被覆された架構」は外周部と内部の水周りとキッチンに「目の字」に配され、2階の床組と軸力を負担する柱は「あらわしの架構」としている。あらわしの架構が被覆を貫通しないよう、両者を絶縁しているため内部空間ではそれぞれが独立した状態で共存している。
2つの構造の絶縁性から先述の2層にまたがる「ぱかっと開口」と「あらわしの架構」にはカラダが通れないほどの隙間が生じている。
この「隙間」は街と住人との縁側のようなバッファーであり、1,2階の気配を感じる吹抜のような空間だ。奥行の浅さと大開口によって内部からは外のような空間にも感じられ、2階の部屋から窓を開けようとすると越境して隣の家の窓を開けているようでもある。そして「ぱかっと開口」の縁に座ると脚は道路にはみ出し、身体そのものが家と街を横断する。
様々な捉え方ができ、何と呼んでよいのかわからない「隙間」がそれぞれの異なる理屈と理屈が重なったところに生まれた。

・「隙間」の多義性
このように敷地の与件や街との関係、建主の要望、構造に伴う判断などを洗い出し、それらのどれかを優先することなく設計を進めていった。それは様々な矛盾との並走でもある。
例えば建主が住宅に求める要望は必ずしも単一の方向には向かない。エアコンの温熱環境を配慮して各室を区切りたいが、一方で家全体を抜ける通風の心地よさも求められたり、部屋としての独立性は欲しいが孤立はしたくない、など。ある切り口によっては成立する解も別の切り口から見ると成立しないことがある。それらの「ズレ」をどれかひとつの論理に統合することなく矛盾を孕んだまま残していくことにした。そうすると、「家族の気配を感じる吹き抜け」や「光を取り込むスリット」のような単独の目的を持った空間ではなく、受け手や状況によって様々な解釈のできる良い意味で不明瞭な空間が生じる。それは「特定の目的に応答した空間をつくる」というよりは、なにが生じるのかあぶりだすような作業に近い。
「被覆された架構」の廊下は2階の「あらわしの架構」の居室の床面とは絶縁しているので、2階全体から階段と合わせて見ると大きくクレーターのようにくぼんでいる。そのくぼみは家族の読書スペースにもなるが、隙間越しに1階とつながり、立つ位置によっては結果的に吹き抜けのような場所となる。
こうして様々な論理を直截的に重ね合わせてみることで、一義的には決めきれない自由さというものをつくりたい。このプロジェクトでは多様な意味が生じる場を「隙間」に見出した。

■建築概要
所在地:東京都
建物用途:専用住宅
用途地域:第一種専用住居専用地域
防火指定:準防火地域, 新たな防火規制区域
設計監理:コンマ, 一級建築士事務所comma
構造設計:小山内博樹
施工  :株式会社広橋工務店
竣工:2017年7月
建築面積:48.54㎡
延床面積:89.76㎡
構造規模:木造地上2階建
写真:長谷川健太

あわせて読みたい

サムネイル:遠野未来 / 遠野未来建築事務所による、東京都千代田区神田の住居・フリースペース・事務所「神田SU」
遠野未来 / 遠野未来建築事務所による、東京都千代田区神田の住居・フリースペース・事務所「神田SU」
  • SHARE
コンマ住宅東京神田篤宏佐野もも長谷川健太
2018.05.08 Tue 18:36
0
permalink

