村野藤吾が設計した、静岡・伊豆の国市の宿泊施設「伊豆長岡温泉 三養荘」(1989年) の現在の様子を収録した動画です。歴史家の石田潤一郎の解説も収録されています。
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商業施設等の内装デザインを中心に、領域を横断したクリエイティブにも携わる「GRAMME INC.」の、インテリアデザイナー(経験者・既卒・2026年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
グラムでは、新たなスタッフを募集します。
商業施設の環境デザインをはじめ、アパレル・コスメ・ジュエリーなどの物販店、飲食店舗の内装デザイン・設計を中心に手掛けています。
そのほか、建築デザインディレクションやプロダクトデザインなど、領域を横断したクリエイティブにも携わっています。【GRAMMEの魅力】
・一人ひとりがクライアント担当としてプロジェクトに携わるため、企画から完成まで一貫して経験できます。
・誰もが知るブランドの空間づくりに携わることができます。
・新ブランドや新規商業施設の立ち上げから参加できる機会もあり、ブランディング視点を持った空間デザインに挑戦できます。
・デザイン力だけでなく、設計スキルやスケジュール管理能力など、実務に必要な力を総合的に身につけられます。
・先輩デザイナーから、デザインセンスや色彩感覚、素材選定などを実践的に学べる環境です。
・商業空間を中心としているため、短期間で竣工まで携わることができ、多くの実案件を経験しながらスピード感を持って成長できる環境です。【業務内容】
・商業施設・物販店・飲食店舗の内装デザイン/設計
・クライアントとの打合せ・ディレクション
・基本設計・実施設計・素材選定
・建築デザインディレクション
・プロダクトデザイン など

槇文彦が設立した槇総合計画事務所による書籍『槇総合計画事務所60年 Vernacular Humanism 人と社会と建築と』をプレビューします。
また、本書籍を抽選でプレゼントいたします。同事務所の60年にわたる設計活動の軌跡をたどる内容です。原点となる立正大学から最新作まで全145作品を紹介します。
プレゼント企画の応募締切は、2026年6月29日(月)13時まで(お申込みにはGoogleアカウントが必要になります)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。本書籍のオンラインでの販売ページはこちら(amazon)。
槇総合計画事務所について
槇総合計画事務所は1965年、槇文彦により東京に設立された国際的な建築設計事務所です。
アーバンデザインから建築設計・監理までを一貫して手がけ、代表の亀本を中心とするデザインチームが槇のエートスを継承しながらプロジェクトに取り組んでいます。
約40名の所員がアーバンデザインから建築デザインまで幅広く携わり、設計・監理に加え、完成後も含めた責任あるプロフェッショナル・サービスの提供を重視しています。
構造・設備・環境・ランドスケープ・音響など第一級の専門家と長年協働し、蓄積された経験を生かしながら、これからの建築が担うべき新しい社会性の探求と実装に取り組んでいます。
槇総合計画事務所の60年にわたる設計活動の軌跡をたどる決定版。
原点となる名古屋大学豊田講堂から最新作まで、全145作品を収録。
周辺地域と連携しながら人びとの暮らしと環境を再構築していく取り組みは、建築家・槇文彦が長年掲げてきた建築思想が礎となっている。本書では、これまで築いた建築価値を歴史的文脈に位置付け、未来への展望を描き出す。
以下に、プレビュー画像を掲載します。


