architecture archive

【ap job更新】 エンジニアや職人達と初期段階からアイデアを出し合う「古森弘一建築設計事務所」が、設計スタッフ(新卒既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 エンジニアや職人達と初期段階からアイデアを出し合う「古森弘一建築設計事務所」が、設計スタッフ(新卒既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 エンジニアや職人達と初期段階からアイデアを出し合う「古森弘一建築設計事務所」が、設計スタッフ(新卒既卒・経験者)を募集中方眼の間/KYOKO OMORI

エンジニアや職人達と初期段階からアイデアを出し合う「古森弘一建築設計事務所」の、設計スタッフ(新卒既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

古森弘一建築設計事務所では設計スタッフ(正社員)を募集します。

私たちは、北九州、福岡を中心に九州全域で、住宅・保育園・図書館・文化ホール・オフィスなど様々な規模の建築設計を行なっています。

代表の古森弘一を中心に、20代~40代のスタッフ6人のメンバーでプロジェクトを進めています。また構造設計や設備設計などのエンジニア、大工や左官、庭師などの職人さんたちと初期の段階からアイデアを出し合って建築を作り上げていくのも、私たちのチームの特徴です。

常に向上心を持ち、より新しいことを創造し、楽しく共同できる仲間を待っています。

【ap job更新】 大規模プロジェクトに事業コンセプトの段階から深く関わる「SAND」が、設計スタッフ(新卒既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 大規模プロジェクトに事業コンセプトの段階から深く関わる「SAND」が、設計スタッフ(新卒既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 大規模プロジェクトに事業コンセプトの段階から深く関わる「SAND」が、設計スタッフ(新卒既卒・経験者)を募集中オフィスビル@台湾台中 2023年秋竣工予定(工事中)

大規模プロジェクトに事業コンセプトの段階から深く関わる「SAND」の、設計スタッフ(新卒既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

SANDは建築を中心にブランディング、グラフィックデザイン、商品開発、経営コンサルまで幅広く手がけるデザインチームです。

国内外でプロジェクトが進行中ですが、特に台湾では大きなプロジェクトを3つ抱えています。いずれもプログラムの企画提案やマスタープランはもちろん、ビジネスモデルや事業コンセプトの段階から深く関わっており、一般的な建築のプロジェクトに比べてより広い視野や分析的思考が求められるものです。

このような機会を活かし、デザインを見た目からだけではなく目的からひもとき、いかに社会的に、経済的に価値を生み出すかにチャレンジしています。

このたび、増えつつあるプロジェクトに対応し、事務所のカルチャーをより豊かにすることができるエネルギーを持つ方を設計スタッフとして新卒・既卒・経験者問わず複数名募ります。

 
現在、所属メンバーは8人。15年以上の設計経験を持つものから新卒まで、幅広いチーム構成です。

創業者の堂園有的はBIG(デンマーク)やMAD(中国)を経て隈研吾建築都市設計事務所に所属したのち、そこで担当した物件(サニーヒルズ南青山)の縁から、台湾のスイーツブランドSunnyHillsの日本支社ゼネラルマネージャーに就任した異例の経歴の持ち主。SANDでは主にプロジェクトのコンセプトづくりや方向性コントロールを担っています。

各プロジェクトの建築意匠に関しては、同じく隈事務所出身の西川拓のデザインディレクションのもと各プロジェクトの担当者が主体性を持ってデザインを進めています。

新卒の方にとっては、様々な世界的な設計事務所で経験を積んできたベテランたちに混ざって幅広い業務に取り組みながら意匠設計のスキルを磨くことや、いかに無名の若手建築事務所がコンペ以外の手段で大きな物件を獲得し安定した経営を可能にするかなどを間近に見ながら働くことが可能な環境です。

また、たとえばこれまでずっとアトリエ事務所で修行を続けてきて、もっとフラットな環境でデザインを議論し、自分が本当に良いと思えるものを作りたいと思っているような経験者の方や、ただの建物の設計者として以上にもっとプロジェクトに深く関わりたい、影響を及ぼしたいと思っている方にとっては特に得るものが多い事務所かと思います。

小坂森中建築 / 小坂怜+森中康彰による、東京の住宅「武蔵野の戸建」。郊外のゆったりと家が建ち並ぶ街で敷地固有の在り方を目指し計画、周辺と呼応する建物の配置と構えを意図し、内部では空間分節で内外風景が同時に見える体験を生みこの土地を親密に感じさせる
小坂森中建築 / 小坂怜+森中康彰による、東京の住宅「武蔵野の戸建」。郊外のゆったりと家が建ち並ぶ街で敷地固有の在り方を目指し計画、周辺と呼応する建物の配置と構えを意図し、内部では空間分節で内外風景が同時に見える体験を生みこの土地を親密に感じさせる photo©morinakayasuaki
小坂森中建築 / 小坂怜+森中康彰による、東京の住宅「武蔵野の戸建」。郊外のゆったりと家が建ち並ぶ街で敷地固有の在り方を目指し計画、周辺と呼応する建物の配置と構えを意図し、内部では空間分節で内外風景が同時に見える体験を生みこの土地を親密に感じさせる photo©morinakayasuaki
小坂森中建築 / 小坂怜+森中康彰による、東京の住宅「武蔵野の戸建」。郊外のゆったりと家が建ち並ぶ街で敷地固有の在り方を目指し計画、周辺と呼応する建物の配置と構えを意図し、内部では空間分節で内外風景が同時に見える体験を生みこの土地を親密に感じさせる photo©morinakayasuaki

