SHARE トラフによる、東京の、ジュエリーブランド Hirotakaの本店「Hirotaka 丸の内店」の写真
トラフのウェブサイトに、東京の、ジュエリーブランド Hirotakaの本店「Hirotaka 丸の内店」の写真が16枚、掲載されています。
ジュエリーブランド「Hirotaka(ヒロタカ)」の本店、丸の内店の内装計画。動植物の多様な美しさや魅力のつまった”ナイトミュージアム”をテーマにした65m2のスペースでは、様々なディスプレイが展開できるだけでなく、ジュエリーのデザインにインスピレーションを与える、楽しさや驚きが感じられる空間が求められた。
丸の内パークビルの外壁の柱型が、天井高4mの矩形の内部空間まで連続し、室内的なスケール感を超えて、屋外的な感覚を引き起こす。そこで、この空間をミュージアムの中庭に見立てて、床はジャワ鉄平石を庭石のように敷き詰めた墨モルタル、壁は外壁を思わせるテクスチャ感のある仕上げとし、什器は経年変化の感じられる黒皮鉄を採用した。
中央のショーケースは、両サイドの柱型に設置されたミラーによって反復され、その奥へ視線が引き込まれるような感覚を生む。このショーケースの上部は外からのアイキャッチとなるディスプレイスペースにもなり、今回のオープニングでは、Hirotakaオリジナルデザインの空気の器を製作し展示した。
壁面に並んだ標本箱を思わせる大小様々なショーケースは、多様なディスプレイを可能にし、宝探しのようにジュエリーを発見する楽しみをもたらす。エントランスには、同ブランドのインスピレーション源である動植物の優美に伸びた花芯や角、触覚を彷彿させるペンダント照明が、来店者を出迎える。
ミュージアムの中庭や小部屋を散策するように、Hirotakaの世界観を体験することのできる空間を目指した。