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【ap job更新】 素材感を大切に設計し、“佇む”建築をつくる「中尾英己建築設計事務所」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)とアルバイトを募集中
【ap job更新】 素材感を大切に設計し、“佇む”建築をつくる「中尾英己建築設計事務所」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)とアルバイトを募集中
【ap job更新】 素材感を大切に設計し、“佇む”建築をつくる「中尾英己建築設計事務所」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)とアルバイトを募集中

素材感を大切に設計し、“佇む”建築をつくる「中尾英己建築設計事務所」の、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)とアルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

弊社では、業務拡大に伴い、一緒に楽しく建築に携わってくれる建築設計スタッフ(正社員、アルバイト・パートタイム(時間応相談))を募集します。

主に住宅・集合住宅・店舗・オフィス・保育施設・クリニック・リノベーション等、様々な用途の設計・監理業務を行っています。会社は小規模ですが、上記の用途に加え木造・鉄筋コンクリート造・鉄骨造と構造種別も多岐にわたりますので、色々な設計・監理を習得できると思います。

オンラインセミナーやオープンオフィス、賃貸住宅の収支計画などのコンサルティング業務も業務の一部として行っておりますので、仕事のスキルアップにも繋がると思います。

設計は打ち合せやヒアリングをじっくりと行いその内容を理解し、クライアントのコミュニケーションを図り、いかに展開するかであると考えます。造形美や機能美のみにとどまらず、楽しみを感じられる場や空間が建物の中にいくつも存在する、そんな建物を追求しております。
家づくりをはじめどの用途の建物でも、設計には様々な回答があり、答えは一つではありません。
使い勝手を含めた平面計画や「素材感」を大切に設計を行い、自己主張しすぎない「佇む」建築を一緒に創っていきたいと思っております。

設計活動は多くの人たちとコラボレーションしながらの仕事です。
私どもの設計活動や事務所としての方針に共感していただける方、心よりお待ちしております。
雑誌等の掲載も多々あります。
設計事務所にありがちな夜遅くまでの長時間労働はあまり望みませんので、出来るだけ効率的に時間を使いながら、一緒に仕事をしていきたいと思っております。

ご応募お待ちしております。

村山徹と杉山幸一郎による連載エッセイ ”今、なに考えて建築つくってる?” 第4回「構造と工法」
村山徹と杉山幸一郎による連載エッセイ ”今、なに考えて建築つくってる?” 第4回「構造と工法」

「今、なに考えて建築つくってる?」は、建築家の村山徹と杉山幸一郎によるリレー形式のエッセイ連載です。彼ら自身が、切実に向き合っている問題や、実践者だからこその気づきや思考を読者の皆さんと共有したいと思い企画されました。この企画のはじまりや趣旨については第0回「イントロダクション」にて紹介しています。今まさに建築人生の真っただ中にいる二人の紡ぐ言葉を通して、改めてこの時代に建築に取り組むという事を再考して頂ければ幸いです。
(アーキテクチャーフォト編集部)


第4回 構造と工法

text:杉山幸一郎

 
 
モノの関係をつくる

こんにちは、杉山幸一郎です。第3回から少し時間が経ってしまいましたが、第4回は「構造と工法」というテーマについて考えていきます。突然ですが、このテーマを聞いて皆さんは何を思うでしょうか?

なんだか大学のカリキュラムにありそうで、電車の帰りに疲れた頭で読むには全然気が進まない、、。と僕なら思ってしまいます(笑)。なので、今日はテーマを少し噛み砕いて、もっと簡単な視点からリラックスして攻めていくことにしましょう。


とその前に、前回の村山徹さんの「かたちと寸法」のエッセイから。

ヨーロッパ留学経験のあるスタッフが「ヨーロッパの大学では恣意的なかたちであることは良いことだと判断されるけれど、日本は逆で悪いことであり言葉にすることをはばかられる風潮がある」と話していました。(中略) さらに社会性や事業性が重んじられ、かたちが後回しにされる昨今の建築状況もあってか、今の日本の学生はかたちに無頓着な人が多く、そして図面を重視しない人が多い。といったことについて、スイス連邦工科大学チューリッヒ校で教えている杉山さんがどう思っているのか、聞かせてもらえるとうれしいです。

今、なに考えて建築つくってる? 第3回「かたちと寸法」より

なるほど、面白い指摘です。
僕がいるスイスドイツ語圏の状況からすれば、むしろ「かたち」については制限があるように思います。平面図に表れるかたちについて言えば、例えば学校の実施設計コンペでは、クラスルームは72㎡、グループルームは36㎡など、要項を見ると面積が一桁まで細かく指定されています。それにほぼ沿うように考えてみると、スパンは8mx9mとして、その半分をグループルームにしてください、、。と暗に指示されているように聞こえなくもありません。

さらに場合によっては、学校側からガイドラインとして「4つのクラスルームと2つのグループルーム、その間にある廊下をまとめてクラスターとして考える」というように指示があったりします。結果、基準階に関しては平面計画の自由度、それにともなうかたちのヴァリエーションは限られてしまいます。資格製図試験のような条件で、かなり合理的に解いていく必要があるんです。

つまりグリッドに載ってこない壁や柱、曲線を含んだ平面の「かたち」は、コストや使い勝手という面からも、あまり好まれていないことを過去のコンペの結果を見ても感じます。そうした背景を元にできあがるリジッドなスイス建築は「スイスボックス」として、皆さんも思い浮かべやすいかもしれません。

そんな状況にあっても、スイスにはかたちの持つ力を信じている建築家が多いのも確かです。
イコノグラフィックな図面の意味と、その空間への効果を追求する考え方は学生のみならず、実務でややもすれば現実的すぎる建物の設計に慣れた建築家にはとても魅力的に映ります。

昨今は「かたち」そのものよりも、環境問題に対する建築家の姿勢として「部材の転用や建設時のCO2削減」に至るテーマが大きな比重をもっており、僕たちは学生に、建築設計の基本的な考え方は「最小の材料を使って、最大限の空間を作ること」と教えています。学部一年生には、かたちを作る根拠、なぜそうなければいけないのか。を厳しく追求するように伝え、「なんとなくいい感じ」で無自覚にできてしまったものは、それが仮に良さそうに見えても、論理的な思考の組み立て方を奨めています。

それはETHZ(スイス連邦工科大学チューリッヒ校)の学部一年生への教育目的が「空間をつくり、その空間同士をどう繋げて全体をつくっていくか」ということを念頭に置いているからです。その目的にあまり関係のない要素をできるだけ削ぎ落とすことで、主題をよりわかりやすく伝えるように工夫しているとも言えます。基本を学べば、高学年、修士課程へと進んでいった時に自分なりの「かたちの出し方」を身につけられるだろうと。そしてそれは結局、自分で試行錯誤しながら学んでいくものだと僕は思います。

