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松本光索による、東京・港区の「素材、表層、用途なしの空間」
photo©表恒匡

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architecture|feature
図面あり港区店舗東京松本光索表恒匡
松本光索による、東京・港区の「素材、表層、用途なしの空間」 photo©表恒匡

松本光索が設計し一部施工も手掛けた、東京・港区の「素材、表層、用途なしの空間」です。

港区白金にある元理髪店であった小さな店舗空間のリノベーション。 空間自体はアパレルショップのショールームとして年に数回使われることが決まっているだけで、 施主からの要望は全く何もなかった。 それに加えて、既存空間は壁、天井が石膏ボード、床が長尺シート。この用途も特徴もない空間に何かを見出すべく、現場に滞在しながら設計を進めた。

滞在して気づいたことは、目の前の道路は一見寂れた商店街の一部であるように感じるが、その周辺に大きな企業ビルや大使館があることもあり、昼夜を問わず人通りが常にあること。しかし、 室内はどこか仄暗く、洞窟のような雰囲気を持った空間であるということだった。 完成後の建築は、限られた人が利用する空間であることを考えると、現場で感じた閉じた空間の性質をポジティブに拡張し、洞窟のように自然で、用途のない、ただ空間がある状態を生み出せないかという思いに至った。

以下の写真はクリックで拡大します

松本光索による、東京・港区の「素材、表層、用途なしの空間」 photo©表恒匡
松本光索による、東京・港区の「素材、表層、用途なしの空間」 photo©表恒匡
松本光索による、東京・港区の「素材、表層、用途なしの空間」 photo©表恒匡
松本光索による、東京・港区の「素材、表層、用途なしの空間」 photo©表恒匡
松本光索による、東京・港区の「素材、表層、用途なしの空間」 photo©表恒匡
松本光索による、東京・港区の「素材、表層、用途なしの空間」 photo©表恒匡
松本光索による、東京・港区の「素材、表層、用途なしの空間」 photo©表恒匡
松本光索による、東京・港区の「素材、表層、用途なしの空間」 photo©表恒匡
松本光索による、東京・港区の「素材、表層、用途なしの空間」 photo©表恒匡
松本光索による、東京・港区の「素材、表層、用途なしの空間」 photo©表恒匡
松本光索による、東京・港区の「素材、表層、用途なしの空間」 photo©表恒匡
松本光索による、東京・港区の「素材、表層、用途なしの空間」 photo©表恒匡
松本光索による、東京・港区の「素材、表層、用途なしの空間」 photo©表恒匡
松本光索による、東京・港区の「素材、表層、用途なしの空間」 photo©表恒匡
松本光索による、東京・港区の「素材、表層、用途なしの空間」 photo©表恒匡
松本光索による、東京・港区の「素材、表層、用途なしの空間」 image©松本光索

施工の様子と完成した空間を収録した動画。

以下、建築家によるテキストです。


素材、表層、用途なしの空間

港区白金にある元理髪店であった小さな店舗空間のリノベーション。 空間自体はアパレルショップのショールームとして年に数回使われることが決まっているだけで、 施主からの要望は全く何もなかった。 それに加えて、既存空間は壁、天井が石膏ボード、床が長尺シート。この用途も特徴もない空間に何かを見出すべく、現場に滞在しながら設計を進めた。

滞在して気づいたことは、目の前の道路は一見寂れた商店街の一部であるように感じるが、その周辺に大きな企業ビルや大使館があることもあり、昼夜を問わず人通りが常にあること。しかし、 室内はどこか仄暗く、洞窟のような雰囲気を持った空間であるということだった。 完成後の建築は、限られた人が利用する空間であることを考えると、現場で感じた閉じた空間の性質をポジティブに拡張し、洞窟のように自然で、用途のない、ただ空間がある状態を生み出せないかという思いに至った。

