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求道学舎再生等を手掛け学会賞も受賞する実践者で教育者 田村誠邦と、創造系 高橋寿太郎による「建築サバイバル塾 KSJ」が、無料オンライン説明会を開催。KSJは、設計事務所が“サバイバル力”を身につける為、経営・マーケティング・不動産等のスキルを高める実践的な学びの場
求道学舎再生等を手掛け学会賞も受賞する実践者で教育者 田村誠邦と、創造系 高橋寿太郎による「建築サバイバル塾 KSJ」が、無料オンライン説明会を開催。KSJは、設計事務所が“サバイバル力”を身につける為、経営・マーケティング・不動産等のスキルを高める実践的な学びの場

求道学舎再生や同潤会江戸川アパートメント建替え事業等を手掛け日本建築学会賞も受賞する実践者で教育者の田村誠邦と、創造系不動産の高橋寿太郎による「建築サバイバル塾 KSJ」が、無料オンライン説明会を開催しています。KSJは、設計事務所が“サバイバル力”を身につける為、経営・マーケティング・不動産等のスキルを高め、また志を同じくする仲間を見つけることができる、実践的な学びの場です。オンランセミナー&説明会&個別相談会の参加費は無料です。【ap・ad】

はじめまして。建築サバイバル塾KSJ塾長の田村誠邦です。

私はこれまで30年余りにわたり、延べ15,000人以上のプロの方々に建築・不動産の実務ノウハウを教えてきました。そうした中で、多くの設計事務所が安定的に仕事が取れずに、将来に対して漠然とした不安を抱いていることに気づかされました。設計事務所の経営者や建築士は、建築のデザインや建築技術を磨いて、仕事を受注しようとしています。もちろん、建築のデザインや建築技術を磨くことは、設計事務所として、建築士として当然だし素晴らしいことですが、それだけで仕事が取れて、堅実な経営を行うことは難しいのです。

まして、超高齢社会、人口減少時代を迎え、新築の需要は急激に減少しつつあります。昨年度の新築住宅着工戸数は、昨今の厳しい状況で、81.25万戸にまで落ち込みましたが、野村総研の予測では、20年後の2040年度には、41万戸と昨年度の約半分にまで落ち込むものと予測されています。急激な人口減少がつづく我が国では、新築については、住宅に限らず非住宅についても、同様の傾向をたどるものと考えられます。いま、順調な経営状況にある設計事務所においても、根元的な「サバイバル力」を身につけることが、これからの新築減少時代を生き抜くために不可欠となるのです。

こうした状況の中で、私は創造系不動産の代表である高橋寿太郎さんと共に、新築減少時代を逞しく生き残る「建築サバイバル力」を身につけられるような実践的な学びの場として、「建築サバイバル塾KSJ」を2021年1月に開設いたしました。「お客様から選ばれ、仕事を継続的に創り出し、経営を成功させたい!」「新築減少時代を逞しく、クリエイティブに生き抜きたい!」と思われる方、ぜひ建築サバイバル塾KSJの仲間になりませんか?

田村誠邦

株式会社アークブレイン 代表取締役
2021年3月まで明治大学理工学部 特任教授
一級建築士、不動産鑑定士、博士(工学)
東京大学工学部建築学科卒業。
三井建設株式会社、シグマ開発計画研究所を経て、1997年株式会社アークブレインを設立。

【主な業務実績】
同潤会江戸川アパートメント建替事業(1977年~2005年)
求道学舎再生事業(2004年~2006年)
六本木ヒルズ地権者権利床民事再生スキーム(2000年~2002年)
国際文化会館再生事業(2006年改修工事完成)
2008年日本建築学会賞(業績)
2010年日本建築学会賞(論文)受賞

長坂常 / スキーマ建築計画がHyundaiの為にデザインしたモバイルハウス「旅する住まい」をレポート。自動車の蓄電池から都市生活を持ちだすアイデアを構想、木と布を素材とし出来るだけ軽くつくり、気楽に出かけられる事も意図
長坂常 / スキーマ建築計画がHyundaiの為にデザインしたモバイルハウス「旅する住まい」をレポート。自動車の蓄電池から都市生活を持ちだすアイデアを構想、木と布を素材とし出来るだけ軽くつくり、気楽に出かけられる事も意図IONIQ 5とモバイルハウス「旅する住まい」 photo©architecturephoto
長坂常 / スキーマ建築計画がHyundaiの為にデザインしたモバイルハウス「旅する住まい」をレポート。自動車の蓄電池から都市生活を持ちだすアイデアを構想、木と布を素材とし出来るだけ軽くつくり、気楽に出かけられる事も意図 photo©architecturephoto
長坂常 / スキーマ建築計画がHyundaiの為にデザインしたモバイルハウス「旅する住まい」をレポート。自動車の蓄電池から都市生活を持ちだすアイデアを構想、木と布を素材とし出来るだけ軽くつくり、気楽に出かけられる事も意図 photo©architecturephoto

