OMAの設計で近く完成する台北の「タイペイ・パフォーミング・アーツ・センター」の外観写真が5枚、dezeenに掲載されています。2009年にOMAのコンペ勝利が報じられていました。
architecture archive
カーン・アーキテクテンのウェブサイトに、オランダ・ティルブルフ大学の、シンメトリー平面とミニマルなデザインが特徴的な新しい学習センター「CUBE」の写真と図面が19枚掲載されています。


アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました
SABAOARCHの、設計監理スタッフ・オープンデスク・インターン募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
SABAOARCH(サバオアルキ)は、設計監理スタッフを募集しております。
また、オープンデスク、インターンも随時受け付けております。SABAOARCHは桑原賢典(くわばらまさのり)が主宰するアトリエ設計事務所です。
桑原は、北川原温建築都市研究所を経て、下北沢にて2010年に独立。
現在、住宅、オフィス、病院、ホテルなどのプロジェクトを手がけており、私達と一緒に働いてくださるスタッフを募集しています。主な作品:「西原の壁」 東京建築賞最優秀賞、日本建築設計学会賞受賞、バルバラカポキン賞50選入選、「Jet House」、「Cloud」など

多田正治アトリエ+ENDO SHOJIRO DESIGNによる、京都・右京区の既存家屋を改修したゲストハウス「オトヤド イクハ」です。施設の公式サイトはこちら。
間口 2.7m、奥行き11.7m、うなぎの寝床型の敷地の多い京都の中でも極端な寸法の既存家屋のリノベーションである。もともとは1階で割烹料理店を営業し、2階と3階を住居として使っていた店舗 付き住宅を、ゲストハウスとして再生させた。
まず、この幅の狭さによる空間の窮屈さを解消するために、3 階を構造材を残してすべて取り払うことを考えた。これで客室となる2階の天井高さは2倍になり、上昇感のある空間が生み出される。続いて、細長い平面の長手方向を 2 分割するように、ベッドスペー スを一列に設け、残り半分を共用スペースとするシンプルなプランとした。
また構造補強として2層分の長さの筋交いを入れている。プランはこの斜材を避けるように成立しているが、プランを制約するのではなく、空間を引き締め、豊かにする要素となっている。1 階は割 烹料理屋のまま手を入れず、壁面を白く塗装、一部にフロント、トイレ、浴室を挿入するにとどめている。

フロリアン・ブッシュ建築設計事務所が設計した、北海道・倶知安町の「ニセコのK邸」です。またフロリアン・ブッシュの公式サイトがリニューアルされていて過去のプロジェクトが閲覧しやすくなっています。
雑然とした現代において、この家は、フィルターの役割を果たす:雑多な景色をシャットアウトし、その奥に寝そべるのどかな風景ー羊蹄山へと続く手付かずの大自然ーに焦点が絞られる。
世界有数のウィンターリゾートとして名高いこの地に建つKハウスへの注文は単純明快だった:「シンプル、かつエネルギー効率が良く、メンテナンスフリー」。古風な「シャレー風山荘」が主流の比較的大規模な開発地にありながら、必然的にその真逆を目指すこととなったこの家の設計においては、「東に位置する羊蹄山を一望する絶景」という無形資産により、自ずと建物の向きが決まった。加えて、近隣建物に対する我々の無関心さで(そして結果的にそのような忖度を回避するため)、配置に調整が加えられた。

