庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国・上海のスタジオ「minimal studio in shanghai」
photo©長谷川健太

庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国・上海のスタジオ「minimal studio in shanghai」

庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国・上海のスタジオ「minimal studio in shanghai」 photo©長谷川健太
庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国・上海のスタジオ「minimal studio in shanghai」 photo©長谷川健太
庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国・上海のスタジオ「minimal studio in shanghai」 photo©長谷川健太

庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIが設計した、中国・上海のスタジオ「minimal studio in shanghai」です。

上海の外灘中心に位置する古い建築と新しい高層建築を同時に一望できるロケーションはクリエイティブなインスピレーションを得るには充分な環境である。

私は高層建築における空間体験の問題点として場所性の欠如を課題として常に意識してきた。均一的な空間にどうリアリティのある環境を取り込むかをテーマにしている。高層建築のユニットに場所性があるとしたら都市の中での浮遊感が圧倒的に面白い体験だと感じている。それらを取り込むことでノイズの少ないどこにでもある空間は周囲の都市建築と呼応する空間になり得ると考えている。

145平米あまりの空間に求められた要望は、様々なファッションデザイナーと生産側とのミーティングができるクリエイティビティがあること、サンプルのストック場所、時には展示会場、パーティ会場などフレキシブルな空間利用ができることであった。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国・上海のスタジオ「minimal studio in shanghai」 photo©長谷川健太
庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国・上海のスタジオ「minimal studio in shanghai」 photo©長谷川健太
庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国・上海のスタジオ「minimal studio in shanghai」 photo©長谷川健太
庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国・上海のスタジオ「minimal studio in shanghai」 photo©長谷川健太
庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国・上海のスタジオ「minimal studio in shanghai」 photo©長谷川健太
庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国・上海のスタジオ「minimal studio in shanghai」 photo©長谷川健太
庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国・上海のスタジオ「minimal studio in shanghai」 photo©長谷川健太
庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国・上海のスタジオ「minimal studio in shanghai」 photo©長谷川健太
庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国・上海のスタジオ「minimal studio in shanghai」 photo©長谷川健太
庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国・上海のスタジオ「minimal studio in shanghai」 photo©長谷川健太
庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国・上海のスタジオ「minimal studio in shanghai」 photo©長谷川健太
庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国・上海のスタジオ「minimal studio in shanghai」 photo©長谷川健太
庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国・上海のスタジオ「minimal studio in shanghai」 photo©長谷川健太
庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国・上海のスタジオ「minimal studio in shanghai」 photo©長谷川健太
庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国・上海のスタジオ「minimal studio in shanghai」 photo©長谷川健太
庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国・上海のスタジオ「minimal studio in shanghai」 photo©長谷川健太
庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国・上海のスタジオ「minimal studio in shanghai」 photo©長谷川健太
庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国・上海のスタジオ「minimal studio in shanghai」 photo©長谷川健太
庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国・上海のスタジオ「minimal studio in shanghai」 photo©長谷川健太
庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国・上海のスタジオ「minimal studio in shanghai」 photo©長谷川健太
庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国・上海のスタジオ「minimal studio in shanghai」 photo©長谷川健太
庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国・上海のスタジオ「minimal studio in shanghai」 photo©長谷川健太
庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国・上海のスタジオ「minimal studio in shanghai」 image©UCHIDA SHANGHAI
庄司光宏 / UCHIDA SHANGHAIによる、中国・上海のスタジオ「minimal studio in shanghai」 image©UCHIDA SHANGHAI

以下、建築家によるテキストです。


上海の外灘中心に位置する古い建築と新しい高層建築を同時に一望できるロケーションはクリエイティブなインスピレーションを得るには充分な環境である。

私は高層建築における空間体験の問題点として場所性の欠如を課題として常に意識してきた。均一的な空間にどうリアリティのある環境を取り込むかをテーマにしている。高層建築のユニットに場所性があるとしたら都市の中での浮遊感が圧倒的に面白い体験だと感じている。それらを取り込むことでノイズの少ないどこにでもある空間は周囲の都市建築と呼応する空間になり得ると考えている。

145平米あまりの空間に求められた要望は、様々なファッションデザイナーと生産側とのミーティングができるクリエイティビティがあること、サンプルのストック場所、時には展示会場、パーティ会場などフレキシブルな空間利用ができることであった。

さまざな空間活用が可能な様にワンルームをメッシュパネルで分節し可動式の家具と共にデザインをした。大きく空間は2つに分節することが可能であるがパネルレイアウトにより複数の中心空間を持つ曖昧なレイアウトも実現できる。

窓側は階段式の展示台兼収納でマテリアルからデザインボードが格納できる作りになっている。南面の突き当たりには壁面ハンガー収納が設置されファブリックがインテリアの一部になっている。

