小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、大阪市の宿泊施設「シェア型レジデンス花園」。更新が進み古い長屋が減りつつある地域に計画。街との繋がり方を主題とし、地域にも開かれた中庭等の“対話を誘発する共用空間”を備えた建築を考案。“小屋根”が連続する外観は風景との“調和”と“継承”も意図 外観 photo©河田弘樹
小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、大阪市の宿泊施設「シェア型レジデンス花園」。更新が進み古い長屋が減りつつある地域に計画。街との繋がり方を主題とし、地域にも開かれた中庭等の“対話を誘発する共用空間”を備えた建築を考案。“小屋根”が連続する外観は風景との“調和”と“継承”も意図 1階、まちのテラス photo©河田弘樹
小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、大阪市の宿泊施設「シェア型レジデンス花園」。更新が進み古い長屋が減りつつある地域に計画。街との繋がり方を主題とし、地域にも開かれた中庭等の“対話を誘発する共用空間”を備えた建築を考案。“小屋根”が連続する外観は風景との“調和”と“継承”も意図 1階、個室(102) photo©河田弘樹
小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、大阪市の宿泊施設「シェア型レジデンス花園」。更新が進み古い長屋が減りつつある地域に計画。街との繋がり方を主題とし、地域にも開かれた中庭等の“対話を誘発する共用空間”を備えた建築を考案。“小屋根”が連続する外観は風景との“調和”と“継承”も意図 道路からまちのテラスを見る、夜景。 photo©河田弘樹
小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツ が設計した、大阪市の宿泊施設「シェア型レジデンス花園」です。
更新が進み古い長屋が減りつつある地域に計画されました。建築家は、街との繋がり方を主題とし、地域にも開かれた中庭等の“対話を誘発する共用空間”を備えた建築を考案しました。また、“小屋根”が連続する外観は風景との“調和”と“継承”も意図されました。
日本における観光ビジネスに関心をもった、中国武漢でホテル業を営む施主が計画する宿泊施設である。
敷地は大阪の四つ橋線花園町駅から徒歩5分、低価格の宿泊施設や民宿でも知られる西成区に位置する。
古い長屋が残るこの地域は、中心地の難波から2駅の利便性と比較的安価な地価から街の更新が進み、日常的な対話の場であった路地や低層の長屋が木造3階建アパートや中層マンションに変わり、閉じた環境をつくっている。本計画では、ホテルのようにプライバシーは確保しながら、シェアハウスのように共用部を選択的に利用できる、新しい宿泊施設「シェア型レジデンス」を築くことで、まちとのつながりを考える。
周囲にあわせて高さは2層に抑え、リニアなボリュームをCの字型に折り畳むことで、落ちついた中庭を形づくる。2階の個室にはそれぞれ勾配屋根をかけ、全体を小さな個室の集合体として表現した。小屋根が連続する集合体としての佇まいが、大小スケールの建物が混在する街並みと調和し、ヒューマンスケールなまちの風景のゆるやかな継承を心掛けた。
各個室は中庭を介して様々な方位から採光ができ、最大限の個室数を確保した。個室ごとに寝室、キッチン、バスルーム、トイレが備えられプライバシーを確保する一方、通りに面した「まちのリビング」、2階の通路を拡張した「ランドリーテラス」、自然を感じられる「まちのテラス」が、対話を誘発する共用空間となり、地域に対しても開かれている。
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小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、大阪市の宿泊施設「シェア型レジデンス花園」。更新が進み古い長屋が減りつつある地域に計画。街との繋がり方を主題とし、地域にも開かれた中庭等の“対話を誘発する共用空間”を備えた建築を考案。“小屋根”が連続する外観は風景との“調和”と“継承”も意図 敷地上空から見る。 photo©河田弘樹
小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、大阪市の宿泊施設「シェア型レジデンス花園」。更新が進み古い長屋が減りつつある地域に計画。街との繋がり方を主題とし、地域にも開かれた中庭等の“対話を誘発する共用空間”を備えた建築を考案。“小屋根”が連続する外観は風景との“調和”と“継承”も意図 俯瞰 photo©河田弘樹
小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、大阪市の宿泊施設「シェア型レジデンス花園」。更新が進み古い長屋が減りつつある地域に計画。街との繋がり方を主題とし、地域にも開かれた中庭等の“対話を誘発する共用空間”を備えた建築を考案。“小屋根”が連続する外観は風景との“調和”と“継承”も意図 俯瞰 photo©河田弘樹
小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、大阪市の宿泊施設「シェア型レジデンス花園」。更新が進み古い長屋が減りつつある地域に計画。街との繋がり方を主題とし、地域にも開かれた中庭等の“対話を誘発する共用空間”を備えた建築を考案。“小屋根”が連続する外観は風景との“調和”と“継承”も意図 俯瞰 photo©河田弘樹
