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志摩健 / moss.による、東京・渋谷区の「専門学校桑沢デザイン研究所 新教育施設」。バウハウスの理念を基とする学校の為に建物を改修。既存の長い形状を活かし、中央に“コモンスペース”を設けて両側に教室等を配置する構成を考案。モダニズム的素材の使用やデッサウ校舎の手摺の現代化等も実践
志摩健 / moss.による、東京・渋谷区の「専門学校桑沢デザイン研究所 新教育施設」。バウハウスの理念を基とする学校の為に建物を改修。既存の長い形状を活かし、中央に“コモンスペース”を設けて両側に教室等を配置する構成を考案。モダニズム的素材の使用やデッサウ校舎の手摺の現代化等も実践エントランス外観 photo©藤井浩司 TOREAL
志摩健 / moss.による、東京・渋谷区の「専門学校桑沢デザイン研究所 新教育施設」。バウハウスの理念を基とする学校の為に建物を改修。既存の長い形状を活かし、中央に“コモンスペース”を設けて両側に教室等を配置する構成を考案。モダニズム的素材の使用やデッサウ校舎の手摺の現代化等も実践2階、ホール photo©藤井浩司 TOREAL
志摩健 / moss.による、東京・渋谷区の「専門学校桑沢デザイン研究所 新教育施設」。バウハウスの理念を基とする学校の為に建物を改修。既存の長い形状を活かし、中央に“コモンスペース”を設けて両側に教室等を配置する構成を考案。モダニズム的素材の使用やデッサウ校舎の手摺の現代化等も実践2階、ホール越しに教室を見る。 photo©藤井浩司 TOREAL
志摩健 / moss.による、東京・渋谷区の「専門学校桑沢デザイン研究所 新教育施設」。バウハウスの理念を基とする学校の為に建物を改修。既存の長い形状を活かし、中央に“コモンスペース”を設けて両側に教室等を配置する構成を考案。モダニズム的素材の使用やデッサウ校舎の手摺の現代化等も実践4階、テラス photo©藤井浩司 TOREAL

志摩健 / moss.が設計した、東京・渋谷区の「専門学校桑沢デザイン研究所 新教育施設」です。
バウハウスの理念を基とする学校の為に建物を改修する計画です。デザイナーは、既存の長い形状を活かし、中央に“コモンスペース”を設けて両側に教室等を配置する構成を考案しました。また、モダニズム的素材の使用やデッサウ校舎の手摺の現代化等の実践も意図されました。

日本で最初のデザイン学校である専門学校桑沢デザイン研究所新校舎の1期工事。
現校舎からほど近い場所にある建物を全面的にリノベーションし、現校舎と併用して運用することで機能の充足を図ることから計画は始まった。

1期工事では地上1階から4階までを改修範囲とし、建物の横に長くシンメトリーな形状を生かしたレイアウト計画とし、ユニバーサル化に伴う設備の一新や、効率的な動線計画による開放的な施設を目指した。

建築家によるテキストより

90年代に建てられたこの建物はポストモダンの空気を感じさせる特徴的なコンクリートの外観となっており内部は大理石が貼られた壁や板張りの床など古めかしい当時の内装が残っていた。外観との対比を図るため、内装はあくまで数十年先を見据え恒久的なニュートラルさを意識し極力装飾は抑え、渋谷と原宿の中間地点ということもありどこか都会的なエッジを付加するようにデザインをしていった。

建築家によるテキストより

本校がドイツのバウハウス*のデザイン理念を元に創設されたという経緯から、内装のマテリアルも、モダニズムの進歩を押し進めたスチール、ガラス、コンクリートをメインに使用し、手すりやサッシはデッサウで用いられたディティールを現代的にアップデートすることでリノベーションによる新旧と当時のバウハウスと現代のデザイン学校としての桑沢との新旧の対比を図っている。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 志高く楽しく働ける環境作りに取り組む「古谷デザイン建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒)を募集中
【ap job更新】 志高く楽しく働ける環境作りに取り組む「古谷デザイン建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒)を募集中
【ap job更新】 志高く楽しく働ける環境作りに取り組む「古谷デザイン建築設計事務所」が、設計スタッフ(経験者・既卒)を募集中渋谷MODI

志高く楽しく働ける環境作りに取り組む「古谷デザイン建築設計事務所」の、設計スタッフ(経験者・既卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

古谷デザイン建築設計事務所およびみどりの空間工作所ではスタッフを募集しています。
(みどりの空間工作所は、植栽等の設計に特化した、古谷デザイン建築設計事務所の別ブランドです)

事務所開業より14年が経ち多くのビルディングタイプの設計を手掛けています。
古谷デザインの特徴は建築の企画から設計、監理に加えランドスケープデザインや植栽の設計施工、家具のコーディネートまで一気通貫でプロジェクトを行うところにあります。

個々人のスキルまたはやりたいことに応じて与件の整理から始める企画設計よりの人材や、建築の形や詳細を詰めていく基本設計、実施設計で力を発揮するスタッフなど様々です。またインテリア、植栽に精通したスタッフもおり、おおよそのプロジェクトにおいて設計以外のインテリアコーディネートや植栽工事の請負などの業務が紐づきます。

建築家の職能が拡張していく機運の中、建築にまつわる多くのことを感じ学べる環境があると考えています。
現在進行中のプロジェクトは大小様々の20件ほどのプロジェクトが同時進行しています。

