architecturephoto®

  • 特集記事
  • 注目情報
  • タグ
  • 建築
  • アート
  • カルチャー
  • デザイン
  • ファッション
  • 書籍
  • 展覧会
  • コンペ
  • 動画
  • テレビ
  • すべてのタグ

建築求人情報

Loading...
2018.12.11Tue
2018.12.10Mon
2018.12.12Wed
山本理顕が設計を手掛ける、愛知の名古屋造形大学新キャンパスの画像とコンセプト

12,135.33山本理顕が設計を手掛ける、愛知の名古屋造形大学新キャンパスの画像とコンセプト

architecture|feature
名古屋山本理顕愛知教育施設
山本理顕が設計を手掛ける、愛知の名古屋造形大学新キャンパスの画像とコンセプト image courtesy of 山本理顕設計工場

山本理顕設計工場が設計を手掛ける、愛知の名古屋造形大学新キャンパスの画像とコンセプトです。山本は2018年4月に同大学の学長に就任していました。ニュースサイトでも移転がトピックとして取り上げられています。

これからの名古屋造形大学について

「都市美・ CITY BEAUTIFUL」

 かねてから名城2丁目への移転を熱望してきた名古屋造形大学は、その実現を契機として「都市美」を大学の芸術活動の中心理念にしたいと考えています。それは“美しい都市は住みやすい都市である”という確信に基づいています。自らが住んでいる場所に愛着を持ち、そして誰もがそれを美しいと思えるような都市空間をつくることが、住みやすい都市につながるのだと思います。住みやすい都市、美しい都市をつくる主体はその都市の住民です。その住民の人たちと共に「都市美」を実現していきたいと考えます。 大学における芸術活動は単に自らのスキルを磨くだけではなく、地域社会の人びとの生活をより快適にし、そして美しい環境をつくるための活動であると考えます。積極的に名古屋の地域性に関わって、美しい街の景観をつくる活動をその中心にしたいと考えます。名古屋は企業活動を中心にした都市という印象がありますが、実際には伝統的な文化・芸術活動が豊富に潜在しています。それを再発見するだけではなく、名古屋の未来に貢献する新たな文化・芸術活動の拠点にしたいと考えます。「都市美」と深く関わることによって、日本の新たな芸術運動をこの名古屋からつくり出していきたいと考えます。

「地域社会」
 地域社会に貢献する人材を育てたいと考えます。名古屋という地域だけではなく、様々な地域で活躍する人材を育てます。美しい都市環境、美しい地域社会をつくるために何ができるのか。それを考える能力を持った人たちです。今の日本社会の中で最も求められている人材です。

以下の写真はクリックで拡大します

山本理顕が設計を手掛ける、愛知の名古屋造形大学新キャンパスの画像とコンセプト image courtesy of 山本理顕設計工場
山本理顕が設計を手掛ける、愛知の名古屋造形大学新キャンパスの画像とコンセプト image courtesy of 山本理顕設計工場
山本理顕が設計を手掛ける、愛知の名古屋造形大学新キャンパスの画像とコンセプト image courtesy of 山本理顕設計工場
山本理顕が設計を手掛ける、愛知の名古屋造形大学新キャンパスの画像とコンセプト image courtesy of 山本理顕設計工場
山本理顕が設計を手掛ける、愛知の名古屋造形大学新キャンパスの画像とコンセプト image courtesy of 山本理顕設計工場
山本理顕が設計を手掛ける、愛知の名古屋造形大学新キャンパスの画像とコンセプト image courtesy of 山本理顕設計工場