長坂常 / スキーマ建築計画がHyundaiの為にデザインしたモバイルハウス「旅する住まい」をレポートします。自動車の蓄電池から都市生活を持ちだすアイデアを構想、木と布を素材とし出来るだけ軽くつくり、気楽に出かけられる事も意図されました。東京・原宿のHyundai House Harajukuにて展示されています。長坂の展示の会期は2022年3月8日まで(同企画は別の建築家やデザイナー達により2022年5月28日まで続く)。

こちらは会場レポートです

建築家でスキーマ建築計画を主宰する長坂常と自動車メーカーHyundaiとコラボレーションしたモバイルハウス「旅する住まい」が公開中だ。この展示で、長坂はHyundaiのIONIQ 5で牽引するモバイルハウスをデザインした。

長坂は、Hyundai のバッテリー式電気自動車IONIQ 5の特徴である2日分の蓄電池を保有していることが構想の出発点になっているのだと言う。蓄電池があれば、週末に都市生活をそのまま持ちだす事が出来ると考えこの作品を構想したのだ。

そして、会場でも公開されているインタビューで語られているのだが、このモバイルハウスは、木で骨格をつくりナイロンの布地を張り、そこに薄く樹脂を塗布することで出来ている。より詳しく構法について聞くと、木製の骨格に、ナイロンの布地を水に浸透させて骨組みに張り、乾燥すると布地が縮んでピンと張れる水張りという方法を採用しているとのこと。それによって、たわみないが布の特徴でもある光の透過性、柔らかさ、軽さを実現させたのだそうだ。

長坂は、出かけることの気軽さを実現するために、物理的な“軽さ”にもこだわったのだと説明する。
実際にこのモバイルハウスを目の前にしても、非常に軽い構築物と言った印象を覚える。

筆者が、この会場を訪れて実物を見て気づいたことは、このモバイルハウス「旅する住まい」がキャンプにおけるテントとキャンピングカーの中間に位置するような存在であるということだ。テントは折り畳みが出来てコンパクトに持ち運びが可能であるが、「旅する住まい」のような環境から守られている感覚はないだろう。またキャンピングカーには様々な設備が整っているが、「旅する住まい」のような軽さは持ち合わせていない。

末光弘和+末光陽子 / SUEP.の、TOTO・ギャラリー間での建築展「Harvest in Architecture 自然を受け入れるかたち」
末光弘和+末光陽子 / SUEP.の、TOTO・ギャラリー間での建築展「Harvest in Architecture 自然を受け入れるかたち」淡路島の住宅 兵庫県(2018年) photo©Shinkenchiku-sha

末光弘和+末光陽子 / SUEP.の、TOTO・ギャラリー間での建築展「Harvest in Architecture 自然を受け入れるかたち」が開催されます。建築を地球環境における生命活動を促す媒体として位置づけ、自然環境の働きをシミュレーションして設計の起点とし、建築を媒介した資源の循環システムを構築する活動を行う設計事務所です。

TOTOギャラリー・間では、末光弘和+末光陽子 / SUEP.(スープ)の展覧会「Harvest in Architecture 自然を受け入れるかたち」を開催します。

SUEP.の特徴は、建築を地球環境における生命活動を促す媒体として位置づけようとする思想にあります。

彼らは地勢、水脈、植生、生態系などに着目し、自然環境にある風・熱・水などの働きをシミュレーションして設計の起点とすることで、建築を媒介した資源の循環システムを構築しています。自然に対して建築が寛容なアプローチをすることで、自然の恵みを得るとともに、それが持続できる社会を目指しています。また建物の居住性能を上げるという機能面はもちろん、住まう人、使う人たち、地域の人たちが、その循環の一員として参加する喜びを分かち合えることも大切にしています。

本展のタイトル「Harvest in Architecture」には、私たちが日々地球の恵みを受け取れることへの感謝と、それを継続するために行う努力への決意が込められています。展覧会では、彼らが行ってきたリサーチや検証と、それらがどのようなかたちで建築の循環システムに結実してきたかが明かされます。

彼らの取り組みは、建築が地球とつながり、未来を拓くためのチャレンジの連続といえます。人間が地球の恵みを一方的に搾取するのではなく、自然との共生により豊かな恵みが続いていく、そのために建築家として果たすべき役割は何か。本展覧会を通して、彼らの思考と試行の全貌をご覧いただきます。
(TOTOギャラリー・間)

リリーステキストより
スイスを拠点とする建築設計事務所 E2Aの展覧会「スイス建築の方法論」が、東京都内の4カ所の会場で分散開催
スイスを拠点とする建築設計事務所 E2Aの展覧会「スイス建築の方法論」が、東京都内の4カ所の会場で分散開催University of Bremen, Germany Image: ArtefactoryLab
スイスを拠点とする建築設計事務所 E2Aの展覧会「スイス建築の方法論」が、東京都内の4カ所の会場で分散開催Deaconry Bethanien, Zurich, Switzerland Photo©Rasmus Norlander
スイスを拠点とする建築設計事務所 E2Aの展覧会「スイス建築の方法論」が、東京都内の4カ所の会場で分散開催Atelier Housing, Ruschlikon, Switzerland Image©E2A