国内外で様々な用途の建築を手掛け、良質な労働環境の整備も進める「森山博之設計事務所」の、設計スタッフ(新卒・既卒・経験者)と アルバイト 募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
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良質な労働環境(年休125日以上・CO2濃度700ppm以下)で共に国内外の建築プロジェクトに取り組んでいただけるスタッフを募集します。
【求める人物像】
「建築が好き」という純粋な気持ちを、確かなカタチにできる方へ。
・対話を大切にできる方:チームやクライアントと「良いものを作ろう」とワクワクしながら話し合える方。
・自ら考えることを楽しめる方:決まった枠組みだけでなく、「もっと良くするには?」と一歩先を想像できる方を歓迎します。
・誠実に向き合える方:素材の魅力やディテールを丁寧に積み上げ、プロフェッショナルな仕事を追求できる方を募集しています。【携わるプロジェクトについて】
当事務所では、住宅や商業施設など、用途の枠にとらわれず様々なタイプの建築を設計しています。現在はフランスでのプロジェクトも進行しており、国内外の多様な価値観や文化に触れながら、設計者としての視野を大きく広げられる環境です 。【事務所環境について】
「良い仕事は、まず健やかな環境から」
設計のプロとして、まずは自分たちの「働く場」を良好な水準に保つ。それが私たちのこだわりです。スタッフが常に集中し、心地よくパフォーマンスを発揮できるよう、以下の基準を目安に快適な事務所環境を維持しています。
・CO2濃度:700ppm以下(高い集中力と健康を維持するために徹底管理)
・湿度:40~60%(季節を問わず、常に快適な空気質をキープ)


研究所やオフィス等の“イノベーション”に特化した「プラナス株式会社」の、意匠設計・内装設計・設備設計の正社員(既卒・経験者・2027年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
『ひらめきの瞬間』をつくる仲間募集!
あなたのチカラで日本のイノベーションを促進させませんか?
町工場の再生から日本を代表する企業の本社や研究所、ノーベル賞を生み出す国の研究機関など、日本の未来に価値のあるプロジェクトがあなたをお待ちしております。
私たちは研究所やオフィスなどの「イノベーション」に特化した日本唯一の建築設計事務所(※当社調べ)です。
従来のラボのイメージを覆すような「発見が生まれる場」=『ひらめきの瞬間』を創り続け、圧倒的な実績を有します。研究所をプラナスの力で、もっと快適でクリエイティブな場所にすることで、革新的な研究結果が生まれ、健康的で理想的な未来社会が創出されることを信じています。
あなたのスキルが世界を変えていきます!
■働き方のイメージ
社内のプランナー、エンジニアとチームを組み、プロジェクトに参画。ワークショップやヒアリングを通じてクライアントの研究所で実現したい「未来」を見据えた、設計を行います。企業、研究所のトップと直接話し合いながら、あるべき研究開発のカタチを問い、プログラミングから建築設計のみならずブランディング戦略まで研究所をゼロから創り上げていきます。自然と建築のみならずコンサル、CI・VI デザインの領域まで相談を受けることが多いです。単なる「箱」づくりではなくソフトの領域まで、専門設計事務所だからこそ、深い提案ができます。