名古屋造形大学の5つの領域について

〈美術領域〉従来までの、油画、日本画、彫刻、コンテンポラリーアートという分野に分けるという考え方は、それぞれの分野の純粋性・自立性を保つためには有効ですが、その相互の関係を構築するためにはむしろ弊害になっている傾向もあると思います。それぞれを美術領域という一つの研究領域に統合した上で、それぞれの研究者が相互に関わり合い自由に活動できる環境を目指したいと思います。美術領域は、美術とは何か、芸術とは何か、という本質的な問いかけを含んでいます。正確に言えば“美術理論”というべき領域です。大学教育の芸術理論の根幹を担います。
〈映像文学領域〉すぐれた文学作品の情景描写は、その情景の中にいる登場人物の内面をも描写します。読者はその情景を想像し(頭の中で映像化し)、登場人物の心の動きを想像することができます。一方でマンガ作品という表現形式はその情景を映像として描写します。すぐれたマンガ作品においては、活字による説明がなくても、読者はその登場人物の心の動きを推し量ることができます。それはアニメーション、CG、イラストレーションなどの表現形式にも強い影響を与えたと思います。その作品性の中心は、読者と登場人物に仮託された作家との会話です。こうした画像作品の作品性は、二十世紀の日本で文学作品としての一つの高みに達したと思います。その総体を映像文学という新たな研究領域として立ち上げます。

〈地域社会圏領域〉
「建築」「インテリア」分野という考え方は、建築空間をあまりにも狭い研究領域に閉じ込めてしまっていると思います。建築空間とは「それ自身であると同時に周辺地域社会との関係」です。建築と周辺環境・地域社会との関係を強く意識した研究活動を目指したいと考えます。それは同時に一つの領域性を持った地域社会(地域社会圏)の構築を目指すことだと思います。都市環境のためのサイン・デザイン(グラフィック・デザイン)、あるいは地域社会に固有の交通機関(プロダクト・デザイン)のような新たなデザイン活動が創造されることを目指します。

〈空間作法領域〉
私たちの日常の様々な身体行為は、ただ自己の意志のみに従って行われているわけではありません。他者に対する気配りと共にその行為を行っています。一つの空間の中において、他者に対する気配りと共にある身体行為は「作法」と呼ばれています。身体行為に伴う物のデザインとは、プロダクト・デザインやファッション・デザイン、アクセサリー・デザイン、グラフィック・デザインあるいはカトラリー・デザインもそうだと思います。そうしたデザインをただ機能に基づくデザインと考えるのではなく、“他者と共に居る空間”の中で他者への気配りとして考える、それが空間作法という考え方です。

〈情報表現領域〉
数値化された情報を、単にそれを数値として処理するのではなくて、視覚(聴覚、触覚)の情報として処理することによって発信者と受け手との関係は劇的に変わりました。視覚情報としての豊かな表現はそれ自体自立した映像表現になると思われます。

各領域相互の関係名古屋造形大学の教育・研究理念の中心は「都市美」です。それぞれの領域は美しい生活環境をつくることを目指します。そのためには、それぞれの領域は相互に関係する必要があります。「美術領域」は「映像文学領域」と深く関係していると思われます。また、「地域社会圏領域」と「空間作法領域」も深く関わっています。空間作法の美学が成り立つためには、その作法の舞台である「地域社会圏」が予め存在することが前提です。「情報表現領域」は、今後、都市情報を視覚化しようとするときに重要な役割を果たすと思われます。他の領域との関係の中心的な役割を担うと思われます。5つの領域相互の関係こそが、大学の新たな芸術理念をつくり出していくのだと思います。

  • 12,135.33
  • 268
  • 22
  • 0
  • 9
名古屋山本理顕愛知教育施設
2018.12.11 Tue 15:04
0
permalink

#山本理顕の関連記事

  • 2020.8.01Sat
    /
    山本理顕へのインタビュー「ウィルス、個人、家族、地域、国家の間を設計する」(聞き手:伊藤孝仁・川勝真一・辻琢磨・能作文徳)
  • 2018.9.20Thu
    /
    山本理顕への、浅子佳英によるインタビュー「閾、個室、水まわり──そして未来のコミュニティへ」
  • 2018.3.23Fri
    /
    山本理顕のチームが勝利した、台湾の「桃園市立美術館」の計画案のCG動画
  • 2018.3.06Tue
    /
    山本理顕のチームが、台湾の「桃園市立美術館」設計コンペに勝利
  • 2018.3.05Mon
    /
    山本理顕に、学生時代の話から、建設中のチューリッヒ国際空港の複合施設まで幅広く聞いているインタビュー
  • 2018.2.13Tue
    /
    山本理顕が審査委員長を務める、生活圏と経済圏が混在してコミュニティが成り立つ実作品を表彰するアワード「LOCAL REPUBLIC AWARD」が作品を募集中。最優秀賞は200万円。
  • 2017.12.26Tue
    /
    山本理顕が、名古屋造形大学の学長に就任することに
  • 2017.3.03Fri
    /
    妹島和世・山本理顕・大西麻貴が、新しくY-GSA(横浜国立大学 / 都市イノベーション学府)でスタジオを持つことに
  • 2017.1.05Thu
    //
    安藤忠雄や山本理顕などの建築を舞台に撮影が行われた、リドリー・スコット製作総指揮の映画の予告動画
  • view all
view all