小坂森中建築 / 小坂怜+森中康彰が設計した、東京の住宅「武蔵野の戸建」です。郊外のゆったりと家が建ち並ぶ街で敷地固有の在り方を目指し計画、周辺と呼応する建物の配置と構えを意図し、内部では空間分節で内外風景が同時に見える体験を生みこの土地を親密に感じさせます。

敷地は、東京のなかでも比較的若々しく明るい雰囲気の街に程近い住宅地に位置し、北東方向には玉川上水沿いの緑道、東には隣接する学校の桜を望むことのできる80㎡ほどの土地。周辺は、建ぺい率40%という条件下、どの住宅もゆったりとした建ち方をしていて、積極的に緑を導入することを推奨する景観ガイドラインによって大きな庭木を纏ったような住宅も多く、敷地西側には複数の住宅の庭がまとまった大きな緑も形成されている。

建築家によるテキストより

数年前から近辺に住む若い夫婦が、将来的な展望も明るいこの街に住み続けることを選択し、周辺のそうした要素に魅力を感じて土地を手に入れたことに対して、この土地/敷地ならではの風景を最大限に感じられるような住宅のあり方を考えた。

建築家によるテキストより

小さな気積をあえて小さく分節することで、間取りというにはとても断片的でささやかな場所の集合となっているが、結果この住宅では場所場所において複数の室内風景、また外の風景が見え隠れしながら同時に目に飛び込んでくるような体験が生まれている。場所場所のスケールの小ささは、床/壁/天井、また架構のリズムを身体的に親密なものに感じさせ、振れた軸線が成すパースペクティヴの揺らぎがその身体感覚を増幅する。

建築家によるテキストより
高知の「佐川町新文化拠点(仮称)」設計プロポで最優秀に選ばれた、ハウジング・森下大右・ishibashinagara JVの提案書が公開
高知の「佐川町新文化拠点(仮称)」設計プロポで最優秀に選ばれた、ハウジング・森下大右・ishibashinagara JVの提案書が公開 image©ハウジング総合コンサルタント+森下大右建築設計事務所 + ishibashi nagara architects 設計共同体
高知の「佐川町新文化拠点(仮称)」設計プロポで最優秀に選ばれた、ハウジング・森下大右・ishibashinagara JVの提案書が公開 image©ハウジング総合コンサルタント+森下大右建築設計事務所 + ishibashi nagara architects 設計共同体
高知の「佐川町新文化拠点(仮称)」設計プロポで最優秀に選ばれた、ハウジング・森下大右・ishibashinagara JVの提案書が公開 image©ハウジング総合コンサルタント+森下大右建築設計事務所 + ishibashi nagara architects 設計共同体

高知の「佐川町新文化拠点(仮称)」設計プロポーザルで最優秀に選ばれた、ハウジング総合コンサルタント森下大右建築設計事務所ishibashi nagara architects設計共同体の提案書が公開されています(PDFでの公開です)。また、こちらで審査講評(PDF)も閲覧可能です。

令和3年12月12日(日)、一次審査を通過しました下記4者による、『佐川町新文化拠点(仮称)整備基本設計業務プロポーザル二次審査(公開プレゼンテーション及びディスカッション)』を開催し、下記のとおり決まりましたので公表します。

以下に、計画案の画像も掲載します。

中村拓志&NAP建築設計事務所と竹中工務店による、千葉市の「ZOZO本社屋」。諸機能を街にアウトソースし街と共に成長するオフィスを目指し設計、吊屋根で天井高の変化する空間が公と私をグラデーション状に生み、自由な居場所の選択と共に一体感を生み出す
中村拓志&NAP建築設計事務所と竹中工務店による、千葉市の「ZOZO本社屋」。諸機能を街にアウトソースし街と共に成長するオフィスを目指し設計、吊屋根で天井高の変化する空間が公と私をグラデーション状に生み、自由な居場所の選択と共に一体感を生み出す photo©Koji Fujii / TOREAL
中村拓志&NAP建築設計事務所と竹中工務店による、千葉市の「ZOZO本社屋」。諸機能を街にアウトソースし街と共に成長するオフィスを目指し設計、吊屋根で天井高の変化する空間が公と私をグラデーション状に生み、自由な居場所の選択と共に一体感を生み出す photo©Koji Fujii / TOREAL
中村拓志&NAP建築設計事務所と竹中工務店による、千葉市の「ZOZO本社屋」。諸機能を街にアウトソースし街と共に成長するオフィスを目指し設計、吊屋根で天井高の変化する空間が公と私をグラデーション状に生み、自由な居場所の選択と共に一体感を生み出す photo©Koji Fujii / TOREAL

