YSLA Architectsが会場構成を手掛けた、駐日スペイン大使館での展覧会「SDGsの先駆者 アントニ・ガウディ 形と色」。ガウディを“SDGsの視点”から解釈する企画で、水・空気・大地の要素に分解し紹介する展示内容を動線の明示も兼ねたカーペットで強化、壁への立上りは二次元から三次元へと作り込む作家の思想も表現 photo©小野寺宗貴
YSLA Architectsが会場構成を手掛けた、駐日スペイン大使館での展覧会「SDGsの先駆者 アントニ・ガウディ 形と色」。ガウディを“SDGsの視点”から解釈する企画で、水・空気・大地の要素に分解し紹介する展示内容を動線の明示も兼ねたカーペットで強化、壁への立上りは二次元から三次元へと作り込む作家の思想も表現 ©YKK AP株式会社
YKK AP、カサ・バトリョ、東京工芸大学山村健研究室、 早稲田大学石田航星研究室 前田建設工業ICI総合センター、PRODUCT DESIGN CENTER YKK AP主催展示「未来をひらく窓ーGaudí Meets 3D Printing」 (2021年10月15日~11月3日、東京ミッドタウン)より
©YKK AP Inc.
YKK AP, Casa Batlló, Tokyo Polytechnic University Takeshi Yamamura Laboratory ,Waseda University Kosei Ishida Laboratory, Maeda Corporation ICI General Center, and Product Design Center From the exhibition YKK AP presents "Window on the FutureーGaudí Meets 3D Printing" Octuber 15 - November 3, 2021, Tokyo Midtown photo©小野寺宗貴
YSLA Architectsが会場構成を手掛けた、駐日スペイン大使館での展覧会「SDGsの先駆者 アントニ・ガウディ 形と色」。ガウディを“SDGsの視点”から解釈する企画で、水・空気・大地の要素に分解し紹介する展示内容を動線の明示も兼ねたカーペットで強化、壁への立上りは二次元から三次元へと作り込む作家の思想も表現 photo©小野寺宗貴
山村健+ナタリア・サンツ・ラヴィーニャ / YSLA Architects が会場構成を手掛けた、駐日スペイン大使館での展覧会「SDGsの先駆者 アントニ・ガウディ 形と色 -150年前からのヒント-」です。会期は既に終了しています。
ガウディを“SDGsの視点”から解釈する企画で、水・空気・大地の要素に分解し紹介する展示内容を動線の明示も兼ねたカーペットで強化、壁への立上りは二次元から三次元へと作り込む作家の思想の表現も意図されました。
本展は、東京工芸大学色の国際科学芸術研究センターと駐日スペイン大使館の共催であり、世界遺産カサ・バトリョの後援なども得ながら、スペインで活躍した建築家ガウディ(1852-1926)のデザインをSDGsの視点から切り取った新たな試みである。企画は山村健(東京工芸大学准教授)が担当し、空間はYSLA Architectsがデザインした。
本展では、ガウディのデザインを水、空気、大地の三つの要素に分解して紹介している。
会場に敷かれたカーペットは、来館者に動線を示すと同時に、それぞれの要素の特徴を表現している。水は天空から流れ落ちる軽やかさを、空気は気泡のように点在する浮遊感を、大地は地面から隆起する力強さを表している。
さらに、カーペットは床面だけでなく、壁面にも一体的に立ち上がることで、ガウディ建築の特徴である二次元から三次元へと空間を作り込む思想も重ねて表現している。さらにこのカーペットは、本展終了後に開催されるファッション展のランウェイとしても活用され、まさにSDGsが掲げる持続可能性を体現することに成功している。
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YSLA Architectsが会場構成を手掛けた、駐日スペイン大使館での展覧会「SDGsの先駆者 アントニ・ガウディ 形と色」。ガウディを“SDGsの視点”から解釈する企画で、水・空気・大地の要素に分解し紹介する展示内容を動線の明示も兼ねたカーペットで強化、壁への立上りは二次元から三次元へと作り込む作家の思想も表現 photo©小野寺宗貴
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YKK AP、カサ・バトリョ、東京工芸大学山村健研究室、 早稲田大学石田航星研究室 前田建設工業ICI総合センター、PRODUCT DESIGN CENTER YKK AP主催展示「未来をひらく窓ーGaudí Meets 3D Printing」 (2021年10月15日~11月3日、東京ミッドタウン)より
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YKK AP, Casa Batlló, Tokyo Polytechnic University Takeshi Yamamura Laboratory ,Waseda University Kosei Ishida Laboratory, Maeda Corporation ICI General Center, and Product Design Center From the exhibition YKK AP presents "Window on the FutureーGaudí Meets 3D Printing" Octuber 15 - November 3, 2021, Tokyo Midtown photo©小野寺宗貴
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YKK AP、カサ・バトリョ、東京工芸大学山村健研究室、 早稲田大学石田航星研究室 前田建設工業ICI総合センター、PRODUCT DESIGN CENTER YKK AP主催展示「未来をひらく窓ーGaudí Meets 3D Printing」 (2021年10月15日~11月3日、東京ミッドタウン)より
©YKK AP Inc.
