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近森穣 / 07BEACHによる、東京・東村山市の「図書喫茶カンタカ」。郊外のロードサイド店舗の全面改修。地域の自然保全に取り組む施主の思いに応え、地場の木材を用いて原風景である“雑木林”を想起させる空間を志向。“不整形な形態”等で“雑多な心地良さ”を作る
近森穣 / 07BEACHによる、東京・東村山市の「図書喫茶カンタカ」。郊外のロードサイド店舗の全面改修。地域の自然保全に取り組む施主の思いに応え、地場の木材を用いて原風景である“雑木林”を想起させる空間を志向。“不整形な形態”等で“雑多な心地良さ”を作る photo©佐藤勇介
近森穣 / 07BEACHによる、東京・東村山市の「図書喫茶カンタカ」。郊外のロードサイド店舗の全面改修。地域の自然保全に取り組む施主の思いに応え、地場の木材を用いて原風景である“雑木林”を想起させる空間を志向。“不整形な形態”等で“雑多な心地良さ”を作る photo©佐藤勇介
近森穣 / 07BEACHによる、東京・東村山市の「図書喫茶カンタカ」。郊外のロードサイド店舗の全面改修。地域の自然保全に取り組む施主の思いに応え、地場の木材を用いて原風景である“雑木林”を想起させる空間を志向。“不整形な形態”等で“雑多な心地良さ”を作る photo©07BEACH
近森穣 / 07BEACHによる、東京・東村山市の「図書喫茶カンタカ」。郊外のロードサイド店舗の全面改修。地域の自然保全に取り組む施主の思いに応え、地場の木材を用いて原風景である“雑木林”を想起させる空間を志向。“不整形な形態”等で“雑多な心地良さ”を作る photo©07BEACH

近森穣 / 07BEACHが設計した、東京・東村山市の「図書喫茶カンタカ」です。
郊外のロードサイド店舗の全面改修計画です。建築家は、地域の自然保全に取り組む施主の思いに応え、地場の木材を用いて原風景である“雑木林”を想起させる空間を志向しました。そして、“不整形な形態”等で“雑多な心地良さ”を作る事が意図されました。店舗の公式サイトはこちら

店は都心の喧騒から離れた郊外の、近隣には畑や川や林などがある長閑な住宅街の幹線道路に面して建っている。
いかにもロードサイド型大型飲食店風の既存建築をブックカフェへと全面改修を行った。

建築家によるテキストより

クライアントはその地元の雑木林や川の保全活動に取り組んでおり、デザインを着手するにあたって 以下のような事が伝えられた。

・食を通じ自然と人との共生、持続可能なライフスタイルを創造出来る様な場にしたい。
・生活感のある落ち着いた場所にし、子供から高齢者まで、特に持続可能な社会・地域を目指すためには 子供を大切にしないといけない。
・所有している約4万冊の書籍を活かし「残していきたい自然、大切なもの」 を感じ考えてもらえる様な図書館にしたい。
・食やみどりに関する体験の機会などを提供し、文化・芸術、知的なものに触れられる場にしたい。
・特に雑木林は武蔵野の原風景であったが、人との関係が崩れてしまった現在、雑木林と農業・食とを関係付けながら、 人とみどりとの新たな可能性を見いだしていけるような場にしたい。

建築家によるテキストより

こう言った思いを汲み取るべく雑木林や川原を歩きその体験とクライアントが持つ思いをどのように具体化していけば良いか考えていった。
地元の木をふんだんに使い親しみ易い場を作ると言う事だけではなく、雑木林を空間に表現し、川のイメージをどこかに入れる。こうしたクライアントからのリクエストへの答えを探していくことは創造的な設計行為が行えている喜びが感じられ難しくもやりがいのある仕事となった。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 一級建築士事務所「株式会社アイケイジー」が、設計職、広報・総務職、3DCG制作職のスタッフを募集中
【ap job更新】 一級建築士事務所「株式会社アイケイジー」が、設計職、広報・総務職、3DCG制作職のスタッフを募集中
【ap job更新】 一級建築士事務所「株式会社アイケイジー」が、設計職、広報・総務職、3DCG制作職のスタッフを募集中西安・複合商業施設 ©︎ナカサアンドパートナーズ

一級建築士事務所「株式会社アイケイジー」の、設計職、広報・総務職、3DCG制作職のスタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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一級建築士事務所「株式会社アイケイジー」が、設計スタッフ(経験者)、広報・総務スタッフ、3DCGスタッフを募集中

商業・オフィスをはじめとする内装設計から、戸建て住宅の建築・インテリアデザインまで、多岐にわたる業務のため、チームでプロジェクトを進めていきます。様々なことを一緒に楽しみながら業務ができる、明るく前向きな人材を求めています。

履歴書、ポートフォリオをPDFにてEメールでお送りください。

拝見させていただき、こちらからご連絡致します。

池貝知子

【About ikg inc.】https://ikg.cc/works/
アイケイジーは建物や空間にまつわることをトータルでプロデュースしています。
家や店舗を建てる土地選びから始まり、建物・アプローチの建築設計、インテリアデザイン、照明デザイン、家具やアート、そしてカーテン・リネン・食器類・家電製品などの備品の選定、オーディオ環境の提案、庭の植栽計画、防犯計画など、内容は多岐にわたります。

