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2022.3.03Thu
2022.3.02Wed
2022.3.04Fri
子浦中 / シオ建築設計事務所による、茨城・つくば市の、ZOZO社物流拠点の休憩ラウンジ「Cooperate Lounge」。スタッフの個性と多様性への応答を考慮し、空間の目的から連想した意匠を採用する事で特徴の異なる二つのラウンジを設計、コーポレートカラー採用等で連帯感を高める建築の在り方も探求
photo©淺川敏

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architecture|feature
コミュニティ施設淺川敏茨城図面あり建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)子浦中建材(内装・造作家具)杉尾篤照明設計事務所クレドシオ建築設計事務所西松建設カッシーナ・イクスシ―
子浦中 / シオ建築設計事務所による、茨城・つくば市の、ZOZO社物流拠点の休憩ラウンジ「Cooperate Lounge」。スタッフの個性と多様性への応答を考慮し、空間の目的から連想した意匠を採用する事で特徴の異なる二つのラウンジを設計、コーポレートカラー採用等で連帯感を高める建築の在り方も探求黒板塀通りのような街道ラウンジ。ここは毎日たくさんのスタッフが通るため床はコンクリートとし、LGSの垂木が重なり合って、軒を作っている。 photo©淺川敏
子浦中 / シオ建築設計事務所による、茨城・つくば市の、ZOZO社物流拠点の休憩ラウンジ「Cooperate Lounge」。スタッフの個性と多様性への応答を考慮し、空間の目的から連想した意匠を採用する事で特徴の異なる二つのラウンジを設計、コーポレートカラー採用等で連帯感を高める建築の在り方も探求神輿ラウンジより街道ラウンジ側を見る。スタッフがそれぞれの好きな場所でくつろぐ。 photo©淺川敏
子浦中 / シオ建築設計事務所による、茨城・つくば市の、ZOZO社物流拠点の休憩ラウンジ「Cooperate Lounge」。スタッフの個性と多様性への応答を考慮し、空間の目的から連想した意匠を採用する事で特徴の異なる二つのラウンジを設計、コーポレートカラー採用等で連帯感を高める建築の在り方も探求神輿ラウンジ全体を見る。 photo©淺川敏

子浦中 / シオ建築設計事務所が設計した、茨城・つくば市の、ZOZO社物流拠点の休憩ラウンジ「Cooperate Lounge」です。スタッフの個性と多様性への応答を考慮し、空間の目的から連想した意匠を採用する事で特徴の異なる二つのラウンジを設計、コーポレートカラー採用等で連帯感を高める建築の在り方も探求されました。

ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営する株式会社ZOZOの、つくば市で3つ目となる物流拠点「ZOZOBASEつくば2」の休憩ラウンジ「Cooperate Lounge」である。これまでのZOZOBASEと同様に、使いやすさ、拡張性、フレキシビリティを求められた。

建築家によるテキストより

ラウンジは大きく二つのエリアに分けられる。最初にスタッフが休憩ラウンジに入ると、アプローチがある。ZOZOBASEで働くという意識を切り替える場所として、落ち着いて神聖な雰囲気があるアプローチでは、たくさんのスタッフが行き来し、あたかも街道のようだ。
つくばには、筑波山の参拝客で繁栄した黒板塀の続く街道が残っており、このエリアには、ZOZO社がこれまで以上に繁栄するようにとの想いから街道のような意匠を採用し、「街道ラウンジ」と名付けた。

建築家によるテキストより

次に、街道ラウンジに平行して大きなワンルームのラウンジがある。ここは、スタッフが休憩をとるメインエリアで、天井は8層の木が縦横方向に格子を組んで出来ている。この巨大な格子天井は、日本最大級と言われるつくば万灯大神輿の担ぎ棒のようであり、たくさんのスタッフが互いに協力しながら大神輿を担ぐというイメージから、このような意匠を採用し、「神輿ラウンジ」と名付けた。また、神輿は災いや災難を清めると言われており、ZOZO社や働くスタッフに災難がないようにという願いを込めた。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