スイスを拠点とする建築設計事務所 E2Aの展覧会「スイス建築の方法論」が、東京都内の4カ所の会場で分散開催されます。会期は2022年3月18日~4月7日。入場料は無料です。福岡と京都への巡回展やオンライン講演会も企画されており、その情報はこちらに掲載されています。主催は日瑞建築文化協会です。

E2Aとは、実の兄弟であるピート・エッカートとヴィム・エッカートによって2001年に設立されたスイス、チューリヒを拠点とする建築設計事務所です。

彼らの仕事の舞台はヨーロッパ全域に及び、その内容も公共建築や文化的活動、企業との共同や商業活動、さらに住宅設計と多岐にわたります。2001年の設立以降、ピートとヴィムのエッカート兄弟が手がけた建物はこれまでに40件以上が実現されています。

初期の主要プロジェクトとしては、キルヒベルクのブロエルベルク住宅地(2003年)やマイレンのテラスハウス(2005年)など、チューリヒ周辺の住宅作品が挙げられます。事務所では設立以降常に国内外のコンペティションやスタディで成功を収めてきました。

近年では複数の公共プロジェクトが竣工しており、中でも最近の物としてはベルリンのtazNeubau(ターゲスツァイトゥング新聞社)編集本部が挙げられます。今後では、直近のコンペ優勝作であるブレーメン大学の講堂及び会議場が2027年に竣工予定です。

また、2022年にはチューリヒにおいて水上警察署とホーファッカー小中学校が完成します。

ピート・エッカートは1994年、ヴィム・エッカートは1995年にスイス連邦工科大学チューリヒ校を卒業後、1994年から97年にかけてロッテルダム、ロサンゼルス、ソウルにおいてオランダの建築設計事務所OMAと協働しました。兄弟はこれまで、ハンブルグ・ハーフェンシティ大学(HCU)、アカデミア・ディ・アーキテトゥーラ、メンドリーシオのスイス・イタリア大学(USI)、ドイツのドルトムント工科大学などの複数の学校や大学において教鞭をとっています。

リリーステキストより
アストリッド・クライン、大西麻貴・百田有希、平田晃久が参加する、シェルター主催のトークイベント「木造建築の新しいかたち」。参加費無料でオンラインとリアル(東京)の両方で開催
アストリッド・クライン、大西麻貴・百田有希、平田晃久が参加する、シェルター主催のトークイベント「木造建築の新しいかたち」。参加費無料でオンラインとリアル(東京)の両方で開催

アストリッド・クライン、大西麻貴・百田有希、平田晃久が参加する、シェルター主催のトークイベント「木造建築の新しいかたち」が開催。参加費無料でオンラインとリアル(東京)の両方で行われます。開催日は2022年3月10日(木)18:00~。こちらのページからの要事前申込制です(締切:2022年3月3日)。

■開催日時 2022年3月10日(木) 18:00-20:30(受付17:30-)

■登壇者(講演順)
クラインダイサムアーキテクツ アストリッド・クライン氏
onishimaki+hyakudayuki/o+h 大西麻貴氏・百田有希氏
平田晃久建築設計事務所 平田晃久氏

神戸芸工大教授 花田佳明の最終講義が、オンラインで開催。八幡浜市立日土小学校保存再生等で知られる
神戸芸工大教授 花田佳明の最終講義が、オンラインで開催。八幡浜市立日土小学校保存再生等で知られる

神戸芸術工科大学教授の花田佳明の最終講義「自律的建築論と建築保存論 − 感覚と論理と歴史の間で考えてきたこと –」が、オンラインで開催されます。開催日は、2020年3月6日14時~(要事前申し込み)。花田は日建設計を経て、教職の道に入り、八幡浜市立日土小学校保存再生等でも知られています。

“北海道初”の木造4階建共同住宅(1時間耐火構造)の構造現場見学会が、土屋ホームとNCNの共催で開催。参加費無料・事前申込制でオンラインと現地の同日開催
“北海道初”の木造4階建共同住宅(1時間耐火構造)の構造現場見学会が、土屋ホームとNCNの共催で開催。参加費無料・事前申込制でオンラインと現地の同日開催 image©NCN

“北海道初”の木造4階建て共同住宅(1時間耐火構造)の構造現場見学会が、土屋ホームとNCNの共催で開催されます。参加費無料・事前申込制です。開催日は2022年2月18日(金)オンライン見学会の時間は10:00~12:00現地見学会の時間は、前半の部14:00~、後半の部15:00~となっています。【ap・ad】

木造で実現する中高層建築物

この度、主催株式会社土屋ホーム、共催株式会社エヌ・シー・エヌ/株式会社木構造デザインにて北海道初の木造4階建て共同住宅の構造現場見学会を開催します。

昨今増えつつある、4層以上の中高層木造建築。本件は主要な構造部材は全て道内産材を使用し、さらにプレカットも道内で完結した北海道初の木造4階建て共同住宅です。4階建ての実現には、木造ラーメン構法「SE構法」を最大限活用しています。