#長谷川健太の関連記事

  • 2025.4.17Thu
    小野良輔建築設計事務所による、鹿児島・奄美大島の「佐仁の家」。施主が扱う建材の体験なども目的とした貸別荘。機能に捉われない“様々な顔を持つ”存在とする為、風土から導かれる“建築の原型”と向き合い計画。地域と繋がりの深い“土俵”の構造形式を引用と再編集して造る
  • 2025.3.18Tue
    トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の店舗「ROTOTO STORE」。ソックスブランドの旗艦店。地域に根付いた“居場所”も目指し、ソックス型のテーブルのある多目的スペースを備えた空間を考案。靴下を履いた様なオリジナルのスツールは試着時のみならずイベント時の活用も可能
  • 2025.2.24Mon
    山路哲生建築設計事務所による、東京・江東区の店舗「MONNAKA COFFEE」。近い将来の解体と再利用を前提とした計画。物流と工法を主要テーマとし、輸送性を意図したコンテナサイズの木構造ユニットを組合わせて造る建築を考案。持続可能性も考慮して地産材の活用や端材での家具製作も行う
  • 2025.2.21Fri
    畠中啓祐建築設計スタジオによる、千葉・習志野市の飲食店「圓心茶荘」。台湾の伝統的手法で茶を提供する店。給仕までの一連の動作を円滑かつ直に楽しめるように、給水・加熱・排水の機能を備えたオリジナルのカウンターを考案。銘木と浸透性の左官材を主要素材として設備類を埋め込む
  • 2025.2.18Tue
    栫井寛子+徳永孝平 / atelier SALADによる、鹿児島の「指宿白水館 白砂の間」。老舗旅館にコンセプトルームを作る計画。地域の“砂むし温泉”に着目し、体験から得られる“生命の原初に回帰した様な解放感”の表現を志向。砂の手触り等を想起させる素材を用いて海へと視線が抜ける空間を作る
  • 2025.2.14Fri
    會田倫久 / TAAOと日高海渡 / swarmによる、栃木・那須郡の「Mr.forest」。森の中にある“プライベートキャンプ施設”の計画。自然との対峙を後押しする存在を求め、できるだけ小さく“身を隠す”建築を志向。“竪穴式住居”から着想を得た断面構成として活動をサポートする諸機能を収める
  • 2025.1.30Thu
    ゲンスラーと竹中工務店による、愛知の「MARUWA 瀬戸工場」。郊外に建つセラミック素材メーカーの新工場。目指すべき企業像の表現も目指し、企業と世界・敷地と地域・伝統と未来を繋ぐ“架け橋”となる存在を志向。水平方向に伸びるテラスと屋根を特徴とする建築を考案
  • 2025.1.29Wed
    坂本拓也 / ATELIER WRITEによる、東京・銀座の、大型店舗内のディスプレイ「TDS New Balance FW24」。新製品の発表の為に計画。ブランドが掲げる”ジェンダーニュートラル”の強調を求め、サイズ違いで陳列した際の“丈の変化”に沿う“傾いた什器”を考案。このシーズンの製品から着想して“虹色”の仕上げとする
  • 2025.1.22Wed
    トラフ建築設計事務所による、東京・世田谷の店舗「包丁と砥石 ひとひら」。海外の専門店への卸も行う店。外国からの訪問も見据え、お重のような島什器などで“日本的な丁寧さ”を感受できる空間を構築。売場と工房の間に設けた小窓やハイカウンターで顧客とスタッフの交流も促す
  • 2025.1.16Thu
    元木大輔 / DDAAによる、東京・千代田区のオフィス「HAKUHODO Gravity」。新築ビルの二つの階での計画。現代の労働環境に求められる“複雑な状況”に応える為、多様な選択肢が“相互に関係しながら機能”する空間を志向。合理性も考慮して既存のフロア材を転用した家具等で場を作り上げる
  • view all
view all

#東京の関連記事

  • 2025.5.29Thu
    IKAWAYA建築設計による、東京・目黒区の「Spiral Gardens House」。建て込んだ住宅街での計画。コロナ禍以降の新しい暮らしも考慮した“明るく開放的な住宅”を求め、4つの庭を“多方向に積み上げる”構成を考案。階段を“滞在空間”と捉え直した設計は“多様な場”の創出を意図
  • 2025.5.26Mon
    関本竜太 / リオタデザインによる、東京・西東京市の「巣の家」。建蔽率と容積率が厳しい狭小地での計画。“広がりのある空間”の創出を課題とし、天井高があり高窓から視線が抜けるリビングを上階に設ける建築を考案。鳥の巣が宿木を飲込んで成長した“人の住み処”をイメージ
  • 2025.5.26Mon
    神谷修平+カミヤアーキテクツによる、東京・大田区の集合住宅「THE CONTOUR」。幹線道路沿いでの計画。騒音や振動に加えて視認性の高い敷地条件に対し、閉じながらも“魅力のある表情”を備えた存在を志向。“ソリッドなRC壁”にコンターの様に“水平目地”を刻んだファサードの建築を考案
  • 2025.5.23Fri
    佐藤光彦建築設計事務所による、東京・品川区の集合住宅「nishico」。二方向接道の旗竿地に建つコーポラティブハウス。竿を繋げて“路地”をつくり、旗に設けた“広場”と接続、残りの“余白”にヴォリュームを配置。街並みと調和して光溢れる共有の場を備えた建築が立ち上がる
  • 2025.5.21Wed
    トラフ建築設計事務所の会場構成による「士郎正宗の世界展」。“攻殻機動隊”などで知られる漫画家の展示。未来を描く世界への時間の層の追加を意図し、経年変化のあるパネルを壁面に用いる計画を考案。単管パイプを組んだ展示壁で作品の主題と呼応する透過性と浮遊感も創出
  • 2025.5.18Sun
    藤本壮介が、自身が設計した武蔵野美術大学の図書館を解説している動画。2025年5月に公開されたもの
  • 2025.5.16Fri
    axonometricによる、東京・中央区のオフィス「Creation Palette YAE」。約1,300㎡のワンフロアでの計画。多様と一体感を両立する“共創”の場として、皆で共有できる“象徴的な風景”がある空間を志向。間仕切り壁やデスク等の役割も担う“1本の帯”を全体に配する構成を考案
  • 2025.5.14Wed
    トラフ建築設計事務所による、東京・港区のショールーム「SLEEPY TOFU HOUSE」。寝具ブランドの為に計画。“やわらかい暮らし”の体感の場として、豆腐を模した“TOFU ROOM”の周りに住空間を想起させるエリアを配置する構成を考案。製品の柔らかい質感との呼応も意図して建材を選定
  • 2025.5.13Tue
    トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の店舗「Whisky Bank Shibuya」。センター街に位置するウィスキー販売店。棚を空間全体を包み込むように配置し、琥珀色の瓶のライトアップで通行人の視線を引寄せる計画を考案。時を経た鉱物を用いたテーブルは熟成された商品との親和性も考慮
  • 2025.5.12Mon
    和順陽と和順菜々子による、東京・世田谷区の住戸改修「光を纏う部屋」。設計者とテキスタイルデザイナーの夫婦の自邸。明るいが型ガラスで景観が享受できない与件に対し、カーテンで光を拡散して“様々な要素を抽象化する”計画を考案。浮遊感が生まれ柔らかい雰囲気で空間が満たされる
  • view all
view all

