元木大輔 / DDAAとUDSが設計した、東京・渋谷区の「shibuya Mikkeller Kiosk Bar / ABOUT LIFE COFFEE BREWERS」です。内装・外構設計をDDAAが、建築設計をUDSが手掛けています。
ビアバーとカフェがひとつの区画をシェアする店舗です。建築家は、“普段からそこにあった様な”在り方を目指し、綺麗すぎない“少しのノイズとクラフト感”のある空間を志向しました。そして、従業員と共にDIYで制作した家具類で場を構築しました。
本作品は、アーキテクチャーフォトにて特集記事として掲載した、同設計者が手掛けた宿泊施設「all day place shibuya」の1階にあります。店舗の場所はこちら(Google Map)。
all day place shibuyaの雰囲気をつくる重要な要素、1階のテナントにはデンマークのクラフトビールメーカーMikkellerと、ホテルのすぐ近くにもコーヒースタンドを持つABOUT LIFE COFFEE BREWERSが入っている。
朝から夕方までオープンしているカフェと、お昼から深夜まで営業しているビアバーという2つの店舗がひとつのスペースをシェアしているという珍しい形態での営業なので、それぞれ店舗のための2つのカウンターがある。朝から深夜までいつでもあいている、まさに“all day place”な場所だ。
さらに、店舗スタッフのみなさんと家具をDIYで作ることを考えた。DDAAデザインのTri Stacking Stoolに加え、DIYを前提としたリートフェルトのfurniture you can make yourself(自分で作る椅子)のシリーズとエンツォ・マリのAutoprogettazione(セルフ・デザイン)のシリーズを制作している。
ファラが設計した、ポルトガル・リスボンの住宅「house of countless windows」です。
通常よりも多くの階数と窓を備えた家です。空間システムの各要素は“普遍的”で、数え切れないほど“繰り返す”ように設計されています。住居というよりも物理的な形をした“数式”に近い建築として構想されました。
またTEMPO関連作品にプラスし、絵本から着想を得て描かれたドローイング「Where The Wild Things Are」も展示します。物語の世界に生息する、それ自体が生き物のような想像上の建築たちは親しみやすさと同時に、どこか不気味さを感じさせます。
さらに会場の窓に本展のためのドローイングをプラスしてもらいました。これら性質の異なる3つの展示を通して、湯浅氏の建築に向かう思考に迫ります。
パヴィリオンの主要入口となるギャラリーでは、音楽家・作曲家のチャン・ヨンギュが制作した6チャンネルのサウンド・インスタレーション「The Willow is in the Summer and Moonlight in Autumn」が上演されます。パヴィリオンの周囲の環境からインスピレーションを得たチャンは、ケンジントン・ガーデンで録音した自然や人間の活動から得た音を、伝統的な韓国の声楽や楽器に取り入れました。特徴的な音色とメロディーは、季節の変化をトレースしています。それらは常に変化し続ける公園の景観と生態系に呼応しています。