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東京建築士会主催の「住宅建築賞2021入賞作品展」をフォトレポート。受賞者は渡邊大志(金賞)、青木弘司+岡澤創太+角川雄太+高橋優太、井原正揮+井原佳代、三井嶺、大石雅之
東京建築士会主催の「住宅建築賞2021入賞作品展」をフォトレポート。受賞者は渡邊大志(金賞)、青木弘司+岡澤創太+角川雄太+高橋優太、井原正揮+井原佳代、三井嶺、大石雅之 photo©architecturephoto
東京建築士会主催の「住宅建築賞2021入賞作品展」をフォトレポート。受賞者は渡邊大志(金賞)、青木弘司+岡澤創太+角川雄太+高橋優太、井原正揮+井原佳代、三井嶺、大石雅之 photo©architecturephoto
東京建築士会主催の「住宅建築賞2021入賞作品展」をフォトレポート。受賞者は渡邊大志(金賞)、青木弘司+岡澤創太+角川雄太+高橋優太、井原正揮+井原佳代、三井嶺、大石雅之 photo©architecturephoto

東京建築士会主催の「住宅建築賞2021入賞作品展」をフォトレポートします。会場は新宿のリビングデザインセンターOZONEです。住宅建築賞金賞を渡邊大志が受賞。住宅建築賞を青木弘司+岡澤創太+角川雄太+高橋優太井原正揮+井原佳代三井嶺大石雅之が受賞しています。審査したのは平田晃久加藤耕一曽我部昌史山田紗子吉村靖孝でした。各自の作品の資料や審査講評がこちらのPDFにまとまっていますので閲覧すると理解が進みます。

住宅建築賞について

「住宅建築賞」はすでに新人建築家の登竜門として定着しており、その入賞作品を通して住宅建築に対する理解をさらに深め、近年多様化している「すまい」の新しい可能性を見出そうとするものです。 この住宅建築賞の入賞作品を公開展示することにより、建築に携わる方々への新鮮な刺激とし、より多くの人々に建築文化を広げる機会となればと考えています。

応募作品は原則として最近3年以内に竣工し、東京圏に建つ一戸建住宅、集合住宅及び併用住宅等(大幅な増改築、公共の建築も含む)の作品を募集しています。書類による第一次審査と現地審査による第二次審査により受賞作品を決定します。

住宅建築賞2021の主旨
【共生系としての住宅】

私たちの身体の表面には様々な微生物の織りなす生態系があり、身体にとって不可欠な役割を果たしています。人間の身体そのものが一つの共生系なのです。微生物的自然は目に見えません。しかし確実に私たちの周りの空気を変え、行動や思考の根底をかたちづくっています。COVID-19の引き起こした事態は、よくも悪しくもこの目に見えない自然とのつながりを顕在化させました。これに対する反応はおそらく次の二つに分かれます。ひとつは徹底した除菌やクリーンさ、あらゆるレベルでの異物の混入を防ぐ管理体制に向かう反応です。これらは緊急事態や医療機関において、たしかに必要です。しかし私たちの生活の全てにこれらが過剰に行き渡った未来はディストピアでしかないでしょう。もうひとつの反応は、私たちの存在そのものが、多様な生物の織りなす共生系であることを認め、目に見えないものも含めたさまざまな生の気配に耳を傾けることです。他者を遮断し純粋な空間や建築をつくるのではなく、移り変わる環境の中で、時に適切な距離を発生させながら、異なるものが共存する場をつくること。このことがかつてなくリアルな挑戦である時代に、私たちはいます。住宅は希望です。なぜなら、住まい手の感覚とつくり手の工夫によってこのふたつの対立を乗り越え、他の建築に先駆けた可能性を示せるからです。さまざまな共生系としての住宅の試みは、この度のパンデミック以前からありました。そして改めていま、共生系としての住宅の価値を問うような建築を評価し、未来に向けた議論のきっかけにしていきたいと思います。挑戦的な作品を期待しています。
(審査員長 平田晃久)

