妹島和世+西沢立衛 / SANAAが設計して2004年に竣工した「金沢21世紀美術館」の、施工責任者 関塚良和に、建設時のエピソードを聞いている動画です。
「歴史をつくる、未来をつくる。それが建設」
普段見ることのできない仮囲いのなかの様子、建設の仕事の魅力、そしてそこで働く人々の想いなど、建設業のリアルをお届けする第1弾は、「金沢21世紀美術館」です。
妹島和世+西沢立衛 / SANAAが設計して2004年に竣工した「金沢21世紀美術館」の、施工責任者 関塚良和に、建設時のエピソードを聞いている動画です。
「歴史をつくる、未来をつくる。それが建設」
普段見ることのできない仮囲いのなかの様子、建設の仕事の魅力、そしてそこで働く人々の想いなど、建設業のリアルをお届けする第1弾は、「金沢21世紀美術館」です。
荒木信雄 / アーキタイプの、設計スタッフ(経験者)とアルバイト募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
荒木信雄 / アーキタイプが、設計スタッフを募集中
プロジェクト多岐に伴い、東京事務所の設計スタッフ(経験者、アルバイト)を募集致します。
東京事務所は、窓から気持ちよく代々木公園が一望できる場所にあります。
アトリエ事務所には珍しく、幅広い年齢層のスタッフが在籍しており、若い世代のフレッシュな力や考えを取り入れると共に、上の世代の経験や知識を受け継いでいくことができる環境です。住宅、オフィス、ギャラリー、ショップなど幅広いプロジェクトが常に進行しておりますので、今までのご経験やスキルを十分に活かしていただき、やりがいを感じながら更なるスキルUPが望める職場です。
併せて熊本事務所でも募集をしておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
アーキテクチャーフォトで、2023年2月に注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。
ネリ&フーが設計した、中国・西安市の「The Urban Monument 曲江美術館増築」です。
既存施設に屋外劇場や公共機能等を付加する計画です。建築家は、新しい“建築のアイコン”の要望に、都市構造のアンカーとなる“モノリシックな都市モニュメント”を志向しました。そして、異なる特徴を持つ4つの空間を建築に内包させました。
こちらはリリーステキストの翻訳です
曲江美術館は、西安の大唐不夜城の始まりの区画、有名な大雁塔の南に位置しています。クライアントは、この美術館の東側入り口に新しい建築のアイコンを求めました。この簡潔な言葉に対して、ネリ&フーの提案は、モノリシックな都市モニュメントを指針とし、博物館の文化的・商業的機能の拡張を満たすだけでなく、周辺の都市構造のアンカーとして、永続的な社会史のシンボルとして機能することを目的としています。敷地周辺は既存のギャラリーで占められているため、デザイン介入は、建築の量感とディテールを慎重に考慮することで、新しい建物のインパクトを最小限に抑えています。
この建物は4つの部分から構成されています。部分的に沈んだベース、回遊性のあるスカルプチャーウォーク、高台のプラットフォーム、そして最後のモニュメントです。ベース全体は打ち放しコンクリートで仕上げています。既存の広場のレベルから部分的に沈み込んだベースは、公共のための連続した地面として構想されています。1階への入り口では、ネリ&フーはオリジナルの広いステップを一部残しています。階段は下に降りていき、沈んだ広場につながっています。コンクリート打ちっぱなしのベースには、美術館やレストランなどの旧スペースはそのままに、店舗や公衆トイレなどの機能を新たに挿入しています。これらの挿入された機能は、隣接する歩行者専用道路の活動を補完するものです。
地上の広場からは、エスカレーターで地下2階の地下美術館へとつながっています。エスカレーターは彫刻的なフォルムの中に隠されており、圧縮と拡張の断面的な遊びのある空間が特徴です。また、広場の底部には3層のライトウェルが設置され、ドラマチックな雰囲気を演出しています。
近森穣 / 07BEACHが設計した、東京・東村山市の「図書喫茶カンタカ」です。
郊外のロードサイド店舗の全面改修計画です。建築家は、地域の自然保全に取り組む施主の思いに応え、地場の木材を用いて原風景である“雑木林”を想起させる空間を志向しました。そして、“不整形な形態”等で“雑多な心地良さ”を作る事が意図されました。店舗の公式サイトはこちら。
店は都心の喧騒から離れた郊外の、近隣には畑や川や林などがある長閑な住宅街の幹線道路に面して建っている。
いかにもロードサイド型大型飲食店風の既存建築をブックカフェへと全面改修を行った。
