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2024.3.25Mon
2024.3.24Sun
2024.3.26Tue
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る
photo©笹の倉舎 笹倉洋平

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architecture|feature
建材(内装・天井)谷口弘和設計室|HTAEQSD一級建築士事務所建材(内装・設備)建材(外構・床)建材(内装・キッチン)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・照明)建材(内装・壁)建材(内装・床)図面あり笹倉洋平京都住宅
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る俯瞰 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る2階、リビング1からキッチン1を見る。 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る外観、1階のピロティを見る。 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る2階、世帯2部分、リビング2からキッチン2を見る。 photo©笹の倉舎 笹倉洋平

谷口弘和設計室|HTAが設計した、京都・八幡市の「八幡の二世帯住宅 ─ 更新される農地 / 構築される長屋」です。
雛壇状の高低差のある土地での計画です。建築家は、場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向しました。そして、基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造りました。

京都府南部にある雛壇上の土地に建つ、高齢者の親世帯と息子世帯のための二世帯住宅である。

建主は、両親を見守るため二世帯住宅を検討していた。近所付き合いの継続や引越しの負担など、今までの生活を大きく変えずに負担なく暮らせる土地を探していた所、実家より徒歩3分の農地が売りに出ているのを発見し、購入を決めた。

建築家によるテキストより

計画地は高低差のある雛壇状の不整形地であり、かつては農地として利用されていたが長年放置され、荒れていた。理由としては、宅地にする場合に擁壁を建てなければ成らず、住宅が一つ建ってしまうくらいの莫大な費用をかける割には敷地が分断され、敷地全体を活用することが難しいためである。

周囲の住宅も同様の問題に直面しており、通例に習い擁壁を設け、敷地の半分で住宅を建てて残りは駐車場や庭など、元から別敷地であったかのように住宅と他が切り離されて活用されており、土地のポテンシャルを活かしきれてないように思えた。
この場所ならではの高低差のある豊かな敷地が、家を建てるために機械的に造成されて、小さくて平らなどこにでもあるものに書き換えられ、様々な事柄を分断している。

そこで本計画では、高低差のある敷地と住宅が一体となるような建ち方を模索した。

建築家によるテキストより

具体的には、低い地盤に小さいヴォリュームを置き、高い地盤から長いヴォリュームを掛け渡すことで、一切の敷地造成をすることなく、必要な面積を確保しながら、住宅を敷地に着地させる。また、敷地と住宅の接地面を最小にすることで、基礎を減らしてコストダウンを図ると同時に、人や庭が入り込める隙間を設けることができる。

こうすることで敷地全体が分断されることのない、起伏のあるひと繋がりの庭となり、立体的に住宅に巻きつくことで、外部⇄内部、敷地⇄地域、世帯⇄世帯等、大小様々なスケールの事柄を結びつけるきっかけとなると考えた。