#名古屋の関連記事

  • 2021.2.08Mon
    河部圭佑建築設計事務所による、いくつものゆるやかなアイデアを融合する方法論を試行した「名古屋みなとのアトリエ住居」 / 辻琢磨による本作品の論考「納まりの海に浮かべられた色彩と幾何学」
  • 2020.12.10Thu
    小林良孝建築事務所による、愛知・名古屋市の、集合住宅の一住戸を改修した事務所兼住宅「House I」
  • 2020.12.07Mon
    野中あつみ+三谷裕樹 / ナノメートルアーキテクチャーによる、愛知・名古屋市の、RC造賃貸集合住宅の一室を改修した自邸「東山の応接住宅」
  • 2020.11.24Tue
    神谷勇机+石川翔一 / 1-1 Architectsによる、愛知・名古屋市の住宅「House IT 三方吹抜けと密度」
  • 2020.11.12Thu
    岸本貴信 / CONTAINER DESIGNによる、愛知・名古屋市の住宅「天白区梅が丘の家」
  • 2020.9.04Fri
    /
    五十嵐太郎による連載・反東京としての地方建築を歩く の11回目「終わらないトリエンナーレとしての名古屋の建築」
  • 2020.7.03Fri
    坂茂の設計で建設が進められている、愛知・名古屋市の、木質免震構造オフィスビル「タマディック名古屋ビル」
  • 2020.4.13Mon
    篠元貴之 / rhyme designによる、愛知・名古屋市の、集合住宅の一住戸の改修「小さなガリバーに捧ぐ部屋」
  • 2020.1.21Tue
    宇野友明による、愛知・名古屋市の住宅「扇町の家」
  • 2020.1.17Fri
    宇野友明による、愛知・名古屋市の住宅「よもぎ台の家」
  • view all
view all

建築求人情報

Loading...

 

    公式アカウントをフォローして、見逃せない建築情報を受け取ろう。

    30,361
    • Follow
    33,417
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    この日更新したその他の記事

    衛星画像と3D画像を使用し、誰でも空撮のようなアニメ動画が作成できるツール「Google Earth Studio」が公開

    865.07 衛星画像と3D画像を使用し、誰でも空撮のようなアニメ動画が作成できるツール「Google Earth Studio」が公開

    architecture|culture
    テクノロジー
    衛星画像と3D画像を使用し、誰でも空撮のようなアニメ動画が作成できるツール「Google Earth Studio」が公開されています
    www.google.com

    衛星画像と3D画像を使用し、誰でも空撮のようなアニメ動画が作成できるツール「Google Earth Studio」が公開されています。こちらに概要がまとまったニュース記事があります。建築プレゼンテーションの場面等でも活用できそうです。
    以下は、同サービスのPR動画です。

    • 865.07
    • 17
    • 4
    • 0
    • 0
    テクノロジー
    2018.12.11 Tue 14:17
    0
    permalink
    アイレス・マテウスが増築を計画している、フランス・トゥールーズの「オーギュスタン美術館」の画像

    292.82 アイレス・マテウスが増築を計画している、フランス・トゥールーズの「オーギュスタン美術館」の画像

    architecture|art|remarkable
    アイレス・マテウスフランス美術館・博物館
    アイレス・マテウスが増築を計画している、フランス・トゥールーズの「オーギュスタン美術館」の画像がarchdailyに掲載されています
    www.archdaily.com