また、今回のイベントでは道内在住の設計者の方はもちろん、全国の設計者向けにオンライン見学会と現地現場見学会を同日開催致します。

北は北海道から南は沖縄まで、今最先端の中高層木造建築に興味のある方は、是非ともご参加ください。

※当社調べ

リリーステキストより
宇野友明が2006年に完成させた、愛知・犬山市の住宅「羽黒の家」の見学会が開催
宇野友明が2006年に完成させた、愛知・犬山市の住宅「羽黒の家」の見学会が開催 photo courtesy of 宇野友明建築事務所
宇野友明が2006年に完成させた、愛知・犬山市の住宅「羽黒の家」の見学会が開催 photo courtesy of 宇野友明建築事務所
宇野友明が2006年に完成させた、愛知・犬山市の住宅「羽黒の家」の見学会が開催 photo courtesy of 宇野友明建築事務所

宇野友明が2006年に完成させた、愛知・犬山市の住宅「羽黒の家」の見学会が開催されます。開催日は2022年2月17日14時~。この住宅が売りに出されることになり開催されるものです。詳細はメール( unotomoakiarchtects@gmail.com )での問い合わせから案内されるとのこと。アーキテクチャーフォトでは2009年に本建築を特集記事として紹介しています。

以下に、竣工写真を掲載します。

杉山幸一郎による展覧会“スイスのかたち、日本のかたち”のレビュー「師の影響を素直に受け入れた上で生まれる建築家の個性」
杉山幸一郎による展覧会“スイスのかたち、日本のかたち”のレビュー「師の影響を素直に受け入れた上で生まれる建築家の個性」最初の展示空間。 photo©architetcurephoto
杉山幸一郎による展覧会“スイスのかたち、日本のかたち”のレビュー「師の影響を素直に受け入れた上で生まれる建築家の個性」2階の展示空間。 photo©architetcurephoto
杉山幸一郎による展覧会“スイスのかたち、日本のかたち”のレビュー「師の影響を素直に受け入れた上で生まれる建築家の個性」三階展示スペース。正面に展示されているのが、Temple 01とTemple 02。 photo©architetcurephoto

建築家の杉山幸一郎による展覧会「スイスのかたち、日本のかたち」をレビューします。開催場所は、東京・本駒込のギャラリー「ときの忘れもの」。会期は2022年1月29日(土)まで。展覧会の公式ページはこちら


師の影響を素直に受け入れた上で生まれる建築家の個性

東京・本駒込のギャラリー「ときの忘れもの」にて、建築家・杉山幸一郎の展覧会「スイスのかたち、日本のかたち」が行われている。

杉山については、弊サイトの読者ならば、連載エッセイ「For The Architectural Innocent」を通して、よく知ってくださっているだろうが、最初に改めて紹介しておきたいと思う。

杉山は東京藝術大学大学院在学中にスイス連邦工科大学チューリッヒ校に留学しペーター・メルクリに学ぶ。卒業後は中山英之建築設計事務所に勤務したのち、再度スイスに渡りアトリエ・ピーター・ズントーに7年間勤務、2021年独立し土屋紘奈と共にatelier tsuを開設した。そのような経歴を持つ人物である。

そんな杉山が、初めて行う建築展がこの「スイスのかたち、日本のかたち」である。杉山が以前からドローイングや立体作品を制作していたことは、弊サイトでも何度か記事として取り上げているが、実物がお披露目されるのはこれが初めてである。展覧会自体は実は以前より企画が進んでいたものであるが、新型コロナウイルスの影響により開催は何度か延期されおり、今回ようやく開催にこぎつけた。

写真を通して知っていた作品群を実際に見ることができる機会ということで、実際にギャラリー「ときの忘れもの」まで足を運んだ。

筆者がこのギャラリーを訪れるのは初めてであるが、地図に従って現地にたどり着くと、そこにはコンクリート打ち放しの仕上げと、窓の縦長プロポーションが特徴的な建築が建っている。都心のギャラリーというとビルのワンフロアを改修してその用途にあてているような印象を持っていたので、まず意外性を感じた。

杉山幸一郎の建築展「スイスのかたち、日本のかたち」が開催。ピーター・ズントー事務所出身でスイスを拠点とする建築家で、ドローイングやオブジェが公開される
杉山幸一郎の建築展「スイスのかたち、日本のかたち」が開催。ピーター・ズントー事務所出身でスイスを拠点とする建築家で、ドローイングやオブジェが公開されるTemple 02
杉山幸一郎の建築展「スイスのかたち、日本のかたち」が開催。ピーター・ズントー事務所出身でスイスを拠点とする建築家で、ドローイングやオブジェが公開されるFill 43

杉山幸一郎の建築展「スイスのかたち、日本のかたち」が、東京・本駒込のギャラリー ときの忘れもので開催されます。杉山は、ピーター・ズントー事務所出身でスイスを拠点とする建築家で、ドローイングやオブジェが公開されます。会期は2022年1月20日(木)~1月29日(土)11:00-19:00(※会期中無休)。会場の場所はこちら(Google Map)。杉山は、アーキテクチャーフォトでの連載エッセイ「For The Architectural Innocent」の執筆でも知られています。