小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、大阪市の宿泊施設「シェア型レジデンス花園」。更新が進み古い長屋が減りつつある地域に計画。街との繋がり方を主題とし、地域にも開かれた中庭等の“対話を誘発する共用空間”を備えた建築を考案。“小屋根”が連続する外観は風景との“調和”と“継承”も意図 外観 photo©河田弘樹
小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、大阪市の宿泊施設「シェア型レジデンス花園」。更新が進み古い長屋が減りつつある地域に計画。街との繋がり方を主題とし、地域にも開かれた中庭等の“対話を誘発する共用空間”を備えた建築を考案。“小屋根”が連続する外観は風景との“調和”と“継承”も意図 外観 photo©河田弘樹
小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、大阪市の宿泊施設「シェア型レジデンス花園」。更新が進み古い長屋が減りつつある地域に計画。街との繋がり方を主題とし、地域にも開かれた中庭等の“対話を誘発する共用空間”を備えた建築を考案。“小屋根”が連続する外観は風景との“調和”と“継承”も意図 1階、まちのテラス photo©河田弘樹
小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、大阪市の宿泊施設「シェア型レジデンス花園」。更新が進み古い長屋が減りつつある地域に計画。街との繋がり方を主題とし、地域にも開かれた中庭等の“対話を誘発する共用空間”を備えた建築を考案。“小屋根”が連続する外観は風景との“調和”と“継承”も意図 1階、まちのテラス photo©河田弘樹
小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、大阪市の宿泊施設「シェア型レジデンス花園」。更新が進み古い長屋が減りつつある地域に計画。街との繋がり方を主題とし、地域にも開かれた中庭等の“対話を誘発する共用空間”を備えた建築を考案。“小屋根”が連続する外観は風景との“調和”と“継承”も意図 2階、通路から中庭を見る。 photo©河田弘樹
小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、大阪市の宿泊施設「シェア型レジデンス花園」。更新が進み古い長屋が減りつつある地域に計画。街との繋がり方を主題とし、地域にも開かれた中庭等の“対話を誘発する共用空間”を備えた建築を考案。“小屋根”が連続する外観は風景との“調和”と“継承”も意図 1階、個室(102) photo©河田弘樹
小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、大阪市の宿泊施設「シェア型レジデンス花園」。更新が進み古い長屋が減りつつある地域に計画。街との繋がり方を主題とし、地域にも開かれた中庭等の“対話を誘発する共用空間”を備えた建築を考案。“小屋根”が連続する外観は風景との“調和”と“継承”も意図 1階、個室(103) photo©河田弘樹
小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、大阪市の宿泊施設「シェア型レジデンス花園」。更新が進み古い長屋が減りつつある地域に計画。街との繋がり方を主題とし、地域にも開かれた中庭等の“対話を誘発する共用空間”を備えた建築を考案。“小屋根”が連続する外観は風景との“調和”と“継承”も意図 2階、ランドリーテラス photo©河田弘樹
小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、大阪市の宿泊施設「シェア型レジデンス花園」。更新が進み古い長屋が減りつつある地域に計画。街との繋がり方を主題とし、地域にも開かれた中庭等の“対話を誘発する共用空間”を備えた建築を考案。“小屋根”が連続する外観は風景との“調和”と“継承”も意図 2階、個室(205) photo©河田弘樹
小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、大阪市の宿泊施設「シェア型レジデンス花園」。更新が進み古い長屋が減りつつある地域に計画。街との繋がり方を主題とし、地域にも開かれた中庭等の“対話を誘発する共用空間”を備えた建築を考案。“小屋根”が連続する外観は風景との“調和”と“継承”も意図 2階、個室(201) photo©河田弘樹
小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、大阪市の宿泊施設「シェア型レジデンス花園」。更新が進み古い長屋が減りつつある地域に計画。街との繋がり方を主題とし、地域にも開かれた中庭等の“対話を誘発する共用空間”を備えた建築を考案。“小屋根”が連続する外観は風景との“調和”と“継承”も意図 2階、個室(207) photo©河田弘樹
小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、大阪市の宿泊施設「シェア型レジデンス花園」。更新が進み古い長屋が減りつつある地域に計画。街との繋がり方を主題とし、地域にも開かれた中庭等の“対話を誘発する共用空間”を備えた建築を考案。“小屋根”が連続する外観は風景との“調和”と“継承”も意図 屋上、テラス photo©河田弘樹