三上建築事務所による、茨城の「水戸市下入野健康増進センター」。街の中心から離れた丘陵地に計画。地域に癒しや憩いの為の場を作る目的に、様々な機能を“一筆書き”で繋ぐことで“集う場”の構築を志向。全体を覆う軒の低い勾配屋根は周辺風景との調和も意図
三上建築事務所による、茨城の「水戸市下入野健康増進センター」。街の中心から離れた丘陵地に計画。地域に癒しや憩いの為の場を作る目的に、様々な機能を“一筆書き”で繋ぐことで“集う場”の構築を志向。全体を覆う軒の低い勾配屋根は周辺風景との調和も意図 photo©新写真工房 堀内広治
三上建築事務所による、茨城の「水戸市下入野健康増進センター」。街の中心から離れた丘陵地に計画。地域に癒しや憩いの為の場を作る目的に、様々な機能を“一筆書き”で繋ぐことで“集う場”の構築を志向。全体を覆う軒の低い勾配屋根は周辺風景との調和も意図 photo©新写真工房 堀内広治
三上建築事務所による、茨城の「水戸市下入野健康増進センター」。街の中心から離れた丘陵地に計画。地域に癒しや憩いの為の場を作る目的に、様々な機能を“一筆書き”で繋ぐことで“集う場”の構築を志向。全体を覆う軒の低い勾配屋根は周辺風景との調和も意図エントランス photo©新写真工房 堀内広治
三上建築事務所による、茨城の「水戸市下入野健康増進センター」。街の中心から離れた丘陵地に計画。地域に癒しや憩いの為の場を作る目的に、様々な機能を“一筆書き”で繋ぐことで“集う場”の構築を志向。全体を覆う軒の低い勾配屋根は周辺風景との調和も意図トレーニング室 photo©新写真工房 堀内広治

三上建築事務所が設計した、茨城の「水戸市下入野健康増進センター」です。
街の中心から離れた丘陵地に計画されました。建築家は、地域に癒しや憩いの為の場を作る目的に、様々な機能を“一筆書き”で繋ぐことで“集う場”の構築を志向しました。また、全体を覆う軒の低い勾配屋根は周辺風景との調和も意図されました。施設の公式ページはこちら

敷地は水戸市の中心部から離れた東部の丘陵地に位置する。
敷地は雑木林を切り拓き、谷地を埋めて造成した。異種の基礎構造を回避して直接基礎とすることを模索にした結果、ストラップのような形が浮かび上がり、建物の配置と外形が規定された。

建築家によるテキストより

施設機能は、トレーニング室や多目的室などのスポーツ練習場。屋内プール、公衆浴場である。
これらの機能を土地条件から規定された外形の中に割り当てた。機能を持った空間を一筆書きでつなぎ、連続させることで、様々な活動や利用する人たちがつながり、集う場になることを目指した。

建築家によるテキストより

屋根の軒先の高さを一定とし、しかも低く抑え、和風の佇まいを与えた。屋根の裏面となる天井は、軒天井から内部空間へと連続する。軒下はすべてガラス張りとすることによって、軒先に縁どられた外部と視覚的なつながりと、日本的な内部と外部の曖昧な境界を創り出している。

建築家によるテキストより
coil 松村一輝建築設計事務所による、京都市の店舗「KYOTO WAND」。町屋を改修した観光者の為の店。街を囲む山々でのアウトドアスポーツの拠点として、着替える・物を預ける・食べる飲む の機能が揃った場を設計。様々な専門作家が制作した素材を用いて空間を作り上げる
coil 松村一輝建築設計事務所による、京都市の店舗「KYOTO WAND」。町屋を改修した観光者の為の店。街を囲む山々でのアウトドアスポーツの拠点として、着替える・物を預ける・食べる飲む の機能が揃った場を設計。様々な専門作家が制作した素材を用いて空間を作り上げる photo©増田好郎
coil 松村一輝建築設計事務所による、京都市の店舗「KYOTO WAND」。町屋を改修した観光者の為の店。街を囲む山々でのアウトドアスポーツの拠点として、着替える・物を預ける・食べる飲む の機能が揃った場を設計。様々な専門作家が制作した素材を用いて空間を作り上げる photo©増田好郎
coil 松村一輝建築設計事務所による、京都市の店舗「KYOTO WAND」。町屋を改修した観光者の為の店。街を囲む山々でのアウトドアスポーツの拠点として、着替える・物を預ける・食べる飲む の機能が揃った場を設計。様々な専門作家が制作した素材を用いて空間を作り上げる photo©増田好郎

coil 松村一輝建築設計事務所による、京都市の店舗「KYOTO WAND」です。
町屋を改修した観光者の為の店の計画です。建築家は、街を囲む山々でのアウトドアスポーツの拠点として、着替える・物を預ける・食べる飲む の機能が揃った場を設計しました。また、様々な専門作家が制作した素材を用いて空間を作り上げる事が実践されました。店舗の公式サイトはこちら

京都市東山区北棟梁町、清水五条駅から東へ徒歩5分の敷地にて、町屋を改修した日帰り観光者の滞在拠点としての計画です。

建築家によるテキストより

京都市内において、寺社仏閣や文化施設等は既に世界的にも有名な観光資源となっています。
それと同時に、山に囲まれた盆地という地理的特性もあり、山道や川沿いでのトレイル・ランニング等のスポーツアクティビティとしての環境でも、「京都一周トレイル」といった全長80kmを超えるコースも設定されている等の恵まれた都市でもあります。