三井嶺建築設計事務所による「『道明』の組紐 会場構成 ジャパンハウス巡回展」。世界三都市を巡回する“組紐”の展覧会。運輸可能な要素での繊細な作品に集中する環境の構築を目指し、組立と解体が可能な9つのグリッドで“結界”を作る構成を考案。組紐の“精度”に比肩する素材や詳細も追求
三井嶺建築設計事務所による「『道明』の組紐 会場構成 ジャパンハウス巡回展」。世界三都市を巡回する“組紐”の展覧会。運輸可能な要素での繊細な作品に集中する環境の構築を目指し、組立と解体が可能な9つのグリッドで“結界”を作る構成を考案。組紐の“精度”に比肩する素材や詳細も追求ロンドンでの展示の様子。 photo©Jeremie SOUTEYRAT
三井嶺建築設計事務所による「『道明』の組紐 会場構成 ジャパンハウス巡回展」。世界三都市を巡回する“組紐”の展覧会。運輸可能な要素での繊細な作品に集中する環境の構築を目指し、組立と解体が可能な9つのグリッドで“結界”を作る構成を考案。組紐の“精度”に比肩する素材や詳細も追求ロンドンでの展示の様子。 photo©Jeremie SOUTEYRAT
三井嶺建築設計事務所による「『道明』の組紐 会場構成 ジャパンハウス巡回展」。世界三都市を巡回する“組紐”の展覧会。運輸可能な要素での繊細な作品に集中する環境の構築を目指し、組立と解体が可能な9つのグリッドで“結界”を作る構成を考案。組紐の“精度”に比肩する素材や詳細も追求ロンドンでの展示の様子。 photo©Jeremie SOUTEYRAT

三井嶺建築設計事務所が設計した、「『道明』の組紐 会場構成 ジャパンハウス巡回展」です。
世界三都市を巡回する“組紐”の展覧会です。建築家は、運輸可能な要素での繊細な作品に集中する環境の構築を目指し、組立と解体が可能な9つのグリッドで“結界”を作る構成を考案しました。また、組紐の“精度”に比肩する素材や詳細も追求されました。

日本文化の情報発信拠点としてサンパウロ、ロサンゼルス、ロンドンの3都市に設立された複合施設、ジャパン・ハウスでの「有職組紐 道明」展の会場構成を担当した。

建築家によるテキストより

小さく繊細な組紐の魅力を引き出すために、大きなギャラリースペースで組紐に集中できる雰囲気を違和感なく生み出すこと、つまり無意識をデザインすることを今回の空間構成のコンセプトとした。

また、巡回展という特性上、会場の構成物はコンパクトな持ち運びを可能にする必要があった。
そこで、神籬のような結界を、組み立て・解体が可能な9つのグリッドで構成し、組紐だけに集中できる空間を作ることにした。リフレインする結界の中に、History、Structure、Futureの3部構成で展示が配される。

建築家によるテキストより

組紐と対峙すると、ヒトの視覚や空間認識や触覚の精度が通常よりも繊細になり、それまで気にならなかった、ギャラリーのプロポーションからペンキ塗りの表情に至るまで、組紐の精度に及ばないものはストレスのある雑音として知覚されてしまう。ただの四角いフレームをつくるだけでは、繊細な組紐を包みこむことのできる強い結界を構成できないと考えた。

建築家によるテキストより
GROUPによる、東京・中野区の「三岸アトリエの手入れ」。20世紀初頭竣工の山脇巌の木造モダニズム建築を改修。様々な箇所の応急処置的補修を改善すべく、資料から原型を想定した上で現在の環境にも適合する意匠を探求。自ら建築に触れて判断する“手入れ”の態度で行う
GROUPによる、東京・中野区の「三岸アトリエの手入れ」。20世紀初頭竣工の山脇巌の木造モダニズム建築を改修。様々な箇所の応急処置的補修を改善すべく、資料から原型を想定した上で現在の環境にも適合する意匠を探求。自ら建築に触れて判断する“手入れ”の態度で行う旧玄関の外観 photo©高野ユリカ
GROUPによる、東京・中野区の「三岸アトリエの手入れ」。20世紀初頭竣工の山脇巌の木造モダニズム建築を改修。様々な箇所の応急処置的補修を改善すべく、資料から原型を想定した上で現在の環境にも適合する意匠を探求。自ら建築に触れて判断する“手入れ”の態度で行うテラスから旧玄関を見る。 photo©高野ユリカ
GROUPによる、東京・中野区の「三岸アトリエの手入れ」。20世紀初頭竣工の山脇巌の木造モダニズム建築を改修。様々な箇所の応急処置的補修を改善すべく、資料から原型を想定した上で現在の環境にも適合する意匠を探求。自ら建築に触れて判断する“手入れ”の態度で行う旧玄関に新設された回転窓。 photo©高野ユリカ

GROUPが設計した、東京・中野区の「三岸アトリエの手入れ」です。
20世紀初頭竣工の山脇巌の木造モダニズム建築を改修する計画です。建築家は、様々な箇所の応急処置的補修を改善すべく、資料から原型を想定した上で現在の環境にも適合する意匠を探求しました。そして、自ら建築に触れて判断する“手入れ”の態度で行われました。施設の公式サイトはこちら

中野区鷺宮に建つ三岸アトリエは、1934年に画家三岸好太郎・節子のアトリエとして建てられた。
バウハウスで学んだ山脇巌が設計した木造モダニズムの建物は、通りに面し大開口を持つ箱型で、茅葺屋根の農家が残り畑や雑木林が広がっていた当時の風景の中で白く輝く存在であった。

好太郎はその竣工を見ずに亡くなるが、以後妻の三岸節子が住居兼アトリエとして使用し、現在は撮影スタジオとして利用されている。

建築家によるテキストより

アトリエ公開日にメンバーのひとりが建物を訪れたことをきっかけに、部分的に崩壊した室内壁の修復をGROUPが行うこととなった。
建物をリサーチすると、アトリエ脇の小さな付属室も窓や屋根が壊れ、応急処置を施された状態であることが分かる。物置となっていたその場所はかつての玄関であり、入口から続く小さくも豊かな庭を通りながらアトリエにいたる動線をつくり、建物の印象を形づくる重要な空間であった。そこで私たちはこの旧玄関も、現在の環境に合わせ再生させるべく手入れを行った。

建築家によるテキストより

雑木林が広がっていた周囲は住宅街になり、旧玄関に設けられた窓の正面には隣家の塀が間近に迫っていた。そこで、窓は、風通しを良くするため回転して開き、同時に外部を映し込むような設計とした。過去の写真から窓の寸法を想定し、建築家が残した文章から当時の壁や窓枠の色を想定した。また、外部には小さな花壇を新たに設け、回転窓に植栽が映りこむことを意図した。

