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403architecture [dajiba]の橋本健史が、陶芸家・松永圭太とコラボする「松永圭太×橋本健史 展」が、岐阜・多治見市の、スペース大原で開催。共同制作の作品等が公開される
403architecture [dajiba]の橋本健史が、陶芸家・松永圭太とコラボする「松永圭太×橋本健史 展」が、岐阜・多治見市の、スペース大原で開催。共同制作の作品等が公開される「頭陀寺の壁」(403architecture [dajiba])と、その図面を基に制作した茶碗(松永圭太) photo courtesy of スペース大原

403architecture [dajiba]橋本健史が、陶芸家・松永圭太とコラボレーションする「松永圭太×橋本健史 展」が、岐阜・多治見市の、スペース大原で開催されます。会期は2021年6月5日~6月20日。入場無料。

ceramic art × architecture

陶芸家・松永圭太と建築家・橋本健史(403architecture [dajiba])のコラボレーションによる展覧会を開催いたします。
松永は学生時代に建築を学んだのち、陶芸の道に進みました。その制作プロセスにおいて常に対象を客観的に捉えようとする態度には、建築的な視点が多分に含まれています。

一方橋本は、403architecture[dajiba]の一員として、既存の枠組を読み替えることで、スケールにこだわらず多様な建築的プロジェクトを手掛けてきました。今回の展示は、異なる分野で活動する同世代の両者が出会うことで、あらかじめ想像できないような化学反応を期待して企画しました。

表面的なコラボレーションに陥らないために、長い期間で対話を重ねながらさまざまな可能性を模索してきました。その結果として生まれたアウトプットは、明確な役割を分けることなく、両者の要素が複雑に入り混じったこれまでにない作品となっております。

それぞれの分野での更なる活躍が期待される二人の、垣根を飛び越えた協同作業の成果をぜひご高覧ください。

リリーステキストより

その他の作品写真等は以下でご覧ください。

丹下健三による「代々木競技場」や、前川國男による「木村産業研究所」が、国の重要文化財に

丹下健三が設計した「代々木競技場(1964年竣工)」や、前川國男が設計した「木村産業研究所(1932年竣工)」が、国の重要文化財になるとのことです。リンク先にこの2件を含む7件の、新たに重要文化財となる建築の概要が掲載されています。

文化審議会(会長 佐藤 信)は、令和3年5月21日(金)に開催された同審議会文化財分科会の審議・議決を経て、7件の建造物(新規7件)を重要文化財に指定することを文部科学大臣に答申しました。
この結果、官報告示を経て、国宝・重要文化財(建造物)は、2,530件、5,253棟(うち国宝228件、291棟を含む。)となる予定です。

【ap job更新】 猿田仁視が主宰する「HITOSHI SARUTA Architect」「CUBO design architect」が、業務拡大に伴い、即戦力スタッフ・外部設計協力者を募集中
【ap job更新】 猿田仁視が主宰する「HITOSHI SARUTA Architect」「CUBO design architect」が、業務拡大に伴い、即戦力スタッフ・外部設計協力者を募集中
【ap job更新】 猿田仁視が主宰する「HITOSHI SARUTA Architect」「CUBO design architect」が、業務拡大に伴い、即戦力スタッフ・外部設計協力者を募集中T3 外観

猿田仁視が主宰する「HITOSHI SARUTA Architect」「CUBO design architect」の、業務拡大に伴い、即戦力スタッフ・外部設計協力者募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

CUBO design architect では、新たなる展開に対応すべく、2つのブランド態勢とし、国内外からのオファーに応えております。
業務拡大に伴い、即戦力スタッフを募集します。
パートタイムも含め募集致します。

HITOSHI SARUTA Architect Website → https://www.hitoshisaruta.com/
CUBO design architect Website → https://www.cubod.com/

大阪の泉北ニュータウン茶山台団地にて、大阪府住宅供給公社主催の「第7回茶山台団地リノベーションコンペ」が開催。参加者を募集中
大阪の泉北ニュータウン茶山台団地にて、大阪府住宅供給公社主催の「第7回茶山台団地リノベーションコンペ」が開催。参加者を募集中

大阪府堺市の泉北ニュータウン茶山台団地にて、大阪府住宅供給公社主催の住戸改修実施コンペ「第7回茶山台団地リノベーションコンペ」が開催され、参加者を募集しています。応募期間は、2021年年7月7日午後5時まで。オンライン事業説明会が2021年年5月27日に、現地確認会が2021年年6月2日・3日に開催されます。【ap・ad】

