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2023.6.26Mon
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ファラによる、ポルトガル・ポルトの住戸改修「house with glass walls」。細くてとても長い“古い宮殿”の様な既存を対象に計画。部屋を必要最小限にまで浄化し、等間隔に配置した“ガラス壁”で埋め尽くす構成を考案。“スライド”の様な“純粋なシークエンス”を作る
photo©ivo tavares

SHARE ファラによる、ポルトガル・ポルトの住戸改修「house with glass walls」。細くてとても長い“古い宮殿”の様な既存を対象に計画。部屋を必要最小限にまで浄化し、等間隔に配置した“ガラス壁”で埋め尽くす構成を考案。“スライド”の様な“純粋なシークエンス”を作る

architecture|feature
リノベーションポルトガル住戸図面ありファラ・アトリエ
ファラによる、ポルトガル・ポルトの住戸改修「house with glass walls」。細くてとても長い“古い宮殿”の様な既存を対象に計画。部屋を必要最小限にまで浄化し、等間隔に配置した“ガラス壁”で埋め尽くす構成を考案。“スライド”の様な“純粋なシークエンス”を作るメインファサード。継承の規則により既存のままの状態。 photo©ivo tavares
ファラによる、ポルトガル・ポルトの住戸改修「house with glass walls」。細くてとても長い“古い宮殿”の様な既存を対象に計画。部屋を必要最小限にまで浄化し、等間隔に配置した“ガラス壁”で埋め尽くす構成を考案。“スライド”の様な“純粋なシークエンス”を作る階段室。既存の階段を改修。 photo©ivo tavares
ファラによる、ポルトガル・ポルトの住戸改修「house with glass walls」。細くてとても長い“古い宮殿”の様な既存を対象に計画。部屋を必要最小限にまで浄化し、等間隔に配置した“ガラス壁”で埋め尽くす構成を考案。“スライド”の様な“純粋なシークエンス”を作る居室。必要最小限に浄化された後に、ガラスの壁が建てられた。 photo©ivo tavares

ファラが設計した、ポルトガル・ポルトの住戸改修「house with glass walls」です。
細くてとても長い“古い宮殿”の様な既存を対象に計画されました。建築家は、部屋を必要最小限にまで浄化し、等間隔に配置した“ガラス壁”で埋め尽くす構成を考案しました。そして、“スライド”の様な“純粋なシークエンス”を作る事が意図されました。

こちらは建築家によるテキストの翻訳

古い宮殿のような家。細くてとても長い。そして、しばらく放置されていた。

外部は、何もかもそのままにしなければならなかった。継承の規則がそのような運命を決めたのです。裏の庭は、密集した都市の網目の中の小さなオアシスとなりました。

内部では、目立つ階段が改修され、ほとんど何の価値も残っていない部屋は、必要最低限にまで浄化されました。そして、その部屋の周囲は、等間隔に配置されたガラスの壁で埋め尽くされました。

