the range design inc. / 寶田陵とto-ripple inc. / 杤尾直也のデザイン監修・インテリアデザイン、日企設計の建築設計による、大阪市の宿泊施設「THE LIVELY」です。
グローバルエージェンツが運営する新ブランドであるライブリーホテル。フルサービス型でもなく宿泊特化型でもない次世代のホテルを目指し、共用部の割合を高くし、ゲストのライフスタイルに合わせた自分らしい滞在を可能にするホテルとしています。
デザインキーワードを「LIGHTNESS(優美さ/快活さ)」「GADGET(装置/道具)」「HYGGE(居心地のいい時間)」とし、ミレニアル世代に響くデザインを目指しました。
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以下、建築家によるテキストです。
グローバルエージェンツが運営する新ブランドであるライブリーホテル。フルサービス型でもなく宿泊特化型でもない次世代のホテルを目指し、共用部の割合を高くし、ゲストのライフスタイルに合わせた自分らしい滞在を可能にするホテルとしています。
デザインキーワードを「LIGHTNESS(優美さ/快活さ)」「GADGET(装置/道具)」「HYGGE(居心地のいい時間)」とし、ミレニアル世代に響くデザインを目指しました。
1階にダニングカフェを配置しまちにひらくことで、ホテルゲストだけではない、にぎわいをつくり、2階はフロントとマルチスペースとしゲストが自由に使えるラウンジとし、吹き抜けで上下階を繋ぐことで立体的な一体感が生まれるようにしました。14階は宿泊客以外も利用できるバーとし、屋上と連続させルーフトップテラスでお酒を楽しむこともできます。
大通りから一本中に入った通り沿いにあるため、ファサードは大胆な色構成と1・2階を繋ぐ吹き抜けによるガラスの構成で視認性を上げ、賑やかさを演出しております。
フロントが2階にあるため、そこまでのワクワク感を高めるため、アイストップとなるアプローチ壁面、EVホールにはデジタルアートを配し、2階EVホールとフロントの間にはハーフミラーと光のグリッドで表現されたブリッジを渡るというシーンを構成しています。
客室はシャワールームを採用することで、洗面を客室と一体空間にし、コンパクトでありながら入ったときの広がりを演出できるようにしております。またガジェットフレームと呼ばれるフレームにTV、ハンガー、ミラー、マグなど様々な備品が取り付けできる装置をつくり部屋の印象を作りました。
充実した多様なパブリックスペースとコンパクトで使いやすい部屋を持つことでTHE LIVELYのコンセプトである「自由で驚きと発見に溢れた」世界観を体現しました。
(杤尾)
■建築概要
作品名:THE LIVELY
デザイン監修:the range design inc./寶田 陵
to-ripple inc./杤尾 直也
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設計
建築:日企設計
インテリアデザイン:the range design inc./寶田 陵
to-ripple inc./杤尾 直也
施工:中川企画建設株式会社
所在地:大阪府大阪市中央区
規模:地上14階 地下1階
竣工日:2019年7月
撮影:益永研司