桐圭佑 / KIRI ARCHITECTSによる、北海道・室蘭市の「福田歯科医院の増築」。設計者が以前手掛けた医院の増築で、患者と従業員の双方が快適な環境を目指し其々の空間を外壁に沿った床で繋いで回遊性を設計、人の循環が光や空気の動きを生み建築に奥行きをもたらす photo©佐々木育弥
桐圭佑 / KIRI ARCHITECTSによる、北海道・室蘭市の「福田歯科医院の増築」。設計者が以前手掛けた医院の増築で、患者と従業員の双方が快適な環境を目指し其々の空間を外壁に沿った床で繋いで回遊性を設計、人の循環が光や空気の動きを生み建築に奥行きをもたらす
桐圭佑 / KIRI ARCHITECTSによる、北海道・室蘭市の「福田歯科医院の増築」。設計者が以前手掛けた医院の増築で、患者と従業員の双方が快適な環境を目指し其々の空間を外壁に沿った床で繋いで回遊性を設計、人の循環が光や空気の動きを生み建築に奥行きをもたらす photo©佐々木育弥
桐圭佑 / KIRI ARCHITECTSによる、北海道・室蘭市の「福田歯科医院の増築」。設計者が以前手掛けた医院の増築で、患者と従業員の双方が快適な環境を目指し其々の空間を外壁に沿った床で繋いで回遊性を設計、人の循環が光や空気の動きを生み建築に奥行きをもたらす photo©佐々木育弥
桐圭佑 / KIRI ARCHITECTS が設計した、北海道・室蘭市の「福田歯科医院の増築」です。設計者が以前手掛けた医院の増築で、患者と従業員の双方が快適な環境を目指し其々の空間を外壁に沿った床で繋いで回遊性を設計、人の循環が光や空気の動きを生み建築に奥行きをもたらします。
6年前に設計した歯科クリニックの増築プロジェクト。
新たに診察台3台とスタッフスペースを増設したいという嬉しい依頼がきた。来院用駐車台数は最大限維持する必要があったため、敷地の奥にコンパクトな形で増築することにした。
エントランスから入って一番奥に位置することになる増築部分は、そこが終着点となるのではなく、行き止まりがない構成としている。具体的には、スタッフスペースに求められた、大容量の収納/20人が掛けられる会議室/くつろげるスタッフルームの3つの機能を2階に配置し、それらを繋ぐように外壁に沿って回遊できる集成材の床を回した。
外周をめぐる床は少しずつ高さを変えながら、壁一面の収納棚に沿ったキャットウォークとなったり、会議室ではベンチとなったり、スタッフルームでは小上がりとなったりする。回廊の床は、人や空気や光の流れであると同時に、それぞれの部屋の用途にあった家具にもなっている。
以下の写真はクリックで拡大します
桐圭佑 / KIRI ARCHITECTSによる、北海道・室蘭市の「福田歯科医院の増築」。設計者が以前手掛けた医院の増築で、患者と従業員の双方が快適な環境を目指し其々の空間を外壁に沿った床で繋いで回遊性を設計、人の循環が光や空気の動きを生み建築に奥行きをもたらす photo©佐々木育弥
桐圭佑 / KIRI ARCHITECTSによる、北海道・室蘭市の「福田歯科医院の増築」。設計者が以前手掛けた医院の増築で、患者と従業員の双方が快適な環境を目指し其々の空間を外壁に沿った床で繋いで回遊性を設計、人の循環が光や空気の動きを生み建築に奥行きをもたらす
桐圭佑 / KIRI ARCHITECTSによる、北海道・室蘭市の「福田歯科医院の増築」。設計者が以前手掛けた医院の増築で、患者と従業員の双方が快適な環境を目指し其々の空間を外壁に沿った床で繋いで回遊性を設計、人の循環が光や空気の動きを生み建築に奥行きをもたらす photo©佐々木育弥
桐圭佑 / KIRI ARCHITECTSによる、北海道・室蘭市の「福田歯科医院の増築」。設計者が以前手掛けた医院の増築で、患者と従業員の双方が快適な環境を目指し其々の空間を外壁に沿った床で繋いで回遊性を設計、人の循環が光や空気の動きを生み建築に奥行きをもたらす photo©佐々木育弥
桐圭佑 / KIRI ARCHITECTSによる、北海道・室蘭市の「福田歯科医院の増築」。設計者が以前手掛けた医院の増築で、患者と従業員の双方が快適な環境を目指し其々の空間を外壁に沿った床で繋いで回遊性を設計、人の循環が光や空気の動きを生み建築に奥行きをもたらす photo©佐々木育弥
桐圭佑 / KIRI ARCHITECTSによる、北海道・室蘭市の「福田歯科医院の増築」。設計者が以前手掛けた医院の増築で、患者と従業員の双方が快適な環境を目指し其々の空間を外壁に沿った床で繋いで回遊性を設計、人の循環が光や空気の動きを生み建築に奥行きをもたらす