クライアントはその地元の雑木林や川の保全活動に取り組んでおり、デザインを着手するにあたって 以下のような事が伝えられた。
・食を通じ自然と人との共生、持続可能なライフスタイルを創造出来る様な場にしたい。
・生活感のある落ち着いた場所にし、子供から高齢者まで、特に持続可能な社会・地域を目指すためには 子供を大切にしないといけない。
・所有している約4万冊の書籍を活かし「残していきたい自然、大切なもの」 を感じ考えてもらえる様な図書館にしたい。
・食やみどりに関する体験の機会などを提供し、文化・芸術、知的なものに触れられる場にしたい。
・特に雑木林は武蔵野の原風景であったが、人との関係が崩れてしまった現在、雑木林と農業・食とを関係付けながら、 人とみどりとの新たな可能性を見いだしていけるような場にしたい。
こう言った思いを汲み取るべく雑木林や川原を歩きその体験とクライアントが持つ思いをどのように具体化していけば良いか考えていった。
地元の木をふんだんに使い親しみ易い場を作ると言う事だけではなく、雑木林を空間に表現し、川のイメージをどこかに入れる。こうしたクライアントからのリクエストへの答えを探していくことは創造的な設計行為が行えている喜びが感じられ難しくもやりがいのある仕事となった。
一級建築士事務所「株式会社アイケイジー」の、設計職、広報・総務職、3DCG制作職のスタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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一級建築士事務所「株式会社アイケイジー」が、設計スタッフ(経験者)、広報・総務スタッフ、3DCGスタッフを募集中
商業・オフィスをはじめとする内装設計から、戸建て住宅の建築・インテリアデザインまで、多岐にわたる業務のため、チームでプロジェクトを進めていきます。様々なことを一緒に楽しみながら業務ができる、明るく前向きな人材を求めています。
履歴書、ポートフォリオをPDFにてEメールでお送りください。
拝見させていただき、こちらからご連絡致します。
池貝知子
【About ikg inc.】https://ikg.cc/works/
アイケイジーは建物や空間にまつわることをトータルでプロデュースしています。
家や店舗を建てる土地選びから始まり、建物・アプローチの建築設計、インテリアデザイン、照明デザイン、家具やアート、そしてカーテン・リネン・食器類・家電製品などの備品の選定、オーディオ環境の提案、庭の植栽計画、防犯計画など、内容は多岐にわたります。
三上建築事務所が設計した、茨城の「水戸市下入野健康増進センター」です。
街の中心から離れた丘陵地に計画されました。建築家は、地域に癒しや憩いの為の場を作る目的に、様々な機能を“一筆書き”で繋ぐことで“集う場”の構築を志向しました。また、全体を覆う軒の低い勾配屋根は周辺風景との調和も意図されました。施設の公式ページはこちら。
敷地は水戸市の中心部から離れた東部の丘陵地に位置する。
敷地は雑木林を切り拓き、谷地を埋めて造成した。異種の基礎構造を回避して直接基礎とすることを模索にした結果、ストラップのような形が浮かび上がり、建物の配置と外形が規定された。
施設機能は、トレーニング室や多目的室などのスポーツ練習場。屋内プール、公衆浴場である。
これらの機能を土地条件から規定された外形の中に割り当てた。機能を持った空間を一筆書きでつなぎ、連続させることで、様々な活動や利用する人たちがつながり、集う場になることを目指した。
屋根の軒先の高さを一定とし、しかも低く抑え、和風の佇まいを与えた。屋根の裏面となる天井は、軒天井から内部空間へと連続する。軒下はすべてガラス張りとすることによって、軒先に縁どられた外部と視覚的なつながりと、日本的な内部と外部の曖昧な境界を創り出している。
coil 松村一輝建築設計事務所による、京都市の店舗「KYOTO WAND」です。
町屋を改修した観光者の為の店の計画です。建築家は、街を囲む山々でのアウトドアスポーツの拠点として、着替える・物を預ける・食べる飲む の機能が揃った場を設計しました。また、様々な専門作家が制作した素材を用いて空間を作り上げる事が実践されました。店舗の公式サイトはこちら。
京都市東山区北棟梁町、清水五条駅から東へ徒歩5分の敷地にて、町屋を改修した日帰り観光者の滞在拠点としての計画です。
京都市内において、寺社仏閣や文化施設等は既に世界的にも有名な観光資源となっています。
それと同時に、山に囲まれた盆地という地理的特性もあり、山道や川沿いでのトレイル・ランニング等のスポーツアクティビティとしての環境でも、「京都一周トレイル」といった全長80kmを超えるコースも設定されている等の恵まれた都市でもあります。
