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妹島和世が出演するドキュメンタリー「建築と時間と妹島和世」の予告動画と追加イメージが公開。ホンマタカシが監督・撮影を務めたもの

妹島和世が出演するドキュメンタリー「建築と時間と妹島和世」の予告動画と追加イメージが公開されました。本作は、ホンマタカシが監督・撮影を務めたもので、妹島和世建築設計事務所が2018年に完成させた「大阪芸術大学 アートサイエンス学科棟」の完成までに密着したドキュメンタリー映像です。2020年10月に渋谷のユーロスペースでロードショー。同建築はアーキテクチャーフォトでも特集記事として紹介しています。

大阪芸術大学アートサイエンス学科。
アートとサイエンスとテクノロジーを柔軟に連携させて、
これまでになかった研究と教育を行う新校舎に、
妹島和世が込めた思いは「公園のような建物」。

妹島和世。
金沢21世紀美術館やルーブル美術館ランス別館などを手がけ、
建築界のノーベル賞とも称されるプリツカー賞を受賞した建築家。
彼女は新校舎の設計・建築にあたり大切にしたことを3つ挙げている。
一つは、建物が立つ「丘」に合せた外観であること。
それは周辺の環境と美しく調和する、有機的なフォルムを導き出した。
さらに、建物が「開かれている」こと。
様々な方向からの出入りでき、様々な方向への視界が確保できるような、
内と外との自然なつながりを実現した。
そして、そこが人々の「交流の場」となること。
まさに、誰もが立ち寄れる、見晴らしのいい丘の上の「公園」である。

その構想から完成までの、3年6か月という時間を追ったドキュメンタリー。
一人の建築家の一つの建築に向き合う姿を鮮明に描き出している。
監督・撮影は、ル・コルビジェ、丹下健三など
数々の建築物を撮影してきた写真家 ホンマタカシ。
90年代に妹島と出会い、それ以来妹島建築を撮影してきた。
その彼の映像の力が、妹島の作品を通して「もう一つの作品」を作りあげた。

【引用元サイト名】

以下は、新しく公開された、ホンマタカシによる写真。

『ついに食品スーパー「アマゾンフレッシュ(Amazon Fresh)」が一般公開!』(BLOGOS)

『ついに食品スーパー「アマゾンフレッシュ(Amazon Fresh)」が一般公開!』という記事が、BLOGOSに掲載されています。amazonが新たに開店したテクノロジーを搭載した店舗です。

以下は、そのお店の様子を伝える動画。

吉村順三が1954年にMoMAの中庭に完成させた住宅「松風荘」の当時の様子を捉えた、MoMAが制作したドキュメンタリー動画が公開

吉村順三が1954年にMoMA(ニューヨーク近代美術館)の中庭に完成させた住宅「松風荘」の当時の様子を捉えた、MoMAが制作したドキュメンタリー動画がyoutubeで公開されています。約18分の動画です。当時のMoMAは近代住宅を紹介する為に美術館中庭に著名建築家を招聘し、2年ごとに住宅を展示するという「House in the Garden」というシリーズを行っていたのだそう。この住宅に関するより詳しい情報はこちらに。MoMAのアーカイブでは、現場で撮影された若き日の吉村順三の写真も公開されています。

以下は、MoMAによる解説テキスト。

A Japanese House is a film MoMA produced in 1955 to document the installation of an actual, full-scale 17th-century Japanese house, designed by Junzō Yoshimura and named Shofuso (or “Pine Breeze Villa”), in our Sculpture Garden. The third house that MoMA’s Department of Architecture and Design constructed in the garden, Shofuso was chosen for its unique, traditional Japanese design characteristics, including post-and-lintel frame construction, flexible layout, purposeful relationships between indoor and outdoor spaces, and the decorative qualities of the structural system itself. With more than 1,000 visitors per day, the exhibition was so successful that the Museum extended its run multiple times.

The film is in many ways a traditional documentary, detailing a specific event at a certain moment, with explanatory narration. However, it is also a beautiful film, with many quiet, contemplative moments, careful camerawork, and artfully composed frames. Japanese in its execution, the film explores traditional elements of Zen and Shinto design, such as kukan/supesu (“space is not empty”). Long, lingering takes invite the viewer to ruminate on reflections in water or the shape of a doorframe, as if they were experiencing the house themselves. This film is the closest you can get to visiting Shofuso without actually being there. The house still exists, now reassembled in a park in Philadelphia.

