原研哉が、日本のお勧めスポットを紹介するサイト「低空飛行」が公開されています。会員登録することでコンテンツを閲覧できます。
日本の選りすぐりのスポットを原研哉が紹介するサイト「低空飛行」を公開しました。情報の独自性と篩の目の純度を維持するために、場所の選定・写真・動画・文・編集を自分でやっています。https://t.co/KBXAfFq6Fh pic.twitter.com/BFYZzSXJKF
— 原研哉 (@haraken_tokyo) July 18, 2019
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トラフのウェブサイトに、遊具「PLAYRING」の写真が掲載されています。
福井県敦賀に本社を置く、子供のための各種用品を扱うジャクエツと協同した遊具「PLAYRING」の開発。
PLAYRINGは3つの大きなリングの組み合わせで出来ており、360度いろいろな方向から遊び始めることができる。正面、横、斜め、後ろと見る角度によってはリングが消える、不思議なオブジェでもある。
リングに張られたネットとの組み合わせで、くぐる、登る、ぶら下がるといった使い方ができたり、お気に入りの居場所を見つけたり、遊び方は子供たち次第。使い方を限定せず、幾何学的に構成したPLAYRINGは、子供たち自身が遊び方を発見できる余白のある遊具となる。
多田正治アトリエが設計した「九重の竹テント」です。
和歌山県の山中の20人ほどの集落「九重(くじゅう)」。
6年前に東京より移住してきた若者たちが、旧九重小学校で「bookcafe kuju」と「パンむぎとし」を営んでいる。
彼らが中心となり主催するイベント「KUJU MARKET」は5年目を迎え「雨でも楽しい」をコンセプトに梅雨時2daysの開催を試みた。
紀伊半島大水害(2011)など水害の多い地域でもあり、
そのコンセプトを実現するために「九重の竹テント」を、設計・施工した。テントの主構造には竹を用いている。
熊野の主幹産業のひとつに林業があるが、ヒノキ・スギ林にとって竹害は大きな問題である。
竹の利用方法の可能性のひとつとして、
竹の伐採から、試作を重ねた検討を経て、9つのテントが連なるイベント会場をつくりあげることとした。
「ジョナサン・アイブ氏、アップル退職し新会社設立へ」という記事が、AFP BB NEWSに掲載されています。
佐藤可士和 / SAMURAIによる、東京・中央区日本橋本町の「武田グローバル本社 インテリアデザイン」です。
武田薬品工業が東京・日本橋本町に建設した新グローバル本社のインテリアデザインのクリエイティブディレクション。
常に患者さんを第一に考え、優れた医薬品の創出を通じて人々の健康と医療の未来に貢献するという創業以来引き継がれてきた同社の思いを汲み、人間の「生きる力」をオフィス全体の空間デザインコンセプトに設定した。
エントランスから受付、ワーキングエリアまでの一連の流れを人間の生命を育むストーリーと捉え、『生』『水』『光』『土』『木』『人』『絆』『未来』という8つの漢字のモチーフを洗練された現代的なアイコンで表現。それらを、日本企業らしい「和」を感じさせるあしらいで、壁面のアートワークやカーペット、照明などに展開した。
「生きる力」をサポートする日本発のグローバルな研究開発型のバイオ医薬品企業のアイデンティティを発信すると同時に、そこで働く多様な人たちが、同社の目指す明るい未来を共有できる空間にすることを目指したスペースブランディングプロジェクトである。
玉上貴人 / タカトタマガミデザインの内装デザインによる(外装デザイン:松本零士)、水上バス「エメラルダス」です。
隅田川を航行、浅草~お台場を繋ぐ水上バスである。本船は銀河鉄道999などを手掛けた漫画家・松本零士氏による船体デザインのシリーズ3隻目となる。船体同様これまでの船舶に無い新しい価値観を内装デザインに求められた我々は、整然と並べられた座席という固定概念を覆すことで応えた。
前方客室の床面が水面の高さに等しいことに気づいた我々は水辺に足を浸すような川と一体感のある親水空間を思い描いた。そして風景が目まぐるしく変化する水上バスでは乗客の自由な移動を促すほうがワクワクする気持ちを喚起する空間にできると考えた。
佐藤可士和 / SAMURAIによる、福岡のスタジオ「beauty experience fukuoka studio」です。スタジオの公式ウェブサイトはこちら。
社名変更から新CI・オフィス・スタジオまでをトータルで手がけてきたbeauty experienceの新しい福岡スタジオのインテリアデザインを手がけました。素材の元来持っている美しさをテーマにデザインされたこのスタジオは、色の変化でシーンを作り出すオリジナルの間接照明器具、漢字の「美」をモチーフにしたロゴからインスパイアされた大きなキャンパスのアートワーク、それらを写し出す大きな鏡を配したシンプルな要素で構成されています。「人生に、新しい美の体験を。」というコーポレートスローガンを体現するアイコニックな空間です。