建築家によるテキストより

ただ、このスポーツアクティビティに関しては、利用者の数や認知度からすると、まだ多くの伸びしろが残っている状況です。そこに着眼点を持ち、汗を流せて着替える(シャワールーム)、荷物を預ける(ロッカー)、お腹を満たし喉が潤せる(厨房)機能が揃った施設をつくる事で、すでに認知度の高い文化的な楽しみと、今後拡まっていくであろうスポーツ的な楽しみとを、心地良く繋ぎあわせる場所を計画しています。

例えば、午前中に山道を走り、午後からは市中観光に出かける。または、夫婦でそれぞれトレイルランと寺社巡りを別で楽しみ、その後に待ち合わせる。そんな、ごく近い距離で異なる方向性での楽しみ方が可能な京都市のポテンシャルを引き上げる事を目的とした計画になります。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 吉祥寺に新社屋が完成した「佐久間徹設計事務所」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 吉祥寺に新社屋が完成した「佐久間徹設計事務所」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 吉祥寺に新社屋が完成した「佐久間徹設計事務所」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)を募集中

吉祥寺に新社屋が完成した「佐久間徹設計事務所」の、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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吉祥寺に新社屋が完成!「佐久間徹設計事務所」が、新卒スタッフを募集 

佐久間徹設計事務所は、吉祥寺に事務所を構える建築設計事務所です。
現在、設計スタッフ/広報・事務スタッフ計15名で編成され、国内20以上のプロジェクトが進行中です。

2023年1月に、自社設計の社屋が完成。これからの事務所の発展を見据え、中心となって活躍してくださる新卒・新卒に近い設計スタッフを募集します。経験者の方も大歓迎です。

吹き抜けのある所内は、スタッフ同士のコミュニケーションがとりやすく風通しの良い環境です。
お昼は近所のお惣菜屋さんから届く美味しいおかずと、事務所で炊いたごはんで、まかないランチを食べています。
新しい時代に、明るくポジティブに、粘り強く、建築設計に取り組んでくれる方、ご応募お待ちしております。

長谷川逸子へのインタビュー「女性と建築の半世紀」。建築討論の企画“Mind the Gap──なぜ女性建築家は少ないのか”の一環で収録されたもの

長谷川逸子へのインタビュー「女性と建築の半世紀」が公開されています。建築討論の企画“Mind the Gap──なぜ女性建築家は少ないのか”の一環で、2022年12月に収録されたものです。

玉上貴人 / タカトタマガミデザインによる、横浜市の、物流施設内の休憩ラウンジ及び託児所「ESR幸浦DC1 KLÜBBエリア」。アメニティ空間等の計画。北ラウンジでは、眼下の“施設を象徴する”森への志向性と安心感を生む“洞窟”が重なる様な場を構築。南ラウンジでは、“リボン状の造作”を旋回する様に設えて様々な居場所を作る
玉上貴人 / タカトタマガミデザインによる、横浜市の、物流施設内の休憩ラウンジ及び託児所「ESR幸浦DC1 KLÜBBエリア」。アメニティ空間等の計画。北ラウンジでは、眼下の“施設を象徴する”森への志向性と安心感を生む“洞窟”が重なる様な場を構築。南ラウンジでは、“リボン状の造作”を旋回する様に設えて様々な居場所を作る外観、夕景 photo©吉村昌也
玉上貴人 / タカトタマガミデザインによる、横浜市の、物流施設内の休憩ラウンジ及び託児所「ESR幸浦DC1 KLÜBBエリア」。アメニティ空間等の計画。北ラウンジでは、眼下の“施設を象徴する”森への志向性と安心感を生む“洞窟”が重なる様な場を構築。南ラウンジでは、“リボン状の造作”を旋回する様に設えて様々な居場所を作る託児所(BARNKLÜBB) photo©吉村昌也
玉上貴人 / タカトタマガミデザインによる、横浜市の、物流施設内の休憩ラウンジ及び託児所「ESR幸浦DC1 KLÜBBエリア」。アメニティ空間等の計画。北ラウンジでは、眼下の“施設を象徴する”森への志向性と安心感を生む“洞窟”が重なる様な場を構築。南ラウンジでは、“リボン状の造作”を旋回する様に設えて様々な居場所を作る北ラウンジ(KLÜBB Lounge NORTH)ラウンジ photo©吉村昌也
玉上貴人 / タカトタマガミデザインによる、横浜市の、物流施設内の休憩ラウンジ及び託児所「ESR幸浦DC1 KLÜBBエリア」。アメニティ空間等の計画。北ラウンジでは、眼下の“施設を象徴する”森への志向性と安心感を生む“洞窟”が重なる様な場を構築。南ラウンジでは、“リボン状の造作”を旋回する様に設えて様々な居場所を作る南ラウンジ(KLÜBB Lounge SOUTH ) photo©吉村昌也

玉上貴人 / タカトタマガミデザインが設計した、神奈川・横浜市の、物流施設内の休憩ラウンジ及び託児所「ESR幸浦DC1 KLÜBBエリア」です。本体の設計は塩浜工業が手掛けています。
アメニティ空間等の計画です。建築家は、北ラウンジでは、眼下の“施設を象徴する”森への志向性と安心感を生む“洞窟”が重なる様な場を構築しました。また、南ラウンジでは、“リボン状の造作”を旋回する様に設えて様々な居場所の場を作る事が意図されました。

