ファラが、2022年12月に東工大で行ったレクチャー「clocks and clouds」の動画です。
fala講演会
2022年12月3日(土)17:20-19:00
東工大百年記念館3階フェライトホール
以下に、レクチャーの様子を掲載します。
ファラが、2022年12月に東工大で行ったレクチャー「clocks and clouds」の動画です。
fala講演会
2022年12月3日(土)17:20-19:00
東工大百年記念館3階フェライトホール
以下に、レクチャーの様子を掲載します。


株式会社平岡建築デザインの、大阪オフィスの設計スタッフ(経験者・既卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
株式会社平岡建築デザインでは、大阪オフィスの設計スタッフを募集いたします。
住宅、医療施設を中心に、オフィスや商業施設、インテリア等、多岐にわたるプロジェクトに携わる設計事務所です。活動範囲は日本全国ですが、最近は海外からもお声がけいただくようになりました。
2000年の開設時から、着実に業務範囲を広げてきました。個人事務所からのスタートでしたが、スタッフの待遇改善や、将来的に長く事務所が続けられるように2016年に株式会社化しました。
現在は設計スタッフ4人、事務スタッフ1人の計5人で協力しあいながら仕事をしています。今後は今までの実績をもとに次の世代につなげていく予定です。基本設計から実施、申請、現場監理など一貫して担当し、また構造設計者や設備設計者、照明プランナーやランドスケープ、グラフィックデザイナーなど、多方面の方々と組んで仕事を進めながら、プロジェクトリーダーとしての能力を学んでいただきたいと思います。
多くの仕事はホームページからの依頼です。あらかじめ実績を見てからの依頼ですので、高い着地点を目指してプロジェクトに取り組める環境です。一つ一つの規模も年々大きくなってきており、新しいチャレンジができ、やりがいを感じていただけると思います。様々な受賞やメディア掲載実績も増えて、社会的な認知度も高くなりました。
オフィスは地下鉄の最寄り駅すぐです。都心では珍しく、大きく開いた窓から公園の緑を眺められる気持ちの良い環境で、フリーアドレスを採用しています。
まだまだ発展途上の私たちですが、一緒に取り組んでいただける方を募集します。




今津康夫 / ninkipen!が設計した、愛知・名古屋市の、複合店舗「24PILLARS」です。
高架下を敷地としたカフェ・ギャラリー・工房です。建築家は、既存の高さ6mで長さ72mの“都市のカテドラル”の様な空間を活かす為、気積と余白や連続性を活かす設計を志向しました。そして、“都市の隙間”に様々な人と物が集まる場を作る事も意図されました。店舗の公式サイトはこちら。
名古屋駅から東に伸びる高架下にオープンしたカフェ・ギャラリー・工房のコンプレックスである。
クライアントはBtoBの家具製作をメインとしており、この場所をきっかけにBtoC、ひいては自らがプレイヤーとなって閑散とした街に新しいカルチャーを発信することを目指した。
フットプリント9m×74m・天井高6m・柱が24本並ぶ一直線の大空間には、所謂高架下の陰鬱な雰囲気は無く、さながら都市のカテドラルのように圧倒的な神秘さで満ちていて、3つの用途が入った後も、たっぷりとした気積と余白、連続性が失われない計画を模索した。
時折高架を走る電車のノイズが音楽を遮りながら、カフェではコーヒーとナチュールを楽しみ、ギャラリーは企画毎に作品が入れ替わり、工房でのワークショップには親子が集う。高架下というどこにでもある都市の隙間に、老若男女・多種多様、人と物が織りなすコンプレックスな風景が広がっている。


人とまちと商業施設をつなぐ新しい建築設計に挑戦する 「東京オデッセイ」の、設計スタッフ(既卒・経験者)と構造設計士(経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
「生活者のこころの動きをデザイン」し、経済活動の現場をダイナミックに活性化させていくことこそがまさに東京オデッセイの思いそのものです。
私たちはホテル、レストラン、ショールームなど数百店舗を超える商業施設をつくってまいりました。
日本の経済活動を支える商業空間をつくってきたことは非常に価値のあることだと思っています。建築設計事務所といえば建築本体のカタチ、構造、設備などをまとめるのが主体でインテリアデザインやグラフィックデザインは他の会社にまかせていたのが一般的な姿ではないでしょうか。必要であるのに分業化されてきました。弊社は建築設計デザインする設計者が全てのデザインをするという理念で、空間における全てのデザインをトータルで完結できるスキルをスタッフ一人一人が持っているユニークな会社です。特に商業施設の設計デザインは、経済活動の道具のひとつであり、マーケティングと密接にリンクしています。
生活者の購買動機や行動パターンの因子を解析しながら、商品との出会いに感動や喜びや驚きを持っていただけるような空間、場の創造に注力いたします。単にかっこいいというだけでなく、その空間に意図されたマーケティング因子を埋め込みながら演出された設計デザインをご提供いたします。
また専門知識をお持ちでないお客様は、平面図など専門的な資料から完成した商業施設をイメージすることは非常に難しいことです。設計図面で感じた印象と完成された施工後の印象では違うと感じてしまうこともあるため、私たちはリアルタイムレンダリングを駆使し、VRCGを使い様々な角度から物件の完成予想をあたかも現実空間としてご覧いただきながらデザインを提案させていただいています。お客様のイメージするものを確実に現実化するために、細かく丁寧な手順で提案を進行してまいります。


