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スタジオ・ムンバイのビジョイ・ジェインのインタビュー動画です。NYのギャラリー フリードマン・ベンダ(friedman benda)によるシリーズ「Design in Dialogue」によるもの。2020年8月12日に収録されたものです。既に52人のインタビューを公開しています。こちらに内容を少し紹介する記事が。
テレビドラマ「名建築で昼食を」の第2回(自由学園明日館登場回)が、TVerで8月30日01:25(終了予定)まで無料視聴可能です。
藤(池田エライザ)が元カレから預けられたぬか床を悶々とした気持ちで混ぜていると千明(田口トモロヲ)から「女子高でランチしませんか?」とのお誘いが…。
向かったのは世界的建築家フランク・ロイド・ライトが設計した自由学園明日館。ステンドグラスを使わずに幾何学的な窓枠や桟でそのイメージを表現したホール、建物との調和を考えた六角形の家具など、100年前に建てられた女子高の中に数々の「乙女建築」を発見する。増築された講堂など「名建築の時代を経ての変化」を目の当たりにし、自分も変わらなければと感じた藤。元カレで悩んでいたが、少しずつ前向きな気持ちに…。
藤野高志 / 生物建築舎が設計した、群馬の斜面に建てられた住宅「ケーブルカー」の様子や設計プロセスを解説した動画です。
写真家の小川重雄が東京藝術大学で行った特別授業「建築写真の世界 場と光の選択」のアーカイブ動画が公開されています。2020年8月21日に行われたものです。
以下は、小川のプロフィール。
小川重雄 / Shigeo Ogawa
1958 東京都台東区根岸生まれ
1980 日本大学藝術学部写真学科卒
伊勢神宮の撮影で著名な渡辺義雄教授の勧めで、建築写真の世界に進む
株式会社川澄建築写真事務所入社
1986 株式会社新建築社入社
1991 株式会社新建築社写真部長
2008 新建築社を退社、小川重雄写真事務所開設
2012 桑沢デザイン研究所非常勤講師、東京理科大学特別講師、法政大学大学院兼任講師
東京大学にて写真展「Perspective Architecture」開催
2013 武蔵野美術大学特別講師、東京大学特別講師
2018年~ 東京藝術大学美術学部建築科非常勤講師、日本大学藝術学部写真学科非常勤講師、早稲田大学芸術学校非常勤講師
杉本博司がデザインして、京都市京セラ美術館に展示されている「硝子の茶室 聞鳥庵(モンドリアン)」で、茶室披きを行っている動画です。この茶室は2014年のベルサイユ宮殿での杉本の展覧会時に最初に公開されました。
京都市京セラ美術館開館記念展「杉本博司 瑠璃の浄土」関連プログラムとして、日本で初めて公開される《硝子の茶室 聞鳥庵(モンドリアン)》の「茶室披き」を開催しました。亭主に武者小路千家家元後嗣の千宗屋を迎え、正客は杉本博司がつとめました。
In conjunction with the exhibition, “HIROSHI SUGIMOTO-POST VITAM,” a tea ceremony was held at the Glass Tea House “Mondrian” for the first time in Japan to commemorate the inauguration of the tea house at the museum. It was hosted by Sen So’oku, heir to the Mushakouji Senke tea school and Hiroshi Sugimoto was his guest.