大阪府住宅供給公社では、泉北ニュータウンの茶山台団地を団地再生のリーディングプロジェクト団地と位置づけ、若年夫婦や子育て世帯などの若年層を本地域に誘引するため、堺市との連携事業である「堺市と大阪府住宅供給公社による泉北ニュータウン住戸リノベーション促進連携事業」を平成27年度より実施しています。2戸の住戸を1戸につなげた「2戸1化リノベーション(ニコイチ)」や「1住戸リノベーション(リノベ45)」などの住戸改善事業では、茶山台団地におけるこれまでの取り組みに新たな活力を呼び込めるような魅力あるプランを公募します。

リリーステキストより

テーマ 「茶山台団地で____をみつける」
本事業の主旨を踏まえ、応募者ご自身で____にあたるテーマを定め、新しいライフスタイルの提案をしてください。

リリーステキストより
ザハ・ハディド・アーキテクツ、ETHZ、incremental3Dが共同研究した橋「Striatus」。伝統的な石積みと先端技術を組み合わせて作られ、ヴェネチアビエンナーレで公開

ザハ・ハディド・アーキテクツETHZ(スイス連邦工科大学チューリッヒ校)のBRGincremental3Dが共同研究した橋「Striatus」です。伝統的な石積みと先端技術を組み合わせて作られ、ヴェネチアビエンナーレ国際建築展2021の期間中に実物が公開されるそうです。

こちらはリリーステキストの翻訳

スイス連邦工科大学チューリッヒ校のBlock Research Group(BRG)とZaha Hadid Architects Computation and Design Group(ZHACODE)がincremental3Dと共同で行ったプロジェクトで、Holcim社の協力を得て実現したものです。

コンクリートの新しい言語を確立したStriatusは、伝統的な石積みと先端技術を組み合わせた円形のデザインです。

幾何学的な強さ
Striatusの橋は、幾何学的な強度を達成し、補強材なしで圧縮のみで立っています。計算機による設計やエンジニアリング、ロボットによる製造などの高度な技術を用いて、伝統的な建築家の技術を蘇らせています。

円形のデザイン
Striatusは、必要な場所にのみ材料を配置するように設計されており、環境への影響を大幅に低減しています。また、補強材を使用せず、バインダーを使用しない乾式工法を採用しているため、何度でも再利用することができます。

コンクリートの新しい言語
Striatusは、構造的な情報に基づき、加工を意識し、環境に配慮したデザインで、コンクリートの可能性の世界を広げます。少ない材料でより多くのものを作るために、材料は正確に配置されています。

2021年に開催されるヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展において、欧州文化センター(ECC)が主催する「Time Space Existence」展のために制作されました。

イタリア・ヴェネツィアのGiardini della Marinaressaで近日公開予定。

光浦高史 / DABURA.mによる、大分・別府市の宿泊施設「GALLERIA MIDOBARU」。地形を出発点とし地域性と固有性を持つ建築を構想
光浦高史 / DABURA.mによる、大分・別府市の宿泊施設「GALLERIA MIDOBARU」。地形を出発点とし地域性と固有性を持つ建築を構想 photo©ナカサアンドパートナーズ
光浦高史 / DABURA.mによる、大分・別府市の宿泊施設「GALLERIA MIDOBARU」。地形を出発点とし地域性と固有性を持つ建築を構想 photo©ナカサアンドパートナーズ
光浦高史 / DABURA.mによる、大分・別府市の宿泊施設「GALLERIA MIDOBARU」。地形を出発点とし地域性と固有性を持つ建築を構想 photo©ナカサアンドパートナーズ
光浦高史 / DABURA.mによる、大分・別府市の宿泊施設「GALLERIA MIDOBARU」。地形を出発点とし地域性と固有性を持つ建築を構想 photo©ナカサアンドパートナーズ
光浦高史 / DABURA.mによる、大分・別府市の宿泊施設「GALLERIA MIDOBARU」。地形を出発点とし地域性と固有性を持つ建築を構想 photo©ナカサアンドパートナーズ

光浦高史 / DABURA.mが設計した、大分・別府市の宿泊施設「GALLERIA MIDOBARU」です。地形を思考の出発点とし地域性と固有性を持つ建築を構想して設計されました。施設の公式サイトはこちら

