竹口健太郎+山本麻子 / アルファヴィルが設計した、京都・上京区の宿泊施設「ホステル翆 京都粋伝庵はなれ」です。施設の公式サイトはこちら。
京都・西陣のゲストハウスである。クライアントは敷地の隣で文化サロンの経営をする傍ら、ダイビングのインストラクター等も行い、ここでは一般の旅行客を受け入れると同時に、遠方から訪れる彼のお客さんや文化サロンを訪れるゲストのための場所を設計した。
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以下、建築家によるテキストです。
京都・西陣のゲストハウスである。クライアントは敷地の隣で文化サロンの経営をする傍ら、ダイビングのインストラクター等も行い、ここでは一般の旅行客を受け入れると同時に、遠方から訪れる彼のお客さんや文化サロンを訪れるゲストのための場所を設計した。
中でも趣味を共にする女性客やグループで訪れる方が多いことから、カプセルタイプの客室がならぶ2階全体をひとつの集落のようにとらえようと提案。
カプセルホテルのようにベッドが一列に並び、プライベート空間とパブリック空間がはっきりと別れた客室でなく、いくつかのブースを入口前の広場を共有するように組み合わせてキャビンを形成し、さらにキャビンとキャビンの間を路地のようなプライベート性の高い通路とすることで、個人としてここに集まりながら、広場や路地を介することで、時間帯に応じてふたり連れ、三人連れの場所ができるような宿泊空間を考えた。
■建築概要
用途:簡易宿所
敷地:京都市上京区西陣
敷地面積:144.61 m2
建築面積:72.27 m2
延床面積:144.54 m2
規模:地上2階
構造:木造
構造設計:柳室純構造設計
竣工:2018年