architecture archive

坂牛卓+O.F.D.A.による、山梨・富士吉田市のギャラリー「Fujihimuro(gallery)」
坂牛卓+O.F.D.A.による、山梨・富士吉田市のギャラリー「Fujihimuro(gallery)」 photo©緋田昌重

坂牛卓+O.F.D.A.が設計した、山梨・富士吉田市のギャラリー「Fujihimuro(gallery)」です。

旧富士製氷コンバージョンの隣にあった製氷工場で作った氷を貯蔵していた氷室をコンヴァートしてギャラリーとした。ここでは地元で制作される織物の新作を展示したりアーティストインレジデンスで滞在するアーティストが自由に使えるように計画されている。氷室の内部はコンクリート躯体の内側に20センチほどのスタイロフォーム、その内側に6ミリのベニヤそして杉板のスノコが貼られていた。スタイロの断熱材はギャラリーコンバートしても必要である。加えてスノコも内装の化粧としてそのまま使えるだろうと判断してスノコが取れてなくなっている部分を補修した。氷室は5つに壁で分割され、そのうち4つは小さなドアで繋がっていた。そこでこの4つのつながりの動線を視覚化しようと考えた。

槇文彦と谷口吉生の対談イベント「慶應建築の系譜」が開催

槇文彦と谷口吉生の対談イベント「慶應建築の系譜」が開催されます。2019年7月19日に、慶応大学日吉キャンパス 協生館2階 藤原洋記念ホールで開催。

日程:2019年7月19日(金) 16:30~(16:00開場)
場所:日吉キャンパス 協生館2階 藤原洋記念ホール
対象:どなたでも可(事前申込不要)

中島行雅+古谷野裕一+森田悠紀による、埼玉・さいたま市の住宅「東大宮の家」
中島行雅+古谷野裕一+森田悠紀による、埼玉・さいたま市の住宅「東大宮の家」 photo©西川公朗
中島行雅+古谷野裕一+森田悠紀による、埼玉・さいたま市の住宅「東大宮の家」 photo©西川公朗

中島行雅+古谷野裕一森田悠紀が設計した、埼玉・さいたま市の住宅「東大宮の家」です。

埼玉県さいたま市に建つ60代の夫婦のための住宅である。建主は庭の一部を家庭菜園として近所の方へ開放しており日頃から来客も多く、趣味の料理やテーブルコーディネートを活かして来客をもてなすことの出来る空間を設けること、それとは別に家族用のダイニングを設けることが求められた。

また、隣地にはこれまで建主が約30年間住み続けた既存住宅があり、既存住宅を子世帯へ引き継ぐことが決まっていた。そのため「建主が移り住む新築住宅」と「子世帯へ引き継がれる既存住宅」とをどのような関係性とするかが課題となった。
そこで新築住宅を既存住宅の対角線上に配置し、新旧2世帯の住宅の採光と眺望を確保しつつ、庭を共有する計画とした。前面道路側の街並みに対しては小さな前庭を設け、ゆとりと潤いを作り出す試みを行った。

建築の構成は、共有庭へと開かれた大きな切妻屋根の下に2つの箱を配置する形とし、来客をもてなす為のメインダイニングを中心に設けた。2つの箱には寝室、茶の間(TV室)というプライベートな部屋を配置し、来客を受け入れられる大きな空間と、家族のプライベートな暮らしとが程よい距離感で共存出来る住宅のあり方を目指した。

能作淳平が計画している、東京・国立市の団地の商店街内に新設されるシェア商店「富士見台トンネル」の改修費をクラウドファウンディングで募集中
能作淳平が計画している、東京・国立市の団地の商店街内に新設されるシェア商店「富士見台トンネル」の改修費をクラウドファウンディングで募集中 image©ノウサクジュンペイアーキテクツ

能作淳平が計画している、東京・国立市の団地の商店街内に新設されるシェア商店「富士見台トンネル」の改修費をクラウドファウンディングで募集しています

能作淳平が計画している、東京・国立市の団地の商店街内に新設されるシェア商店「富士見台トンネル」の改修費をクラウドファウンディングで募集しています。

「富士見台トンネル」には4つの機能があります。1つめは「kitchen」です。ここでは時間ごとにキッチンをシェアします。それぞれの利用者さんは低コストで商売を始められるため開業のリスクが減ります。例えば週に1日だけ商売をしたい主婦や、副業で何か商売を試したい方の実践の場になります。カフェやバー、パンやお菓子の販売、そして夜にはスナックになることも。きっとお客さんは毎日通っても全然飽きないはずです。