新しく建築を学び始めたばかりの学部一年生はCADを教わる前に、一学期からRhinoceros(3D)を教わります。そして3Dプリンターを駆使するカリキュラムが組みこまれています。学生たちの頭の中では、まず空間を内包するヴォリュームがあって、平面図や断面図はそれを切ったもの。という認識です。それは僕自身が学生時代に平面図と断面図、立面図を描き、そこから立体を想像していたのとは真逆のプロセス。だからこそ、村山さんが前回のエッセイで話していたように、二次元だからこそ読み取れる空間「図面に現れる二次元的なかたち」を組み立てる術を知れば、空間のつくり方の可能性が2D>3D>2Dと、もっと広がると思うのです。

それでは本題に入っていきましょう。

古谷野裕一 / 古谷野工務店による、神奈川・横浜市の「下田町の家」。住宅街の坂の途中にある不整形な敷地。最大限の建築面積の確保を目指し、登り梁で“整形の生活空間”も実現した“五角形平面”の建築を考案。前面路の“坂を登る”体験を踏襲した緩やかな階段で上下階を繋げる
古谷野裕一 / 古谷野工務店による、神奈川・横浜市の「下田町の家」。住宅街の坂の途中にある不整形な敷地。最大限の建築面積の確保を目指し、登り梁で“整形の生活空間”も実現した“五角形平面”の建築を考案。前面路の“坂を登る”体験を踏襲した緩やかな階段で上下階を繋げる外観 photo©西川公朗
古谷野裕一 / 古谷野工務店による、神奈川・横浜市の「下田町の家」。住宅街の坂の途中にある不整形な敷地。最大限の建築面積の確保を目指し、登り梁で“整形の生活空間”も実現した“五角形平面”の建築を考案。前面路の“坂を登る”体験を踏襲した緩やかな階段で上下階を繋げる玄関ホールの前にある2階への階段。 photo©西川公朗
古谷野裕一 / 古谷野工務店による、神奈川・横浜市の「下田町の家」。住宅街の坂の途中にある不整形な敷地。最大限の建築面積の確保を目指し、登り梁で“整形の生活空間”も実現した“五角形平面”の建築を考案。前面路の“坂を登る”体験を踏襲した緩やかな階段で上下階を繋げる2階、LDK photo©西川公朗

古谷野裕一 / 古谷野工務店が設計した、神奈川・横浜市の「下田町の家」です。
住宅街の坂の途中にある不整形な敷地に計画されました。建築家は、最大限の建築面積の確保を目指し、登り梁で“整形の生活空間”も実現した“五角形平面”の建築を考案しました。また、前面路の“坂を登る”体験を踏襲した緩やかな階段で上下階を繋げる事も意図されました。

坂の途中に位置する不整形の敷地に計画した戸建て住宅。
敷地の建築可能な範囲は擁壁下のレベルから約1.5mの高さに位置し、東西南面に対して丘の上に建つような感覚がある環境である。

建築家によるテキストより

造成された建築可能な範囲に五角形の平面で最大の建築面積を確保した。
五角形の平面の中、南北に縦断する登り梁を通しその梁にもたれかかるように東西にそれぞれ梁を架けることで、建物の東側に整形の生活空間、西側には敷地形状を縮小したような特徴的な形状の階段を計画している。地形に沿ったゆったりとした階段によって、通りの坂を登る一連の流れのまま2階の住空間に人を導きたいと考えた。

建築家によるテキストより

東西に展開した2階の住空間からはそれぞれ異なる見晴らしを感じることができ、東西に開けられた開口と空間を隔てる南北方向の梁と壁によって、一日の中で東西の空間の明暗が反転する。

敷地形状と地形に沿った平面計画とその空間にふさわしい一枚屋根の架構の在り方を模索した計画である。

建築家によるテキストより
鈴木隆介一級建築士事務所による、愛知の「M邸」。3世代が住み継いだ家の増改築。住環境と設備面の与件を考慮し、既存RC躯体を活かす判断をして天井高と開放性を備えた機能空間を追加する構成を考案。合理的に複雑で多様な場を作る可能性も提示
鈴木隆介一級建築士事務所による、愛知の「M邸」。3世代が住み継いだ家の増改築。住環境と設備面の与件を考慮し、既存RC躯体を活かす判断をして天井高と開放性を備えた機能空間を追加する構成を考案。合理的に複雑で多様な場を作る可能性も提示俯瞰 photo©RYUSUKE SUZUKI
鈴木隆介一級建築士事務所による、愛知の「M邸」。3世代が住み継いだ家の増改築。住環境と設備面の与件を考慮し、既存RC躯体を活かす判断をして天井高と開放性を備えた機能空間を追加する構成を考案。合理的に複雑で多様な場を作る可能性も提示南側外観 photo©RYUSUKE SUZUKI
鈴木隆介一級建築士事務所による、愛知の「M邸」。3世代が住み継いだ家の増改築。住環境と設備面の与件を考慮し、既存RC躯体を活かす判断をして天井高と開放性を備えた機能空間を追加する構成を考案。合理的に複雑で多様な場を作る可能性も提示1階、リビング photo©TAKASHI UEMURA
鈴木隆介一級建築士事務所による、愛知の「M邸」。3世代が住み継いだ家の増改築。住環境と設備面の与件を考慮し、既存RC躯体を活かす判断をして天井高と開放性を備えた機能空間を追加する構成を考案。合理的に複雑で多様な場を作る可能性も提示1階、キッチンとダイニング photo©TAKASHI UEMURA

鈴木隆介一級建築士事務所が設計した、愛知の「M邸」です。
3世代が住み継いだ家の増改築です。建築家は、住環境と設備面の与件を考慮し、既存RC躯体を活かす判断をして天井高と開放性を備えた機能空間を追加する構成を考案しました。また、合理的に複雑で多様な場を作る可能性も提示されています。

3世代に住み継がれてきた土地の中央に築55年の家が建ち、南側には木造小屋(築40年)と庭、北側には1台分の駐車場があった。
当初の家主である今回の建主の祖父は設計者で、当時は仕事で不在が多く、家族を守るため家を頑丈な壁式RC造で建てた。その目論み見通り、躯体は今尚健全な状態だった。