子浦中 / シオ建築設計事務所による、茨城・つくば市の、ZOZO社物流拠点の休憩ラウンジ「Cooperate Lounge」。スタッフの個性と多様性への応答を考慮し、空間の目的から連想した意匠を採用する事で特徴の異なる二つのラウンジを設計、コーポレートカラー採用等で連帯感を高める建築の在り方も探求黒板塀通りのような街道ラウンジ。ここは毎日たくさんのスタッフが通るため床はコンクリートとし、LGSの垂木が重なり合って、軒を作っている。 photo©淺川敏
子浦中 / シオ建築設計事務所による、茨城・つくば市の、ZOZO社物流拠点の休憩ラウンジ「Cooperate Lounge」。スタッフの個性と多様性への応答を考慮し、空間の目的から連想した意匠を採用する事で特徴の異なる二つのラウンジを設計、コーポレートカラー採用等で連帯感を高める建築の在り方も探求街道ラウンジは、短い休憩時間や少人数で過ごしたいスタッフ、神輿ラウンジよりも落ち着いた場所を好むスタッフ向けの場所である。LGSの軒が大きな休憩ラウンジを身体の大きさに合わせてスケールダウンしている。 photo©淺川敏
子浦中 / シオ建築設計事務所による、茨城・つくば市の、ZOZO社物流拠点の休憩ラウンジ「Cooperate Lounge」。スタッフの個性と多様性への応答を考慮し、空間の目的から連想した意匠を採用する事で特徴の異なる二つのラウンジを設計、コーポレートカラー採用等で連帯感を高める建築の在り方も探求神輿ラウンジより街道ラウンジ側を見る。スタッフがそれぞれの好きな場所でくつろぐ。 photo©淺川敏
子浦中 / シオ建築設計事務所による、茨城・つくば市の、ZOZO社物流拠点の休憩ラウンジ「Cooperate Lounge」。スタッフの個性と多様性への応答を考慮し、空間の目的から連想した意匠を採用する事で特徴の異なる二つのラウンジを設計、コーポレートカラー採用等で連帯感を高める建築の在り方も探求神輿ラウンジ全体を見る。 photo©淺川敏
子浦中 / シオ建築設計事務所による、茨城・つくば市の、ZOZO社物流拠点の休憩ラウンジ「Cooperate Lounge」。スタッフの個性と多様性への応答を考慮し、空間の目的から連想した意匠を採用する事で特徴の異なる二つのラウンジを設計、コーポレートカラー採用等で連帯感を高める建築の在り方も探求神輿ラウンジ。長さ約 67m の大きなワンルームのラウンジの天井はすべて木格子で出来ている。左側は街道ラウンジの軒先が神輿ラウンジ側にも続いている。 photo©淺川敏
子浦中 / シオ建築設計事務所による、茨城・つくば市の、ZOZO社物流拠点の休憩ラウンジ「Cooperate Lounge」。スタッフの個性と多様性への応答を考慮し、空間の目的から連想した意匠を採用する事で特徴の異なる二つのラウンジを設計、コーポレートカラー採用等で連帯感を高める建築の在り方も探求神輿ラウンジ窓側。たくさん家具が並ぶ中で、たくさんのスタッフが移動するためにゆとりのある動線を確保している。 photo©淺川敏
子浦中 / シオ建築設計事務所による、茨城・つくば市の、ZOZO社物流拠点の休憩ラウンジ「Cooperate Lounge」。スタッフの個性と多様性への応答を考慮し、空間の目的から連想した意匠を採用する事で特徴の異なる二つのラウンジを設計、コーポレートカラー採用等で連帯感を高める建築の在り方も探求神輿ラウンジから街道ラウンジを見る。神輿ラウンジと街道ラウンジはソファ背面の開口でつながっており、お互いの様子を確認することが出来る。 photo©淺川敏
子浦中 / シオ建築設計事務所による、茨城・つくば市の、ZOZO社物流拠点の休憩ラウンジ「Cooperate Lounge」。スタッフの個性と多様性への応答を考慮し、空間の目的から連想した意匠を採用する事で特徴の異なる二つのラウンジを設計、コーポレートカラー採用等で連帯感を高める建築の在り方も探求cooperate sofaをグループで使う。 休憩時間も仲間と共有できるこのソファは、ZOZOグループの一員としての一体感が得られ、同じグループで働く一員として連帯感を高めることができる。 photo©淺川敏
