

MAD・アーキテクツが計画している、中国・深センの、クリエイティブデザインホールと科学技術博物館を含む複合文化施設「Shenzhen Bay Culture Park」です。2023年の完成を予定しています。地上に現れるヴォリュームは「古代」と「未来」を意図しているとの事。総敷地面積は約18万2000平方メートルで、建物上部の大部分は公共緑地となっています。
MAD・アーキテクツが計画している、中国・深センの、クリエイティブデザインホールと科学技術博物館を含む複合文化施設「Shenzhen Bay Culture Park」です。2023年の完成を予定しています。地上に現れるヴォリュームは「古代」と「未来」を意図しているとの事。総敷地面積は約18万2000平方メートルで、建物上部の大部分は公共緑地となっています。
藤井亮介建築研究所が設計した、沖縄・浦添市の、セレクトショップ「Chocolate Jesus PARCOCITY」です。場所はPARCO CITYの2Fです。お店の公式サイトはこちら。
「ストリート」とは都市の中にある道であり、建物との関係で生まれる隙間でもある。
ここでは建物を象徴する要素として窓枠を抽出し、それらをフレームとして用いることで、ストリートの文脈を再現しながら物販店舗としての機能も満たすことを考えた。窓枠は、一般的に住宅で用いられているアルミサッシを使用しており、その内部を中空、鏡、ガラスの3種を使い分けることで、それぞれがハンガーかけ、姿見、ショーウィンドウへと変容する。
KUU / 佐伯聡子+タンK.M.が設計した、中国浙江省の宿泊施設「千島湖ホテル」です。
このホテルは中国浙江省にある千島湖という湖沿いに建っている。この湖は約60年前の大規模なダム工事で生まれた人工湖で、その湖底には複数の小さな村が沈んでいる。かつて山の頂上であったり起伏のある尾根線だった所は、今は無数の島(千の島)や湖岸の形となって現れており、それらが作る特徴ある景観によってこの湖は広く知られている。60年という歳月は人工湖の持つイメージをゆっくりとではあるが、より自然へ近いものに移行させつつある気がする。そんな独特な自然の中でのこのホテルのあり方を考えた。
桐圭佑 / KIRI ARCHITECTSが設計した、東京・杉並区の、集合住宅の一住戸の改修「ROOM 403」です。
家族や友人で囲む大きなキッチンダイニングテーブル。仕事場と日常を緩やかに仕切る背の高い本棚、一箇所にまとまっていて家事効率の良い水回り、ゆったり眠れる大きなベッド。
思い描く生活の風景と家具を、限られた大きさのワンルームに丁寧に配置していった。効果的に空間を利用するために、背の高い本棚と水回りがまとめられた箱はそれぞれ異なる角度で振られている。間にできる三角形状のスペースは、最小限の面積でありながら十分な奥行きを確保できる。
その結果として、真ん中に置かれたダイニングテーブルは北東側の窓越しに広がる神社の杜へ自然と意識が向くような形状へと導かれた。
今津康夫 / ninkipen!が設計した、大阪・八尾市の「突板のギャラリー」です。クライアントである安多化粧合板の公式サイトはこちら。
大阪府八尾市に位置する突板製造会社のギャラリーである。
日本中、世界中の山々から集められたこだわりの突板を、様々な建築家・デザイナーに供給し続ける工場には日々多くの人が見学に訪れており、彼らにじっくりとそれらをみてもらう機能が求められた。
まず初めに既存倉庫との間に中庭を設け、それを挟むように既存倉庫に合わせた屋根を持つギャラリー棟を北側に置き、敷地全体に新旧が一体となるランドスケープを生み出した。ギャラリー北側にはハイサイドライトを設け柔らかな光を取り込み、中庭のある南側は深い軒下空間として直射日光を遮ると同時に、中庭に強く意識が向かう矢印の役割を担う。