小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、大阪市の宿泊施設「シェア型レジデンス花園」。更新が進み古い長屋が減りつつある地域に計画。街との繋がり方を主題とし、地域にも開かれた中庭等の“対話を誘発する共用空間”を備えた建築を考案。“小屋根”が連続する外観は風景との“調和”と“継承”も意図 外観、夜景 photo©河田弘樹
小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、大阪市の宿泊施設「シェア型レジデンス花園」。更新が進み古い長屋が減りつつある地域に計画。街との繋がり方を主題とし、地域にも開かれた中庭等の“対話を誘発する共用空間”を備えた建築を考案。“小屋根”が連続する外観は風景との“調和”と“継承”も意図 外観、夜景 photo©河田弘樹
小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、大阪市の宿泊施設「シェア型レジデンス花園」。更新が進み古い長屋が減りつつある地域に計画。街との繋がり方を主題とし、地域にも開かれた中庭等の“対話を誘発する共用空間”を備えた建築を考案。“小屋根”が連続する外観は風景との“調和”と“継承”も意図 道路からまちのテラスを見る、夜景。 photo©河田弘樹
小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、大阪市の宿泊施設「シェア型レジデンス花園」。更新が進み古い長屋が減りつつある地域に計画。街との繋がり方を主題とし、地域にも開かれた中庭等の“対話を誘発する共用空間”を備えた建築を考案。“小屋根”が連続する外観は風景との“調和”と“継承”も意図 1階、まちのテラス、夜景 photo©河田弘樹
小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、大阪市の宿泊施設「シェア型レジデンス花園」。更新が進み古い長屋が減りつつある地域に計画。街との繋がり方を主題とし、地域にも開かれた中庭等の“対話を誘発する共用空間”を備えた建築を考案。“小屋根”が連続する外観は風景との“調和”と“継承”も意図 1階、まちのテラス、夜景 photo©河田弘樹
小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、大阪市の宿泊施設「シェア型レジデンス花園」。更新が進み古い長屋が減りつつある地域に計画。街との繋がり方を主題とし、地域にも開かれた中庭等の“対話を誘発する共用空間”を備えた建築を考案。“小屋根”が連続する外観は風景との“調和”と“継承”も意図 1階、まちのリビング、夜景 photo©河田弘樹
小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、大阪市の宿泊施設「シェア型レジデンス花園」。更新が進み古い長屋が減りつつある地域に計画。街との繋がり方を主題とし、地域にも開かれた中庭等の“対話を誘発する共用空間”を備えた建築を考案。“小屋根”が連続する外観は風景との“調和”と“継承”も意図 1階、まちのリビング、夜景 photo©河田弘樹
小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、大阪市の宿泊施設「シェア型レジデンス花園」。更新が進み古い長屋が減りつつある地域に計画。街との繋がり方を主題とし、地域にも開かれた中庭等の“対話を誘発する共用空間”を備えた建築を考案。“小屋根”が連続する外観は風景との“調和”と“継承”も意図 1階、まちのテラス、夜景 photo©河田弘樹
小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、大阪市の宿泊施設「シェア型レジデンス花園」。更新が進み古い長屋が減りつつある地域に計画。街との繋がり方を主題とし、地域にも開かれた中庭等の“対話を誘発する共用空間”を備えた建築を考案。“小屋根”が連続する外観は風景との“調和”と“継承”も意図 配置図 image©T2Pアーキテクツ
小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、大阪市の宿泊施設「シェア型レジデンス花園」。更新が進み古い長屋が減りつつある地域に計画。街との繋がり方を主題とし、地域にも開かれた中庭等の“対話を誘発する共用空間”を備えた建築を考案。“小屋根”が連続する外観は風景との“調和”と“継承”も意図 1階平面図 image©T2Pアーキテクツ
小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、大阪市の宿泊施設「シェア型レジデンス花園」。更新が進み古い長屋が減りつつある地域に計画。街との繋がり方を主題とし、地域にも開かれた中庭等の“対話を誘発する共用空間”を備えた建築を考案。“小屋根”が連続する外観は風景との“調和”と“継承”も意図 2階平面図 image©T2Pアーキテクツ
小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、大阪市の宿泊施設「シェア型レジデンス花園」。更新が進み古い長屋が減りつつある地域に計画。街との繋がり方を主題とし、地域にも開かれた中庭等の“対話を誘発する共用空間”を備えた建築を考案。“小屋根”が連続する外観は風景との“調和”と“継承”も意図 立面図 image©T2Pアーキテクツ