そして、旧玄関屋根は、雨漏り防止に仮設的に設置されていた資材を取り外し、新たに勾配屋根を組み当初の外観に近づくような計画とした。合わせて、アトリエ内の崩壊した壁は、木材の状態を確認し、新たな下地を組み壁を設け、年月を経た既存壁に馴染むような塗装仕上げとした。

建築家によるテキストより
【ap job更新】 MAD Architectsにて実績を積み設立され、中国の大規模建築も手掛ける「ARCHER」が、デザインアシスタントと作図スタッフを募集中
【ap job更新】 MAD Architectsにて実績を積み設立され、中国の大規模建築も手掛ける「ARCHER」が、デザインアシスタントと作図スタッフを募集中
【ap job更新】 MAD Architectsにて実績を積み設立され、中国の大規模建築も手掛ける「ARCHER」が、デザインアシスタントと作図スタッフを募集中

MAD Architectsにて実績を積み設立され、中国の大規模建築も手掛ける「ARCHER」の、デザインアシスタントと作図スタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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中国北京で活躍するMAD Architectsにて実績を積んだ主宰が、日本で建築デザイン事務所ARCHERを設立。
建築を意味する“ARCH”とそれに従事する“~ER”と組み合わせた造語として、“設計”ではなく“デザイン”に特化した建築との向き合い方を模索している事務所です。

中国で乱立する画一的な高層住宅が社会問題となっている中で、デザインによって付加価値をつけていくことが重要になってきており、我々は自然のエレメント(要素)をデザインに取り込んだ、バイオフィリアデザインを思想の軸に建築デザイン活動をしています。

中国の主要都市における大規模開発の中でもランドマークとなるような重要なプロジェクトに関わることができ、また、デザインにおいて自由度の高いプロジェクトが多くとてもやりがいがあります。少しでも興味を持って頂いた方はぜひ、ご応募ください。

小山光+KEY OPERATIONによる、東京・中央区の「銀座の小さなビル」。地価が日本一高い地域の敷地10坪のテナントビル。賃料試算・平面構成・入居業態の検討を重ね、奥行方向に階段とEVを並べた地上5階“一棟貸し”の建築を考案。基礎を境界に寄せる為に“潜函工法”を採用し実現
小山光+KEY OPERATIONによる、東京・中央区の「銀座の小さなビル」。地価が日本一高い地域の敷地10坪のテナントビル。賃料試算・平面構成・入居業態の検討を重ね、奥行方向に階段とEVを並べた地上5階“一棟貸し”の建築を考案。基礎を境界に寄せる為に“潜函工法”を採用し実現外観、夜景 photo©矢野紀行
小山光+KEY OPERATIONによる、東京・中央区の「銀座の小さなビル」。地価が日本一高い地域の敷地10坪のテナントビル。賃料試算・平面構成・入居業態の検討を重ね、奥行方向に階段とEVを並べた地上5階“一棟貸し”の建築を考案。基礎を境界に寄せる為に“潜函工法”を採用し実現ファサードの詳細 photo©矢野紀行
小山光+KEY OPERATIONによる、東京・中央区の「銀座の小さなビル」。地価が日本一高い地域の敷地10坪のテナントビル。賃料試算・平面構成・入居業態の検討を重ね、奥行方向に階段とEVを並べた地上5階“一棟貸し”の建築を考案。基礎を境界に寄せる為に“潜函工法”を採用し実現1階 photo©矢野紀行

小山光+KEY OPERATIONが設計した、東京・中央区の「銀座の小さなビル」です。
地価が日本一高い地域の敷地10坪のテナントビルの計画です。建築家は、賃料試算・平面構成・入居業態の検討を重ね、奥行方向に階段とEVを並べた地上5階“一棟貸し”の建築を考案しました。また、基礎を境界に寄せる為に“潜函工法”を採用し実現されています。

銀座コリドー街から花椿通りに入ったところに建てられた小さなテナントビル。
地価が日本一高い銀座では、幅6.27m、奥行5.46mの10坪しかない敷地でもかなり高額になるため、どこまで賃料を得られるか詳細にオプションを検討した。

建築家によるテキストより

地上3階までに抑えれば、階段のみの設置で済むが、賃料は3層分しか得られない。それ以上階数を増やす場合はエレベーターも必要となる。階段とエレベーターを敷地の奥行方向に並べてテナントを階ごとに入れようとすると、1階に共用廊下が必要となり、1階のリース面積がほとんどなくなってしまう。エレベーターと階段をファサード側に並べれば共用廊下の問題は解消するが、ファサードをブロックしてしまうだけでなく、3階から必要な避難バルコニーを設けることができなくなる。

建築家によるテキストより

最終的には階段とエレベーターを奥行方向に並べて、地上5階地下1階のビルを一棟貸しにする形とした。テナントは高級飲食店もしくは宝飾店や時計店などの物販店を想定した。奥行方向に階段とエレベーターを設置するには地下の基礎躯体を隣地境界の間を200mm程度まで寄せる必要があったため、通常の山留めの施工が出来ず、地下の躯体を地上で打設し、後からした土を掘って基礎自体の自重で沈めていく「潜函工法」が採用された。

建築家によるテキストより
様々な建築家が採用する、共栄木材の“焼杉外装材”を紹介する特設サイト「焼杉 / YAKISUGI」が公開。多数の建築事例が掲載され、サンプル請求や特注依頼も可能。日本で初めて焼杉を工場生産した歴史や技術も紹介
様々な建築家が採用する、共栄木材の“焼杉外装材”を紹介する特設サイト「焼杉 / YAKISUGI」が公開。多数の建築事例が掲載され、サンプル請求や特注依頼も可能。日本で初めて焼杉を工場生産した歴史や技術も紹介
様々な建築家が採用する、共栄木材の“焼杉外装材”を紹介する特設サイト「焼杉 / YAKISUGI」が公開。多数の建築事例が掲載され、サンプル請求や特注依頼も可能。日本で初めて焼杉を工場生産した歴史や技術も紹介使用実例、外壁:焼杉 美杉(みすぎ)