継承可能な躯体に対し、南側を覆う木造小屋と生い茂った樹々による閉塞性と設備の老朽化、管理しきれない庭や駐車場不足があり、建主が求める住環境(広さ・開放性)と機能面(設備・駐車場3台)を備えるために、RC躯体を残し増改築することになった。

建築家によるテキストより

工場やアパート、交通量の多い裏道に面した雑多な周辺環境や、大胆な改修が不向きな壁式構造という状況の中で、周辺から守ると同時に開き、家全体を開放的にする増築のあり方を考えた末、南面の外構を整えるように増築を考えていくことにした。

建築家によるテキストより

RC棟南面を、駐車場を外して間口いっぱいに木塀でぐるりと囲み、西側半分を庭、東側をダイニングキッチンとする。ダイニングは4本の壁柱で天井が高く持ち上げられた開放的な場所とし、キッチンのうえに住空間を包み込むようなL型の勾配屋根を架けた。
勾配屋根と木塀は周辺環境から開く・閉じるべき方向を見定め、寸法を決定。既存バルコニーは一部解体し、その端部を既存と同断面のR形状でつくり、造形の独立性を強調した。また、既設のバルコニーと新設の木塀、勾配屋根、壁柱が同等の存在感になるように、それぞれのスケールと造形、仕上げを検討した。

建築家によるテキストより
最も注目を集めたトピックス[期間:2023/5/22-5/28]
最も注目を集めたトピックス[期間:2023/5/22-5/28]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2023/5/22-5/28)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 石黒泰司+和祐里 / アンビエントデザインズによる、東京・渋谷区の「tracing」。展示・販売・撮影を行う施設。施主の望む“キオスク”のイメージに応える為、キオスクの構成要素を“トレース”して壁面に加えて陳列物等も設計。“作法のある仕上げ”で内装の論理的構築を試みる
  2. nevertheless / 佐河雄介建築事務所による、福島の「仕立ての家」。若い施主夫婦が購入した木造住宅の改修。初期から“穴を穿つ”と“引き剥がす”設計を志向。上階床に“穴”を開けて“家族の気配が感られる”空間を構築し、壁を“剥がし”既存躯体と親和性のある素材で仕上げる
  3. 松島潤平建築設計事務所による、東京・豊島区の「西巣鴨 西方寺銅門塀」。生活道路にある門塀。此岸と彼岸の“美しく曖昧な境界”を求め、寺に関わる“銅鏡”と“見返り招き猫”から着想して片面緑青仕上の“銅板”を“捻り”並列。視点で変化する表情が道行く人々にも特別な体験を提供
  4. 大城禎人建築設計事務所による、沖縄・中城村の三世帯住宅「400」。設計者自身の住まいも含む建築。地域で典型の中層建物を“再構築”したプロトタイプを目指し、“一般的な工法”を用いながらも“最大限に生かす”設計を志向。柱等の構造体は内装の要素としても役割を果たす
  5. ヴェネチアビエンナーレ国際建築展2023の日本館。“愛される建築を目指して ─ 建築を生き物として捉える”をテーマに企画。キュレーションチームは大西麻貴・百田有希・原田祐馬・多田智美で構成。出展者としてdot architects(家成俊勝、土井亘、池田藍、宮地敬子)、森山茜、水野太史が名を連ねる
  6. 湯浅友絵+萬玉直子+オンデザインによる、東京・中央区の「TOKYO MIDORI LABO.」。植物を扱う企業が複数入居。緑と建築の混合に加えて街のスケールとの調和を求め、量塊をずらしテラス等を外部に表出させた“多面的な”構成を考案。植物に加え働く人も“自然と捉え”て相互が影響し合う状況を作る
  7. 今西伴仁 / Atelier tomatoによる、高知・四万十市の「WANLIFE DOG VILLAGE」。田園の中のペットの複合施設。風景を増幅して見せる“介入”を目指し、地域の海や山並みを地盤起伏等で再現したドッグランを構築。建築は諸機能ごとに分散させて場所と動物のスケールに馴染ませる
  8. 清水俊貴 / 福井工業大学と山田寛 / LoHAによる、福井・勝山市の店舗「nimbus」。磯崎新と伊東孝が設計した住宅を店舗に改修。“生きられた建築”を目指し、既存の保護と整理に加えてグリッド等を継承する“チューニング”としての設計を志向。既存空間が持つ“公共性”の質を更に引き出す
  9. 宇治川和樹+大園未来 / 宇治川大園建築設計事務所による、京都・与謝郡の「マルハウス」。歴史ある街の新旧が混在する地域。敷地の記憶を辿り適切なスケールを求め、伝統建築を参照して“平入り切妻”の量塊に“片流れ”の下屋がつく構成を考案。内部では“ズレ”を意識的に用いて空間に多様性を与える
  10. 今津康夫 / ninkipen!による、京都市の店舗「camisimo」。半地下の区画の服飾店の計画。“地階”と“路面”の特徴を兼ね備える既存に対して、入口窓のみ“透明度を下げる”等の操作で“境界線を強める”設計を志向。レジカウンターの“凹”形状はこの場所らしさも形容
  11. 重松象平・中川エリカ・秋吉浩気・映画監督 樋口真嗣らが審査する、未来の住宅や生活とコミュニティの在り方をテーマとするコンペ「ミライREBORN スマイ プロジェクト」が応募作品を募集中。学生部門と建築家部門で行われ、優秀作品は大阪・関西万博での展示を予定。賞金は総額約1,000万円を用意
  12. 九州大学岩元真明研究室と関西学院大学荒木美香研究室による、福岡市の「オーゼティック・パビリオン」。金属板を加工して制作されたパーゴラ。平面に切込を周期的に入れる“幾何学的パターン”を応用し、最小限の材料で多孔質の自由曲面を作る方法を開発。レーザー加工と人力で制作でき特殊な型枠や治具は不要
  13. 石川素樹による、プリズミックギャラリーでの建築展「FORMS」。幅広い分野で創作する建築家の展覧会。自身の思考から生まれたものを“FORMS”と題して模型や映像を通して紹介。展示物での“抽象的な思考”と3DVRでの“具象的な体験”を訪問者に提示
  14. 山口誠デザインによる、東京・台東区の、オフィスビル「MONOSPINAL」。ゲーム制作会社の本社。従業員の“集中力”と“リラックス”のバランス確保を目指し、環境要素も向上をさせる“斜壁”を持つ建築を考案。小スケールの素材を集積をさせる仕上げで“あらたな風景”を作る
  15. 家具・プロダクト・建築部材が集まる見本市「インテリア ライフスタイル 2023」が、東京ビッグサイトで開催。芦沢啓治・トラフらが参加する展示「Upcycling Airplanes」やトークイベントも多数行われる
  16. 妹島和世が監修を務めたイベント「PRADA MODE 東京」の会場写真。西沢立衛による仮設パヴィリオン等が会場内に設置。妹島が館長を務める東京都庭園美術館を会場に開催
  17. 米田雅樹 / ヨネダ設計舎による、三重の「猿田彦珈琲 伊勢国多気店」。地方再生を目的とする施設の中に計画。店名を文脈として読み解き、由来する神社に向けた軸線を設定。景観を取り込むと同時に“人間的尺度”と“神殿性”を併存させる構成を追求
  18. ドットアーキテクツによる、TOTOギャラリー・間での建築展「POLITICS OF LIVING」。分業制の建築の枠組みを越えて実践する建築家の展示。“小さな自治空間”を生み出す“生きるための力学”を社会変革の鍵として提示。全ての人が建築の創造に能動的に関わる可能性も見せる
  19. 池内健 / studio colife3による、愛媛・松山市の「風と火と農家住宅」。意欲的な若い米農家の為に計画。現代で先人の知恵を継承する在り方を求め、地域の古い農家住宅を参照した“地域の卓越風”を取り込む“門型構造”の建築を考案。外装には古来から瀬戸内で用いられる“焼杉”を採用
  20. 宮城島崇人建築設計事務所による、北海道・札幌市の住宅「Oプロジェクト」。公園に面する家の改修と増築。食に関わる施主の“ラボラトリー”となる建築を目指し、2本の柱でスラブを支え全方向に開放性を持つ“キッチン棟”を考案。公園との新たな関係を作ると共に既存の内部環境も一変させる