中村拓志&NAP建築設計事務所竹中工務店が設計した、千葉市の「ZOZO本社屋」です。諸機能を街にアウトソースし街と共に成長するオフィスを目指し設計、吊屋根で天井高の変化する空間が公と私をグラデーション状に生み、自由な居場所の選択と共に一体感を生み出す計画です。

ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するZOZOの本社屋では、食事や保育などの諸機能を社内で賄うのではなく、街全体をオフィスと捉える「領域型オフィス」として、周辺のカフェや公園、保育所、ジム等を街の中にアウトソーシングし、街と共に成長するオフィスを目指すことにした。社員の街に対する関係性構築のふるまいが本業のビジネスへの理想的なフィードバックになると考えたからである。

建築家によるテキストより

通過交通が多く熱負荷の高い南西道路側は、建物のセットバックにより並木や広場を設けて街並みに寄与することにした。
千葉大学正門と駅を結ぶ学園通り側はストリートとの一体化を目指し、南北方向に開いた吊り屋根の無柱空間と大庇を設けた。今やファッションはストリートから生まれると言われているが、往来する人びとのコーディネートやしぐさの観察が習慣化できるオフィスである。

建築家によるテキストより

2.0~8.0mの天井高が、ひとつの空間に空港のようなパブリック性と住宅のようなプライベート性をグラデーション状に生み出している。スキップ状の床と屋根は、目線のずれや人とのほどよい距離感、光のまわり方といった質の異なる空間を生み、仕事内容や活動によって自由に居場所を選択できる環境を支援する。

建築家によるテキストより
佐藤研吾 / In-Field Studioによる、現代詩人の為の住宅「インド・シャンティニケタンに家を作りに」。インドで“日本の家”を作りたい施主の夢を出発点とし、要望に真摯に向き合い“家の断片”と捉えた家具から計画を開始、現地では大工と二ヵ月滞在し内部造作のデザイン制作を行う
佐藤研吾 / In-Field Studioによる、現代詩人の為の住宅「インド・シャンティニケタンに家を作りに」。インドで“日本の家”を作りたい施主の夢を出発点とし、要望に真摯に向き合い“家の断片”と捉えた家具から計画を開始、現地では大工と二ヵ月滞在し内部造作のデザイン制作を行う photo©一般社団法人コロガロウ/ 佐藤研吾建築設計事務所
佐藤研吾 / In-Field Studioによる、現代詩人の為の住宅「インド・シャンティニケタンに家を作りに」。インドで“日本の家”を作りたい施主の夢を出発点とし、要望に真摯に向き合い“家の断片”と捉えた家具から計画を開始、現地では大工と二ヵ月滞在し内部造作のデザイン制作を行う photo©一般社団法人コロガロウ/ 佐藤研吾建築設計事務所
佐藤研吾 / In-Field Studioによる、現代詩人の為の住宅「インド・シャンティニケタンに家を作りに」。インドで“日本の家”を作りたい施主の夢を出発点とし、要望に真摯に向き合い“家の断片”と捉えた家具から計画を開始、現地では大工と二ヵ月滞在し内部造作のデザイン制作を行う photo©一般社団法人コロガロウ/ 佐藤研吾建築設計事務所

佐藤研吾 / In-Field Studioが設計した、現代詩人の為の住宅「インド・シャンティニケタンに家を作りに」です。インドで“日本の家”を作りたい施主の夢を出発点とし、要望に真摯に向き合い“家の断片”と捉えた家具から計画を開始、現地では大工と二ヵ月滞在し内部造作のデザイン制作を行いました。In-Field Studioは、現在一般社団法人コロガロウ / 佐藤研吾建築設計事務所に改組されています。

インドのシャンティニケタンという町で、「日本の家」を作りたい、という遥かな夢を持ったある現代詩人の家である。

建築家によるテキストより

住宅の構想に先立って、私たちはまず家具を作ることから始めた。日本で家具を作り、シャンティニケタンへ持って行くことを考えた。というのは、「日本の家」という幻影ともいうべき概念に対して、確かな形を与えることができなかったからである。

「これが日本の家だ」というイメージをそう易々と提出することもできずに「日本」という問題に対して真摯に向き合うにはどうすれば良いか、悩んだ。それで、家の断片である家具の形から考え始めた。そして家具のほかにも、施主のために様々なモノを日本から持って行こうと考えていたから、それらのモノを入れて運ぶためのハコを作ることを考えて、そのまま家具の一部となった。とはいえ家具もまた、確かな輪郭を描けずに何かが欠けた形とするしかなく、現地へ持って行ってから新たな部材を付け足すように、留保させた。