様々な建築家が採用する、共栄木材の“焼杉の外装材”を紹介する特設サイト「焼杉 / YAKISUGI」が公開されています。ウェブサイトでは、多数の建築事例が閲覧可能で、サンプル請求や特注依頼も可能となっています。また、日本で初めて焼杉を工場生産した歴史や技術も紹介されています。【ap・ad】

焼杉は、杉を焼いてその表面を炭化させたものです。西日本を中心に、とくに瀬戸内海の島々で、古くから家の外壁として使われてきました。

共栄木材は日本で最初に焼杉の工場生産を始めた焼杉メーカーです。昭和48(1973)年、日本で初めて焼杉の工場生産を開始すると同時に、その品質と供給体制が高く評価され、岡山、京都などの関西圏へと拡大していきました。

焼杉は古くから純和風の家の外壁材として使われてきました。近年では使用する場面が広がりを見せています。美意識や伝統美などを強く意識する方々に評価され、これまでの純和風の世界観だけでなく、モダンな建築物の外壁にも多く取り入れられています

MVRDVによる、中国・成都市の複合施設「Chengdu Jiaozi Courtyard Towers」。金融地区の最後の空地を埋める建築。20年前に農村だった敷地の歴史を意識し、タワーの足元の円形基壇の中に現代化した村を商業エリアとして再現。3つのビルは自然換気や日射計算等で持続可能性にも配慮
MVRDVによる、中国・成都市の複合施設「Chengdu Jiaozi Courtyard Towers」。金融地区の最後の空地を埋める建築。20年前に農村だった敷地の歴史を意識し、タワーの足元の円形基壇の中に現代化した村を商業エリアとして再現。3つのビルは自然換気や日射計算等で持続可能性にも配慮 image©Atchain
MVRDVによる、中国・成都市の複合施設「Chengdu Jiaozi Courtyard Towers」。金融地区の最後の空地を埋める建築。20年前に農村だった敷地の歴史を意識し、タワーの足元の円形基壇の中に現代化した村を商業エリアとして再現。3つのビルは自然換気や日射計算等で持続可能性にも配慮 image©Tiptop
MVRDVによる、中国・成都市の複合施設「Chengdu Jiaozi Courtyard Towers」。金融地区の最後の空地を埋める建築。20年前に農村だった敷地の歴史を意識し、タワーの足元の円形基壇の中に現代化した村を商業エリアとして再現。3つのビルは自然換気や日射計算等で持続可能性にも配慮 image©Atchain
MVRDVによる、中国・成都市の複合施設「Chengdu Jiaozi Courtyard Towers」。金融地区の最後の空地を埋める建築。20年前に農村だった敷地の歴史を意識し、タワーの足元の円形基壇の中に現代化した村を商業エリアとして再現。3つのビルは自然換気や日射計算等で持続可能性にも配慮 image©Atchain

MVRDVによる、中国・成都市の複合施設「Chengdu Jiaozi Courtyard Towers」
金融地区の最後の空地を埋める建築として計画されました。建築家は、20年前に農村だった敷地の歴史を意識し、タワーの足元の円形基壇の中に現代化した村を商業エリアとして再現しました。また、3つのビルは自然換気や日射計算等で持続可能性にも配慮されています。

こちらはリリーステキストの翻訳です

タワー群の中のヴィレッジ:成都CBDでMVRDVの複合施設の建設が始まる

成都の餃子公園金融ビジネス地区で最後の空き地を埋める、MVRDV設計の複合施設「成都餃子コートヤードタワーズ」の建設工事が始まりました。この施設は、成都の中心的なビル群である天府国際金融センターのすぐ隣に位置しています。リング状の台座の上に3つのオフィスタワーとカンファレンスセンターからなるこのビルは、様々な方法で周囲の環境を反映しています。かつてこの場所にあった伝統的な建造物を思い起こさせるリテールビレッジが最も特徴的です。

カンファレンスセンターと3棟のオフィスタワーは、約80m、約100m、約130mの高さで建っており、ほぼ正方形の敷地の四隅に配置されています。竹を編む地域の伝統にインスパイアされた、ドラマチックなカンチレバーとファサードのディテールが特徴な会議場は、天府国際金融センターに面した、この地の最も目立つ一角に、アイチャッチとして追加されます。

タワーと会議場が四角く配置されているのに対して、基壇部には、丸い中庭をつくるリング状の連結台座があり対照をなしています。会議場の隣にあるこの台座は、視覚的なつながりを生み出し、人々を敷地の中心へと迎え入れるために、道路レベルまで下がっています。中庭へのさらなるアクセスは、別の場所にある台座を切り開いた3つの通路によって提供されます。

円形の中庭では、訪問者は、この敷地の歴史的な特徴である平屋と2階建ての建物を現代風にアレンジしたものと出会います。敷地には、2000年代半ばまで、小さな伝統的な村がありましたが、現在ではその痕跡はすべて失われていました。これらの解体された建物は、当時の大きさや位置で再現され、ショッピングとカフェ、バー、レストランが混在するリテールビレッジとして、円形台座の範囲内で魅力的で活気ある雰囲気を作り出しています。可能な限り、これらの小さな構造物は、木材やリサイクル材料で建設されることが提案され、その建設におけるエンボディド・カーボンを削減します。

MVRDVの設立パートナーであるヤコブ・ファン・ライスは述べています。
「餃子コートヤードタワーズでは、中国でも稀な機会を与えていただきました。新しい地区の最後のパズルピースを追加するデザインプロジェクトです」
「20年前、この地区全体がまだ農村だったとは想像もつきません。我々はパンデミック時にこのコンペに参加して、Google Earthでその村を発見しました。そんな思いから、私たちは歴史的な世界を内に作ろうと考えたのです。3つの新しいタワーに取り囲まれているのを見ると、あなたは、この場所が急速に変化していることに気づきます」