吉祥寺に新社屋が完成する佐久間徹設計事務所の、事務所移転に伴うオープニングの設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
吉祥寺に新社屋が完成!
「佐久間徹設計事務所」が、新卒オープニングスタッフを募集佐久間徹設計事務所は、吉祥寺に事務所を構える建築設計事務所です。
新社屋の完成に伴い、これからの事務所の発展を見据え、中心となって活躍してくださる新卒・新卒に近い設計スタッフを募集します。
経験者の方も大歓迎です。現在、設計スタッフ/広報・事務スタッフ計13名で編成され、国内20以上のプロジェクトが進行中です。
2023年1月に、自社設計の社屋が完成。さらなる事務所の発展を目指しています。吹き抜けのある所内は、スタッフ同士のコミュニケーションがとりやすく風通しの良い環境です。
お昼は近所のお惣菜屋さんから届く美味しいおかずと、事務所で炊いたごはんで、まかないランチを食べています。
新しい時代に、明るくポジティブに、粘り強く、建築設計に取り組んでくれる方、ご応募お待ちしております。
末光弘和+末光陽子 / SUEP.が、静岡の「下田市新庁舎」設計プロポーザルで最優秀者に選定されています。また、提案書も公開されています。
新庁舎建設にあたり実施した新庁舎建設設計業務プロポーザルの選定結果をお知らせします。
厳正な審査の結果、次のとおり選定しました。
最優秀者 株式会社 SUEP
次点者 畝森・teco設計共同体
末光弘和+末光陽子 / SUEP.による提案書
審査講評



礒健介 / 礒建築設計事務所が設計した、福岡の住宅「古賀の家」です。
古い家屋が並ぶ神社の参道沿いの敷地に計画されました。建築家は、昔からある様な佇まいを求め、周辺建物を参照した“切妻屋根”と“黒の杉板貼り”を用いた外観を考案しました。また、内部では“抑揚”のある包まれながらも開放的な空間を作る事が意図されました。
歴史ある神社の参道沿いに建つ4人家族の平屋の住まい。
敷地周辺は参道沿いに形成された集落で古くからの日本家屋が点在し、昔ながらの風情と自然が残る場所である。この周辺の雰囲気を壊すことなく、昔からあったかのような佇まいと、環境に呼応する建築のあり方を意識して検討を重ねた。
建主の「畑を自分たちで耕したい」との要望から敷地の東側大半は畑仕事ができるようにそのまま残し、西側に寄せて建物を配置した。奥行きの長い敷地形状をトレースするように東西に細長いプランとし、奥行きが長いことで全体が単調にならないように土間や小上がり、勾配天井や東西を通す抜けを設け空間に抑揚をつくり、包まれながらも開放的な構成とした。また、庭への容易なアクセスを考慮し床の一部は土間仕上げとしている。
アトリエは奥様の趣味である糸紡ぎの部屋であるが、将来的に店舗としての利用が想定されている。店舗時の視認性を考慮しアトリエを道路側に配置し、黒の杉板貼りのアクセントになるように木製サッシを採用した。


調査と研究に基づく計画と、質の高いデザインを統合した設計を行う「岡田新一設計事務所」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒・2024年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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岡田新一設計事務所は、設計スタッフを募集しています。
実務経験者歓迎、新卒(2023年4月入社)スタッフも募集中です。【株式会社岡田新一設計事務所について】
1969年設立。調査・研究に基づく建築計画と、質の高いデザインを統合した建築設計を行っています。
現在、文化施設、教育施設、医療福祉施設、民間業務施設など、従来型のプロトタイプを越えた個性あるプロジェクトが進行しています。
課題に対する解答を多角的に考え議論し、企画から設計監理まで一貫して取り組むことで、達成感のある実務経験を積むことができます。