デイビッド・チッパーフィールド事務所による、韓国・ソウルの、オフィスビル「K-Project」。IT企業の新社屋。建築の耐久性と将来への適応性を求め、“ハードウェア”と呼ぶ躯体の中に“ソフトウェア”と呼ぶ可変的な労働空間が展開する構成を考案。低層部は地域の都市構造も取り込み一般に開放
デイビッド・チッパーフィールド事務所による、韓国・ソウルの、オフィスビル「K-Project」。IT企業の新社屋。建築の耐久性と将来への適応性を求め、“ハードウェア”と呼ぶ躯体の中に“ソフトウェア”と呼ぶ可変的な労働空間が展開する構成を考案。低層部は地域の都市構造も取り込み一般に開放鳥瞰 image courtesy of David Chipperfield Architects London
デイビッド・チッパーフィールド事務所による、韓国・ソウルの、オフィスビル「K-Project」。IT企業の新社屋。建築の耐久性と将来への適応性を求め、“ハードウェア”と呼ぶ躯体の中に“ソフトウェア”と呼ぶ可変的な労働空間が展開する構成を考案。低層部は地域の都市構造も取り込み一般に開放外観 image courtesy of David Chipperfield Architects London
デイビッド・チッパーフィールド事務所による、韓国・ソウルの、オフィスビル「K-Project」。IT企業の新社屋。建築の耐久性と将来への適応性を求め、“ハードウェア”と呼ぶ躯体の中に“ソフトウェア”と呼ぶ可変的な労働空間が展開する構成を考案。低層部は地域の都市構造も取り込み一般に開放内部のアトリウム image courtesy of David Chipperfield Architects London
デイビッド・チッパーフィールド事務所による、韓国・ソウルの、オフィスビル「K-Project」。IT企業の新社屋。建築の耐久性と将来への適応性を求め、“ハードウェア”と呼ぶ躯体の中に“ソフトウェア”と呼ぶ可変的な労働空間が展開する構成を考案。低層部は地域の都市構造も取り込み一般に開放オフィス(ハードウェア) image courtesy of David Chipperfield Architects London

デイビッド・チッパーフィールド・アーキテクツによる、韓国・ソウルの、オフィスビル「K-Project」です。
IT企業の新社屋の計画です。建築家は、建築の耐久性と将来への適応性を求め、“ハードウェア”と呼ぶ躯体の中に“ソフトウェア”と呼ぶ可変的な労働空間が展開する構成を考案しました。また、低層部は地域の都市構造も取り込み一般に開放されます。2024年の建設開始を予定しています。

こちらは建築家によるテキストの翻訳です

この韓国のIT企業の新本社は、ソウルの聖水地区に位置し、地元の建築家やコンサルタントと緊密に連携して設計されました。この建物は、会社の多様な活動、スタッフ、訪問者を現在と将来の両方で受け入れる柔軟性を備えたインフラストラクチャーとして構想されています。単一の固定された建築イメージを作ろうとするのではなく、このコンセプトは、本社の強いアイデンティティを定義するために、会社の生活とエネルギー、そして近隣の生活とエネルギーを使うというものです。これは、周囲の都市の生活を基盤にした多目的アトリウムと文化的なマルチプレックスによって視覚的に─そのダイナミックなファサードを通して、またプログラム的にも─実現されています。

建物のインフラストラクチャー的なコンセプトは、「ハードウェア」と「ソフトウェア」のレイヤーを軸に展開します。このハードウエアは、5つの大きなオープンプランのフロアに、8つの垂直な円筒形のコアがあり、そこにはサーキュレーションとサービスが含まれています。このソフトウェアは、フレキシブルなフロアシステムで構成され、ハードウェアスラブの間に中二階として組み込まれ、通常、各構造床の間に2つの中二階を備えています。軽量な構造体は、ワークスペースの柔軟な構成と再構成をサポートし、将来の働き方とコラボレーションへの成長と適応を可能にします。

ハードフロア間のカーテンウォールシステムは、上部構造のスケールを崩し、外壁に多様性を持たせることを目的としています。凹型のファサードが屋外テラスや庭園を作り、社会的な交流を促す一方で、フラッシュ状のファサードはルーバーで覆われ、光の反射や太陽熱の上昇を抑えることができます。

H&deMのジャック・ヘルツォーグ、タチアナ・ビルバオ、ベカ&ルモワンヌによる鼎談「空間がもつ感情的な力」の動画。2023年5月にヴェネチアで行われたもの

ヘルツォーグ&ド・ムーロンのジャック・ヘルツォーグ、タチアナ・ビルバオベカ&ルモワンヌによる鼎談「空間がもつ感情的な力」の動画です。2023年5月17日にヴェネチアで行われたもの

(翻訳)
ビジュアルアーティストのベカ&ルモワンヌは、2001年にプリツカー建築賞を受賞した建築家のジャック・ヘルツォーグと、2022年のAWアーキテクト・オブ・ザ・イヤーのタチアナ・ビルバオを招いて、自分たちの空間の感じ方を共有します。

空間と私たちの関係において、感情はどのように、そしてなぜ生じるのか? 何が私たちの感情を規定するのか? 空間は、その物質性において、私たちの心理状態にどのような影響を与えるのか? そして、建築が引き起こすことのできる感覚的、感情的なインパクトに対して、私たちはもっと意識を向け、繊細な注意を払うことができるのでしょうか。このトークでは、私たちと空間との関係において作用する直感的、感情的、非合理的な力を探ります。

このトークは、イラ・ベカとルイーズ・ルモワンヌによる著書『The Emotional Power of Space』の出版を記念して、ヴェネツィアのパラッツォ・グラッシ劇場が企画しました。

(原文)
Visual artists Beka & Lemoine invite architects Jacques Herzog, winner of the Pritzker Architecture Prize in 2001, and Tatiana Bilbao, AW Architect of the Year 2022, to share their own way of sensing space.