そのため、スイッチ、設備など機能上必要な要素を極力隠し、シンプルに壁、床、天井の素材の扱い方によって、いかに空間の質を変えることができるかの設計を試みた。 空間正面の建具は、焼杉の表面にエポキシ樹脂を塗装したもので、その黒光りした壁面には空間全体が大きな影となってぼんやりと反射する。より距離を縮めて建具を見れば、焼杉のゴツゴツした表面が奥に見え、距離や時間によって素材の印象が変化する。また、それ以外の素材もその印象に多重性があるものを選定、開発した。

既存建築のファサードは、中途半端に装飾レンガで覆われていたが、どこか独特の表情を持ち合わせていた。なんとかこの装飾レンガをありのまま受け入れ、新しい建築の顔とすることができるのではないかと考えた。そこで、装飾レンガの「装飾」という役割をずらし、新しい表層の下地とすることで装飾に新しい役割を与えた。 結果的には、既存レンガの上にそれらと同サイズにカットしたフレキシブルボードを貼り付けた。フレキシブルボードは、その下地となったレンガの凹凸を拾い、それぞれの表面が微妙に波打つ。 ボードの空目地からは元の装飾レンガが見え隠れし、半立体的な奥行き感を表層に与えている。装飾を規定の役割から解放し、そこに別の視点を加えることで新たな表層の設計の可能性を追求した。

このリノベーションにあたり、昔、友人と造った秘密基地を思い出した。自分たちだけが知っていて、何も用途のない空間は、パブリックな空間とは違った楽しみや気づきを日常に与えてくれるように思う。

■建築概要
所在地:東京都港区
用途:なし
延床面積:25㎡
設計、施工期間:2018年3月~2018年8月
設計:松本光索
施工:松本光索、Upstone
写真:表恒匡

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    中山英之に、ギャラリー間での自身の建築展について聞いているインタビュー

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    architecture
    中山英之インタビュー
    中山英之に、ギャラリー間での自身の建築展について聞いているインタビューが、六本木未来会議のサイトに掲載されています
    6mirai.tokyo-midtown.com

    中山英之に、ギャラリー間での自身の建築展について聞いているインタビューが、六本木未来会議のサイトに掲載されています。

    地上からほんの少し浮いている木箱のような家や、道路を挟んで地下でつながっている2軒の家。中山英之さんの建築は、こちらの想像を軽々と超えて、空間に思わぬ表情を生み出します。TOTOギャラリー・間で開催している「中山英之展 , and then」もまたしかり。展覧会の組み立て方や、建築やアートなどとの向き合い方、そして街の捉え方などから、中山さんのてがけるものが人を魅了する理由を探ります。

    後編は7月10日(水)公開予定です。

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    中山英之インタビュー
    2019.07.08 Mon 14:16
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    藤原徹平 / フジワラテッペイアーキテクツラボによる、東京・世田谷区の住宅「弦巻の家」の写真

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    住宅図面あり世田谷区東京藤原徹平
    藤原徹平 / フジワラテッペイアーキテクツラボのサイトに、東京・世田谷区の住宅「弦巻の家」の写真が掲載されています
    www.fujiwalabo.com

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    夫婦と子供3人のための住居。
    施主からの要望は「多様な居場所」がほしいということだった。間取りよりも空間の質についての話が多かったので計画の対話は楽しく進んだが、苦戦したのは日増しに難しくなるコストコントロールと制度的な制限との応答だった。都市計画で準防火地域に指定されていたため、3階建てになった段階で準耐火建築物になる。木造の準耐火建築物は非常にやっかいだ。柱や梁の架構を防火構造の板でラッピングする必要があり、「木造なのに木の架構を感じない」というどこかねじれた存在の建築になってしまう。地下階を設け地上2階建てに抑えることで準耐火を回避したり、鉄骨造や鉄筋コンクリート造にしたりと試行錯誤を繰り返したが、積算価格は上がっていくばかりで、結局3回設計をやり直した。周辺の街並みもそうした事情を反映してか、耐火ボードで覆われた3層の箱が建ち並ぶ。箱に閉じ共有領域を失った街は、同じ街に住んでいるという感覚も希薄になってしまう。どうしたものかと思案した結果、「庭の架構」をつくることを考えた。庭を2階レベルに浮かせて、それを架構で支える。庭の下階は、深い軒下の土間空間となり、駐輪場兼遊び場兼日曜大工の場所となる。2階ではランドリールーム兼サンルームが、3階からは子供室の小さなテラスがといった具合に生活のさまざまなシーンが庭に顔を出してくる。「庭の架構」とは生活を建築という入れ物から外に引き出す緩衝領域でもあり、同時に都市の風景を建築それぞれで完結させずに有機的に繋いでいく整流装置としても意図している。