建築求人情報

Loading...

 

    公式アカウントをフォローして、見逃せない建築情報を受け取ろう。

    60,814
    • Follow
    82,750
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    この日更新したその他の記事

    トラフによる、東京・原宿のセレクトショップ「NUBIAN HARAJUKU」の写真

    SHARE トラフによる、東京・原宿のセレクトショップ「NUBIAN HARAJUKU」の写真

    architecture|fashion
    店舗禿真哉東京鈴野浩一トラフ建築設計事務所原宿

    トラフのウェブサイトに、東京・原宿のセレクトショップ「NUBIAN HARAJUKU」の写真が掲載されています

    トラフのウェブサイトに、東京・原宿のセレクトショップ「NUBIAN HARAJUKU」の写真が19枚掲載されています。店舗の場所はこちらで。

    国内外のモード、ストリートカルチャーを融合させ新たなトレンドを発信するセレクトショップ、NUBIAN原宿店の移転に伴う内装計画。原宿・竹下通りから脇道を入った閑静な場所にある3階建ての既存建物の1階、265m2のスペースに、イベントにも対応できるフレキシブルな店舗が求められた。

    エレベータコアを取り囲むコの字型平面の店内は、特定のブランドがイベント的に使うポップアップのエリア、メインの売場となる中央エリア、店内奥の高額商品を扱うエリアの3つに分かれる。ひとつの大きな空間でありながら、高低差やマテリアル、照明などでエリアごとに性格を変えることで奥へと客を導く。
    色や形の違う商品群が店内で雑然と見えないように、幾何学形状の什器でフレーミングする計画とした。28mm角のフレーム什器は、粗い磨きのステンレスを基準に、カラーフレームを組み合わせて構成し、いくつかはNUBIANの文字をかたどり、店内にプレイフルな印象を与えている。カウンターバックの大きな壁面には、素材感のあるマテリアルの上に、スタンプを押したようなテキストでパターンを描く。中央のエリアは構造を見せるスケルトン天井とし、間接照明を仕込んで空間全体を柔らかい光で満たした。売場中央にあるウーファー内蔵のカウンターと、什器と同じフレームを使ったオリジナルスピーカーは空間の象徴となる。

    商品を美しく見せることに加え、その商品と出会う体験そのものをデザインしたいと考えた。

    • SHARE
    店舗禿真哉東京鈴野浩一トラフ建築設計事務所原宿
    2018.05.08 Tue 16:45
    0
    permalink
    手塚貴晴+手塚由比 / 手塚建築研究所による、東京・千代田区の「番町教会」の写真
    photo©japan-architects.com