How and why do emotions arise in our relationship with space? What defines what we feel? How does space, in its materiality, affect our psychological state? And could we develop more awareness and subtle attention towards the sensorial and emotional impact that architecture is able to provoke? The talk will explore the intuitive, emotional and irrational forces at play in our relationship to space.

This talk has been organized by the Teatrino di Palazzo Grassi in Venice on the occasion of the release of the book “The Emotional Power of Space” by Ila Beka & Louise Lemoine.

九州大学岩元真明研究室と関西学院大学荒木美香研究室による、福岡市の「オーゼティック・パビリオン」。金属板を加工して制作されたパーゴラ。平面に切込を周期的に入れる“幾何学的パターン”を応用し、最小限の材料で多孔質の自由曲面を作る方法を開発。レーザー加工と人力で制作でき特殊な型枠や治具は不要
九州大学岩元真明研究室と関西学院大学荒木美香研究室による、福岡市の「オーゼティック・パビリオン」。金属板を加工して制作されたパーゴラ。平面に切込を周期的に入れる“幾何学的パターン”を応用し、最小限の材料で多孔質の自由曲面を作る方法を開発。レーザー加工と人力で制作でき特殊な型枠や治具は不要 photo©八代写真事務所
九州大学岩元真明研究室と関西学院大学荒木美香研究室による、福岡市の「オーゼティック・パビリオン」。金属板を加工して制作されたパーゴラ。平面に切込を周期的に入れる“幾何学的パターン”を応用し、最小限の材料で多孔質の自由曲面を作る方法を開発。レーザー加工と人力で制作でき特殊な型枠や治具は不要 photo©八代写真事務所
九州大学岩元真明研究室と関西学院大学荒木美香研究室による、福岡市の「オーゼティック・パビリオン」。金属板を加工して制作されたパーゴラ。平面に切込を周期的に入れる“幾何学的パターン”を応用し、最小限の材料で多孔質の自由曲面を作る方法を開発。レーザー加工と人力で制作でき特殊な型枠や治具は不要 photo©八代写真事務所

九州大学岩元真明研究室関西学院大学荒木美香研究室が設計した、福岡市の「オーゼティック・パビリオン」です。
金属板を加工して制作されたパーゴラです。建築家は、平面に切込を周期的に入れる“幾何学的パターン”を応用し、最小限の材料で多孔質の自由曲面を作る方法を開発しました。そして、レーザー加工と人力で制作でき特殊な型枠や治具は不要です。※設置期間は終了しています

平らなステンレス板に周期的な切込みを入れ、人の手で荷重をかけるだけで自由曲面のパーゴラ(日陰棚)をつくりだす試みである。

建築家によるテキストより

「オーゼティック」と呼ばれる伸縮性をもつ幾何学的構造の応用であり、金属板の可塑性を利用して、最小限の材料と労力で望ましい曲面を制作することができる。切り紙細工のような切込みのパターンと曲面の起伏が呼応し、光を受けると水面のように輝き、こぼれ落ちる影は木漏れ日を思わせる。

オーゼティックとは、平面に多数の切り込みを周期的に入れた幾何学的パターンのことであり、横に伸ばすと縦にも広がるという特徴をもつ。このオーゼティックの仕組みをステンレスの平板に応用し、金属の可塑性を利用して多孔質の曲面を制作する方法を開発した。

建築家によるテキストより

具体的には、まず、1mm厚のステンレス板にレーザー加工で幾何学的パターンの切込みを入れる。次に、板中央の3点に約150kgの荷重をかけ、ステンレス板を塑性変形させることによって多孔質の曲面をつくりだす。これは、最小限の材料で自由曲面を創出する新たな手法であり、特殊な型枠や治具は一切不要である。荷重をかける作業は人力で可能であり、安価かつ平易に自由な曲面をつくることができた。

建築家によるテキストより
重松象平・中川エリカ・秋吉浩気・映画監督 樋口真嗣らが審査する、未来の住宅や生活とコミュニティの在り方をテーマとするコンペ「ミライREBORN スマイ プロジェクト」が応募作品を募集中。学生部門と建築家部門で行われ、優秀作品は大阪・関西万博での展示を予定。賞金は総額約1,000万円を用意
重松象平・中川エリカ・秋吉浩気・映画監督 樋口真嗣らが審査する、未来の住宅や生活とコミュニティの在り方をテーマとするコンペ「ミライREBORN スマイ プロジェクト」が応募作品を募集中。学生部門と建築家部門で行われ、優秀作品は大阪・関西万博での展示を予定。賞金は総額約1,000万円を用意

樋口真嗣、赤井孝美、秋吉浩気、内田友紀、齋藤精一、重松象平、中川エリカ、近藤良一、豊田崇克が審査する、未来の住宅や生活とコミュニティの在り方をテーマとするコンペ「ミライREBORN スマイ プロジェクト」が応募作品を募集しています。優秀作品は大阪・関西万博パビリオンでの展示を予定しています。総額約1,000万円の賞金も用意されています。応募登録締切は2023年7月31日応募受付期間は2023年6月12日~8月10日です。【ap・ad】

コンペの概要

2050年のスマイとはどのようなものなのでしょうか ——。「ミライREBORN スマイ プロジェクト」は未来の住宅や生活、コミュニティのあり方を提案するコンペです。

主催は、2025年大阪・関西万博「大阪ヘルスケアパビリオン」の出展参加者・スペシャルパートナーに選ばれた公益社団法人全日本不動産協会(共催:公益社団法人大阪府建築士会)です。

全日本不動産協会では、コンペの入賞作品の中から3DCG映像等の作品を制作し、「大阪ヘルスケアパビリオン」のリアルとヴァーチャルの両空間で子どもたちを魅了する「well-being なミライの共助のスマイ」の展示を目指しています。