リノベる株式会社の、デザイン・設計パートナー(業務委託)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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月1~2件のデザインを、コンスタントに。
「リノベる。」のお客様に向けた、オーダーメイドのリノベーションデザインを手がけて頂きます。担当していただくのは、ご契約後のお客様のみ。
デザイナー自身が営業活動を行う必要はなく、お客様へのデザイン提案に集中頂けます。



金山大+小泉宙生 / SWINGが設計した、兵庫の「ドコモショップ丹波篠山店」です。
ロードサイドの敷地に計画されました。建築家は、地域材を活かした“企業ブランディングにも貢献”する建築を目指し、木架構を現しとした内装を通り向けて開く構成を考案しました。また、環境負荷の抑制も意図して性能面でも様々な配慮を行う事も意図されました。店舗の公式ページはこちら。
2019年のドコモショップ丹波柏原店の新築に続く、丹波篠山店の建て替えプロジェクトです。
設計にあたっては、共感頂いた前プロジェクトと同様の設計理念を引き継ぎました。
・地域の特性を活かし地域資源である杉・檜といった丹波材をふんだんに使った建築であること
・木造架構の構成美を見せるデザインとすること
・循環型地域資源を使った店舗そのものが企業ブランディングにも貢献するような建築を目指すことなど、シンプルな建築ながらも様々な意味づけで成り立たせています。
北側の大通りに面する敷地に対して、中心街方向へ開くために建物は西側へ寄せ、北東面を大きく開放させました。
その上で、通りへの視認性を最大化させるため、木架構を現しにした天井面を傾斜させ、二面解放のガラスを通して店舗インテリアを際立たせる計画としました。



加藤渓一 / スタジオピース+HandiHouse projectが設計した、東京・あきる野市の住宅「道と門型と雑木林」です。
緑豊かな林に面する敷地に計画されました。建築家は、環境が“そのまま立ち現れた”空間を求め、敷地内に林へ抜ける道を通して“門型フレーム”を架ける建築を考案しました。少ない手数で“素材の味を活かした美味しい料理”の様に作る事が意図されました。
夫婦と子供4人のための住まい。
敷地は宅地造成によって引き込まれた私道の突き当たり。さらに奥には緑豊かな雑木林が広がる。私道から敷地に留まらず雑木林に向かって子供たちが走り抜け、風や光が通り抜ける。気持ちの良い住処になる素材は揃っていた。それに素直に、そのまま立ち現れたような建物を目指した。
私道から敷地内に引き込むように道を雑木林に向けて通し、それを跨ぐように5枚の幅の広い門型フレームを架ける。建築的な操作としては以上2つである。
フレームの水平方向は150×105材を組んでトラス梁とする。スパン5,500の気積の大きな無柱空間となり、雑木林の風景を室内いっぱいに取り込んだ。そこに道が通ることでアーケードのような公共性を持つ。また、フレームの間には小さなポケットが生まれる。機能や物がおさまり、柔らかく分節されたパーソナルな居場所となる。また、ヒダ状の壁面がカスタマイズやDIYをするきっかけとなる表面積を増やす。

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2022/12/12-12/18)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。
安藤忠雄が、2022年11月5日に京都大学で行った講演「地球は一つ」の動画です。
2022年に創立125年の節目を迎えたことを記念して、11月5日(土)に百周年時計台記念館において秋の記念行事を開催しました。特別シンポジウムの講演者二人目は、返済不要の奨学金制度の創設に多大な支援をいただいた建築家の安藤 忠雄氏です。