今日の地方都市では「均質化」が進み、多くの場所で地域性を感じられる空間が失われつつある。歴史的温泉地である別府も例外ではなく、それを受け止めて思考することは、設計者にとって重要な課題だと感じている。設計に当たり、地質学的時間の中で生まれたこの地の独特の地形から考え始めることで、今日の新たな地域性への思考を触発する、地域と繋がる建築を実現したいと考えた。断層崖の大地から削り出されたような壁の群れを想定し、洞窟を掘り抜くように「壁の群れ」に孔を穿つことで、空間と空間、内と外が繋がっていく建築とした。

建築家によるテキストより

「壁の群れ」は、酸化鉄の成分で調色したコンクリートを、大分産スギ材による「まく板型枠」によって打設した。色調はボーリング時に確認した支持層や「別府石」を参照している。白華やムラ、出目地の欠けなど、打設過程で発生する「現象」を受け入れて「景色」として仕上げている。実空間に建築が造り上げられていく時の「成り立ちの時間」を可覚化することを意図した。また、家具や仕上げに使用する木材や左官材は出来るだけ近くで産出した素材を採用し、地域の職人の手によって仕上げた。地域産業の持続可能性や輸送時のCO2排出削減に寄与するとともに、できるだけ近くの素材によって空間を構成することで、この場所の固有性を表出させたいと考えた。この場所でしか成立し得ない、この場所に身体を運ばないと体験出来ない、この地の地質学的時間に繋がる建築と空間体験を生み出すことを目指した。

建築家によるテキストより
長坂常 / スキーマ建築計画による、韓国・済州島の、既存建物を改修したフライターグの店舗「FREITAG JEJU by MMMG」。“見えない開発”の中で完成した建築のひとつ
長坂常 / スキーマ建築計画による、韓国・済州島の、既存建物を改修したフライターグの店舗「FREITAG JEJU by MMMG」。“見えない開発”の中で完成した建築のひとつ photo©イジュヨン
長坂常 / スキーマ建築計画による、韓国・済州島の、既存建物を改修したフライターグの店舗「FREITAG JEJU by MMMG」。“見えない開発”の中で完成した建築のひとつ photo©イジュヨン
長坂常 / スキーマ建築計画による、韓国・済州島の、既存建物を改修したフライターグの店舗「FREITAG JEJU by MMMG」。“見えない開発”の中で完成した建築のひとつ photo©イジュヨン

長坂常 / スキーマ建築計画による、韓国・済州島の、既存建物を改修したフライターグの店舗「FREITAG JEJU by MMMG」です。長坂が「見えない開発」と呼び進めている済州島塔洞での街全体の開発プロジェクトのひとつとして完成したものです(※「見えない開発」については下部のテキストを参照)。店舗の公式サイトはこちら

この建物は元々1~2階をバーガーキングで利用されていて、大通りのある南側に向けて作られた。

ただ、「見えない開発」構想にそって、D&DEPARTMENT JEJU by ARARIOに向けて人を流し込み建物と建物間の路地にアクティビティを生み出すためにもこの1階を人が行き交うように空洞部を増やしピロティを強調した。
実際に南北の通りを歩く人通しが互いに見通しがきくように両面を窓ガラスで構成している。

建築家によるテキストより

そもそもトラックの幌、シートベルト、自転車のタイヤチューブ、車のエアバッグ等を再利用し作ることから一つとして同じものがないことを売りにするFREITAGとして、その哀愁あるポップな空間をコラージュすることは当然のことで、そこと室内との境界に半屋外のバーを設置しテラスを活かせるお店づくりを行った。

建築家によるテキストより
長坂常 / スキーマ建築計画による、韓国・済州島の、既存建物二棟を改修した宿泊・物販・飲食等の機能を持つ施設「D&DEPARTMENT JEJU by ARARIO」。“見えない開発”の中で完成した建築のひとつ
長坂常 / スキーマ建築計画による、韓国・済州島の、既存建物二棟を改修した宿泊・物販・飲食等の機能を持つ施設「D&DEPARTMENT JEJU by ARARIO」。“見えない開発”の中で完成した建築のひとつ photo©イジュヨン
長坂常 / スキーマ建築計画による、韓国・済州島の、既存建物二棟を改修した宿泊・物販・飲食等の機能を持つ施設「D&DEPARTMENT JEJU by ARARIO」。“見えない開発”の中で完成した建築のひとつ photo©イジュヨン
長坂常 / スキーマ建築計画による、韓国・済州島の、既存建物二棟を改修した宿泊・物販・飲食等の機能を持つ施設「D&DEPARTMENT JEJU by ARARIO」。“見えない開発”の中で完成した建築のひとつ photo©イジュヨン

