photo©中村絵
今治市伊東豊雄建築ミュージアムでの展覧会「日本一美しい島・大三島をつくろうプロジェクト2014」の会場写真です。会期は、2015年6月14日まで。展示に合わせて様々なイベントも企画されています。
大三島には13の集落があります。今でこそ陸路が整備され、集落間の往来は容易になりましたが、かつては海上交通が中心で、島内よりも周辺の島々との交易が盛んだったこと、また、海や山の間の限られた土地に集落を築いてきた結果、集落ごとに少しずつ異なる文化や生活習慣が形成されてきました。本展では、13の集落の紹介に始まり、プロジェクトルームでは「盛」「瀬戸」「宮浦」「宗方」の4つの集落における“人びとが集える小さな場所”を提案します。集落に点在する空き家など、現存の建物を生かしながら、島内外の人びとがゆるやかに交わる場所づくりを考えます。