YKK AP, Casa Batlló, Tokyo Polytechnic University Takeshi Yamamura Laboratory ,Waseda University Kosei Ishida Laboratory, Maeda Corporation ICI General Center, and Product Design Center From the exhibition YKK AP presents "Window on the FutureーGaudí Meets 3D Printing" Octuber 15 - November 3, 2021, Tokyo Midtown photo©小野寺宗貴
YSLA Architectsが会場構成を手掛けた、駐日スペイン大使館での展覧会「SDGsの先駆者 アントニ・ガウディ 形と色」。ガウディを“SDGsの視点”から解釈する企画で、水・空気・大地の要素に分解し紹介する展示内容を動線の明示も兼ねたカーペットで強化、壁への立上りは二次元から三次元へと作り込む作家の思想も表現 photo©小野寺宗貴
YSLA Architectsが会場構成を手掛けた、駐日スペイン大使館での展覧会「SDGsの先駆者 アントニ・ガウディ 形と色」。ガウディを“SDGsの視点”から解釈する企画で、水・空気・大地の要素に分解し紹介する展示内容を動線の明示も兼ねたカーペットで強化、壁への立上りは二次元から三次元へと作り込む作家の思想も表現 photo©小野寺宗貴
YSLA Architectsが会場構成を手掛けた、駐日スペイン大使館での展覧会「SDGsの先駆者 アントニ・ガウディ 形と色」。ガウディを“SDGsの視点”から解釈する企画で、水・空気・大地の要素に分解し紹介する展示内容を動線の明示も兼ねたカーペットで強化、壁への立上りは二次元から三次元へと作り込む作家の思想も表現 photo©小野寺宗貴
YSLA Architectsが会場構成を手掛けた、駐日スペイン大使館での展覧会「SDGsの先駆者 アントニ・ガウディ 形と色」。ガウディを“SDGsの視点”から解釈する企画で、水・空気・大地の要素に分解し紹介する展示内容を動線の明示も兼ねたカーペットで強化、壁への立上りは二次元から三次元へと作り込む作家の思想も表現 photo©小野寺宗貴
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YSLA Architectsが会場構成を手掛けた、駐日スペイン大使館での展覧会「SDGsの先駆者 アントニ・ガウディ 形と色」。ガウディを“SDGsの視点”から解釈する企画で、水・空気・大地の要素に分解し紹介する展示内容を動線の明示も兼ねたカーペットで強化、壁への立上りは二次元から三次元へと作り込む作家の思想も表現 image©YSLA Architects
以下、建築家によるテキストです。
本展は、東京工芸大学色の国際科学芸術研究センターと駐日スペイン大使館の共催であり、世界遺産カサ・バトリョの後援なども得ながら、スペインで活躍した建築家ガウディ(1852-1926)のデザインをSDGsの視点から切り取った新たな試みである。企画は山村健(東京工芸大学准教授)が担当し、空間はYSLA Architectsがデザインした。
本展では、ガウディのデザインを水、空気、大地の三つの要素に分解して紹介している。
会場に敷かれたカーペットは、来館者に動線を示すと同時に、それぞれの要素の特徴を表現している。水は天空から流れ落ちる軽やかさを、空気は気泡のように点在する浮遊感を、大地は地面から隆起する力強さを表している。
さらに、カーペットは床面だけでなく、壁面にも一体的に立ち上がることで、ガウディ建築の特徴である二次元から三次元へと空間を作り込む思想も重ねて表現している。さらにこのカーペットは、本展終了後に開催されるファッション展のランウェイとしても活用され、まさにSDGsが掲げる持続可能性を体現することに成功している。
■建築概要
名称:SDGsの先駆者 アントニ・ガウディ 形と色 -150年前からのヒント-
所在地:東京都港区六本木1-3-29 駐日スペイン大使館
主要用途:展示空間
会期:2022年3月10日から3月31日まで
───
展覧会情報
主催(共催):東京工芸大学色の国際科学芸術研究センター、駐日スペイン大使館
企画:山村健(東京工芸大学准教授)
特別協力:株式会社新東通信、共同ピーアール株式会社
出展協力:西武文理大学((学)文理佐藤学園)、早稲田大学建築学教室本庄アーカイブズ、YKK AP株式会社、一般社団法人ガウディ学研究所、東京工芸大学山村健研究室、久原泰雄研究室
協賛:コセンティーノ・ジャパン株式会社
後援:カサ・バトリョ、日本・カタルーニャ友好親善協会、日本建築学会関東支部
───
設計
空間デザイン:YSLA Architects(ナタリア・サンツ・ラヴィーニャ+山村健)
グラフィック・デザイン:松本健一(MOTOMOTO Inc.)
会場施工:株式会社GARDE
撮影:小野寺宗貴