建築家によるテキストより

以下の写真はクリックで拡大します

谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る鳥瞰、敷地上空より見る。 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る鳥瞰 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る俯瞰 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る俯瞰 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る俯瞰 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る俯瞰 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る外観、隣地側より見る。 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る外観、西側道路より見る。 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る外観、西側道路より見る。 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る外観、西側道路より見る。 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る外観、東側道路より見る。 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る外観、東側道路より見る。 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る外観、東側道路より見る。 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る外観 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る外観、カーポートを見る。 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る俯瞰 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る2階、世帯1部分、玄関1からリビング1を見る。 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る2階、世帯1部分、和室からキッチン1を見る。 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る2階、世帯1部分、左:玄関、中央:キッチン、右:ダイニング photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る2階、リビング1からキッチン1を見る。 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る2階、世帯1部分、キッチンからリビング越しに外部を見る。 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る2階、世帯1部分、ダイニングからリビング側を見る。 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る2階、世帯1部分、ロフト photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る2階、世帯1部分、ロフトからキッチン1とダイニング1を見下ろす。 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る2階、天井の架構を見る。 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る外観、隣地側より見る。 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る外観、1階の庭から見る。 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る外観、1階のピロティを見る。 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る外観、1階のピロティを見る。 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る1階、世帯2部分、玄関2 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る2階、世帯2部分、左:キッチン、中央:ダイニング、右:リビング photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る2階、世帯2部分、ダイニング2からリビング2を見る。 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る2階、世帯2部分、リビング2からキッチン2を見る。 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る2階、世帯2部分、左:リビング2、右:寝室3 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る2階、世帯2部分、左奥:寝室3、手前:リビング2、右奥:ダイニング2とキッチン2 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る2階、世帯2部分、リビング2から寝室3側を見る。 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る外観、ピロティを見る。 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る外観、隣地側より見る。 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る外観、隣地側より見る、夜景 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る外観、東側道路より見る、夜景 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る外観、東側道路より見る、夜景 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る外観、東側道路より見る、夜景 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る外観、東側道路より見る、夜景 photo©笹の倉舎 笹倉洋平
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る平面図と配置図 image©谷口弘和設計室|HTA
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造る断面図 image©谷口弘和設計室|HTA
谷口弘和設計室による、京都の「八幡の二世帯住宅」。雛壇状の高低差のある土地での計画。場の可能性を引き出す在り方を目指し、“敷地と住宅が一体”となる“建ち方”の設計を志向。基礎の接地面積を減らして“ひと繋がりの庭”が“立体的に巻き付く”様な建築を造るダイアグラム image©谷口弘和設計室|HTA

video©KUNIYA

以下、建築家によるテキストです。


長屋と庭の間にある大らかな隙間

京都府南部にある雛壇上の土地に建つ、高齢者の親世帯と息子世帯のための二世帯住宅である。

建主は、両親を見守るため二世帯住宅を検討していた。近所付き合いの継続や引越しの負担など、今までの生活を大きく変えずに負担なく暮らせる土地を探していた所、実家より徒歩3分の農地が売りに出ているのを発見し、購入を決めた。

計画地は高低差のある雛壇状の不整形地であり、かつては農地として利用されていたが長年放置され、荒れていた。理由としては、宅地にする場合に擁壁を建てなければ成らず、住宅が一つ建ってしまうくらいの莫大な費用をかける割には敷地が分断され、敷地全体を活用することが難しいためである。

周囲の住宅も同様の問題に直面しており、通例に習い擁壁を設け、敷地の半分で住宅を建てて残りは駐車場や庭など、元から別敷地であったかのように住宅と他が切り離されて活用されており、土地のポテンシャルを活かしきれてないように思えた。
この場所ならではの高低差のある豊かな敷地が、家を建てるために機械的に造成されて、小さくて平らなどこにでもあるものに書き換えられ、様々な事柄を分断している。

そこで本計画では、高低差のある敷地と住宅が一体となるような建ち方を模索した。

具体的には、低い地盤に小さいヴォリュームを置き、高い地盤から長いヴォリュームを掛け渡すことで、一切の敷地造成をすることなく、必要な面積を確保しながら、住宅を敷地に着地させる。また、敷地と住宅の接地面を最小にすることで、基礎を減らしてコストダウンを図ると同時に、人や庭が入り込める隙間を設けることができる。

こうすることで敷地全体が分断されることのない、起伏のあるひと繋がりの庭となり、立体的に住宅に巻きつくことで、外部⇄内部、敷地⇄地域、世帯⇄世帯等、大小様々なスケールの事柄を結びつけるきっかけとなると考えた。
建てることで敷地と分断されるのではなく、建てることで敷地が生まれ変わり、住宅とよりよい関係になるような状況を目指した。

