
建築家の山﨑健太郎を、テレビ番組「情熱大陸」が特集します。上記リンク先の、公式サイトで予告動画が公開されています。山﨑は、「52間の縁側」で、日本建築学会賞(2024年)・グッドデザイン大賞(2023年)・JIA日本建築大賞(2023年)を受賞しています。放送日時は、2026年5月10日23時00分から。
アーキテクチャーフォトでは、「52間の縁側」を特集記事として掲載しています。また、こちらのページではその他の山﨑の作品も閲覧可能です。

建築家の山﨑健太郎を、テレビ番組「情熱大陸」が特集します。上記リンク先の、公式サイトで予告動画が公開されています。山﨑は、「52間の縁側」で、日本建築学会賞(2024年)・グッドデザイン大賞(2023年)・JIA日本建築大賞(2023年)を受賞しています。放送日時は、2026年5月10日23時00分から。
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再生建築のリーディングカンパニー「青木茂建築工房」の、意匠設計・BIM・3DCGのスタッフ(経験者・既卒・2026年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
青木茂建築工房では、東京・福岡両事務所で設計スタッフおよびBIMマネージャー/BIMオペレーター/3DCGクリエーターを募集します。
特に、東京事務所での勤務を希望される実務経験のある方を積極的に採用します。青木茂建築工房は、主に再生建築に取り組む建築設計事務所です。国内でもいち早く再生建築に取り組み、事務所開設から49年にわたり多数の実績を積み重ねてきました。その取り組みは、日本建築学会賞(業績)、BCS賞、公共建築賞、BELCA賞など数多くの受賞により評価されています。
当事務所では、環境に配慮した持続可能な建築再生手法を「リファイニング建築」と名付け、独自に展開しています。既存建物の構造躯体を活かし、耐震補強や劣化部分の補修、違法部分の適法化などを行うことで、安全性と遵法性を確保。さらに、建物が本来持つ可能性を丁寧に読み解き、新たな価値を提案することで、長く使い続けられる建物へと再生しています。こうした取り組みを通じて、循環型社会と持続可能な未来の構築に貢献しています。
現在、文化施設、教育施設、大規模店舗、病院、オフィスビル、集合住宅など、20件以上のプロジェクトが進行中です。民間・公共・PFIといった多様な事業スキームのもと、企画から設計監理まで一貫して携わることができ、再生建築に関わる総合的な実務経験を積むことができます。設計・デザインに加え、建設技術・法規・ファイナンスなど、実務を通して多角的に学ぶことができます。
東京・福岡の2拠点に約25名のスタッフが在籍し、外国人スタッフも活躍する多国籍な職場環境です。設計実務と並行して博士課程で研究に取り組む者や、大学において非常勤講師として教育に携わるスタッフも在籍しており、それぞれの知見を実務に還元することで、個人と組織の双方が成長できる環境を築いています。
その他、毎年数名のスタッフを海外視察へ派遣したり、建築家や周辺領域の専門家を招いた講演会・交流会を定期的に開催しています。日常的にはスタッフ全員でのランチ会を行うなど、立場や経験に関わらず気軽にコミュニケーションが取れる、風通しの良いアットホームな職場です。