佐藤可士和 / SAMURAIのクリエイティブディレクションによる、滋賀の日清食品関西工場の工場見学施設「NISSIN KANSAI FACTORY」です。
日清食品関西工場の工場見学施設のクリエイティブディレクション、インテリアデザインを手がけた。
まるでポップアートのような巨大なカップヌードルがアイコニックなエントランスに迎えられ、全長200mにもおよぶ真っ赤な見学通路では、1分間に400食ものスピードで次々とカップヌードルが作られる映像を、生産ラインで発生する音をサンプリング、リミックスしたエレクトロニック・ミュージックと共に40台の大型モニターで視聴することができる。
敷地の広さは甲子園球場2.6個分(10万㎡)、1年間で最大10億食もの製品を生産することが可能な、最新鋭の設備とIoT技術を備えた国内最大級の食品工場の一つである。
また、世界に一つだけのオリジナルのカップヌードルが作れる「マイカップヌードルファクトリー」、来場者に商品パッケージのステッカーを貼ってもらう参加型アートも設置され、体験型工場見学の最新形を提示している。
ツバメアーキテクツ+狩野佑真がインテリア設計・外観調整・サイン計画を手掛けた、大阪・羽曳野市の、ネジ製造会社の社員食堂「ネジ工場の最上階」です。狩野は、アーティスト鈴木康広氏のアシスタントを経て自身のデザイン事務所を設立。プロダクトデザインなどを手掛けています。
大阪・羽曳野市に拠点を置く、ネジ製造会社の社員食堂設計プロジェクト。ネジ会社ならではの環境を活かし、この食堂のためだけに特殊ネジ製造やオリジナルマテリアルの開発などディテールを追求した設計を行った。社員にとっては普段見慣れているネジであり普通であれば隠されてしまう存在だが、あえて表に見せたり違った使い方を提案するなど改めてネジを視覚化することで、再びネジという存在を意識させることを意図した。
スキーマ建築計画の長坂常とグラフィックデザイナーの色部義昭に、東京都現代美術館のリニューアルについて聞いたインタビュー記事と写真がpenのサイトに掲載されています。
以下は、美術館公式の改修に関するリリーステキスト。
館内外のサインを一新
目の前に広がる木場公園。その続きのように普段使いをしてもらえる美術館をコンセプトにパブリックスペースを整備しました。各施設やカフェ&ラウンジ、美術図書室などを隅々まで楽しんでいただけるよう、サインと一体的にデザインされた什器を設置し、まちに開かれた美術館を目指します。
サイン什器設計:建築家 長坂常(スキーマ建築計画)
サイン計画:アートディレクター 色部義昭
(株式会社日本デザインセンター色部デザイン研究所)
グラフィックデザイナーの仲條正義に、自身がデザインした東京都現代美術館の「リニューアル・オープン記念ロゴ」について聞いたインタビュー動画です。
東京都現代美術館のロゴはミュージアムという言葉の頭文字であるMを強調し、略称MOT(モット)という言葉からイメージされる積極性や上昇性(「もっともっと・・」)を、Tの文字を+(プラス)にすることで表しています。さらにTは「東京」の頭文字にも由来しています。美術館の活動にさらなる「+」(プラス)を、そして皆様により親しみをもっていただける美術館として邁進する思いを込めて、開館当時より使用している当館のロゴのデザイナーである仲條正義氏に、1年間限定で使用するリニューアル・オープン記念ロゴをデザインしていただきました。その仲條正義氏にインタビューをした動画です。
TAKT PROJECTによる、ミラノデザインウィークに行われた個展「TAKT PROJECT Solo Exhibition in Milan : glow ⇄ grow」です。作品に関しては最後に掲載した動画を閲覧するとより理解が深まります。
ミラノデザインウィーク5年連続の参加となる本年、TAKT PROJECTは「glow ⇄ grow」と題し、初の海外大型個展を開催致します。本展示は、ミラノ中央駅の高架下に連なるドームの1つ、約230㎡の空間を会場に、新しい自主研究プロジェクト「glow ⇄ grow」を、インスタレーションとして発表致します。
光る事で成長し、成長する事で光が変わる。
姿形を完成させるデザインではなく、機能が新たな機能を生んでいく、そのプロセス自体のデザインです。光で固まる樹脂を、プログラミングされた光を放つLEDで直接硬化、LED自体が姿を変えながら光り続けていきます。氷柱や鍾乳洞のように成長するその姿は、光に様々な表情を与え、そしてまた、光によって新たな姿を獲得し成長していきます。それは、自然の模倣ではありません。制御という人工的な操作に、自然の原理を取り込む人工と自然の融合のプロセスです。自然と人工、自律と制御、未完と完成といった、相反する様々な事柄をつなぐ存在。それらが作り出す、自然でも人工だけでもない新たな環境を、インスタレーションとして出現させます。
大松俊紀 / 大松俊紀アトリエによる、椅子「Shades of Michelangelo」です。
椅子は背板を座面に対して90度にすると座り心地がよくないので角度がつけられているが、もし直角の背板を座った人の背中が押し出すように変形したら、椅子の形や座り心地はどうなるだろうか? そのような疑問から、この椅子のデザインは出発した。
