


KUU / 佐伯聡子+タンK.M.が設計した、中国・上海の、広告会社オフィス「SAATCHI & SAATCHI in 上海」です。
2013年から2015年にかけて上海で設計した内装プロジェクトである。ロンドンに始まり世界中にブランチを持つ広告会社の上海支社。指数関数的に上昇する中国経済を背景に持ち、またその業種故に初めて訪れた時はとにかく賑やかで忙しそうなオフィスだと思った。24時間常に誰かがオフィスに滞在し、世界中のどこかの誰かとネットや電話で繋がっているようだった。
250人を超え更に増え続ける従業員のためのデスクを、人の動きを止めないように、蛇行しながらあちらからもこちらからも通り抜けれるように配置。それぞれに集めるよう要求された4つの部署を色で塗り分けたら、その流動的な配置の中でゆるやかな村のようなグループができた。天井にもとよりあった整然と配置されたオフィス照明との折り合いは悪かったが、新築オフィスビルの整備されたばかりの天井を壊すのは忍びなく、同じく新品のOAフロアと共に残すことに。代わりにそれぞれのデスクに照明を設置し、そちらに全体照明も頼ることにしたら、村の街灯のようになった。
その23階の新オフィス計画が竣工してまもなく、既に手狭になったとのことで同ビル内2階下への拡張計画が持ち上がる。かくしてこの村は少しだけその容態を変化させつつ21階へと増殖していった。














