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アトリエ・ジャン・ヌーベルによる、中国の「深センオペラハウス」。国際設計コンペが行われ「海の光」をテーマにした本提案が1等に選定
アトリエ・ジャン・ヌーベルによる、中国の「深センオペラハウス」。国際設計コンペが行われ「海の光」をテーマにした本提案が1等に選定 image©Ateliers Jean Nouvel
アトリエ・ジャン・ヌーベルによる、中国の「深センオペラハウス」。国際設計コンペが行われ「海の光」をテーマにした本提案が1等に選定 image©Ateliers Jean Nouvel

アトリエ・ジャン・ヌーベルによる、中国の「深センオペラハウス」です。国際設計コンペが行われ「海の光(Light of the Sea)」をテーマにした本提案が1等に選定されました。

※以下はリリーステキストの翻訳・抜粋です

深センオペラハウスの国際建築設計競技の受賞作品が発表されました。2008年にプリツカー建築賞を受賞した著名な建築家、ジャン・ヌーヴェル率いる設計チームが提出した「海の光」をテーマにした設計案が、このコンペの1等賞に選ばれました。

音楽と海が出会う名作

世界の巨匠によるオリジナルデザイン
最優秀賞を受賞した作品は、2008年のプリツカー建築賞受賞者であり、世界的な巨匠であるジャン・ヌーヴェル氏の設計によるものです。光と影の戯れで独特のロマンティックな雰囲気を醸し出すことに長け、フィルハーモニー・ド・パリ、ルーブル・アブダビ、カタール国立博物館など、世界的に有名な公共建築を数多く手がけています。オペラハウスの設計では、敷地やプロジェクトのテーマに抽象的かつ具体的に対応し、都市、山、海の視点から音楽と海の物語を描くというオリジナリティの高いものになっています。また、従来のオペラハウスのような閉鎖的な形態ではなく、海岸線に溶け込むように建物を配置し、グレーターベイエリアに芸術と生活が見事に調和した世界水準のビジョナリーな公共文化のランドマークを提示しています。

24時間いつでも誰でも参加できるダイナミックなパブリックスペース
軽やかで透明感のある浮遊感のある曲線の屋根の下に、オペラホールやコンサートホールなどの中核となるパフォーマンススペースが海の近くに配置され、海岸に直接つながる公共の道と視覚的な回廊が設けられています。開かれたアートの区域は、公共の音楽体験、公共のパフォーマンス、その他の文化的な集まりに理想的な場所です。オペラハウスの主軸は、興味深いものを通して、来訪者を極めて未来的な公共空間へと誘います。

多様でロマンチックな屋内パフォーマンス空間
パフォーマンス・ホールとループ・コリドーの両方で、広大な海の景色を楽しむことができます。また、屋上テラスからは遠くの山と海を見渡すことができます。パフォーマンスホールのインテリアは、「海の光」をテーマにしています。穏やかな光沢を持つ白蝶貝を不規則なリズムで採用し、バルコニーの曲線や壁の音響的な幾何学性を強調し、海と音楽の創造的な出会いを演出しています。

デザインコンセプトと特徴
文化と技術を融合させた「ドリームワークス」のコンセプトに基づいてデザインされています。リボンが舞うようなオペラハウスの屋根は、機能的には合理的でありながら、形としてはロマンチックです。すべてのホールが海岸線に向かって伸びており、共有ロビーも海に面しているため、敷地内および周辺の自然資産を最大限に活用し、観客に比類のない景観を提供します。

山田伸彦建築設計事務所による、宮崎市の住宅「丸山町の家」
山田伸彦建築設計事務所による、宮崎市の住宅「丸山町の家」 photo©見学友宙 / TOMOOKI KENGAKU
山田伸彦建築設計事務所による、宮崎市の住宅「丸山町の家」 photo©見学友宙 / TOMOOKI KENGAKU
山田伸彦建築設計事務所による、宮崎市の住宅「丸山町の家」 photo©見学友宙 / TOMOOKI KENGAKU

山田伸彦建築設計事務所が設計した、宮崎市の住宅「丸山町の家」です。

宮崎市の中心市街地にほど近い文教地区に建つ鉄筋コンクリート(RC)造2階建ての夫婦+子供3人の住宅です。設計当初から鉄筋コンクリート造を希望されておりました。
計画地は住宅街ではありますが、5層程度のマンションや大学、飲食店が混在しており、幹線道路から1本入った通りに面しています。