静岡・伊東市の新図書館設計プロポで、高野洋平+森田祥子 / MARU。architectureが特定事業者に選定。提案書も公開
静岡・伊東市の新図書館設計プロポで、高野洋平+森田祥子 / MARU。architectureが特定事業者に選定。提案書も公開※プロポーザル段階での提案イメージです。 photo courtesy of MARU。architecture
静岡・伊東市の新図書館設計プロポで、高野洋平+森田祥子 / MARU。architectureが特定事業者に選定。提案書も公開※プロポーザル段階での提案イメージです。 photo courtesy of MARU。architecture

静岡・伊東市の新図書館設計プロポーザルで、高野洋平+森田祥子 / MARU。architectureが特定事業者に選定されています。次点者は山下設計でした。

令和3年6月28日(月曜日)、第2次技術提案審査対象の5事業者によるプレゼンテーション及びヒアリングを実施しました。

伊東市新図書館基本計画、基本設計及び実施設計等事業者選定委員会における審査の結果、以下のとおり特定事業者及び次点者を決定しました。

最終審査(第2次技術提案審査)の結果について

○特定事業者:有限会社マル・アーキテクチャ東京事務所
○次点者:株式会社山下設計

高野洋平+森田祥子 / MARU。architectureによる提案書と審査講評はこちら
※提案書は現段階での構想を示すものです

その他の画像は以下に掲載します。

石本建築事務所・石上純也JVが、神奈川の「厚木市複合施設基本設計」プロポで受注候補者に選定。提案書も公開

石本建築事務所石上純也建築設計事務所設計共同企業体が、神奈川の「厚木市複合施設基本設計」プロポーザルで受注候補者に選定されています。提案書も公開されています。

厚木市複合施設基本設計等業務委託に係る公募型プロポーザルの審査結果について公表します。

1 受注候補者
石本建築事務所・石上純也建築設計事務所設計共同企業体

小堀哲夫が「東海国立大学機構(東山)プラットフォーム新営」設計プロポに特定。次点者の伊東や候補者の槇・千葉・SANAAの提案書も公開

小堀哲夫建築設計事務所が「東海国立大学機構(東山)プラットフォーム新営」設計プロポーザルで設計者に特定されています。次点者の伊東豊雄建築設計事務所や、候補者となっていた槇総合計画事務所千葉学建築計画事務所SANAA・妹島和世建築設計事務所設計共同体の提案書も公開されています。

特定された技術提案書を提出した者
株式会社小堀哲夫建築設計事務所

次順位とされた技術提案書を提出した者
株式会社伊東豊雄建築設計事務所

各社の技術提案書へのリンク

大西麻貴+百田有希 / o+hが、島根県・邑南町の「道の駅瑞穂」設計プロポーザルで第一候補者に選定
大西麻貴+百田有希 / o+hが、島根県・邑南町の「道の駅瑞穂」設計プロポーザルで第一候補者に選定 image courtesy of 大西麻貴+百田有希/o+h
大西麻貴+百田有希 / o+hが、島根県・邑南町の「道の駅瑞穂」設計プロポーザルで第一候補者に選定 image courtesy of 大西麻貴+百田有希/o+h

大西麻貴+百田有希 / o+hが、島根県・邑南町の「道の駅瑞穂」設計プロポーザルで第一候補者に選定されています。

令和3年5月20日(木)提案審査会を実施し、選定委員会により評価基準に基づく審査を行いました。結果は次のとおりです。

1.審査結果
道の駅瑞穂再整備事業 基本設計業務委託者

【 第一候補者 】:
一級建築士事務所 大西麻貴+百田有希/o+h

【 次点候補者 】:
株式会社y&M design office 島根Lab

大阪の泉北ニュータウン茶山台団地にて、大阪府住宅供給公社主催の「第7回茶山台団地リノベーションコンペ」が開催。参加者を募集中
大阪の泉北ニュータウン茶山台団地にて、大阪府住宅供給公社主催の「第7回茶山台団地リノベーションコンペ」が開催。参加者を募集中

大阪府堺市の泉北ニュータウン茶山台団地にて、大阪府住宅供給公社主催の住戸改修実施コンペ「第7回茶山台団地リノベーションコンペ」が開催され、参加者を募集しています。応募期間は、2021年年7月7日午後5時まで。オンライン事業説明会が2021年年5月27日に、現地確認会が2021年年6月2日・3日に開催されます。【ap・ad】