2つめの機能は「shop」です。多摩産のものをはじめ、私の地元の富山県高岡のもの、もしくはこれまで設計業務で関わりのある長崎県五島など各地からセレクトしたものを展示販売したいと考えています。モノを通してさまざまな地域の生業を知って楽しめる仕組みです。

3つめは「think tank」です。仕事や街のことを知るために、定期的に「仕事」というテーマでゲストをお招きしトークイベントを開催したいと思います。ただ商売をするだけでなく、他の商売について知ったり、他の地域を知ったり、働き方にやものづくりについて議論し出会える場を目指します。いわゆる「異業種交流会」のような堅苦しいものではなく、もっとカジュアルに集まり、意外な角度から新たな事業がここから生まれるたらと思っています。

4つめは「office」です。こちらは私が主催する設計事務所になります。設計業務以外にもイベントの運営やkitchenの管理を担当します。ちょっと分からないことや不都合があればすぐに対応できますので、kitchenやshopを借りて働かれる方は安心してご利用いただけます。

小笠原優建築設計事務所による、石川の住宅「t邸」
小笠原優建築設計事務所による、石川の住宅「t邸」 photo©masaru ogasawara and associates
小笠原優建築設計事務所による、石川の住宅「t邸」 photo©masaru ogasawara and associates

小笠原優建築設計事務所が設計した、石川の住宅「t邸」です。

地方都市郊外に建つ、若い家族のための住居である。積雪量1m超の豪雪地帯に建つ木造家屋であり、周囲には住宅や店舗、畑や町工場などが混在している。

構成は、単純かつ複雑である。経済性と積雪等に配慮して、寸法はすべて在来工法の基準寸法で統一し、屋根はシンプルな片流れとした。二階はほとんど無駄がなく、ほぼ要求条件の最適解に等しい。徹底してリーンである。一方で、一階の主空間には平面的複雑さとシークエンスの冗長さが伴う。視線は壁や家具に遮られ、空間の端緒は見えない。常に何処かが隠れている。これらは工法による制約から生じた結果でもある。大きな室容積が確保できないため、必然的にいくつものヴォリュームが対角線状に連なる。耐力壁が視界を横切る。それによって風景は多様に見えがくれし、空間に奥行きと拡がりがうまれる。

敷地の南側には既存の大きな庭があり、建物は北側に寄せ東西方向に長く配置した。梁間方向に生じる耐力壁や袖壁は庭への志向を高め、それぞれの空間をゆるやかに分節する。天井高を抑えた玄関ホールや垂直に立ち上がる階段室、掘り込まれたリビングや庭に張り出したダイニングなど、アプローチから建物の内奥にいたるまで、各々の空間は多様に振幅しながら様々な対比とグラデーションを描く。

隈研吾による、東京・渋谷区のオフィスビル「AD-O 渋谷道玄坂」の写真

隈研吾のウェブサイトに、東京・渋谷区のオフィスビル「AD-O 渋谷道玄坂」の写真が6枚掲載されています。

渋谷道玄坂のけやき並木沿いに、樹木と呼応する樹皮のようなスキンを纏ったオフィスビルをデザインした。

樹皮は木目を忠実に印刷で施した薄いアルミパネルで作られ、様々な大きさの樹皮を折り曲げ、めくり上げることで、均質になりがちなオフィスビルのファサードに独特の陰影とリズムを生み出した。

また樹皮の隙間に設けた様々なサイズの開口部からは、木漏れ日のような光が、フロアに射し込む。オフィス空間の中に、どのように自然を持ち込み、どのようにヒューマンなスペースを創造するかに挑戦した。

隈研吾による、滋賀の「守山市立図書館」の写真

隈研吾のウェブサイトに、滋賀の「守山市立図書館」の写真が14枚掲載されています。

地域に開かれ、市民に開かれたストリート型の図書館をデザインした。中心となる室内化したストリートのまわりに、街と調和する家のような小さなボリュームを並べた。守山の街のストリートが、図書館の中のストリートへと連続し、図書館が街の生活の一部となることを試みた。