座面と背板は一体となった3mm厚のアルミニウム板で成形されており、座面のアルミニウム板は前脚へと少し伸びながら木製の脚と一体化することで、貫なしで安定した構造となっている。
”インクリメンタルフォーミング”技術
金属板を今回のように三次曲面加工する場合、通常「型」が必要となるが、単品生産の場合、型を作る余裕はない。そこで考え出されたのが、菊川工業株式会社の”インクリメンタルフォーミング”技術で、今回のアルミニウム部分の加工に採用した。
『インクリメンタルフォーミングとは、金型不要な成形加工技術で、少量多品種や複雑な形状の製品製作の場合、(「型」を使用する)従来工法に比べて、安価で短期に対応できます』(菊川工業株式会社のHPより)インクリメンタルフォーミング(菊川工業株式会社のHP)
https://www.kikukawa.com/technology/incremental-forming/
arbolによる、教育施設の廊下の為のインスタレーション「杜のオブジェ」です。
「杜のオブジェ」制作の契機となったのは、大阪の帝塚山学院住吉校のコモンズルームの改修計画である。帝塚山学院は、100年以上の歴史を持ち、小学校・幼稚園・女学校に始まり、現在は幼稚園から大学まで男女共学を含めた教育を展開する帝塚山エリアの名門校として知られている。今回の計画地は、小学生から高校生までが在籍している住吉校である。新しい教育の場としてコモンズルームを計画されており、図書館や多目的ホール等の生徒の共用エリアを改修するものであった。
全体計画は、株式会社山田綜合設計が統括し、そのなかで、廊下部分のインスタレーションをarbolが担うこととなった。廊下は、生徒のためのアクティビティスペースを生み出しながら、コモンズルームエリア全体を繋いでいく場所として位置づけられた。
インスタレーションをデザインするにあたって、まず、コモンズルームエリアの軸となる廊下は、コミュニケーションを誘発する場であり、それぞれの学びの空間を往来する際の思考の切り替えの場でもあることから、身体的には「動」だが、精神的には「静」の空間として捉えることとした。感覚が研ぎ澄まされる凛とした雰囲気、それでいてどこか優しく包まれるような空間を目指した。そして、帝塚山学院がかつて松林であった歴史や、初代校長である庄野英二先生の森の中で学ぶという教えより、コンセプトは、「森の逍遥」「やわらかな人だまり」「五感に響く新しいシンボル」とイメージした。
市原湖畔美術館・須賀川市民交流センターtette等の建築業界でも知られた施設のサインの実物が多数展示される、デザイナー・色部義昭の展覧会「目印と矢印」が開催されています。会場は東京・銀座の「クリエイションギャラリーG8」です。
こちらのページとこちらのページに会場写真が掲載されています。色部は、長谷川豪の書籍に多数関わっていることでも知られています。最新のサイン計画のプロジェクトにはスキーマと組んだ東京都現代美術館のリニューアルなどがあります。
1997年に急逝したグラフィックデザイナー亀倉雄策の生前の業績をたたえ、グラフィックデザイン界の発展に寄与することを目的として、1999年、亀倉雄策賞が設立されました。この賞の運営と選考は公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)が行い、毎年、年鑑『Graphic Design in Japan』出品作品の中から、最も優れた作品とその制作者に対して贈られます。
第21回は、色部義昭氏の、地下鉄のCI計画「Osaka Metro」に決定しました。色部氏は、日本デザインセンター入社後、原デザイン研究所の勤務を経て、2011年より色部デザイン研究所を開設。DIC川村記念美術館や市原湖畔美術館、国立公園や須賀川市民交流センター tetteといった、美術館や公共施設のブランディング、サイン計画をはじめ、「naturaglacé」や「Liquitex」などのパッケージデザイン、「TAKEO PAPER SHOW 2011−本」や「富山県美術館の目印と矢印」の会場構成など、グラフィックデザインをベースに、平面、立体、空間を横断し、幅広くデザインを展開してきました。必要なものは何か、使用される条件や背景を的確に判断し、心地よく印象的なデザインで、社会とデザインの接点を考える数々のプロジェクトを手がけています。
今回の受賞作品は、公営から民営の地下鉄として開業した「Osaka Metro」のCI計画。Metroの「M」の中にOsakaの「O」を内包した、立体的で螺旋状に動きのあるシンボルを中心に、エネルギッシュな大阪の町や走り続ける活力を表現したこの計画は、「プライベートな作品、表現が多い中、公共性の高い仕事」、「堂々たるデザインであり、亀倉雄策賞に相応しい」と高く評価されました。この受賞を記念して個展を開催いたします。
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