国内外で多数の受賞歴があり、みんなで探究する進め方で建築をつくる「矢板建築設計研究所」の、設計スタッフ(2026年新卒・既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
【スタッフ募集】
矢板建築設計研究所では、建築を共に探究し、実現するスタッフを募集しています。私たちが「研究所」と名乗るのは、先人の建築を深く学び、その知見をもとに新たな創意とアイデアで、そこに住まう方々の幸福を願い、社会の繁栄に貢献する建築を創り出すことを目指すからです。
真に公に資する仕事とは、同時代の要請に応えるだけでなく、未来に希望を手渡すことだと考えています。主宰者である矢板久明は、東京大学大学院においてルイス・カーンの建築における比例の分析をテーマとした修士論文をまとめて以来、実際の設計でも比例を建築設計の空間構成原理の柱として展開してきました。
東京大学大学院修了後、谷口建築設計研究所に11年間在籍し、ホテル安比グランド、酒田市国体記念体育館、日本IBM幕張ビルなどのプロジェクトでプロジェクトアーキテクトを務め、様々なビルディングタイプの建築を企画から設計、現場まで一貫してまとめ上げる経験を積んできました。
また教育にも長く携わり、工学院大学では1995年から2023年まで(途中中断を含む)非常勤講師として設計教育に当たりました。これまで大学で指導した学生の中には建築学会賞・JIA大賞を受賞した方や、海外で数々の講演を行う建築家となった方、教職に就かれた方々がおられます。
また、事務所のOB・OGの中には大手事務所に移籍後、担当作品で日本建築学会賞を受賞した元スタッフなど、建築界の第一線で活躍する人材を多く輩出しています。共同主宰である矢板直子は、日本女子大学卒業後、坂倉準三の元で学んだ建築家・水谷碩之氏が主宰するアーキブレーン建築研究所に20年間在籍し、事務所の中核を担いました。
プロジェクトアーキテクトとして多くの建築を担当し、その一つであるNTSシステム研究所では日本建築学会賞を受賞しています。また矢板建築設計研究所としても、
・日本建築家協会新人賞
・日本建築学会作品選集
・Architecture MasterPrize Gold Medal
・German Design Award Winner
など、国内外で多数の受賞歴があります。
また、メディアでは新建築誌、新建築住宅特集、GA HOUSES、モダンリビング、ディテール、WEBでもArchidaly、DesignBoom、Architizer、など国内外で多数掲載されてきました。本事務所での仕事は、それぞれのスタッフと共に善き建築を求めて探究し、検討を重ねていく進め方をとっています。
まず先入観を離れ、白紙で自らの目を使い、検討案に向き合うよう努めます―それはその人に内在する真の感性から、建築に潜むオーダーが自ずと見えてくると考えているからです。
最後には共に「これだ!」と確信できる瞬間が訪れるのです。確かな建築の基礎を学び、建築家として成長していくための環境として、本事務所は最適な場であると自負しています。
建築に深い関心と情熱を持ち、共に学びながら建築と真摯に向き合う方との出会いを期待しています。
そして、互いの信頼を大切にしながら、共に長く建築を探究していける関係を築けることを願っています。



德野由美子建築設計事務所が設計した、西日本の「鳥の家」です。
三方を囲まれた間口4mの細長い敷地での計画です。建築家は、“狭小住宅”という前提に対し、限られた中でも“自分の居場所を発見できる‘余白’”を備えた建築を志向しました。また、住空間とテラス庭を混在させて“季節や時間”の感受も可能にしています。
近くに河川や大きな公園がある、文教地区の住宅地に建つ若い家族のための住宅である。
建主から依頼があった時、「狭小住宅をつくって欲しい」と嬉しそうにいわれたことが印象的だった。
それは、自身の土地が小さいことに対してとても前向きな発言だった。周辺三方を建物に囲まれている間口4.3m×奥行き14.3mの細長い敷地で、帰宅した時にほっと安心できるプライバシーが確保された家にしたいこと、食事やくつろぎの時隣に庭が欲しいこと、近隣との関係性を大切にしたいという要望があった。
小さい家というと、選ばれた好きなもの達に囲まれて暮らす生活で、家族や友達と寄り集まって賑やか。外観は、町に対して慎ましく、控えめで上品、かわいらしい、というような良いイメージもある一方で、狭小住宅の狭いという文字からは行動する場所や収納する場所がすでに最初からきっちりと決まっていて限定されているような気がして、それは少し息苦しいと思った。
限られた場所の中でも、住みながら使い方や家族や自分の居場所を日々自ら考えたいという意欲が湧き、発見できる余白を作れないだろうかと考えた。
1, 2階と3階で内外装をガラッと違うものにして、上下や内外の移動によって空間体験が大きく変わる構成とした。
3階は勾配屋根によって生まれる天井の高低差や、壁面の開口部からの光の入り方、それに伴って生まれる影によって、外部の環境と共にダイナミズムを感じる空間とし、建物短手いっぱいに動かせる大きな間仕切り引戸を作り、ワンルーム、2つ、または3つの部屋としても使える空間とした。家全体としては小さなテラス庭と住空間が立体的に入り混じり、隣の家々との合間を介して大小の外壁の開口部から季節や時間を感じる家とした。家にいるからこそ世界の変化が強く美しく感じられ、家と住み手が一緒に育てあって成長できることが楽しい住まいになればと願っている。