フォスター+パートナーズによる、中国・上海のギャラリー「Jia Art」です。
同事務所が手掛ける都市計画の中心に位置する施設です。建築家は、開発を象徴する存在として、地域の花に着想を得て“四枚の花びら”を模した形態の建築を考案しました。また、光を反射するガラスリブで“動きと表情のある外観”も生み出しています。
こちらはリリーステキストの一部です(翻訳:アーキテクチャーフォト / 原文は末尾に掲載)
長風複合開発の中心に位置するギャラリーが一般公開される
フォスター+パートナーズが設計した新しいギャラリー「Jia Art」が開館しました。この建物は、上海市普陀区における長風複合開発のための、同事務所のコンセプト・マスタープランに重要な一部です。開発地区の最近完成した南側区画に位置するこのギャラリーは、二つの主要軸の交点に配置され、この計画の社会的中心として機能します。
フォスター+パートナーズ創設者兼エグゼクティブ・チェアマンのノーマン・フォスターは、次のように述べました。「Jia Artは、私たちの都市に芸術と文化を組み込むことの重要性を示すプロジェクトです。それは公共空間に活気をもたらし、コミュニティのアイデンティティ意識を育むと同時に、私たちの新しい長風開発を上海のより広い都市構造へ統合するうえで重要な役割を果たします」
フォスター+パートナーズのヘッド・オブ・スタジオであるジェラード・エヴェンデン(Gerard Evenden)は、次のように述べました。「私たちは、Jia Art の開館を祝うことを大変嬉しく思います。このギャラリーは、私たちの長風複合開発の中心を象徴するものであり、上海市普陀区における活気ある新たな拠点として、この計画の中核を担うことになります。特徴的な形態、動きのあるファサード、そして光に満ちたギャラリー空間を備えたこの建物は、地域に還元するとともに、この開発のコミュニティ理念を支えています」
Jia Artは、5,000㎡の柔軟な展示・イベント・教育空間を備え、地域コミュニティが集い、考えを交わすことのできる中心的な場を提供しています。現代アートとより伝統的な作品を組み合わせて展示するこのギャラリーは、二層吹抜のアトリウムによって結ばれた二つの建物で構成されています。北側の建物には主要な展示エリアが収容され、一方、南側の建物にはホスピタリティ空間、追加の展示空間、ならびに講演エリアが収容されています。
このデザインは、地元の長風公園で見つけられる春を祝福する花に着想を得ており、ギャラリーの形態は四枚の花びらを模しています。花びらは建物の基部から立ち上がり、上方および外側へ曲線を描きながら、屋根を形成しています。自然光は、花弁状の形態とシームレスに統合された中央のガラス製トップライトを通して、ギャラリーのアトリウムおよび展示空間へ取り込まれます。
フォスター+パートナーズのシニア・パートナーであるジョン・ブライス(John Blythe)は、さらに次のように述べました。「咲き誇る花の幾何学形態を参照したこのギャラリーは、中心から外側へ成長していくように見える曲線的なフォルムによって特徴づけられています。この建物に本来的に備わる対称性は、この変化の速い都市に静けさと均衡の感覚をもたらします」



IT’SとOMAが主導するチームによる「ローマ・コンティヌア」です。
今後25年に渡るローマの新ヴィジョンの提案です。チームは、都市の特質を活かしつつ再創造を目指し、ウェルビーイング、美、知識、改革と拡張を中核原則とする計画を考案しました。そして、拡張主導型の成長から再調整のモデルへの転換を促しています。
こちらはリリーステキストの一部です(翻訳:アーキテクチャーフォト / 原文は末尾に掲載)
IT’SとOMAが主導するチームが、ローマの新たなヴィジョンに向けた国際コンペティションで勝利
IT’S、OMA、OKRA landscape architects、NET Engineering、およびその他の協力者で構成される国際チームが、イタリアの首都の新たなヴィジョンに向けたアイデアを募るためにローマ・リジェネレーション財団が主催した「ヴィジョン・フォー・ローマ」コンペティションで勝利しました。受賞提案である「ローマ・コンティヌア」は、ウェルビーイング、美、知識、そして「改革と拡張」という4つの中核原則に導かれながら、ローマを生きたエコシステムとして再構想し、都市が本来備えている特質と既存の強みを活かしつつ、時間の経過に応じた適応と再創造のための枠組みを構築します。この提案は、グリーン・コリドー、モビリティ・ハブ、そして住宅とアダプティブ・リユースを統合する新たなプログラムを含む、複数のスケールにわたる対象を定めた介入を導入します。
OMAマネージング・パートナー、建築家のデイヴィッド・ジャーノッテンは次のように述べています。「私たちのヴィジョナリーな計画は、歴史、文化、そして権力によって深く形づくられてきた現代都市において、成長が何を意味するのかを根本的に問い直します。私たちは、多様な専門性を統合されたヴィジョンへと昇華するために、グローバルかつ学際的なチームと協働できたことを大変光栄に思います。それは、アイデンティティを保持し、変革を可能にし、イノベーションを促進しながら、社会的・環境的・経済的な持続可能性を促す新たなレイヤーを加えるための青写真を提示するものです。インフラストラクチャー、自然、そしてリユースを再編成することで、私たちは、ローマが今後25年にわたり、自らのあり方に基づいて進化を続けられる条件を整えることを目指しています」
ローマ・コンティヌアは、拡張主導型の成長から、再調整のモデルへの転換を提案しています。ウェルビーイングへの取り組みにおいて、この提案は、ローマの広大なランドスケープを、生態学的かつ社会的な機能を生み出すインフラストラクチャーとして捉え、テヴェレ川とその支流に根差した5つのグリーン・コリドーを設定しています。これらのコリドーに沿って、「イノベーションのフォーラム」として構想された5つのマルチモーダル・モビリティ・ハブが、連続性と明快性を備えた交通ネットワークを形成しています。公共交通機関とラストマイル・ソフトモビリティによって接続されたこれらのハブは、ホスピタリティ、文化プログラム、そして河川空間の活性化を含む、住宅、交通、サービス、公共アメニティを統合し、分断されたシステムを、居住者と来訪者の双方にとって一体的でアクセス可能なネットワークへと変革します。