大阪府住宅供給公社では、泉北ニュータウンの茶山台団地を団地再生のリーディングプロジェクト団地と位置づけ、若年夫婦や子育て世帯などの若年層を本地域に誘引するため、堺市との連携事業である「堺市と大阪府住宅供給公社による泉北ニュータウン住戸リノベーション促進連携事業」を平成27年度より実施しています。2戸の住戸を1戸につなげた「2戸1化リノベーション(ニコイチ)」や「1住戸リノベーション(リノベ45)」などの住戸改善事業では、茶山台団地におけるこれまでの取り組みに新たな活力を呼び込めるような魅力あるプランを公募します。

リリーステキストより

テーマ 「茶山台団地で____をみつける」
本事業の主旨を踏まえ、応募者ご自身で____にあたるテーマを定め、新しいライフスタイルの提案をしてください。

リリーステキストより
大分・豊後大野市の「多機能型関係人口拠点施設」設計プロポで最優秀提案者に選ばれた、塩塚隆生アトリエの提案書が公開

大分・豊後大野市の「多機能型関係人口拠点施設」設計プロポで最優秀提案者に選ばれた、塩塚隆生アトリエの提案書が公開されています。

豊後大野市多機能型関係人口拠点施設設計等業務委託に係る委託予定者を選定するために実施した公募型プロポーザルについて、以下のとおり審査結果を公表します。

千葉の「鋸南町都市交流施設」設計プロポで最優秀者に選ばれた、遠藤克彦・アトリエコJVの提案書が公開
千葉の「鋸南町都市交流施設」設計プロポで最優秀者に選ばれた、遠藤克彦・アトリエコJVの提案書が公開 image courtesy of 遠藤克彦建築研究所・アトリエコ設計共同体
千葉の「鋸南町都市交流施設」設計プロポで最優秀者に選ばれた、遠藤克彦・アトリエコJVの提案書が公開 image courtesy of 遠藤克彦建築研究所・アトリエコ設計共同体

千葉の「鋸南町都市交流施設」設計プロポーザルで最優秀者に選ばれた、遠藤克彦建築研究所アトリエコ設計共同体の提案書がPDFで公開されています。一次審査には、こちらの6組が選定されていて注目されていました。

審査講評はこちら

鋸南町都市交流施設周辺整備設計業務委託について、公募型プロポーザルにより特定した最優秀者と次のとおり業務委託契約を締結しました。

以下の画像は拡大して閲覧できます

平田晃久・加藤耕一・曽我部昌史・山田紗子・吉村靖孝が審査した「住宅建築賞2021」の入賞者が発表

平田晃久加藤耕一曽我部昌史山田紗子吉村靖孝が審査した、東京建築士会主催の「住宅建築賞2021」の入賞者が発表されています。入賞した、井原正揮+井原佳代による「はつせ三田」三井嶺による「森の図書館」はアーキテクチャーフォトでも特集記事として扱っています。

「住宅建築賞2021」入賞者発表
この度、本会主催による「住宅建築賞」の受賞が下記の通り決定しましたのでお知らせいたします。

【審査員】
審査員長:平田晃久 審査員:加藤耕一、曽我部昌史、山田紗子、吉村靖孝

<住宅建築賞 金賞>

<住宅建築賞> (受付順)

こちらのPDFには、審査した建築家たちの率直な講評と、応募作品の写真や図面が掲載されたシートが公開されていて読みごたえがあります。

新居千秋都市建築設計が最優秀者に選ばれた、埼玉・越谷市の「(仮称)緑の森公園保育所」設計プロポの提案書が公開

新居千秋都市建築設計が最優秀者に選ばれた、埼玉・越谷市の「(仮称)緑の森公園保育所」設計プロポーザルの提案書等が公開されています。共にPDFです。次点者は環境デザイン研究所でした。

公募型プロポーザル方式により参加者を募集していた(仮称)緑の森公園保育所整備事業設計業務委託について、以下のとおり最優秀者及び優秀者を選定しました。

2021年日本建築学会賞の各賞が発表。作品賞は、安部良の「島キッチン」、中村拓志・山田憲明の「上勝ゼロ・ウェイストセンター」、西澤徹夫・青木淳の「京都市美術館」が選定

2021年日本建築学会賞の各賞が発表されています。作品賞は、安部良による「島キッチン」、中村拓志山田憲明による「上勝ゼロ・ウェイストセンター」、西澤徹夫青木淳による「京都市美術館」が選定されています。その他の個人での受賞や論文等の受賞作品はリンク先でご確認ください。