黒崎敏 / APOLLOによる、東京・大田区の住宅「LAXUS」。閑静な住宅街の角地に計画。異素材の“キューブ”が重なる象徴的な外部と、プライバシー確保と自然光の導入を両立する内部空間を構築。天井高の切替でLDKに居心地の変化を与えて多目的な用途に対応
黒崎敏 / APOLLOによる、東京・大田区の住宅「LAXUS」。閑静な住宅街の角地に計画。異素材の“キューブ”が重なる象徴的な外部と、プライバシー確保と自然光の導入を両立する内部空間を構築。天井高の切替でLDKに居心地の変化を与えて多目的な用途に対応外観 photo©西川公朗
黒崎敏 / APOLLOによる、東京・大田区の住宅「LAXUS」。閑静な住宅街の角地に計画。異素材の“キューブ”が重なる象徴的な外部と、プライバシー確保と自然光の導入を両立する内部空間を構築。天井高の切替でLDKに居心地の変化を与えて多目的な用途に対応南側外観 photo©西川公朗
黒崎敏 / APOLLOによる、東京・大田区の住宅「LAXUS」。閑静な住宅街の角地に計画。異素材の“キューブ”が重なる象徴的な外部と、プライバシー確保と自然光の導入を両立する内部空間を構築。天井高の切替でLDKに居心地の変化を与えて多目的な用途に対応2階、LDK photo©西川公朗
黒崎敏 / APOLLOによる、東京・大田区の住宅「LAXUS」。閑静な住宅街の角地に計画。異素材の“キューブ”が重なる象徴的な外部と、プライバシー確保と自然光の導入を両立する内部空間を構築。天井高の切替でLDKに居心地の変化を与えて多目的な用途に対応2階、LDK、夜景 photo©西川公朗

黒崎敏 / APOLLO Architects & Associatesが設計した、東京・大田区の住宅「LAXUS」です。
閑静な住宅街の角地に計画されました。建築家は、異素材の“キューブ”が重なる象徴的な外部と、プライバシー確保と自然光の導入を両立する内部空間を構築しました。また、天井高の切替でLDKに居心地の変化を与えて多目的な用途に対応する事も意図されました。

敷地は都心にほど近い閑静な住宅地。

コンクリート打ち放しと樹脂木という二つの異なる素材のキューブがずれながら重なるアイコニックな外観が特徴的で、角地特有の景観を創出している。


建築家によるテキストより

エントランス横に設けたピロティーガレージには鉛直柱がなく、木造でありながらも2階のボリュームが2.7mも跳ね出したダイナミックな構造。また、1階の主寝室や子供室はプライバシーを考慮して杉板型枠コンクリート打ち放しの高塀で囲われているため、道路面からは室内の様子を窺い知ることはできない。

2階には水回りとLDKを配置。また隣接させたアウトドアリビングに屋外家具や植栽を設えることで内外の空間を一体化させ、バスや洗面等の水回り空間からの景観も創りあげている。

建築家によるテキストより

天井の低いコージーなキッチンと、吹き抜けが開放的なダイニングリビング。二つの連続空間の高さにコントラストをつけることで居心地にも変化が生まれ、カウンターキッチンやダイニングは食事だけではなく、仕事もできるようなマルチパーパスな空間を目指した。

建築家によるテキストより
森下修 / 森下建築総研による、徳島市の「東亞合成水素ステーション徳島」。次世代エネルギーの製造供給直結型施設。水素活用の啓蒙も意図して、メタファーとしての“半透明の雲の様な”構造体が宙に浮く建築を考案。ETFE膜を用いたユニットの連なりは環境との融和も意識
森下修 / 森下建築総研による、徳島市の「東亞合成水素ステーション徳島」。次世代エネルギーの製造供給直結型施設。水素活用の啓蒙も意図して、メタファーとしての“半透明の雲の様な”構造体が宙に浮く建築を考案。ETFE膜を用いたユニットの連なりは環境との融和も意識全景 photo©田中克昌
森下修 / 森下建築総研による、徳島市の「東亞合成水素ステーション徳島」。次世代エネルギーの製造供給直結型施設。水素活用の啓蒙も意図して、メタファーとしての“半透明の雲の様な”構造体が宙に浮く建築を考案。ETFE膜を用いたユニットの連なりは環境との融和も意識キャノピー photo©田中克昌
森下修 / 森下建築総研による、徳島市の「東亞合成水素ステーション徳島」。次世代エネルギーの製造供給直結型施設。水素活用の啓蒙も意図して、メタファーとしての“半透明の雲の様な”構造体が宙に浮く建築を考案。ETFE膜を用いたユニットの連なりは環境との融和も意識キャノピー photo©田中克昌
森下修 / 森下建築総研による、徳島市の「東亞合成水素ステーション徳島」。次世代エネルギーの製造供給直結型施設。水素活用の啓蒙も意図して、メタファーとしての“半透明の雲の様な”構造体が宙に浮く建築を考案。ETFE膜を用いたユニットの連なりは環境との融和も意識キャノピー、夜景 photo©田中克昌

森下修 / 森下建築総研が設計した、徳島市の「東亞合成水素ステーション徳島」です。
次世代エネルギーの製造供給直結型施設です。建築家は、水素活用の啓蒙も意図して、メタファーとしての“半透明の雲の様な”構造体が宙に浮く建築を考案しました。また、ETFE膜を用いたユニットの連なりは環境との融和も意識されています。施主企業の公式サイトはこちら

このかけがえのない地球環境を後の世代に引き継ぎ大切に守る。社会にSDG’sが浸透し、オーナー企業は「未来の子供たちに幸せが届くよう、新しい価値創造に挑戦します」とのサステナビリティ方針の下、持続可能で豊かな社会の実現への貢献を目指す。

建築家によるテキストより

水素は次の時代のエネルギー媒体の一つ。酸素との化学反応により発電し、二酸化炭素を生じることなく自動車走行を可能にする。当ステーションは、食塩電解設備で生産した水素を使用した日本初の製造・供給直結型施設であり、水素搬送時においても、脱炭素が図られている。