ピーター・ハイマール(Peter Haimerl)による、ドイツ・ハーゼルバッハの森の中にある、伝統的な農家の廃墟を、コンクリートの構築物を付加する独特のアプローチで改修した「house at schedlberg」の写真が13枚、designboomに掲載されています。archdailyで2008年に完成した改修プロジェクトや、2014年に完成したコンサートホールの写真を閲覧できますが、どちらも非常に独特な建築となっています。
中原崇志による、銀座ソニーパークでの、Ginza Sony Park「BULLETIN CUBES」展の会場構成です。この展示は2020年6月18日から約一カ月行われるとの事。詳細は公式ページにて。
Ginza Sony Parkにて、2020年6月から約一ヶ月開催される展覧会の会場構成。
各ジャンルで活躍されているアーティストやクリエイター等が、今だからこそ紹介したい物や事を、その思いを、伝言板という形で情報発信する展覧会です。
展示物が特にある訳ではなく、文章とQRコードのみがこの空間の中に展開されていく極めてシンプルな展覧会となっています。
少ない情報を空間化していく時に目指したデザインは、情報だけが浮かんでいる、透明感のある空間でした。
フォレンジック・アーキテクチャーが、2011年に起こったトッテナムでの、警察による黒人男性(マーク・ダガン)射殺事件を検証するため、バーチャルリアリティを駆使した報告書を作成し公開しています。リンク先はdezeenです。警官の発砲時にダガンが銃を持っていた可能性があり、その銃が遺体から7m離れた草むらから発見されたことに関し、フォレンジック・アーキテクチャーは、ダガンが銃を7m先に投げることが不可能であったことを結論付けたとの事。この調査は、警察に対する損害賠償を求める民事訴訟の一環として、ダガン一家の弁護士に依頼され調査に協力したそうで、裁判が始まる前に、彼の家族は裁判外の和解に達したとの事。事件の日本語での説明はこちらに。フォレンジック・アーキテクチャーは、建築家・アーティスト・映像作家・ジャーナリスト・弁護士・科学者らで構成される調査機関で、2018年にはアート界の権威ある賞ターナー賞にノミネートされるなど各方面から注目を集めています。彼らの活動の日本語での紹介はこちらに。
以下は、その報告の動画。
カイアーノ・モルガド・アルキテクトス(Caiano Morgado Arquitectos)が設計した、ポルトガルの、周囲の屋根の色と地元のポートワインセラーの形を参照した外観が特徴的な集合住宅「General Torres 416」の写真と図面が9枚、dezeenに掲載されています。
OMAとローラ・ランドスケープ・アーキテクツ(LOLA landscape architects)が計画している、オランダ・ロッテルダムの、サッカーチーム・フェイエノールトの新スタジアムの新しい画像が7枚、dezeenに掲載されています。
スノヘッタが設計した、ノルウェー西部・ラスターの、ヨステダレン氷河を見下ろす高原に建つ観光客用キャビン「Tungestølen Hiking Cabin」の写真が、archdailyに掲載されています
世田谷美術館が、内井昭蔵が1986年に完成させた同美術館を展示無しの状態で“建築自体”を見せる「作品のない展示室」展を開催します。会期は2020年7月4日~8月27日まで。
私たちは、これまでに経験したことのない大厄災の時を迎えています。
社会の隅々まで影響がおよぶなかで、世界中の美術館が、美術館本来の在り方を問い、展覧会等々の事業を見つめなおしています。予定していた展覧会も準備に支障が生じ、海外から作品を借用することがむずかしくなり、まったく将来の見通しが立てにくい状態です。
そのような現状を考慮して、このたび「作品のない展示室」を、虚心にご覧いただくことにいたしました。
世田谷美術館は、四季折々にさまざまな表情をみせる都立砧公園のなかに位置しています。砧公園は、春には桜が咲きほこり、夏は大きな木陰が涼風をまねき、秋は多彩な木々の紅葉を楽しめ、冬には時に素晴らしい雪景色につつまれることもあります。
1986年に開館した世田谷美術館は、建築家・内井昭蔵(1933- 2002)によって設計されました。そして、内井昭蔵は次の3つのことを、美術館設計の上でのコンセプトとしました。