RCの壁構造で無理のないスパンの複数のボリュームで構成しており、内部は1.5層程度の吹き抜けたピアノの置かれたリビング、対比的にスケールを落とし木の梁を並べたダイニング、土壁の和室があり、キッチン・水回り・WICは裏動線からもアクセスできます。ゾーニングとプランニングできっちりと要望を処理しつつ、大きな要望であったピアノをリビングに置くために、天井の高低や彫り込んだ床、照明等を工夫しています。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 杉本博司と榊田倫之による「新素材研究所」が、設計スタッフ・施工製作管理スタッフを募集中
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【ap job更新】 杉本博司と榊田倫之による「新素材研究所」が、設計スタッフ・施工製作管理スタッフを募集中清春芸術村 ゲストハウス「和心」 Photo: Sugimoto Studio

「新素材研究所」の、設計スタッフ・施工製作管理スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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■募集職種
設計スタッフ1名、施工製作管理スタッフ1名

■プロジェクトの内容
美術館、ギャラリー、宿泊施設、店舗、住宅等の新築設計及びインテリアデザインを行います。

■仕事の内容
設計:基本設計・実施設計・監理まで、一貫してプロジェクトを担当していただきます。
施工製作管理:弊社で請負っている工事を遂行する上で必要な現場調査、施工図作成、材料調達、発注、施工管理等を担当していただきます。

【ap job更新】 株式会社 山﨑健太郎デザインワークショップが、設計スタッフ(新卒・経験者)を募集中
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【設計スタッフ(正社員)の募集】

私たちは、刺激的な建築であることよりも、子供から高齢者まで様々な人に受け入れられ、建築が本当の意味で社会の一部であったり、生活あるいは人生の一部となっていけるような、おおらかさを持った建築を目指しています。

現在、デイサービス、ホスピス、商業施設、ホテル、ワイナリー、図書館など幅広い設計業務に取り組んでおり、積極的にコミュニケーションができ、熱意をもって楽しみながら仕事に取り組むことのできる方を募集しています。

SANAAによる、中国の「深セン海洋博物館」。国際コンペが行われSANAAによる「海の上の雲」をテーマにした提案が選定
SANAAによる、中国の「深セン海洋博物館」。国際コンペが行われSANAAによる「海の上の雲」をテーマにした提案が選定 image©SANAA
SANAAによる、中国の「深セン海洋博物館」。国際コンペが行われSANAAによる「海の上の雲」をテーマにした提案が選定 image©SANAA
SANAAによる、中国の「深セン海洋博物館」。国際コンペが行われSANAAによる「海の上の雲」をテーマにした提案が選定 image©SANAA

SANAAによる、中国・深セン市の「深セン海洋博物館(Shenzhen Maritime Museum)」です。国際コンペが行われ、妹島和世と西澤立衛率いるSANAAによる「海の上の雲(The Cloud on the Ocean)」をテーマにした提案が選定されました。

以下は、リリーステキストの翻訳です

先日、深セン海事博物館(Shenzhen Maritime Museum)の国際建築設計競技の審査結果が発表され、プリツカー建築賞を受賞した妹島和世氏と西沢立衛氏が率いる設計チームが提出した「The Cloud on the Ocean」をテーマにしたデザイン案が、審査委員会によって最優秀作品に選ばれました。それでは、魅力的なデザインのアイデアを早速ご紹介しましょう。

山と海の間に浮かび上がる “海の上の雲”
SANAAの共同設立者である妹島和世氏と西沢立衛氏は、プリツカー建築賞を受賞した世界的に著名な建築家です。彼らは、地域の文化的特性を抽出し、文化的目的のための象徴的な公共建築を作ることに精通しています。彼らの作品は、大きなガラスのファサードが特徴的で、空気中に浮かんでいるような軽やかで優美な印象を与え、メディアからは「透過的で流動的な建築」と評価されています。代表的な作品には、フランスのルーブル・ランス美術館やEPFLロレックス・ラーニング・センターなどの国際的な美術館・博物館があります。

今回の受賞作品「The Cloud on the Ocean」も、SANAAが丹精込めて開発した作品です。地元の文化、敷地の特徴、海の要素を組み合わせたこの作品は、大鵬地区の山と海のコンテクストによくマッチしており、体系的で純粋なデザイン用語を用いて、流動的でダイナミックな建築空間を表現しています。