子浦中 / シオ建築設計事務所による、茨城・つくば市の、ZOZO社物流拠点の休憩ラウンジ「Cooperate Lounge」。スタッフの個性と多様性への応答を考慮し、空間の目的から連想した意匠を採用する事で特徴の異なる二つのラウンジを設計、コーポレートカラー採用等で連帯感を高める建築の在り方も探求青の什器。手洗い、レンジ、ウォーターサーバー、給湯器がある什器は、ラウンジ内に3台設置されている。広い神輿ラウンジ内では吊戸の色で現在地を確認することが出来る。 photo©淺川敏
子浦中 / シオ建築設計事務所による、茨城・つくば市の、ZOZO社物流拠点の休憩ラウンジ「Cooperate Lounge」。スタッフの個性と多様性への応答を考慮し、空間の目的から連想した意匠を採用する事で特徴の異なる二つのラウンジを設計、コーポレートカラー採用等で連帯感を高める建築の在り方も探求黄と赤の什器、青のソファが重なり合い、天井では木の格子が重なり合う。 photo©淺川敏
子浦中 / シオ建築設計事務所による、茨城・つくば市の、ZOZO社物流拠点の休憩ラウンジ「Cooperate Lounge」。スタッフの個性と多様性への応答を考慮し、空間の目的から連想した意匠を採用する事で特徴の異なる二つのラウンジを設計、コーポレートカラー採用等で連帯感を高める建築の在り方も探求神輿ラウンジの椅子は全てarrow chair。椅子の脚の縦線、アームの横線が重なり合う。椅子の赤、ソファの青と黄、テーブルの脚やフローリングの黒と、ZOZO社のコーポレートカラーで出来ている。 photo©淺川敏
子浦中 / シオ建築設計事務所による、茨城・つくば市の、ZOZO社物流拠点の休憩ラウンジ「Cooperate Lounge」。スタッフの個性と多様性への応答を考慮し、空間の目的から連想した意匠を採用する事で特徴の異なる二つのラウンジを設計、コーポレートカラー採用等で連帯感を高める建築の在り方も探求神輿ラウンジから街道ラウンジ側を見る。 photo©淺川敏
子浦中 / シオ建築設計事務所による、茨城・つくば市の、ZOZO社物流拠点の休憩ラウンジ「Cooperate Lounge」。スタッフの個性と多様性への応答を考慮し、空間の目的から連想した意匠を採用する事で特徴の異なる二つのラウンジを設計、コーポレートカラー採用等で連帯感を高める建築の在り方も探求街道ラウンジから神輿ラウンジを望む。ソファ背面の開口から街道ラウンジに自然光が入る。 photo©淺川敏
子浦中 / シオ建築設計事務所による、茨城・つくば市の、ZOZO社物流拠点の休憩ラウンジ「Cooperate Lounge」。スタッフの個性と多様性への応答を考慮し、空間の目的から連想した意匠を採用する事で特徴の異なる二つのラウンジを設計、コーポレートカラー採用等で連帯感を高める建築の在り方も探求 photo©淺川敏
子浦中 / シオ建築設計事務所による、茨城・つくば市の、ZOZO社物流拠点の休憩ラウンジ「Cooperate Lounge」。スタッフの個性と多様性への応答を考慮し、空間の目的から連想した意匠を採用する事で特徴の異なる二つのラウンジを設計、コーポレートカラー採用等で連帯感を高める建築の在り方も探求木格子天井。木の一本一本の線材を強調するためにツガ材だけではなく部分的にレッドシダー材の木が入っている。8層の木が重なり合う。 photo©淺川敏
子浦中 / シオ建築設計事務所による、茨城・つくば市の、ZOZO社物流拠点の休憩ラウンジ「Cooperate Lounge」。スタッフの個性と多様性への応答を考慮し、空間の目的から連想した意匠を採用する事で特徴の異なる二つのラウンジを設計、コーポレートカラー採用等で連帯感を高める建築の在り方も探求オリジナルワンポイントフローリング。ZOZO 社のロゴをヒントにラウンジの重要な箇所に配している。それ以外は 7 Gates Lounge と同じオリジナルフローリング。 photo©淺川敏
子浦中 / シオ建築設計事務所による、茨城・つくば市の、ZOZO社物流拠点の休憩ラウンジ「Cooperate Lounge」。スタッフの個性と多様性への応答を考慮し、空間の目的から連想した意匠を採用する事で特徴の異なる二つのラウンジを設計、コーポレートカラー採用等で連帯感を高める建築の在り方も探求 image©シオ建築設計事務所