COVID-19により人々の生活様式が変化したことで、eコマースが急伸し、インフラである物流施設の需要は増している。
本施設は33万㎡という広大な敷地に4期に渡って計画されている物流施設の1期目で、首都圏最大規模の延床19.6万㎡を誇り、南北2箇所にラウンジを設置するなどアメニティスペースの拡充が計られた。
敷地内の「金沢の森」は30年ほど前に植樹されたものだが、荒廃が進んでいた為、ランドスケープデザイナーの手によって再生された。本件ではアメニティスペースだけでなくファサードのデザインもタカトタマガミデザインが担っている。

建築家によるテキストより

北側最上階の共用ラウンジからは工業地帯越しに横浜港が見渡せるが、眼下にある「金沢の森」へ指向性をもたせる為、天井の一部を垂れ下げるように壁へと変化させる意匠とした。これにより洞窟が幾重も重なるような包まれた安心感のある空間を目指した。さらに天井高や垂れ壁間の幅を操作し場所毎の居心地に差異を与えた。窓際空間の天井は鏡とし、庭園に対し相互にアクティビティを映しだす関係性を持たせた。

建築家によるテキストより

南側最上階の共用ラウンジには2本のリボン状の造作をエレベーターホールから奥へとぐるぐると旋回させるように設えた。リボンにはそれぞれ異なる質感を与え、間に照明を仕込み対比を際立たせることでその動きを強調した。リボンは床、壁、天井へ変化しながら空間を緩やかに仕切り、様々な居心地の場を生み出す。時にはカウンターやベンチのような居場所をつくりながら階段へと変化し利用者を屋上へと導く役割を担っている。

建築家によるテキストより
片田友樹 / micelleによる、福岡の住戸改修「KGM」。陶芸家の施主の為に計画。居住・制作・打合せの空間が共存する在り方を求め、作業場を中心に諸室を配置した“中世の広場”の様な構成を考案。壁と床には堅牢さを備えて使い込むと味わいが増す素材を選択
片田友樹 / micelleによる、福岡の住戸改修「KGM」。陶芸家の施主の為に計画。居住・制作・打合せの空間が共存する在り方を求め、作業場を中心に諸室を配置した“中世の広場”の様な構成を考案。壁と床には堅牢さを備えて使い込むと味わいが増す素材を選択 photo©Lemmart
片田友樹 / micelleによる、福岡の住戸改修「KGM」。陶芸家の施主の為に計画。居住・制作・打合せの空間が共存する在り方を求め、作業場を中心に諸室を配置した“中世の広場”の様な構成を考案。壁と床には堅牢さを備えて使い込むと味わいが増す素材を選択 photo©Lemmart
片田友樹 / micelleによる、福岡の住戸改修「KGM」。陶芸家の施主の為に計画。居住・制作・打合せの空間が共存する在り方を求め、作業場を中心に諸室を配置した“中世の広場”の様な構成を考案。壁と床には堅牢さを備えて使い込むと味わいが増す素材を選択 photo©Lemmart

片田友樹 / micelleが設計した、福岡の住戸改修「KGM」です。
陶芸家の施主の為に計画されました。建築家は、居住・制作・打合せの空間が共存する在り方を求め、作業場を中心に諸室を配置した“中世の広場”の様な構成を考案しました。また、壁と床には堅牢さを備えて使い込むと味わいが増す素材を選択しています。

作品の扱われ方やアウトプットの変化によって、製作の状況が変化してきた作家のため、住居と製作場・打合せスペースという通常では相入れない用途をマンションの一区画に共存させることとなった。

建築家によるテキストより

既存の壁を利用し、部屋と廊下を抉るように解体して、他室の扉が面する中世の広場のような作業場とした。
四方の壁面を窓や扉が占めているが、開口部が正対することはなく、人や物、光や風が通り過ぎるその一瞬立ち止まれるような場所である。
その中で、窯は教会のような位置を占め、その反対側には鑑賞者が眺め受け止めるための正対したポジションを据え、逆の正面性をその背面に持たせた。

建築家によるテキストより

壁は絵画や作品、資料などを設置することが想定されたので、何度でも補修して塗り重ねられるよう美術館のような仕様とし、床は優しい表情を持ちつつもタフに使えるリノリウムとした。どちらも使い込んだ表情が楽しみになる素材としている。

建築家によるテキストより
小原賢一+深川礼子 / ofaによる、岡山の「湯原ふれあいセンターリノベーション」。公共施設の機能移転等の再整備計画。地域の現状との齟齬や利用率向上を求め、其々の用途が空間の一部を共用して繋がる“まちの居間”の様な場を志向。“縮小”や“転用”を豊かさに繋げ価値を生み出す
小原賢一+深川礼子 / ofaによる、岡山の「湯原ふれあいセンターリノベーション」。公共施設の機能移転等の再整備計画。地域の現状との齟齬や利用率向上を求め、其々の用途が空間の一部を共用して繋がる“まちの居間”の様な場を志向。“縮小”や“転用”を豊かさに繋げ価値を生み出す交流スペーステラス photo©鈴木研一
小原賢一+深川礼子 / ofaによる、岡山の「湯原ふれあいセンターリノベーション」。公共施設の機能移転等の再整備計画。地域の現状との齟齬や利用率向上を求め、其々の用途が空間の一部を共用して繋がる“まちの居間”の様な場を志向。“縮小”や“転用”を豊かさに繋げ価値を生み出すテラス photo©鈴木研一
小原賢一+深川礼子 / ofaによる、岡山の「湯原ふれあいセンターリノベーション」。公共施設の機能移転等の再整備計画。地域の現状との齟齬や利用率向上を求め、其々の用途が空間の一部を共用して繋がる“まちの居間”の様な場を志向。“縮小”や“転用”を豊かさに繋げ価値を生み出す交流スペース photo©鈴木研一
小原賢一+深川礼子 / ofaによる、岡山の「湯原ふれあいセンターリノベーション」。公共施設の機能移転等の再整備計画。地域の現状との齟齬や利用率向上を求め、其々の用途が空間の一部を共用して繋がる“まちの居間”の様な場を志向。“縮小”や“転用”を豊かさに繋げ価値を生み出す振興局カウンター photo©鈴木研一