    SHARE 手塚貴晴+手塚由比 / 手塚建築研究所による、東京・千代田区の「番町教会」の写真

    architecture|remarkable
    東京手塚貴晴手塚由比宗教施設
    手塚貴晴+手塚由比 / 手塚建築研究所による、東京・千代田区の「番町教会」の写真 photo©japan-architects.com

     
    手塚貴晴+手塚由比 / 手塚建築研究所が設計した、東京・千代田区の「番町教会」の写真がjapan-architects.comに掲載されています

    手塚貴晴+手塚由比 / 手塚建築研究所が設計した、東京・千代田区の「番町教会」の写真が30枚、japan-architects.comに掲載されています。

    • SHARE
    東京手塚貴晴手塚由比宗教施設
    2018.05.08 Tue 16:33
    0
    permalink
    トラフによる、東京・新宿の、建材企業本社ビルの外来スペースとワークスペース「NOHARA」の写真

    SHARE トラフによる、東京・新宿の、建材企業本社ビルの外来スペースとワークスペース「NOHARA」の写真

    architecture
    事務所禿真哉東京鈴野浩一トラフ建築設計事務所新宿

    トラフのウェブサイトに、東京・新宿の、建材企業本社ビルの外来スペースとワークスペース「NOHARA」の写真が掲載されています

    トラフのウェブサイトに、東京・新宿の、建材企業本社ビルの外来スペースとワークスペース「NOHARA」の写真が16枚、掲載されています。

    建材の販売や建設事業などを手掛ける、野原グループ本社ビルの1階外来スペースと、8階社内ワークスペースの内装計画。1階の外来スペースには来訪者を迎えるエントランスと会議室、8階のワークスペースは、社員がアイデアを生むためのクリエイティブな働き方のできる場が求められた。

    1階の外来スペースは、外光の入る通りに面した側に打ち合わせブースや待合のベンチを配置し、反対側には会議室を配置した。奥まで続く長い壁面には、同社で展開をしている壁紙、「WhO」の同柄で色違いのものを、会議室を跨いで連続して貼ることで空間に一体感を与えた。床のフローリングもパターン張りにすることで、空間にリズムを与えている。オープンな待合いとミーティング席、半クローズなブース席、個室の会議室などでスタイルに合わせた使い方ができる。
    8階のワークスペースは、働き方に合わせて選択的に使えるよう、形状や個性の異なる大きな家具でゾーニングし、空間を特徴づけた。階段状の家具や、一段上がったステージ上のブース席、背を低い壁で囲われたL型のソファ席、背の高いラックを取り囲むハイカウンターなどで構成している。通常は下地材として使用されるパーティクルボードを素材として用い、異なる家具に共通性を持たせた。大きな家具がラグの上に乗っているように、フローリングの貼り方と色を切り替え、家具にまとまりを与えている。また同社のプロダクト開発にも関わった、リング状の天井装飾材カールトンクラウドで空間にアクセントをつけた。

    同社の扱う建材を随所に用いながらも、ショールームのような見せ方ではない、色々な働き方を許容する空間を目指した。

    • SHARE
    事務所禿真哉東京鈴野浩一トラフ建築設計事務所新宿
    2018.05.08 Tue 15:18
    0
    permalink
    トラフによる、東京・渋谷の既存ビルをまるごとリノベした美容室「boy Tokyo」の写真

    SHARE トラフによる、東京・渋谷の既存ビルをまるごとリノベした美容室「boy Tokyo」の写真

    architecture|remarkable
    店舗禿真哉東京鈴野浩一トラフ建築設計事務所渋谷

    トラフのウェブサイトに、東京・渋谷の既存ビルをまるごとリノベした美容室「boy Tokyo」の写真が掲載されています

    トラフのウェブサイトに、東京・渋谷の既存ビルをまるごとリノベした美容室「boy Tokyo」の写真が20枚、掲載されています。店舗の場所はこちらです。

    ヘアサロンを手がける「boy」の新店舗、「boy Tokyo」の内装計画。原宿の閑静なエリアに飲食店として設計された、屋上と吹き抜けを持つ2階建てのビルの、1、2階をヘアサロン、中2階をエステルームとして改装する。何度も改装が繰り返された内部空間を、建築自体の特徴を引き出すようにスケルトンにし、boy設立以来の35年間で集められた家具や照明、ステンドグラスなどのboyのコレクション品を取り込んで、記憶をつなげていくような計画とした。