オリジナルで設計した家具。フレキシブルな利用が可能なZ型のソファ「cooperate sofa」と木製チェア「arrow chair」

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子浦中 / シオ建築設計事務所による、茨城・つくば市の、ZOZO社物流拠点の休憩ラウンジ「Cooperate Lounge」。スタッフの個性と多様性への応答を考慮し、空間の目的から連想した意匠を採用する事で特徴の異なる二つのラウンジを設計、コーポレートカラー採用等で連帯感を高める建築の在り方も探求 photo©淺川敏
子浦中 / シオ建築設計事務所による、茨城・つくば市の、ZOZO社物流拠点の休憩ラウンジ「Cooperate Lounge」。スタッフの個性と多様性への応答を考慮し、空間の目的から連想した意匠を採用する事で特徴の異なる二つのラウンジを設計、コーポレートカラー採用等で連帯感を高める建築の在り方も探求 photo©淺川敏
子浦中 / シオ建築設計事務所による、茨城・つくば市の、ZOZO社物流拠点の休憩ラウンジ「Cooperate Lounge」。スタッフの個性と多様性への応答を考慮し、空間の目的から連想した意匠を採用する事で特徴の異なる二つのラウンジを設計、コーポレートカラー採用等で連帯感を高める建築の在り方も探求 photo©淺川敏
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子浦中 / シオ建築設計事務所による、茨城・つくば市の、ZOZO社物流拠点の休憩ラウンジ「Cooperate Lounge」。スタッフの個性と多様性への応答を考慮し、空間の目的から連想した意匠を採用する事で特徴の異なる二つのラウンジを設計、コーポレートカラー採用等で連帯感を高める建築の在り方も探求 photo©淺川敏
子浦中 / シオ建築設計事務所による、茨城・つくば市の、ZOZO社物流拠点の休憩ラウンジ「Cooperate Lounge」。スタッフの個性と多様性への応答を考慮し、空間の目的から連想した意匠を採用する事で特徴の異なる二つのラウンジを設計、コーポレートカラー採用等で連帯感を高める建築の在り方も探求 photo©淺川敏
子浦中 / シオ建築設計事務所による、茨城・つくば市の、ZOZO社物流拠点の休憩ラウンジ「Cooperate Lounge」。スタッフの個性と多様性への応答を考慮し、空間の目的から連想した意匠を採用する事で特徴の異なる二つのラウンジを設計、コーポレートカラー採用等で連帯感を高める建築の在り方も探求 photo©淺川敏
子浦中 / シオ建築設計事務所による、茨城・つくば市の、ZOZO社物流拠点の休憩ラウンジ「Cooperate Lounge」。スタッフの個性と多様性への応答を考慮し、空間の目的から連想した意匠を採用する事で特徴の異なる二つのラウンジを設計、コーポレートカラー採用等で連帯感を高める建築の在り方も探求 photo©淺川敏
子浦中 / シオ建築設計事務所による、茨城・つくば市の、ZOZO社物流拠点の休憩ラウンジ「Cooperate Lounge」。スタッフの個性と多様性への応答を考慮し、空間の目的から連想した意匠を採用する事で特徴の異なる二つのラウンジを設計、コーポレートカラー採用等で連帯感を高める建築の在り方も探求 photo©淺川敏
子浦中 / シオ建築設計事務所による、茨城・つくば市の、ZOZO社物流拠点の休憩ラウンジ「Cooperate Lounge」。スタッフの個性と多様性への応答を考慮し、空間の目的から連想した意匠を採用する事で特徴の異なる二つのラウンジを設計、コーポレートカラー採用等で連帯感を高める建築の在り方も探求 photo©淺川敏
子浦中 / シオ建築設計事務所による、茨城・つくば市の、ZOZO社物流拠点の休憩ラウンジ「Cooperate Lounge」。スタッフの個性と多様性への応答を考慮し、空間の目的から連想した意匠を採用する事で特徴の異なる二つのラウンジを設計、コーポレートカラー採用等で連帯感を高める建築の在り方も探求 photo©淺川敏
子浦中 / シオ建築設計事務所による、茨城・つくば市の、ZOZO社物流拠点の休憩ラウンジ「Cooperate Lounge」。スタッフの個性と多様性への応答を考慮し、空間の目的から連想した意匠を採用する事で特徴の異なる二つのラウンジを設計、コーポレートカラー採用等で連帯感を高める建築の在り方も探求 photo©淺川敏
子浦中 / シオ建築設計事務所による、茨城・つくば市の、ZOZO社物流拠点の休憩ラウンジ「Cooperate Lounge」。スタッフの個性と多様性への応答を考慮し、空間の目的から連想した意匠を採用する事で特徴の異なる二つのラウンジを設計、コーポレートカラー採用等で連帯感を高める建築の在り方も探求 photo©淺川敏