小原賢一+深川礼子 / ofaが設計した、岡山・真庭市の「湯原ふれあいセンターリノベーションプロジェクト」です。
公共施設の機能移転等の再整備計画です。建築家は、地域の現状との齟齬や利用率向上を求め、其々の用途が空間の一部を共用して繋がる“まちの居間”の様な場を志向しました。そして、“縮小”や“転用”を豊かさに繋げ価値を生み出す事が意図されました。

既存庁舎の老朽化にともない、市の地域振興局事務所を隣接する築35年の「ふれあいセンター」(町民ホール)内に移転し、機能を複合して整備する計画です。既存建物にはホール(800人)と会議室、和室、図書館がありましたが、いずれも地域の現状と空間や機能が合わなくなり、利用率が低下していました。

建築家によるテキストより

本プロジェクトではホールを今の地域の人口規模や催し物の想定に合わせてコンパクトに整理し、図書館を拡大、新しい振興局と交流スペースを組み合わせて全体をゆったり作り直しました。それぞれは空間を一部共用してゆるくつながり相互の連携や住民と来訪者の交流など面積以上の効果が生み出せる、「まちの居間」のような豊かな空間へ仕立て直すことを目指しました。

建築家によるテキストより

デザインにおいては、大きなホールと細切れの部屋をいったんひとつにし、その中に具体的な活動を想定する「プレイス」を配置し、その間を多様な居場所と交流を生む「スペース」として設えました。空間は稼働率を上げられるよう、活用にあわせて使いやすい大きさに調整しています。

建築家によるテキストより
増田忠史+蜂谷伸治 / MASS & HACHIによる、東京・港区の飲食店「東麻布さいこう」。宿泊施設の中の鮨店。1区画内に2つのカウンターとワインバーの併設の要望に、“洞穴”の様な通路を介して各領域に到達する平面構成を考案。“独立性”を保ちつつも“賑わい”を感じられる状況を作る
増田忠史+蜂谷伸治 / MASS & HACHIによる、東京・港区の飲食店「東麻布さいこう」。宿泊施設の中の鮨店。1区画内に2つのカウンターとワインバーの併設の要望に、“洞穴”の様な通路を介して各領域に到達する平面構成を考案。“独立性”を保ちつつも“賑わい”を感じられる状況を作る通路 photo©MASS
増田忠史+蜂谷伸治 / MASS & HACHIによる、東京・港区の飲食店「東麻布さいこう」。宿泊施設の中の鮨店。1区画内に2つのカウンターとワインバーの併設の要望に、“洞穴”の様な通路を介して各領域に到達する平面構成を考案。“独立性”を保ちつつも“賑わい”を感じられる状況を作る左奥:カウンター席(舞台1)、右手前:カウンター席(舞台2) photo©MASS
増田忠史+蜂谷伸治 / MASS & HACHIによる、東京・港区の飲食店「東麻布さいこう」。宿泊施設の中の鮨店。1区画内に2つのカウンターとワインバーの併設の要望に、“洞穴”の様な通路を介して各領域に到達する平面構成を考案。“独立性”を保ちつつも“賑わい”を感じられる状況を作るカウンター席(舞台1) photo©MASS

増田忠史+蜂谷伸治 / MASS & HACHIが設計した、東京・港区の飲食店「東麻布さいこう」です。
宿泊施設の中の鮨店の計画です。建築家は、1区画内に2つのカウンターとワインバーの併設の要望に、“洞穴”の様な通路を介して各領域に到達する平面構成を考案しました。また、“独立性”を保ちつつも“賑わい”を感じられる状況を作る事も意図されました。店舗の公式サイトはこちら

東麻布の大通り沿いに新築されたホテルの1階に位置する鮨店の内装計画。
間口約6m、奥行約18mの細長いフロア内に、大小2つの鮨店のカウンター席(舞台)とワインバーの併設が求められた。

建築家によるテキストより

入口のあるカーテンウォールの内側に新たに塗壁のファサードを設え、そこから奥に奥に洞穴を掘り進めて行くように通路と各場所のゾーニングの検討を行った。土間状の通路が細長いフロアを貫き、フロアと通路に囲われた領域にワインバー、2つのカウンター席(舞台)、厠所等の諸機能を配置した。

建築家によるテキストより

ワインカーブをイメージしたボールト天井のワインバー、高さ3mの格子引戸で間仕切られた開放的な2つのカウンター席(舞台)を、雁行する土間の領域を介して接続することで、それぞれの場所の独立性を保ちつつも、気配やにぎわいを感じられる空間のあり方を目指した。