以下はコンセプトテキストです。
日本では16世紀以来、社会的地位を得て、かつ教養を持つ者は茶の湯を楽しむという習わしがある。ただ一服の茶をたて、客をもてなすという日常的な行為を、芸術にまで昇華させたものだ。茶の湯は客をもてなすという一事に細心の注意を払う。狭い空間に素晴らしい絵画又は書が一点かけられる。そしてその絵画や書に呼応するように花が床に添えられる。茶を喫する茶碗には、その形と色に特に厳しい審美眼が注がれる。そして亭主が茶をたてる所作はニジンスキーの舞のように優雅でなければならない。
茶の湯、そこには西洋で言われるアートの要素すべてがある。所作(ダンス)、軸(ペインティング)、碗(スカルプチャー)、湯のたぎる音(音楽)そして茶室(建築)。それらすべての要素がお互いに深く係わり合いながら、渾然として一つとなってある。
茶室には空間を詩的に見立てた呼称が必要とされる。私はこの硝子の茶室が組み上げられた時、その姿がモンドリアン絵画の構成と呼応していることに驚きを覚えた。抽象への希求は茶の湯の歴史の内にすでに三百年を経ている。茶の湯美学の完成者、千利休は、その現存する茶室「待庵」の壁面構成と庭石の配置に関して、モンドリアン的抽象をすでに試みている。もちろん私の茶室設計も圧倒的な利休の影響下にある。私はモンドリアンという名の韻を日本語に置き換えてみた。すると「鳥の声を聞く小部屋」という意味になった。私はこの茶室は私の意識の中で、モンドリアンが利休の声を、鳥の声として聞いたことによって完成したのだと思った。
カウンタースペースのスマヤ・ヴァリー(Sumayya Vally)とハンス・ウルリッヒ・オブリストのオンライン対談の動画です。2020年5月19日に収録されたものです。カウンタースペースは2020年のサーペンタイン・ギャラリー・パヴィリオンの設計者に選定されていましたが、新型コロナウイルスの影響で実現は2021年に延期されました。
デイビッド・アジャイとハンス・ウルリッヒ・オブリストがオンラインで対談している動画です。収録日は2020年6月30日(ソース)。
ノーマン・フォスターとハンス・ウルリッヒ・オブリストがオンラインで対談している動画です。2020年8月20日に公開されたものです。収録日は不明。
テレビドラマ「名建築で昼食を」の第1回(アンスティチュ・フランセ東京登場回)が、TVerで2020年8月23日01:25(終了予定)まで無料視聴可能です。登録等不要で閲覧できます。
春野藤(池田エライザ)は、「乙女建築」なる写真をSNSでアップしている植草千明(田口トモロヲ)とメッセージを交わす中、一緒に名建築でランチをすることに。訪れたのは、1952年にフランス語学校として設立されたアンスティチュ・フランセ東京。設計したのはル・コルビュジェに師事した日本モダニズム建築の第一人者、坂倉準三。
トリコロールカラーの色使い、アートに囲まれた教室、世界に2つのみと言われる2重構造のらせん階段を目の当たりにし、感銘を受けた藤は次第に「乙女建築」に惹かれていく。そして、友人綾子(小川紗良)とカフェ開業に向けて話し合い、決意を強めるのであった。
毛綱毅曠の、北海道立釧路芸術館での建築展「没後20年毛綱毅曠の建築脳」の会場の様子を伝えるニュース動画が、NHK NEWS WEBに掲載されています。会期は2020年10月11日まで。こちらで展覧会ポスターのPDFを見ることもできます。出品リストのPDFはこちら。
毛綱毅曠(1941~2001)は釧路生まれの建築家。「記憶」をキーワードに、時に奇想とも思える個性的な建築を残し、ポスト・モダンの旗手としてめざましい活躍を見せました。没後20年を前に、スケールの大きなそのイメージ世界と活動の軌跡を振り返ります。
ペーター・メルクリの、2019年9月に収録されたインタビュー動画です(動画の公開は2020年4月)。英語字幕付です。聞き手はイスラエルの団体Studio Alternativiです。5個の動画に分割されて公開されています(上の動画は1個目)。
2個目以降の動画は下記に掲載します。
藤森照信に、日本芸術院賞を受賞した作品「ラ コリーナ近江八幡 草屋根」について聞いているインタビュー動画です。2020年6月21日に公開された動画。
日本芸術院賞を受賞された藤森先生に、代表作であるラ コリーナ近江八幡「草屋根」についてのインタビューをさせていただきました。
0:00 藤森照信先生にインタビュー
0:07 日本芸術院賞受賞のお気持ちは?