建築家によるテキストより

水素を表現するメタファーとして半透明な雲のような天蓋が宙に浮く。キューブ状のユニットはETFE膜に覆われ軽やかに宙に浮くバルーンのような感覚を見るものに与える。ユニットはツリーと称する組柱周辺に飛翔し、集まり雲のようなあるいは大樹のような趣を呈す。決して形を創るためのコンポジションではなく、環境との融和を意識しながら空間をアンニュイに覆うシステムを考え、至った構成である。

構造体はあくまで軽く宙に浮いた雲のような不思議な知覚を観察者に与える。何らかの気体の塊はある環境を保護する緩衝体として機能する。断熱層であったり、遮熱層であったりまさしく、雲がその下の環境をコントロールするように、覆った空間を保護する。

建築家によるテキストより
最も注目を集めたトピックス[期間:2023/6/5-6/11]
最も注目を集めたトピックス[期間:2023/6/5-6/11]

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2023/6/5-6/11)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


  1. 石黒泰司+和祐里 / アンビエントデザインズによる、東京・渋谷区の「tracing」。展示・販売・撮影を行う施設。施主の望む“キオスク”のイメージに応える為、キオスクの構成要素を“トレース”して壁面に加えて陳列物等も設計。“作法のある仕上げ”で内装の論理的構築を試みる
  2. 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
  3. 小川貴之建築デザインによる、神奈川・川崎市の、アトリエ兼住宅「VALE」。住宅地密集地に建つ設計者の自邸。外的な環境を内部に作り“享受する術”を模索し、中央に“深さ10mのヴォイド”を設けて別れた空間を“小さな橋”で繋ぐ構成を考案。“谷間”の様な場は光と温度の変化も伝える
  4. トラフ建築設計事務所による、東京・渋谷区の「イソップ・ジャパン 東京オフィス」。隣合う2棟を同時に改修。局所的な解体での“ブランドらしい空間”の構築を目指し、既存も素材と捉え新旧を丁寧に選択して組合せる設計を志向。壁面等の再塗装には商品包装に使われる“クリーム色”を採用
  5. 中村篤史 / Kraft Architectsによる、岐阜の「可児の家」。ロードサイドの住宅地に計画。場の必然性を持った“明るく気持ちの良い家”を目指し、南北に伸びる二層の“家族の空間”を“個人の空間”で挟む構成を考案。目的の異なる窓を用意して日々変わる光と風景も取り込む
  6. 石黒泰司 / アンビエントデザインズによる、愛知の「一宮の路上建築群」。路上に“人間の為の場所”を作る計画。多くの協議での意見に応えながら、建築的な思考と手法を用いて“東屋”と“家具”を設計。様々な対話も反映した“複雑で多義的な形”によって“開かれた状態”が生まれる
  7. リナ・ゴットメによる、サーペンタイン・パヴィリオン2023「A table」。世界中から毎年一組の設計者が選ばれ建設される期間限定の建築。食事と対話をテーマとして、マリの伝統建築を参照した低い屋根や円形テーブルで交流の促進を意図。周辺環境との呼応や持続可能性も考慮
  8. GOYA SCHROEDER & associatesと河内さつきによる、福岡の「久留米の庭と家」。市街地の住宅が建て込む敷地。開放と遮蔽を併せ持ち内外が関係を紡ぐ“住宅の原型”を求め、民家等を参照して庭やバルコニーが内部と一体化する生活空間を構築。シルバーの外装材で周囲の工業的風景に溶け込ませる
  9. 山縣洋建築設計事務所による、埼玉・さいたま市の「USⅠ」と「USⅡ」。家族が其々に暮らす隣接した二つの住宅。隣合う条件を活かして、親世帯住居の外部空間を子世帯の住居でも取り込む構成を考案。視線の抜け方も操作して四世代の家族が寄添える空間を作る
  10. 上林剛典 / platによる、栃木・日光市の、宿泊施設「NIKKO A棟」。山と湖を一望できる自然の中の敷地。ドームテントではない“グランピング施設”として、地域の規制や環境を尊重した“ほぼ外”の様な“空っぽの建築”を設計。木架構の高床で冬季の積雪にも対応
  11. studioSHUWARIによる、富山市の、スポーツ施設「Luxe training」。自動車販売店だった建物を改修。以前の用途の為に作られた空間の特徴を活かしながら、諸室を視覚的に連続させ“アクティビティ”を繋げる構成を考案。利用体験を豊かにする照明や色彩の計画等も行う
  12. 熊木英雄+眞木励 / オーガニックデザインによる、東京・中野区の「小さなLDKリノベーション」。居住者数増加に伴う住宅の改修。既存の窮屈さの解消と一体感の構築を求め、壁を解体して分節された空間を繋げると同時に構造耐力も向上させる設計を志向。様々な仕様で“世代を繋ぐ家族の在り方”を主眼とする
  13. 田中裕之建築設計事務所による、京都市の、宿泊施設内のラウンジ「RAKURO 京都」。ホテル内に新設された場。地域文脈の導入と建物特徴を活かす空間を求め、既存に“町家の形式”を見出して美意識等を継承する設計を志向。現代素材と地場植物を用いて京都を想起させ施設を象徴する“奥庭”も作る
  14. ODS / 鬼木孝一郎による、東京・港区のバレエスタジオ「TEDDY’S BALLET 白金店」。幹線道路沿いにある著名ダンサーが関わる施設。心躍る“舞台”となる空間を目指し、白い壁と樺桜の床で“光を拡散”するレッスンルームを設計。鏡と開口の形状に“アーチ”を採用して連続感を生み出す
  15. 長谷川豪と写真家 鈴木久雄の対談が公開。鈴木が建築写真を手掛けるまでの経緯やエル・クロッキーとの出会いも語られる
  16. 吉村真基建築計画事務所|MYAOによる、愛知・岡崎市の店舗「YE BAKERS」。住宅街の家の一部を改修したパン店。他の建築家が手掛けた既存の持つ“作品性”に敬意を表し、“住宅ではないスケール”を主題とした設計を志向。住宅の尺度より大きな“木戸”と小さな“屋台的な構え”で空間を作る
  17. 妹島和世+西沢立衛 / SANAAによる、オーストラリアの美術館の増築棟「シドニー・モダン・プロジェクト」が完成。港を見下ろす敷地に建つ新棟。芸術・建築・景観が境界なく繋がる在り方を目指し、複数のヴォリュームが傾斜に沿って重なる構成を考案。約3400㎡の屋上空間“アートテラス”も特別な体験を生み出す
  18. +ft+ / 髙濱史子建築設計事務所のデザイン監修による、北海道の店舗「rim of jins 札幌ステラプレイス店」。眼鏡ブランドの特別業態店。自然と非日常の両立等の“相反する考え方”の共存を求め、仕上材等の“用い方”と“整理するルール”に着目した設計を志向。通常と異なる合板の扱いで“日常の延長にある特別感”を作る
  19. デイビッド・チッパーフィールド事務所による、ギリシャ・アテネの「国立考古学博物館」。19世紀築の新古典主義建築の施設を改修増築。人々と遺産を結ぶ建築を求め、既存建物の台座を通りまで延長して“街と接続”すると共に上部に公園を新設。既存建物を尊重し調和させながら展示空間等を追加
  20. 森下修 / 森下建築総研による、福井・おおい町の商業施設「SEE SEA PARK」。新事業挑戦も支援する官民協同の建築。“集落”の様な“営みに馴染む”在り方を求め、72個の“ユニット”を組合せて様々な用途に応える空間を構築。外皮等の選択は自然と繋がる“開放型”の環境制御も意図

