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SHARE 構造家の佐々木睦朗へのインタビュー動画
構造家の佐々木睦朗へのインタビュー動画です。建築倉庫ミュージアムで2019年に行われた「構造展 -構造家のデザインと思考-」展の為に収録されたものです。
日本建築学会が、新型コロナウイルスの拡大を受け「日本建築学会論文等検索システム」を特別公開しています。
現在、 新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言も発令中で、多くの大学・教育機関において、学生の方々が自宅学習を余儀なくされている状況です。
本会では、この状況を鑑みて、「日本建築学会論文等検索システム」を、臨時措置として、特別公開することとしました。
https://www.aij.or.jp/paper/search.htmlご利用にあたっては、Web登録ユーザ(無料)に登録していただき、サインインする必要がございます。
https://www.aij.or.jp/web_regi_user.html大学への登校が制限されている学生の方々などにおかれましては、是非ご活用ください。
中西ひろむ建築設計事務所+荻原雅史建築設計事務所が設計した、熊本・錦町の「にしき ひみつ基地ミュージアム」です。
本計画はかつて存在した人吉海軍航空基地跡に位置します。
滑走路跡や地下壕跡と共に地域全体をオープンエアミュージアムとして捉え、展示やガイドツアー、VR体験を交えて戦争の歴史を伝えています。拠点施設は翼のような軽快な木架構からなり、施設足元に広がる滑走路跡や、周辺に点在している遺構を浮かび上がらせることを意図しています。拠点施設の面積が限られる中、そこでの展示はミュージアム全体への導入と捉え、約20人ごとにレクチャーやVR展示、地下壕ガイドツアーを行うことを想定しています。
奥田晃輔+堀井達也 / OHArchitectureが設計した、滋賀の「坂本の住宅」です。
滋賀県の比叡山坂本に建つ一戸建て住宅の計画です。
琵琶湖と比叡山が近く、敷地をマクロな視点で見ると、湖から山へと坂道が続く滋 賀湖西の特徴的な地形と言えます。坂本町は比叡山ふもとの日吉大社の門前町として栄えた歴史的な町であり、昔から日吉大社への参拝者や観光者がこの町の坂道を往来していました。
坂道には、坂の上を見上げたり、坂から下を見下ろしたり、そこに居る場所とそこからの風景を楽しめる魅力があります。緩やかに傾斜した地形を建築にオフセットするように、住宅内に緩やかなレベル差を与え、比叡山から琵琶湖への動線と環境の軸を生み出します。
中西ひろむ建築設計事務所による、福井・大野市の、築120年超の木造古民家を耐震補強・改修した現代美術館「COCONOアートプレイス」です。施設の公式サイトはこちら。
福井県大野市の旧市街地に位置する築120年超の木造古民家をコンバージョンし、市民所有のアートワーク展示を主とした現代美術館としました。
ここでは、かつての「小コレクター運動」で残されたアート作品や、展開された運動を伝えています。
また、周辺市街地では空洞化が問題となっているため、作品展示だけでなく、教育や飲食、物販等の活動を通し地域の拠点としています。構造補強にあたり、90角超の地産杉材を並べた「壁柱工法」により、既存架構の柔軟性の維持と構造強度の確保を両立させています。
奥田晃輔+堀井達也 / OHArchitectureが設計した、兵庫・淡路島の「淡路の工場」です。
経済的な大空間を確保するために、テント倉庫等に使われる骨組膜構造をベースに、トラスを45度振ったクロスビームトラス構造を開発し、ジグザクな形状(プリーツ)をもつ、48m×27m×H20mの無柱膜空間を獲得。また、施工的にもプリーツにより組柱は自立し、半年を切る短工期の竣工を可能にした。
岩橋翼建築設計事務所が設計した、千葉の薬局「森の薬舎」です。
地方の駅近くの住宅街
健康なときから、健康をテーマに集まれる場所を目指し、新しく薬局がつくられました。
食事や栄養のこと
日々の生活での健康に関すること
健康に暮らせる秘訣など
会話やお話し会を通して直接伝えることで、その人の健康な生活に役立てられる、町の通りに開けた場所として。自然の森のなかでは、
植物が森を浄化し、空間を爽やかに保っています。柔らかな光
木の香り
程よく整理された情報
癒される空間…森に入ったときに感じる、安らぎと爽快感を、薬局に再現したいと考えました。
森の中で植物自身がそうであるように、
町の中で暮らしを浄化してくれる、そんな場所を目指しています。
井上岳+棗田久美子+赤塚健 / BORDが設計した、東京・調布市の「つつじが丘の文化複合施設」です。