一方、建主の主な要求は「親:生活がしやすいコンパクトな平屋、実家の荷物が収納できるロフト、育てている盆栽が置けるスペース」「子:眺望が良いワンルーム、客人を招ける予備室、BBQが出来る庭」であり、共通して、行き来のない分離形式が求められた。
以上をヴォリュームに当てはめて整理すると、高い地盤は、アクセス性を考慮し親世帯の平屋建、低い地盤は、周囲に建物がなく眺望がとれることから二階建ての子世帯が望ましく、それらを長い屋根で繋ぐことで平屋建と二階建による連層形式の長屋が構築された。

プランは、LDK⇄盆栽鑑賞、予備室⇄BBQなど住要求と庭が関連を持つように配置し、ヴォリュームによる日陰⇄日向や敷地の高い⇄低いと相まって、ひと繋がりの中にも建主達が暮らしながら多様な居場所を設えていけるように計画している。

構造は木造とし、ロフトを考慮した切妻屋根、流通材活用のため材長6m以下に抑える、カーポートと兼用した庇等、複雑な地形や条件に対し、シンプルな構成とすることで、コロナによる物価高騰の最中、コストも着地させることができた。
 
建主と引き渡し前の検査を行った時、「斜面にウッドデッキをつくりたい」と話を頂いた。
引越しも済んでいないのに少し気が早いのではと驚いたが、出来た長屋と庭に来てみることで、さらにイメージが膨らんだとのことだ。これは、長屋と庭の間に希望の暮らしを受け止める大らかな隙間があるからだと感じる。
長屋によって荒れ果てた農地が庭に更新されたように、この庭が長屋と相互に関係を持つことで、暮らしを豊かに更新していくものになることを願う。

■建築概要

所在地:京都府八幡市
主用途:二世帯住宅
題名:八幡の二世帯住宅 -更新される農地 / 構築される長屋-
設計:谷口弘和設計室|HTA
担当:谷口弘和
協力:EQSD一級建築士事務所 三崎洋輔
構造:木造
階数:地上2階
敷地面積:330.05㎡
建築面積:155.02㎡
延床面積:149.05㎡
設計:2021年9月~2022年5月
工事:2022年5月~2023年2月
竣工:2023年2月
写真:笹の倉舎 / 笹倉洋平

建材情報
種別使用箇所商品名(メーカー名)
外構・床床

土間コンのうえ防塵塗装仕上 アクアカラー(アシュフォードジャパン)

外装・壁外壁

ガルバリウム鋼板 極みMAXジェットブラック(JFE鋼板)

外装・屋根屋根

ガルバリウム鋼板縦ハゼ葺き 極みMAXグレーシルバー(JFE鋼板)

内装・床床

フローリング:ベリティスフロアーS(パナソニック)

内装・壁壁

PB t=12.5 クロス貼:SP9504・9562(サンゲツ)

内装・天井天井

ラーチ合板貼りオイルステイン塗装 オスモカラー(OSMO)

内装・設備床暖房

アクアレイヤー(イゼナ)

内装・キッチンキッチン

ラクエラ(クリナップ)

内装・照明ペンダント照明

磁器製ペンダントソケット(青山電陶)
DPN-41431Y(DAIKO)
Fluorescent lamp cover 01 グレー(mokumoshi store)

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※この情報は弊サイトや設計者が建材の性能等を保証するものではありません