「ap編集長の建築探索」は、23年の歴史ある建築ウェブメディア「アーキテクチャーフォト」の編集長である後藤連平が、訪問した建築を紹介する連載シリーズです。論考のようなかっちりとした形式ではなく、現地で感じた雰囲気や空気感が伝わるような“ライブ感”のある文体で綴ります。読者の皆様も自身が建築を体験するように読んでいただければ幸いです。
B1D「402号室のこれから」
赤坂惟史さん、宮内義孝さんのB1Dが手掛けた都内の住戸改修「402号室のこれから」を拝見した。
都内の住戸改修と聞いていたので、80m2程のものを勝手に想像していたのだけれど、前日に見学した方のSNSの投稿で、約200m2あるという情報が入り、これは一般的なものとは異なるプロジェクトなのでは、、。という想像が膨らむなか、現地に伺った。
住戸のエントランスを入って目に飛び込んできたのは、天井の年代を感じさせる木製の折り上げ天井の痕跡や、重厚感のある木製の建具枠。これらは、一目見て既存をあえて残しているのだと分かった。
それらは、空間全体の中で良い意味での違和感を生み出しつつ、新設での実現が難しいことも想像でき、設計者が既存のポテンシャルを活かした設計に取り組んだということもすぐ分かった。
また、これらの要素を見た時に、すぐに思い出したのは、スキーマ建築計画の「Sayama Flat」(2008年)。
長坂常さんが、予算がないことを逆手に取り、既存住戸を解体しながら鴨居などの一部を残すことで、空間を作り上げてしまうという日本リノベ建築史に残る伝説的作品。(未見の方は是非見てみてください)
既存の扱い方にその要素を感じ、B1Dは、Sayama Flatの系譜に新たな試みを積み重ねようとしたのではないかと思った。つまり、既存の要素を新しい生活の中に具体的に位置づけることで、建築空間と暮らすということのバランス感を高めるように意図したのではないか。と思った。
そんなことを考えながら住戸の中を歩き回ったり、赤坂さんや宮内さんの話に耳を傾けていると、空間の中のあらゆる所が目に入ってきたり、次々と色々な試行錯誤に気付かされる。。。
そうだ、B1Dの建築空間は、様々な観点をフラットに、また細部まで徹底して考え尽くすことで出来上がっていることを思い出した。(以前、伺った「some art house」という作品もまさにそのような作品だ。住戸リノベにおいてもそのスタンスが徹底されている)