建築家によるテキストより
小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、兵庫の「甲子園の住宅」。閑静な住宅街に計画。長く住める“愛着”と生活変化を受容する“余白”の要望に、RC壁が作る“揺るぎない骨格”と建具で可変する“柔軟性”を持つ建築を考案。時間の蓄積も意図し吟味した素材で空間を満たす
小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、兵庫の「甲子園の住宅」。閑静な住宅街に計画。長く住める“愛着”と生活変化を受容する“余白”の要望に、RC壁が作る“揺るぎない骨格”と建具で可変する“柔軟性”を持つ建築を考案。時間の蓄積も意図し吟味した素材で空間を満たす photo©小川重雄
小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、兵庫の「甲子園の住宅」。閑静な住宅街に計画。長く住める“愛着”と生活変化を受容する“余白”の要望に、RC壁が作る“揺るぎない骨格”と建具で可変する“柔軟性”を持つ建築を考案。時間の蓄積も意図し吟味した素材で空間を満たす photo©小川重雄
小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツによる、兵庫の「甲子園の住宅」。閑静な住宅街に計画。長く住める“愛着”と生活変化を受容する“余白”の要望に、RC壁が作る“揺るぎない骨格”と建具で可変する“柔軟性”を持つ建築を考案。時間の蓄積も意図し吟味した素材で空間を満たす photo©小川重雄

小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツが設計した、兵庫・西宮市の「甲子園の住宅」です。
閑静な住宅街に計画されました。建築家は、長く住める“愛着”と生活変化を受容する“余白”の要望に、RC壁が作る“揺るぎない骨格”と建具で可変する“柔軟性”を持つ建築を考案しました。また、時間の蓄積も意図し吟味した素材で空間が満たされました。

敷地は兵庫県西宮市の閑静な住宅街に位置する。
クライアントは長く住み愛着が持てる家を求め、コンクリートの躯体がもつ力強い空間の骨格を我が家のシンボルとして望むと同時に、子供の成長やライフスタイルの変化など、長く住み続けるために変化を受け容れる余地が求められた。

建築家によるテキストより

そこで、鉄筋コンクリート造の壁式構造で外周部に構造上主要な壁を配置し揺るぎない骨格を築く一方、吹抜などで連続するワンルームの内部空間は極力構造壁を減らし建具が個室を間仕切る壁である、柔軟性のある空間形式を築いた。
不変と可変、不自由と自由がこの家のテーマとなっている。

建築家によるテキストより

コンクリートの外壁でプライバシーを固く守る閉ざされたコートハウスではなく、街や庭など外部環境とつながる住空間を目指した。
そのため、外壁には構造上必要な壁を残しつつも、大型の開口をできるだけ配置した。整然と配列された正方形の開口部は、ガラスの有無や、シャッターおよびカーテンの開閉により、外部との関係性を規定する。

建築家によるテキストより
乾久美子へのインタビュー「女性が建築の世界で働きやすくなる可能性をともに考える」

乾久美子へのインタビュー「女性が建築の世界で働きやすくなる可能性をともに考える」が、建築討論に掲載されています。2022年12月に収録されたものです。

駒田剛司+駒田由香 / 駒田建築設計事務所による、さいたま市の住宅「slash」。幹線道路と生活道路の二面接道の変形敷地。この場に固有の“多面的で力動的な”在り方を求め、環境を取り込み増強させる設計を志向。螺旋状に高くなる“床面”で外部との関係を多様化し“発見的”な空間を作る
駒田剛司+駒田由香 / 駒田建築設計事務所による、さいたま市の住宅「slash」。幹線道路と生活道路の二面接道の変形敷地。この場に固有の“多面的で力動的な”在り方を求め、環境を取り込み増強させる設計を志向。螺旋状に高くなる“床面”で外部との関係を多様化し“発見的”な空間を作る生活道路側の外観 photo©傍島利浩
駒田剛司+駒田由香 / 駒田建築設計事務所による、さいたま市の住宅「slash」。幹線道路と生活道路の二面接道の変形敷地。この場に固有の“多面的で力動的な”在り方を求め、環境を取り込み増強させる設計を志向。螺旋状に高くなる“床面”で外部との関係を多様化し“発見的”な空間を作る1階、廊下から子供室を見る。 photo©傍島利浩
駒田剛司+駒田由香 / 駒田建築設計事務所による、さいたま市の住宅「slash」。幹線道路と生活道路の二面接道の変形敷地。この場に固有の“多面的で力動的な”在り方を求め、環境を取り込み増強させる設計を志向。螺旋状に高くなる“床面”で外部との関係を多様化し“発見的”な空間を作る2階、LDK photo©傍島利浩
駒田剛司+駒田由香 / 駒田建築設計事務所による、さいたま市の住宅「slash」。幹線道路と生活道路の二面接道の変形敷地。この場に固有の“多面的で力動的な”在り方を求め、環境を取り込み増強させる設計を志向。螺旋状に高くなる“床面”で外部との関係を多様化し“発見的”な空間を作る2階、LDK photo©傍島利浩

駒田剛司+駒田由香 / 駒田建築設計事務所が設計した、さいたま市の住宅「slash」です。
幹線道路と生活道路の二面接道の変形敷地に計画されました。建築家は、この場に固有の“多面的で力動的な”在り方を求め、環境を取り込み増強させる設計を志向しました。そして、螺旋状に高くなる“床面”で外部との関係を多様化し“発見的”な空間を作る事が意図されました。

「slash」は30代夫婦とお子さん二人の4人家族のための住宅である。
敷地は幅4mの生活道路と、国道17号線が鋭角に交差する手前にあって、この2つの道を結ぶような形をしている。短手の一方はほとんど車通りがなく、他方は幹線道路に面していて、細長い台形型の四隅は大きく歪んでいる。