可動パネルはW1200mm x H2600mmで天井パネルのモジュールとも整合性を保っている。メッシュの採用により奥行きと周囲の風景の取り込みを可能にし光のリフレクション効果も空間の広がりに貢献している。窓側の階段式の収納は周囲の風景の取り込みを考え、高さ1000mmで抑え水平性を重視した。天井も設備関係(一部スポットライトを除く)をメッシュパネル上に配置し高さ方向の奥行きと同時に水平性を意識している。
可動式デスクとハンガー、窓側収納には竹の集成材を使用、竹集成材は縦積層のものを炭化したもので厚さは19mmが基準になっている。品質の良い材料を入手するのは困難だが、材料により色むらがありとても奥行きのある質感になることを重視した。

様々なノイズを受け止められる都市に浮遊した自由度の高いユニバーサルスペースを目指した。

■建築概要

設計:庄司光宏/UCHIDA SHANGHAI
用途:スタジオ
竣工年月:2017年3月
所在地:上海外灘
撮影:長谷川健太

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
内装・床

楢無垢材t=30mm 表面エイジング処理

内装・壁

エキスパンドメタル焼付白塗装

内装・天井天井

エキスパンドメタル焼付白塗装

内装・照明ペンダント照明

Float39nordlux

内装・照明スポットライト

TR-UIIopple

内装・造作家具天板

竹集成材t=19mm 炭化色

企業様による建材情報についてのご意見や「PR」のご相談はこちらから
※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません


project info :
design company: uchida shanghai
designer: mitsuhiro shoji
client: tredia china co.,ltd
project type: universal space for studio
design time: march 2017
location: shanghai china
photographer: kenta hasegawa

あわせて読みたい

この日更新したその他の記事

平井充+山口紗由 / メグロ建築研究所による、東京の、清家清設計の主屋と難波俊作設計の離れをつなぐ渡廊「代々木の渡廊」
平井充+山口紗由 / メグロ建築研究所による、東京の、清家清設計の主屋と難波俊作設計の離れをつなぐ渡廊「代々木の渡廊」 photo©鳥村鋼一
平井充+山口紗由 / メグロ建築研究所による、東京の、清家清設計の主屋と難波俊作設計の離れをつなぐ渡廊「代々木の渡廊」 photo©鳥村鋼一

平井充+山口紗由 / メグロ建築研究所が設計した、東京の、清家清設計の主屋と難波俊作設計の離れをつなぐ渡廊「代々木の渡廊」です。

これは2坪に満たない木造の小さな渡廊である。

街並みを見下ろす閑静な高台に、清家清氏によるRC造の主屋(1970)と、デザインシステムの難波俊作氏によるS造の離れ家(1988)が並んで建っている。主屋は、RC打放しとソリッドな煉瓦積み壁が特徴で、眺望の良い景色を捉えた巨大な嵌め殺しの水平窓と船舶専用の丸窓が穿たれている。それ対して離れ家は、嵌め殺しの水平窓と2階分の壁面を突き抜けた軽快なブレースが印象的だ。それぞれは、構造の特徴を外観の表現としており、壁面のスクリーンに街並みが映り込む内部を含めて極めて質の高いモダニズム建築である。

このプロジェクトは、高齢であるクライアントから主屋と離れ家を繋ぐ渡り廊下を作って欲しいという要望を実現することだった。敷地と道路の高低差は4m、資材の搬入経路は幅80㎝の階段しかなかった。雨風を防げれば良いという話であったので、私たちは職人が2人程度で運べる小さな部材で組み上げられる簡素なものが良いと考えた。

文化的価値のある建築の保存改修の方法には、既存部分と新しい部分の違いを明確にしなければならないという考え方がある。さらに、オーセンティシティやインテグリティといった考え方は、使い続ける建築にとって難しい問題であり、その都度の個別解となる。今回の既存建築のアイデンティティは、全体に纏う構造素材によるデザインの完一性が外観に現れていることが重要であり、これを増築部によって曖昧に延伸させることは避けなければならなかった。そのため、増築部は既存の2棟と異なる構造素材で、透明な木造建築が相応しいと考えた。

建築家によるテキストより
下川徹 / TORU SHIMOKAWA architectsによる、福岡・福岡市の、シューズメーカー ムーンスターの旗艦店「ALSO MOONSTAR」
下川徹 / TORU SHIMOKAWA architectsによる、福岡・福岡市の、シューズメーカー ムーンスターの旗艦店「ALSO MOONSTAR」 photo©藤井浩司
下川徹 / TORU SHIMOKAWA architectsによる、福岡・福岡市の、シューズメーカー ムーンスターの旗艦店「ALSO MOONSTAR」 photo©藤井浩司
下川徹 / TORU SHIMOKAWA architectsによる、福岡・福岡市の、シューズメーカー ムーンスターの旗艦店「ALSO MOONSTAR」 photo©藤井浩司

下川徹 / TORU SHIMOKAWA architectsが設計した、福岡・福岡市の、シューズメーカー ムーンスターの旗艦店「ALSO MOONSTAR」です。店舗の公式サイトはこちら