以下、建築家によるテキストです。


ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営する株式会社ZOZOの、つくば市で3つ目となる物流拠点「ZOZOBASEつくば2」の休憩ラウンジ「Cooperate Lounge」である。これまでのZOZOBASEと同様に、使いやすさ、拡張性、フレキシビリティを求められた。

ラウンジは大きく二つのエリアに分けられる。最初にスタッフが休憩ラウンジに入ると、アプローチがある。ZOZOBASEで働くという意識を切り替える場所として、落ち着いて神聖な雰囲気があるアプローチでは、たくさんのスタッフが行き来し、あたかも街道のようだ。
つくばには、筑波山の参拝客で繁栄した黒板塀の続く街道が残っており、このエリアには、ZOZO社がこれまで以上に繁栄するようにとの想いから街道のような意匠を採用し、「街道ラウンジ」と名付けた。   

次に、街道ラウンジに平行して大きなワンルームのラウンジがある。ここは、スタッフが休憩をとるメインエリアで、天井は8層の木が縦横方向に格子を組んで出来ている。この巨大な格子天井は、日本最大級と言われるつくば万灯大神輿の担ぎ棒のようであり、たくさんのスタッフが互いに協力しながら大神輿を担ぐというイメージから、このような意匠を採用し、「神輿ラウンジ」と名付けた。また、神輿は災いや災難を清めると言われており、ZOZO社や働くスタッフに災難がないようにという願いを込めた。

この「Cooperate Lounge」では、ZOZO社のコーポレートカラーや天井の木、軒のLGSのような素材、椅子の脚やアームの線材が重なり合いながら全体を構成している。この様子は、スタッフが協力し合いながらZOZOBASEを支えている姿にも重なる。

これまでの「Big Eaves Lounge」や「7 Gates Lounge」、今回の「Cooperate Lounge」のように、たくさんのスタッフが働く施設において、スタッフの個性と多様性、使い勝手に応えつつ、ZOZOグループの一員としての一体感が得られ、同じグループで働くスタッフ同士の連帯感を高める意識させる建築のあり方を探った。

■建築概要

所在地:茨城県
用途:休憩ラウンジ
設計監理:シオ建築設計事務所
照明設計:杉尾篤照明設計事務所
施工:西松建設
家具:カッシーナ・イクスシ―
什器:クレド
規模:床面積 1260.16㎡、休憩室 942.15㎡
設計期間:2019年12月~2020年4月
工事期間:2020年6月~8月
竣工:2020年9月
撮影:淺川敏

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
内装・床神輿ラウンジ床

ZOZOオリジナルフローリング(望造)

内装・壁神輿ラウンジ壁

ビニルクロスFE6529(サンゲツ)

内装・天井神輿ラウンジ天井

不燃木格子天井

内装・照明神輿ラウンジ照明

スポットライト(オーデリック)

内装・造作家具神輿ラウンジ造作家具

オリジナルチェア(カッシーナ・イクスシ―)

内装・床街道ラウンジ床

コンクリートテラゾ SUS目地

内装・壁街道ラウンジ壁

ビニルクロスFE6529(サンゲツ)
スモークオークフローリング(望造)
アイカセラールFKM6400(アイカ)

内装・天井街道ラウンジ天井

75角LGS

内装・照明街道ラウンジ照明

ダウンライト(大光)

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コミュニティ施設淺川敏茨城図面あり建材(内装・床)建材(内装・壁)建材(内装・天井)子浦中建材(内装・造作家具)杉尾篤照明設計事務所クレドシオ建築設計事務所西松建設カッシーナ・イクスシ―
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    シーラカンスアンドアソシエイツ / CAt (東京事務所)にて、設計スタッフを募集いたします。

    ■C+A(シーラカンスアンドアソシエイツ)について
    1986年に小嶋一浩、伊藤恭行ら7人により「シーラカンス」を共同設立。宇野享(1995年~)、赤松佳珠子(2002年~)がパートナーとして加わり、1998年にC+A(シーラカンスアンドアソシエイツ)へ改称、2005年にCAt (C+A tokyo) とCAn (C+A nagoya)へ改組。大村真也(CAt / 2019年〜)、良知康晴(CAn / 2020年〜)がパートナーとして加わり、所属のアソシエイトと議論を交わしながら、それぞれ東京と名古屋を拠点に国内外で建築を発表しています。

    《受賞》
    1997年に千葉市立打瀬小学校、2016年に流山市立おおたかの森小中学校・おおたかの森センター・こども図書館にて日本建築学会賞〈作品〉受賞。他、日本建築家協会賞、村野藤吾賞、AACA賞、日建連表彰BCS賞など。