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    住宅図面あり世田谷区東京藤原徹平
    2019.07.08 Mon 11:33
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    藤原徹平の、エイトブランディングデザインでのレクチャー「世界をセルフビルド化する」が開催

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    日程
    2019年7月22日(月)
    architecture|exhibition
    西澤明洋藤原徹平
    藤原徹平の、エイトブランディングデザインでのレクチャー「世界をセルフビルド化する」が開催されます
    www.8brandingdesign.com

    藤原徹平の、エイトブランディングデザインでのレクチャー「世界をセルフビルド化する」が開催されます。開催日は2019年7月22日で、要事前申し込み。

    「ブランディングデザインで日本を元気にする」をコンセプトに活動する株式会社エイトブランディングデザインは、集合住宅の新しいあり方を示した「代々木テラス」、新しい農業法人の在り方を模索する「木更津の農場プロジェクト」、新しい家族の拠点を考えた「稲村の森の家」など、能動的に生きるための拠点をつくる建築家 フジワラテッペイアーキテクツラボ(フジワラボ)主宰 藤原 徹平氏をお招きし、トークセミナー「クリエイティブナイト」を東京・南青山にて開催致します(7月22日(月)19:00〜21:00)。

    可変する未来をデザインする

    建築は、社会に影響力を持つ存在です。個人住宅でも地域の生活文化をつくる公共性を持ち、世代を超えて価値を共有する場となります。住宅やゲストハウス、地域拠点プロジェクトなど、楽しく生きるための拠点として、地域環境と時間を軸に、建築を有効活用するアイデアを提案する藤原氏。
    2019年「住まいの環境デザイン・アワード」準グランプリを受賞した「稲村の森の家」は、来客が多い住人のため、1階に玄関を設けず引き戸を使用することで、どこからでもアクセスが可能に。冷暖房は風や光という自然環境から助けを借りるなど、住み手の暮らしと地域環境に寄り添い、将来の可変性に柔軟に応えるおおらかな建築が高く評価されています。

    藤原氏は言います。
    「建築家として大切にしていることは、依頼に対して、本当につくる必要があるかないかも含めて考えること。完成したものがクライアントの想定とは違う部分があったとしても、10年後、20年後に自分の配慮に気づいてもらえることが理想的な状態」。

    素晴らしい未来に現実をドライブさせるために、未来をつくる意思を持ち、いかに共感の連鎖を生み出すか。
    当日は、未来を見据える藤原氏ならではの視点に迫ります。お楽しみに!

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    西澤明洋藤原徹平
    2019.07.08 Mon 11:29
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    坂牛卓+O.F.D.A.による、東京・新宿区の住宅「坂牛邸」
    photo©川崎璃乃

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    architecture|feature
    O.F.D.A.住宅図面あり新宿区東京坂牛卓川崎璃乃
    坂牛卓+O.F.D.A.による、東京・新宿区の住宅「坂牛邸」 photo©川崎璃乃

    坂牛卓+O.F.D.A.が設計した、東京・新宿区の住宅「坂牛邸」です。こちらのページではこの作品の動画も見ることができます。

    土地に出会ったのは2017年の2月である。それから設計は始まった。しかし設計はいきなりスケッチブックに何かを書くということからは始まらない。というのは設計とは自分が今まで考えてきた、作ってきた自らの設計の蓄積の上に作られていくからである。自分の中に内面化された概念の建築と応答しながら生まれてくるのである。そこで一体自分はそれまで何を考えて建築を作ってきたのかを振り返り簡単に述べてみたい。