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    五十嵐理人 / IGArchitectsによる、埼玉の「市松の家」。住宅街の角地に計画。暮らしの変化に柔軟に応える存在を目指し、諸機能を収めた“大きな壁柱”を対角線上に配置してスラブを片持ちで支える建築を考案。柱と床を行き来して“思い思いの場で生活できる”空間を作る
  • 2023.10.17Tue
    五十嵐理人 / IGArchitectsと五十嵐友子による、東京の住宅「家の躯体」。生活と仕事の境界が曖昧な夫婦の為に計画。大らかで“何処でも仕事ができる”住居を求め、7枚の床がズレながら重なり多様な役割を担う立体的な一室空間の建築を考案。都心に住む現実と小敷地での可能性を形にする
  • 2022.3.24Thu
    池田隆志+池田貴子 / design itによる、滋賀・大津市の住宅「和邇のコート・ハウス」。琵琶湖を望む高台に愛犬家の施主の為に計画、人と犬が屋外で気持ち良く過ごせ眺望確保も叶える為に外と繋がる“半中庭”を考案、庭を眺めるのでなく生活の全てが庭と共にある建築を目指す
  • 2021.11.29Mon
    照内創+SO&CO.による、東京・葛飾区の住宅「金町の増築」。既存建物の輪郭を手がかりに外壁等を残しつつ増築、新設部に外的な性質を持たせ“内外の存在と物質としての新旧が混ざり合う建築”を目指し、増築を契機に検査済証も取得
  • 2021.9.13Mon
    小俣裕亮 / new building officeによる、宮城・名取市の港湾地域に建つ「閖上のオフィス」。 震災後に建設された堤防の高さを越える高床式建築とすることで、海を見渡すことを可能とし、再び海辺で過ごすための場所をつくる
  • 2020.10.14Wed
    小俣裕亮 / new building officeによる、東京・新宿区の、集合住宅の一室のリノベーション「マキさんの住宅」
  • 2020.4.13Mon
    五十嵐理人 / IGArchitectsによる、広島市の店舗「宇品のカフェ」
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#笹倉洋平の関連記事

  • 2025.5.08Thu
    川口裕人 / 1110建築設計事務所による、兵庫の「あわじ島のドッグヴィラ」。海と山があり建替えも進む地域に建つ貸別荘。周囲の視線等を防ぐと共に遠景の自然への接続も求め、中庭形式を採用しつつも“型を弱める”設計を志向。多様な規模の部屋が接続する“ネックレス”の様な構成を考案
  • 2025.3.04Tue
    中山大介 / 中山建築設計事務所による、島根の「奥出雲の家」。山間部の広大な農地に囲まれた敷地。施主の“素朴な生活”と呼応する住まいを求め、現代的でありながらも近くに建つ“農小屋”の様な在り方の建築を志向。忠実・簡素・謙虚を意識して素材を選定し形を与える
  • 2024.12.02Mon
    前田茂樹 / ジオ-グラフィック・デザイン・ラボによる、奈良の「三宅町交流まちづくりセンター MiiMo」。地域子育て支援拠点施設。“多世代が繋がり地域の魅力を創出”という展望に応えて、利用者の活動の間に自然と関わりが生まれる空間を志向。多様な居場所を用意した上でユーザー自身での繋がり方の調整も可能とする
  • 2024.3.12Tue
    高橋勝建築設計事務所による、京都市の「黒門通の住宅」。京町家を調査診断して性能向上の改修をする計画。永く住み継がれる建築を目指し、耐震補強等を行うと同時に全ての居室が外部と繋がる平面構成に刷新。ファサードは街並みを参照した“格子戸”を用いて整える
  • 2023.12.14Thu
    竹中和哉 / 空-KEN design officeによる、大阪市の、多目的スペース「ソソラソウ」。企業ビルの最上階の一角にある交流と発信の場。与件の屋外からのアクセスを活かし、内外も繋げる高低差のある床面で空間を“緩やかに”間仕切る構成を考案。“大小様々な曲線”を導入して様々な感覚の居場所も作る
  • 2023.9.15Fri
    竹本卓也建築研究所による、大阪・豊中市の「刀根山の家」。高度地区の敷地に建つ設計者の自邸。斜線制限下でも“過不足のない家”を目指し、廊下等を設けず“14の空間”を“9の層”で繋げる構成を考案。多様な形状の開口等を散りばめて空間に更なる変化も与える
  • 2023.4.26Wed
    穂垣友康+穂垣貴子 / くらし設計室による、広島・東広島市の「西条の家」。隣地に集合住宅が建つ敷地。施主の求める“静かな暮らし”を目指し、周囲の視線を遮る為に建物を“コの字型”に配置して“中庭”を主体とする構成を考案。庭と窓の関係も操作して建築の中に様々な居場所を作る
  • 2023.4.06Thu
    赤熊宏紀建築設計事務所による、京都・北区の「大宮交通公園 特定公園施設」。民間運営のサイクルパークの管理棟。“公園と地続きにある東屋”を目指し、要求用途の配置で“ヒューマンスケール”で“裏側を持たない”建築を構築。様々な使われ方を許容する“余地を含んだ”設計も意図
  • 2023.1.16Mon
    伊庭野大輔と藤井亮介による、和歌山の「高野山 café 雫」。世界遺産の地に新設された拠点内の店舗。場所の風景と水を想起させる場を求め、地域産の木柱を“林立”させ全艶塗装のテーブルの“反射”が視覚的増幅を生む空間を考案。木立の中でくつろぐ様な体験を作り出す
  • 2022.12.12Mon
    伊庭野大輔と藤井亮介による、大阪・箕面市の「スプラインの住宅」。住宅地の端で森に隣接する敷地。緑との“豊かな関係性”構築を目指し、曲面で囲まれたテラスで“立体的な回遊性”と内部からの“多様な風景”を生成。木造の制約を意識させない“自由な建築”も意図
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    【ap job更新】 KIAS イシダアーキテクツスタジオが、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)と 秘書兼総務を募集中