長坂常 / スキーマ建築計画による、韓国・済州島の、既存建物二棟を改修した宿泊・物販・飲食等の機能を持つ施設「D&DEPARTMENT JEJU by ARARIO」です。長坂が「見えない開発」と呼び進めている済州島塔洞での街全体の開発プロジェクトのひとつとして完成したものです(※「見えない開発」については下部のテキストを参照)。施設の公式サイトはこちら

このD&DEPARTMENT JEJU by ARARIOはD&DEPARTMENTの中でも最大で、食堂、ストア、ギャラリーに新たな機能として宿泊機能を満たすd roomとあらゆる職人、アーティスト、デザイナーなどが泊りながらワークショップできるようにキッチン+ギャラリー+寝床を備えたd newsというものが入る。

d newsは今まで数時間に限定して行っていたワークショップを数日に渡り行えるように宿泊施設を併設したワークショップスペースでより深くロングライフデザインを語り合う場所となる。
また、来るアーティストにとってもただ教えに来るだけではなく、長期滞在する中で新たな材料などに巡り合い新たな創作活動のきっかけを得ることになる。そんな双方向の文化交流地点として計画した。

「ホテルのようなもの」でd roomというものがあり、ストアの延長にあり、本来ホテルというものは東西に細長く中廊下を介して南北に部屋が効率よく並ぶものだが、この建物は四角に近いことから、どの部屋も窓を設け外に接しようとするとそれぞれ中に空洞が生まれ、同時にそのために作られた開口部ではないことから各部屋に歪みが生じ一つとて同じ間取りにならない。それによって、各部屋の間取りが異なり、その暗い空洞部にトップライトをとり光を入れホテルの共用部のようなストアができた。

共用部も個室も室内にある全てのモノ、例えば家具や植物、雑貨に到るまでが全て商品で宿泊することでじっくりロングライフデザインを堪能しショッピングを楽しむ場所となる。

建築家によるテキストより
テレンス・ライリー氏が死去。妹島建築を注目した「Light Construction」展等のキュレーションで知られる

テレンス・ライリー(Terence Riley)氏がなくなりました。MoMAの谷口吉生の増築計画への尽力や、妹島和世の建築に注目した「Light Construction」展等のキュレーションで知られています。ご冥福をお祈りします。

写真家・大竹央祐が、タトアーキテクツ / 島田陽設計のThe Blend Innとその周辺を撮影した写真集『Beyond Inn Out』をプレビュー
写真家・大竹央祐が、タトアーキテクツ / 島田陽設計のThe Blend Innとその周辺を撮影した写真集『Beyond Inn Out』をプレビュー photo©大竹央祐
写真家・大竹央祐が、タトアーキテクツ / 島田陽設計のThe Blend Innとその周辺を撮影した写真集『Beyond Inn Out』をプレビュー photo©大竹央祐
写真家・大竹央祐が、タトアーキテクツ / 島田陽設計のThe Blend Innとその周辺を撮影した写真集『Beyond Inn Out』をプレビュー photo©大竹央祐

写真家・大竹央祐が、タトアーキテクツ / 島田陽設計のThe Blend Innとその周辺を撮影した写真集『Beyond Inn Out』をプレビューします。写真集はこちらのページから購入可能です。
また、出版に合わせた写真展が2021年5月29日・30日開催、29日には島田陽を迎えたトークイベントも企画されており、その情報も末尾に掲載します。

大阪・此花区にあるホテル、The Blend Inn(設計:タトアーキテクツ)とその周辺を2か月にわたり取材。

空間の光や風、場所に漂う空気感のようなものを対象に、それらを同じフォーマットのフィルムで捉え直すことで、建築の「内=in(n)」「外(out)」の境界を超えて、建築を取り巻く環境を写し出そうとする試み。

インフォーマルな風景の中に人々の暮らしが息づく「まちなみ」の写真と、そのまちなみのような時間の堆積を荒々しいコンクリートの肌理と遊戯的な設えによって再現した「建築」の写真を、同じ見開きの中に並列、対比させることで、見るものに連想的なイメージを与える構成。