建築家によるテキストより

JR大宮駅から歩いて10分ほど、幹線道路側にはカーディーラーが並び、本来住宅地である生活道路側にも小規模な事業所などが散見され、一面的には捉えにくい環境である。この対比的で、どこか対称的でもある周辺環境や、地型が生む歪みを積極的に読み込むことで、この場所ならではの多面的で力動的な空間のあり方を考えた。

建築家によるテキストより

2階は三角形の床が3段にスキップするワンルームで、両前面道路に向かって大きく開き、対角線上に柱が並ぶ。周辺環境を積極的に取り込み、敷地の歪みをいわばブーストしたような形である。斜めに走る十字形の柱梁と切妻屋根は、長手方向のパースペクティブを相対化し、視覚の消失点が常に揺り動かされる。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 3万㎡を超える島の設計から、著名ブランドの空間までを手掛ける 菅原大輔が主宰の「SUGAWARADAISUKE建築事務所」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)と学生アルバイトを募集中
【ap job更新】 3万㎡を超える島の設計から、著名ブランドの空間までを手掛ける 菅原大輔が主宰の「SUGAWARADAISUKE建築事務所」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)と学生アルバイトを募集中
【ap job更新】 3万㎡を超える島の設計から、著名ブランドの空間までを手掛ける 菅原大輔が主宰の「SUGAWARADAISUKE建築事務所」が、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)と学生アルバイトを募集中瀬戸内醸造所 / AXIS (web magazine) / 新建築2021年7月号 / 商店建築2021年8月号 / JAPAN SHOP 2022 「タカハシ・ツキイチ 30人展」JCD Talk Lounge 出展 / Archidaily (web magazine) 記載など

3万㎡を超える島の設計から、著名ブランドの空間までを手掛ける 菅原大輔が主宰の「SUGAWARADAISUKE建築事務所」の、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)と学生アルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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経験者(3年以上)と新卒者、学生アルバイトの建築設計のスタッフを募集します。

【事務所紹介】
私たちは「物語る風景」を合言葉に、3万㎡を超える「まちと建築」の設計や、言語を超越する国際的高級ブランドの空間設計、広告代理店と連携したビジネスコンサルティングなどを手掛ける建築事務所です。クライアントは、海外政府や日本の地方自治体、300年の歴史を持つ酒蔵や読売広告社などの様々な国内企業、ルイ・ヴィトンやロレアルなどの海外企業など様々です。
下記の4つの特徴を活かし、新しい社会的価値と空間体験を実現してきました。その実績は、国内外40を超える受賞歴に繋がっています。

01
建築で養った時空間と分野を横断する思考と手法の展開による新しい価値創造

02
敷地固有の特性(=微視的風景群)を重層させた、「多様な居場所群」の生成

03
設計の与条件からデザインするプロジェクトデザインからの参画

04
国際色豊かなスタッフ等によるグローバルな視点

【働き方と組織像】
世界を驚かせるクリエーションを発信し続けるためには、スタッフ個々人の充実した余暇とそれがチームで組織化された思考の豊かな多様性が重要だと考え、小規模組織の中でも様々な働き方を切り開いてきました。これから10年間を【成熟期/改変期/拡大期】の3期に分け、多様な個性と専門性を備えた組織としての成長を目指しています。そこで、日本全国でカッコよくて面白い新しい「まちと建築」を実現し、海外では言語を超えた驚きを空間で表現したい!という仲間を求めています。

ODS / 鬼木孝一郎による、京都市の、店舗「BIZOUX / BRILLIANCE+ 京都店」。伝統的な町家を改装したジュエリー店。宝石の制作過程の“空間的”表現を意図し、鉱物を発掘する“地層”を想起させる“17色の左官材”を用いた空間を考案。多様な展示方法で“お気に入り”を探す体験も提供
ODS / 鬼木孝一郎による、京都市の、店舗「BIZOUX / BRILLIANCE+ 京都店」。伝統的な町家を改装したジュエリー店。宝石の制作過程の“空間的”表現を意図し、鉱物を発掘する“地層”を想起させる“17色の左官材”を用いた空間を考案。多様な展示方法で“お気に入り”を探す体験も提供外観 photo©太田拓実
ODS / 鬼木孝一郎による、京都市の、店舗「BIZOUX / BRILLIANCE+ 京都店」。伝統的な町家を改装したジュエリー店。宝石の制作過程の“空間的”表現を意図し、鉱物を発掘する“地層”を想起させる“17色の左官材”を用いた空間を考案。多様な展示方法で“お気に入り”を探す体験も提供1階、天然カラーストーンを扱う「BIZOUX」の為のスペース photo©太田拓実
ODS / 鬼木孝一郎による、京都市の、店舗「BIZOUX / BRILLIANCE+ 京都店」。伝統的な町家を改装したジュエリー店。宝石の制作過程の“空間的”表現を意図し、鉱物を発掘する“地層”を想起させる“17色の左官材”を用いた空間を考案。多様な展示方法で“お気に入り”を探す体験も提供2階、ダイアモンドを扱う「BRILLIANCE+」の為のスペース photo©太田拓実

ODS / 鬼木孝一郎が設計した、京都市の、店舗「BIZOUX / BRILLIANCE+ 京都店」です。
伝統的な町家を改装したジュエリー店です。建築家は、宝石の制作過程の“空間的”表現を意図し、鉱物を発掘する“地層”を想起させる“17色の左官材”を用いた空間を考案しました。また、多様な展示方法で“お気に入り”を探す体験を提供する事も意図されました。店舗の公式ページはこちら