    1階には、レセプションカウンター、クローク、ワークカウンターなど、様々な機能の什器が求められたため、それらを一体にした大きな家具で、施術エリアと待合スペースをゆるやかに分けている。既存のコンクリート床は磨いてエポキシ樹脂でコーティングした。ダムウェータ―を撤去した開口には内部に照明器具を仕込み、照明ボックスとして生まれ変わらせる。2階では、映画上映会やレクチャー、ワークショップなどが予定されており、それらのイベントの際に床を広く使えるよう、壁や柱に取り付けた什器以外は、全て可動式の什器で構成した。床は既存のパターン貼りフローリングに磨きと染色を施して仕上げ、中2階の床は、5.3mの天井高さを活かして、天井から吊り下げる構造で増床を行い、エステルームの個室をつくった。2層分の高さの大きな窓には、既存の黒いサッシュに合わせて、黒いリボンで縁取ったカーテンを製作し、外光を柔らかく取り込む。それら既存躯体へ慎重に手を加え、ヘアサロンとしての機能を備えた空間に、boyのコレクション品が彩りを与えている。

    boyのカット技術「HAZUSHI(ハズシ)」にならい、完成させすぎない、クリエイティヴで変化を予感させるような空間を目指した。

    • SHARE
    店舗禿真哉東京鈴野浩一トラフ建築設計事務所渋谷
    2018.05.08 Tue 15:12
    0
    permalink
    【ap job 更新】 髙橋一平建築事務所が、スタッフを募集中

    ap job 【ap job 更新】 髙橋一平建築事務所が、スタッフを募集中

    architecture|job
    建築求人情報
    【ap job 更新】 髙橋一平建築事務所が、スタッフを募集中
    【ap job 更新】 髙橋一平建築事務所が、スタッフを募集中

     
    アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました

    髙橋一平建築事務所の、スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
    新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。

    髙橋一平建築事務所では
    新たに複数名のスタッフを募集します。
    現在2名のスタッフがおりますが、
    プロジェクトも増えてきたため、
    事務所を拡張し環境を整えながら、
    これからの建築像を模索し意欲的なチェレンジを続けます。
    新卒の方のほか実務経験のある方も募集します。

    • ap job
    建築求人情報
    2018.05.08 Tue 14:10
    0
    permalink
    2018.5.07Mon
    • noiz・豊田啓介へのインタビュー「建築学の再編成──情報技術がもたらす新たな建築教育の可能性」
    • 「カニエ・ウェストが建築事務所の設立を宣言」(HYPEBEAST)
    • 【特集:建築家のためのウェブ発信講義】中身プレビュー(4)「豊田啓介さん:テクノロジーの今を伝え、隣接分野を巻き込むパイオニア」
    • 佐藤総合計画による、新潟県柏崎市の新庁舎の実施設計の概要書が公開
    • 最も注目を集めたトピックス [期間:2018/4/30-5/6]
    2018.5.09Wed
    • 【ap job 更新】 株式会社アスコットが、建築企画・設計等スタッフ、ボリュームチェック等スタッフを募集中
    • 青木弘司・能作淳平・大井鉄也・三宅正浩+吉本英正の作品が特集されているTOTO通信の2018年春号「特集:入れ子の家」のオンライン版
    • BIGのビャルケ・インゲルスが、WeWork社のチーフ・アーキテクトに就任するそう
    • アトリエ・ワンによる、千葉・香取の薪炭供給施設「栗源第一薪炭供給所(1K)」の写真
    • ロシアのファッション・デザイナーのゴーシャ・ラブチンスキーへのインタビュー(日本語)
    • ほか

    Subscribe and Follow

    公式アカウントをフォローして、
    見逃せない建築情報を受け取ろう。

    「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
    様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

    60,814
    • Follow
    82,750
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    architecturephoto® News Letter

    メールマガジンでも最新の更新情報を配信中

    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    Copyright © architecturephoto.net.

    • 建築
    • アート
    • カルチャー
    • デザイン
    • ファッション
    • 書籍
    • 展覧会
    • コンペ
    • 動画
    • テレビ
    • 特集記事
    • 注目情報
    • タグ
    • アーキテクチャーフォト ジョブボード
    • アーキテクチャーフォト・ブック
    • アーキテクチャーフォト・プロダクト
    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • アーキテクチャーフォト規約
    • プライバシーポリシー
    • 特定商取引法に関する表記
    • 利用者情報の外部送信について
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    メールマガジンで最新の情報を配信しています

    この記事をシェア
    タイトルタイトルタイトルタイトルタイトル
    https://architecturephoto.net/permalink

    記事について#architecturephotonetでつぶやいてみましょう。
    有益なコメントは拡散や、サイトでも紹介させていただくこともございます。

    architecturephoto®
    • black
    • gray
    • white