0:26 「草屋根」の設計をお受けいただいた経緯、理由は?
1:52 「草屋根」の発想元になったもの、モチーフの建物などは?
2:46 「草屋根」のイメージがひらめくまでの期間は?
3:11 「草屋根」の名称は藤森先生が付けた?
3:24 お菓子屋の建物を作ることに何か特別な意識はあった?
4:08 草屋根の内装の仕上げに自然素材がよく使われている理由は?
5:14 「草屋根」のてっぺんに木を植える理由は?
5:43 施主と共にワークショップをすることへの思いや意図は?
7:05 藤森先生にとって「草屋根」は一言でいうとどういう建物?
8:09 ラ コリーナ近江八幡の一番の苦労、印象に残っていることは?
8:41 藤森先生の建物とお菓子屋の融合はどのように感じている?
9:27 失敗したなと思う点は?
9:51 たねやクラブハリエで好きなお菓子は?
SHARE 構造家の満田衛資へのインタビュー動画
構造家の満田衛資へのインタビュー動画です。
企画・プロデュース:近藤 以久恵(建築倉庫ミュージアム)
撮影・編集:瀬尾 憲司
※本映像は、YouTube用に作品の一部を抜粋・編集したものです。
403architecture [dajiba]の辻琢磨が、高校生向けに行ったレクチャー「パブリックとプライベートについて」の動画です。特任講師を務める名古屋造形大学のオープンキャンパス企画として行われたものとのこと。
SHARE 隈研吾の建築展をオンライン上に再構築された架空のギャラリーで体験可能にする、クリエイションの未来展「Multiplication」が開催(ファイルダウンロードで閲覧可)
- 日程
- 2020年8月8日(土)–9月30日(水)
上の動画は展覧会の様子を収録したもの。アプリケーションをダウンロードすれば自由に行動可能です。
隈研吾の建築展を、今年9月末に閉廊する LIXILギャラリー(東京)を3Dモデル化しオンライン上に再構築された架空のギャラリーで体験可能にする、クリエイションの未来展 第23回 隈研吾監修「Multiplication」Powered by historia Enterprise、が開催されています。上記リンク先からアプリケーションをダウンロードすることで体験可能です。会期は2020年9月30日まで。
本展について
新型コロナウイルスの感染拡大により、公共空間での人やものとのかかわり方に変化が求められています。「クリエイションの未来展」第23回隈研吾監修企画では、このような状況において、場所や時間にとらわれず多くの人に届けられるオンライン展「Multiplication」を開催いたします。
本展では、今年9月末に閉廊する LIXILギャラリー(東京)を3Dモデル化し、オンライン上に再構築された架空のギャラリーにて隈研吾展を開催します。展示では、ゲームの企画・開発・販売などを行う株式会社ヒストリアのエンタープライズブランドである「ヒストリア・エンタープライズ」と協力し、ゲームエンジンによる新しい3Dの表現を用いて、抽象化された隈氏の建築作品などを体験いただきます。バーチャル空間での建築作品との出会いは、私たちに実際の建築では得られない体感と新しい視座を与えてくれるでしょう。
2014年より各監修者の現在進行形の考えを具現化し提示してきた「クリエイションの未来展」のフィナーレを飾るにふさわしい、隈研吾氏による現在と未来を見据えた建築の新しいデジタル表現にご期待ください。
監修者からのメッセージ
LIXILギャラリーの第23回クリエイションの未来展のプロジェクト。KKAAとしては6回目の作品となる。今秋で閉廊となるギャラリーを3DCGで再構築、過去6回のKKAAの作品のアーカイブ展示とKKAA建築の新しいデジタル表現を試みた。
リアルタイムでレンダリングされるギャラリー内を歩き回る体験から、抽象化され分解されたKKAAの建築が目の前で再構築されるインタラクティブな経験ができることを目指した。
場所と人、過去と現在、虚と実、さまざまな事象が掛け合わされた展示である。隈 研吾