宮川清志 / SESNが設計した、東京・日本橋の、オフィスビル1棟のリニューアル「リスクモンスター株式会社 日本橋本社」です。各フロア毎にテーマを設けると共に、働く人が課題や作業内容に応じ場所を選択し集中が高まる仕組みが構築されました。クライアント企業の公式サイトはこちら。
中央区日本橋に本社ビルを構える地上9階建てのリスクモンスター株式会社のオフィスリニューアルプロジェクトのデザイン。
グランドコンセプトを時間=信頼とし、各フロア毎にテーマを設け、フロア毎にどう時間を使いどう過ごすかを機能や役割を明確にし各人の課題や作業内容に応じたフロアや場所の選択と作業に対する集中が可能になる様な仕組みを構築しています。
2015年の6年前に自社ビルとしてフルスケルトンからビル1棟を設計、デザインさせて頂いた場所であった事、それをまた2020年という様々に変化する流れの中で新たに現代の働き方にフィットさせ、更に先を見通した計画をもったオフィス環境を構築する事ができた。
同時にオフィス環境は生物であり、今後も変容し続け、進化し続ける事が重要である事を再確認した。
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以下、建築家によるテキストです。
時間=信頼
様々に社会状況が変化する中でどう時間を過ごすかという事が非常に大切になると考え、またその蓄積こそが信頼に繋がると思い、それ自体がリスクモンスター株式会社の事業の中心である与信管理そのものに繋がると思い、設けたコンセプトである。
中央区日本橋に本社ビルを構える地上9階建てのリスクモンスター株式会社のオフィスリニューアルプロジェクトのデザイン。
グランドコンセプトを時間=信頼とし、各フロア毎にテーマを設け、フロア毎にどう時間を使いどう過ごすかを機能や役割を明確にし各人の課題や作業内容に応じたフロアや場所の選択と作業に対する集中が可能になる様な仕組みを構築しています。
また、1603年に架けられた日本橋を起点に商業としても栄えた場所であり日本の道路網の起点にもなっている日本橋という場所に本社ビルが在る事を捉え直し、帰属意識を高める役割として6F部分には日本橋そのものをデザインのレファレンスとしています。
既存の躯体を首都高と捉え、その下の石造二連アーチを木に置き換え、歴史的建造物と都市におけるインフラが混在する様を表現しています。
2015年の6年前に自社ビルとしてフルスケルトンからビル1棟を設計、デザインさせて頂いた場所であった事、それをまた2020年という様々に変化する流れの中で新たに現代の働き方にフィットさせ、更に先を見通した計画をもったオフィス環境を構築する事ができた。
同時にオフィス環境は生物であり、今後も変容し続け、進化し続ける事が重要である事を再確認した。
■建築概要
リスクモンスター株式会社 日本橋本社
設計デザイン:宮川清志、勝俣圭右 / SESN
照明計画:1LUX
所在地:東京都中央区日本橋
用途:オフィス
竣工年月:2020年10月
撮影:見学友宙
RISK MONSTER NIHONBASHI HEAD OFFICE
Designer: Kiyoshi Miyagawa、Keisuke Katsumata/SESN
Lighting: 1LUX
Location: RMG building 2-16-5 Nihonbashi chuo-ku tokyo
Usage: office
Completion: 10/2020
Photo: Tomooki Kengaku