    ap job 【ap job更新】 KIAS イシダアーキテクツスタジオが、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)と 秘書兼総務を募集中

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    【ap job更新】 KIAS イシダアーキテクツスタジオが、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)と 秘書兼総務を募集中
    【ap job更新】 KIAS イシダアーキテクツスタジオが、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)と 秘書兼総務を募集中Moss House
    アーキテクチャーフォトジョブボードに新しい情報が追加されました
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    KIAS イシダアーキテクツスタジオの、設計スタッフ(経験者・既卒・2024年新卒)と 秘書兼総務募集のお知らせです。詳しくは、ジョブボードの当該ページにてご確認ください。アーキテクチャーフォトジョブボードには、その他にも、色々な事務所の求人情報が掲載されています。
    新規の求人の投稿はこちらからお気軽にお問い合わせください。

    KIAS イシダアーキテクツスタジオではプロジェクト業務拡大にともない、建築意匠設計スタッフと秘書・総務スタッフを募集いたします。

    イシダアーキテクツスタジオ(KIAS)は建築家、石田建太朗の主宰する建築設計事務所です。

    2019年に設計した軽井沢の「積葉の家」は英国の建築誌が主催するAR House Award 2020の優秀賞を受賞するなど海外メディアからも高い評価を受けています。日本のみならず海外へと活動の領域を広げていくなか、チームの一員として参加してくれるメンバーを募集します。

    建築はその土地の歴史や気候そして環境を丁寧に読みとり、その文脈に呼応したスペシフィックなものでなければならないと考えています。その信念が素材や空間の設えに大きく影響することによって人を豊かにする美しい建築が成立すると信じています。

    現在、美術館や企業の本社ビルなどのプロジェクトが進行中です。コンセプトデザインの段階からRhino3D、V-Rayや模型などを使いデザインスタディを進め、デジタルモデリングで得られたデータを実施設計や現場に反映することにより造形力の高い建築作品も実現可能にしています。

    30代のスタッフを中心とした明るい職場環境で、助け合いながら知識を吸収することができます。建築設計から監理まで責任を持って誠実に取り組んでいける方、建築の可能性を広げるデザインに挑戦する仲間として参加してくれる方をお待ちしています!