建築家によるテキストより

現場では、持ち込んだ家具を起点として、内部造作のデザインと制作を進めた。日本の友人である大工の青島雄大さんらとともに、およそ2ヶ月間現場に滞在し、座机、床の間、家全体に広がる木架構を制作した。

この家の構造躯体はRC造とレンガ組積造を組み合わせたもので、およそ4間四方の単純な平面形となっている。外壁は、採光と通風のための開口部の調整に注力した。躯体は先行して現地の職工の手によって建てられ、その後私たちが滞在し、生活と制作を両立にするためのハコ=シェルターとなった。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 集団の力での創造を目指す「ゼロ・アーキテクツ プラス コンサルティング」が、建築設計職(経験者・新卒)を募集中
【ap job更新】 集団の力での創造を目指す「ゼロ・アーキテクツ プラス コンサルティング」が、建築設計職(経験者・新卒)を募集中
【ap job更新】 集団の力での創造を目指す「ゼロ・アーキテクツ プラス コンサルティング」が、建築設計職(経験者・新卒)を募集中

集団の力での創造を目指す「ゼロ・アーキテクツ プラス コンサルティング」の、建築設計職(経験者・新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

■自身の建築の能力を最大限生かしたい方を募集します。
建築が好き・ものづくりが好きな人を募集してます。

集合住宅・ホテル・商業施設・オフィス・福祉施設などの新設、改修、再開発。インテリアデザイン。官公庁のプロポ参加などジャンルを問わず、建築に関わる業務に取り組んでおり、建築の設計・デザイン業務を通して社会貢献することを念頭に建築に取り組んでいます。企画力やデザイン力を育て、唯一無二の価値が提供できる設計事務所を目指しており、弊社の価値観に共感できる方を募集します。

現在、福祉施設・ホテル・再開発の具体的計画がいくつかあり、技術とコミュニケーション能力の高い人材を募集しております。

■環境
現在社員は7名で20代ー30代後半が中心のメンバーで設計を進めています。場所は赤坂、氷川神社横で、都心でありながら窓には豊かな緑に囲まれた環境で仕事をしています。皆明るく楽しいメンバーですので打ち解けやすい環境だと思います。

仕事の規模は多岐に渡りますが、それぞれ少数かつ複数案件を各々の能力に合わせながらチームリーダーの元、積極的に設計やデザインの意見を言える環境として、集団のパワーでより良いものが創造できる事務所を目指し日々奮闘しています。

田邊渉 / WATARU TANABE STUDIOによる、東京・世田谷区のアイラッシュサロン「Ail」。台形平面等の特徴的な既存空間に多くの個室をとの要望に、3種類の異なる性質をもった壁を設定し配置することで空間を分節、加えてその形状や仕上げが空間に個性と変化を与える
田邊渉 / WATARU TANABE STUDIOによる、東京・世田谷区のアイラッシュサロン「Ail」。台形平面等の特徴的な既存空間に多くの個室をとの要望に、3種類の異なる性質をもった壁を設定し配置することで空間を分節、加えてその形状や仕上げが空間に個性と変化を与える photo©牧口英樹
田邊渉 / WATARU TANABE STUDIOによる、東京・世田谷区のアイラッシュサロン「Ail」。台形平面等の特徴的な既存空間に多くの個室をとの要望に、3種類の異なる性質をもった壁を設定し配置することで空間を分節、加えてその形状や仕上げが空間に個性と変化を与える photo©牧口英樹
田邊渉 / WATARU TANABE STUDIOによる、東京・世田谷区のアイラッシュサロン「Ail」。台形平面等の特徴的な既存空間に多くの個室をとの要望に、3種類の異なる性質をもった壁を設定し配置することで空間を分節、加えてその形状や仕上げが空間に個性と変化を与える photo©牧口英樹

田邊渉 / WATARU TANABE STUDIOが設計した、東京・世田谷区のアイラッシュサロン「Ail」です。台形平面等の特徴的な既存空間に多くの個室をとの要望に、3種類の異なる性質をもった壁を設定し配置することで空間を分節、加えてその形状や仕上げが空間に個性と変化を与えることが意図されました。アイラッシュとは、つけまつげの事です。店舗の場所はこちら(Google Map)

〈Ail〉は東京、千歳烏山にある個室型アイラッシュサロンの内装計画である。

既存建築の区画面積は60m2。台形の空間の中心に特徴的な柱壁、そこから放射状にわたる梁が伸びる特徴的な空間である。
在籍するスタッフだけではなく、フリーランスのアイリストへの貸し出しもできるシェアサロンとしても運用したいということで、できるだけ多くの個室空間を求められた。

建築家によるテキストより

シェアサロンという性質上、短調になりやすい空間に対し、3種類の性質をもった壁「base wall」「communication wall」「soft wall」を設定した。 これらを適所に配置することで空間を分節するとともに、それぞれの形状や仕上げから光や影の変化を感じ、空間に個性・変化を与えることを考えた。