    • 残り31枚の写真と建築家によるテキスト
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    O.F.D.A.住宅図面あり新宿区東京坂牛卓川崎璃乃
    2019.07.08 Mon 10:15
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    最も注目を集めたトピックス [期間:2019/7/1-7/7]

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    architecture|feature
    最も注目を集めたトピックス
    最も注目を集めたトピックス [期間:2019/7/1-7/7]

    アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2019/7/1-7/7)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページ右下の「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


    1、松島潤平が東大での講義用に制作した、設計のプロセスの解説図がtwitterで話題に

    2、柿木佑介+廣岡周平 / PERSIMMON HILLS architectsによる、埼玉の「宝性院観音堂」

    3、矢橋徹建築設計事務所による、熊本・熊本市の、地震で被災解体された貸しビル跡地につくられた「オモケンパーク」

    4、柿木佑介+廣岡周平 / PERSIMMON HILLS architectsによる、東京・世田谷区の店舗併用住宅 「三軒茶屋のショップハウス」

    5、乾久美子・大西麻貴・永山祐子・藤村龍至・谷尻誠・山名善之と他ジャンルのクリエイターが対話するトークイベントと写真展「TOKYO ARCHITECTURE」が東京で開催

    6、大室佑介アトリエ / atelier Ichikuによる、神奈川・葉山町の住宅「Haus-008」の写真

    7、松尾宙+松尾由希 / アンブレ・アーキテクツによる、愛媛・八幡浜市の『「だんだん」保内児童センター、保内保育所』

    8、角倉剛建築設計事務所による、千葉・松戸市の住宅「公園前の家」

    9、SAKUMAESHIMA / 朔永吉+前嶋章太郎による、東京の、ソニー品川本社の研修機能と人事採用のためのエリア「SONY 品川本社 PORT」

    10、成瀬・猪熊建築設計事務所のデザイン監修による、東京・三鷹市の、既存の社宅及び寮をシェア型賃貸住宅とファミリー向け賃貸住宅に改修した「リエットガーデン三鷹」のオープニングイベントが開催

    11、江藤健太アトリエによる、大分の住宅「臼杵の家」

    12、小泉雅生を父に持つ小泉立が、小泉アトリエ+メジロスタジオ設計の住宅 アシタノイエで過ごした経験を綴ったテキスト「建築家の家で育つ」

    13、解体が決まっている菊竹清訓の「旧都城市民会館」を、gluonのメンバーとして3次元スキャンした豊田啓介の連続ツイート

    14、熊木英雄 / オーガニックデザインによる、東京・港区のオフィス「Re Bar」

    15、『谷口吉郎建築作品集』が、金沢の、谷口吉郎・吉生記念金沢建築館の開館に併せて刊行

    16、坂茂による、大分・竹田市の温泉利用型健康増進施設「クアパーク長湯」の写真

    17、北山恒研究室とトヨタホームがコラボレーションした住宅の写真

    18、長谷川逸子・中村拓志らが審査する、JIA・大光電機 主催の「あかりコンペ2019」が応募エントリーを受付中。学生含め広く応募可能。入賞作品は商品化される可能性も。

    19、BIGのNY事務所に勤務する日本人建築家が、担当した新事務所の改修のエピソードを綴った記事「建築事務所のいろいろ_働く場のデザイン」

    20、スノヘッタによる、ノルウェーの海岸にある、沈んだような外観と海中を眺められる食事スペースが特徴的なレストラン「Under」の高クオリティな動画


    >過去の「最も注目を集めたトピックス」はこちらでどうぞ

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    • 【ap job 更新】 アトリエ系設計事務所の施工を多く手掛ける「栄伸建設」が、意匠設計・施工管理・積算・不動産の各部門のスタッフを募集中
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