杉本博司に、青木淳が京都市京セラ美術館館長として話を聞いているインタビュー動画「青木淳館長による杉本博司 経歴聞き取り調書」

写真家の杉本博司に、青木淳が京都市京セラ美術館館長として話を聞いているインタビュー動画「青木淳館長による杉本博司 経歴聞き取り調書」です。京都市京セラ美術館では、2020年10月4日まで「杉本博司 瑠璃の浄土」展を開催中

青木淳館長による杉本博司 経歴聞き取り調書
2019年12月27日、杉本スタジオ(東京)にて収録

隈研吾・野老朝雄・豊田啓介らが参加したトークセッション「建築・デザインのこれから -Multiplication, CONNECT/DISCONNECT-」の動画が期間限定で公開中

隈研吾野老朝雄豊田啓介青野尚子(司会進行)が参加したトークセッション「建築・デザインのこれから -Multiplication, CONNECT/DISCONNECT-」の動画が期間限定で公開されています。2020年9月30日まで。閉館するリクシルギャラリーが最後に2つの企画をオンライン展覧会として行っていてその出展者らによるトークセッションです。隈研吾は「Multiplication」展を、野老朝雄と豊田啓介は「CONNECT/DISCONNECT」展を共に2020年9月30日までオンラインで行っています。

建築にコンピューテーショナルデザインを活用している隈研吾氏とnoiz 豊田啓介氏。数学的パターンでデザインを生み出す野老朝雄氏の3名を迎え、同時期に開催するオンライン展覧会「Multiplication」と「CONNECT/DISCONNECT」について、制作の経緯やそれぞれの見どころついて解説していただきます。さらに、現在のコロナ禍でのコミュニケーションや働き方、心境の変化など。これからの私たちの新しいつながり方、個のあり方という哲学的な考察まで、幅広く語っていただきました。是非ご覧ください。(収録したものを配信しています)

「アイ・ウェイウェイがコロナ禍の武漢を映したドキュメンタリーを発表」(映画.com)

「アイ・ウェイウェイがコロナ禍の武漢を映したドキュメンタリーを発表」という記事が、映画.comに掲載されています。映画はこちらのリンク先で課金することで全編の閲覧が可能

以下は予告動画。

小山光+KEY OPERATION INC. / ARCHITECTSによる、東京・目黒区の「不動前の集合住宅」の動画。猫と暮らすための建築で、小山自身による設計趣旨の解説も収録

小山光+KEY OPERATION INC. / ARCHITECTSが設計した、東京・目黒区の「不動前の集合住宅」の動画です。猫と暮らすための建築で、小山自身による設計趣旨の解説も収録されています。

間口が狭く、奥行きの深い敷地
目黒不動尊の門前にある小さな商店街に面した敷地に計画された5階建ての14戸からなる賃貸集合住宅。
東京都内の、間口が狭く、奥行きの深い敷地に、小さい賃貸住戸を効率よくレイアウトする際に設計者が頭を悩ませるのは、敷地の奥側の住戸の窓先空地の取り方である。
また、前面道路に面している住戸以外は、隣地に面して窓を設けても、隣接する建物の壁が敷地境界まで迫っているため、採光や通風に効果的な開口をとることができず、あまりいい住環境にならないことが多い。
こちらの集合住宅では、このような間口が狭く奥行きの深い都心の敷地で、収益性を高める密度を保持しながら、採光・通風に配慮した快適な住環境を追求した。

