SHARE 南木隆助のディレクションで開催される、東急プラザ銀座での「とらや 和菓子の原理展」
- 日程
- 2019年10月11日(金)–10月27日(日)
南木隆助のディレクションで開催される、東急プラザ銀座での「とらや 和菓子の原理展」です。会期は2019年10月11日~10月27日。こちらでは会場構成に注目してご紹介します。
銀座で年に一度、街ぐるみで茶会を様々な場所で行う「銀茶会」に合わせて、とらやの四季の和菓子を取り上げ、その成り立ちや作り方などを分解し、和菓子の原理までを伝えることをコンセプトとした展示を行う。
展示に合わせ、和菓子と原理を同じくした空間をデザインすることを考えた。
和菓子は小豆をはじめとする限られた素材を使いながらも、風景から恋心まで、森羅万象の無限で複雑なものを作れる表現できる食の芸術だ。
そこで、空間も、限られた素材や作られ方でありながら、複雑な造形ができる仕組みから考えた。
防炎処理されたヒノキを、強靭なケブラー繊維で結びつけ、様々な大きさの木の正方形でできたグリッドを作り、それを展示を行うKIRIKO LOUNGEの天上高約26mを活かして数カ所で吊ることで、シンプルな仕組みでありながら、山のような、和菓子のきんとんのような複雑な形を作ることができる。
以下の写真はクリックで拡大します
以下、建築家によるテキストです。
銀座で年に一度、街ぐるみで茶会を様々な場所で行う「銀茶会」に合わせて、とらやの四季の和菓子を取り上げ、その成り立ちや作り方などを分解し、和菓子の原理までを伝えることをコンセプトとした展示を行う。
展示に合わせ、和菓子と原理を同じくした空間をデザインすることを考えた。
和菓子は小豆をはじめとする限られた素材を使いながらも、風景から恋心まで、森羅万象の無限で複雑なものを作れる表現できる食の芸術だ。
そこで、空間も、限られた素材や作られ方でありながら、複雑な造形ができる仕組みから考えた。
防炎処理されたヒノキを、強靭なケブラー繊維で結びつけ、様々な大きさの木の正方形でできたグリッドを作り、それを展示を行うKIRIKO LOUNGEの天上高約26mを活かして数カ所で吊ることで、シンプルな仕組みでありながら、山のような、和菓子のきんとんのような複雑な形を作ることができる。
また、合わせて展示と映像をディレクションしている。
展示は空間の内部でとらやの和菓子や、そのメイキング映像、素材や道具などを見ることができる。
映像は和菓子を分解し、その原理をアニメーションやバイリンガル解説で理解しやすくしたものをこの展示のために特別に制作する。
とらやという和菓子文化を体現するブランドと、日本人でも知っているようできちんと知らない、同時に深く知るほど面白い和菓子の世界の入り口を作れればと考えている。
■展示概要
とらや 和菓子の原理展
開催日時:2019年10月11日(金)-10月27日(日)
11:00-23:00(日曜祝日は21:00まで)
会場:東急プラザ銀座6階 KIRIKO LOUNGE
主催:東急プラザ銀座
企画制作:Bunkamura
ディレクション:南木隆助
協力:株式会社 虎屋