ロマンティックな背景のもと、計画はスライドのように描かれました。それは純粋なシークエンスです。さらに、すべてのシーンが一度に現れます。


以下の写真はクリックで拡大します

ファラによる、ポルトガル・ポルトの住戸改修「house with glass walls」。細くてとても長い“古い宮殿”の様な既存を対象に計画。部屋を必要最小限にまで浄化し、等間隔に配置した“ガラス壁”で埋め尽くす構成を考案。“スライド”の様な“純粋なシークエンス”を作るメインファサード。継承の規則により既存のままの状態。 photo©ivo tavares
ファラによる、ポルトガル・ポルトの住戸改修「house with glass walls」。細くてとても長い“古い宮殿”の様な既存を対象に計画。部屋を必要最小限にまで浄化し、等間隔に配置した“ガラス壁”で埋め尽くす構成を考案。“スライド”の様な“純粋なシークエンス”を作る階段室。既存の階段を改修。 photo©ivo tavares
ファラによる、ポルトガル・ポルトの住戸改修「house with glass walls」。細くてとても長い“古い宮殿”の様な既存を対象に計画。部屋を必要最小限にまで浄化し、等間隔に配置した“ガラス壁”で埋め尽くす構成を考案。“スライド”の様な“純粋なシークエンス”を作る階段室 photo©ivo tavares
ファラによる、ポルトガル・ポルトの住戸改修「house with glass walls」。細くてとても長い“古い宮殿”の様な既存を対象に計画。部屋を必要最小限にまで浄化し、等間隔に配置した“ガラス壁”で埋め尽くす構成を考案。“スライド”の様な“純粋なシークエンス”を作る階段室。 photo©giulietta margot
ファラによる、ポルトガル・ポルトの住戸改修「house with glass walls」。細くてとても長い“古い宮殿”の様な既存を対象に計画。部屋を必要最小限にまで浄化し、等間隔に配置した“ガラス壁”で埋め尽くす構成を考案。“スライド”の様な“純粋なシークエンス”を作る居室。必要最小限に浄化された後に、ガラスの壁が建てられた。 photo©ivo tavares
ファラによる、ポルトガル・ポルトの住戸改修「house with glass walls」。細くてとても長い“古い宮殿”の様な既存を対象に計画。部屋を必要最小限にまで浄化し、等間隔に配置した“ガラス壁”で埋め尽くす構成を考案。“スライド”の様な“純粋なシークエンス”を作る居室 photo©ivo tavares
ファラによる、ポルトガル・ポルトの住戸改修「house with glass walls」。細くてとても長い“古い宮殿”の様な既存を対象に計画。部屋を必要最小限にまで浄化し、等間隔に配置した“ガラス壁”で埋め尽くす構成を考案。“スライド”の様な“純粋なシークエンス”を作る居室 photo©ivo tavares
ファラによる、ポルトガル・ポルトの住戸改修「house with glass walls」。細くてとても長い“古い宮殿”の様な既存を対象に計画。部屋を必要最小限にまで浄化し、等間隔に配置した“ガラス壁”で埋め尽くす構成を考案。“スライド”の様な“純粋なシークエンス”を作るガラスの壁を見上げる。 photo©giulietta margot
ファラによる、ポルトガル・ポルトの住戸改修「house with glass walls」。細くてとても長い“古い宮殿”の様な既存を対象に計画。部屋を必要最小限にまで浄化し、等間隔に配置した“ガラス壁”で埋め尽くす構成を考案。“スライド”の様な“純粋なシークエンス”を作る居室を見上げる。 photo©giulietta margot
ファラによる、ポルトガル・ポルトの住戸改修「house with glass walls」。細くてとても長い“古い宮殿”の様な既存を対象に計画。部屋を必要最小限にまで浄化し、等間隔に配置した“ガラス壁”で埋め尽くす構成を考案。“スライド”の様な“純粋なシークエンス”を作る裏庭側のファサード photo©ivo tavares
ファラによる、ポルトガル・ポルトの住戸改修「house with glass walls」。細くてとても長い“古い宮殿”の様な既存を対象に計画。部屋を必要最小限にまで浄化し、等間隔に配置した“ガラス壁”で埋め尽くす構成を考案。“スライド”の様な“純粋なシークエンス”を作る裏庭側のファサードを見上げる。 photo©ivo tavares
ファラによる、ポルトガル・ポルトの住戸改修「house with glass walls」。細くてとても長い“古い宮殿”の様な既存を対象に計画。部屋を必要最小限にまで浄化し、等間隔に配置した“ガラス壁”で埋め尽くす構成を考案。“スライド”の様な“純粋なシークエンス”を作る photo©giulietta margot
ファラによる、ポルトガル・ポルトの住戸改修「house with glass walls」。細くてとても長い“古い宮殿”の様な既存を対象に計画。部屋を必要最小限にまで浄化し、等間隔に配置した“ガラス壁”で埋め尽くす構成を考案。“スライド”の様な“純粋なシークエンス”を作る photo©giulietta margot
ファラによる、ポルトガル・ポルトの住戸改修「house with glass walls」。細くてとても長い“古い宮殿”の様な既存を対象に計画。部屋を必要最小限にまで浄化し、等間隔に配置した“ガラス壁”で埋め尽くす構成を考案。“スライド”の様な“純粋なシークエンス”を作る photo©giulietta margot
ファラによる、ポルトガル・ポルトの住戸改修「house with glass walls」。細くてとても長い“古い宮殿”の様な既存を対象に計画。部屋を必要最小限にまで浄化し、等間隔に配置した“ガラス壁”で埋め尽くす構成を考案。“スライド”の様な“純粋なシークエンス”を作る photo©giulietta margot
ファラによる、ポルトガル・ポルトの住戸改修「house with glass walls」。細くてとても長い“古い宮殿”の様な既存を対象に計画。部屋を必要最小限にまで浄化し、等間隔に配置した“ガラス壁”で埋め尽くす構成を考案。“スライド”の様な“純粋なシークエンス”を作る平面図 image©fala
ファラによる、ポルトガル・ポルトの住戸改修「house with glass walls」。細くてとても長い“古い宮殿”の様な既存を対象に計画。部屋を必要最小限にまで浄化し、等間隔に配置した“ガラス壁”で埋め尽くす構成を考案。“スライド”の様な“純粋なシークエンス”を作る断面図 image©fala
ファラによる、ポルトガル・ポルトの住戸改修「house with glass walls」。細くてとても長い“古い宮殿”の様な既存を対象に計画。部屋を必要最小限にまで浄化し、等間隔に配置した“ガラス壁”で埋め尽くす構成を考案。“スライド”の様な“純粋なシークエンス”を作るファサードのドローイング image©fala
ファラによる、ポルトガル・ポルトの住戸改修「house with glass walls」。細くてとても長い“古い宮殿”の様な既存を対象に計画。部屋を必要最小限にまで浄化し、等間隔に配置した“ガラス壁”で埋め尽くす構成を考案。“スライド”の様な“純粋なシークエンス”を作るガラスの壁のドローイング image©fala
ファラによる、ポルトガル・ポルトの住戸改修「house with glass walls」。細くてとても長い“古い宮殿”の様な既存を対象に計画。部屋を必要最小限にまで浄化し、等間隔に配置した“ガラス壁”で埋め尽くす構成を考案。“スライド”の様な“純粋なシークエンス”を作る現場の様子 image©fala