ただ、このスポーツアクティビティに関しては、利用者の数や認知度からすると、まだ多くの伸びしろが残っている状況です。そこに着眼点を持ち、汗を流せて着替える(シャワールーム)、荷物を預ける(ロッカー)、お腹を満たし喉が潤せる(厨房)機能が揃った施設をつくる事で、すでに認知度の高い文化的な楽しみと、今後拡まっていくであろうスポーツ的な楽しみとを、心地良く繋ぎあわせる場所を計画しています。
例えば、午前中に山道を走り、午後からは市中観光に出かける。または、夫婦でそれぞれトレイルランと寺社巡りを別で楽しみ、その後に待ち合わせる。そんな、ごく近い距離で異なる方向性での楽しみ方が可能な京都市のポテンシャルを引き上げる事を目的とした計画になります。
吉祥寺に新社屋が完成した「佐久間徹設計事務所」の、設計スタッフ(2023年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
吉祥寺に新社屋が完成!「佐久間徹設計事務所」が、新卒スタッフを募集
佐久間徹設計事務所は、吉祥寺に事務所を構える建築設計事務所です。
現在、設計スタッフ/広報・事務スタッフ計15名で編成され、国内20以上のプロジェクトが進行中です。2023年1月に、自社設計の社屋が完成。これからの事務所の発展を見据え、中心となって活躍してくださる新卒・新卒に近い設計スタッフを募集します。経験者の方も大歓迎です。
吹き抜けのある所内は、スタッフ同士のコミュニケーションがとりやすく風通しの良い環境です。
お昼は近所のお惣菜屋さんから届く美味しいおかずと、事務所で炊いたごはんで、まかないランチを食べています。
新しい時代に、明るくポジティブに、粘り強く、建築設計に取り組んでくれる方、ご応募お待ちしております。
長谷川逸子へのインタビュー「女性と建築の半世紀」が公開されています。建築討論の企画“Mind the Gap──なぜ女性建築家は少ないのか”の一環で、2022年12月に収録されたものです。
玉上貴人 / タカトタマガミデザインが設計した、神奈川・横浜市の、物流施設内の休憩ラウンジ及び託児所「ESR幸浦DC1 KLÜBBエリア」です。本体の設計は塩浜工業が手掛けています。
アメニティ空間等の計画です。建築家は、北ラウンジでは、眼下の“施設を象徴する”森への志向性と安心感を生む“洞窟”が重なる様な場を構築しました。また、南ラウンジでは、“リボン状の造作”を旋回する様に設えて様々な居場所の場を作る事が意図されました。
COVID-19により人々の生活様式が変化したことで、eコマースが急伸し、インフラである物流施設の需要は増している。
本施設は33万㎡という広大な敷地に4期に渡って計画されている物流施設の1期目で、首都圏最大規模の延床19.6万㎡を誇り、南北2箇所にラウンジを設置するなどアメニティスペースの拡充が計られた。
敷地内の「金沢の森」は30年ほど前に植樹されたものだが、荒廃が進んでいた為、ランドスケープデザイナーの手によって再生された。本件ではアメニティスペースだけでなくファサードのデザインもタカトタマガミデザインが担っている。
北側最上階の共用ラウンジからは工業地帯越しに横浜港が見渡せるが、眼下にある「金沢の森」へ指向性をもたせる為、天井の一部を垂れ下げるように壁へと変化させる意匠とした。これにより洞窟が幾重も重なるような包まれた安心感のある空間を目指した。さらに天井高や垂れ壁間の幅を操作し場所毎の居心地に差異を与えた。窓際空間の天井は鏡とし、庭園に対し相互にアクティビティを映しだす関係性を持たせた。
南側最上階の共用ラウンジには2本のリボン状の造作をエレベーターホールから奥へとぐるぐると旋回させるように設えた。リボンにはそれぞれ異なる質感を与え、間に照明を仕込み対比を際立たせることでその動きを強調した。リボンは床、壁、天井へ変化しながら空間を緩やかに仕切り、様々な居心地の場を生み出す。時にはカウンターやベンチのような居場所をつくりながら階段へと変化し利用者を屋上へと導く役割を担っている。
片田友樹 / micelleが設計した、福岡の住戸改修「KGM」です。
陶芸家の施主の為に計画されました。建築家は、居住・制作・打合せの空間が共存する在り方を求め、作業場を中心に諸室を配置した“中世の広場”の様な構成を考案しました。また、壁と床には堅牢さを備えて使い込むと味わいが増す素材を選択しています。
作品の扱われ方やアウトプットの変化によって、製作の状況が変化してきた作家のため、住居と製作場・打合せスペースという通常では相入れない用途をマンションの一区画に共存させることとなった。
既存の壁を利用し、部屋と廊下を抉るように解体して、他室の扉が面する中世の広場のような作業場とした。
四方の壁面を窓や扉が占めているが、開口部が正対することはなく、人や物、光や風が通り過ぎるその一瞬立ち止まれるような場所である。