6つの「窓先空地」
敷地の奥行きが18mあるので、まず敷地の前後2つのヴォリュームに分けて、その間に抜けの空間を作り、そこに各住戸へアプローチする階段を設けた。
また2つのヴォリュームの四隅を切り欠いて、6か所のヴォイドを設け、各住戸に光を取り入れ、快適な内部環境を生み出している。このプロジェクトのように、周辺を敷地際まで建物で囲われた敷地において、特に低層階で隣地側の開口は採光上有効な開口部にできなくなることが多い。建物ヴォリュームの角を切り落とし、ヴォイドを設けて隣地との離隔を取ることで、ヴォイドに面する開口は、建築基準法の採光上も有効な開口となる。この集合住宅の延床面積では、窓先空地幅員に2m必要なため、1Fでは屋外通路が間口の1/4近くを占める。屋外通路はピロティも可能なので、2Fからは敷地境界から50cmの位置まで張り出している。上記のヴォイドのひとつにアプローチの屋外通路をつないで、法規上必要な窓先空地とした。窓先空地は避難経路としての機能に目が行きがちだが、居室の採光と通風の確保も目的としている。屋外通路につながっていないヴォイドも、住戸の快適性を確保するために効果的な「窓先空地」と言える。

ネコとの共生ができる賃貸集合住宅
2020年現在、日本国内のネコの飼育頭数は1000万匹に迫る勢いで、2017年には初めてネコがイヌの飼育頭数を上回った。昨今のコロナウィルスによるライフスタイルの変化に伴い、ペットに癒しを求める人が増えており、今後もネコの飼育頭数の増加が見込まれる。
一方で、東京23区内のマンション、アパート賃貸物件の中で、ペットの飼育可能な物件の数は全物件の12%程度に留まっており、入居中や退去時のトラブルを危惧するためか、数は増えていないようである。特にネコはペット可物件でも飼育不可としている場合が多い。
ネコを飼いたくても飼えない、無断で飼う、飼育放棄等の社会的な問題に一石を投じるべく、この集合住宅は、ネコとの共生を想定した賃貸住宅として企画された。
6つの「窓先空地」に面した窓辺には、ネコのためのロフトやステップを設け、日光浴をしたり、外の景色を眺めたりできる空間として、住まう人とネコの双方にとって快適で、居心地の良い環境を作りだす工夫をしている。

ヨーロッパ最大の3Dプリンターで、2階建ての住宅を施工している動画

ヨーロッパ最大の3Dプリンターで、2階建ての住宅を施工している動画です。ベルギーの企業kamp Cによるもの。この住宅は、固定式プリンタで1つのピースとして印刷された世界初のものとの事。こちらでも写真が紹介されています。

スタジオ・ムンバイのビジョイ・ジェインのインタビュー動画。NYのギャラリー フリードマン・ベンダによるシリーズ「Design in Dialogue」によるもの

スタジオ・ムンバイのビジョイ・ジェインのインタビュー動画です。NYのギャラリー フリードマン・ベンダ(friedman benda)によるシリーズ「Design in Dialogue」によるもの。2020年8月12日に収録されたものです。既に52人のインタビューを公開しています。こちらに内容を少し紹介する記事が

テレビドラマ「名建築で昼食を」の第2回(自由学園明日館登場回)が、TVerで8月30日まで無料視聴可能

テレビドラマ「名建築で昼食を」の第2回(自由学園明日館登場回)が、TVerで8月30日01:25(終了予定)まで無料視聴可能です。

藤(池田エライザ)が元カレから預けられたぬか床を悶々とした気持ちで混ぜていると千明(田口トモロヲ)から「女子高でランチしませんか?」とのお誘いが…。
向かったのは世界的建築家フランク・ロイド・ライトが設計した自由学園明日館。ステンドグラスを使わずに幾何学的な窓枠や桟でそのイメージを表現したホール、建物との調和を考えた六角形の家具など、100年前に建てられた女子高の中に数々の「乙女建築」を発見する。増築された講堂など「名建築の時代を経ての変化」を目の当たりにし、自分も変わらなければと感じた藤。元カレで悩んでいたが、少しずつ前向きな気持ちに…。

藤野高志 / 生物建築舎による、群馬の斜面に建てられた住宅「ケーブルカー」の様子や設計プロセスを解説した動画 写真家の小川重雄が東京藝術大学で行った特別授業「建築写真の世界 場と光の選択」のアーカイブ動画が公開中