以下、建築家によるテキストです。


an old palace-like house. narrow and very long. abandoned for some time.

outside, everything had to remain the kind-of the same; heritage rules dictated such fate. in the back, the garden became a small oasis within the dense urban mesh.

inside, the prominent staircase was revamped. the rooms, that had little or nothing of value remaining, were depurated to their bare minimum, – their perimeter, – and filled with a evenly spaced glass walls.

on a romantic background, the plan was drawn like a filmstrip: pure sequence. still, all scenes appear at once.

■建築概要

location: porto, portugal
architecture: fala (filipe magalhaes, ana luisa soares, ahmed belkhodja, lera samovich, rute peixoto)
collaborations: paulo sousa (engineering), oh land (landscape), jst (contactor)
areas: 500m2 (site), 750m2 (gross)
dates: 2016-2021
photography: giulietta margot, ivo tavares, fala

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    東京駅から徒歩一分の都心に位置する、西陣織を扱う店舗の計画である。

    建築家によるテキストより

    人体の立体的な形状に沿ってわたしたちが生地をまとうように、不規則な形状の区画外周に沿って、意匠を凝らした被覆を「生地」としてまとわせることによって、インテリアデザインであると同時に、建築の原点を指し示すような空間を意図している。

    建築家によるテキストより

    内部には間仕切壁を設けず、外周の「生地」を構成するそれぞれの部分に物質的な特徴=テクスチャーを与えることのみを通して、店舗の内外に空間の変化をつくり出している。

    東京駅に面する側、及び商業施設のメインエントランスに面する側の「生地」は、西陣織のテキスタイルによって被覆された高さ4m、奥行き60cmの三角柱による、列柱の層によって構成されている。ファサードの開口率が50パーセントとなるよう三角柱には角度が与えられており、店舗の内側を外に垣間見せている。

    また、商業施設の屋内通路に面する側の「生地」には、艶やかな焼付塗装を施した鉄板が表面に用いられ、商業施設の世俗的な賑わいをサングラスのように反射し、店舗の内部から遮断する役割を果たしている。

    建築家によるテキストより
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    最も注目を集めたトピックス[期間:2023/6/19-6/25]

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    最も注目を集めたトピックス
    最も注目を集めたトピックス[期間:2023/6/19-6/25]

    アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2023/6/19-6/25)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