小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、大阪市の宿泊施設「シェア型レジデンス花園」。更新が進み古い長屋が減りつつある地域に計画。街との繋がり方を主題とし、地域にも開かれた中庭等の“対話を誘発する共用空間”を備えた建築を考案。“小屋根”が連続する外観は風景との“調和”と“継承”も意図 断面図 image©T2Pアーキテクツ
以下、建築家によるテキストです。
日本における観光ビジネスに関心をもった、中国武漢でホテル業を営む施主が計画する宿泊施設である。
敷地は大阪の四つ橋線花園町駅から徒歩5分、低価格の宿泊施設や民宿でも知られる西成区に位置する。
古い長屋が残るこの地域は、中心地の難波から2駅の利便性と比較的安価な地価から街の更新が進み、日常的な対話の場であった路地や低層の長屋が木造3階建アパートや中層マンションに変わり、閉じた環境をつくっている。本計画では、ホテルのようにプライバシーは確保しながら、シェアハウスのように共用部を選択的に利用できる、新しい宿泊施設「シェア型レジデンス」を築くことで、まちとのつながりを考える。
周囲にあわせて高さは2層に抑え、リニアなボリュームをCの字型に折り畳むことで、落ちついた中庭を形づくる。2階の個室にはそれぞれ勾配屋根をかけ、全体を小さな個室の集合体として表現した。小屋根が連続する集合体としての佇まいが、大小スケールの建物が混在する街並みと調和し、ヒューマンスケールなまちの風景のゆるやかな継承を心掛けた。
各個室は中庭を介して様々な方位から採光ができ、最大限の個室数を確保した。個室ごとに寝室、キッチン、バスルーム、トイレが備えられプライバシーを確保する一方、通りに面した「まちのリビング」、2階の通路を拡張した「ランドリーテラス」、自然を感じられる「まちのテラス」が、対話を誘発する共用空間となり、地域に対しても開かれている。
個室は全て、周囲への開き方に応じてレイアウトが異なり、多様な選択性をもたらしている。内部は木目調や左官調の現代的な和風を基調としており、障子戸の開閉により外部との関係をコントロールし、プライバシーを確保する。障子を介して柔らかい光が差し込む落ち着いた空間となっている。
1階の個室は畳敷きで、中庭や道に面して掃き出し窓が設けられた開放的な空間である。2階の個室は、屋根の形状が内部に勾配天井として現れる特徴的な空間である。一部の個室には屋上テラスがあり、屋外の居間として利用が可能である。各個室は機能的でコンパクトなレイアウトながらも、共用空間を自分の居場所として考えることで私的領域が拡大する。
都市的環境にある「シェア型レジデンス」が、プライバシーとコモンスペースを両立し、閉鎖的環境をつくる開発ではなく共用空間を介して街と共存する、新しい宿泊施設のかたちとなることを期待する。
■建築概要
建築名称:シェア型レジデンス花園
計画地:大阪府大阪市西成区鶴見橋
主要用途:共同住宅(民泊)・飲食店
設計監理:T2P Architects Office 担当:小野龍人、三浦朋訓、Yang Shikwan
構造設計:玉木建築設計事務所 担当:玉木鉄矢
設備設計:シー・エイチ・シー・システム株式会社 担当:渋谷俊彦
外構:FADE・IN 担当:角田直行
ブランディング:P.O.T lab
施工:株式会社89STYLE 担当:辻岡啓行
電気設備:シー・エイチ・シー・システム株式会社 担当:渋谷俊彦
空調・衛生設備:シー・エイチ・シー・システム株式会社 担当:渋谷俊彦
地域地区:準工業地域
道路幅員:北側4m、西側4m(位置指定道路)
構造:木造軸組工法
基礎:ベタ基礎
建ぺい率:74.49%、許容80%
容積率:125.86%、許容240%
階数:地上2階
階高:3.45m(1階)、3.2m(2階)、2.2m(R階)
天井高:2.3m(1階)、2.3m(2階)、2.08m(R階)
軒高:6.65m
最高高さ:9.45m
敷地面積:358.86㎡
建築面積:267.30㎡
各階床面積:243.79㎡(1階)、237.19㎡(2階)、6.62㎡(R階)
延床面積:487.6㎡(容積対象床面積:451.63㎡)
設計期間:2019年10月~2020年6月
施工期間:2020年7月~2021年2月
竣工年月:2022年
写真:河田弘樹(HIROKI KAWATA)
建材情報 種別 使用箇所 商品名(メーカー名) 外装・屋根 勾配屋根 ガルバリウム鋼板 t=0.35
外装・屋根 陸屋根 金属防水接着工法
外装・床 床 ウッドデッキ [二重床工法]
外装・壁 外壁 ガルバリウム鋼板 t=0.35
外装・建具 開口部 アルミサッシ電解着色
内装・床 まちのリビング 床 タイル貼 600×600
内装・床 厨房 床 モルタル金コテ押え
内装・床 個室 床 複合フローリング
内装・壁 まちのリビング 壁 左官系クロス貼り
内装・壁 厨房 壁 SUSヘアライン仕上 [熱源]
タイル貼 300×600
内装・壁 個室 壁 左官系クロス貼り
内装・天井 まちのリビング 天井 木質系不燃ボード
内装・天井 厨房 天井 VP塗装
内装・天井 個室 天井 左官系クロス貼り
内装・キッチン キッチン (LIXIL )
内装・浴室 浴室 (TOTO )
内装・水廻り 洗面所 (LIXIL )
内装・水廻り トイレ (LIXIL )
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