Antoni Gaudí on SDGS is an exhibition designed by YSLA architects and curated by Takeshi Yamamura, founder of YSLA and professor at TPU. It took place at the Embassy of Spain in Japan and counted among others with the collaboration of UNESCO World Heritage Casa Batllo. The exhibition is divided in 3 chapters, AIR, WATER and EARTH. The space designed had to be customize for this exhibition but flexible enough to held future exhibitions at the embassy to be aligned with the Sustainable Development Goals for the 2030 agenda. YSLA designed a fluid space using carpets. The carpets guide the visitors not only through the Embassy Hall but also trough the exhibition concept. Therefore, these carpets are divided and colored according to the 3 elements of the exhibition and becoming not just the path but the background of the art pieces emphasizing the three-dimensional qualities of the space and materiality, a constant in Gaudí’s work. YSLA worked to emphasize the value of the art pieces and the space while succeeding in creating a flexible space that can be reused in the interest of sustainability. The Embassy show after this event is a fashion exhibition in which the mannequins are using the carpet as a runway.
SDGs Pioneer Antoni Gaudí: Forms and Colors— Hints from 150 Years Ago
Site: Embassy of Spain in Japan, 1-3-29, Roppongi, Minato ku, Tokyo
Use: Exhibition
Schedule: 10 – 31, March 2022
INFOMATION
Co-Organizer: Color Science and Art Center (Tokyo Polytechnic University), Embassy of Spain in Japan
Planification: Takeshi Yamamura (Assoc Prof., Tokyo Polytechnic University)
Special Colaboration: Shinto Tsushin Co., Ltd., Kyodo Public Relations Co., Ltd.
Cooperation: Bunri University of Hospitaliry(Bunri Sato Gakuen Educational Institution), Waseda Architecture Archives, Institute of Gaudiology, YAMAMAMURA Laboratory (Tokyo Polytechnic University), YKK AP Inc.
Sponsorship: Consentino Japan Inc.
Colabolation: Casa Batllo, Associació Japonesa d’Amistat amb Catalunya, Architectural Institute of Japan
DESIGN
Space Design: YSLA Architects (Natalia Sanz Lavina + Takeshi Yamamura)
Graphic Design: Kenichi Matsumoto (MOTOMOTO inc.)
Construction: GARDE Co., Ltd.
Photography: Munetaka Onodera