このストリートは県産である杉材で覆われ、森の中を散策するように本や人と出会い、木もれ日の中で学ぶことができる。

最も注目を集めたトピックス [期間:2019/7/8-7/14]
最も注目を集めたトピックス [期間:2019/7/8-7/14]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2019/7/8-7/14)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


1、Buttondesign / 村上譲・菊田康平による、静岡の住宅「朝霧高原の家」

2、中山英之がディレクション、藤村龍至が課題制作し、更に11人の建築家が講評・エスキスに加わる、ワークショップ型の建築展『課題「島京 2021」』が参加者を募集中

3、小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国の、限界集落の6棟を解体して宿泊施設を新築し村を再生するプロジェクト「大山初里-Origin Villa-」

4、町秋人建築設計事務所による、静岡の「神戸の住宅」

5、柿木佑介+廣岡周平 / PERSIMMON HILLS architectsによる、京都・京田辺市のレストラン『中国料理「香」』

6、長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・中央区の店舗「JINS 銀座ロフト店」

7、松本光索による、東京・港区の「素材、表層、用途なしの空間」

8、ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の日本館キュレーター選定指名コンペで門脇耕三が選出。その他のコンペ参加者は、豊田啓介・馬場正尊・山梨知彦。

9、松島潤平が東大での講義用に制作し、SNSでも話題となった設計のプロセスの解説図を、より詳細に説明した記事「設計課題の取り組み方」

10、岡田宰 / 2id Architectsによる、静岡・浜松市の自邸「白岩の家」の内覧会が開催

11、柿木佑介+廣岡周平 / PERSIMMON HILLS architectsによる、神奈川・横浜市の学童保育施設「PUZZLE」

12、多田正治アトリエによる「九重の竹テント」

13、坂牛卓+O.F.D.A.による、東京・新宿区の住宅「坂牛邸」

14、青木淳による、ギャラリー間での中山英之の建築展「, and then」に関する論考

15、森田一弥建築設計事務所が改修を手掛けた、京都の住宅「下鴨の家」の写真

16、ズントー事務所でプロジェクトリーダーを務める杉山幸一郎による、ズントーも協同する金属工の仕事場を訪問したエピソードを綴った、連載エッセイの最新回「職人と建築家のあいだ」

17、藤原徹平 / フジワラテッペイアーキテクツラボによる、東京・世田谷区の住宅「弦巻の家」の写真

18、長谷川豪に、ルイス・バラガンについて聞いているインタビュー動画

19、京都の静原に事務所を構える「森田一弥建築設計事務所」の日常を捉えた動画の2019年版

20、松島潤平が東大での講義用に制作した、設計のプロセスの解説図がtwitterで話題に


過去の「最も注目を集めたトピックス」はこちらでどうぞ

中山英之がディレクション、藤村龍至が課題制作し、更に11人の建築家が講評・エスキスに加わる、ワークショップ型の建築展『課題「島京 2021」』が参加者を募集中


藤村龍至による課題解説動画


参加建築家によるキックオフミーティングの様子

 
中山英之がディレクション、藤村龍至が課題制作し、更に11人の建築家が講評・エスキスに加わる、ワークショップ型の建築展『課題「島京 2021」』が参加者を募集しています

中山英之がディレクション、藤村龍至が課題制作し、更に11人の建築家が講評・エスキスに加わる、ワークショップ型の建築展『課題「島京 2021」』が参加者を募集しています。
この建築展は「TOKYO 2021」の一環として行われるもので、アーティスト藤元明が総合ディレクションを務め、企画アドバイザーとして永山祐子が関わっています。ワークショップへの参加費は無料対象は「建築を学び、東京の未来像について考えることに興味のある方」との事応募締め切りは2019年7月19日です。
参加者は数グループに分かれ、13人の建築家たちと交互に日々議論を重ね、会期を通してグループごとに建築家と一緒に提案をつくりあげ、最後の討論会ではその提案を提言として討論会をするとの事。【ap・ad】