加藤直樹 / N.A.Oが設計した、神奈川・秦野市の「加藤小屋増築工事」です。
“未完”を掲げた設計者の自邸の増築プロジェクトです。建築家は、子の成長などを背景として、外断熱や防火構造認定材の使用で壁や天井を張らない“未完の箱”としての居住空間を構築しました。変化に応じたカスタマイズを前提としてローコストで実現されました。
アーキテクチャーフォトでは、2018年12月に完成した既存部分も特集記事として掲載していました。
加藤小屋は“未完”である。今回の増築で終わりになるかもしれない。また増築をするかもしれない。はたまた別棟で新築するかもしれない。
住んでいる私たちも、設計者である私も、加藤小屋の完成がいつ、どのようなカタチになるのかわかっていない。今回、竣工から約6年が経ち、増築工事を行ったが、元々の計画にはなかった。当初は、必要最低限の資金、面積で建設した“仮の自邸”であり、10年程度住んだ後、事務所などに転用する予定であった。妻の実家敷地に建っているのだが、色々と不確定要素が多く、それらが残ったまま月日は経っていった。
当初、子どもは、2人だったが3人に増え、5人家族となり、子の成長も相まって、身体的、物理的、精神的なキャパオーバーに陥ることが予測できた。そのため、途中から増築工事へと計画を切り替えた。
一期工事の際、必要最低限の資金で建設したため、住宅ローンは組んでいなかった。しかし、住宅ローンを組んだつもりで同額程度の積金を行っていた。その積金を活用し、その範囲内で再度、住宅ローンを組まずに増築工事を行うこととした。
そのため予算は決して多くはなかった。昨今の資材高騰などから考えて厳しい数字なのは明白であった。
冒頭でも触れたが、加藤小屋は“未完”である。それは作り方にも反映された。
外壁や屋根は外断熱とし、かつ内装材が不要な防火構造認定を採用しているため、壁、天井は張っていない。床はモルタルで仕上げ、外壁もモルタル素地で納めた。言ってみれば“未完の箱”を作った感覚に近い。
それにより、手間や材料は大幅に削減され、ローコストでの建設が可能となった。最初から全て揃った状態を目指せば面積を犠牲にせざるを得なくなるが、敢えて不揃いにすることで面積に充当ができ、かつ、カスタマイズする余地が生まれる。
住まいながら、諸々の変化に応じて、手を加えていくことを前提に設計を行った。

SHARE 陶芸家 ルーシー・リーの展覧会が、東京都庭園美術館で開催。入場チケットをプレゼント。国内では約10年ぶりの回顧展。80年代の草月会館での展示以降、デザイナーや建築家からも支持される作家。“旧朝香宮邸”も会場となり一部作品を除き写真撮影が可能
- 日程
- 2026年7月4日(土)–9月13日(日)