1873年の創業以来、久留米の自社工場で靴を生み出し続けるシューズメーカー、ムーンスターの旗艦店。
ムーンスターの歴史ある工場を訪れると、建築の経年には圧倒的存在感がある。その中で数百人の職人が丹念に靴をつくる情景は心に残り、商品となる靴の背景を深く知る機会となった。私が体感した工場の物理的要素を、直接ショップで表現することは浅はかであり、背景を精神的に伝える空間をつくりたいと考えた。そこで、ムーンスターの真摯なものづくりへの姿勢と同じように、日本建築の基盤である大工・左官・庭師を主体とした、惜しみない手間をかけた本質的なつくりを試みた。

建築家によるテキストより
宮川清志 / SESNによる、東京・世田谷区のピザ店「Pizza mafia Tokyo」
宮川清志 / SESNによる、東京・世田谷区のピザ店「Pizza mafia Tokyo」 photo©見学友宙
宮川清志 / SESNによる、東京・世田谷区のピザ店「Pizza mafia Tokyo」 photo©見学友宙
宮川清志 / SESNによる、東京・世田谷区のピザ店「Pizza mafia Tokyo」 photo©見学友宙

宮川清志 / SESNが設計した、東京・世田谷区のピザ店「Pizza mafia Tokyo」です。店舗の公式サイトはこちら

桜新町にあるpizza mafia tokyo、ピザ屋さんの店舗デザイン。
居心地の良さを追求し、写真を撮る様にインテリアデザインを構築しています。
部分同士の関係性、物と空間の関係性、撮影者と対象の関係性など、諸関係が写真を作るとしたら複数の関係性を同時に見る事によって新しいイメージや空間が出来るのではないかと、写真を撮る様に心地良い部分を集積し、アルバムを見る様に全体を構築しています。○△□という単純な形が全体を繋ぎ止め、居心地の良い空間を意識する役割としています。

デザイナーによるテキストより
最も注目を集めたトピックス [期間:2020/8/17-8/23]
最も注目を集めたトピックス [期間:2020/8/17-8/23]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2020/8/17-8/23)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 小笹泉+奥村直子 / IN STUDIOによる、東京・東久留米市の、野菜の直売所「野縁の小屋」
  2. 平田晃久建築設計事務所による、東京の、住宅・ギャラリーからなる複合ビル「Tree-ness House」
  3. ザハ・ハディド・アーキテクツが計画している、中国・西安市の、6万人収容規模のサッカースタジアム「Xi’an International Football Centre」
  4. 長坂常 / スキーマ建築計画の改修で完成した、東京・墨田区の銭湯「黄金湯」の写真
  5. 中村竜治が2019年に完成させた、東京・渋谷区神宮前の「スタジオ兼ギャラリー」の写真と図面
  6. 中村好文が出演する、台所を特集するNHKのテレビ番組が放送[2020/8/18]
  7. 五十嵐淳建築設計事務所が計画している、北海道・倶知安町の、宿泊機能を中心とした複合施設「Talo Niseko」
  8. 写真家・小川重雄の東京藝術大学での特別授業「建築写真の世界 場と光の選択」がオンラインでも配信
  9. 写真家の小川重雄が東京藝術大学で行った特別授業「建築写真の世界 場と光の選択」のアーカイブ動画が公開中
  10. 伯耆原洋太+伯耆原智世による、東京・世田谷区の住宅「Wonder the one room」
  11. 小笹泉+奥村直子 / IN STUDIOによる、神奈川・横浜市の住宅「坂の住宅地の家」
  12. デントン・コーカー・マーシャルによるイギリスのストーンヘンジの新しいヴィジター・センターの写真
  13. プロダクトデザイナーの田村奈穂による、東京・渋谷区の「東三丁目公衆トイレ」の写真。THE TOKYO TOILET プロジェクトの一環で建てられたもの
  14. 畠中啓祐建築設計スタジオによる、東京・豊島区のダージリンティー専門店「TEA SHOP Parvati」
  15. 宮川清志 / SESNによる、東京・文京区の、自動運転システムを開発する企業のオフィス兼ガレージ「TierⅣ」
  16. 村山徹+加藤亜矢子 / ムトカ建築事務所による、東京・渋谷区の写真スタジオ「GO-SEES AOYAMA」の写真と図面
  17. 黒崎敏 / APOLLO Architects & Associatesによる、山形の住宅「SCAPE」
  18. 畠中啓祐建築設計スタジオによる、愛知・岡崎市の、犬の美容院「dog salon GRUM」
  19. 日建設計の山梨知彦によるエッセイ『「新しい集まり方」を考える』
  20. トラフによる「エルメス丸の内店 リニューアルオープン ウィンドウディスプレイ」

Subscribe and Follow

公式アカウントをフォローして、
見逃せない建築情報を受け取ろう。

「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

  • 情報募集建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
  • メールマガジン メールマガジンで最新の情報を配信しています。