BIGが設計した、スイスの宿泊施設「オテル・デ・ホルロジェ」です。
時計メーカーが運営するホテルです。建築家は、地域で知られる歴史ある曲がり路を参照して、敷地の谷の傾斜に沿う“ジグザグ”形状の建築を考案しました。また、内部は連続したスロープで繋がれ回遊性を促す事も意図されました。施設の公式サイトはこちら。
こちらは建築家によるテキストの翻訳
ジュネーブ郊外のジュウ渓谷の街をジグザグに走るオテル・デ・ホルロジェでは、時計製造、建築、そして自然が讃えられています。8,700㎡のこのホテルは、2020年にオープンしたオーデマ・ピゲのアトリエ美術館に続く、BIGと高級時計メーカーとのコラボレーション第2弾となります。
オテル・デ・ホルロジェは、1857年にオーデマ・ピゲ一族のメンバーによってル・ブラッシュに設立されたオテル・ドゥ・フランスの歴史の上に築かれたホテルです。このホテルは、ジュウ渓谷の工房とジュネーブを結ぶ時計製造ルートであるシュマン・デ・ホロジェの重要な拠点となり、小売業者によって時計が販売されるようになったのです。オーデマ・ピゲは、高級ブランドの価値観とサステナビリティの使命に沿った新しいホテルの設計をBIGに依頼しました。
ジグザグのスラブが谷に向かって徐々に下り、わずかに傾いて敷地を包み込み、自然と建築の間の視覚的な道筋を作り出しています。すぐ近くにあるオーデマ・ピゲのミュージアムでは、螺旋状のフォルムを通して時間の求心力と遠心力にインスピレーションを受けたビジター体験を定義していますが、ホテルでは、この地域で知られている歴史ある曲がりくねった時計職人の道を再創造して、お客様を「時間」の旅にお迎えします。
メインアクセス道路からホテルエントランスに導かれ、ゆったりとした車道を通ってホテルへ向かいます。このエントランスからは、ホテルが1枚のスラブとして見え、4つのフロアはその下の風景に溶け込んでいます。木とコンクリートで構成された外観エントランスは、ホテルの素材感を表現しており、建物を包む自然の風景を引き立てる、オーセンティックで控えめな素材となっています。
ログハウスから着想を得た木製ルーバーは、ファサードを遮光し、建物のエネルギー性能を向上させます。この遮光システムは、木製スラブの段差のあるジオメトリーと完全に一体化し、主要なアクセス道路から谷への透明性を維持し、村と牧歌的な風景とのつながりを再構築しています。
AU*Mが率いるこのホテルのインテリアデザインは、この建築の屋内外のヴァナキュラーからインスピレーションを得ており、建築の傾斜したスラブによって、周囲の渓谷の景色をフレームに収めて室内空間を演出しています。メインエントランスからレセプションエリアに入ると、ガラス、コンクリート、石、木などの素材が、構築物と自然との境界を曖昧にし、視覚言語はよりしなやかで素朴なものとなっています。
篠原一男による「から傘の家」をテーマに、ヴィトラ・デザイン・ミュージアムで行われたトークイベントの動画です。2022年11月18日に開催されたものです。クリスチャン・ケレツや東工大の大塚優らが参加しています。2022年にヴィトラ・キャンパスに移築された「から傘の家」の写真や紹介記事はこちら。
(翻訳)
篠原一男(1925-2006)は、今日の偉大な建築家たちに影響を与えました。彼の「から傘の家」は、1960年代の日本の建築界にインスピレーションを与え、その言説に刺激を与えた。1961年に東京に建てられたこの家は、後世に残すため、ヴァイル・アム・ラインのヴィトラ・キャンパスに移築されました。オープニングには、ロルフ・フェールバウム、ヴィトラ・デザイン・ミュージアム、チューリッヒの建築家デーリ・グロリムンドの共同制作によるアンブレラハウスに関する新しい出版物の発表が行われました。その後、建築家でチューリッヒ工科大学教授のクリスチャン・ケレツと建築評論家のフベルトゥス・アダムによるトークショーが行われました。(原文)
Kazuo Shinohara (1925–2006) has influenced some of today’s greatest architects. His Umbrella House inspired and stimulated the architectural discourse in 1960s Japan. In order to safeguard it for posterity, the house, first built in Tokyo in 1961, has now been reconstructed on the Vitra Campus in Weil am Rhein. Its opening was accompanied by a book launch, presenting a new publication about the Umbrella House created in collaboration by Rolf Fehlbaum, the Vitra Design Museum, and Zurich-based architects DEHLI GROLIMUND. It was followed by a talk with Christian Kerez, architect and professor at ETH Zurich, and architecture critic Hubertus Adam.



胡実建築設計事務所が設計した、東京の住宅「摂取する中庭」です。
都市部の住宅地に計画されました。建築家は、外部を慎重に取捨選択して取込む為、最小限の面積で積極的に環境を取り込む“能動的な形状”の中庭を考案しました。音と光や風等を“摂取”する“消化器官”としての中庭が志向されました。
快適な温熱環境、音環境、季節ごとの適切な採光など、前にもまして建築は外部を慎重に取捨選択して取り込まないといけない。
それはまるで外部を摂取しているかのようである。
摂取、つまり動物が食べるという行為は、内部をなるべく外にさらけ出さずに、外部をフィルターにかけながら内部に取り込む行為である。
この住宅における中庭は、いわば外部の環境(音、光、風、ビュー)を取り入れる消化器官である。
外との熱的境界を最小限としながら、外界を積極的に取り入れる動物的、能動的な形状が、断熱性能が求められる都市型住宅の一つのあり方であることを提示する。
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