    1. 矢橋徹+上野拓美 / 矢橋徹建築設計事務所による、熊本市の、店舗兼住宅「江津ハウス」。様々な景色を見渡す場に建つ週末住宅。段階的に移住する施主の為に“変化に適応できる空間”を目指し、多彩な開口を持つ三層の“がらんどう”の建築を考案。窓の自由度を上げる為に軸組に外皮を巻く二重架構とする
    2. 隈研吾が校長を務める「高知県立林業大学校」が、木造建築について学ぶ“参加費無料”のオンライン講座を開催。都市部で木造を取り入れた耐火建築物“アーブル自由が丘”の設計者や、伝統工法と現代性を融した木造住宅で知られる“土佐派の家”の設計者が登壇
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    7. 小野良輔建築設計事務所による、鹿児島・奄美大島の、宿泊施設「琉球ヴィラ ソテツ」。微傾斜地のソテツが茂る環境。琉球圏の建築因子・奄美の気候風土・敷地の文脈への応答を求め、高床基礎と縁側空間を導入した“継承と再編集”の設計を志向。建築形式の参照を用いた空間の体験で地域文脈を伝える
    8. 田根剛による、ドイツのヴィトラキャンパスに建設された「Tane Garden House」。展望台も備えた庭師の休憩小屋。キャンパスの記憶を紡いだ持続可能な建築を求め、石や木材等の“地上”の素材を可能な限り現地調達して建設。“有機素材”の使用は時を経た際の“味わい深い美しさ”も意図
    9. 河原伸彦建築設計施工による、東京・新宿区の店舗「New C’s Studio」。都心部のカフェ併設のショップ。両方の用途に応える方法として、客席と展示台を兼ねた長い造作テーブルを中央に配置。家具や什器は各部材に“機能”と“装飾”の役割の兼務を意図してデザイン
    10. 坂本拓也 / ATELIER WRITEと柴山修平 / Zeltによる、岐阜・土岐市の「KOYO BASE」。陶磁器産地の既存倉庫を改修した“うつわ”の複合体験施設。開かれた親しみのある場を目指し、窓の新設や諸室の配置等で光で満たされ視線が抜ける空間を構築。内装は“ニュートラル”を意識し“素焼きの色”で統一
    11. 長谷川逸子へのインタビュー「女性と建築の半世紀」。建築討論の企画“Mind the Gap──なぜ女性建築家は少ないのか”の一環で収録されたもの
    12. 奥田晃輔+堀井達也+吉田裕樹 / OHArchitectureによる、兵庫の「淡路の温浴施設」。眼前に海が広がる国営公園内に計画。島らしい風景を紡いだ“人々に開かれた場”を目指し、地域固有の小屋のようで内外の連続性も作る“屋根の建築”を考案。内外装には地元の土を原料とする瓦やタイル等も使用
    13. トラフ建築設計事務所による、神奈川の、駅の待合室「新横浜駅 Shin-Yoko Gateway Spot」。新設駅の“待合”と“情報交流拠点”の機能を担う場。部屋自体の象徴性も意図し、鉄道に関わる“建材”と“塗分け”で“未来のまち”を抽象的に表現する空間を考案。什器類は現代の要望に応える機能性も備える
    14. 石上純也建築設計事務所による、山口の「House & Restaurant」。旧知の友人の為の住宅兼店舗。“時間と共にその重みを増していく”空間の要望に、地面に穴を掘りコンクリートを流して土の中の躯体を掘り起こしガラスを嵌める建築を考案。不確定要素を許容し使い方の発見更新を繰り返して作る
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    16. 中山英之建築設計事務所がロビーの内装を手掛けた、東京の「Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下」。既存施設を改修して期間限定で運営される映画館の計画。未知の経験を待つ鑑賞者の為に、レッドカーペットではなく“シャドウ”カーペットの空間を考案。床と壁に加え什器までを“影色”の素材で覆う
    17. GROUPによる、東京・中野区の「三岸アトリエの手入れ」。20世紀初頭竣工の山脇巌の木造モダニズム建築を改修。様々な箇所の応急処置的補修を改善すべく、資料から原型を想定した上で現在の環境にも適合する意匠を探求。自ら建築に触れて判断する“手入れ”の態度で行う
    18. nendoによる、長野・御代田町の「土管のゲストハウス」。宿泊機能を備えた芸術作品等を収蔵する保管庫。インフラに用いられる“ボックス・カルバート”の考え方を応用し、土管を井桁状に積み重ねた様な建築を考案。保管物の増加に伴い“土管”の追加も想定
    19. 小川貴之建築デザインによる、神奈川・川崎市の、アトリエ兼住宅「VALE」。住宅地密集地に建つ設計者の自邸。外的な環境を内部に作り“享受する術”を模索し、中央に“深さ10mのヴォイド”を設けて別れた空間を“小さな橋”で繋ぐ構成を考案。“谷間”の様な場は光と温度の変化も伝える
    20. 吉村真基建築計画事務所|MYAOによる、愛知・岡崎市の店舗「YE BAKERS」。住宅街の家の一部を改修したパン店。他の建築家が手掛けた既存の持つ“作品性”に敬意を表し、“住宅ではないスケール”を主題とした設計を志向。住宅の尺度より大きな“木戸”と小さな“屋台的な構え”で空間を作る

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