スイス・クールに在住する若手建築家・杉山幸一郎(b. 1984)の初個展を開催します。杉山は建築設計をする傍ら、ドローイングやオブジェクトを制作しています。
日本大学、東京藝術大学大学院にて建築を学び、在学中に世界屈指の大学、スイス連邦工科大学チューリッヒ校(ピーターメルクリ スタジオ)に留学。
2013年に若手建築家の登竜門と言われるUnder 30 Architects exhibitionに選出されて出展しました。2014年文化庁新進芸術家海外研修制度により、スイスの建築家ピーター・ズントーのアトリエで研修。2015年から2021年5月までアトリエ ピーター ズントーに勤務し、ワークショップチーフを経て、プロジェクトリーダーとして活躍。現在はスイスと日本でフリーランスの建築家として活動している。
本展では、建物の表層を抽象化して線や色の面に置き換えて表現しようと試みた水彩ドローイングシリーズ〈Line & Fill〉や、ドローイングを立体化したオブジェクト、また、小さな建築のようで家具としても使える作品群をご覧いただきます。

リリーステキストより
藤本壮介建築設計事務所による、京都の「アメノシタ・パビリオン」。ロームシアター京都の屋外空間を敷地に、世界文化交流祭“KYOTO STEAM”の為につくられた、120mm角で長さ4mの木材を積層した鳥の巣のような建築
藤本壮介建築設計事務所による、京都の「アメノシタ・パビリオン」。ロームシアター京都の屋外空間を敷地に、世界文化交流祭“KYOTO STEAM”の為につくられた、120mm角で長さ4mの木材を積層した鳥の巣のような建築 photo courtesy of KYOTO STEAM
藤本壮介建築設計事務所による、京都の「アメノシタ・パビリオン」。ロームシアター京都の屋外空間を敷地に、世界文化交流祭“KYOTO STEAM”の為につくられた、120mm角で長さ4mの木材を積層した鳥の巣のような建築 photo courtesy of KYOTO STEAM

藤本壮介建築設計事務所が設計した、京都の「アメノシタ・パビリオン」。ロームシアター京都の屋外空間を敷地に、世界文化交流祭“KYOTO STEAM”の為につくられた、120mm角で長さ4mの木材を積層した鳥の巣のような建築です。公開は2021年12月26日まで。パヴィリオンの公式ページはこちら

120㎜×120㎜、長さ4mの木の角材を積層して作る、鳥の巣のようなアンフィシアター型のパビリオンを考えました。

すり鉢上の形をしており、内側は外側に向かって段々になっており、部分的に腰掛けたりできるようになっております。

単にオブジェとしての造形ではなく、腰掛けて談笑したり、空を見上げたり、小さいながらも人々の身体に呼応した、ローム・スクエアのもう一つ内側のような空間を考えました。屋根や柱や床などいわゆる建築の部位はなく、それらが未分化のまま立ち現れ、ゆらぎのようなものが形態となり空間となることを意図しています。

造形としては一見複雑に見えますが、同じ木材を積層しているだけなので非常にシンプルです。

建築家によるテキストより
中国の現代建築家8組に注目した、MoMAでの建築展「再利用、再生、リサイクル:中国の最近の建築」。新世代の建築家とその社会的・環境的持続可能性への献身に焦点をあて、その多様な方法論を伝え、文化的背景と中国に根差す現代建築を紹介
中国の現代建築家8組に注目した、MoMAでの建築展「再利用、再生、リサイクル:中国の最近の建築」。新世代の建築家とその社会的・環境的持続可能性への献身に焦点をあて、その多様な方法論を伝え、文化的背景と中国に根差す現代建築を紹介Installation view of the exhibition Reuse, Renew, Recycle: Recent Architecture from China, September 18, 2021 – July 4, 2022. The Museum of Modern Art, New York. Digital Image © 2021 The Museum of Modern Art, New York. Photo by Robert Gerhardt
中国の現代建築家8組に注目した、MoMAでの建築展「再利用、再生、リサイクル:中国の最近の建築」。新世代の建築家とその社会的・環境的持続可能性への献身に焦点をあて、その多様な方法論を伝え、文化的背景と中国に根差す現代建築を紹介Installation view of the exhibition Reuse, Renew, Recycle: Recent Architecture from China, September 18, 2021 – July 4, 2022. The Museum of Modern Art, New York. Digital Image © 2021 The Museum of Modern Art, New York. Photo by Robert Gerhardt
中国の現代建築家8組に注目した、MoMAでの建築展「再利用、再生、リサイクル:中国の最近の建築」。新世代の建築家とその社会的・環境的持続可能性への献身に焦点をあて、その多様な方法論を伝え、文化的背景と中国に根差す現代建築を紹介Installation view of the exhibition Reuse, Renew, Recycle: Recent Architecture from China, September 18, 2021 – July 4, 2022. The Museum of Modern Art, New York. Digital Image © 2021 The Museum of Modern Art, New York. Photo by Robert Gerhardt

中国の現代建築家8組に注目した、MoMA(ニューヨーク近代美術館)での建築展「再利用、再生、リサイクル:中国の最近の建築(Reuse, Renew, Recycle: Recent Architecture from China)」。新世代の建築家とその社会的・環境的持続可能性への献身に焦点をあて、その多様な方法論を伝え、文化的背景と中国に根差す現代建築を紹介しています。会期は2022年7月4日まで。展覧会の公式ページはこちら