    ■私たちが考えていることーVISIONー
    私たちは「建築は“もの”ではなく“出来事”である」と考えています。

    建築そのものは物質から成り立っていますが、そこには必ず人々のアクティビティ、風・光・音などの環境的ファクターや時間、その建築を成立させている構造的なちからも含め、多くの流れがあります。

    “もの”によって出来た建築が生み出す空間は、アクティビティを喚起するデバイスであり、その建築が生み出す”出来事”そのものを設計しているのです。

    設計とは、常にアクティビティの本質を問い、建築がどう働きかけることができるのかを考えることではないでしょうか。

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    烏野良子 / 烏野建築設計室による、岐阜・高山市の「丹生川の古民家」。明治築の民家を改修した住宅と家具工房のショールームで、要望と面積のバランスを考える中で工房制作の建具等を用いて再生する計画を構想、展示物と一体化した建築の在り方を目指す
    photo©笹の倉舎/笹倉洋平

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    建材(内装・照明)丸設計室久米製作所田堀建築設計事務所烏野良子烏野建築設計室建材(外装・その他)建材(外装・建具)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・天井)建材(内装・壁)建材(内装・床)図面あり笹倉洋平岐阜リノベーション住宅
    烏野良子 / 烏野建築設計室による、岐阜・高山市の「丹生川の古民家」。明治築の民家を改修した住宅と家具工房のショールームで、要望と面積のバランスを考える中で工房制作の建具等を用いて再生する計画を構想、展示物と一体化した建築の在り方を目指す photo©笹の倉舎/笹倉洋平
    烏野良子 / 烏野建築設計室による、岐阜・高山市の「丹生川の古民家」。明治築の民家を改修した住宅と家具工房のショールームで、要望と面積のバランスを考える中で工房制作の建具等を用いて再生する計画を構想、展示物と一体化した建築の在り方を目指す photo©笹の倉舎/笹倉洋平
    烏野良子 / 烏野建築設計室による、岐阜・高山市の「丹生川の古民家」。明治築の民家を改修した住宅と家具工房のショールームで、要望と面積のバランスを考える中で工房制作の建具等を用いて再生する計画を構想、展示物と一体化した建築の在り方を目指す photo©笹の倉舎/笹倉洋平
    烏野良子 / 烏野建築設計室による、岐阜・高山市の「丹生川の古民家」。明治築の民家を改修した住宅と家具工房のショールームで、要望と面積のバランスを考える中で工房制作の建具等を用いて再生する計画を構想、展示物と一体化した建築の在り方を目指す photo©笹の倉舎/笹倉洋平

    烏野良子 / 烏野建築設計室が設計した、岐阜・高山市の「丹生川の古民家」です。明治築の民家を改修した住宅と家具工房のショールームで、要望と面積のバランスを考える中で工房制作の建具等を用いて再生する計画を構想、展示物と一体化した建築の在り方が目指されました。

    家具工房を営むご家族のための住宅兼家具のショールームである。
    また親世帯はセカンドハウスとして利用する。敷地は北が斜面の河岸段丘の上にあり、渓流の音が丘下から聞こえ、斜面に植えられた木々が川沿いの美しい景観を生み出している。敷地には主屋、板倉、倉庫2棟が建っていて、そのうち主屋を改修する計画だった。
    主屋は大部分が明治期に建てられた古民家で長らく放置されたことにより、積雪のため北屋根の一部が崩落していた。

    建築家によるテキストより

    建主は、持続可能な生活を形にしたいという強い意志があり、古い建物の再利用、地球に還る材料として木、土、紙、断熱材の羊毛をメインに工業製品のガラスとサッシなどを構成要素とすること、日々工房から出る木片を熱源に利用することを計画していた。方針には賛同するものの、平屋で床面積が大きく、外皮のほぼすべてをやり替える必要があることを考えると、希望の仕様で予算内に納めるには特別な工夫が必要に感じた。

    建築家によるテキストより

    通常、店と商品は別々につくるためデザインに切れ目がある。「久米製作所」の家具工房のショールームにもなるこの家、すなわち屋根・古く粗野な骨格・垂れ壁で成立している壁のない構造物に久米製作所の要素を織り込みながら補強・再生することで、展示物と一体となる建物にしようと思った。そして、その織り込み作業は木工のプロである建主にも腕を振るっていただくことにした。