陶芸家 ルーシー・リーの展覧会が、東京都庭園美術館で開催されます。
アーキテクチャーフォトでは、入場チケットを抽選でプレゼントいたします。国内では約10年ぶりの回顧展です。1980年代の草月会館での展示以降、デザイナーや建築家からも支持される作家です。また、“旧朝香宮邸”も会場となり一部作品を除き写真撮影が可能となります。
会期は、2026年7月4日~9月13日まで。展覧会の公式ページはこちら。入場チケットプレゼント企画の応募締切は、2026年6月26日(金)13時まで(お申込みにはGoogleアカウントが必要になります)。こちらのフォームからご応募ください。厳正な抽選を行い当選された方にはメールにてご連絡いたします(メール送付を当選発表にかえさせていただきます)。
20世紀を代表するイギリスの陶芸家、ルーシー・リー(1902-1995)。オーストリアのウィーンで生まれたルーシー・リーは、ウィーン工芸美術学校で轆轤(ろくろ)を用いた制作に魅了され、陶芸の道へと進みました。作家としての地位を確立しながらも、1938年に戦争で亡命を余儀なくされると、作陶の場をイギリスのロンドンへ移します。ろくろから生み出される優雅なフォルム、象嵌や掻き落とし技法による独創的な文様、そして釉薬によって生み出される豊かな色彩など、彼女の作品がもつ繊細さと凛とした佇まいは、多くの人々を魅了し続けています。
国内では約10年ぶりの回顧展となる本展では、ウィーンで出会ったヨーゼフ・ホフマンや、ロンドン時代に知り合ったバーナード・リーチ、ハンス・コパーなど、リーと交流のあった作家たちの作品をあわせて展示し、日本を中心とした東洋のやきものとの関係性も見直します。制作初期から円熟期まで、リーが出会った場所、もの、人、時代背景を交えながら作品を紐解くことで、その造形の源泉や作品に表された信念に迫る展覧会です。
以下に、詳細な情報を掲載します。




長坂常 / スキーマ建築計画が設計した、アメリカ・ニューヨークの「50 Norman」です。
日本発のブランド等が複数入る店舗のプロジェクトです。建築家は、“日本的思考の輸出”という共通姿勢を起点とし、東京近郊の廃材で什器を作り“現地で10日間で設営”する手法を考案しました。そして、商品・食材・什器が同じトーンで響き合う空間を生み出します。
アーキテクチャーフォトでは、本拡張スペースの前に同設計者が手掛けた最初の店舗も特集記事として紹介しています。店舗の場所はこちら(Google Map)。
NYを拠点とするBLANKの宮園聡文(アキ)さんが目をつけていたのが、用途変更を目前に控えた工業エリア。
高層ビル開発の前段階で生まれる「一時の余白」に、日本から挑戦する人々の活躍の場を創り出していたのだ。空間の提供にとどまらず、設計、申請、施工、さらにはVISA取得や会社設立まで。まるで移住支援のように、挑戦を支える仕組みを用意してくれた。その文脈のなかで、HOUSE TOKYOのオーナーシェフでNYでの開店を計画していた谷さんが見つけたのが、50 Normanの拠点となる空間だった。CIBONE、尾粂、HOUSEの3チームが同じ場所を共有し、日本の食・クラフト・デザインが緩やかに交わる空間として立ち上がったのが50 Normanの原点だ。
そしてこのたび、隣接する工場スペースが空いたことを機に拡張が実現。アキさんが新たにスペースを借り受け、その一画にCIBONEの新スペースとHOUSE Brooklynによるカフェ、そして釜浅商店とバルミューダが参加することになった。
コリアンタウンやチャイナタウンのような民族共同体型の移住とは異なり、50 Normanに集まった人々は「いつでも戻れる」柔らかな距離感の中で活動してきた。国籍ではなく、手仕事や思想を媒介にした緩やかなつながりだ。その活動の中で見えてきた、私たちの共通項は「日本的思考の輸出」だった。
我々が担当する空間づくりにおいても、TANKが解体・加工した古材によって、家具や什器が組み上げられ、現地で10日間で設営される手法。それは建築というより「手仕事プロジェクト」だった。
前回の拠点では、「運ぶこと」をテーマに設計されたクレートを使い、什器として再利用することを目指したが、コロナの影響で輸送が困難になり、十分に実現できなかった部分もあった。さらに、古材も完全に自前でまかなえたわけではなく、一部は市場から調達せざるを得なかった。
そこで今回は、東京近郊の解体現場に足を運び、クレーンで壊された廃材を丁寧に回収し、釘抜き・製材を担う職人と連携して、改めて「廃材利用」をまっとうした。長さや形がまちまちな廃材と新材を接合する“根継ぎ“をデザインの核において棚の設計を行い、手作りの棚を製作。
そして他の什器には、和紙職人・ハタノワタルさんの表情豊かな“あてがみ“と言われる和紙を用い、下地をあえて荒らした仕上げにするなど、彼にとっても我々にとっても新しい表現の取り組みとなった。そうして生まれた空間に置かれた商品、食材、什器──すべてが不思議と同じトーンを帯び、まるで入れ子のように響き合った。