吉岡徳仁が空間デザインを手掛けた、東京・港区の店舗「BAO BAO ISSEY MIYAKE / AOYAMA」です。
ブランドの旗艦店の計画です。デザイナーの吉岡徳仁は、自身が過去に手掛けた作品“Agravic”の概念を拡張し、空間スケールで“重力から解き放たれた様な浮遊感”を表現を志向しました。そして、アクリルで支えた10mのアルミテーブルを中央に配置しました。店舗の場所はこちら(Google Map)。
本空間は、アルミニウムで覆われたミニマルな構成の中に、重力から解き放たれたかのような「浮遊感」を表現しています。
その着想の原点は、2014年のミラノデザインウィークで発表された作品「Agravic」。
石という重量を持つ素材を、三角形の透明アクリルの先端で支持することで、重力の制約を超越したかのような造形を実現しました。今回のBAO BAO ISSEY MIYAKE 青山旗艦店では、このコンセプトを空間スケールへと拡張しています。
中央に設置された、全長10mを超える巨大なアルミニウムテーブルは、三角形に形どられた透明アクリルの塊によって支えられ、ガラス面に設置されたアルミニウムテーブルは、柱から持ち出された構造のみで支えられています。
その姿は、まるで空中に静かに浮かんでいるかのような、圧倒的な浮遊感を感じさせます。
アルミニウムの巨大なプレートと、透明なアクリルのエレメントの融合により、浮遊感のある新たな空間を創出しています。



フォスター+パートナーズによる、ルーマニアでの建築展「フューチャー・プルーフ」です。
同事務所がプロジェクトを進める都市で開催されました。建築家は、未来に向けた設計に対するアプローチを紹介する為に、“フューチャー・パスト”や“フューチャー・プレイス”などの4つのテーマで構成される展覧会を考案しました。会期は2026年5月3日まで。展覧会の公式ページはこちら。
こちらはリリーステキストの一部です(翻訳:アーキテクチャーフォト / 原文は末尾に掲載)
フォスター+パートナーズ|フューチャー・プルーフ展がヤシ文化宮殿で開幕
フォスター+パートナーズ|フューチャー・プルーフ展が、ルーマニアのヤシ文化宮殿で開幕しました。5月3日(*2026年)まで開催される模型と写真の展示は、1970年代以降にその活動を形づくってきたアイデアをたどりながら、未来に向けた設計に対する同事務所の長年のアプローチを紹介します。
フォスター+パートナーズのスタジオ責任者、ステファン・ベーリング(Stefan Behling)は次のように述べました。「本展で私たちが探求しているテーマは、私たちのデザイン理念を支える中核的な価値観を反映しています。すなわち、過去から学び未来の課題を受け入れること、人と場所のつながりを強化すること、そして性能向上のためにイノベーションを推進することです。私たちの都市の持続可能な未来への投資は、常に私たちの仕事の進め方に不可欠なものでした」
フォスター+パートナーズのシニア・パートナー、マキシミリアン・ジエリンスキ(Maximilian Zielinski)は次のように付け加えました。「これは、ヤシの人々に対して当事務所の50年以上にわたる活動を紹介する刺激的な機会であり、私たちの新たなマスタープランの中心となる素晴らしい建物の中で行われます。本展は、イノベーションと責任ある設計に対する未来志向の取り組みによって常に特徴づけられてきた私たちのアプローチに光を当てます」
本展は複数のテーマで構成されています。すなわち、「フューチャー・パスト」は過去の研究に根ざした設計に焦点を当て、「フューチャー・プレイス」は公共のプレイスメイキングを探求し、「フューチャー・パフォーマンス」は構造システム、環境設備、外装の性能の関係性の理解を目指し、そして「スペース・アーキテクチャー」は地球外居住の夢と地上における現実的な影響を融合させるプロジェクトを探求します。同事務所がルーマニアで進行中のプロジェクトも展示されています。ワークプレイス、住宅、インフラ、さらには地球外居住を含むこれらのプロジェクトの選定は、適応性・柔軟性・責任ある設計への継続的な取り組みを示しています。