阿曽芙実建築設計事務所による、奈良・香芝市の住宅「TO…」
阿曽芙実建築設計事務所による、奈良・香芝市の住宅「TO…」 photo©長谷川健太
阿曽芙実建築設計事務所による、奈良・香芝市の住宅「TO…」 photo©長谷川健太
阿曽芙実建築設計事務所による、奈良・香芝市の住宅「TO…」 photo©長谷川健太

阿曽芙実建築設計事務所が設計した、奈良・香芝市の住宅「TO…」です。

畑と、住宅と、
都心から郊外へ
ひとつから2つへ、
ふたつからひとつの家族に、

家族の背景をいかようにも読み取れる物語を
この建築に詰め込みました。

ここからまた、新しいTとOが始まる気がしてます。

建築家によるテキストより
吉村真基建築計画事務所|MYAOによる、愛知・名古屋市の住宅「駒場町の家」
吉村真基建築計画事務所|MYAOによる、愛知・名古屋市の住宅「駒場町の家」 photo©tololo studio 谷川ヒロシ
吉村真基建築計画事務所|MYAOによる、愛知・名古屋市の住宅「駒場町の家」 photo©tololo studio 谷川ヒロシ
吉村真基建築計画事務所|MYAOによる、愛知・名古屋市の住宅「駒場町の家」 photo©tololo studio 谷川ヒロシ

吉村真基建築計画事務所|MYAOが設計した、愛知・名古屋市の住宅「駒場町の家」です。

賑やかな文教地区、比較的小さいスケールの住宅が建ち並ぶ古い市街地の一角に建つ住宅。
北側の道路以外、南、東、西の3方を隣家に囲まれた場所にあって、周辺の微細な変化に反応し得る方法として、いくつかの建屋が重なり合ったような建ち方とした。

建築家によるテキストより

3階建てが建て込む環境だが、高さを上げると敷地境界を示す塀やフェンスは視界から消え、バルコニーのセットバックもあり、道路レベルよりも街が粗になってくる。そうして隣地の建物と建物の間に現れた抜けに反応して、この建屋は斜めに振った。風通しと採光を確保し、道路の反対側で街に接続するポイントとなっている。

建築家によるテキストより

内部空間は、建屋が重なり合うことで生まれた環境を新たに敷地と見立て、庭のようにつくろうとした。全体の構成から演繹的にデザイン言語を展開するのではなく、様々な要素が強い階層性なく混在する状況をつくろうとしている。全体のヴォリュームを床、壁、天井という建築要素に分解し素材によって分節することで、ヴォリュームの構成を曖昧にし、さらに階段、手摺り、家具、建具、棚板といった2次エレメントもそれぞれ個性ある存在としてひとつひとつ設計している。

建築家によるテキストより
小野寺匠吾建築設計事務所による、東京・世田谷区のパーソナルジム「THE REAL」
小野寺匠吾建築設計事務所による、東京・世田谷区のパーソナルジム「THE REAL」 photo©三嶋一路
小野寺匠吾建築設計事務所による、東京・世田谷区のパーソナルジム「THE REAL」 photo©三嶋一路
小野寺匠吾建築設計事務所による、東京・世田谷区のパーソナルジム「THE REAL」 photo©三嶋一路

小野寺匠吾建築設計事務所が設計した、東京・世田谷区のパーソナルジム「THE REAL」です。店舗の公式サイトはこちら

パーソナルジムというと筋力トレーニングなど身体作りに特化したイメージがあるが、ここでは店舗名にも表れているように、「本当の自分」「飾らない自分」「等身大の自分」と向き合えるような場所を作ることが求められた。
身体を鍛えるだけでなく、徒手・物理療法によるメンテナンスを大切にするような場所であり、カウンセリングによる心のケアができるような場所でもある必要がある。

すべからく、機能の中心をコンディショニングとした。普通のパーソナルジムではあまり大きな面積をとることができないコンディショニングルームとパウダールームを思い切って全体の半分以上の面積とし、残りをアクティブトレーニングルームとすることで従来型のジムと異なる構成になるよう意識した。

建築家によるテキストより

また、誰でも気軽にトレーニングに来やすいよう、やわらかい雰囲気を持たせることが効果的だと考えた。
コンディショニングルームには曲線を多用することで、従来型のトレーニングルームが持つストイックな側面を和らげている。開口部・出入り口にはアーチを使い、艶のある曲面の壁が光を映り込ませる。
また、パウダールームやコンディショニングルームの仕切りにはカーブレールのカーテンを使用することで、ゾーンを優しく区切りながら奥行きが増すような効果を意図している。