その中で、窯は教会のような位置を占め、その反対側には鑑賞者が眺め受け止めるための正対したポジションを据え、逆の正面性をその背面に持たせた。
壁は絵画や作品、資料などを設置することが想定されたので、何度でも補修して塗り重ねられるよう美術館のような仕様とし、床は優しい表情を持ちつつもタフに使えるリノリウムとした。どちらも使い込んだ表情が楽しみになる素材としている。
小原賢一+深川礼子 / ofaが設計した、岡山・真庭市の「湯原ふれあいセンターリノベーションプロジェクト」です。
公共施設の機能移転等の再整備計画です。建築家は、地域の現状との齟齬や利用率向上を求め、其々の用途が空間の一部を共用して繋がる“まちの居間”の様な場を志向しました。そして、“縮小”や“転用”を豊かさに繋げ価値を生み出す事が意図されました。
既存庁舎の老朽化にともない、市の地域振興局事務所を隣接する築35年の「ふれあいセンター」(町民ホール)内に移転し、機能を複合して整備する計画です。既存建物にはホール(800人)と会議室、和室、図書館がありましたが、いずれも地域の現状と空間や機能が合わなくなり、利用率が低下していました。
本プロジェクトではホールを今の地域の人口規模や催し物の想定に合わせてコンパクトに整理し、図書館を拡大、新しい振興局と交流スペースを組み合わせて全体をゆったり作り直しました。それぞれは空間を一部共用してゆるくつながり相互の連携や住民と来訪者の交流など面積以上の効果が生み出せる、「まちの居間」のような豊かな空間へ仕立て直すことを目指しました。
デザインにおいては、大きなホールと細切れの部屋をいったんひとつにし、その中に具体的な活動を想定する「プレイス」を配置し、その間を多様な居場所と交流を生む「スペース」として設えました。空間は稼働率を上げられるよう、活用にあわせて使いやすい大きさに調整しています。
増田忠史+蜂谷伸治 / MASS & HACHIが設計した、東京・港区の飲食店「東麻布さいこう」です。
宿泊施設の中の鮨店の計画です。建築家は、1区画内に2つのカウンターとワインバーの併設の要望に、“洞穴”の様な通路を介して各領域に到達する平面構成を考案しました。また、“独立性”を保ちつつも“賑わい”を感じられる状況を作る事も意図されました。店舗の公式サイトはこちら。
東麻布の大通り沿いに新築されたホテルの1階に位置する鮨店の内装計画。
間口約6m、奥行約18mの細長いフロア内に、大小2つの鮨店のカウンター席(舞台)とワインバーの併設が求められた。
入口のあるカーテンウォールの内側に新たに塗壁のファサードを設え、そこから奥に奥に洞穴を掘り進めて行くように通路と各場所のゾーニングの検討を行った。土間状の通路が細長いフロアを貫き、フロアと通路に囲われた領域にワインバー、2つのカウンター席(舞台)、厠所等の諸機能を配置した。
ワインカーブをイメージしたボールト天井のワインバー、高さ3mの格子引戸で間仕切られた開放的な2つのカウンター席(舞台)を、雁行する土間の領域を介して接続することで、それぞれの場所の独立性を保ちつつも、気配やにぎわいを感じられる空間のあり方を目指した。
小野龍人+三浦朋訓+ヤン・シカン / T2Pアーキテクツが設計した、兵庫・西宮市の「甲子園の住宅」です。
閑静な住宅街に計画されました。建築家は、長く住める“愛着”と生活変化を受容する“余白”の要望に、RC壁が作る“揺るぎない骨格”と建具で可変する“柔軟性”を持つ建築を考案しました。また、時間の蓄積も意図し吟味した素材で空間が満たされました。
敷地は兵庫県西宮市の閑静な住宅街に位置する。
クライアントは長く住み愛着が持てる家を求め、コンクリートの躯体がもつ力強い空間の骨格を我が家のシンボルとして望むと同時に、子供の成長やライフスタイルの変化など、長く住み続けるために変化を受け容れる余地が求められた。
そこで、鉄筋コンクリート造の壁式構造で外周部に構造上主要な壁を配置し揺るぎない骨格を築く一方、吹抜などで連続するワンルームの内部空間は極力構造壁を減らし建具が個室を間仕切る壁である、柔軟性のある空間形式を築いた。
不変と可変、不自由と自由がこの家のテーマとなっている。
コンクリートの外壁でプライバシーを固く守る閉ざされたコートハウスではなく、街や庭など外部環境とつながる住空間を目指した。
そのため、外壁には構造上必要な壁を残しつつも、大型の開口をできるだけ配置した。整然と配列された正方形の開口部は、ガラスの有無や、シャッターおよびカーテンの開閉により、外部との関係性を規定する。
乾久美子へのインタビュー「女性が建築の世界で働きやすくなる可能性をともに考える」が、建築討論に掲載されています。2022年12月に収録されたものです。
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