


トラフ建築設計事務所が意匠設計・監修を手掛けた、東京・大田区の「Well-Blend 蒲田」です。建築・設備設計は、安井秀夫アトリエが手掛けています。
社員寮を改修した共用部に交流空間等を備えた賃貸集合住宅の計画です。建築家は、シェアスペースでは、有機的な曲線の“島什器”で様々な用途に応える場所を構築しました。また、サウナでは、コンパクトながら諸機能を揃えて“没入できる”場を作る事が意図されました。施設の公式サイトはこちら。
リノベーション事業を中核とするリビタが展開する、多機能交流型賃貸住宅の第二弾Well-Blend蒲田の内外装を手掛けた。
Well-Blendシリーズは暮らしを豊かにする機能を共用部に備え、周辺地域の住民など入居者以外も混ざり合って、ゆるやかな繋がりを形成する意味合いを名称に込めている。その共用機能部を中心に全体のデザインを担当した。
もともと社員寮であった、既存の地上11階建てビルを全面的に改装し、1階は駐輪スペース、2階はパーソナルジムとサウナ、3階をオープンラウンジ・コモンキッチンとし、4階以上が居住フロアとなる。
社員食堂として使われていた3階のシェアスペースは、ラウンジとキッチンの二つの機能があり、両者のスペースを横断するように、有機的な曲線の島什器を配置した。ラウンジでは、テーブルトップに植栽を組み込んだ中央の島什器が周囲に4つの異なる場所をつくり出し、床座のリビング、待合、ミーティング、ワークといった多目的な使い方を受容する。壁際は曲面の折上げ天井に間接照明を仕込み、限られた天井高に奥行を与えつつ柔らかい光がスペース全体を包む。