京都祇園の町家造りの木造建築を改装したジュエリーショップのデザイン。

重要伝統的建造物群保存地区に位置するこの店舗は、1階が天然カラーストーンを扱う「BIZOUX(ビズー)」、2階がダイアモンドを販売する「BRILLIANCE+(ブリリアンス・プラス)」と2つのブランドが入居するものとなっている。伝統的な町屋の外観をそのまま生かしながら、内部にはゆっくりとお気に入りの宝石を探すことができる空間をデザインした。

建築家によるテキストより

空間を特徴付ける仕上げとして、壁にはオリジナルで調合をした17色の左官材を採用。床面の一番暗い色から、天井に向かって次第に明るい色になるように左官材を高さ15cmの帯状に塗り、その表面を乾燥前に拭き取ることで中の骨材を一部見せるデザインとした。左官の層を重ねたこの仕上げは、鉱物が発掘される「地層」をイメージして制作したものとなっている。

建築家によるテキストより

壁面全体に「地層」が連続する1階には、層の一部を掘り込んだ様々なディスプレイスペースを設けた。階段状の掘り込みに展示された宝石(ルース)や、バックライトで宝石の色を際立たせたディスプレイなど、自分だけのお気に入りの一つを楽しみながら発見することができる場所となっている。4組のお客さんが商談できる2階は、壁面の一部やディスプレイスペースの背面に「地層」の仕上げを施し、お互いに気にすることなくゆっくり落ち着いて過ごせる空間とした。

建築家によるテキストより
西本竜洋建築設計事務所による、山口・岩国市の「山手の家」。住宅街のひな壇造成の敷地。朝日を迎え入れる“光に満ち溢れた住空間”を目指し、“日の出の角度”を内包する平面を持つ“ガラス張り”の空間を考案。大屋根で建物を覆い“自然の変化”を感じる軒下も作る
西本竜洋建築設計事務所による、山口・岩国市の「山手の家」。住宅街のひな壇造成の敷地。朝日を迎え入れる“光に満ち溢れた住空間”を目指し、“日の出の角度”を内包する平面を持つ“ガラス張り”の空間を考案。大屋根で建物を覆い“自然の変化”を感じる軒下も作る photo©益永研司
西本竜洋建築設計事務所による、山口・岩国市の「山手の家」。住宅街のひな壇造成の敷地。朝日を迎え入れる“光に満ち溢れた住空間”を目指し、“日の出の角度”を内包する平面を持つ“ガラス張り”の空間を考案。大屋根で建物を覆い“自然の変化”を感じる軒下も作る photo©益永研司
西本竜洋建築設計事務所による、山口・岩国市の「山手の家」。住宅街のひな壇造成の敷地。朝日を迎え入れる“光に満ち溢れた住空間”を目指し、“日の出の角度”を内包する平面を持つ“ガラス張り”の空間を考案。大屋根で建物を覆い“自然の変化”を感じる軒下も作る photo©益永研司
西本竜洋建築設計事務所による、山口・岩国市の「山手の家」。住宅街のひな壇造成の敷地。朝日を迎え入れる“光に満ち溢れた住空間”を目指し、“日の出の角度”を内包する平面を持つ“ガラス張り”の空間を考案。大屋根で建物を覆い“自然の変化”を感じる軒下も作る photo©益永研司

西本竜洋建築設計事務所が設計した、山口・岩国市の「山手の家」です。
住宅街のひな壇造成の敷地に計画されました。建築家は、朝日を迎え入れる“光に満ち溢れた住空間”を目指し、“日の出の角度”を内包する平面を持つ“ガラス張り”の空間を考案しました。また、大屋根で建物を覆い“自然の変化”を感じる軒下も作りました。

建主は建設会社の未来を担う方であり、世代交代を控えていた。
そんな建主にとって、どのような住宅が必要なのか思考を重ねた。

計画地は東側が低くなったひな壇上の古い分譲地で、周囲を住宅に囲まれていた。東側の隣家と比べると1層分高くなっており、初めてその場に立った時、住宅が日の出を迎え入れるような場所になるのではないかと感じた。

建築家によるテキストより

学生の頃にインドのバラナシを訪れた際、ガンジス川の水を両手ですくい、日の出に向かって祈る人々の光景が神秘的で、その時に感じた新鮮な太陽の光を思い出した。そんな光に満ち溢れた住空間をつくりたいと思った。

そこで、敷地に入る夏至と冬至の日の出の角度を内包する平面とし、壁面をガラス張りとした。また、そんなガラス張りの住空間を夏の日差しや雨から守るために、独立した大屋根を計画した。
独立した大屋根とすることで、広く大きな軒下空間となり、風が通り抜ける開放的な空間になるよう意図した。

建築家によるテキストより

この大屋根の頂部には空への開口を設け、その下に水盤を配置した。開口からは移り行く雲の様子や空の色、水面には太陽の光や風のゆらぎ、雨の波紋が現れる。自然の存在を特徴的に見せることでより身近に自然の変化が感じられるのではないかと考えた。
テラスに座り、切り取られた空を見ていると、皮膚にあたるやわらかい風の感覚から雲の流れへと意識が移行していく。心が広がっていくような、なんとも不思議な場所となった。

建築家によるテキストより

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