巻末には建築家・島田陽へのインタビューのほか、著者と詩人・辺口芳典によるノート・撮影地点マップを収録。

表紙coverは、“Inn ver.”と“Out ver.”の2種展開です。

リリーステキストより
【ap job更新】 津田茂が主宰する「T-Square Design Associates」が、建築設計に関わる正社員・アルバイト・パートを募集中
【ap job更新】 津田茂が主宰する「T-Square Design Associates」が、建築設計に関わる正社員・アルバイト・パートを募集中
【ap job更新】 津田茂が主宰する「T-Square Design Associates」が、建築設計に関わる正社員・アルバイト・パートを募集中

津田茂が主宰する「T-Square Design Associates」の、建築設計に関わる正社員・アルバイト・パート募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

2002年に建築家津田茂によって開設されたT-Square Design Associatesは来年で20周年を迎えます。
その間、住宅、別荘、店舗、テナントビル、病院、集合住宅、ショールーム、各種リノベーション等の設計に携わり、コツコツと着実に実績を積んで参りました。

独立した頃は、仕事もなく、自宅兼事務所で1年に1件程度のプロジェクトに携わりながら、コンペなどに参加していましたが、今では常時、大小合わせて20~30件程度のプロジェクトが国内外で進行しており、日々全力で走り続けているといった感じです。

自宅兼事務所で始めた事務所も、その後北新地へ移り、そこで5年、そして現在の北浜へ移り、気付けば10年が経過しました。ビルの最上階からは、目の前の大川を初め、中之島、中央公会堂、梅田のビル群と大阪を代表する景色が一望でき、また夏には日本三大祭りのひとつと言われる天神祭りを目の前で見る事ができる贅沢な場所です。

そんな場所で共に楽しく設計をするメンバーを数名募集しております。

MVRDVのヴィニー・マースが、オランダ・ロッテルダムの芸術収蔵庫「デポ・ボイマンス・ファン・ベーニンゲン」の内部を案内している動画

MVRDVのヴィニー・マースが、オランダ・ロッテルダムの芸術収蔵庫「デポ・ボイマンス・ファン・ベーニンゲン」の内部を案内している動画です。建物写真はアーキテクチャーフォトでも特集記事として紹介しています。

MVRDVの設計で2020年9月に竣工した、ロッテルダムの芸術収蔵庫「デポ・ボイマンス・ファン・ベーニンゲン」の新しい写真。外壁の鏡面パネルが、様々な季節時刻の周辺環境を映し出す
MVRDVの設計で2020年9月に竣工した、ロッテルダムの芸術収蔵庫「デポ・ボイマンス・ファン・ベーニンゲン」の新しい写真。外壁の鏡面パネルが、様々な季節時刻の周辺環境を映し出す2021年2月の様子。 photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVの設計で2020年9月に竣工した、ロッテルダムの芸術収蔵庫「デポ・ボイマンス・ファン・ベーニンゲン」の新しい写真。外壁の鏡面パネルが、様々な季節時刻の周辺環境を映し出す2020年12月の様子。 photo©Ossip van Duivenbode
MVRDVの設計で2020年9月に竣工した、ロッテルダムの芸術収蔵庫「デポ・ボイマンス・ファン・ベーニンゲン」の新しい写真。外壁の鏡面パネルが、様々な季節時刻の周辺環境を映し出す2020年8月の様子。

MVRDVの設計で2020年9月に竣工した、オランダ・ロッテルダムの、訪問者が閲覧可能な芸術作品の収蔵庫「デポ・ボイマンス・ファン・ベーニンゲン(Depot Boijmans Van Beuningen)」の新しい写真。外壁の鏡面パネルが、様々な季節時刻の周辺環境を映し出す様子がよく分かる写真となっています。施設のオープンは2021年秋を予定しているとの事。
撮影時期は写真下のキャプションに掲載しています。

以下は、2020年9月の竣工時のプレスリリースの翻訳です

ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館の移転に向けて「Depot Boijmans Van Beuningen(デポ・ボイマンス・ファン・ベーニンゲン)」が竣工しました。MVRDVによって設計された、世界で初めて一般に公開される美術品保管庫です。ロッテルダムのミュゼーアム公園に位置するこの保管庫は、美術館を訪れる人々に新しいタイプの体験を提供することを特徴としています。すなわち、151,000点の全コレクションを一般公開する頑丈なエンジンルームです。様々な保管・管理エリアに加え、Depotにはレストランや、受賞歴のある高さ35メートルの屋上の森があります。今回の工事完了により、内装工事と、美術館の全コレクションを新しい保管庫に移動させるための長いプロセスへの道が開かれました。