こちらはリリーステキストの翻訳

社会的、文化的、環境的サステナビリティの既存の定義を見直す、新世代の中国人建築家による8つのプロジェクトを展示

ニューヨーク近代美術館は、中国の新世代の建築家とその社会的・環境的持続可能性への献身に焦点を当てた展覧会「Reuse, Renew, Recycle: Recent Architecture from China」を開催します。2021年9月18日から2022年7月4日まで、ストリートレベルのギャラリーで開催されるこの展覧会では、旧工業建築物の再利用、建築材料のリサイクル、古代建築技術の再解釈から、非侵襲的な建築物の挿入による農村や地域全体の経済復興まで、多様な建築の方法論を語る8つのプロジェクトが紹介されます。

プリツカー賞を受賞したアマチュア・アーキテクチャー・スタジオ(ワン・シュウ、ルー・ウェンユー)、アーキ・ユニオン・アーキテクツ(フィリップ・F・ユアン)アトリエ・デスハウス(リウ・イーチュン、チェン・イフェン)、DnA・デザイン・アンド・アーキテクチャー(シュ・ティエンティアン)スタジオ・ズー・ペイ(ズー・ペイ)ベクター・アーキテクツ(ドン・ゴン)、アガ・カーン賞を受賞したZAO / スタンダードアーキテクチャー(チャン・ケ)によるプロジェクトなどが展示されます。

本展は、4年にわたるリサーチ活動により、建築家との対話を重ね、展示されるすべてのプロジェクトの現場を何度も訪れ、最近入手した約160点の中国現代建築の作品から、模型、図面、写真、ビデオ、建築のモックアップなどを展示します。「Reuse, Renew, Recycle: Recent Architecture from China」は、フィリップ・ジョンソン建築・デザイン学チーフキュレーターのマルティーノ・スティエルリ(Martino Stierli)と、建築・デザインアシスタントキュレーターのエヴァンゲロス・コツィオーリス(Evangelos Kotsioris)が企画しました。キュレーションの助言は、上海の同済大学教授、リー・シァンニンが担当しました。

過去30年間の中国の経済・社会の変革は、建築ブームを伴い、中国を人類史上最大の建設現場としました。都市の巨大プロジェクトや壮大な建築物(その多くは西洋の建築家によって設計された)に長年注目してきた結果、国営の設計機関から独立して活動する若い世代の建築家たちによって、再考が始まっているのです。これらの建築家は、建築環境のデザインに対するアプローチを共有しており、それは、この国の都市の構造を変え、何百万人もの日常生活を変えてきたタブラ・ラサ的なアプローチに対する全般的な懐疑心によって特徴づけられています。その代わりに、この世代の多くの人々は、既存の建築環境や確立された社会構造との有意義な関わりを求める比較的小規模な介入に力を注いでいます。これらのプロジェクトの多くは、伝統的な人口集中地や巨大都市の外で行われ、中国の二次都市や農村地域の復興につながりました。

「Reuse, Renew, Recycle: Recent Architecture from China」で紹介されている建築家やプロジェクトは、今日の中国で建築することの意味を示し、現代建築がいかにして中国にしっかりと根ざしているのかを探っています。この国ならではの文化的背景を紹介します。江西省景徳鎮の帝窯博物館のアーチ型天井、恒河村の野外竹の劇場、桂林近郊の元砂糖工場からホテルへ、本展では、より少ない資源で、より資源に配慮した建築の未来への進歩的な青写真として、慎重かつ大胆な介入を検証していきます。

ネリ&フーの、イタリア国立21世紀美術館での建築展「Traversing Thresholds」。施設に収蔵されるスカルパ作品と向き合い、内外と公私を調停する“閾値”の観点から読み解き、そのヴィジョンを再解釈して制作されたインスタレーション
ネリ&フーの、イタリア国立21世紀美術館での建築展「Traversing Thresholds」。施設に収蔵されるスカルパ作品と向き合い、内外と公私を調停する“閾値”の観点から読み解き、そのヴィジョンを再解釈して制作されたインスタレーション photo courtesy of ALCANTARA
ネリ&フーの、イタリア国立21世紀美術館での建築展「Traversing Thresholds」。施設に収蔵されるスカルパ作品と向き合い、内外と公私を調停する“閾値”の観点から読み解き、そのヴィジョンを再解釈して制作されたインスタレーション photo courtesy of ALCANTARA
ネリ&フーの、イタリア国立21世紀美術館での建築展「Traversing Thresholds」。施設に収蔵されるスカルパ作品と向き合い、内外と公私を調停する“閾値”の観点から読み解き、そのヴィジョンを再解釈して制作されたインスタレーション photo courtesy of ALCANTARA

ネリ&フーの、イタリア国立21世紀美術館での建築展「Neri & Hu. Traversing Thresholds」。施設に収蔵されるスカルパ作品と向き合い、内外と公私を調停する“閾値”の観点から読み解き、そのヴィジョンを再解釈して制作されたインスタレーションが公開されています。会期は2022年2月6日まで。