新潟を拠点に、クラフトと建築の境界から“素材・納まり・空間”を一気通貫で考える「Transfer Studio」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2026年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
Transfer Studioは、新潟県妙高市・赤倉温泉を拠点とする設計スタジオです。
住宅、宿泊施設、リノベーション、コンバージョン、インテリアまで横断しながら、地域の風土や既存建物の魅力を読み取り、静かで強さのある建築を目指して設計を行っています。妙高という土地に根ざしながら、国際的な視点とコミュニティとの接点を持ち、ローカルな実践とインターナショナルな感覚の両方を大切にしています。
オーストラリア出身のファウンダー Liam Mugavin が率い、日本で10年にわたり活動しながら、インダストリアルデザインを背景に、家具制作・インテリア・建築スケールのプロジェクトまでを一体として考える設計姿勢のもと活動しています。
コンセプトの強さと空間の美しさだけでなく、構法・素材・納まりに根ざした設計感覚を大切にしています。また、伝統的な大工との協働や古民家移築を含むプロジェクトにも取り組んでいます。
現在、スタジオの立ち上げ期において、設計の質と実務の両方に主体的に関わっていただける建築設計スタッフを募集します。


富裕層住宅や別荘を中心に、リゾートホテルなども手掛ける「and to 建築設計事務所」の、設計スタッフ(経験者・既卒・2026年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
【and to 建築設計事務所について】
代表の谷口幸平は、中村拓志&NAP建築設計事務所で設計部長、ディレクターを歴任し、約10年勤務(狭山の森 礼拝堂・休憩棟、数々の住宅、商業施設、ホテル等を担当)。2019年に現事務所を設立し、現在は12名が在籍する設計事務所です。「場所が育てる建築」をテーマに、建築がその場所の特質を感じ取るための手がかりとなり、その場の潜在的価値を顕在化し、最大化する事を目標にしています。
事務所名の「and to」とは接続詞 and と前置詞 to を組み合わせた言葉です。接続詞のように「人、地域、自然環境、歴史」を建築が繋ぎ、前置詞のように建築がその方向性を示してプロジェクトの目的へ到達する事を表しています。等位接続詞であるand が語と語、句と句を対等に結ぶように施主、施工者と私達はもちろん、スタッフにも積極的な提案や、コミュニケーションをして頂ける方を募集します。
【進行中プロジェクトと業務内容】
今年は「日本建築学会作品選集新人賞」を受賞。2025年は「JID AWARD 2025 大賞」、「日本空間デザイン賞2025 金賞」やドイツの「iF DESIGN AWARD」その他多数のアワードを受賞。現在は、日本各地で富裕層住宅や別荘、リゾートホテル、オフィスと植物温室、撮影スタジオ、ランドスケープ等、様々なプロジェクトが進行中です。事業性を含めた企画段階からコンセプト立案、建築のアイデアから実施設計、設計監理はもちろん、ランドスケープデザインや家具のデザインまで幅広い業務を行います。ほとんどのPJでオリジナルの家具を製作し、インテリアやディテールにも力を入れています。インテリアや家具のデザインに興味がある方も大歓迎です。
1年目から担当物件を持ち、プロジェクトに携わって頂きますので、自身の能力を高めたい方をお待ちしております。