建築家によるテキストより

まず、吹き付け塗装の壁「base wall」によって視線の抜けや空調計画に配慮し高さを変えながら効率的に空間を分節。その後、ステンレスのバイブレーション仕上げとした 「communication wall」をマットな質感の「base wall」にまとわせるように配置し、アールや角度をつけることで環境を映し出す仕様とした。 空間の中心にはファブリックによる「soft wall」によってパウダールームを計画。重量のあるカーテンの選定とヒダのバランスによって柔らかくも硬く見える可動壁とした。

建築家によるテキストより
村山徹と杉山幸一郎による連載エッセイ ”今、なに考えて建築つくってる?” 第0回「イントロダクション」
村山徹と杉山幸一郎による連載エッセイ ”今、なに考えて建築つくってる?” 第0回「イントロダクション」

イントロダクション:今、なに考えて建築つくってる?

text:後藤連平

 
 
アーキテクチャーフォトでは、建築家の村山徹杉山幸一郎による連載をスタートします。
お二人から企画趣旨を説明する役割を頂き、弊サイト編集長の後藤が連載の第0回としてこの文章を執筆しています。

その切っ掛けは、コロナ禍の2021年に村山の授業で杉山がレクチャーをしたこと。意気投合した二人はそこで語り合った内容を発展させ文章に定着することを思いつきました。既に二人と繋がっていた私がそこに加わる形で構想を発展させ辿り着いたのが今回の連載企画です。


まずこの二人の建築家について紹介させてください。

村山徹は、青木淳建築計画事務所勤務の後、加藤亜矢子と2010年にムトカ建築事務所を設立し活動しています。アート関係の施設や住宅等を多数手がけており、アーキテクチャーフォトでの様々な作品紹介にてご存知の方も多いと思います。

杉山幸一郎は、アトリエ ピーター・ズントー勤務の後2021年末に独立、スイスのクールを拠点に土屋紘奈とatelier tsuを設立しました。現在はスイス連邦工科大学でデザインアシスタントも務めています。また、アーキテクチャーフォトでの連載「For The Architectural Innocent」にて知ってくださっている方も多いと思います。

それぞれの経歴や拠点は異なりますが、以前よりこの二人には重なる部分があるという思いを持っていました。

この文章を構想する最中の2021年12月から2022年1月にかけて、二人の最新作品をこの目で見る機会に恵まれました。「WOTA office project」と「スイスのかたち、日本のかたち」です。

村山の作品である「WOTA office project」は東京・馬喰町の旧銀行を改修したオフィスです(ムトカとしての仕事です)。延床面積は約1600㎡の大規模なリノベーションですが、これまで村山が取り組んできた店舗や住宅の延長線上にある手法が発展させられており、2010年代に一般化したリノベーションという仕事の先にあるものを痛烈に感じさせてくれる建築でした。

杉山の作品が展示された「スイスのかたち、日本のかたち」は、ドローイングと立体作品を展示したもので、建築物とはちょっと違いますが、彼の歩んできた建築人生を形に表したもので、非常に説得力がありました。その作品からは、自身の経験と学びを素直に捉え、自分だけの建築を探求していこうとする姿勢を爽やかに感じさせてくれるものでした。

これらの展示は既にレポートしていますので、宜しければご覧ください。

彼らの作品を実際に見て、改めてその共通点について考えました。

少し考えて気づいたのは、彼らが建築の実体としての側面を重視しているということです。
実際に経験した村山の作品からは、建築における形と素材への信頼が強く感じられましたし、杉山の作品からは自身が思考し続けてきたことを、色や形に精密に定着させようとする強い意志を感じました。メディアが多様化しイメージが先行することが避けられない時代においても真摯にものをつくろうとしています。

そんな二人が執筆する連載のタイトルは「今、なに考えて建築つくってる?」です。

隈研吾が、自身がデザイン監修した「角川武蔵野ミュージアム」について語っているインタビュー動画 建築家のリナ・ゴットメへのインタビュー動画「自然は建築の一部となり得る」

建築家のリナ・ゴットメへのインタビュー動画「自然は建築の一部となり得る(Nature can be a part of architecture.)」です。ルイジアナ美術館が制作したものです。ゴットメはパリを拠点とする建築家で、田根剛、ダン・ドレルとDGT Architectsを結成し「エストニア博物館」を完成させたことでも知られています。

Lina Ghotmeh (b. 1980) initially wanted to be an archaeologist but carried out her architectural studies at the American University of Beirut. She looked at the notions of memory, space, and landscape through her own methodology entitled Archeology of the future. After graduating and being awarded both the Azar and Areen prizes, Lina pursued her education at the École Spéciale d’Architecture in Paris, where she took on a teaching role as an Associate Professor between 2008 and 2015. In 2005, while working in London and collaborating with Ateliers Jean Nouvel and Foster & Partners, she won the international competition for the design of the Estonian National Museum. Following this victory, she co-founded her first studio, DGT Architects, in Paris and led the realisation of the large-scale project of the National Museum. Acclaimed unanimously by the international press and has won prestigious awards (Grand Prix AFEX 2016 & nominated for the Mies Van der Rohe Award 2017), the museum became the symbol for avant-gardist architecture, combining pertinence and subtlety. Stone Garden was part of La Biennale di Venezia in 2021.