石上純也の「徳島文化芸術ホール」をテーマとした展覧会が開催予定です。
約2,000枚の実施設計が完了している建築の模型やドローイングを展示します。そして、ホール計画が混迷を極める中で様々な可能性を考える機会を提供します。合わせて、関連シンポジウムの企画も進行中とのこと。展覧会は、徳島県内の会場で、2026年6月からの開催を予定。
また、本建築に関する正式なクレジットは、熊谷・石上純也・IAO竹田・アクト環境・ピーエス三菱・野村建設JVです。
徳島県旧文化センター跡地に計画された、石上純也氏設計による徳島県文化芸術ホールの模型やドローイングを中心に、その理解を深めるため、他のプロジェクトもあわせて展示します。
本計画は、約2000枚に及ぶ図面を作成して実施設計を完了しており、現在においても施工までの協定がなお継続し、施工業者も決定している段階にあります。
その一方で、新知事就任後、昨年、徳島県は、同様のプログラムのもと、工期短縮と工事費削減を目的に面積の縮小を図る等の名目で、敷地を藍場浜公園へ移し、設計・施工を一体的に担う事業者を選定するための公募を二度にわたり実施しました。しかし、いずれも参加表明者がなく、公募自体が中止となりました。
これを受けて、今年は、施工者を含む方式の採用を見送り、設計者のみを対象とする選定へと方針を転換し、藍場浜公園を対象に、実質三度目となるプロポーザルを公告し、現在、参加者を公募しています。
また、同県は、当初の目的であった本計画からの工期短縮と工事費削減についても、実際には達成が困難である可能性を想定し始めており、敷地変更のうえ新たなプロポーザルを実施する意義も、不明確になりつつあります。
徳島県におけるホール計画が混迷を極めている現在においてこそ、一度立ち止まり、協定が継続している本計画を含め、さまざまな可能性を改めて考える機会を設けるべきだと考え、本展覧会を実施します。
また、本計画はプロポーザルの形式が革新的であったことでも話題を呼び、その結果として選定された提案でもあります。そうした経緯も含め、実施設計まで到達した本計画を、県民の方々にわかりやすく理解していただく場となることを目指しています。
(公益社団法人日本建築家協会 四国支部 徳島地域会)
以下に、計画案のその他のパースや模型写真も掲載します。

アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2026/4/27-5/3)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。(弊サイトでは、作品記事についてSNS広告を活用した再発信を行う場合がありますが、その流入はランキングに影響しないよう設定しています)
山田紗子が、TOTOギャラリー・間での自身の展覧会を解説している動画です。2026年5月に公開されたもの。アーキテクチャーフォトでは、この展覧会の様子を特集記事として紹介しています。


京都と東京を拠点とする、関祐介が主宰の「YUSUKE SEKI STUDIO」の、設計スタッフ(既卒・経験者)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
YUSUKE SEKI STUDIO|スタッフ募集
YUSUKE SEKI STUDIOでは、新たなスタッフを募集します。
私たちは設計を「図面上で完結するもの」とは考えていません。
現場、カルチャー、社会の変化を行き来しながら、プロジェクトごとに設計のあり方を更新していくスタジオです。
今、空間は設計業界の中だけで考えるものではありません。
人の時間や関心は、オンライン、映像、SNS、さまざまなコンテンツへ広がっています。
だからこそ、空間をつくる側にも、建築や内装だけでなく、カルチャー、メディア、消費行動を横断して捉える視点が必要です。1|領域を横断する— 境界線を引かないプロジェクト
規模や分野にとらわれず、境界線を感じさせないクライアントとのプロジェクトが多くあります。
sacai、Kumu Kanazawa、Suba Kyoto、常石ホールディングスなど、関わってきたプロジェクトの多くは、継続的な関係や次のプロジェクトへとつながっています。
現在も、ホテル、オフィス、飲食店、アート作品制作など、多様なプロジェクトが同時進行しています。2|関係性を、制作と場所へ変換する— 空間設計にとどまらない表現
私たちの仕事は、空間設計だけに限定されません。
マーチャンダイズやコラボレーションなど、プロジェクトごとに必要な表現を行っています。また、海外のデザイナーやアーティストとも継続的な関係を築いており、その関係性が新たなプロジェクトへと展開していくことがあります。
現在、京都で新たなスペースの準備も進めています。
宿泊、展示、交流、共同制作、リサーチなどを通して、新たなプロジェクトへつなげていく場として運営していく予定です。3|現場で起きることを、設計に戻す— 図面だけでは捉えきれない情報を扱う
私たちにとって現場は、図面を確認する場所であると同時に、設計を更新する場所でもあります。
施工の途中で見えてくる素材の表情、職人の判断、既存建物の癖、想定していなかった納まり、運用上の小さな違和感。
そうした図面だけでは捉えきれない情報を観察し、必要に応じて設計に取り込んでいきます。