参加建築家:
ディレクション|中山英之
課題制作|藤村龍至
講評建築家|浅子佳英/成瀬友梨/西澤徹夫/藤原徹平/吉村靖孝
エスキスリーダー|岩瀬諒子/木内俊克/常山未央/中村航/連勇太朗
企画アドバイザー|永山祐子

建築家のコレクティブによる未来への提言
都市の前提が揺らぐ現代社会の変化を背景に、ポストオリンピック・パラリンピック=2021年以後の東京の都市状況を「東京=島京2021」をキーワードに考えたいと思います。建築の教育現場では建築家から架空の設定をもとに課題が出され、それに対して提案が制作されます。課題には時代性や出題者の建築観が盛り込まれます。今回は建築家である中山英之、藤村龍至が「東京=島京2021」の現状に対するオルタナティブを問う課題を作成し、“考える現場” としての建築展を提案します。参加者は数グループに分かれ、13人の建築家たちと交互に日々議論を重ね、会期を通してグループごとに建築家と一緒に提案をつくりあげていきます。最後の8月24日の討論会ではその提案を提言としてゲストを迎えて皆んなで討論をします。

詳細な情報は以下でご確認ください。

【ap job 更新】 Atelier Tsuyoshi Tane Architectsが、建築士(実務経験あり)を募集中
【ap job 更新】 Atelier Tsuyoshi Tane Architectsが、建築士(実務経験あり)を募集中
【ap job 更新】 Atelier Tsuyoshi Tane Architectsが、建築士(実務経験あり)を募集中New ATTA atelier | Paris, France | 2019 | photo©Atelier Tsuyoshi Tane Architects

 
アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました

Atelier Tsuyoshi Tane Architectsの、建築士(実務経験あり)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

田根剛が代表を務めるATTAはパリを拠点に活動しています。現在、フランス、イタリア、スイス、ブータン、日本など大小30以上のプロジェクトが進行しています。世界各国から未来の建築を実現するために集まった才能豊かなスタッフと共に歴史と芸術文化を誇るパリを拠点にしながら、これから先の建築をチャレンジしています。世界を舞台に国際的な環境で建築を志したい方の応募お待ちしています。
http://at-ta.fr/

長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・中央区の店舗「JINS 銀座ロフト店」
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・中央区の店舗「JINS 銀座ロフト店」 photo©阿野太一
長坂常 / スキーマ建築計画による、東京・中央区の店舗「JINS 銀座ロフト店」 photo©阿野太一

長坂常 / スキーマ建築計画が設計した、東京・中央区の店舗「JINS 銀座ロフト店」です。

まず、メガネ置きを考えることからこの計画は始まり、色々な日常品の中から比較検討した結果、スコッチ・ブライト スポンジエースが一番優しく安定して置くことができると考えた。そして、そのスポンジが日常品であることから、置かれるところも日常的に馴染みのあるスチールラックが良いと考えた。また、スチールラックだけでは賄えない什器があり、それらもスチールラックをカスタマイズし作った。それによって他のLOFTの売り場に負けない存在感と陳列量を実現させた。

小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国の、限界集落の6棟を解体して宿泊施設を新築し村を再生するプロジェクト「大山初里-Origin Villa-」
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国の、限界集落の6棟を解体して宿泊施設を新築し村を再生するプロジェクト「大山初里-Origin Villa-」 photo©堀越圭晋 / エスエス
小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所による、中国の、限界集落の6棟を解体して宿泊施設を新築し村を再生するプロジェクト「大山初里-Origin Villa-」 photo©堀越圭晋 / エスエス

小嶋伸也+小嶋綾香 / 小大建築設計事務所が設計した、中国の、限界集落の6棟を解体して宿泊施設を新築し村を再生するプロジェクト「大山初里-Origin Villa-」です。

中国農村部の廃れた限界集落(空心村)の6棟を解体して宿泊施設を新築し村を再生するプロジェクト。

集落の中に点在する形でホテルが入り込む為、当然周囲の民家との景観的な調和は求められた。地元の土を使って作る土壁は美しい。ただ、どっしりとした土壁で囲まれた空間は閉塞感があり、室内から周囲の美しい景観を満足に望むことができない。また、生活感溢れる土壁でできた集落に馴染みすぎてしまっては、旅行客の集客は望めない。
この地の豊かな自然環境を十分に享受する(開く)ことと、周辺の集落との調和(土壁で閉じる)する必要もある、相反する2つの条件が課題となった。

