SHARE 神戸芸工大プロジェクトチームと安田利宏が改修を手掛けた、神戸市須磨区の共同住宅「Y’s house RD-08」の内覧会が開催
- 日程
- 2019年1月26日(土)・1月27日(日)
神戸芸術工科大学プロジェクトチームと安田利宏が改修を手掛けた、神戸市須磨区の共同住宅「Y’s house RD-08」の内覧会が開催されます(PDF)
神戸芸術工科大学プロジェクトチームと安田利宏 / ランドサットが改修を手掛けた、神戸市須磨区の共同住宅「Y’s house RD-08」の内覧会が開催されます(PDF)開催日は、2019年1月26日・27日です。詳細はリンク先でどうぞ。
今回の改修は、大和船舶土地株式会社が事業主として行っている「まちを育てる家たちづくりプロジェクト」の一環で行われたもの。過去にも複数回、神戸芸術工科大学とコラボレーションしており、その多くがグッドデザイン賞も受賞しています。【ap・pr】
大和船舶土地株式会社では、地域に根ざした「神戸の街の再生・活性化」をテーマに、長期的な視点での不動産開発を進めています。
一級建築士でもある弊社代表が中心となり、プロジェクトメンバーに神戸芸術工科大学環境デザイン学科の花田佳明教授、川北健雄教授、建築家の方々を加えて、様々なタイプの賃貸住宅をプロデュースしています。過去には、多数の物件でグッドデザイン賞※1を受賞しています。
このたび、板宿山手エリアの不動産開発を「まちを育てる家たちづくりプロジェクト」と称して取組強化をすすめており、1月26日27日には、その中間報告も兼ねた新物件内覧会を開催します。詳細のプログラムは下記をご覧ください。
(1)「Y’s house RD-08」内覧会
Y’s house RD-08は、妙法寺川沿いをゆるやかに登っていく道沿いに建つ築約50年の木造アパート3棟を、フルリノベーション・減築・建替によって敷地全体を更新することを目指したプロジェクトです。既存建物は敷地を埋めるように建ち、川沿いの豊かな空間を遮り前面道路へも圧迫感を与えていました。そこで、一部を減築し建物へのアプローチ延長上に川へ抜けるオープンスペースを設け、道路沿いの建物は規模を縮小して建替えることで、ポケットパークのような空間をもつ賃貸住宅を目指しました。
今回は、デッキテラスとそれに隣接する部屋の内部ご覧いただけます。
■建築概要 ※当日は当物件に受付を設置しています
Y’s house RD-08
事業主:大和船舶土地株式会社
所在地:神戸市須磨区
主用途:共同住宅
設計:安田利宏/有限会社ランドサット
神戸芸術工科大学 プロジェクトチーム
延床面積:164.15 m²
完成:2019年1月
(2)その他プログラム
内覧会以外に、過去のプロジェクト資料等を展示したプロモーションブースや、弊社物件を簡単に紹介してまちを巡るツアー(事前予約要)、なども実施いたします。詳しくは弊社ホームページをご確認ください。
以下は、大和船舶土地株式会社によるプロジェクトの過去の受賞作品一例(何れも入居済物件のため当日は内覧不可)
2018年グッドデザイン賞受賞「石垣の上に建つ鉄骨の家」(Y’s house RD-07)
photo©山田圭司郎
設計: 神戸芸術工科大学 プロジェクトチーム + 安田利宏/有限会社ランドサット
高度成長期に開発された石垣の上の宅地に建つ築40年余りの量産型住宅のリノベーションである。以前の所有者は、転出後に不動産の有効活用を試みたが引き受け手がみつからず、5年間空き家として放置されていたものを、弊社が買い取った。道路との高低差と急な階段、そして老朽化した量産化住宅という、通常劣悪と見なされるこれらの条件を、他にない固有の場所性と建築の可能性と捉え直し、それらの潜在力を最大限に生かして魅力的な住宅として再生することに挑戦した。周辺に多く集積する同様の不動産物件についても、個性を生かした改修や建替を行い、結果として、地域全体を多様な魅力に溢れる住宅地へと再生することをめざしている。
グッドデザイン賞受賞ページ:http://www.g-mark.org/award/describe/47870?token=OyQTxPEL5s
2016年グッドデザイン賞受賞「3つの住戸による駐車場のリノベーション」(Y’s house 13)
photo©多田ユウコ
設計:神戸芸術工科大学 プロジェクトチーム + 山田宰、大穂順子/設計組織アルキメラ一級建築士事務所
50年前に開発分譲された住宅地の一番奥にこの駐車場はある。バブル期には、区画を増設するほどであったが、住民の少子高齢化により、空き区画が目立つようになった。この駐車場を再活用するためのリノベーションとして駐車場の用途はそのままに、車好きのための賃貸住宅を企画した。敷地の地勢と車の動線を考えて、3棟の住宅を慎重に配置し、さらに敷地に合わせたプランが検討された。1階を土間にしてバイクや車を家の中に乗り入れられるようにしたり、室内から見える位置に駐車場を配置したり、車と住むための魅力的な住戸を新築することで、単なる駐車場を車好きのための空間とし、合わせて近隣住民の散策コースにもなるように意図した。
グッドデザイン賞受賞ページ:https://www.g-mark.org/award/describe/44290?token=OWQ4r3bC4F