藤原徹平が主宰する「フジワラテッペイアーキテクツラボ」の、建築設計職、ランドスケープ設計職 のスタッフ(2026年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
建築、ランドスケープを中心に、産業、福祉、教育、文化、暮らしなど、さまざまな領域を横断し、場所の未来をひらいていける建築家を募集します。
現在、フジワラテッペイアーキテクツラボでは、大小さまざまなプロジェクトが進行中です。
建築とランドスケープの設計監理を中心に、マスタープラン計画や事業の構想、地域のリサーチやワークショップ等も行い、建築ができる前から完成後まで丁寧に寄り添い、創造していくことを大切にしています。

パナソニック エレクトリックワークスが「オルガテック東京 2026」に出展します。
東京ビッグサイトで行われる国際家具見本市での展示です。ゲンスラーのデザイン監修のもと、“Well-Beingなオフィス空間”を展示します。ゲンスラー東京オフィスの天野大地らが登壇するセミナーも開催されます。入場料無料(要来場事前登録)。会場は、東京・江東区の東京ビッグサイト。会期は、2026年6月2日(火)~6月4日(木)。セミナーの開催日時は2026年6月2日(火)14:30~15:15(参加費無料・自由入場)。
パナソニック エレクトリックワークス株式会社(以下、パナソニックEW)は、2026年6月2日(火)~2026年6月4日(木)の期間、東京ビッグサイトにて開催される国内最大級のオフィス家具見本市「オルガテック東京 2026」に出展します。
世界最大級の設計・デザイン事務所ゲンスラーによるデザイン監修のもと、「Well-Being Lighting for workplace」をテーマに、パナソニックEWが目指すWell-Beingなオフィス空間展示を行います。
これからのワークプレイスに求められるのは機能の最適化ではなく、関係性=「つながり」の設計。
パナソニックEWは、『光×Well-Being』を軸に、「つながる人」「つながる場面」「つながる場所」といった未来のワークプレイスに必要な空間をご提案します。展示会場では、ライティングを中心に、音・香り・映像・空気といった五感に響く電気設備や、「未来を働く」コンセプトをデザインしたオフィス空間をご覧いただけます。無線調光システムやマイクロLEDによる光の見せ方と遮り方で、ワークプレイスがシームレスに切り替わる体験をしていただける展示となっています。
展示ブースの奥がワークスペース、中央がマグネットスペース、手前がリラックススペースというゾーニングになっており、パナソニックEW独自の照明設計指標に基づいて、アクティビティに応じた空間の雰囲気を光で演出しています。
バイオフィリックデザインとして、包み込むような色味のあるライティングやマイクロLEDを使ったドットライトによる細やかなシルエットの投影で、より五感に訴えかける要素を持たせました。
Well-Beingをブーストさせる環境音や香りも落とし込み、次々とシーンや機能が移り変わっていくオフィス空間をぜひ会場にてご体感ください。
以下に、詳細な情報を掲載します。