【ap job更新】 集合住宅やオフィスビル等を手掛け、所員の個性と対話も大切にする「OID architects」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中
【ap job更新】 集合住宅やオフィスビル等を手掛け、所員の個性と対話も大切にする「OID architects」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中
【ap job更新】 集合住宅やオフィスビル等を手掛け、所員の個性と対話も大切にする「OID architects」が、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)を募集中

集合住宅やオフィスビル等を手掛け、所員の個性と対話も大切にする「OID architects」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2023年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください

OID ARCHITECTSでは建築設計のスタッフ(中途)を募集します。

代表の萩原はイギリスのAAスクールを卒業した後、帰国し当事務所を設立しました。
現在、ロケーションと建築のつながりを意識した郊外でのゲストハウスや、都心での集合住宅、オフィスビルなどの案件を中心に手がけています。

当事務所にはスタッフが5名在籍しています。計画でスタッフのアイデアを積極的に採用したり、案件によっては一段落した後に休日を取得してリフレッシュできたりと、事務所の環境づくりを心がけています。

基本的に計画の提案から工事監理まで行うため、建築物ができるまでの一連のプロセスを経験できます。メンバーと話し合ったり、考えていることを形にしたりしながら案件を進めていきます。

青木淳に、自身が設計した「青森県立美術館」について聞いているインタビュー動画。2023年5月に公開されたもの ドットアーキテクツの家成俊勝が、ギャラリー・間での建築展「POLITICS OF LIVING 生きるための力学」を解説している動画。2023年6月に公開されたもの

ドットアーキテクツの家成俊勝が、TOTOギャラリー・間での建築展「POLITICS OF LIVING 生きるための力学」を解説している動画です。2023年6月に公開されたものです。アーキテクチャーフォトでは、この展覧会を特集記事として紹介しています。

ドットアーキテクツの特徴は、建築の計画/設計/施工/使用を同じ地平でとらえ直し、そのすべての過程に取り組むことにあります。⼿に届く範囲にある材料や人手、知己や地縁までも資源としてその力を総動員することで、すべての人が自ら使う建築の創造に能動的に関わる可能性をテーマにしています。

分業制による従来の建築の枠組みを⾶び越えるドットアーキテクツの一見型破りともいえる活動に共感して、地域の人や多彩な仲間が自然に集まり、仕事と遊びの両方を楽しみながら、みなが生き生きと暮らす場が今、各地で生まれています。たとえば小豆島では、瀬戸内国際芸術祭で「馬木キャンプ」(2013年)を建設して以来、アートを通じた地域の教育普及の場所づくりに10年にわたり取り組んでいます。本拠地の大阪・北加賀屋の「千鳥文化」(2017年~)では、設計だけでなく運営にも携わっています。こうした具体的な場の創出に、現実に柔軟に対応しながら継続的に関わり続けていくことで、そこにふさわしい場所が徐々に立ち上っていきます。それら彼らが「小さな自治空間」と呼ぶものを生み出す力学(POLITICS OF LIVING)こそが、現状を突破し社会を変革する鍵だとしています。

本展では、建築の可能性を広げる彼らの活動の全貌を紹介するとともに、中庭にパターゴルフ場を出現させ、その場でパターを手作りして一緒に楽しめる、余暇を自らつくり楽しむ体験を生み出します。本展覧会を通して、ドットアーキテクツの「生きるための力学」の意味を見いだしていただければ幸いです。

ヘザウィック・スタジオによる、中国・上海の、展示ホール「West Bund Orbit」。川岸の新街区に計画。探索と体験の為の施設を目指し、伝統的な橋の形とも呼応する“リボン状の階段”を持つ建築を考案。外側は公共空間として開放され窓から内部の活動を表出
ヘザウィック・スタジオによる、中国・上海の、展示ホール「West Bund Orbit」。川岸の新街区に計画。探索と体験の為の施設を目指し、伝統的な橋の形とも呼応する“リボン状の階段”を持つ建築を考案。外側は公共空間として開放され窓から内部の活動を表出 image©Heatherwick Studio
ヘザウィック・スタジオによる、中国・上海の、展示ホール「West Bund Orbit」。川岸の新街区に計画。探索と体験の為の施設を目指し、伝統的な橋の形とも呼応する“リボン状の階段”を持つ建築を考案。外側は公共空間として開放され窓から内部の活動を表出 image©Devisual
ヘザウィック・スタジオによる、中国・上海の、展示ホール「West Bund Orbit」。川岸の新街区に計画。探索と体験の為の施設を目指し、伝統的な橋の形とも呼応する“リボン状の階段”を持つ建築を考案。外側は公共空間として開放され窓から内部の活動を表出 image©Heatherwick Studio