壁は人の活動を制限する。その役割を保ちつつも、その場所での多彩な活動をつくりだすことはできないだろうか。
つつじが丘の文化複合施設では、壁になりきれないものをつくることで、そこに多義性を生み出し、使い手の活動を支えることを行った。空間を隔てていた壁たちは一度分解され、くぐることができる枠となり、透過する薄いガラスとなり、また部屋へとつづく扉となり、揺らめきながら稼働する銀色のカーテンとなる。さらにこれらの壁のようなものたちには色が付けられ、利用者が開けたり、くぐったり、ひっくり返したり、引っ張ったりすることで、身体とそれらの動きが強調される。
新たなチャレンジに寛容な空気のある「島根県」の、建築・機械の2021年度採用の職員募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
建築系公務員 ~ さまざまな「権限」を持つ仕事
私たち島根県の建築関係職員の業務は、県民の生活と密接に関わり、その内容は多岐にわたります。
公共建築工事の発注者としてプロジェクトの企画段階から関わり、設計・監理を担当しながら公共建築を造り上げることは、私たちの主要な業務の一つです。
また、法令に基づき建築物の安全性の確保や秩序あるまちづくりに関する許認可、審査、指導等を行うことも、公務員に特有の重要な仕事です。
その他にも住宅政策や県有施設のファシリティマネジメントなど幅広い業務を担当しますが、そこに共通するのは予算の執行や法令等に関するさまざまな「権限」を持つことです。権限には大きな責任が伴い、地域に根ざす私たちは、そこに建築と人々の暮らしがある限り、その責任と向き合わなければなりません。
だからこそ、私たちの関わった公共建築やまちづくりが地域の人々に受け入れられたときの喜びと安堵感は、言葉に尽くせないものがあります。
新たなチャレンジに寛容な空気役所は「前例のないことに消極的」などと言われ、”お堅い”イメージがつきまといますが、むしろ私たちの職場では、全国トップクラスの少子高齢化や人口減少等の困難な課題に直面し、新たなチャレンジに対して寛容な空気があります。
実際に職員のチャレンジが実を結んだ事例の一つに、島根県庁ライトアップイベント「結いとうろ」があります。これは若手職員グループのアイデアを職場全体で支援して実現したイベントで、国の有形文化財に登録されている「島根県庁舎」をライトアップしてその建築的価値をPRするとともに、中心市街地の夜間人口増加に貢献することを目的として、毎年10月に開催しています。市民団体の協力を得て庭園で野外ライブやカフェの出店を行うなど、官民が連携して実施するイベントは多くの来場者の皆さんから高い評価を得ています。
私たちのワークライフバランス ~ 一人ひとりの「休み方」を尊重する職場一般的に、公務員は休みを取りやすい職場と言われますが、これは仕事が楽だからではなく、労働に関するコンプライアンスがしっかりしているからです。
地域社会が健全に持続していくためには、公務員もまた一人の県民として余暇を楽しみ、家庭を守り、地域活動に積極的に参加することが大切であると私たちは考えています。そしてその認識は職場全体で共有され、実践されています。
人の「働き方」を決めることは、「休み方」を決めることと表裏一体です。すべての職員が自分にふさわしいワークライフバランスを実現し、公私共に地域社会に貢献できるよう、私たちは職員一人ひとりの「休み方」を尊重しています。
人材育成とサポート体制社会人経験のない新卒の皆さんにとって、公務員の仕事の面白さや、仕事を通じてどのようにスキルアップできるのかといったことをイメージするのはなかなか難しいことではないかと思います。民間企業等からの転職を検討されている経験者の方であっても、役所特有のルールや手続きになじむことができるか不安を感じていることでしょう。でも心配はいりません。
私たちは、特に採用から間もない職員の声に耳を傾けながら、専門技術研修プログラムや資格取得支援(一級建築士、建築基準適合判定資格者等)を企画・実施するなど、若手の人材育成に力を入れています。
また、本県の約90名の建築関係職員のうち、3割程度が民間企業等(設計事務所、ハウスメーカー、地方ゼネコン等)の勤務経験者ですが、先輩職員のサポートを受けながら公務員の仕事に慣れ、それぞれの培ってきた経験を活かして業務と向き合っています。皆さんが持っている建築的な技術と視点は、まちづくりの現場でとても大きな強みとなります。その強みを活かして私たちと一緒によりよい島根をつくっていくことのできる、意欲ある仲間を待っています。
SAKUMAESHIMA / 朔永吉+前嶋章太郎が設計した、東京・神宮前の、築約50年の集合住宅の住戸改修「原宿の家」です。