こちらはリリーステキストの一部の翻訳

ドミティラ・ダルディ(Domitilla Dardi / MAXXIデザイン・キュレーター)がキュレーションするAlcantara-MAXXIプロジェクトは、2018年からスタジオ・ヴィジット形式に進化し、過去のマスターと現在のマスターが集まり、毎回招待されてMAXXI Architetturaコレクションの偉大な巨匠の作品を、アルカンターラ®を主要言語として解釈し、個人的解釈を提供するようになったのです。

2021年版では、ネリ&フーは、MAXXIに収蔵されている偉大な作家の一人と向き合います。カルロ・スカルパです。
上海を拠点とする建築デザインスタジオは、「Traversing Thresholds」によって、西洋と東洋の世界、感性と視覚の間に文化の架け橋を構築します。スカルパの解釈は、中国語の「jian」と日本語の「ma」の両方に存在する概念である「threshold」(「隙間」「空間」「間」と大別される)にあります。建築の世界では、この言葉は、内と外、公と私といった対照的な2つの空間環境の間の物理的な調停、あるいは閾値の状態を表すためによく使われるますが、この状態はイタリアの巨匠の空間通路に再び現れています。

リンドン・ネリはこう説明します「閾値の観点から見ると、この “jian”というアイデアは、空間として見ることもできるし、中間、あるいは時間のアイデアとして見ることもできます。」
「これは隙間の空間です。」とロサーナ・フーは付け加えます。「空間だけでなく、空間と時間の間、あるいは2つの構造的な部分の間にある抽象的な概念なのです。何かが満たされるのとは対照的に、空っぽであるという概念があり、音楽を作る音符の間の沈黙のようなものです。」

リンドン・ネリとロサーナ・フーがデザインしたインスタレーションは、スカルパのヴィジョンを、ディテールの発明、ソリッドとヴォイドの対話、素材の創造的な組み合わせという中心節において再解釈しています。

このインスタレーションの焦点は、スカルパの建築の6つの重要な通路を観察者に導くものです。ピボット・プレーン、侵食されたコーナー、挿入されたランドスケープ、フローティング・データム、スリット・ウィンドウ、オフ・アクシス。これらの要素は、完全なものからの引き算、素材間の対話、反重力サスペンション、プログレッシブな空間、構造軸のスライドなど、巨匠のいくつかの教訓に反映されています。ネリ&フーが解釈した建築の教えは、規則正しく交差する壁のメッシュを通して新しい空間を生み出し、6つの限界は訪問者に行動を促し、スカルパの源泉を明らかにする場となっています。

アルカンターラは、優れたデザインアイデアのための特別な「構成材料」であり、その汎用性、触感、エレガンスのあらゆる可能性をもって、この作品を過去と現在をつなぐ真の地点にしています。フルカラーのバリエーションで、あるいはエンボス加工やラミネート加工といった異なるテクスチャーで使用されるこの素材は、ネリ&フーがデザインする建築の礎となり、その生来の感覚的な魅力で人々を迎え入れます。

ドミティラ・ダルディは言います。
「ロサーナ・フーとリンドン・ネリは、MAXXI Architettura Archivesの中で最も貴重なカルロ・スカルパの作品に異なる視点を与えてくれました。」
「スカルパの作品に”胎動”として存在し、”閾値”というコンセプトを通して、旅や通路としての空間の感覚は、東洋のデザイン感覚へと開かれ、現代の建築家の解釈によって強化されています。」

11mスパンの大規模木造建築で1時間耐火構造の「くるみ幼稚園新築工事」の、オンライン構造現場見学会がNCN主催で開催。参加費無料で、当日は耐火被覆施工中の現場も公開
11mスパンの大規模木造建築で1時間耐火構造の「くるみ幼稚園新築工事」の、オンライン構造現場見学会がNCN主催で開催。参加費無料で、当日は耐火被覆施工中の現場も公開

11mスパンの大規模木造建築で1時間耐火構造の「くるみ幼稚園新築工事」の、オンライン構造現場見学会がNCN主催で開催されます。当日は耐火被覆施工中の現場も公開されます。開催日時は2021年12月21日(火)14時~16時要事前申込で参加費無料です。参加者特典として、セミナー参加者に、最新の木造事例や、大規模木造にまつわるQ&A等を全60Pにまとめた『木構造ガイドブック』が進呈されます。【ap・ad】

本物件の見どころ

・周辺敷地が狭い中、構造の工夫によって11mの大スパンを実現
・1時間耐火構造の木造園舎、見学会当日は耐火被覆施工中の現場を見れる貴重なチャンス
・本物件を実際にプレカット加工した工場もご紹介。設計から調達、加工、施工までのフローを知ることができます。

リリーステキストより

この度、学校法人くるみ学園及び関係者様のご協力により、『(仮称)学校法人くるみ学園くるみ幼稚園新築工事』オンライン構造現場見学会を開催することとなりました。大規模木造計画に最適な、接合金物工法「SE構法」を最大限活用した、木造躯体を見ることができる機会となっております。コロナ禍の中、どこからでもご参加いただけるオンラインセミナー形式となっておりますので、皆様お気軽にご参加ください。