以下に、各作品の業績紹介資料(PDF)をリンクします。

「上勝ゼロ・ウェイストセンター」に関しては動画も公開されています。

平田晃久が、群馬の「太田西複合拠点公共施設」設計プロポで最優秀者に特定。提案書も公開
平田晃久が、群馬の「太田西複合拠点公共施設」設計プロポで最優秀者に特定。提案書も公開 image courtesy of 平田晃久建築設計事務所

平田晃久建築設計事務所が、群馬の「太田西複合拠点公共施設」設計プロポーザルで最優秀者に特定されています。また提案書もPDFで公開されています。次点者は、新居千秋都市建築設計でした。

令和3年3月19日(金)に、技術提案書を提出した業者からプレゼンテーション及びヒアリングを実施し、その後、選定委員5名により厳正な審査を行った結果、以下のとおりとなりました。

40歳未満の建築家を対象とする「ARTPLAZA U_40 建築家展」が、全国からの出展者を募集
40歳未満の建築家を対象とする「ARTPLAZA U_40 建築家展」が、全国からの出展者を募集

40歳未満の建築家を対象とする「ARTPLAZA U_40 建築家展」が、全国からの出展者を募集しています。磯崎新が設計した大分のアートプラザ(旧大分県立大分図書館)を会場とし行われる建築展です。募集締切は2021年5月7日まで。過去11回の展覧会のアーカイブはこちらから閲覧可能です。【ap・ad】

今年で12回目となる「ARTPLAZA U_40 建築家展」

大分出身で国際的建築家の磯崎新氏設計のアートプラザを会場に40歳未満の若手建築家たちの「表現の場」としてきました。
この会は2010年に大分にゆかりのある40歳未満の若手建築家により発足し、出展者を更新しながら、毎回それぞれの個性溢れる展覧会となっています。

これまで、出展者の対象を大分や九州にゆかりのある建築家に限定しておりましたが、今年は全国から公募し、より開かれた展覧会になることを目指しています。

リリーステキストより

概要
ARTPLAZA U_40 建築家展 2021
会期:2021年11月16日(火)~11月22(月)
会場:アートプラザ アートホール
※新型コロナウイルス感染症の影響により、中止の可能性もあります。

リリーステキストより
アトリエ・ジャン・ヌーベルによる、中国の「深センオペラハウス」。国際設計コンペが行われ「海の光」をテーマにした本提案が1等に選定
アトリエ・ジャン・ヌーベルによる、中国の「深センオペラハウス」。国際設計コンペが行われ「海の光」をテーマにした本提案が1等に選定 image©Ateliers Jean Nouvel
アトリエ・ジャン・ヌーベルによる、中国の「深センオペラハウス」。国際設計コンペが行われ「海の光」をテーマにした本提案が1等に選定 image©Ateliers Jean Nouvel

アトリエ・ジャン・ヌーベルによる、中国の「深センオペラハウス」です。国際設計コンペが行われ「海の光(Light of the Sea)」をテーマにした本提案が1等に選定されました。

※以下はリリーステキストの翻訳・抜粋です

深センオペラハウスの国際建築設計競技の受賞作品が発表されました。2008年にプリツカー建築賞を受賞した著名な建築家、ジャン・ヌーヴェル率いる設計チームが提出した「海の光」をテーマにした設計案が、このコンペの1等賞に選ばれました。

音楽と海が出会う名作

世界の巨匠によるオリジナルデザイン
最優秀賞を受賞した作品は、2008年のプリツカー建築賞受賞者であり、世界的な巨匠であるジャン・ヌーヴェル氏の設計によるものです。光と影の戯れで独特のロマンティックな雰囲気を醸し出すことに長け、フィルハーモニー・ド・パリ、ルーブル・アブダビ、カタール国立博物館など、世界的に有名な公共建築を数多く手がけています。オペラハウスの設計では、敷地やプロジェクトのテーマに抽象的かつ具体的に対応し、都市、山、海の視点から音楽と海の物語を描くというオリジナリティの高いものになっています。また、従来のオペラハウスのような閉鎖的な形態ではなく、海岸線に溶け込むように建物を配置し、グレーターベイエリアに芸術と生活が見事に調和した世界水準のビジョナリーな公共文化のランドマークを提示しています。