桐圭佑 / KIRI ARCHITECTSによる、北海道・室蘭市の「福田歯科医院の増築」。設計者が以前手掛けた医院の増築で、患者と従業員の双方が快適な環境を目指し其々の空間を外壁に沿った床で繋いで回遊性を設計、人の循環が光や空気の動きを生み建築に奥行きをもたらす
桐圭佑 / KIRI ARCHITECTSによる、北海道・室蘭市の「福田歯科医院の増築」。設計者が以前手掛けた医院の増築で、患者と従業員の双方が快適な環境を目指し其々の空間を外壁に沿った床で繋いで回遊性を設計、人の循環が光や空気の動きを生み建築に奥行きをもたらす photo©佐々木育弥
桐圭佑 / KIRI ARCHITECTSによる、北海道・室蘭市の「福田歯科医院の増築」。設計者が以前手掛けた医院の増築で、患者と従業員の双方が快適な環境を目指し其々の空間を外壁に沿った床で繋いで回遊性を設計、人の循環が光や空気の動きを生み建築に奥行きをもたらす
桐圭佑 / KIRI ARCHITECTSによる、北海道・室蘭市の「福田歯科医院の増築」。設計者が以前手掛けた医院の増築で、患者と従業員の双方が快適な環境を目指し其々の空間を外壁に沿った床で繋いで回遊性を設計、人の循環が光や空気の動きを生み建築に奥行きをもたらす
桐圭佑 / KIRI ARCHITECTSによる、北海道・室蘭市の「福田歯科医院の増築」。設計者が以前手掛けた医院の増築で、患者と従業員の双方が快適な環境を目指し其々の空間を外壁に沿った床で繋いで回遊性を設計、人の循環が光や空気の動きを生み建築に奥行きをもたらす photo©佐々木育弥
桐圭佑 / KIRI ARCHITECTSによる、北海道・室蘭市の「福田歯科医院の増築」。設計者が以前手掛けた医院の増築で、患者と従業員の双方が快適な環境を目指し其々の空間を外壁に沿った床で繋いで回遊性を設計、人の循環が光や空気の動きを生み建築に奥行きをもたらす photo©佐々木育弥
桐圭佑 / KIRI ARCHITECTSによる、北海道・室蘭市の「福田歯科医院の増築」。設計者が以前手掛けた医院の増築で、患者と従業員の双方が快適な環境を目指し其々の空間を外壁に沿った床で繋いで回遊性を設計、人の循環が光や空気の動きを生み建築に奥行きをもたらす photo©佐々木育弥
桐圭佑 / KIRI ARCHITECTSによる、北海道・室蘭市の「福田歯科医院の増築」。設計者が以前手掛けた医院の増築で、患者と従業員の双方が快適な環境を目指し其々の空間を外壁に沿った床で繋いで回遊性を設計、人の循環が光や空気の動きを生み建築に奥行きをもたらす image©KIRI ARCHITECTS
桐圭佑 / KIRI ARCHITECTSによる、北海道・室蘭市の「福田歯科医院の増築」。設計者が以前手掛けた医院の増築で、患者と従業員の双方が快適な環境を目指し其々の空間を外壁に沿った床で繋いで回遊性を設計、人の循環が光や空気の動きを生み建築に奥行きをもたらす image©KIRI ARCHITECTS
以下、建築家によるテキストです。
環境のサーキュレーション
6年前に設計した歯科クリニックの増築プロジェクト。
新たに診察台3台とスタッフスペースを増設したいという嬉しい依頼がきた。来院用駐車台数は最大限維持する必要があったため、敷地の奥にコンパクトな形で増築することにした。
エントランスから入って一番奥に位置することになる増築部分は、そこが終着点となるのではなく、行き止まりがない構成としている。具体的には、スタッフスペースに求められた、大容量の収納/20人が掛けられる会議室/くつろげるスタッフルームの3つの機能を2階に配置し、それらを繋ぐように外壁に沿って回遊できる集成材の床を回した。
スタッフがその床を歩き回ることで、全体の空気がゆっくりと動き、開いた扉からは外周の壁を伝い光が回り込む。1階の診察スペースに奥行きと広がりをもたらす、環境のためのサーキュレーションが頭上に浮かぶのである。
外周をめぐる床は少しずつ高さを変えながら、壁一面の収納棚に沿ったキャットウォークとなったり、会議室ではベンチとなったり、スタッフルームでは小上がりとなったりする。回廊の床は、人や空気や光の流れであると同時に、それぞれの部屋の用途にあった家具にもなっている。
診察スペースとスタッフスペースを分断するのではなく、互いに意味を持ったサーキュレーションで繋ぐことで、来院する患者さんとここで働くスタッフの双方にとって快適な環境を目指した。
■建築概要
所在地:北海道室蘭市
設計:KIRI ARCHITECTS
施工:平口建設株式会社
延床面積:対象延床77.8㎡
竣工:2021年12月
撮影:佐々木育弥