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    建築求人情報
    2024.03.25 Mon 17:15
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    高塚陽介 / TYdo architectsによる、静岡・磐田市の「西新町の住宅」。通学路に面した角地での計画。プライバシーの確保と子供たちの通行を考慮し、角部を曲面とした“RC塀”を1階の個室周りに配置する建築を考案。2階のリビングは床と天井の操作で一室空間を緩やかに分節する
    photo©Kenta Hasegawa

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    architecture|feature
    建材(内装・壁)TYdo architects常盤工業高橋俊也構造建築研究所建材(内装・設備)建材(外装・建具)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・天井)建材(外装・床)図面あり磐田高塚陽介長谷川健太静岡住宅
    高塚陽介 / TYdo architectsによる、静岡・磐田市の「西新町の住宅」。通学路に面した角地での計画。プライバシーの確保と子供たちの通行を考慮し、角部を曲面とした“RC塀”を1階の個室周りに配置する建築を考案。2階のリビングは床と天井の操作で一室空間を緩やかに分節する外観、北東側道路より見る。 photo©Kenta Hasegawa
    高塚陽介 / TYdo architectsによる、静岡・磐田市の「西新町の住宅」。通学路に面した角地での計画。プライバシーの確保と子供たちの通行を考慮し、角部を曲面とした“RC塀”を1階の個室周りに配置する建築を考案。2階のリビングは床と天井の操作で一室空間を緩やかに分節する外観、RC塀 photo©Kenta Hasegawa
    高塚陽介 / TYdo architectsによる、静岡・磐田市の「西新町の住宅」。通学路に面した角地での計画。プライバシーの確保と子供たちの通行を考慮し、角部を曲面とした“RC塀”を1階の個室周りに配置する建築を考案。2階のリビングは床と天井の操作で一室空間を緩やかに分節する2階、手前:ダイニング、奥:リビング photo©Kenta Hasegawa

    高塚陽介 / TYdo architectsが設計した、静岡・磐田市の「西新町の住宅」です。
    通学路に面した角地での計画です。建築家は、プライバシーの確保と子供たちの通行を考慮し、角部を曲面とした“RC塀”を1階の個室周りに配置する建築を考案しました。また、2階のリビングは床と天井の操作で一室空間を緩やかに分節しています。

    静岡県磐田市の住宅街の中に計画した夫婦と子供2人のための木造二階建の住宅です。

    施主は、家族一人ずつの個室と、家族が集える大きなリビングを要望した。
    敷地は、北東側二面が道路に接しており、小学校の通学路でもありつつ保育園とその送迎用駐車場の間の角地にある。

    建築家によるテキストより

    まずは個室を1階にまとめ、道路に面してRCの塀を設けることで視線をカットすることでプライバシーを確保するものとし、家族が集うリビングを2階に配する計画とした。

    建築家によるテキストより

    RC塀は道路に沿って敷地を取り囲むが、花壇を配したり、隅切り部はR形状とするなど、子どもの通行に配慮した形状とし、また、RC塀の内側はサウナ後の水浴び、外気浴スペースとして周囲から遮断した屋外空間として利用するため、高いプライベート性を確保するという側面も担っている。また、躯体から出た庇と統一した意匠とすることで一体化させ、庇とRC塀がつくるスリットの存在も印象的なものにした。

    2階に配したリビングは、天井と床高さをゾーンによって変化を与えワンルーム空間を緩やかに分節している。また、その分節は2つのバルコニーともつながり、屋外リビングとしてのバルコニー、通風、採光用のバルコニーという性格をより強固なものにした。

    建築家によるテキストより
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    建材(内装・壁)TYdo architects常盤工業高橋俊也構造建築研究所建材(内装・設備)建材(外装・建具)建材(外装・壁)建材(外装・屋根)建材(内装・天井)建材(外装・床)図面あり磐田高塚陽介長谷川健太静岡住宅
    2024.03.25 Mon 05:28
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    最も注目を集めたトピックス[期間:2024/3/18-3/24]

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    architecture|feature
    最も注目を集めたトピックス
    最も注目を集めたトピックス[期間:2024/3/18-3/24]

    アーキテクチャーフォトで、先週(期間:2024/3/18-3/24)注目を集めたトピックスをまとめてご紹介します。リアルタイムでの一週間の集計は、トップページの「Weekly Top Topics」よりご覧いただけます。