24時間いつでも誰でも参加できるダイナミックなパブリックスペース
軽やかで透明感のある浮遊感のある曲線の屋根の下に、オペラホールやコンサートホールなどの中核となるパフォーマンススペースが海の近くに配置され、海岸に直接つながる公共の道と視覚的な回廊が設けられています。開かれたアートの区域は、公共の音楽体験、公共のパフォーマンス、その他の文化的な集まりに理想的な場所です。オペラハウスの主軸は、興味深いものを通して、来訪者を極めて未来的な公共空間へと誘います。

多様でロマンチックな屋内パフォーマンス空間
パフォーマンス・ホールとループ・コリドーの両方で、広大な海の景色を楽しむことができます。また、屋上テラスからは遠くの山と海を見渡すことができます。パフォーマンスホールのインテリアは、「海の光」をテーマにしています。穏やかな光沢を持つ白蝶貝を不規則なリズムで採用し、バルコニーの曲線や壁の音響的な幾何学性を強調し、海と音楽の創造的な出会いを演出しています。

デザインコンセプトと特徴
文化と技術を融合させた「ドリームワークス」のコンセプトに基づいてデザインされています。リボンが舞うようなオペラハウスの屋根は、機能的には合理的でありながら、形としてはロマンチックです。すべてのホールが海岸線に向かって伸びており、共有ロビーも海に面しているため、敷地内および周辺の自然資産を最大限に活用し、観客に比類のない景観を提供します。

SANAAによる、中国の「深セン海洋博物館」。国際コンペが行われSANAAによる「海の上の雲」をテーマにした提案が選定
SANAAによる、中国の「深セン海洋博物館」。国際コンペが行われSANAAによる「海の上の雲」をテーマにした提案が選定 image©SANAA
SANAAによる、中国の「深セン海洋博物館」。国際コンペが行われSANAAによる「海の上の雲」をテーマにした提案が選定 image©SANAA
SANAAによる、中国の「深セン海洋博物館」。国際コンペが行われSANAAによる「海の上の雲」をテーマにした提案が選定 image©SANAA

SANAAによる、中国・深セン市の「深セン海洋博物館(Shenzhen Maritime Museum)」です。国際コンペが行われ、妹島和世と西澤立衛率いるSANAAによる「海の上の雲(The Cloud on the Ocean)」をテーマにした提案が選定されました。

以下は、リリーステキストの翻訳です

先日、深セン海事博物館(Shenzhen Maritime Museum)の国際建築設計競技の審査結果が発表され、プリツカー建築賞を受賞した妹島和世氏と西沢立衛氏が率いる設計チームが提出した「The Cloud on the Ocean」をテーマにしたデザイン案が、審査委員会によって最優秀作品に選ばれました。それでは、魅力的なデザインのアイデアを早速ご紹介しましょう。

山と海の間に浮かび上がる “海の上の雲”
SANAAの共同設立者である妹島和世氏と西沢立衛氏は、プリツカー建築賞を受賞した世界的に著名な建築家です。彼らは、地域の文化的特性を抽出し、文化的目的のための象徴的な公共建築を作ることに精通しています。彼らの作品は、大きなガラスのファサードが特徴的で、空気中に浮かんでいるような軽やかで優美な印象を与え、メディアからは「透過的で流動的な建築」と評価されています。代表的な作品には、フランスのルーブル・ランス美術館やEPFLロレックス・ラーニング・センターなどの国際的な美術館・博物館があります。

今回の受賞作品「The Cloud on the Ocean」も、SANAAが丹精込めて開発した作品です。地元の文化、敷地の特徴、海の要素を組み合わせたこの作品は、大鵬地区の山と海のコンテクストによくマッチしており、体系的で純粋なデザイン用語を用いて、流動的でダイナミックな建築空間を表現しています。

SANAAが、中国・深セン市の博物館「Shenzhen Maritime Museum」国際設計コンペに勝利。提案の画像も公開

SANAAが、中国・深セン市の博物館「Shenzhen Maritime Museum」国際設計コンペに勝利しています。リンク先はarchdaily、画像が5枚掲載されています。提案は「Clouds on the Sea」と名付けられています。

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