SHARE 青木淳が内装デザインを担当する、東京・渋谷の、JTBが運営する観光支援機能とアートセンター機能を備えた施設「shibuya-san」が2019年12月に開設予定
青木淳が内装デザインを担当する、東京・渋谷の、JTBが運営する観光支援機能とアートセンター機能を備えた施設「shibuya-san」が2019年12月に開設されるそうです。
ここでは、現時点で公開されているイメージ画像を紹介します。
この施設名称は、「渋谷 + さん(敬称)」の造語で、初めて渋谷に訪れる外国人にも親しみをもって呼んで頂きたいという意味を込めたものです。ロゴマークはインフォメーションセンターのピクトマークである「i」マークを擬人化させ制作しました。
スマートフォンをはじめとしたオンラインで簡単に観光情報が手に入る今の時代だからこそ、ツーリストがローカルの人々と深くつながり、交わり、“シブヤの街の一員になれた”と実感できるような体験・交流の場を創出していきたいと考えています。
「shibuya-san」には観光支援機能とアートセンター機能とがあります。なぜこの小さな空間にアートセンター機能を併設するのか。それは、国境を越えて伝わるアートには、世界の人と渋谷の人とを混ぜる力があると考えているからです。退屈な観光案内所ではない、静的な美術館でもない、小さな空間であってもアートの力を触媒に人と人とが出会うことで、そこから新しい文化が生まれていく拠点としたいと考えています。
・観光支援機能:渋谷の一員になれる場所
・アートセンター機能:アートをきっかけに世界と渋谷が交わる場所
以下の写真はクリックで拡大します
本施設では、外国人留学生を中心に、欧米やアジアをはじめとした様々な国籍の外国人スタッフが“観光コンシェルジュ”となり、“外国人目線”で多様な渋谷の魅力を伝えていきます。
また、これまでのツーリストインフォメーションセンターでは通例であった対面カウンターでの観光案内を廃止し、訪れるツーリストに寄り添った観光案内を提供します。
さらに、世界108都市39ヶ国で展開するシティガイド「タイムアウト」の東京版、「タイムアウト東京」が製作・編集する英語版のガイドマップを施設内に設置し、観光情報を提供します。
本施設は、日本初のアートセンター併設型観光支援施設です。
渋谷駅前という好立地を活かし、アートを通じた多様な体験機会を提供していきます。「旅・都市・人」に着目し、展示や公演だけではなく、参加や体験を通じてアーティストと交流できる事業を展開します。また、日本や世界各地のアート拠点と連携することで、異文化が混ざり合うダイナミックな表現の場を目指します。これらの活動を通じ、従来からある渋谷カルチャーの土壌に、新たな文化を混ぜ合わせ、渋谷をより刺激的で魅力的な場所とすることに貢献します。
小さなアートセンター「shibuya-san」は、アートをきっかけに、世界の人と渋谷の人とが交流できる、すべての人々へとひらかれた多様性ある文化拠点を目指します。