    1. 神出顕徳 / 3411 STUDIOによる、和歌山市の「神前の家族葬会館」。幹線道路が交差する角の敷地。情報化社会での“建築形態”を考慮し、街のスケールとの“整合性”も意図した量塊を二分割する建築を考案。内部では精度の高い“お見送り”の場として“木架構が連続”する空間を作る
    2. 森下陽 / AMPによる、静岡・掛川市の、住宅兼アトリエ「原里の欄間」。山裾のレッカーの進入が難しい敷地。大きな制作の場を備えた可変性のある住まいを求め、105角材の“トラス”梁を用いた自由な空間が連なる建築を考案。外周の高窓等から生活が滲みだし地域との繋がりも生まれる
    3. 柿木佑介+廣岡周平 / PERSIMMON HILLS architectsによる、東京・港区の「WOWK芝公園」。現代社会における在り方を追求した賃貸事務所ビル。交流を促し“都市の新しい風景”となる建築を目指し、避難階段の配置と量塊の操作で“基準階を壊す”設計を実施。都市構造の立体化での新旧風景の接続も意図
    4. 桑原淳司建築設計事務所による、大阪の住戸改修「豊中の家」。閑静な住宅地にある集合住宅の中での計画。“上質で洗練された空間”の要望に、様々な種類の“素材”や“照明”の使い方に注力する設計を志向。既存サッシの内側に設けた造作建具は上質さと共に機能性も向上させる
    5. 高塚陽介 / TYdo architectsによる、静岡・磐田市の「西町の住宅」。祭典が盛んな地区での計画。祭り仲間で話し合える場を持つ住居との要望に、人が集まる“半屋外リビング”と“家族リビング”を備えた建築を考案。二つの居間の間に中庭を設けて必要に応じて空間の分節も可能にする
    6. 丹羽隆志アーキテクツによる、ベトナムの飲食店「矢澤ハノイ」。歴史あるヴィラを改修した焼肉の店。調理に用いられる“鉄”に着目し、鉄で彩った空間が連続して風景となる建築を志向。地域で普及する“鋳物”で店名を参照した“紋章”を作ってスクリーン等の様々な場所に用いる
    7. 浅利幸男 / ラブアーキテクチャーによる、東京・品川区の集合住宅「蓮山居 市中の立体山居」。袋小路の突当りの敷地。“生き生きと体験”される建築を求め、厳しい与件を解いて生まれた専有部と共用部を“茶室と露地の関係”に見立てる設計を志向。建物の詳細部分は“山々”や“茶庭”等を想起させる様に作る
    8. 藤原徹平 / フジワラテッペイアーキテクツラボによる、東京・大田区の、集合住宅「チドリテラス」。“コーポラティブハウス”として計画。元の土地所有者の意思に応え“庭と共生する建築”を求め、“雁行配置”で多くの樹木を残して建物の存在感も軽減。住戸と庭の在り方を追求して“18戸18タイプ”を設計
    9. OSTR / 太田翔+武井良祐による、大阪市の「大阪サウナDESSE」。都心のビルの中に計画された温浴施設。閉鎖的な状況で“日常の延長”としての空間を目指し、多様な動線がある“庭のような建築”を志向。異なる特徴を持つ7つのサウナをフロアに点在させて“川的な風景”で繋げる
    10. 勝野大樹 / 勝野建築事務所による、長野・上伊那郡の「ハウスKA」。かつての典型的な間取りの住居を改修。日照の良い場に“お座敷”が位置する既存に対し、平面構成の基準を“接客”から“家族”へと変更する設計を志向。元座敷を欄間等を再活用した“開放的雰囲気”のLDKに転用
    11. 谷口幸平 / and to 建築設計事務所による、福岡の「ラジアルアンプハウス」。再開発が進む建て込んだ市街地での計画。“実際の空間以上の豊かさ”の獲得を求め、“建築や土地の境界”を越えて意識を拡げる建築を志向。屋根を構成する“垂木”の操作で“感覚”を外の世界へと拡張させる