【ap job更新】 SALHAUSが、設計スタッフ(2022年新卒既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 SALHAUSが、設計スタッフ(2022年新卒既卒・経験者)を募集中
【ap job更新】 SALHAUSが、設計スタッフ(2022年新卒既卒・経験者)を募集中住田町営住宅

SALHAUSの、設計スタッフ(2022年新卒既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

株式会社SALHAUSでは2022年度の設計スタッフ(正社員)を募集します。

当社は小さな戸建住宅・インテリアから大きな公共建築、まちづくりまで、色々な規模のデザインを行う設計事務所です。コンペ・プロポーザルにも積極的に参加して、これからの建築がどういった公共性を獲得できるか、地域や都市といった大きな視点を持ちながらデザインを考えています。

SALHAUSは3人の事務所代表者が、フラットな関係で議論しながら設計を進めていることが特徴です。その議論に能動的に参加してくれる、やる気のある設計スタッフを募集します。

デイビッド・チッパーフィルド・アーキテクツ・ベルリンによる、ドイツ・ミュンヘンの複合施設。中央駅近くに位置し都市構造を考慮して計画、地上階は街路空間と多様な用途が人々を魅了、上階では構造体の凹みにより緑豊かな公的屋外空間を形成し都市型オープンスペースをつくる
デイビッド・チッパーフィルド・アーキテクツ・ベルリンによる、ドイツ・ミュンヘンの複合施設。中央駅近くに位置し都市構造を考慮して計画、地上階は街路空間と多様な用途が人々を魅了、上階では構造体の凹みにより緑豊かな公的屋外空間を形成し都市型オープンスペースをつくる image©Filippo Bolognese Images
デイビッド・チッパーフィルド・アーキテクツ・ベルリンによる、ドイツ・ミュンヘンの複合施設。中央駅近くに位置し都市構造を考慮して計画、地上階は街路空間と多様な用途が人々を魅了、上階では構造体の凹みにより緑豊かな公的屋外空間を形成し都市型オープンスペースをつくる image©Filippo Bolognese Images
デイビッド・チッパーフィルド・アーキテクツ・ベルリンによる、ドイツ・ミュンヘンの複合施設。中央駅近くに位置し都市構造を考慮して計画、地上階は街路空間と多様な用途が人々を魅了、上階では構造体の凹みにより緑豊かな公的屋外空間を形成し都市型オープンスペースをつくるファサードの様子 image©Filippo Bolognese Images

デイビッド・チッパーフィルド・アーキテクツ・ベルリンによる、ドイツ・ミュンヘンの複合施設「Development Schützenstraße」です。中央駅近くに位置し都市構造を考慮して計画、地上階は街路空間と多様な用途が人々を魅了、上階では構造体の凹みにより緑豊かな公的屋外空間を形成し都市型オープンスペースをつくります。2022年2月にコンペにより選定された建築プロジェクトです。

こちらは建築家によるテキストの翻訳

ミュンヘン中央駅の間に新しい複合施設が建設される予定です。カールスプラッツという街の中心にある広場で、都会的で活気のある街づくりを目指します。機能的な多様性と広々とした公共緑地がもたらす雰囲気。敷地周辺は、次の2つの主要な都市原理によって定義されています。都市構造は中世の小規模建築の面影を残していること、合理的で代表的な帝都の規模を表現していることです。デビッド・チッパーフィールド・アーキテクツ・ベルリンは、この2つの原則を反映し、新しいメトロポリタンな構造で融合させています。その結果、都市の密度を生み出すと同時に、公共空間に多様な都市型オープンスペースを創出する、革新的なタイポロジーを代表する建築が誕生するのです。

1階は円錐形の柱に支えられたクロスヴォールト構造で、PrielmayerstraßeとSchützenstraßeを2つのパッサージュでつないでいます。両通りにはアーケードが設けられ、1階には文化施設、ショップ、カフェ、レストランなど多様なパブリックプログラムが用意されており、通行人を誘います。中庭としてではなく、街路空間として開放された緑のオープンスペースは、この建物に働く人、訪れる人すべてに恩恵を与えます。

リサイクル・コンクリートで作られた構造体が見える1階の上に、上部に行くほど小さくなる様々なスケールのビルディング・ヴォリュームが配置されています。これらのヴォリュームは、最初は周囲の建物の軒高まで、カーブした道路ラインに沿って配置されています。その上では、構造体はブロックの中心に向かって凹み、ドーマーのように自由に配置されています。この構成により、葉の茂るテラスや、植栽を施したパブリックなルーフスケープを数段に渡って形成しています。