安田智紀 / tote Architectsが設計した、山梨・甲府市の住宅「だいちの家」です。
いつでも富士山を感じるように家に住めたら。
昔、富士山に登れない人たちは、富士山を見ながら登れる山を開き、その山を登ることで富士山を感じていました。毎日富士山には登れないけれど、富士山を見ながら少しだけこの階段を登ることができたなら、いつでも富士山を感じることができそうです。東西に長く各部屋を配置し、全ての部屋を南北両面に窓を作ることで、盆地特有の暑さ、寒さに耐える建物としました。2階のリビングから富士山を眺められるよう、リビングを2階より半分高めに設定し、それぞれにバルコニーをつくります。ふたつの屋上とふたつのバルコニーには、いろいろな植物を載せて、 階段でつながっています。
基本に忠実に最小限の操作で空間をつくること。
たくさんある建築にまつわる条件を、あるべき姿に収めていくことがこれからの建築に求められていると考えています。
相坂研介が設計した、東京・世田谷の「上北沢の住宅」の写真が19枚、japan-architects.comに掲載されています。
SHARE 建築家の六角鬼丈さんが亡くなりました
SANAAによる「ロレックス・ラーニングセンター」の、副学長の利用した使い心地も紹介している動画です。swissinfoによる連続動画公開の3回目です。スイス公共放送協会が過去に制作した特集動画を分割公開したものです。
以下は、1回目と2回目の動画。
アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2019/1/7-1/13)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページ右下の「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。
1、谷尻誠に事務所体制や働き方の考え方等を聞いている、聞き手の浅子佳英の実直な質問も印象的なインタビュー
2、桐圭佑 / KIRI ARCHITECTSによる、東京・杉並区の既存住宅の改修「西永福の家」
3、ヘルツォーグ&ド・ムーロンが設計者に選ばれた、建物前面に広場的空間を組み込んだ、スイスのチューリッヒ大学の新施設の画像
4、ズントー事務所のプロジェクトリーダーを務める杉山幸一郎が、ズントー事務所の空間構想の考え方の一端を解説したテキスト「図面をひもとく」
5、堀部安嗣が処女作建設中に施工者との確執と和解のエピソードを綴ったテキスト「駆け出しの頃、辺境の地にて」
6、二俣公一 / ケース・リアルによる、東京・目黒区のショップ兼ギャラリー「LICHT(リヒト)」
7、水谷元 / atelierHUGE+奈良祥司 / あおぞら建築工房による、福岡の集合住宅「第三永伸アパート」
8、隈研吾による、神奈川の、ファサードにアルミグレーチングを立体配置した「デリス横浜ビル」の写真
9、トム・ヘネガンの東京藝術大学退任記念展「SPECUTLATIONS」が開催
10、元木大輔 / DDAAによる、TAKAIYAMAの個展の会場デザイン「TAKAIYAMA inc. EXHIBITION 3F/B.C.G」
11、黒川智之に、自身が勤務したH&deMや隈研吾などのデザインプロセスの話や自身の最新プロジェクトについて聞いているインタビュー
12、隈研吾へのインタビュー「建築はもっと、小さく、柔らかく、人に寄り添う存在になっていく。」
14、谷尻誠と吉田愛に、ウェブ制作会社カヤックの事務所を設計する際に考えていたことを聞いたインタビュー
15、「渋谷の駅前が廃道になるようすを見に行く」(デイリーポータルZ)
16、谷尻誠・吉田愛によるサポーズのディレクションで、三菱地所がコンパクトオフィスビルシリーズ「CIRCLES」を展開
17、ヴァレリオ・オルジアティが、instagramアカウントを開設しています
18、石上純也による、中国・上海のJINSメガネ店舗「JINS SWFC Shop(JINS上海環球金融中心店)」
19、BIGが設計したコペンハーゲンの、屋根がスキー場になっている廃棄物エネルギープラントでテスト走行をしている動画
20、MoMAに収蔵された事が話題となっている携帯電話の「絵文字」のデザインを手掛けたのは、建築家の青木淳だった
谷尻誠・吉田愛によるSUPPOSE DESIGN OFFICEのディレクションで、三菱地所がコンパクトオフィスビルシリーズ「CIRCLES」を展開するそうです。リンク先にコンセプトや画像が掲載されています。
建築写真家・山岸剛による写真集『Tohoku Lost, Left, Found – Takeshi Yamagishi』がamazonで予約受付中です。発売は2019年2月28日を予定。
建築写真家・山岸剛による初の写真集! 2011年東日本大震災を契機に7年にわたり、東北を中心に撮影を続けてきた山岸氏。デジタルではなく4×5(シノゴ)版フィルムによって撮影した約200点もの写真を、鮮やかな肌理と圧倒的な解像度をもってA4見開きサイズで展開。 建築界で注目を浴びる写真家・山岸剛の、「建築写真」の新たなる地平を切り開く渾身の写真集。
SUPPOSE DESIGN OFFICEの谷尻誠と吉田愛に、ウェブ制作会社カヤックの新事務所を設計する際に考えていたことを聞いたインタビューが公開されています。写真も5枚くらい掲載されています。
隈研吾のサイトに、神奈川の、ファサードにアルミグレーチングを立体配置した「デリス横浜ビル」の写真が6枚掲載されています。建物の場所はこちらで(Google Map)。
再開発が進む横浜駅西口に建つテナントビル。アルミグレーチングをモザイク状に立体配置することで、横浜らしいライトインダストリアルな表情を纏った新しいランドマークを目指した。
大きさや目の粗さの異なる約850枚のアルミグレーチングは、空・光・周辺環境といった1日を通じた都市の様々な環境の変化を映し出す。
SHARE トム・ヘネガンの東京藝術大学退任記念展「SPECUTLATIONS」が開催
- 日程
- 2019年1月8日(火)–1月20日(日)
トム・ヘネガンの東京藝術大学退任記念展「SPECUTLATIONS」が開催されています。会期は2019年1月20日まで。
8年前、トム・ヘネガン教授は学習を始めたばかりの学部1年生に対して「建築を作るということは物質的にも知性的にも創造性を発揮することである」ということを伝えるための、一連の重要な講義を構築し始めました。題は「Ideas in Architecture」といい、その論点は建築のアイデアを新しいか古いかではなく「先例/発明」「革命」「時代精神」「技術」「結構」「自然」「光/眺め」「意図」という10の主題によって吟味することで展開していました。
歴史家は講義内容を時系列によって構成する傾向があり、「主題」による構成は稀です。しかしヘネガン教授は実践的な建築家であり、彼の興味はいかにして建築家が建物のデザインをする際に込めたアイデアを表現するかにありました。
先述の主題こそ変わりませんが、ヘネガン教授は彼の現代建築と歴史建築に関する研究の進歩に合わせて授業内容を毎年変化させてきました。学部1年生で彼の授業を受けた多くの藝大生達は、その講義内容の発展を聞くために数年後、あるいは大学院に入学してからも自主的に再びへネガン教授の授業に参加していたのです。
本展は、その講義の集大成としての展示であり、偉大な建築家や建築物がどのような秘められた思想理念に基づいて構築され、そしてどのように受け継がれてきたかを1つの視点から示すものです。そして藝大において建築を志す学生たちが学んできたアイデアの一端を、皆さまにご高覧いただけますと幸いです。
以下は、藤村龍至の感想です。
ヴァージル・アブローがディレクターに就任したルイヴィトンの、原宿の期間限定店舗の内装の写真などが73枚、WWDに掲載されています。ヴァージルは建築を学んでいて、現在コールハースとも協同していることで知られています。詳細はこちらに。