    12. 小松隼人建築設計事務所による、大阪市の「帝塚山の家」。住宅が密集した“閉塞的な印象”の敷地。緑に溢れ光と風を体感できる空間を目指し、“性格の異なる庭”を南北に配置する構成を考案。南庭では水平方向にも連続する“ブリーズソレイユ”で柔らかな光を導入する
    13. 宮部浩幸+清水均 / SPEACによる、東京・中央区の「兜町第7平和ビル」。既存ビルの地上階の一部を改修して“オープンスペース”にする計画。人々が滞留する場の創出での、街とビルの居心地と存在感の向上を志向。“街の文脈との連続性”も意図してエリアの歴史や痕跡を設計に参照
    14. 山本嘉寛建築設計事務所による、大阪市の住宅「木川の長屋」。かつての長屋街のビルの谷間に建つ住宅の建替。多様な設えが可能な住まいとして、全体を8つに区画して其々の“間”の繋がりを“戸”の開閉で変えられる建築を考案。2つの広縁を適切に配置して採光と通風も確保
    15. 村上譲+菊田康平 / Buttondesignによる、東京・荒川区の住戸改修「尾久のアパートメント」。陽当たりと風通しの良い建物角の区画。集合住宅でも“開放的な空間”との要望に、外部との繋がり等で“空間の広がり”を創出する設計を志向。触覚に着目して床に屋外を感じさせる“砂利の洗い出し仕上げ”を用いる
    16. 「葛西臨海水族園のリニューアルについて」(東京都建設局)。谷口吉生の建築は保存され、有識者と利用方法に関して意見交換を行うとのこと。これまでの経緯のまとめも掲載
    17. 国立新美術館での展覧会「マティス 自由なフォルム」の入場チケットをプレゼント。最晩年に取り組んだ“ヴァンスのロザリオ礼拝堂”にも焦点をあてる展示。礼拝堂の“内部や時間の流れを再現した空間”や“マティスのドローイングが施された模型”も公開
    18. “演劇的な写真表現”を特徴とする写真家Gottinghamによる、東京・台東区での展覧会「オープンスタジオのためのオープンスタジオ」が開催。作家のスタジオが入居する建物が会場。オリジナルプリント作品に加え、近年取り組んでいるマチエールや透過原稿の制作研究も紹介
    19. 藤本壮介へのインタビュー動画。建築家を目指した背景や、設計した北海道の複合施設について聞く内容。2024年2月に公開されたもの
    20. 山口誠デザインによる、東京・台東区の、オフィスビル「MONOSPINAL」。ゲーム制作会社の本社。従業員の“集中力”と“リラックス”のバランス確保を目指し、環境要素も向上をさせる“斜壁”を持つ建築を考案。小スケールの素材を集積をさせる仕上げで“あらたな風景”を作る

    • 過去の「最も注目を集めたトピックス」はこちらでどうぞ
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    最も注目を集めたトピックス
    2024.03.25 Mon 05:28
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    2024.3.24Sun
    • ピーター・ズントーとインドの建築家アブハ・ナレイン・ランバーの対談の動画。アブハはコルビュジエのチャンディーガル等の保存も手掛ける人物。2024年2月に行われたもの
    • ピーター・ズントーとビジョイ・ジェインの対談の動画。ID Symposium 2024の一環として2024年2月に行われたもの
    2024.3.26Tue
    • 村上譲+菊田康平 / Buttondesignによる、山形市の「山形の家」。雪が降りカーポートも必要な地域。“繋がりのある”住まいとの要望に、カーポート・庭・建築を“軒下”空間を介して接続する構成を考案。内部でも“高断熱仕様”を活かして全体を“ひとつの大きな部屋”の様に作る

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