「生活空間としての美術館」、「オープンシステムとしての美術館」、「公園美術館としての美術館」。
こうしたコンセプトに基づき設計された世田谷美術館には多くの窓があり、また来館者を迎えるのも正面玄関だけではありません。周囲の環境と一体化しようとする、とても開放的な建物になっています。美術館は単に収集し、保存し、展示するだけではなく、音楽、演劇といったパフォーマンスなど、さまざまなジャンルの総合化の機能も重要視される施設です。
実際に世田谷美術館では、開館以来、音楽会やダンス公演をはじめ、さまざまなプログラムを開催し、このたびの「作品のない展示室」でも、ギャラリーに「建築と自然とパフォーマンス」と題したコーナーを設け、これまでの活動の一端をご紹介いたします。
窓を通して砧公園の緑ゆたかな風景を眺め、可能ならば、自らの心のなかに、これまで見てこられた数々の展覧会の一齣でも想い浮かべてくだされば幸いです。特集「建築と自然とパフォーマンス」
開館以来30数年、当館はユニークな建築空間と館外の自然環境を活かしつつ、またそのときどきの展覧会に合わせて、音楽やダンスなどのパフォーマンスを数多く行ってきました。およそ400本に迫るそれらのパフォーマンスから約40本を選び、記録写真のスライドショーや記録映像を大きくプロジェクションしてお見せするほか、チラシなどのアーカイヴ資料もあわせてご紹介します。
関祐介 / YUSUKE SEKI Studioのウェブサイトに、大阪市中央区のブティック「I SEE ALL」の写真が11枚掲載されています。お店の公式サイトはこちら。
森清敏+川村奈津子 / MDSが設計した、東京の住宅「隅」です。
狭小住宅では常に少しでも広く感じられるようにという要望がつきまとう。このプロジェクトでは、「開口」と「素材」「光」に着目し、その課題への回答を試みた。内部は、滞在時間が長いリビングを建物の中心に据え、東にダイニング、北にキッチン、南に子供部屋、そして西にTVを置くスペースを配し、上階にはゲストルーム、下階にはエントランスへつながる空間構成とした。最大ボリュームを確保した一番外側の壁面まで見通せる、つまり、距離を感じさせる=広さを感じさせる「大きな部屋」を作ることが一つ目の操作である。もう一つの操作は、自分がいるスペースとは別にもう一つのスペースがある、さらにその先にも空間が広がっていると感じさせること、つまり、「部屋数」を多くするということである。この二つの方法を共存させ、存在しない四隅をも感じさせる住宅である。
大田将平 / ノarchitectsが設計した、福岡の住宅「en」です。
対象の敷地は、東西に細長く、東側には町道が、敷地奥の西側には斜面状の林がある。町道は、43条但し書き道路で車通りはほとんど無く、道路を挟んだ反対側は空き地となっている。
コストという限られた条件に対し、極力シンプルな基礎形状とし、駐車スペースを確保した上で敷地に各要望をまとめた建物を配置する。すると、建物を挟んだ、道路側(東)と林側(西)に外部空間が生まれる。
最も重要なLDKを建物の中心に配置し、東西の外部に接する部分に多様な機能を持つ中間領域を配置した。さらに外側には軒下空間を設える。軒の出や屋根形状は、外部に半屋外の溜まり場をつくるのと同時に、内部に多様な光と影の変化を生み出す。
それぞれの外部空間はプライベート性の高い私的な外部と、パブリック性の高い公的な外部という特徴を持ち、それらの外部空間から享受する光や風といった環境的要素はこの中間領域を介して内部空間へと供給される。
日建設計の山梨知彦によるオンライン講演「アフターコロナ時代の建築、オフィス、働き方について」が開催されます。開催日時は2020年7月9日16:00~17:30。参加費:無料、定員:250名だそう。
株式会社日建設計の山梨知彦氏に、アフターコロナ時代の建築、オフィス、働き方について伺います。
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