写真家の小川重雄が東京藝術大学で行った特別授業「建築写真の世界 場と光の選択」のアーカイブ動画が公開されています。2020年8月21日に行われたものです。

以下は、小川のプロフィール。

小川重雄 / Shigeo Ogawa

1958 東京都台東区根岸生まれ
1980 日本大学藝術学部写真学科卒
   伊勢神宮の撮影で著名な渡辺義雄教授の勧めで、建築写真の世界に進む
   株式会社川澄建築写真事務所入社
1986 株式会社新建築社入社
1991 株式会社新建築社写真部長
2008 新建築社を退社、小川重雄写真事務所開設
2012 桑沢デザイン研究所非常勤講師、東京理科大学特別講師、法政大学大学院兼任講師
東京大学にて写真展「Perspective Architecture」開催
2013 武蔵野美術大学特別講師、東京大学特別講師
2018年~ 東京藝術大学美術学部建築科非常勤講師、日本大学藝術学部写真学科非常勤講師、早稲田大学芸術学校非常勤講師

杉本博司がデザインして、京都市京セラ美術館に展示されている「硝子の茶室 聞鳥庵(モンドリアン)」で、茶室披きを行っている動画

杉本博司がデザインして、京都市京セラ美術館に展示されている「硝子の茶室 聞鳥庵(モンドリアン)」で、茶室披きを行っている動画です。この茶室は2014年のベルサイユ宮殿での杉本の展覧会時に最初に公開されました。

京都市京セラ美術館開館記念展「杉本博司 瑠璃の浄土」関連プログラムとして、日本で初めて公開される《硝子の茶室 聞鳥庵(モンドリアン)》の「茶室披き」を開催しました。亭主に武者小路千家家元後嗣の千宗屋を迎え、正客は杉本博司がつとめました。

In conjunction with the exhibition, “HIROSHI SUGIMOTO-POST VITAM,” a tea ceremony was held at the Glass Tea House “Mondrian” for the first time in Japan to commemorate the inauguration of the tea house at the museum. It was hosted by Sen So’oku, heir to the Mushakouji Senke tea school and Hiroshi Sugimoto was his guest.

以下はコンセプトテキストです。

日本では16世紀以来、社会的地位を得て、かつ教養を持つ者は茶の湯を楽しむという習わしがある。ただ一服の茶をたて、客をもてなすという日常的な行為を、芸術にまで昇華させたものだ。茶の湯は客をもてなすという一事に細心の注意を払う。狭い空間に素晴らしい絵画又は書が一点かけられる。そしてその絵画や書に呼応するように花が床に添えられる。茶を喫する茶碗には、その形と色に特に厳しい審美眼が注がれる。そして亭主が茶をたてる所作はニジンスキーの舞のように優雅でなければならない。

茶の湯、そこには西洋で言われるアートの要素すべてがある。所作(ダンス)、軸(ペインティング)、碗(スカルプチャー)、湯のたぎる音(音楽)そして茶室(建築)。それらすべての要素がお互いに深く係わり合いながら、渾然として一つとなってある。

茶室には空間を詩的に見立てた呼称が必要とされる。私はこの硝子の茶室が組み上げられた時、その姿がモンドリアン絵画の構成と呼応していることに驚きを覚えた。抽象への希求は茶の湯の歴史の内にすでに三百年を経ている。茶の湯美学の完成者、千利休は、その現存する茶室「待庵」の壁面構成と庭石の配置に関して、モンドリアン的抽象をすでに試みている。もちろん私の茶室設計も圧倒的な利休の影響下にある。私はモンドリアンという名の韻を日本語に置き換えてみた。すると「鳥の声を聞く小部屋」という意味になった。私はこの茶室は私の意識の中で、モンドリアンが利休の声を、鳥の声として聞いたことによって完成したのだと思った。

カウンタースペースのスマヤ・ヴァリーとハンス・ウルリッヒ・オブリストのオンライン対談の動画

カウンタースペースのスマヤ・ヴァリー(Sumayya Vally)とハンス・ウルリッヒ・オブリストのオンライン対談の動画です。2020年5月19日に収録されたものです。カウンタースペースは2020年のサーペンタイン・ギャラリー・パヴィリオンの設計者に選定されていましたが、新型コロナウイルスの影響で実現は2021年に延期されました。

デイビッド・アジャイとハンス・ウルリッヒ・オブリストがオンラインで対談している動画 ノーマン・フォスターとハンス・ウルリッヒ・オブリストがオンラインで対談している動画

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