水谷元建築都市設計室が設計した、福岡市の「郊外の家 001」です。
工場が建つ地域のハウスメーカーの住宅を改修する計画です。建築家は、“街に暮らす喜び”の創出も意図し、周辺風景に馴染むような空間を志向しました。そして、解体後に露出される軽量鉄骨などに寄り添って“シルバー塗装”などを施した新たな要素を追加しました。
ご夫妻とその子供達のための既存住宅のリノベーションである。
最初にご相談を受けた時は、リノベーションを前提にいくつかの中古住宅の候補を頂き、立地の利便性や安全性、規模などから判断して購入を決断して頂いた。
まず、ご夫妻がリモートで仕事をすることが多いこと、将来の子供達の家族構成などを考えた際、それぞれが好きな場所で自由に過ごしながら、家族の気配が感じられるような充分な広さのある空間を思い描いた。2階の既存の個室群は天井の断熱を増やしたり、壁紙の張替えなどに留めたが、1階の既存の壁は極力撤去し、一体的な広々とした空間とした。
既存の住宅は型式認定を受けたハウスメーカーによる軽量鉄骨造であるが、すでに数件のリノベーションの経験があったため、壁や天井を撤去すると、どのような構造が露わになるのかは予測できた。
住宅の立地する場所は、大手企業の無骨な工場が立地する企業城下町のような様相があり、郊外の風景が広がっている。露わになった鉄骨など建築を構成する既存のエレメントの素材や寸法に寄り添いながら、階段室の手摺や床のFRP、シルバー塗装など、リノベーションで新たに付与するエレメントを注意深く設計し、工場や郊外の風景に馴染む空間を設計した。
1990年代に建設された既存住宅なので、断熱の付与など基本的な性能は向上させているが、ほとんど外観は変わっていない。ほぼインテリアのみのリノベーションではあるが、せっかく地域と巡り合わせたのだから、新築の建築と変わらず、設計依頼主には街に暮らす喜びを感じて欲しいと思っている。

「ap編集長の建築探索」は、23年の歴史ある建築ウェブメディア「アーキテクチャーフォト」の編集長である後藤連平が、訪問した建築を紹介する連載シリーズです。論考のようなかっちりとした形式ではなく、現地で感じた雰囲気や空気感が伝わるような“ライブ感”のある文体で綴ります。読者の皆様も自身が建築を体験するように読んでいただければ幸いです。
廣瀬隆志建築設計事務所「DORM INOKASHIRA」
廣瀬隆志さんが設計したカフェ「DORM INOKASHIRA」と、そこで行われている廣瀬隆志建築設計事務所の展示「関係をつむぐ」を拝見した。(会期は終了しています)
井の頭公園の南側のエリアにある、小さな商店街にあるカフェ。また、このカフェの並びに廣瀬さんの事務所(ご自身で設計)もある。ご近所かつ自身の設計した空間で展示ができるということは、幸せなことだろうと思う。
廣瀬さんは、日本設計に長く勤務した後に独立した建築家だ。展示を拝見していると、住宅も手掛けておられるが、中規模の幼稚園などの保育系の施設も多数設計されている。
カフェの店主さんとお話ししていたところ、廣瀬さんに電話をしてくださり、ちょうど事務所で仕事をされていた廣瀬さんがお店まで来てくれて、展示を解説してくれたり、お話ができて、非常に楽しい時間を過ごした、、、!
廣瀬さんの建築作品は、ご自身もおっしゃっていたのだけれど、建築家的なアイデアと事業性や合理性を適切なバランスが特徴的。僕自身も、分譲マンションや店舗などの建築の設計に従事していたこともあり、事業性と意匠性をどのように融合させていくのか、ということは非常に興味のあるトピックだ。
僕自身が、大小の設計事務所に勤務して様々な用途に関わった経験から、建築家のスタンスには様々なものがあり、歴史の先端を切り開く空間性を実現することも重要であるし、意匠性と事業性を融合して様々な価値のバランスを取りながら建築をつくることも等しく重要な仕事であると考えている。
廣瀬さんと話しながら、改めてそのようなことを思った。
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