リリーステキストより
伊東豊雄と西沢大良を迎え、中川エリカと浅子佳英が聞き手を務めるウェビナー座談会「コロナ禍以降に再考する、建築の生と美と死」が開催。伊東が子ども時代を過ごした長野県諏訪や東京中野の風景、コロナ禍での住空間や暮らし方の新たな発見や変化、近年語られる建築哲学に迫る
伊東豊雄と西沢大良を迎え、中川エリカと浅子佳英が聞き手を務めるウェビナー座談会「コロナ禍以降に再考する、建築の生と美と死」が開催。伊東が子ども時代を過ごした長野県諏訪や東京中野の風景、コロナ禍での住空間や暮らし方の新たな発見や変化、近年語られる建築哲学に迫る

伊東豊雄と西沢大良を迎え、中川エリカと浅子佳英が聞き手を務めるウェビナー座談会「コロナ禍以降に再考する、建築の生と美と死」が開催されます。開催日時は2021年12月24日(金)18:00 ~ 19:30オンラインでの開催で参加費無料、要事前申し込み。伊東が子ども時代を過ごした長野県諏訪や東京中野の風景、コロナ禍での住空間や暮らし方の新たな発見や変化、近年語られる建築哲学に迫る内容との事。

住まいやパブリック・スペースのあり方、働き方のさまざまな事例を通して社会と住まいの未来を考えるコラム「これからの社会、これからの住まい 2」。2021年は、監修者の浅子佳英氏(建築家、プリントアンドビルド)、中川エリカ氏(建築家、中川エリカ建築設計事務所)が、コラムと連動して交互にゲストを迎え、インタビューを企画していきます。第5回目は中川氏と浅子氏が建築家の伊東豊雄氏と西沢大良氏をお迎えし、12月24日に収録するインタビューを、ウェビナーにてライブ配信いたします。ぜひご登録のうえ、ご視聴ください。

インタビュー・シリーズ第4回目では、西沢大良氏をお迎えして「コロナ禍以降に再考する、健康な住まい」と題するインタビューを行いました。近代の産物である住まいにおける機能的な場所は、コロナ禍において危険な場所となってしまったと西沢氏は語りました。家はそこに居るだけで体が恢復し、健康になれる場所であるべきだという西沢氏の提唱は、コロナ禍以降大きな意味を持つようになりました。伊東豊雄氏をお迎えする第5回目は、伊東氏が幼少期を過ごした長野県諏訪、その後の東京中野の風景、コロナ禍における住空間や暮らし方についての新たな発見や変化、近年語られる「美しい建築」への信念、そして作品のなかにある「死」とのさまざまな関係性など、建築の生と美と死について、いま思うことを伺います。

アドルフ・ロースの建築展「LOOS AND PILSEN アドルフ・ロース展 プルゼニュ市のインテリア」が、チェコセンター東京で開催。パネル・動画・模型の展示を中心にVR体験もおこなわれる
アドルフ・ロースの建築展「LOOS AND PILSEN アドルフ・ロース展 プルゼニュ市のインテリア」が、チェコセンター東京で開催。パネル・動画・模型の展示を中心にVR体験もおこなわれる

アドルフ・ロースの建築展「LOOS AND PILSEN アドルフ・ロース展 プルゼニュ市のインテリア」が、東京・渋谷区広尾のチェコセンター東京(チェコ共和国大使館内)で開催されます。アドルフ・ロースのチェコ・プルゼニュ市内のインテリアの仕事に注目した展覧会とのこと。会期は2021年12月15日(水)~2022年1月31日(月)。2021年12月15日(水)には展覧会のオープニングも企画されているとのこと。

昨年生誕150周年を迎えたチェコ出身の世界的建築家、アドルフ・ロース。その思想と建築作品は、当時の建築だけでなく、その後の現代建築の在り方にも世界規模の影響を与えました。このたび、ロースが20世紀前半に長期にわたり取り組みつつも、チェコ国外ではあまり知られていなかったプルゼニュ市内の類を見ないインテリアデザインをご紹介する展覧会を、東京・広尾のチェコセンター東京にて開催いたします。

展示の主なねらいは、プルゼニュ市におけるロースの活動をより広い文脈で捉えることにあります。1907年以降の初期の作品と、ヒルシュ家やベック家との重要な関係、そしてウィーンとのつながりを紹介します。また、1927年にプルゼニュに戻り、ブルメル家やゼムラー家、フォーグル家、クラウス家といった多くの資産家の邸宅を設計したことにも注目し、現代における邸宅の修復の様子や、ロースや家主の家族についても言及しています。

会場では、東洋大学の協力のもと、建築模型や3D映像、VR映像なども併せて展示いたします。夕刻には会場外壁にロースが手掛けたインテリア画像の投影も行います。建築家アドルフ・ロースの世界をご体験ください。皆さまのご来場をお待ちしております。

リリーステキストより

詳細な展覧会情報は末尾に掲載します。

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