ファサードは、細長いグリーンアルマイトの輪郭で構成され、完全にリサイクル可能です。上層階のオフィスフロアは木造ハイブリッド構造で、保守的なキュービクルオフィスから、相互に連結した広いスペースを持つモダンなオフィスランドスケープまで、柔軟なレイアウトを可能にします。フロアプランの高い柔軟性、エネルギーおよび資源の効率性、そしてユーザーの高い快適性が、全体的なサステナビリティ・コンセプトの基礎を成しています。

真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、東京・港区の「芝公園の集合住宅」。画一的な“集合住宅の表情”を脱却する意識で計画、各住戸に天空率も考慮した床面積不算入の出窓を上下階で向きを変え配置、外観を特徴づけると共に実際以上に室内を広く感じさせる
真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、東京・港区の「芝公園の集合住宅」。画一的な“集合住宅の表情”を脱却する意識で計画、各住戸に天空率も考慮した床面積不算入の出窓を上下階で向きを変え配置、外観を特徴づけると共に実際以上に室内を広く感じさせる photo©アド・グラフィック 飯田眞秀
真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、東京・港区の「芝公園の集合住宅」。画一的な“集合住宅の表情”を脱却する意識で計画、各住戸に天空率も考慮した床面積不算入の出窓を上下階で向きを変え配置、外観を特徴づけると共に実際以上に室内を広く感じさせる photo©アド・グラフィック 飯田眞秀
真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトによる、東京・港区の「芝公園の集合住宅」。画一的な“集合住宅の表情”を脱却する意識で計画、各住戸に天空率も考慮した床面積不算入の出窓を上下階で向きを変え配置、外観を特徴づけると共に実際以上に室内を広く感じさせる photo©アド・グラフィック 飯田眞秀

真泉洋介 / プラスマイズミアーキテクトが設計した、東京・港区の「芝公園の集合住宅」です。画一的な“集合住宅の表情”を脱却する意識で計画、各住戸に天空率も考慮した床面積不算入の出窓を上下階で向きを変え配置、外観を特徴づけると共に実際以上に室内を広く感じさせる。

東京都港区芝公園の賃貸集合住宅。

建築家によるテキストより

コンパクトなワンルームの各部屋に、他方に向いた窓辺の場所をつくった。
タモ材を家具のように部屋内で組み、出窓の凹みに嵌め込んだ。

出窓は容積率算定の床面積に含まれないため、実際の面積以上に室内空間を広く感じられる。
四角いワンルームの部屋にできた、斜めの広がり。

建築家によるテキストより

内も外も画一的になりがちな集合住宅の表情から、少しでも脱却したいという意識を持って設計した。

建築家によるテキストより
【特別寄稿】 岩元真明による論考「用の再考:自宅の設計について」

建築設計事務所「ICADA」を共同主宰し、九州大学でも教鞭をとる岩元真明による論考を掲載します。岩元は集合住宅の一住戸を改修した「桜坂の自宅」を2021年2月に完成させました。本作品は、アーキテクチャーフォトでも特集記事として紹介されており、その試みにおいてSNSを中心に様々な反響がありました。自宅の設計にあたり、岩元は様々な事柄に思いを巡らせていたと言います。そしてその思考をテキストにまとめる作業をおこなっていました。アーキテクチャーフォトにて、建築作品に続き、その論考を掲載します。既に建築作品を見た方は勿論ですが、この論考を切っ掛けに作品を見て、今改めて「住まう」ということを考えてみて欲しいと思います。


用の再考:自宅の設計について

text:岩元真明

 

【特別寄稿】 岩元真明による論考「用の再考:自宅の設計について」 photo©高野ユリカ

1. 変化する住戸:nLDKの流動化

数年前、福岡市内で築30年を超えるマンションの一室を購入した。既存の住戸平面は典型的な3LDKで、私の家族は夫婦と姉弟の4人である。このままでも住めるな、と思う反面、これで良いのだろうか、と自問した。日本全国で大量に供給されてきたnLDKの住戸では、家族構成と平面計画が一対一に対応している。しかし、家族は刻々と成長し変化してゆくものだ。nLDKは、いまなお核家族にとって理想的な一般解なのだろうか?