コンペの募集部門は、①学生・一般の部、②建築家・デザイナーの二部門とし、より多くの若いクリエイターに万博への参加機会を提供することを目指しています。

入選作品については、総額で約1千万円の賞金(各部門ごとに最優秀賞200万円、優秀賞50万円、佳作30万円など)を用意しています。

リリーステキストより

審査委員
樋口真嗣(審査委員長/映画監督・特技監督)
赤井孝美(ゲームクリエーター、アニメプロデューサー)
秋吉浩気(建築家・メタアーキテクト)
内田友紀(都市デザイナー)
齋藤精一(クリエイティブディレクター)
重松象平(建築家)
中川エリカ(建築家)
近藤良一(大阪の住まい活性化フォーラム会長)
豊田崇克(一般社団法人ソフトウェア協会副会長)

リリーステキストより

審査委員からの一言

“形骸化された未来を描いたCG は歓迎しない” —— 重松象平(建築家)

“2050年はどのような社会にしたいか、そのためにどのように行動するのか” —— 内田友紀(都市デザイナー)

“過去から学びつつ、どうやってそれを未来につなげていけるのか” —— 中川エリカ(建築家)

“200万円の賞金を使って提案の一部を実装してほしい” —— 秋吉浩気(建築家・メタアーキテクト)

“アクションを起こし、一生面倒を見るようなアイデアが生まれてほしい” —— 齋藤精一(クリエイティブディレクター)

リリーステキストより

審査員の座談会の動画や、より詳しい情報は以下に掲載します。

今西伴仁 / Atelier tomatoによる、高知・四万十市の「WANLIFE DOG VILLAGE」。田園の中のペットの複合施設。風景を増幅して見せる“介入”を目指し、地域の海や山並みを地盤起伏等で再現したドッグランを構築。建築は諸機能ごとに分散させて場所と動物のスケールに馴染ませる
今西伴仁 / Atelier tomatoによる、高知・四万十市の「WANLIFE DOG VILLAGE」。田園の中のペットの複合施設。風景を増幅して見せる“介入”を目指し、地域の海や山並みを地盤起伏等で再現したドッグランを構築。建築は諸機能ごとに分散させて場所と動物のスケールに馴染ませる俯瞰 photo©中村政弘
今西伴仁 / Atelier tomatoによる、高知・四万十市の「WANLIFE DOG VILLAGE」。田園の中のペットの複合施設。風景を増幅して見せる“介入”を目指し、地域の海や山並みを地盤起伏等で再現したドッグランを構築。建築は諸機能ごとに分散させて場所と動物のスケールに馴染ませるドッグランと建物 photo©中村政弘
今西伴仁 / Atelier tomatoによる、高知・四万十市の「WANLIFE DOG VILLAGE」。田園の中のペットの複合施設。風景を増幅して見せる“介入”を目指し、地域の海や山並みを地盤起伏等で再現したドッグランを構築。建築は諸機能ごとに分散させて場所と動物のスケールに馴染ませる2階、ドッグウォーク photo©中村政弘
今西伴仁 / Atelier tomatoによる、高知・四万十市の「WANLIFE DOG VILLAGE」。田園の中のペットの複合施設。風景を増幅して見せる“介入”を目指し、地域の海や山並みを地盤起伏等で再現したドッグランを構築。建築は諸機能ごとに分散させて場所と動物のスケールに馴染ませる1階、カフェ photo©中村政弘

今西伴仁 / Atelier tomatoが設計した、高知・四万十市の「WANLIFE DOG VILLAGE」です。
田園の中のペットの複合施設の計画です。建築家は、風景を増幅して見せる“介入”を目指し、地域の海や山並みを地盤の起伏等で再現したドッグランを構築しました。また、建築を諸機能ごとに分散させて場所と動物のスケールに馴染ませる事も意図されました。施設の公式サイトはこちら

高知県四万十市郊外に建つペットの複合施設である。
住宅は点在するものの、周辺には美しい田園風景が広がり、南に抜ける田園からは遠く山並みも臨むことができる。

ドッグラン、ドッグカフェ、ドッグプール、ペットホテル、トリミング室、ペットフード製造所、オーナー住居、オーナーのペット犬舎、多様なプログラムが求められた。ここで考えたのは施設とドッグランの繋がり、ドッグランと周辺環境との繋がり、大きくはこの地に施設が介入することで見えてくるこの地の増幅された風景、そして地域との繋がりの創出である。

建築家によるテキストより

まず、求められた多岐にわたる各機能を独立、バラバラにし、この地のスケール感や動物の持つスケール感に近づけていくことを軸に検討を重ねた。2階に住居スペースをまとめ、1階は施設の公的機能を分散させ南に開けた遠景の山並みを取り込むように配置し、ドッグウォークで繋げている。

建築家によるテキストより

オーナーが高知で魅了された遠浅の海や豊かな山並みの風景をドッグプールや地盤の起伏に再現しドッグランに散りばめ、ドッグフェンスは盛土敷地の法尻にそのまま設置することでその存在が消え、ドッグランの起伏と遠景の山並みが重なった。

建設残土で作った最も高い起伏はGL+2,600まで隆起させドッグウォークを掛け渡し2階住居に直接繋げ、2階からのペット動線を確保し、職住の関係を自由に行き来するオーナーの生活スタイルも同時に許容させた。各棟はボックス形態で独立性を高めながら壁面傾斜を与えることで、内部では外へと視線を誘い、外部ではドッグラン起伏による地盤の動きと呼応しあう環境要素として機能している。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 大阪・関西万博のパヴィリオンにも携わる「the design labo」が、設計スタッフ(経験者・既卒)を募集中
【ap job更新】 大阪・関西万博のパヴィリオンにも携わる「the design labo」が、設計スタッフ(経験者・既卒)を募集中
【ap job更新】 大阪・関西万博のパヴィリオンにも携わる「the design labo」が、設計スタッフ(経験者・既卒)を募集中大阪・関西万博パビリオン計画

大阪・関西万博のパヴィリオンにも携わる「the design labo」の、設計スタッフ(経験者・既卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

株式会社 the design laboが正社員を募集中

弊社は住宅から万博パビリオンまで大小様々な建築設計業務を中心に、そこで使用される家具やグラフィックまで幅広くモノ創り全般に関わっています。

現在、戸建住宅、集合住宅、店舗、文化施設などの建築設計監理業務、海外メゾンや家具ブランドとのプロダクトデザイン業務、海外での展示会プロデュースなど、国内外で様々なプロジェクトが進行中です。