    アイレス・マテウスが増築を計画している、フランス・トゥールーズの「オーギュスタン美術館」の画像が9枚、archdailyに掲載されています。オーギュスタン美術館は元修道院を改修した美術館です。公式サイトはこちら。

    • 292.82
    • 2
    • 4
    • 0
    • 0
    アイレス・マテウスフランス美術館・博物館
    2018.12.11 Tue 14:03
    0
    permalink
    Diorのショーの中心に配置された、近未来的なロボットをデザインした空山基へのインタビューと、メイキングの様子を収録した動画

    967.14 Diorのショーの中心に配置された、近未来的なロボットをデザインした空山基へのインタビューと、メイキングの様子を収録した動画

    art|design|fashion|video
    インタビュー空山基

    Diorのショーの中心に配置された、近未来的なロボットをデザインした空山基へのインタビューと、メイキングの様子を収録した動画です。ショーは東京のテレコムセンターで行われました。また、この中心に据えられた高さ11mのロボットの兆候の台座を、構造家の金田泰裕が設計したとの事。(金田は、403dajibaなどのアトリエ系建築家の構造を多数手がけていることでも知られています。)

    以下は、ショーの動画です。

    • 967.14
    • 14
    • 8
    • 0
    • 0
    インタビュー空山基
    2018.12.11 Tue 08:47
    0
    permalink
    2018.12.10Mon
    • 「改正建築士法が成立、建築士試験が実務経験なしで受験可能に」(日経XTECH)
    • 藤本壮介らによる、フランス・モンペリエの、大きく張り出したベルコニーの連なりが特徴的な集合住宅・オフィス・ギャラリーなどの複合施設の、ほぼ完成した外観写真
    • ズントー事務所のプロジェクトリーダーを務める杉山幸一郎の連載エッセイの最新回「建築をつくること」が公開
    • 最も注目を集めたトピックス [期間:2018/12/3-12/9]
    2018.12.12Wed
    • 『建築と日常』も手掛ける編集者の長島明夫による、東京写美での展示「建築×写真 ここのみに在る光」のレビュー
    • UNスタジオによる、シンガポールの高層ビル「V on Shenton」の写真
    • 【ap job更新】 株式会社 AUAU建築研究所が、設計スタッフ(正社員)を募集中
    • ハーバード大学GSDの、インスタグラムアカウントの運用が緻密で驚かされます
    • 平田晃久のウェブサイトがリニューアルしています

    Subscribe and Follow

    公式アカウントをフォローして、
    見逃せない建築情報を受け取ろう。

    「建築と社会の関係を視覚化する」メディア、アーキテクチャーフォトの公式アカウントです。
    様々な切り口による複眼的視点で建築に関する情報を最速でお届けします。

    30,361
    • Follow
    33,417
    • Follow
    • Follow
    • Add Friends
    • Subscribe
    • 情報募集/建築・デザイン・アートの情報を随時募集しています。
      More
    • メールマガジン/ メールマガジンで最新の情報を配信しています。
      More

    architecturephoto® News Letter(β)

    メールマガジンで更新情報を配信を予定しています。
    ただいま事前登録受付中。

    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • 特定商取引法に関する表記
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    Copyright © architecturephoto.net.

    • 建築
    • アート
    • カルチャー
    • デザイン
    • ファッション
    • 書籍
    • 展覧会
    • コンペ
    • 動画
    • テレビ
    • 特集記事
    • 注目情報
    • タグ
    • アーキテクチャーフォト ジョブボード
    • アーキテクチャーフォト・ブック
    • アーキテクチャーフォト・プロダクト
    • ホーム
    • アーキテクチャーフォトについて
    • 特定商取引法に関する表記
    • 広告掲載について
    • お問い合わせ/作品投稿

    メールマガジンで最新の情報を配信しています

    この記事をシェア
    タイトルタイトルタイトルタイトルタイトル
    https://architecturephoto.net/permalink
    -1
    -1
    -1
    -1

    記事について#architecturephotonetでつぶやいてみましょう。
    有益なコメントは拡散や、サイトでも紹介させていただくこともございます。

    architecturephoto®
    • black
    • gray
    • white