近藤弘起建築設計が設計した、山梨の「都留の米庫」です。
米を蓄え農産物を加工する小屋のプロジェクトです。建築家は、田畑の完全なグリッドでない“地形に合わせた微細なズレ”に着目し、幾何学として建築に取り入れる計画を志向しました。そして、3段構成として目地を1/3ずつずらした割り付けとする立面を考案しました。
田畑の中で米を蓄え、農産物を加工するための小屋である。
周囲の田畑は完全なグリッドではなく、地形に合わせてわずかにずれている。その風景の心地よい「ズレ」を、建築の幾何学として取り入れた。
ローコストかつ基本に忠実な木造としたが、立面の構成に工夫をした。
立面全体を縦は3尺ピッチ、横に3段で割り付ける。 さらに各段の目地を1/3ずつずらすことで、静かなリズムを生み出した。最下段は防虫・浸水対策を兼ねた高さ450mmの基礎立ち上がりとし、意匠の一部として積極的に見せている。中段は歩留まりの良い3×6板の定尺寸法を採用し、残りの高さを上段とした。
外壁のフレキシブルボードは10mmの目地を透かして貼り、基礎には目地棒でラインを通した。固定にはビスを使わず、特注色の小頭釘を用いることでノイズを排除し立面の純度を高めている。
田園の幾何学を建築の立面として整え、風景の中に静かに佇ませた。


集団力での創造を目指す「ゼロ・アーキテクツ プラス コンサルティング」の、建築設計職(経験者・既卒・2026年新卒)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。
自身の建築の能力を最大限生かしたい方、建築が好きな人を募集してます。
集合住宅・ホテル・商業施設・オフィス・福祉施設・公共施設などの新設、改修、再開発。インテリア・ブランディングデザインなどジャンルを問わず、建築に関わる業務に取り組んでおり、建築の設計・デザイン業務を通して社会貢献することを念頭に建築に取り組んでいます。
企画力・技術力・意匠力が統合した提案ができる、唯一無二の価値が提供できる設計事務所を目指しており、弊社の価値観に共感できる方を募集します。
現在、集合住宅・福祉施設・ホテル・再開発等の計画がいくつかあり、技術とコミュニケーション能力の高い人材を募集しております。
【環境】
現在メンバーは20代-40代前半が中心の10名でいくつかの設計を進めています。
プロジェクトは10㎡のトイレから11万㎡の再開発まで多岐に渡るため多くの経験を積むことができる環境です。
プロジェクトごとにそれぞれがチームリーダーの元で、積極的に意見を交わし合い知見を広げ高めながらプロジェクト(作品)の質を向上させていくプロセスを大切にしており、メンバーには創造することの喜びを自身の価値につなげて欲しいと考えています。