今回は建築設計・監理を担う正社員を募集します。

【代表者 プロフィール】
板坂諭
1978年生まれ。城戸崎建築研究室を経て、2012年に建築設計、プロダクトデザインなど幅広い分野で創作活動を行う株式会社the design labo 一級建築士事務所を設立。住宅や商業施設などの建築設計を主軸としながらも、数多くのプロダクトデザインを担当。幾つかの作品が美術館のコレクションに加えられるなど、エリアやジャンルを越えた活動を行っている。著書に「New Made In Japan」(青幻舎)、「IN THINGS」(Lecturis)がある。

石川素樹による、プリズミックギャラリーでの建築展「FORMS」。幅広い分野で創作する建築家の展覧会。自身の思考から生まれたものを“FORMS”と題して模型や映像を通して紹介。展示物での“抽象的な思考”と3DVRでの“具象的な体験”を訪問者に提示
石川素樹による、プリズミックギャラリーでの建築展「FORMS」。幅広い分野で創作する建築家の展覧会。自身の思考から生まれたものを“FORMS”と題して模型や映像を通して紹介。展示物での“抽象的な思考”と3DVRでの“具象的な体験”を訪問者に提示 photo©西川公朗
石川素樹による、プリズミックギャラリーでの建築展「FORMS」。幅広い分野で創作する建築家の展覧会。自身の思考から生まれたものを“FORMS”と題して模型や映像を通して紹介。展示物での“抽象的な思考”と3DVRでの“具象的な体験”を訪問者に提示 photo©西川公朗
石川素樹による、プリズミックギャラリーでの建築展「FORMS」。幅広い分野で創作する建築家の展覧会。自身の思考から生まれたものを“FORMS”と題して模型や映像を通して紹介。展示物での“抽象的な思考”と3DVRでの“具象的な体験”を訪問者に提示 photo©西川公朗

石川素樹による、プリズミックギャラリーでの建築展「FORMS」の会場写真です。
幅広い分野で創作する建築家の展覧会です。自身の思考から生まれたものを“FORMS”と題して模型や映像を通して紹介します。そして、展示物での“抽象的な思考”と3DVRでの“具象的な体験”を訪問者に提示します。展示の開催期間は、2023年年4月29日~6月24日(土日祝は基本的に休館ですが開館日もあり。開廊やイベントの情報はこちらで更新されています)。入場無料です。展覧会の公式ページはこちら

本展示は、著書『ELEMENTS 5つの建築5つの断章』(2019年オーム社)で、対話、観察、全体、過程、細部という章立てで述べた、建築が時を経ても色褪せずに在り続けるための思考から生まれたものを「FORMS」と題し、建築作品の模型や映像を通して紹介している。

建築家によるテキストより

加えて、長い年月を経て樹幹が石化した珪化木や、新たな樹木が芽吹き土に還ろうとしている倒木を用いて、時の流れや変化のなかで建築がどう在るべきかを、また、普遍的な素材を使い現代的な民藝を求める「S2M」のプロダクトを展示に組合わせ、建築の部分と全体の関係性から生み出される在りかたを表現した。

建築家によるテキストより

模型に付随したキャプションボードのQRコードからは、展示作品の3DVR(制作:徳永雄太氏 / ARCHI HATCH)にアクセスが可能で、展示から読み取る抽象的な思考と3DVRによる具象的な空間体験により様々なFORMを示唆した展示となっている。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 大規模建築に企画段階から関わり、若い世代が活躍できる体制がある「合同会社SAND」が、設計スタッフ(既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 大規模建築に企画段階から関わり、若い世代が活躍できる体制がある「合同会社SAND」が、設計スタッフ(既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 大規模建築に企画段階から関わり、若い世代が活躍できる体制がある「合同会社SAND」が、設計スタッフ(既卒・経験者)を募集中オフィスビル@台湾台中 2024年秋竣工予定

大規模建築に企画段階から関わり、若い世代が活躍できる体制がある「合同会社SAND」の、設計スタッフ(既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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欠員およびプロジェクト増加につき、再募集です。

建築を中心にブランディング、グラフィックデザイン、商品開発、経営コンサルまで幅広く手がけるデザインチームで、今は12人でやっています。このたび、さらにプロジェクトが増えているなかで、クオリティを一層高めるべく、プロジェクトをお任せできるレベルの設計業務経験者の方と、ジュニアレベル(新卒~実務経験3年程度)の方数名を新たに仲間として募集します。

SANDは20年以上の設計経験を持つものから新卒まで、幅広い年代で構成されています。代表社員の堂園有的はBIG(デンマーク)やMAD(中国)を経て隈研吾建築都市設計事務所に所属したのち、そこで担当した物件の縁から、台湾のSunnyHillsというスイーツブランドの日本支社のGMに就任した異例の経歴の持ち主です。

経営の経験や台湾とのつながりから、おもに商業や公共に関わる物件に特化して取り組んでおり、特に台湾では大きく長期にわたるプロジェクトを3つ抱えています。いずれもプログラムの企画提案やマスタープランはもちろん、ビジネスモデルやコンセプトの段階から深く関わっており、一般的な建築のプロジェクトに比べ、より広い視野、分析的思考が求められるものです。
このような機会を活かし、デザインを見た目からだけではなく、目的からひもとき、いかに社会的に、経済的に価値を生み出すかというのを設計の一つの目的と定めています。

また、アトリエを進路に選ぶ新卒年代の減少が顕著な中、優秀な若い世代の育成を重要視しています。
数々のコンペを勝ち抜いてきたデザインディレクターのもと、様々な世界的な設計事務所で経験を積んできた仲間たちとともに意匠設計のスキルを磨くことや、いかに無名の若手建築事務所がコンペ以外の手段で大きな物件を獲得するのかなどを間近に見ながら働くことが可能です。

昨年architecturephotoから応募し入った若手たちもそれぞれのプロジェクトを通して成長してきています。長期的な将来を見据えてじっくりと経験を積みたいという新卒の方や第二新卒の方々、ぜひご連絡ください。