高さ39.5メートルの「丸い」建物であるDepotは、お椀のような形をしており、設置面積は比較的小さくなっています。また、レストランを備えた広大な屋上のパブリックスペースからは、ロッテルダムの素晴らしい景色を眺めることができます。6,609㎡のガラスを1,664枚の鏡面パネルに分割した反射型のファサードは、行き交う人々、ミューズアンパークの緑地、雲、ロッテルダムのダイナミックな都市のスカイラインなど、周囲のあらゆるものを身につけています。15,000㎡という決して小さくはない面積にもかかわらず、この建物はこの反射のおかげで周囲の環境に完全に溶け込んでいます。この建物は、公園や近隣の建物と強い関係を築きながら、周囲を活気づけています。

保管庫では、芸術品は、ムーブメントや時代ではなく、気候上の要件に応じて保管・展示されます。各収納スペースは空調管理されており、金属、プラスチック、有機・無機、写真という異なる素材で制作された作品ごとに、5つの異なる気候ゾーンに整理されています。

建物内部のアイキャッチとなるのは、交差する階段と吊り下げ式のガラス展示ケースを備えたアトリウムで、美術館の学芸員が選んだ作品の展示を行います。このアトリウムを通って展示室や学芸員のスタジオに行くと、世界的に有名な美術館がどのようにコレクションを維持・管理しているのか、その舞台裏を知ることができます。アートは、1階のロビーをはじめ、館内のすべてのルート、さらには屋上のレストランまで、建物全体に展示されています。このレストランの外には、高さ35メートルの屋上の森があり、1階から高速エレベーターでアクセスでき、高さ数メートルの75本の多枝の白樺の木が植えられます。屋上からは、ロッテルダムの街並みを一望できます。

MVRDVの設立パートナーであるヴィニー・マースは言います。
「この工事の完了により、美術館と利用者がこの建物を使用し始め、貴重な芸術作品で空間を満たすことができるようになります。本格的なオープンまでにはまだ1年かかるでしょうが、美術館、ロッテルダム市、Stichting De Verre Bergen(※オランダの慈善団体)、そしてもちろん建設会社のBAMや、パンデミックの影響で困難な状況にあっても粘り強く対応してくれた多くの建設作業員や協力会社など、すべての人にとって、この完成は特別な瞬間です。このDepotのデザインは大胆で、鏡面パネルの正確な曲率を計算した人、ガラス棚を設置した建設作業員、屋上の森を共同設計した会社など、すべての関係者と直接対話したことが成功につながっています。」

ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館のディレクター、スジャレル・エクスとイナ・クラッセンは言います。
「この建物は現役であり、その中で最も重要なことは、何ができるかということです。来年、ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館の全コレクションが、1935年以来、初めて一カ所で見られるようになります。私たちは、コレクションにアクセス可能にすることで、私たちがどれだけ芸術品を気にかけているか、どれだけ大切にしているかを示すことができると確信しています。そして、ロッテルダムの住民が誇りに思い、自分の目で見たいと思うでしょう。何故なら、彼らはこの巨大な芸術的宝庫を所有しているのですから。」

今津康夫 / ninkipen!による、愛知・名古屋市のセレクトショップ「NEMIKA hoshigaoka」
今津康夫 / ninkipen!による、愛知・名古屋市のセレクトショップ「NEMIKA hoshigaoka」 photo©河田弘樹
今津康夫 / ninkipen!による、愛知・名古屋市のセレクトショップ「NEMIKA hoshigaoka」 photo©河田弘樹
今津康夫 / ninkipen!による、愛知・名古屋市のセレクトショップ「NEMIKA hoshigaoka」 photo©河田弘樹

今津康夫 / ninkipen!が設計した、愛知・名古屋市のセレクトショップ「NEMIKA hoshigaoka」です。店舗の公式サイトはこちら

名古屋市東部、近くには動植物園が広がり、良好な住環境を形成するエリアに位置するウィメンズ・セレクトショップのインテリアデザインである。店名の由来である「根」「実」「花」を想起させる空間でありたいと思った。

まず初めに、壁から自由になった試着室を一粒の「種」として入口正面に置き、鏡面カラーステンレスのくびれたヴォリュームとすることで華やかさと柔らかさを併せ持つシンボルとした。