森田一弥建築設計事務所が改修を手掛けた、京都の住宅「下鴨の家」の写真

森田一弥建築設計事務所が改修を手掛けた、京都の住宅「下鴨の家」の写真が18枚公開されています。

京都市の下鴨神社に近い住宅地に建つ木造建物を改修した小さな住宅である。前面道路は京都と日本海をつなぐ街道の1つ鞍馬街道で、ゆるくカーブした道の両側には町家などの古い民家も点在する。

 門から続く「路地庭」を歩いていくと玄関に着く。室内はコンクリートの土間で仕上げられ、土間のすぐ先に庭の緑が感じられる。土間部分の壁と天井もまた白漆喰で覆われているが、垂れ壁を設けてガラス面を切り取り、漆喰の入隅を丸めて洞窟のように仕上げることで、庭をすぐそばに感じながらも適度に壁に包まれた安心感を得ることができる。

 庭に面した土間空間と対照的に、一階のキッチンと二階の寝室は、既存の木造軸組や古い土壁をできる限り露出することで、この建物の経てきた歴史と構造的な成り立ちを感じられるようにしている。

ガラス張りの白い浴室を通過して、寝室にはいつも明るい光が届く。そして寝室から洗面室を通り抜けた先にあるベランダからは再び、アプローチの「路地庭」を見渡すことができる。

森田一弥建築設計事務所による、京都の住宅「銀閣寺前町の家」の写真

森田一弥建築設計事務所のウェブサイトに、京都の住宅「銀閣寺前町の家」の写真が18枚掲載されています。

京都市の銀閣寺への参道に近い、哲学の道に面した敷地に建つ住宅。周辺は塀や生垣に囲まれた住宅が並ぶ閑静な住宅地の一角にあたる。
「塀に囲まれた邸宅」という周辺地域に共有された配置を踏襲し、敷地の中央に長方形のボリュームを配置し、周囲に残った細長いスペースを庭として楽しめるような計画とした。
一階部分はできる限り明るく開放的な空間となるよう、コンクリートのコアとスチールのスレンダーな柱で支えられた構造として、障子を開ければどの方角にでも住宅を取り囲んだ庭を楽しめるようにしている。
開放的な一階から一転して、二階部分はごく限られた窓を持つ木造の空間である。階段を上った先にあるサンルームでは南側の哲学の道に対する眺望を確保しつつ、寝室では近隣の住宅から室内のプライバシーを守っている。

京都の静原に事務所を構える「森田一弥建築設計事務所」の日常を捉えた動画の2019年版 柿木佑介+廣岡周平 / PERSIMMON HILLS architectsによる、神奈川・横浜市の学童保育施設「PUZZLE」
柿木佑介+廣岡周平 / PERSIMMON HILLS architectsによる、神奈川・横浜市の学童保育施設「PUZZLE」 photo©長谷川健太
柿木佑介+廣岡周平 / PERSIMMON HILLS architectsによる、神奈川・横浜市の学童保育施設「PUZZLE」 photo©長谷川健太
柿木佑介+廣岡周平 / PERSIMMON HILLS architectsによる、神奈川・横浜市の学童保育施設「PUZZLE」 photo©長谷川健太

柿木佑介+廣岡周平 / PERSIMMON HILLS architectsが設計した、神奈川・横浜市の学童保育施設「PUZZLE」です。

横浜・元街小学校放課後キッズクラブの改修計画である。内装は一切手を付けられず、家具のみで小学校の標準教室的な雰囲気を一新してほしいという条件であった。子供が自分で居場所を見出し、作り上げられるきっかけに満ちたインテリアを提案した。

住宅用の置くだけのタイルカーペットを用いて幾何学模様を作り、色や種類を変えて踏み心地のバリエーションを生み出した。タイルカーペットの大きさに合わせた箱家具は磁石によって家具同士がぴたりと着くようになっている。S極とN極が直感的にわかるように着色を行った。

Subscribe and Follow

公式アカウントをフォローして、
見逃せない建築情報を受け取ろう。

「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

  • 情報募集建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
  • メールマガジン メールマガジンで最新の情報を配信しています。