建築家によるテキストより

アクティブトレーニングルームは、お客様だけでなく、自身がライフセービング競技(ビーチフラッグス)のアスリートでもあるクライアントのトレーニングにも使用される。ウェイトトレーニングだけでなく、ダッシュやジャンプに対応できるよう、なるべく大きくきれいな気積を作るよう空間を整頓した。既存の窓から入る自然光を活かしながら開口部とパネル割りで部屋全体のリズムを作っている。コンディショニングルームとは対照的に直線を多用し、意識を集中しやすい緊張感のある空間とした。

建築家によるテキストより
最も注目を集めたトピックス [期間:2021/3/22-3/28]
最も注目を集めたトピックス [期間:2021/3/22-3/28]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2021/3/22-3/28)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 平田晃久建築設計事務所が優先交渉権者に選ばれた、新潟・小千谷市の「図書館等複合施設設計業務」設計プロポの提案書が公開
  2. 阿曽芙実建築設計事務所による、奈良・橿原市の住宅「melodia」
  3. 平田晃久建築設計事務所が、新潟・小千谷市の「図書館等複合施設設計業務」設計プロポで優先交渉権者に
  4. 畝森泰行と金野千恵の“UtA / Unemori teco Associates”による、東京・台東区の、既存ビルを改修した設計者自身のオフィス「BASE」
  5. 町秋人建築設計事務所による、静岡・焼津市の、作業場・店舗「松葉畳店」
  6. 今津康夫 / ninkipen!による、奈良市の、集合住宅の一住戸のリノベーション「609」
  7. 黒崎敏 / APOLLO Architects & Associatesによる、埼玉・さいたま市の二世帯住宅「NOBLE」
  8. 光本直人+濱名直子 / ミハデザインによる、神奈川の住宅「yo 2018-」
  9. アアルトの建築展「アイノとアルヴァ 二人のアアルト」をフォトレポート。世田谷美術館で開催され、原寸大での展示も多数展開
  10. 竹中工務店による、京都市の、旧小学校を改修・増築した複合施設「立誠ガーデン ヒューリック京都」
  11. SANAAが、中国・深セン市の博物館「Shenzhen Maritime Museum」国際設計コンペに勝利。提案の画像も公開
  12. 2021年のプリツカー賞をラカトン&ヴァッサルが受賞。主要作品の写真等を紹介
  13. 光本直人+濱名直子 / ミハデザインによる、東京・杉並区の住宅「nt 2020-」
  14. 多田正治アトリエ+ENDO SHOJIRO DESIGNによる、京都市の、木造住宅の改修「下鴨の家」
  15. アンサンブル・スタジオのギャラリー・間での建築展の概要が発表。スペインを拠点とし革新的な構法や構造を探求する建築家
  16. 【ap job更新】 東京とドバイを拠点とする建築設計事務所「waiwai」が、東京事務所の業務拡張に伴い 設計スタッフ、事務・プレス・経理スタッフ、アルバイトを募集中
  17. 竹中工務店の設計・施工による、兵庫・神戸市の「竹中工務店深江竹友寮」
  18. 現代美術作家の杉本博司と建築家の榊田倫之による建築設計事務所「新素材研究所」のウェブサイトがリニューアル
  19. 藤本壮介らが会場構成した、ニューヨークでの、日本の大工道具や継手等を紹介する建築展「When Practice Becomes Form: Carpentry Tools from Japan」の会場写真
  20. 伊東豊雄と藤森照信が2019年に行った講演「現代建築を語る」の詳細な内容

【ap job更新】 “Architecture”と“Digital Art”の分野で設計を手掛ける「浜田晶則建築設計事務所」が、実務経験のあるメンバーを募集中
【ap job更新】 “Architecture”と“Digital Art”の分野で設計を手掛ける「浜田晶則建築設計事務所」が、実務経験のあるメンバーを募集中
【ap job更新】 “Architecture”と“Digital Art”の分野で設計を手掛ける「浜田晶則建築設計事務所」が、実務経験のあるメンバーを募集中

“Architecture”と“Digital Art”の分野で設計を手掛ける「浜田晶則建築設計事務所」の、実務経験のあるメンバー募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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浜田晶則建築設計事務所(AHA)では、設計・監理で共にプロジェクトを遂行してくれる、実務経験豊富なメンバーを募集しています。