以下の写真はクリックで拡大します

【特別寄稿】 岩元真明による論考「用の再考:自宅の設計について」自宅の窓から見える風景 photo©高野ユリカ
【特別寄稿】 岩元真明による論考「用の再考:自宅の設計について」既存住戸の間取り

そこで、思考実験として自らの家族の成長を想像してみた。子どもが小さいうちは各々の部屋は必要ないが、思春期が近づくと、きっと個室を欲しがるに違いない。とはいえ、そう遠くない未来に子どもたちは就職などで親元を離れるだろう。子が去った後の空間は残された夫婦が使うのが合理的である。しかし、小部屋に分割されたコマ切れの空間は使いにくく、子が家を離れた後にも、彼らの部屋には彼らのモノが、思い出を封じ込める保管庫のように残されてしまう。

こうしてみると、nLDKという形式は長い人生のごく一部、10年余りしか機能しないように思われた。かといって、直ちに子ども部屋を排するのはあまりに過激である。個の自立を促すという点で、個室は一定の役割を担うからだ。

そこで、nLDKの形式を大きく崩すことなく、流動化させることを考えた。間仕切りを可動にすることによって1LDKから3LDKへ、あるいは個室のない一室空間へと、ゆっくり変化する住戸。寝室は3台の可動書架によって仕切られ、書架を散らせば4部屋になり、書架を1ヶ所に集めれば大きな部屋ができる。子が巣立った後には、広々とした部屋で夫婦で過ごすのが良さそうだ。寝室がどのように変化しても居間と接続できるように、両者の境界には8連の引戸を設置する。

以下の写真はクリックで拡大します

【特別寄稿】 岩元真明による論考「用の再考:自宅の設計について」変化する寝室 photo©八代写真事務所
【特別寄稿】 岩元真明による論考「用の再考:自宅の設計について」改修後の平面図 image©ICADA

このように全体構成を決めた後に、家族のあり方について思いをめぐらせた。子供たちがソファに腰掛けてテレビを眺め、夫がダイニングで新聞を読み、妻がキッチンの傍らで彼らを眺める…というような、かつての近代家族の風景は、現代には(少なくとも私の家族には)無縁に思われた。スマートフォンやタブレット、ゲーム機などの情報端末を介して、大人も子どもも家にいながらにして外とつながる。住宅でのアクティビティは前世紀とは全く異なっているのだ。ならば、近代家族の団らんを演じるのではなく、個々人が思い思いの場所で活動を展開し、それが交差する住まいをつくりたいと考えた。

KAMITOPENと浅井謙建築研究所による、千葉・印西市の「グッドマンビジネスパーク アメニティスペース」。物流倉庫需要の高まりに伴い従業員増加の現状を受け、倉庫内で一日を過ごす就業者用のリフレッシュスペースを計画、目的を叶える為に自然を想起させる“ゆらぎ”のある空間を設計
KAMITOPENと浅井謙建築研究所による、千葉・印西市の「グッドマンビジネスパーク アメニティスペース」。物流倉庫需要の高まりに伴い従業員増加の現状を受け、倉庫内で一日を過ごす就業者用のリフレッシュスペースを計画、目的を叶える為に自然を想起させる“ゆらぎ”のある空間を設計 photo©宮本啓介
KAMITOPENと浅井謙建築研究所による、千葉・印西市の「グッドマンビジネスパーク アメニティスペース」。物流倉庫需要の高まりに伴い従業員増加の現状を受け、倉庫内で一日を過ごす就業者用のリフレッシュスペースを計画、目的を叶える為に自然を想起させる“ゆらぎ”のある空間を設計 photo©宮本啓介
KAMITOPENと浅井謙建築研究所による、千葉・印西市の「グッドマンビジネスパーク アメニティスペース」。物流倉庫需要の高まりに伴い従業員増加の現状を受け、倉庫内で一日を過ごす就業者用のリフレッシュスペースを計画、目的を叶える為に自然を想起させる“ゆらぎ”のある空間を設計 photo©宮本啓介

吉田昌弘 / KAMITOPEN浅井謙建築研究所が設計した、千葉・印西市の「グッドマンビジネスパーク ステージ5アメニティスペース」です。物流倉庫需要の高まりに伴い従業員増加の現状を受け、倉庫内で一日を過ごす就業者用のリフレッシュスペースを計画、目的を叶える為に自然を想起させる“ゆらぎ”のある空間を設計しました。クライアント企業の公式サイトはこちら

近年、物流倉庫の需要は高まっており、そこで働く人の数も飛躍的に伸びている。
また、就業者は一日中物流倉庫内で過ごす場合が多く、働く人のリフレッシュスペースへの需要が高まっている。

建築家によるテキストより

そこで、今回は千葉ニュータウンに位置する大規模ビジネスパークのステージ5として154,000㎡の物流倉庫の中に470㎡のアメニティースペースが計画された。アメニティスペースへは気分転換と癒やしの両面が求められたため、グッドマングループ本社のあるオーストラリアの「海と自然」を感じることが出来る空間を設計した。

建築家によるテキストより

実際には天井面に鏡面からバイブレーションまでグラデーション加工したステンレスで波を作ることによって空間を海面の中に見立て、壁面にも反射する材料を使用することによって、人々の動きと、雲と太陽の動きによって空間全体にゆらぎを感じること出来る空間を設計し、植物を海藻に見立てることにより海中を表現した。

建築家によるテキストより

Subscribe and Follow

公式アカウントをフォローして、
見逃せない建築情報を受け取ろう。

「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

  • 情報募集建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
  • メールマガジン メールマガジンで最新の情報を配信しています。