東京都渋谷区神宮前に建つ築50年程のマンションの改修計画。
用途は、以前の専用住戸から賃貸住戸への変更ということで、
ある種の公共性を伴ったプログラムへの更新であった。計画地は、地上11階3面バルコニーという都市環境において、とても恵まれた条件を持っていた。この恵まれた条件を活かす計画として、「つくり込みすぎない計画」を軸に最小限の設定に留めた。
貴志泰正+酒井克弥 / 貴志環境企画室による、京都・久御山町の、既存蔵を居住用途に改修した「くらでくらす conversion of WAREHOUSE」です。
実家の敷地内の離れで暮らす家族のための蔵の改修計画である。
子供たちの成長に伴い部屋が手狭になることが予想されたため、離れとそれに隣接する蔵をつなぎ、居住の用途にあてることが検討された。蔵で暮らすために課題となったのは、窓が小さく内部が暗いことであった。
厚い土壁に新たに開口部を設けることは構造上不安があったため、屋根形状を変化させて高窓を設ける方法に辿り着いた。
切妻屋根の片側をめくり上げ、新たな屋根と既存の土壁の間から光を取り込む計画とした。
その際、瓦屋根を金属屋根に葺き替えることで、既存の構造へかかる荷重を軽減している。また、改修前の床は最大で10cm程度傾いており、地盤調査を実施した結果、今後も地盤沈下が進む可能性があることが判明した。
安心して居住用途に用いるため、蔵の下部に薬液を注入する方法で地盤を補強した。
井上岳+棗田久美子+赤塚健 / BORDが設計した、兵庫・芦屋市の住宅「浜町のはなれ」です。
竣工時に目的や使い方が固定されるのではなく、使い手の要望の変化に応じて、その街の風景とともにそれらを変遷させていくことはできないだろうか。
浜町のはなれでは、積層された鉄骨フレームの周囲に木架構が取りつく建築構成とした。鉄骨フレームが水平力を担保することで、木架構は構造壁から解放される。この鉄骨と木架構の共存によって、躯体、開口、仕上げ、家具、金物、テキスタイル、植物など建築を取り巻く事物は変遷し、それらが街の風景の一部となる。木架構に沿って壁を立てることで書斎が生まれ、カーテンを付け替えることで寝室ができ、テラスが小さな温室へと変化する
妹島和世が自身への篠原一男の影響について語った、歴史家のセン・クアンが聞き手となりハーバード大学で2019年9月に行われた対話の動画です。2019年10月頃ハーバード大学で行われた篠原の建築展に合わせて行われたものが、公開されました。
セン・クアンは現在東京大学の助教を務めています。その際の会場写真はこちらのページに。その展示のキュレーター3人による鼎談の動画はこちらに。
In conversation with Seng Kuan, Kazuyo Sejima of SANAA reflects on Shinohara Kazuo’s influence on her and her generation, especially on the formative years of her practice and situated in the Tokyo architecture community in the 1980’s. This is a rare opportunity to hear Sejima speak about this period of her career. A reception to celebrate the opening of the exhibition “Shinohara Kazuo ModernNext” will take place in the Druker Design Gallery immediately following the conversation.
graf / 服部滋樹+森岡寿起が手掛けた、奈良・桜井市の店舗「てのべ たかだや」です。お店の公式サイトはこちら。
そうめんは1200年も続く伝統食ながら、現代では単一的な食し方しか浸透していません。そこで「もっともっとそうめんの可能性と魅力を広げたい」とマル勝髙田商店の方々の想いからスタートしたのが、このプロジェクトです。「てのべ たかだや」では、その伝統を大切にしながら、これまでの枠を超えた楽しみ方や、多様化された現在の食卓に調和する新しい味わい方を広めていきます。
新設の店舗には金物を使わずに組み立てたやぐらに、無垢板や磨き丸太など厳選された素材を採用。柱には伝統的な継ぎ手であるほぞ加工を施し、そこに梁を通して木栓や楔留めにて固定。昔ながらの技法をあえて使うことで、歴史ある三輪地区の土地に負けない、そして時が経っても色褪せない空間を目指しました。