プロジェクトの内容や事務所の雰囲気を知りたい方には説明・見学会も随時開催いたします。まずはお気軽にご連絡ください。

松島潤平建築設計事務所による、東京・豊島区の「西巣鴨 西方寺銅門塀」。生活道路にある門塀。此岸と彼岸の“美しく曖昧な境界”を求め、寺に関わる“銅鏡”と“見返り招き猫”から着想して片面緑青仕上の“銅板”を“捻り”並列。視点で変化する表情が道行く人々にも特別な体験を提供
松島潤平建築設計事務所による、東京・豊島区の「西巣鴨 西方寺銅門塀」。生活道路にある門塀。此岸と彼岸の“美しく曖昧な境界”を求め、寺に関わる“銅鏡”と“見返り招き猫”から着想して片面緑青仕上の“銅板”を“捻り”並列。視点で変化する表情が道行く人々にも特別な体験を提供 photo©太田拓実
松島潤平建築設計事務所による、東京・豊島区の「西巣鴨 西方寺銅門塀」。生活道路にある門塀。此岸と彼岸の“美しく曖昧な境界”を求め、寺に関わる“銅鏡”と“見返り招き猫”から着想して片面緑青仕上の“銅板”を“捻り”並列。視点で変化する表情が道行く人々にも特別な体験を提供 photo©太田拓実
松島潤平建築設計事務所による、東京・豊島区の「西巣鴨 西方寺銅門塀」。生活道路にある門塀。此岸と彼岸の“美しく曖昧な境界”を求め、寺に関わる“銅鏡”と“見返り招き猫”から着想して片面緑青仕上の“銅板”を“捻り”並列。視点で変化する表情が道行く人々にも特別な体験を提供 photo©太田拓実
松島潤平建築設計事務所による、東京・豊島区の「西巣鴨 西方寺銅門塀」。生活道路にある門塀。此岸と彼岸の“美しく曖昧な境界”を求め、寺に関わる“銅鏡”と“見返り招き猫”から着想して片面緑青仕上の“銅板”を“捻り”並列。視点で変化する表情が道行く人々にも特別な体験を提供 photo©太田拓実

松島潤平建築設計事務所が設計した、東京・豊島区の「西巣鴨 西方寺銅門塀」です。
生活道路にある門塀の計画です。建築家は、此岸と彼岸の“美しく曖昧な境界”を求め、寺に関わる“銅鏡”と“見返り招き猫”から着想して片面緑青仕上の“銅板”を“捻り”並列しました。そして、視点で変化する表情が道行く人々にも特別な体験を提供します。

西巣鴨西方寺の門塀デザイン。

建築家によるテキストより

此岸と彼岸の美しく曖昧な境界をつくるため、寺宝である「二代目高尾太夫の銅鏡」と寺のマスコットである「見返り招き猫」の掛け合わせから着想し、片面だけを緑青仕上げとして135°ひねった1.2mm厚の銅板を約20mに渡り140枚並べた。

建築家によるテキストより

緑青の色合いは、左端から右端に向かって緑から青へとグラデーショナルに切り替わっている。
薄い銅板を、着色ではなく化学反応によって繊細に発色させることができたのは高岡の銅板工場:モメンタムファクトリー・Orii ならではの技術である。

立ち位置や体の向きによって門塀の表情が大きく変化するため、境内を出入りする人だけでなく、前面道路を往来する街歩きの人々にも特別な体験をもたらす仕掛けとなっている。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 建築設計やリノベを通した“まちづくり事業”を進める「9株式会社」が、建築設計・デザイナー・現場監督・大工を募集中
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建築設計やリノベを通した“まちづくり事業”を進める「9株式会社」の、建築設計・デザイナー・現場監督・大工募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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9株式会社(ナイン)は、空き家空きビル遊休地のリノベーションにより上場を目指しているデザインベンチャー企業です。
今回、サウナとモデルルームを併設する、東京北参道事務所新設に付き、建築設計、デザイナー、現場監督、大工を募集します。

トレーラー・コンテナハウスによるサウナやグランピング、古民家や古ビルをリノベーションしたホテルやコワーキングを中心にする、まちづくり事業を進めるために、製図だけではない「まちづくり」に参加できる方を期待しております。

・将来の独立をサポートします。
・リモートワーク、副業、週1~5日等の自由な働き方が可能です
・給料の上限はなし、ストックオプションを得る可能性もある。

【ap job更新】 住宅の設計を軸にして“自然の感覚”を携えた建築を目指している「椎名英三・祐子建築設計」が、 設計スタッフを募集中
【ap job更新】 住宅の設計を軸にして“自然の感覚”を携えた建築を目指している「椎名英三・祐子建築設計」が、 設計スタッフを募集中
【ap job更新】 住宅の設計を軸にして“自然の感覚”を携えた建築を目指している「椎名英三・祐子建築設計」が、 設計スタッフを募集中直方の海 2004 地下1階地上3階建ての商業ビルです。 コンクリート打放しのギザギザ壁面を持つ吹抜のギャラリーには、ほとんど全てがガラスでできた透明の美しい階段が架け渡されています。当時ガラスの使用は段板のみが主流であり、側桁もガラスにした例はなかったと思われます。

住宅の設計を軸にして“自然の感覚”を携えた建築を目指している「椎名英三・祐子建築設計」の、設計スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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皆さんこんにちは、建築家の椎名英三と椎名祐子です。

私達の事務所は、住宅の設計を軸にして、建築の設計をしています。
初めに、私達が感銘したイーロ・サーリネン(1910~1961アメリカの建築家)の崇高なる言葉をご紹介したいと思います。

「建築は、人間の生活や行動を可能にする実用的な覆いであると考えられていますが、私は実用を超えてもっと本質的な役割、ほとんど宗教的とでも言えるような意味合いがあると思っています。人がこの世で生きている時間は限られたものであり、何のために生きているのかという目的も定かではありません。そういう中にあって、宗教は初源的な目的を示しています。また、人間を取り巻く美しい環境の不変の姿は、連続した時間の中にいる自分を認識させ、生きる確信を与えてくれます。美しい環境としての建築には、人々に生きる確信を与えるという役割があり、これは、機能や実用を超えた大切な使命だと思われます。建築の目指す目的は何かという問いに対しては、建築は人間の生活を保護するシェルターであるばかりでなくこの世に生きているということの犯し難い尊厳に応えるものでなければならないとお答えしたいのです。」

そして私達も又、その様な建築を創りたいと思っています。
建築は又、人々の役に立つものでありますが、この「役に立つ」ということは、真に素晴らしいことだと思います。
そして建築は、地震や火災に耐える力を持ちつつも単なる工作物ではなく、詩的構築体と呼べばいいのでしょうか、美を目指して建設されねばなりません。

建築は、奥行きと拡がり、潤いや響きを携えつつ、心ときめくワクワクするような空間でありたいし、人々の生を肯定し、そして祝福し、人の心の奥底に強く働きかけて、大いなる宇宙自然に連続できる力を持ちたいし、そして何よりも「自然の感覚」を携えていたいと思います。

私達は、そんな建築を一緒に創って下さる設計スタッフを募集しています。

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