次に種を囲むようにL型の什器を壁際に配置して「種」を中心とした大きな回遊性を可視化し、多様なシークエンスの中で服と出会うことを意図して、ガラススクリーンとオーガーンジーのドレープを置いて小さな回遊性を増幅させた。

楢、ウォルナット、ポプラの無垢材と4種類の天然石を使用し、いくつかの多角形は植物の細胞から着想している。
ソリッドなオープンモールの中にあって、一際しなやかさを感じることができる場所になるだろう。

建築家によるテキストより
芦沢啓治建築設計事務所+ノームアーキテクツによる、東京の、集合住宅の一住戸の改修「Azabu Residence」。カリモクケーススタディとして、内装と家具類をフラットに捉えデザインし完成後に販売
芦沢啓治建築設計事務所+ノームアーキテクツによる、東京の、集合住宅の一住戸の改修「Azabu Residence」。カリモクケーススタディとして、内装と家具類をフラットに捉えデザインし完成後に販売 photo©見学友宙
芦沢啓治建築設計事務所+ノームアーキテクツによる、東京の、集合住宅の一住戸の改修「Azabu Residence」。カリモクケーススタディとして、内装と家具類をフラットに捉えデザインし完成後に販売 photo©見学友宙
芦沢啓治建築設計事務所+ノームアーキテクツによる、東京の、集合住宅の一住戸の改修「Azabu Residence」。カリモクケーススタディとして、内装と家具類をフラットに捉えデザインし完成後に販売

芦沢啓治建築設計事務所ノームアーキテクツが設計した、東京の、集合住宅の一住戸の改修「Azabu Residence」。カリモクケーススタディの新しいプロジェクトとして発表され、内装と家具類をフラットに捉えデザインし完成後に販売されました。カリモクケーススタディについては下記の文章を参照ください。

Azabu Residenceは東京西麻布の大通りから一本入ったところにある、1988年に建てられたマンションのリノベーションプロジェクトである。

我々としては同じ棟内における二つ目の物件であり、デベロッパーとも気心が知れていたこともあり、カリモクケーススタディのプロジェクトとして家具デザインも含めたインテリアをデザインすることを提案し了承された。カリモクケーススタディ※1としては4つ目のプロジェクトとなる。今回もカリモクケーススタディのディレクターでもあるNorm Architectsとのコラボレーションとなっている。

建築家によるテキストより

昨今の東京では珍しく敷地を贅沢に使い、エントランスエリアの庭もしっかり作り込まれ、落ち着きのある佇まいを持ったマンションである。雰囲気のある薄暗い廊下から抜け、240m2という大きな部屋が我々が手がけた部屋なのだが、小さなバルコニーはあったものの、使える外部空間というほどではないのだが、どこの部屋からも気持ちの良い光が入ることは確認できた。その光の質、マンションが持っている落ち着いたダークトーンの雰囲気、ノームアーキテクツからのインプットであった、アメリカのミッドセンチュリーにおけるインテリアのインスピレーションから、床、壁、そして家具の色味を決定させた。

建築家によるテキストより

カリモクケーススタディは、カリモク家具によるライフスタイルブランドです。静謐な美への敬愛、素材の豊かな表現、時間に左右されない魅力に対する共通した価値観をもつ建築家によって、建築やインテリアのプロジェクトを通して空間とともに、家具や照明、オブジェクトをデザインします。建築家は、特定の空間のニーズやプロポーションを考慮し、その空間にあった家具やオブジェクトのデザインを行い、それらをコレクションとして背景となる物語とともに、発表していきます。

建築家によるテキストより
2022年のサーペンタインパヴィリオンを、美術家のシースター・ゲーツが手掛けることが発表。2000年の開始以来初めて建築家以外から選出

2022年のサーペンタインパヴィリオンを、美術家のシースター・ゲーツ(Theaster Gates)が手掛けることが発表されています。2000年のサーペンタインパヴィリオンのプロジェクト開始以来初めて建築家以外から選出されました。こちらのページで過去に手掛けた作品の画像を閲覧できます。ちなみに、今年(2021年)のサーペンタインパヴィリオンは、南アフリカの建築家グループのカウンタースペースが手掛けていて、6月11日から公開されます。本来は昨年に実現されるものでしたがコロナ禍によって一年延期され実現されることになりました。

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