AHAは、大きく分けて”Architecture”と”Digital Art”の2つの分野で設計しています。

“Architecture”は、オフィス、ホテル、飲食店、博物館、住宅、家具などの幅広い設計対象を、コンピュテーショナルデザインで設計しています。
“Digital Art”は、teamLabの建築部門であるteamLab Architectsのメンバーとして、世界各国で進んでいるプロジェクトに作品単位で参加しています。

AHAメンバーは現在7名。国籍は日本、リトアニア 、アルゼンチン、スペイン、中国と多岐に渡っており、女性も半分以上を占めるダイバーシティに富む設計事務所です。

事務所にあるレーザーカッターや3Dプリンターを用いて模型をつくり、3Dスキャナーで自然物をデータ化して形をサンプリングし、ホロレンズ(ARグラス)を利用してAR施工に取り組んだりと、先端技術を軽やかに味方につけて現代でしかつくることのできない建築とは何かを試行錯誤しています。
デジタルで効率化できるところは徹底的に効率化し、事務所内でプログラムを共有することで、AHA秘伝のタレのようなプログラムを常にアップデートしていくことで、チームワークでクオリティを高めていけるよう努めています。
効率化によって生まれた時間は、創造性のためになるべく多く割いていますが、コンピュテーションによって創造性は生まれると信じています。以下のコラムに連載していますので、興味のある方は読んでみてください。
https://japan-architect.co.jp/column/online/monday/akihamada1/

AHAの設計は、「生命的な建築」をつくることをめざしています。自然界のかたちや法則などから学び、それをコンピュータを用いて計算可能なものとし、実際の建築やプロダクトに落とし込んでいきます。文末にAHAの設計思想を載せたので是非ご覧ください。

「熱海の戦前木造住宅、前川國男の設計と判明 ル・コルビュジエに師事、戦後日本建築をけん引」(みんなの静岡新聞)

「熱海の戦前木造住宅、前川國男の設計と判明 ル・コルビュジエに師事、戦後日本建築をけん引」という記事が、みんなの静岡新聞に掲載されています。

SANAAが、中国・深セン市の博物館「Shenzhen Maritime Museum」国際設計コンペに勝利。提案の画像も公開

SANAAが、中国・深セン市の博物館「Shenzhen Maritime Museum」国際設計コンペに勝利しています。リンク先はarchdaily、画像が5枚掲載されています。提案は「Clouds on the Sea」と名付けられています。

竹中工務店による、京都市の、旧小学校を改修・増築した複合施設「立誠ガーデン ヒューリック京都」
竹中工務店による、京都市の、旧小学校を改修・増築した複合施設「立誠ガーデン ヒューリック京都」 photo©古川泰造
竹中工務店による、京都市の、旧小学校を改修・増築した複合施設「立誠ガーデン ヒューリック京都」 photo©古川泰造
竹中工務店による、京都市の、旧小学校を改修・増築した複合施設「立誠ガーデン ヒューリック京都」 photo©古川泰造
竹中工務店による、京都市の、旧小学校を改修・増築した複合施設「立誠ガーデン ヒューリック京都」 photo©古川泰造

竹中工務店が設計した、京都市の、旧小学校を改修・増築した複合施設「立誠ガーデン ヒューリック京都」です。施設には、ホテル・店舗・ホール・自治会館・図書館の機能があります。施設の場所はこちら

1926年に竣工し、28年前廃校となった京都の旧立誠小学校の跡地を活用し、60年間未来に繋ぐプロジェクトである。

旧立誠小学校は京都で現存する最古のRC造の校舎でヨーロッパの様式に則った立面構成となっており意匠性は高く京都市の歴史的風致形成建造物に指定されている。また当小学校は日本において学校制度が整備される前に当時の町衆が資金を工面して設立した番組小学校の一つで自治会の寄り合いなどにも利用されていた。

建築家によるテキストより

元々グランドがあった場所は回廊で囲まれたオープンスペースを設けてまちの広場とし、高瀬川沿いの旧校舎は一部を保存して耐震補強と改修をし、その背景となるよう西側に増築棟を配置した。1階を自治会館、図書館、ホール、商業テナントによるパブリックスペースとし、2階以上にホテル機能を集約することで、地域のコミュニティ機能とホテルが共存する計画とした。一つのデザインコードで街区全体をまとめるため、増築棟は旧校舎のオーダー(秩序)に倣った外観デザインとした。