    建築家によるテキストより
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    建材(内装・照明)丸設計室久米製作所田堀建築設計事務所烏野良子烏野建築設計室建材(外装・その他)建材(外装・建具)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・天井)建材(内装・壁)建材(内装・床)図面あり笹倉洋平岐阜リノベーション住宅
    2022.03.03 Thu 17:35
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    【ap job更新】 “軽井沢を避寒地に”の思いで住宅と別荘を手掛ける「株式会社 参創ハウテック」が、軽井沢での設計(新卒既卒・経験者)と施工管理のスタッフを募集中

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    【ap job更新】 “軽井沢を避寒地に”の思いで住宅と別荘を手掛ける「株式会社 参創ハウテック」が、軽井沢での設計(新卒既卒・経験者)と施工管理のスタッフを募集中
    【ap job更新】 “軽井沢を避寒地に”の思いで住宅と別荘を手掛ける「株式会社 参創ハウテック」が、軽井沢での設計(新卒既卒・経験者)と施工管理のスタッフを募集中施工事例「ARPEGGIO」夕暮れの外観
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    “軽井沢を避寒地に”の思いで住宅と別荘を手掛ける「株式会社 参創ハウテック」の、軽井沢での設計(新卒既卒・経験者)と施工管理のスタッフ募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
    新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。

    「軽井沢を避寒地に」
    この思いに賛同する設計スタッフと施工管理スタッフを正社員として募集します。

    東京・文京区と軽井沢で住宅建築をメインに活動する設計工務店です。デザインと性能の両立を目指し、5年前に軽井沢へ拠点進出。断熱性能が高く、パッシブデザインに特化した移住型住宅を別荘建築を専門に展開しています。

    軽井沢における住宅・別荘建築事業に目途がたったことから、新たに仲間として共に成長できるスタッフを募集します。

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    2022.03.03 Thu 15:17
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    出町慎 / SAJIHAUSと河津恭平による、兵庫・丹波市の「納屋の改修」。歴史ある母屋に隣接する納屋活用の相談から開始、既存の時が停止した様な状態を肯定的に捉えて活かす方法を構想、環境を読み解き冬室と夏室を設け“自分だけの時間”を感じる空間をつくる
    photo©繁田諭

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    architecture|feature
    住宅リノベーション兵庫繁田諭図面あり建材(内装・床)建材(内装・壁)出町慎SAJIHAUS河津恭平山村工務店
    出町慎 / SAJIHAUSと河津恭平による、兵庫・丹波市の「納屋の改修」。歴史ある母屋に隣接する納屋活用の相談から開始、既存の時が停止した様な状態を肯定的に捉えて活かす方法を構想、環境を読み解き冬室と夏室を設け“自分だけの時間”を感じる空間をつくる photo©繁田諭
    出町慎 / SAJIHAUSと河津恭平による、兵庫・丹波市の「納屋の改修」。歴史ある母屋に隣接する納屋活用の相談から開始、既存の時が停止した様な状態を肯定的に捉えて活かす方法を構想、環境を読み解き冬室と夏室を設け“自分だけの時間”を感じる空間をつくる photo©繁田諭
    出町慎 / SAJIHAUSと河津恭平による、兵庫・丹波市の「納屋の改修」。歴史ある母屋に隣接する納屋活用の相談から開始、既存の時が停止した様な状態を肯定的に捉えて活かす方法を構想、環境を読み解き冬室と夏室を設け“自分だけの時間”を感じる空間をつくる photo©繁田諭

    出町慎 / SAJIHAUSと河津恭平が設計した、兵庫・丹波市の「納屋の改修」です。歴史ある母屋に隣接する納屋活用の相談から開始、既存の時が停止した様な状態を肯定的に捉えて活かす方法を構想、環境を読み解き冬室と夏室を設け“自分だけの時間”を感じる空間をつくる事が意図されました。

    空き家になっていた古民家を買われた方から、母屋に隣接する納屋の使い道を相談されたのが設計の始まりだった。

    訪問してまず、立派なお屋敷であることに驚いた。山裾の見晴らしの良い場所で、敷地の南側には日本庭園があり、母屋の座敷からの眺めは、まさに古き良き日本の住まいだった。母屋には家史が残されていて、450年前に先祖がこの地に移ってきたことが書かれていた。