「ap編集長の建築探索」は、23年の歴史ある建築ウェブメディア「アーキテクチャーフォト」の編集長である後藤連平が、訪問した建築を紹介する連載シリーズです。論考のようなかっちりとした形式ではなく、現地で感じた雰囲気や空気感が伝わるような“ライブ感”のある文体で綴ります。読者の皆様も自身が建築を体験するように読んでいただければ幸いです。
ワタリウム美術館「ジャッド|マーファ 展」
ワタリウム美術館で行われている「ジャッド|マーファ 展」を訪問した。(会期は2026/7/12まで)
伊勢丹でのジャッドの家具に注目した展示「Donald Judd:Design」に続いて訪問した。
(こちらの展示は終了しています)
ドナルド・ジャッドは、言わずと知れたミニマルアートの代表的アーティストだ。
また、2000年前後に建築を学び始めた自分にとって、思い入れの強いアーティストでもある。
というのは、当時、建築デザインの分野においてもミニマルの流れが席巻しており、学生であった僕も、惜しまれつつ無くなってしまった『SD』が1997年3月号で行った特集「ミニマル・スペース・アーキテクチャー」や、ミニマル建築の代表的な建築家であるジョン・ポーソンが編集した、ミニマリズムの精神を伝える建築やアートなどを紹介する書籍『minimum』(1996年刊行)を読み込んでいた。
そのような流れの中でアート分野のミニマリズムにも触れることになり、ジャッドを知ることになった。
そんな時代を過ごすなかで、滋賀県立美術館にて1999年に「ドナルド・ジャッド 1960-1991」というジャッドの大規模な展覧会が開催されて、実際の作品を目の当たりにして魅了された、、、!
また、大阪には、ギャラリーヤマグチというミニマルアートを多数扱うギャラリーがあり、こちらが刊行したジャッドの建築に関する文章を収録した書籍『ドナルド・ジャッド 建築』(2000年)も読み込んでいて、ジャッドの建築思想に触れたりもしていた。
そのようなわけで、2000年前後に関西で建築を学んでいた自分にとって、ジャッドはかなり思い入れのある。そのジャッドの作品群を、20年以上の年月を経て改めて見ることが出来る機会ということで、期待して美術館を訪問した。



ザハ・ハディド・アーキテクツによる「エロージョン・コレクション2026」です。
天然石を扱う家具ブランドの為に計画されました。建築家は、人間工学的配慮と彫刻的表現を組み合わせ、素材性・地質学・彫刻的形態の探求を志向しました。また、今回の拡張コレクションでは既存の重量感と堅牢性に加えて“流動性と層構成”も導入しています。
こちらはリリーステキストの一部です(翻訳:アーキテクチャーフォト / 原文は末尾に掲載)
Neutraのためのエロージョン・コレクション2026
ミラノ、サローネ・デル・モービレ
Neutraのためのエロージョン・コレクションは、人間工学的配慮と彫刻的表現を組み合わせた一連の作品の中で、素材性、地質学、そして彫刻的形態を探求します。
MINERAテーブルとBRANCHコンソールは、自然石の表現的な使用を通じて2024年に本コレクションの基盤を確立しました—侵食や地質学的プロセスに着想を得て、コレクションの無垢の大理石から削り出された流動的なフォルムが、自然素材の彫刻的可能性を探求しています。
より広範な対話へと発展しながら、本コレクションはミラノ・サローネ・デル・モービレ2026で発表される新作を導入し、シリーズの素材言語と空間認識の双方を拡張します。STRATAベンチ、DELTAコーヒーテーブル、AERローチェア、LEDGEローテーブル、VEILカーペット、DRIFTテーブルウェアは、ZHAによる侵食の探求を発展させ、これらの自然のプロセスを機能的なデザインへと翻訳しています。
当初の作品が削り出された石の密度と永続性を探求していた一方で、拡張されたコレクションはカーボンファイバー、加工されたレザー、テキスタイルを含む、より軽量で引張性のある素材を導入し、重量感と堅牢性のデザイン言語から、流動性とレイヤリングを受け入れる方向へと移行しています。
全体として、本コレクションは、大理石の堅固さと、最高級のレザー、テキスタイル、繊維のより柔らかくしなやかな素材性との間の動的な相互作用です。自然界において形態と構造を規定するプロセスを探求しながら、エロージョン・コレクションは、家具、ランドスケープ、彫刻の境界を曖昧にします。
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