ヘザウィック・スタジオによる、中国・上海の、展示ホール「West Bund Orbit」です。
川岸の新街区に計画されました。デザイナーは、探索と体験の為の施設を目指し、伝統的な橋の形とも呼応する“リボン状の階段”を持つ建築を考案しました。また、外側は公共空間として開放され窓から内部の活動を表出します。

こちらはリリーステキストの翻訳です

ヘザウィック・スタジオが、上海の新しい公共展示ホールのデザインを公開

ヘザウィック・スタジオは、上海の新進のウォーターフロントであるウエスト・バンドの展示ホールのデザインを公開しました。「West Bund Orbit」と名付けられたこの建物は、徐匯区の新しい金融ハブの中心をなすもので、黄浦江のランドマークとなるものです。

敷地の角に位置するこのホールは、外見上、360度からアクセスできるように見えます。設計チームは、大きな展示スペースを中心に、デザインチームは、大きな展示スペースを中心に置き、その上に付随する機能を配置することで、その本来の機能を尊重することを考えました。2つ目の外周ギャラリーは、1階のメインホールを囲むように配置され、建物を周囲に開き、高い窓から内部のイベントや展示の様子を見ることができ、通行人を魅了します。

ヘザウィック・スタジオのグループリーダーであるニール・ハバードは、次のように述べています。
「これは、探検し、体験するために設計された展示ホールです。単にギャラリーを装飾的なファサードに閉じ込めるのではなく、訪れる人々によって『Orbit』の表情は変化していくのです。川の曲がり角に位置するため、イベントの為だけでなく、上海ウエスト・バンド全体に人を呼び込むことができる、まさに地域のシンボル的な存在です」

文化的なリバーサイド・パークにつながるように、新街区に位置する「オービット」は、屋内と屋外の両方で全体が体験できる公共空間として設計されています。ファサードは、織り成すリボンに似ています。それは、パブリックにアクセスできる階段や橋、テラスなどの起伏のあるセットを形成します。これによって、新地区を訪れる人々は、ビルの屋上庭園に登り、複数の展望台を利用することができます。

リボン状の階段は、中国の伝統的な円月橋の形と呼応していますが、近未来的なひねりを加えて、建物が常に回転している様に見えるようにしています。来場者が構造体を上がっていくと、ファサードのガラス張りの開口部から各レベルのメインエントランスを組み立てる内部展示ホールが見えます。屋上には、リボンが解けてオープンエアのキャノピーになり、ウエスト・バンド全体と川を見渡すことができます。

+ft+ / 髙濱史子建築設計事務所のデザイン監修による、北海道の店舗「rim of jins 札幌ステラプレイス店」。眼鏡ブランドの特別業態店。自然と非日常の両立等の“相反する考え方”の共存を求め、仕上材等の“用い方”と“整理するルール”に着目した設計を志向。通常と異なる合板の扱いで“日常の延長にある特別感”を作る
+ft+ / 髙濱史子建築設計事務所のデザイン監修による、北海道の店舗「rim of jins 札幌ステラプレイス店」。眼鏡ブランドの特別業態店。自然と非日常の両立等の“相反する考え方”の共存を求め、仕上材等の“用い方”と“整理するルール”に着目した設計を志向。通常と異なる合板の扱いで“日常の延長にある特別感”を作る photo©阿野太一
+ft+ / 髙濱史子建築設計事務所のデザイン監修による、北海道の店舗「rim of jins 札幌ステラプレイス店」。眼鏡ブランドの特別業態店。自然と非日常の両立等の“相反する考え方”の共存を求め、仕上材等の“用い方”と“整理するルール”に着目した設計を志向。通常と異なる合板の扱いで“日常の延長にある特別感”を作る photo©阿野太一
+ft+ / 髙濱史子建築設計事務所のデザイン監修による、北海道の店舗「rim of jins 札幌ステラプレイス店」。眼鏡ブランドの特別業態店。自然と非日常の両立等の“相反する考え方”の共存を求め、仕上材等の“用い方”と“整理するルール”に着目した設計を志向。通常と異なる合板の扱いで“日常の延長にある特別感”を作る photo©阿野太一

+ft+ / 髙濱史子建築設計事務所のデザイン監修による、北海道の店舗「rim of jins 札幌ステラプレイス店」です。設計と施工は、DECORが手掛けています。
眼鏡ブランドの特別業態店の計画です。建築家は、自然と非日常の両立等の“相反する考え方”の共存を求め、仕上材等の“用い方”と“整理するルール”に着目した設計を志向しました。そして、通常と異なる合板の扱いで“日常の延長にある特別感”が作られました。店舗の公式ページはこちら

アイウェアブランドJINSによる20~30代を中心としたファッションやトレンド感度の高い人に向けた特別業態“rim of jins”の新店舗プロジェクト。

建築家によるテキストより

自分らしく自然でいられる場所でありつつ非日常的な特別感を感じられること、洗練されているものの敷居が高くない雰囲気など、一見相反するような考え方を両立することが条件として挙げられた。
この二項対立をどう共存させるかに着目し、素材の整理のルールや用い方に気を配って設計を行った。

まず、温かみを感じさせる木材とキャンバスとしての白い左官、という2つの馴染みある素材を、平面と立面ではっきりと使用箇所を分けて使うことで、野暮ったくなくすっきりした雰囲気に見えるようにした。

建築家によるテキストより

木材には地産地消となるよう北海道産シラカバ間伐材を使用した合板を採用。環境に優しいエシカルなデザインとしている。
また、その美しい断面の積層をディスプレイ面とし、合板というありふれた素材を普段と異なるかたちで用いることで、日常の延長にある特別感を演出している。

建築家によるテキストより

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