    建築家によるテキストより

    敷地内には400年の記念碑も立っている。家史には初代から1995年当時までの家系図と一人ひとりの略歴がまとめられていた。そして納屋は母屋の西側にひっそりとあった。そのひっそりさがとても良かった。堂々とした母屋と庭を邪魔することなく、外被のトタンは時間による風化でその場所に馴染んでいた。夏の眩しい外から、納屋に入ると桁と垂木のわずかな隙間からの光により、柱と小屋組がシルエットとして見えるだけだった。

    建築家によるテキストより

    そんな陰影の空間で入口に向かって涼しい風が流れていた。田舎には使われなくなり、そのまま放置されている建物が多くある。その中は時間が止まっていて、そのままでは近寄りがたいが、時間が止まっていることや用途がない状態は考え方によっては貴重である。この納屋もそんな状態であり、この状態のまま人が寄りつける場所にできないかと考えた。

    建築家によるテキストより
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    住宅リノベーション兵庫繁田諭図面あり建材(内装・床)建材(内装・壁)出町慎SAJIHAUS河津恭平山村工務店
    2022.03.03 Thu 09:59
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    【ap job更新】 自然環境が豊かな場所での住宅や別荘等を手掛ける「株式会社セルスペース」が、設計スタッフ(新卒既卒・経験者・アルバイト)を募集中

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    【ap job更新】 自然環境が豊かな場所での住宅や別荘等を手掛ける「株式会社セルスペース」が、設計スタッフ(新卒既卒・経験者・アルバイト)を募集中
    【ap job更新】 自然環境が豊かな場所での住宅や別荘等を手掛ける「株式会社セルスペース」が、設計スタッフ(新卒既卒・経験者・アルバイト)を募集中L型キャンチレバーの家
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    自然環境が豊かな場所での住宅や別荘等を手掛ける「株式会社セルスペース」の、設計スタッフ(新卒既卒・経験者・アルバイト)募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
    新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。

    セルスペースでは設計スタッフを募集しています。

    自然環境が豊かなところでの住宅や別荘、保養所、商業施設、共同住宅等のプロジェクトを多数手がけています。

    デザインのみでなく性能面まで含めて、深く設計監理の技術を学ぶことができます。

    長く一緒に仕事ができるように、働き方、給与、体制なども考慮致します。

    job.architecturephoto.net
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    建築求人情報
    2022.03.03 Thu 07:08
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    2022.3.02Wed
    • 【ap job更新】 芦沢啓治建築設計事務所が、設計スタッフ(経験者正社員・プロジェクト契約)とCGスタッフを募集中
    • 大松俊紀アトリエによる、椅子「After Dark」。菊川工業と作るアルミ製の椅子で、半円座面に浮遊感を与える為に最大限の薄さを目指し4mm厚を実現、特異な形状は不安感と安心感が入り混じった複雑な心境をもたらす
    • 小原賢一+深川礼子 / ofaによる、兵庫・神戸市の「六甲最高峰トイレ」。六甲山の価値向上と整備の為に作られた公共トイレ兼休憩所、ここだけの環境の楽しみを意図しベンチの形状や天高の変化により多様な居場所を設計、折れ繋がる屋根は周囲の山並みとも呼応
    • 【ap job更新】 KIAS イシダアーキテクツスタジオが、実務経験のある建築設計スタッフを募集中
    • MVRDVによる、オランダ・ロッテルダムの仮設イベントスペース「The Podium」。建築月間の為に既存ビルの屋上に作られる約600㎡の仮設イベントスペースで、足場構造とリサイクル可能なピンクの床材で構成、都市の屋上活用の有効性を示すことも意図
    2022.3.04Fri
    • 【ap job更新】 坂茂建築設計が、インテリアデザイン専門スタッフ(契約社員・パート)を募集中
    • 中野晋治建築研究室による、福岡・福津市の住宅「川沿いの家」。海に近く川と道に挟まれた敷地に計画、周辺環境を調整できる柔軟な建築を目指し大型開き戸を考案、開閉により視線や通風等を制御でき住み手がその時々に必要な状態をつくる
    • 田中亮平 / G ARCHITECTS STUDIOによる、埼玉の住戸改修「アイランドキッチンの家」。コロナ禍で都心から近郊外にUターンし在宅勤務する施主で、既存の小割平面を繋げた上で用途に合わせ仕上げ等を様々に展開、中央にキッチンを計画し家族の“集まり住まう”を後押し
    • 隈研吾建築都市設計事務所による、スイス・ジュネーブの宿舎「Student dormitory Grand Morillon」の写真
    • 隈研吾建築都市設計事務所による、静岡・小山町の「足柄駅・足柄駅交流センター」の写真
    • ほか

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