建築家によるテキストより
平田晃久建築設計事務所が優先交渉権者に選ばれた、新潟・小千谷市の「図書館等複合施設設計業務」設計プロポの提案書が公開
平田晃久建築設計事務所が優先交渉権者に選ばれた、新潟・小千谷市の「図書館等複合施設設計業務」設計プロポの提案書が公開 image courtesy of 平田晃久建築設計事務所

平田晃久建築設計事務所が優先交渉権者に選ばれた、新潟・小千谷市の「図書館等複合施設設計業務」設計プロポーザルの提案書が公開されています。また、次点交渉権者のマル・アーキテクチャの提案書、第二次審査対象事業者に選ばれていた西澤徹夫建築事務所・タカバンスタジオ設計共同体の提案書も公開されています

また審査講評はこちらに掲載されています。

3月13日(土曜日)に開催した旧小千谷総合病院跡地整備事業 図書館等複合施設設計業務 公募型プロポーザル審査委員会の第二次審査(プレゼンテーション及びダイアローグ)において選定された最優秀提案者及び優秀提案者を踏まえ、市では優先交渉権者及び次点交渉権者を次のとおり決定しました。

光本直人+濱名直子 / ミハデザインによる、神奈川の住宅「yo 2018-」
光本直人+濱名直子 / ミハデザインによる、神奈川の住宅「yo 2018-」 photo©山内紀人
光本直人+濱名直子 / ミハデザインによる、神奈川の住宅「yo 2018-」 photo©山内紀人

光本直人+濱名直子 / ミハデザインが設計した、神奈川の住宅「yo 2018-」です。

キッチンからダイニング、リビング、庭のテラスへと続く壁にはクライアントが以前居住していた地域でなじみのあった大谷石を張り、その素材感が吹き抜けからの光を和らげつつもテラスへのつながりを強調している。
外部まで延長したこの大谷石張りの壁は防火壁としての役割もあり、庭テラスとリビングをつなぐ引き分けの大型アルミサッシの設置を可能にし、更に植栽・タイル・オーニングなどのしつらえも加わることで、外部をインテリア化し、リビングの延長として心地よく過ごせる場をつくり出している。
更にリビングは構造を木造と鉄骨のハイブリッドにすることで天井が高く、大きなスパンのゆったりとした公共空間のような佇まいを意識した

建築家によるテキストより
町秋人建築設計事務所による、静岡・焼津市の、作業場・店舗「松葉畳店」
町秋人建築設計事務所による、静岡・焼津市の、作業場・店舗「松葉畳店」 photo©RACHI SHINYA
町秋人建築設計事務所による、静岡・焼津市の、作業場・店舗「松葉畳店」 photo©RACHI SHINYA
町秋人建築設計事務所による、静岡・焼津市の、作業場・店舗「松葉畳店」 photo©RACHI SHINYA

町秋人建築設計事務所が設計した、静岡・焼津市の、作業場・店舗「松葉畳店」です。店舗の公式サイトはこちら

近所の方が畳の交換相談に来て店主と話をしている。
畳屋さんは製造工場というよりは商店に近いのかもしれない。
どの地域にも畳屋さんが一軒はあり、幼い頃には開放的なガラスサッシ越しに中の様子を興味深く覗いた記憶もある。
考えてみると畳という存在は建築を構成する要素の中ではメンテナンスフリー(永遠)を理想とせず交換や張り替えを前提としている点で住み手が継続的に状態を見ながら関与できる、今となっては稀な存在なのかもしれない。

建築家によるテキストより

施主である松葉畳店さんは一般的な畳の他、イ草をつかった畳雑貨などの製造販売と日々精力的に活動している畳屋さんである。
今回は元々先代が建てた平屋建ての畳作業場が老朽化したことと、畳やイ草の魅力をさらに伝えていく場が必要となり建替える計画となった、畳作業場の他、奥さんが手掛けている畳雑貨の作業場、雑貨を販売する店舗とそれぞれのスペースを一つの建物の中に求められた。

建築家によるテキストより

建築はその人の価値観や人柄が自然と滲み出るものであると思う。
住宅は勿論、店舗や作業場も同じで、ただ使いやすく効率的に物を生産できればいいというわけではない。
その場で物を生み出し、世に出ていく場としてどんな場が必要なのかを考えていくことが大事であると考えている。

建築家によるテキストより

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