SHARE TAKT PROJECTによる、ミラノデザインウィーク2017でのアイシン精機のためのインスタレーション「Visible Motion」
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TAKT PROJECTによる、ミラノデザインウィーク2017でのアイシン精機のためのインスタレーション「Visible Motion」です。
自動車を構成する部品の数は、およそ3万点と言われています。
それら全ての部品が相互に協調しあうことで、モビリティーとしての車の動きが生まれています。また、自動運転に代表される新しい自動車のあり方は、人とモビリティーの関係性において新しい地平線を示しています。先進的な技術とは、部品同士を美しく調和させるとともに、人と車の「美しい動き」の関係性を創り上げるものだと考えます。
自動車を構成する部品の多くを製造し、自動車を内部から支え、人とモビリティーの新しい関係性を創り上げるアイシン精機の技術。それは、車の内部におさまった形としては目に見え難いものですが、それらの技術がつくり出す最も大切なものを「美しい動き」と考え、表現する事で、先進的なアイシン精機の技術を表現する事を目指しました。
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以下、デザイナーによるテキストです。
自動車を構成する部品の数は、およそ3万点と言われています。
それら全ての部品が相互に協調しあうことで、モビリティーとしての車の動きが生まれています。また、自動運転に代表される新しい自動車のあり方は、人とモビリティーの関係性において新しい地平線を示しています。
先進的な技術とは、部品同士を美しく調和させるとともに、人と車の「美しい動き」の関係性を創り上げるものだと考えます。
自動車を構成する部品の多くを製造し、自動車を内部から支え、人とモビリティーの新しい関係性を創り上げるアイシン精機の技術。それは、車の内部におさまった形としては目に見え難いものですが、それらの技術がつくり出す最も大切なものを「美しい動き」と考え、表現する事で、先進的なアイシン精機の技術を表現する事を目指しました。
特殊な流体が張られた大きな水盤に、タイヤの接地面が立体的な形としてあらわれ、優美な弧を描き、壮快に走り去り、動きの軌跡だけが表現されます。それは、実体としての自動車の外観ではなく、自動車そのものの美しい動きであり、気配としての表現です。
また、大きな水盤と鑑賞者が対峙する事で、動きと鑑賞者が出会い、人とモビリティーとの関係性を生み出し、体験として強く印象づけます。
本来は車の内側にあるアイシン精機の先進的な自動車技術を、その技術が創り出す「美しい動き」だけで表現する事で、アイシン精機が目指す人とモビリティーの関係性の創造を端的に伝え、想起させるインスタレーションです。
■作品概要
client:アイシン精機株式会社(http://www.aisin.co.jp)
project name:Visible Motion
(http://www.aisin.com/events/milano2017/exhibits.html)
duration:2017/04/4-4/9
space: 約135 ㎡
Material: 磁性流体 / アルミニウム / 電子基板 / アクリル / ネオジウム磁石 / メラミンボード
creative direction & design:TAKT PROJECT Inc.
producer:TRUNK Ltd. (http://www.trunk-design.jp)
production partner:Nomena Inc. (http://nomena.co.jp)
sound design:Oyster Inc. (http://takahashi-takuya.com)
Release:Apr.2017
Photo & movie:大木大輔